JP3626048B2 - 電気機器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、オーディオ機器等の電気機器に係り、詳しくは消費電力を低減できるパワーオン信号待機機能付き電気機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
オーディオ機器におけるマイクロコンピュータは、パワースイッチリレーのオフ中は、ワイヤレスリモコンからのパワーオン信号の受信、及びオーディオ機器本体におけるパワー指示キー等の手動操作によるパワーオン指示について待機するとともに、パワースイッチリレーのオン中は、ワイヤレスリモコンからの各種のユーザ指示に従って各種の処理を実施するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
オーディオ機器等のマイクロコンピュータ装備の電気機器においては、マイクロコンピュータは、パワーオン指示待機中及びパワーオン中の両方において作動用電力を確保される必要があるが、パワーオン指示待機中は必要電力が比較的小さいにもかかわらず、パワーオン中の必要電力確保のために、必要以上の電力を消費している。
【0004】
この発明の目的は、そのようなマイクロコンピュータ装備の電気機器において、機能に支障を与えることなく、消費電力を低減することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明の電気機器(10)は、
パワーオン指示待機中及びパワーオン中に商用交流電源から二次電流を誘起される第1の二次コイル(14)、
パワーオン中のみ商用交流電源から二次電流を誘起される第2の二次コイル(26)、
第1の二次コイル(14)の二次電流の整流電流により充電される第1のコンデンサ(16)、
第2の二次コイル(26)の二次電流の整流電流により充電される第2のコンデンサ(31)、
第1のコンデンサ(16)の電圧より第1の直流定電圧を生成する第1の直流定電圧生成器(19)、
第2のコンデンサ(31)の電圧より第2の直流定電圧を生成する第2の直流定電圧生成器(32)、
第1の直流定電圧を供給されパワーオン指示待機中及びパワーオン中の両方において作動するマイクロコンピュータ(20)、
第2の直流定電圧を供給されて作動する直流電気素子(34)、及び
第2のコンデンサ(31)から第1のコンデンサ(16)へ順方向となるように第2のコンデンサ(31)と第1のコンデンサ(16)との間に介在する第1の半導体スイッチング素子(45)、
を有している。
第1のコンデンサ(16)は、パワーオン指示待機中、第1の二次コイル(14)の二次電流の整流電流により充電されて、第1の直流定電圧生成器(19)の動作保証最小入力電圧を保持する。第2のコンデンサ(31)は、パワーオン中、第2の二次コイル(26)の二次電流の整流電流により充電されて、第2の直流定電圧生成器(32)の動作保証最小入力電圧を保持するとともに、第1の直流定電圧生成器(19)の入力電圧が第1の直流定電圧生成器(19)の動作保証最小入力電圧未満に下降する前に、第1の半導体スイッチング素子(45)を介して第1のコンデンサ(16)を充電して、第1の直流定電圧生成器(19)の入力電圧を第1の直流定電圧生成器(19)の動作保証最小入力電圧以上に保持するようになっている。
【0006】
電気機器(10)には、AV機器(さらに、AV機器には、オーディオ機器、ビデオ機器、及びテレビが含まれる。)、電話機、fax機、複写機、電子ピアノ、現金自動支払機、保安機、及び監視機等、種々の電気機器を含むものとする。半導体スイッチング素子には、少なくともダイオード及びトランジスタが含まれる。
【0007】
第1の直流定電圧生成器(19)を含む直流定電圧生成器がその直流定電圧の生成を保証されるためには、その直流定電圧生成器において入力電圧が所定値以上に保持される必要がある。
【0008】
電気機器(10)へのパワーオン(=電力入)指示は、例えば、ハンディ型のワイヤレスリモコンから送信されたり、ユーザが電気機器本体に装備のパワーキーを操作することにより、行われる。通常の電気機器(10)におけるワイヤレスリモコンでは、ワイヤレスリモコンのパワーキーをユーザが操作すると、ワイヤレスリモコンからマイクロコンピュータ(20)へパワーオン信号が送信されるが、ある種の電気機器(10)では、ワイヤレスリモコンのパワーキー以外、例えば、チューナやMDやCDやテープの選択キーが装備されている場合にそのような選択キーを操作しても、ワイヤレスリモコンからマイクロコンピュータ(20)へそれらの選択指示と共にパワーオン指示が送られるようになっている。直流電気素子(34)には、電気機器(10)内の電子モジュール、モータ、回路素子、及び回路基板を含むものとする。
【0009】
第1の直流定電圧生成器(19)は、電気機器(10)のパワーオフ中(=パワーオン指示待機中)も、第1の二次コイル(14)の二次電流の整流電流により充電される第1のコンデンサ(16)の電圧を入力されて、第1の直流定電圧を生成し、マイクロコンピュータ(20)は、ワイヤレスリモコンからのパワーオン信号の受信を待機し、パワーオン信号を受信するや、電気機器(10)をパワーオンするようになっている。したがって、パワーオン指示待機中、マイクロコンピュータ(20)がパワーオン信号の受信を検出して、電気機器(10)をパワーオンできる電力(好ましくは消費電力抑制のために、必要最小限の電力)を確保されるように、パワーオン指示待機中の二次電流を設定される。
【0010】
パワーオン中では、商用交流電源から第2の二次コイル(26)に二次電流が誘起され、第2の二次コイル(26)の二次電流の整流電流は、第2のコンデンサ(31)を充電し、第2の直流定電圧生成器(32)は、第2のコンデンサ(31)の電圧を入力されて、第2の直流定電圧を生成し、直流電気素子(34)は第2の直流定電圧生成器(32)の第2の直流定電圧を供給される。マイクロコンピュータ(20)は、パワーオン中ではパワーオン指示待機中より大きい電力を必要とするのが通常であるが、第1の二次コイル(14)の二次電流の整流電流のみによる第1のコンデンサ(16)の充電では、第1の直流定電圧生成器(19)の動作保証最小入力電圧の確保が困難になる。そのような場合には、第1のコンデンサ(16)の電圧が適当に降下して、第1の半導体スイッチング素子(45)がオンになり、第2の二次コイル(26)の二次電流の整流電流の一部が第1の半導体スイッチング素子(45)を介して第1のコンデンサ(16)を充電し、第1の直流定電圧生成器(19)の入力電圧が動作保証最小入力電圧以上に保持される。
【0011】
こうして、パワーオン指示待機中では、マイクロコンピュータ(20)の作動を支障なく実施しつつ、パワーオン指示待機中のマイクロコンピュータ(20)の消費電力を十分に抑えるとともに、パワーオン中では、パワーオン中のみ作動する第2の二次コイル(26)の二次電流の整流電流の一部を、第1の半導体スイッチング素子(45)を介して第1のコンデンサ(16)を充電し、パワーオン中のマイクロコンピュータ(20)の作動を支障なく実施して、パワーオン指示待機中及びパワーオン中のマイクロコンピュータ(20)の支障ない作動と消費電力量の低減とを実現できる。
【0012】
この発明の電気機器(10)は、さらに、パワーオン中のみ商用交流電源から二次電流を誘起される第3の二次コイル(27)、第3の二次コイル(27)の二次電流の整流電流により充電される第3のコンデンサ(38)、及び第3のコンデンサ(38)の電圧又はその電圧から生成された電圧より第3の直流定電圧を生成する第3の直流定電圧生成器(41)、及び第3の直流定電圧生成器(41)の出力側から第2のコンデンサ(31)へ順方向となるように第3の直流定電圧生成器(41)の出力側と第2のコンデンサ(31)との間に介在する第2の半導体スイッチング素子(44)を有している。第3の直流定電圧生成器(41)は、パワーオン中は、商用交流電源についての所定時間内の設計上の保証最小電源電圧までの電圧降下に対しても、入力電圧を第3の直流定電圧生成器(41)の動作保証最小入力電圧以上に保持されて、第3の直流定電圧の生成を維持し、第2の直流定電圧生成器(32)及び第1の直流定電圧生成器(19)の各入力電圧がそれらの動作保証最小入力電圧未満に下降する前に、第2の半導体スイッチング素子(44)を介して第2のコンデンサ(31)を、また、第2の半導体スイッチング素子(44)及び第1の半導体スイッチング素子(45)を介して第1のコンデンサ(16)を、充電して、第2の直流定電圧生成器(32)及び第1の直流定電圧生成器(19)による第2の直流定電圧及び第1の直流定電圧の生成を維持させるようになっている。
【0013】
第2の二次コイル(26)及び第3の二次コイル(27)は、同一の変圧器の二次コイルであっても、相互に異なる変圧器の二次コイルであってもよいとする。
【0014】
電気機器(10)のパワーオン中、商用交流電源が設計上の保証最小電源電圧内で瞬時的に低下して、第2のコンデンサ(31)が第2の二次コイル(26)の二次電流の整流電流からの充電のみによっては、第2の直流定電圧生成器(32)の動作保証最小入力電圧を維持できないとき、第2のコンデンサ(31)の電圧が第2の直流定電圧生成器(32)の動作保証最小入力電圧へ低下する前に、第2の半導体スイッチング素子(44)が順バイアスとなり、第2のコンデンサ(31)は、第2の半導体スイッチング素子(44)を介して第3の直流定電圧生成器(41)により充電されて、第2の直流定電圧生成器(32)の動作保証最小入力電圧を保持し、これにより、第2の直流定電圧生成器(32)による第2の直流定電圧の生成が確保される。
【0015】
もし、第3の直流定電圧生成器(41)がない場合は、商用交流電源の設計上の保証最小電源電圧時において第2の直流定電圧の入力電圧を第2の直流定電圧の動作保証最小入力電圧以上に保持するために、第2のコンデンサ(31)は第2の二次コイル(26)の二次電流の整流電流のみにより充電されなければならず、商用交流電源の正常(=定格電圧)時の第2のコンデンサ(31)の電圧は相当高く維持される必要があり、これは第2の直流定電圧生成器(32)の消費電力量を増大させる原因になる。これに対して、この電気機器(10)では、第3の直流定電圧生成器(41)が存在するので、商用交流電源が設計上の保証最小電源電圧の範囲内で定格電圧より適当に低下すると、第2の半導体スイッチング素子(44)がオンになって、第2のコンデンサ(31)は、第3の直流定電圧生成器(41)により充電されて、第2の直流定電圧生成器(32)の動作保証最小入力電圧以上を確保されることになるので、商用交流電源の定格電圧時の第2のコンデンサ(31)の電圧を、第3の直流定電圧生成器(41)がない場合より十分に低い値に設定でき、第2の直流定電圧生成器(32)の消費電力量を抑制できる。
【0016】
この発明の電気機器(10)は、さらに、第3のコンデンサ(38)の電圧又はその電圧から生成された電圧より第4の直流定電圧を生成する第4の直流定電圧生成器(40)、及び第4の直流定電圧生成器(40)の出力側と第1のコンデンサ(16)との間に介在し第2のコンデンサ(31)の電圧に基づいて導通状態及び非導通状態へ切替わる第3の半導体スイッチング素子(48)を有している。第4の直流定電圧生成器(40)は、パワーオン中は、商用交流電源の設計上の保証最小電源電圧までの電圧降下に対しても、入力電圧を第4の直流定電圧生成器(40)の動作保証最小入力電圧以上に保持されて、第4の直流定電圧の生成を保持し、第3の半導体スイッチング素子(48)のオン時は、第3の半導体スイッチング素子(48)を介して第1の直流定電圧生成器(19)に給電して、第1の直流定電圧生成器(19)による第1の直流定電圧の生成を保証するようになっている。
【0017】
第2のコンデンサ(31)に短絡が生じると、第1の半導体スイッチング素子(45)を介しての第2のコンデンサ(31)による第1のコンデンサ(16)の充電が困難になる。一方、第3の半導体スイッチング素子(48)はオフからオンに切替わり、第4の直流定電圧生成器(40)が第1の二次コイル(14)を充電し、第1の直流定電圧生成器(19)の入力電圧は動作保証最小入力電圧以上を確保され、マイクロコンピュータ(20)は第1の直流定電圧生成器(19)の第1の直流定電圧により所定の作動を保証される。
【0018】
このように、この電気機器(10)では、パワーオン指示待機中のマイクロコンピュータ(20)による第2のコンデンサ(31)の受信検知、及びパワーオン中の商用交流電源の設計上の保証最小電源電圧に対するマイクロコンピュータ(20)及び直流電気素子(34)の作動を保証しつつ、パワーオン指示待機中及びパワーオン中の電気機器(10)の消費電力を低減し、また、第2のコンデンサ(31)の短絡故障時のマイクロコンピュータ(20)の作動を保証できる。
【0019】
この発明の電気機器(10)によれば、第3の半導体スイッチング素子(48)は、第4の直流定電圧と第2のコンデンサ(31)の電圧との差をバイアス電圧としてオン、オフを切替えるものである。
【0020】
第4の直流定電圧は、商用交流電源の設計上の保証最小電源電圧時や、第2のコンデンサ(31)の短絡時及び非短絡時も含むパワーオン時、所定値に維持されるのに対し、第2のコンデンサ(31)の電圧は短絡時と非短絡時とでは、明確に相違する。したがって、第4の直流定電圧と第2のコンデンサ(31)の電圧との差としてのバイアス電圧も短絡時と非短絡時とで明確に相違する。こうして、パワーオン中、第2のコンデンサ(31)の短絡時と非短絡時とを明確に区別して、第3の半導体スイッチング素子(48)をオン、オフすることができる。
【0021】
この発明の電気機器(10)によれば、マイクロコンピュータ(20)は、第2のコンデンサ(31)の電圧に基づいて第2のコンデンサ(31)の短絡を検知すると、保護処理を行うようになっている。
【0022】
保護処理(プロテンション処理)とは、例えば、パワーオフに備えて、該電気機器(10)の次のパワーオン時に該電気機器(10)の全部の機能及び少なくとも重大な機能に支障が生じないように、マイクロコンピュータ(20)において処理中のデータを不揮発性メモリ、又はマイクロコンピュータ(20)専用のRAMにストアしておくことである。
【0023】
第2のコンデンサ(31)が短絡しても、第1のコンデンサ(16)は、第3の半導体スイッチング素子(48)を介する第4の直流定電圧生成器(40)による充電により、第1の直流定電圧生成器(19)の動作保証最小入力電圧以上の電圧を確保されるので、マイクロコンピュータ(20)は保護処理の実施を確保され、この結果、第2のコンデンサ(31)の短絡による被害を抑制できる。
【0024】
この発明の電気機器(10)によれば、マイクロコンピュータ(20)は、保護処理の終了後に、第2の二次コイル(26)及び第3の二次コイル(27)への二次電流の誘起を停止させるパワーオフを実施する。
【0025】
マイクロコンピュータ(20)は、保護処理終了後、電気機器(10)のパワーオフして、すなわち第2の二次コイル(26)及び第3の二次コイル(27)への二次電流の誘起を停止させて、第2の直流定電圧生成器(32)、第3の直流定電圧生成器(41)、及び第4の直流定電圧生成器(40)の作動を停止させ、第2のコンデンサ(31)の短絡中の無駄な作動及び電力消費を抑える。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1はオーディオ機器10の主要部の回路図である。電源プラグ11は、商用交流電源(商用交流電源の定格電圧は日本では100Vである。)のコンセントへ差し込まれ、商用交流電源の供給を受ける。変圧器12は、電源プラグ11からの商用交流電源を印加される一次コイル13と、一次コイル13の交流電圧から二次電流を誘起される二次コイル14とを有し、全波整流器15は、4個のダイオードのブリッジ回路からなる周知のものであり、二次コイル14の二次電流を整流して、その整流電流により電解コンデンサ16を充電する。5V−AVR(AVR:Automatic Voltage Regurater)19は、電解コンデンサ16の電圧を入力電圧として5Vの直流定電圧を生成し、マイクロコンピュータ20へ供給する。パワースイッチリレー23は、電源プラグ11と変圧器24の一次コイル25との間に介在し、マイクロコンピュータ20により、及びオーディオ機器10の本体に装備されているパワーキーをユーザが手動操作することにより、オン、オフを切替えられる。変圧器24は、一次側に一次コイル25を、また、二次側に二次コイル26,27を備え、二次コイル26,27は、一次コイル25の交流電圧から二次電流を誘起される。二次コイル26,27の二次電流は、それぞれ全波整流器30,37により整流され、それぞれ電解コンデンサ31,38を充電する。5V−AVR32は、電解コンデンサ31の電圧を入力させて、5Vの直流定電圧を生成し、オーディオ機器10内の電源部以外の各直流電気素子34へ供給する。30V−AVR39は、電解コンデンサ38の電圧を入力されて、30Vの直流定電圧を生成する。10V−AVR40及び6V−AVR41は、30V−AVR39からの30Vの直流定電圧を入力されて、それぞれ6V及び10Vの直流定電圧を生成する。
【0027】
ダイオード44は6V−AVR41の出力端から電解コンデンサ31へ順方向となるように、6V−AVR41の出力端と電解コンデンサ31との間に介在する。ダイオード45は、電解コンデンサ31から電解コンデンサ16へ順方向となるように、電解コンデンサ31と電解コンデンサ16との間に介在する。スイッチングトランジスタ48において、ベースは抵抗49,50を介して30V−AVR39の出力端へ接続され、エミッタは10V−AVR40の出力端へ接続されている。ツェナダイオード53は、6V−AVR41の出力端から抵抗49の抵抗50側の端へ順方向となるように、6V−AVR41の出力端と抵抗49の抵抗50側の端との間に介在する。ダイオード54は、スイッチングトランジスタ48のコレクタから電解コンデンサ16へ順方向となるように、スイッチングトランジスタ48のコレクタと電解コンデンサ16との間に介在する。
【0028】
5V−AVR19,32、30V−AVR39、10V−AVR40、及び6V−AVR41が、各直流定電圧を生成するためには、入力側の電圧が各直流定電圧より例えば0.3V高い電圧(以下、5V−AVR19,32、30V−AVR39、10V−AVR40、及び6V−AVR41が各直流定電圧を生成できる入力電圧を「動作保証最小入力電圧」と言う。)以上に保持されなければならない。
【0029】
オーディオ機器10のパワーオフ時(=パワーオン指示待機中)では、パワースイッチリレー23は、マイクロコンピュータ20によりオフへ切替えられており、一次コイル25には電源プラグ11からの商用交流電源が供給されない。したがって、5V−AVR32、30V−AVR39、10V−AVR40、及び6V−AVR41は作動を停止しており、直流電気素子34も作動停止状態にある。一方、変圧器12の一次コイル13には、電源プラグ11からの商用交流電源が供給されて、二次コイル14には二次電流が生成され、この二次電流は、全波整流器15により整流されてから、電解コンデンサ16を充電し、電解コンデンサ16の電圧は、5V−AVR19の動作保証最小入力電圧以上を保持している。これにより、5V−AVR19は、5Vの直流定電圧を生成して、マイクロコンピュータ20へ供給する。マイクロコンピュータ20は、パワーオン指示待機中、ワイヤレスリモコンからパワーオン信号が受信部(図示せず)に入力されたり、オーディオ機器10の本体のパワーキーをユーザが操作されたりするのを、すなわちパワーオン指示が検出されるのを待機する。パワーオン指示が検出されるや、パワースイッチリレー23をオフからオンへ切替える。なお、マイクロコンピュータ20が受信部への受信と認めるパワーオン信号は、ユーザがワイヤレスリモコンのパワーキーを操作したときにワイヤレスリモコンから送信される信号に限定されない。例えばオーディオ機器10がCD再生部、MD録再部、及びチューナ部を装備している場合には、ワイヤレスリモコンにはCD再生部、MD録再部、及びチューナ部等のソースを選択するキー等がパワーキーの他に装備されている場合があり、それらキーを、オーディオ機器10のパワーオフ状態で、ユーザが操作して、オーディオ機器10がその選択指示信号を受信すると、オーディオ機器10は、その選択指示信号にはパワーオン信号が含まれると解して、ユーザ指示の実行に先立って、オーディオ機器10をパワーオンへ切替えるように設定されている。したがって、マイクロコンピュータ20が検知するパワーオン信号には、実質的にパワーオン信号を含むすべての信号が含まれるとする。
【0030】
パワースイッチリレー23がマイクロコンピュータ20によりオフからオンへ切替えられて、オーディオ機器10がパワーオン状態になると、変圧器24の一次コイル25には、電源プラグ11からの商用交流電源が供給され、二次コイル26,27に二次電流が生成される。二次コイル26,27の二次電流は、それぞれ全波整流器30,37により整流され、それぞれ電解コンデンサ31,38を充電する。マイクロコンピュータ20は、パワーオン中の方がパワーオン指示待機中よりも負荷が増大し、その分、消費電力が増大し、全波整流器15が、5V−AVR19の入力電圧を動作保証最小入力電圧以上に保持するためには、二次コイル14からの充電電流だけでは、不十分な状態になり、5V−AVR19の動作保証最小入力電圧以上ではあるものの、パワーオン指示待機中より低下する。一方、パワースイッチリレー23のオンに伴い、二次コイル26に二次電流が誘起され、その二次電流が全波整流器30を介して整流されて、電解コンデンサ31を十分に充電するので、ダイオード45は、順方向バイアスとなって、オンとなり、電解コンデンサ16は、全波整流器30から整流電流の供給も受け、5V−AVR19の動作保証最小入力電圧未満へ低下するのを阻止され、5V−AVR19は、パワーオン中も支障なく直流定電圧を生成して、マイクロコンピュータ20へ供給する。
【0031】
ここで、商用交流電源の定格を100V、オーディオ機器10の設計上の保証最小電源電圧を定格電圧から30%ダウンの70Vとして説明する。電解コンデンサ38は、商用交流電源が設計上の保証最小電源電圧としての70Vまで低下しても、30V−AVR39の動作保証最小入力電圧以上を保持するように、設計されている。したがって、10V−AVR40及び6V−AVR41も、商用交流電源が設計上の保証最小電源電圧まで低下したとしても各直流定電圧の生成を行う。
【0032】
30%以内の降下率としての例えば約半分の15%、商用交流電源が電圧降下するまでは、ダイオード44が逆方向バイアスとなるように、電解コンデンサ31の電圧及び6V−AVR41の直流定電圧(=6V)が設定されており、電解コンデンサ31は、商用交流電源が定格電圧より15%降下した85V以上である場合は、全波整流器30からの整流電流のみにより、5V−AVR32の動作保証最小入力電圧以上を保持する。
【0033】
商用交流電源が定格電圧より15%を超えて電圧降下し、85〜70Vへ瞬時的に降下すると、電解コンデンサ31の電圧が低下して(ただし、この低下後の電圧は5V−AVR32の動作保証最小入力電圧以上に設定されている。)、ダイオード44は、順方向バイアスになって、オンとなる。これにより、電解コンデンサ31は、全波整流器30から整流電流以外に、6V−AVR41からも充電電流を受け、これにより、5V−AVR32の動作保証最小入力電圧以上を保持する。したがって、オーディオ機器10の各直流電気素子34は、商用交流電源が最大、設計上の保証最小電源電圧までの瞬時的な降下では、作動を支障なく、続けることができる。また、その際、6V−AVR41の出力電流は、ダイオード45を経て、電解コンデンサ16も充電し、電解コンデンサ16の電圧を5V−AVR19の動作保証最小入力電圧以上に保持する役目も担う。
【0034】
電解コンデンサ38は、商用交流電源がオーディオ機器10の設計上の保証最小電源電圧内で低下するとき、すなわち70V以内の低下では、30V−AVR39の動作保証最小入力電圧以上の電圧を保持し、30V−AVR39、10V−AVR40、及び6V−AVR41はそれぞれの直流定電圧を生成している。ツェナダイオード53のツェナ電圧を6.8とすると、スイッチングトランジスタ48のベース電圧は12.8Vであり、スイッチングトランジスタ48のエミッタ電圧の10Vより高く、抵抗49はオフに維持されている。
【0035】
パワーオン中、電解コンデンサ31が短絡すると、電解コンデンサ31の電圧はアースへ低下する。これにより、5V−AVR32は作動不能になり、直流電気素子34は停止する。また、ダイオード44を介して6V−AVR41の出力端の電圧は、アースへ低下し、ツェナダイオード53の陰極側は6.8Vとなり、スイッチングトランジスタ48のベース−エミッタは順方向となり、スイッチングトランジスタ48はオンになる。したがって、電解コンデンサ16は、電解コンデンサ31又は6V−AVR41からの充電停止にもかかわらず、10V−AVR40の出力電流によりスイッチングトランジスタ48を介して充電され、5V−AVR19の動作保証最小入力電圧以上を保持し、マイクロコンピュータ20の作動を保証する。マイクロコンピュータ20は、電解コンデンサ31の電圧がアースへ低下したことから電解コンデンサ31の短絡を検知し、直ちに、保護(プロテクション)処理を行う。保護処理としてはマイクロコンピュータ20は、このプロテクション処理が終了すると、パワースイッチリレー23をオンからオフへ切替え、これにより、変圧器24の二次コイル26,27における二次電流の生成が中止され、5V−AVR32、30V−AVR39、10V−AVR40、及び6V−AVR41の作動も停止する。また、マイクロコンピュータ20はパワーオン指示待機中となる。
【0036】
電解コンデンサ31の短絡が直らない状態で、マイクロコンピュータ20が、ワイヤレスリモコンからパワーオン信号を受信し、パワースイッチリレー23をオフからオンへ切替えることがあっても、マイクロコンピュータ20は電解コンデンサ31の電圧より電解コンデンサ31の短絡を直ちに検知して、パワースイッチリレー23をオブへ切替えるので、電解コンデンサ31が短絡状態のまま、オーディオ機器10が長くパワーオン中となるのが防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】オーディオ機器の主要部の回路図である。
【符号の説明】
10 オーディオ機器(電気機器)
14 二次コイル(第1の二次コイル)
16 電解コンデンサ(第1のコンデンサ)
19 5V−AVR(第1の直流定電圧生成器)
20 マイクロコンピュータ
23 パワースイッチリレー
26 二次コイル(第2の二次コイル)
27 二次コイル(第3の二次コイル)
31 電解コンデンサ(第2のコンデンサ)
32 5V−AVR(第2の直流定電圧生成器)
34 直流電気素子(直流電気素子)
38 電解コンデンサ(第3のコンデンサ)
40 10V−AVR(第4の直流定電圧生成器)
41 6V−AVR(第3の直流定電圧生成器)
44 ダイオード(第2の半導体スイッチング手段)
45 ダイオード(第1の半導体スイッチング手段)
48 スイッチングトランジスタ(第3の半導体スイッチング手段)

Claims (5)

  1. パワーオン指示待機中及びパワーオン中に商用交流電源から二次電流を誘起される第1の二次コイル(14)、
    パワーオン中のみ商用交流電源から二次電流を誘起される第2の二次コイル(26)、
    前記第1の二次コイル(14)の二次電流の整流電流により充電される第1のコンデンサ(16)、
    前記第2の二次コイル(26)の二次電流の整流電流により充電される第2のコンデンサ(31)、
    前記第1のコンデンサ(16)の電圧より第1の直流定電圧を生成する第1の直流定電圧生成器(19)、
    前記第2のコンデンサ(31)の電圧より第2の直流定電圧を生成する第2の直流定電圧生成器(32)、
    前記第1の直流定電圧を供給されパワーオン指示待機中及びパワーオン中の両方において作動するマイクロコンピュータ(20)、
    前記第2の直流定電圧を供給されて作動する直流電気素子(34)、
    前記第2のコンデンサ(31)から前記第1のコンデンサ(16)へ順方向となるように前記第2のコンデンサ(31)と前記第1のコンデンサ(16)との間に介在する第1の半導体スイッチング素子(45)、
    を有し、
    前記第1のコンデンサ(16)は、パワーオン指示待機中、前記第1の二次コイル(14)の二次電流の整流電流により充電されて、前記第1の直流定電圧生成器(19)の動作保証最小入力電圧を保持し、
    前記第2のコンデンサ(31)は、パワーオン中、前記第2の二次コイル(26)の二次電流の整流電流により充電されて、前記第2の直流定電圧生成器(32)の動作保証最小入力電圧を保持するとともに、前記第1の直流定電圧生成器(19)の入力電圧が前記第1の直流定電圧生成器(19)の動作保証最小入力電圧未満に下降する前に、前記第1の半導体スイッチング素子(45)を介して前記第1のコンデンサ(16)を充電して、前記第1の直流定電圧生成器(19)の入力電圧を前記第1の直流定電圧生成器(19)の動作保証最小入力電圧以上に保持するようになっており、
    さらに、パワーオン中のみ商用交流電源から二次電流を誘起される第3の二次コイル(27)、
    前記第3の二次コイル(27)の二次電流の整流電流により充電される第3のコンデンサ(38)、
    前記第3のコンデンサ(38)の電圧又はその電圧から生成された電圧より第3の直流定電圧を生成する第3の直流定電圧生成器(41)、及び
    前記第3の直流定電圧生成器(41)の出力側から前記第2のコンデンサ(31)へ順方向となるように前記第3の直流定電圧生成器(41)の出力側と前記第2のコンデンサ(31)との間に介在する第2の半導体スイッチング素子(44)、
    を有し、
    前記第3の直流定電圧生成器(41)は、パワーオン中は、商用交流電源についての所定時間内の設計上の保証最小電源電圧までの電圧降下に対しても、入力電圧を前記第3の直流定電圧生成器(41)の動作保証最小入力電圧以上に保持されて、第3の直流定電圧の生成を維持し、前記第2の直流定電圧生成器(32)及び前記第1の直流定電圧生成器(19)の各入力電圧がそれらの動作保証最小入力電圧以上の所定の値にまで下降したときに、前記第2の半導体スイッチング素子(44)を介して前記第2のコンデンサ(31)を、また、前記第2の半導体スイッチング素子(44)及び前記第1の半導体スイッチング素子(45)を介して前記第1のコンデンサ(16)を、充電して、前記第2の直流定電圧生成器(32)及び前記第1の直流定電圧生成器(19)による第2の直流定電圧及び第1の直流定電圧の生成を維持させるようになっていることを特徴とする電気機器。
  2. 前記第3のコンデンサ(38)の電圧又はその電圧から生成された電圧より第4の直流定電圧を生成する第4の直流定電圧生成器(40)、及び
    前記第4の直流定電圧生成器(40)の出力側と前記第1のコンデンサ(16)との間に介在し前記第2のコンデンサ(31)の電圧に基づいて導通状態及び非導通状態へ切替わる第3の半導体スイッチング素子(48)、
    を有し、
    前記第4の直流定電圧生成器(40)は、パワーオン中は、商用交流電源の設計上の保証最小電源電圧までの電圧降下に対しても、入力電圧を第4の直流定電圧生成器(40)の動作保証最小入力電圧以上に保持されて、第4の直流定電圧の生成を保持し、前記第3の半導体スイッチング素子(48)のオン時は、前記第3の半導体スイッチング素子(48)を介して前記第1の直流定電圧生成器(19)に給電して、前記第1の直流定電圧生成器(19)による第1の直流定電圧の生成を保証するようになっていることを特徴とする請求項記載の電気機器。
  3. 前記第3の半導体スイッチング素子(48)は、第4の直流定電圧と前記第2のコンデンサ(31)の電圧との差をバイアス電圧としてオン、オフを切替えるものであることを特徴とする請求項記載の電気機器。
  4. 前記マイクロコンピュータ(20)は、前記第2のコンデンサ(31)の電圧に基づいて前記第2のコンデンサ(31)の短絡を検知すると、保護処理を行うようになっていることを特徴とする請求項又は記載の電気機器。
  5. 前記マイクロコンピュータ(20)は、前記保護処理の終了後に、前記第2の二次コイル(26)及び前記第3の二次コイル(27)への二次電流の誘起を停止させるパワーオフを実施することを特徴とする請求項記載の電気機器。
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