JP3625697B2 - ネットワーク集線装置及びネットワーク - Google Patents

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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Signal Processing (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はネットワークに関し、たとえばイーサネットなどのLAN(Local Area Network)に適用して好適なものである。
【0002】
また、本発明は、かかるネットワークの構成要素としてのネットワーク集線装置に関するものである。
【0003】
【従来の技術】
従来のLAN10の構成例を図3に示す。図3は、代表的なLANであるイーサネットLAN(もしくはIEEE802.3LAN)によるネットワーク構成を示したものである。
【0004】
図3において、ネットワーク集線装置1−1、1−2などからなるLANシステムと各端末装置とは、LANケーブルおよびネットワーク接続回路を介して接続されている。
【0005】
例えばネットワーク集線装置1−1と端末装置1−3とはLANケーブル1−12およびネットワーク接続回路1−6を介して接続されている。ネットワーク接続回路1−6の位置は、図3では端末装置1−3の内部にあるが、端末装置の外部に配置するようにしてもよい。
【0006】
端末装置1−3がネットワーク接続回路1−6とケーブル1−12を介して接続されるのは、ネットワーク集線装置1−1に設けられた複数のポートのなかの1つのポート、すなわちポート1−7である。
【0007】
ネットワーク集線装置1−1が持つ多数のポートのうちポート1−7以外については、ポート1−8のように別のネットワーク集線装置1−2がLANケーブル1−13及びネットワーク集線装置1−2のポート1−9を介して接続されているポートもあれば、ポート1−17、1−18のように、別の端末装置1−20、1−21が接続されているポートもある。
【0008】
ポート1−8に接続されているネットワーク集線装置1−2のポート1−10、1−11には、前記端末装置1−3と集線装置1−1の接続形態と同様にケーブルとネットワーク接続回路を介して、端末装置1−4,1−5が接続され、スター型(星型)接続構成方式のネットワーク拡張を実現している。
【0009】
また、ネットワーク集線装置1−1のポートのなかにはポート1−14のように、ケーブル1−15を介して複数LAN間を接続するバックボーンネットワーク1−16に接続されているポートもある。当該バックボーンネットワーク1−16は、ISDN網やインターネットに代表されるWAN(ワイドエリアネットワーク)等と置換可能である。
【0010】
以上のようなLAN10のネットワーク構成において、従来LANのネットワーク及び接続端末の拡張には、1−1,1−2のように新たにネットワーク集線装置(ハブ装置,スイッチングハブ装置等)を用いる必要があった。
【0011】
なぜなら、LAN10ではネットワーク集線装置の1つのポートに接続されるのは、1つの端末装置、または1つのネットワーク集線装置に限られていたからである。
【0012】
次に、前記端末装置間でやり取りされるパケット(すなわちLANパケットデータ)がLAN10においてどのように伝送され、処理されるかについて説明する。
【0013】
端末装置から送信される当該パケットには、通常、送信先の端末装置を識別するための装置固有のアドレス(送信先MACアドレス)と、送信元の端末装置を識別するための装置固有のアドレス(送信元MACアドレス)とが含まれている。
【0014】
その送信先MAC(メディア・アクセス・コントロール)アドレスの値を送信先端末装置が参照することで自装置宛データである事を認識すると、当該送信先端末装置が当該パケットを受信することで端末装置間のデータ転送が行われる。
【0015】
前記パケットを伝送し、処理するネットワーク集線装置には、主としてハブ装置,スイッチングハブ装置の2種類の装置がある。
【0016】
ハブ装置は、端末装置から送られてきたパケットの中に含まれるMACアドレスを参照する事なく、そのパケットを受信したポート(受信ポート)以外の全てのポートへパケットを送信する。
【0017】
他方、スイッチングハブ装置はネットワークのトラフィックを効率化する為、あらかじめ自装置に接続している各端末装置のMACアドレスと各ポートとの対応を、アドレステーブルと称するバッファ域に保持している。
【0018】
そして送信元端末装置から送信されたパケットの中に含まれる送信先MACアドレスを参照してアドレステーブルと比較することで、その転送先のポートを決定し、該当ポートのみに対し、パケットを送信する(以下、この処理をスイッチング処理と称す)。
【0019】
スイッチング処理により必要以外のポートへのデータ送信を抑止することが可能になる。
【0020】
今、図1において、1−1がスイッチングハブである場合について考える。なお、集線装置1−1がスイッチングハブであるからといって必ずしも集線装置1−2もスイッチングハブである必要はない。
【0021】
(1)例えば端末装置1−3から送信されたパケット内の送信先MACアドレスが、送信元端末装置1−3のMACアドレスと等しい場合には、そのパケットを送信するポート(送信ポート)が受信ポートと等しくなるため、パケットはスイッチングハブ装置1−1において破棄される。
【0022】
(2)次はネットワーク集線装置1−2のポート1−10に接続されている端末装置1−4から、当該1−2の別ポート1−11に接続されている端末装置1−5へパケットデータを送信する場合である。このケースではパケットデータ内の送信先MACアドレスは、端末装置1−5のMACアドレスと等しい。
【0023】
▲1▼このケースにおいてネットワーク集線装置1−2がスイッチングハブであるとすると、ネットワーク集線装置1−2は、パケットを上記スイッチングハブ(スイッチング処理)機能により、端末装置1−5の接続されているポート1−11のみへ送信し、ネットワーク集線装置1−1と接続されるポート1−9へは送信しない。
【0024】
▲2▼しかし、このケースにおいてネットワーク集線装置1−2がハブであるとすると、ネットワーク集線装置1−2は、パケットを上記ハブ機能により、受信ポート以外の全てのポートへ送信するため、パケットはポート1−9へも送信される。
【0025】
上述したようにポート1−9には集線装置1−1のポート1−8が接続されている。このポート1−8で当該パケットを受信したネットワーク集線装置1−1では、端末装置1−4,1−5は同一ポート1−8に接続されていると認識され、送信ポートが受信ポートと等しくなるため、パケットは当該ネットワーク集線装置1−1において破棄される。
【0026】
仮にネットワーク集線装置1−1が、受信したパケットを受信ポートへ折返し転送する機能(折り返し転送機能)を持つとすると、集線装置1−1はポート1−8へ当該パケットを送信してしまう。
【0027】
このため端末装置1−5は、ネットワーク集線装置1−1を経由したパケットと集線装置1−2から直接送信されるパケットを受け取ることになる。
【0028】
すなわち同一内容のパケットが二重に受信されることになり、受信パケットの重複が起こる。
【0029】
また、それに伴いネットワーク集線装置1−1、および集線装置1−1に収容されるネットワークのトラフィックが増大することは明らかである。
【0030】
従って、従来スイッチングハブは受信したパケットを受信ポートへ折返し転送する折り返し転送機能を持たず、受信したパケット内の、送信元MACアドレスを持つ端末と、送信先MACアドレスを持つ端末が、同一のポートに接続されていることを認識した場合、そのパケットをスイッチングハブ内において破棄することとしている。
【0031】
一方、集線装置の1つのポートに複数の端末装置をカスケード接続することにより、上述したような新たなネットワーク集線装置の追加を行わずに、LANのネットワークおよび接続端末を拡張できるようにしたのが、図2に示す接続構成を持つLAN20である。
【0032】
LAN20は、特開平10−190714号公報に記載されたものである。
【0033】
図2において、LAN20の集線装置2−1はポート2−19にカスケード接続で、端末装置2−2,2−3,2−4,…,2−5を接続し、ポート2−20にも同じくカスケード接続で端末装置2−6,2−7,2−8,…,2−9を接続している。なお、ポート2−21にはLAN10と同様にバックボーンネットワーク2−10などが接続される。
【0034】
カスケード接続された端末装置内部もしくは外部には、集線装置2−1とのインターフェースとなるネットワーク接続回路2−11,2−12,2−12,…,2−14,2−15,2−16,2−17,…,2−18が配置されている。
【0035】
LAN20では集線装置2−1とネットワーク接続回路2−11などのあいだ、及びネットワーク接続回路2−11と2−12のあいだなど、ネットワーク接続回路どうしのあいだを接続するLANケーブル2−22、2−23はそれぞれペアケーブルとなっている。
【0036】
すなわち、ケーブル2−22は例えば端末装置2−2から集線装置2−1に向かう方向(矢印Sの方向)にパケットを伝送するためのケーブル2−22Aと、集線装置2−1から端末装置2−2に向かう方向(矢印Rの方向)にパケットを伝送するためのケーブル2−22Bの2つのケーブルから構成されたペアケーブルである。LANケーブル2−23の構成もこれと同様、S方向用のケーブル2−23AとR方向用のケーブル2−23Bからなる。
【0037】
ペアケーブルとしては、シールド付き撚り対線もしくはシールドなし撚り対線を用いるとよい。
【0038】
一方、ネットワーク接続回路2−11〜2−18の各々は、LAN20の特徴的な部分である。ネットワーク接続回路2−11〜2−18の内部構成はどれも実質的に同じでよいのでここではネットワーク接続回路2−11と2−12の付近について図4を参照しながら説明する。
【0039】
図4において、ネットワーク接続回路2−11の内部には、矢印S方向のパケットを蓄積するためのFIFO(先入れ先出しタイプのメモリ)11−38と、矢印R方向のパケットを蓄積するためのFIFO11−31と、方路切替スイッチ11−32とLANC11−34を備えている。図中、中央処理装置11−35はデータの送受信を行いデータをもとに動作する情報送受信装置であり、LANCはイーサネットの生成、分析を制御する回路である。
【0040】
ネットワーク接続回路2−12およびその周辺にもこれと同様な構成がある。
【0041】
このような構成で、例えば端末装置2−2がパケットを送信する場合、ネットワーク接続回路2−11内の方路切替スイッチ11−32がLANC11−34の出力端子側を選択し、送信されるパケットは当該方路切替スイッチ11−32を介してケーブル2−22Aに送出され、当該ケーブル2−22A上を矢印S方向に伝送される。
【0042】
また、端末装置2−3〜2−5などのカスケード接続された端末装置に対応するLANCから矢印S方向に送られたパケットが当該ネットワーク接続回路2−11を通過する際には、当該パケットはネットワーク接続回路2−11内に設けられた矢印S方向用のFIFO11−38にいったん蓄積されるが、FIFO11−38からのパケットの読み出しは、端末装置2−2(LANC11−34)からのパケット送信に優先して行われる。
【0043】
そしてこの読み出しの際には、前記方路切替スイッチ11−32は、当該S方向用のFIFO11−38の出力端子11−37をケーブル2−22Aに接続する。
【0044】
この方路切替スイッチ11−32の動作により、端末装置2−2から送信されたパケットと、端末装置2−3などから送信されたパケットがケーブル2−22A上で衝突(コリジョン)することを防止する。
【0045】
一方、矢印R方向にケーブル2−22Bを伝送されるパケットは、R方向用のFIFO11−31に蓄積されるまえに、LANC11−34の入力端子と当該FIFO11−31の入力端子の双方に分岐して供給される。
【0046】
LANC11−34は矢印R方向の全パケットが含まれているそのパケットストリームのなかから、自端末(端末装置2−2)宛てのパケットだけについて受信処理を進める。
【0047】
R方向用のFIFO11−31の入力端子に供給されたパケットは当該FIFO11−31で一定量のバッファリングを受けた後、そのまま矢印R方向のケーブル2−22Bに送出され、隣接する端末装置2−3のネットワーク接続回路2−12に供給される。
【0048】
他のネットワーク接続回路2−12〜2−18なども、このネットワーク接続回路2−11と同様な機能を持っているため、図2のようなカスケード接続を行っても、各端末装置は確実にパケットを送信し受信することが可能になる。
【0049】
すなわち、カスケード接続された端末装置2−2,2−3,2−4,…,2−5はネットワーク集線装置2−1の別ポートに接続された端末装置2−6,2−7,2−8,…,2−9やバックボーンネットワーク(またはWAN等)2−10内の端末装置とパケットの送受信が可能となる。
【0050】
以上のような機能を持つLAN20の発明によって、複数の端末装置間のカスケード接続を実現できるため、端末装置の新規設置や新規追加に容易に応じることができ、また、図3に示したLAN10のネットワーク構成に比べ、1台のネットワーク集線装置に対して、より多くの端末装置を接続することできる。
【0051】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、図2のLAN20のネットワーク構成では同一のカスケードに接続された端末装置どうしは、パケットをやり取りすることができなかった。
【0052】
すなわち、端末装置2−2から送信されたパケットは端末装置2−2と同じカスケードのなかではポート2−19だけに受信され、しかもネットワーク集線装置1−1は、前記折り返し転送機能を持たないため、同一カスケードのなかの他の端末装置2−3〜2−5は当該パケットを受信することができない。
【0053】
端末装置2−2から送信された当該パケットは、同一カスケード以外に配置された端末装置、例えば集線装置2−6〜2−9あるいはバックボーンネットワーク2−10に収容された端末装置などに受信され得る。
【0054】
この点は同一カスケード内の他の端末装置2−3〜2−5から送信されたパケットについても同様である。また、他のカスケード、例えば端末装置2−6〜2−9を備えるカスケードについても当てはまる。
【0055】
換言するなら、前記送信先MACアドレスとして任意の端末装置に固有のアドレスを持つパケットが、当該端末装置と同一カスケード内に配置されたある端末装置から送信された場合、当該パケットはLAN20内のどの端末装置によっても受信されないことを意味する。
【0056】
前記折り返し転送機能を装備すればこの問題は解決するが、その場合には、上述したトラフィックの増加などの問題が発生する。
【0057】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するために本発明では、1つ又は複数の通信装置を含む要素ネットワークを接続するためのポートを複数備え、これらのポートを介して前記通信装置の間の通信パケットのやり取りを中継するネットワーク集線装置において、前記各ポート毎に、少なくとも各ポートに接続された前記要素ネットワークが備えている通信装置の数が1つであるか複数であるかの情報を含む、当該要素ネットワークに関する情報の体系を記述したポート情報を記憶しておくポート情報記憶手段を備え、前記通信パケットを送信しようとするポートに対応するこのポート情報に基いて、送信、非送信、及び送信する場合の通信パケットの状態の各通信形態を決めることを特徴とする。
【0058】
また、本発明のネットワークは、請求項1〜5のいずれかのネットワーク集線装置と、当該ネットワーク集線装置の各ポートに接続された要素ネットワークを構成する通信装置とを備えることを特徴とする。
【0059】
【発明の実施の形態】
(A)実施形態
以下、本発明にかかるネットワーク集線装置及びネットワークを、LANシステムに適用した実施形態について説明する。
【0060】
本実施形態は、同一カスケードに接続された端末装置のあいだでも、スイッチングハブ装置を介したパケット(LANパケットデータ)のやり取りが実現でき、しかもトラフィックの増加を最小限に抑制できることを特徴とする。
【0061】
(A−1)実施形態の構成
本実施形態のLAN30の全体構成を図10に示す。接続ケーブル等の物理条件及び転送されるパケットデータフォーマット(図9参照)は、イーサネットLAN(もしくはIEEE802.3LAN)で規定されるものとする。例えば各接続ケーブルは、前記LANケーブル2−22のようにS方向用のケーブルとR方向用のケーブルのペアから構成されている。
【0062】
図9のフォーマットは、左端から順番に、当該パケットの先頭を示すPA(プリアンブル)、上述した送信先MACアドレスと送信元MACアドレス、上位プロトコルが何であるかを示すETYPE(イーサネットタイプ)、送信データ、パケットの誤りを検出するためのFCS(フレームチェックシーケンス)を備えている。PAは8バイト、送信先MACアドレスは6バイト、送信元MACアドレス6バイト、ETYPEは2バイト、FCSは4バイトである。
【0063】
なお、送信データの内部の左端部にはIPヘッダ(4バイト)があり、当該IPヘッダ内に、後述するIPアドレスが存在する。
【0064】
図10において、スイッチングハブ装置3−1は、ネットワーク拡張用の5つのポート3−14,3−15,3−16,3−17,3−18を有する。これら5つのポートにはこの順番にそれぞれポート番号“0”〜“4”を付与する。
【0065】
このうちポート番号“0”のポート3−14には前記バックボーンネットワーク(WANなどに置換可能)3−21が接続され、ポート番号“3”のポート3−17には端末装置3−12が接続され、ポート番号“4”のポート3−13には端末装置3−13が接続されている。
【0066】
端末装置3−12、3−13はスター型ネットワーク接続方式に対応したスター型端末装置であり、端末装置3−3〜3−6はカスケード型ネットワーク接続方式に対応したカスケード型端末装置である。
【0067】
さらに、ポート番号“1”のポート3−15には端末装置3−3,3−4,3−5,…,3−6が、図2のポート2−19または2−20のようにネットワーク接続回路3−7〜3−10を介してカスケードLAN接続方式で接続されており、ポート番号“2”のポート3−16にはハブ装置3−2が接続されている。
【0068】
要するにこのLAN30は、図3のLAN10における集線装置の2段接続とと、図2のLAN20におけるカスケード接続の要素が混在したLANネットワーク構成となっている。
【0069】
なお、複数のネットワーク接続回路3−7〜3−10の構成は実質的に同じであり、すべて上述した図4のネットワーク接続回路2−11と同じ構成を持っている。
【0070】
図1はスイッチングハブ装置の内部構成を示している。
【0071】
(A−1−1)スイッチングハブ装置の内部構成
図1において、スイッチングハブ装置4−1は前記スイッチングハブ装置3−1に対応する装置である。
【0072】
スイッチングハブ装置4−1は端末装置および他のネットワーク集線装置との接続ポート4−12,4−13,4−14,4−15,4−16を有する。
【0073】
そして当該ポート4−12は前記ポート3−14に対応し、ポート4−13は前記ポート3−15に対応し、ポート4−14は前記ポート3−16に対応し、ポート4−15は前記ポート3−17に対応し、ポート4−16は前記ポート3−18に対応する。
【0074】
このうちポート4−12、4−13、4−15、4−16については、LANケーブルを介して接続されるその接続対象もLAN30と同じである。
【0075】
すなわち、ポート4−12には前記バックボーン3−21に対応するバックボーン4−29が接続され、ポート4−13には前記端末装置3−3〜3−6に対応する端末装置4−24,2−25(ただしカスケード接続される端末装置の数は2)が接続され、ポート4−15には前記端末装置3−12に対応する1つの端末装置4−27が接続され、ポート4−16には前記端末装置3−13に対応する1つの端末装置4−28が接続されている。
【0076】
残りの前記ポート3−16に対応するポート4−14には図10ではハブ装置3−2が接続されていたのに、図1では1つの端末装置4−14が接続されているが、スイッチングハブ装置4−1における処理の内容は、この相違によって変化することはない。
【0077】
本実施形態ではこれら端末装置4−24,4−25,4−26,4−27,4−28のMACアドレスを、それぞれM24,M25,M26,M27,M28とする。
【0078】
スイッチングハブ装置4−1の各ポート4−12〜4−16ごとに1つずつLANC(LAN制御回路(LANコントローラ))4−7,4−8,4−9,4−10,4−11が設けられている。
【0079】
なお、本実施形態ではこのように、1つのポートごとに1つのLANCを設けるようにしたが、LANCのなかには複数ポート対応のLANCもあり、当該複数ポート対応のLANCを用いた場合には、必ずしも1ポートに1LANCを配置する必要はない。
【0080】
LANCは上述したように、イーサネットの生成、分析を制御する回路である。これらLANCは必要に応じて、上位プロトコルの処理をつかさどる中央処理装置に接続され、当該中央処理装置によって制御される。
【0081】
すべてのLANC4−12〜4−16は内部バス4−17を介して、受信パケット(受信LANパケットデータ)が一時的に格納されるバッファ部4−6と接続されている。
【0082】
さらに、すべてのLANC4−12〜4−16は信号線4−19,4−20,4−21,4−22,4−23を介して、スイッチングの動作を制御するスイッチング制御部4−2と接続されている。
【0083】
このスイッチング制御部4−2は内部バス4−18を介して、前記バッファ部4−6および保持部4−30に接続されている。
【0084】
保持部4−30の内部には、アドレステーブル4−3、ネットワーク識別テーブル保持部4−4、およびカスケードIPアドレス保持部4−5が設けられている。
【0085】
このうちアドレステーブル保持部4−3は、スイッチング時に参照するポート番号とそのポートに接続される端末装置のMACアドレスの対応を示すアドレステーブルを保持する保持部である。
【0086】
そして、ネットワーク識別テーブル保持部4−4は各ポート番号とそのポートに接続されるネットワーク形態を識別するためのネットワーク識別子との対応を示すネットワーク識別テーブルを保持する保持部であり、カスケードIPアドレス保持部4−5はカスケード型LAN接続対応端末に割り当てられるIPアドレスの領域を示すカスケードIPアドレステーブル(図示せず)を保持する保持部である。
【0087】
前記スイッチング制御部4−2の構成は、通常、スイッチング動作を制御するマイクロプロセッサ、プログラム及び作業用メモリ等を備えるものである。
【0088】
また、バッファ部4−6と、保持部4−30は、通常、メモリとメモリコントローラとから構成されるものである。
【0089】
ただしこのバッファ部4−6はパケットを単に一時的に蓄積するだけでなく、必要に応じて蓄積中のパケットの内容を書き換えることが可能である。
【0090】
以下、上記のような構成を有する本実施形態の動作について説明する。
【0091】
(A−2)実施形態の動作
図5(A)に示すように、アドレステーブル保持部4−3には、各ポートに接続される端末装置の装置固有のアドレス(MACアドレス)と各ポート番号とが対応付けられて登録され、管理される。
【0092】
すなわち現時点において、図5(A)のアドレステーブルには、前記カスケード接続に対応してポート番号“1”にはM24とM25が対応付けられ、ポート番号“2”にはM26が対応付けられ、ポート番号“3”にはM27が対応付けられている。
【0093】
ここで、端末装置4−28がパケットを送信するとそのパケットはまず、ポート4−16(ポート番号“4”)に受信され、当該受信パケットは、バッファ部4−6に格納される。
【0094】
次いで、スイッチング制御部4−2は、当該受信パケット内の送信元MACアドレスM28を抽出し、当該M28を求めてアドレステーブル保持部4−3内のアドレステーブル上を検索する。
【0095】
図5(A)に示すように、この時点では、MACアドレスM28はアドレステーブルに登録されてないためそれを認識したスイッチングハブ装置4−1は、新たに端末装置4−28の情報、即ちポート番号“4”と、MACアドレス“M28”を対応付け、アドレステーブルのそれぞれの領域に格納して追加登録する。
【0096】
この追加登録により、アドレステーブルは、図5(A)の状態から図5(B)の状態に変化する。
【0097】
図5(A)の状態も、同様な追加登録の操作が繰り返されることによって得られたものである。
【0098】
次に、例えば端末装置4−26から他の端末装置ヘユニキャストLANパケットデータ(ユニキャストパケット)を送信する場合について説明する。ここでユニキャストパケットとは、送信先が1つのパケットのことである。
【0099】
端末装置4−26が送信したパケットはまずポート4−14によって受信されるので当該ユニキャストパケットもポート4−14(ポート番号“2”)に受信される。
【0100】
当該受信後、スイッチング制御部4−2は、ユニキャストパケット内の送信先MACアドレスから上記アドレステーブルを検索し、送信ポート番号を決定する。
【0101】
例えば当該ユニキャストパケットの送信先MACアドレスがM27である場合には、図5(B)でM27にはポート番号“3”が対応付けられていることから、当該ユニキャストパケットをポート番号“3”のポート4−15に送出する。したがって当該ユニキャストパケットはLAN30内の端末装置のなかでは端末装置4−27だけに受信されて、ユニキャストが行われる。
【0102】
このケースでは、受信ポート番号は“2”で送信ポート番号は“3”であり、受信ポート番号と送信ポート番号が異なるため、スイッチング制御部4−2は、前記送信ポート4−15ヘユニキャストパケットを転送したが、もしも受信ポート番号と送信ポート番号が等しい場合は従来技術で示した通り、受信パケットをスイッチングハブ装置4−1内で破棄する。
【0103】
しかし、同一カスケード内に配置されている端末装置4−24から端末装置4−25ヘユニキャストパケットを送信する場合は、発明が解決しようとする課題に示したように、スイッチング制御部4−2の当該動作だけではユニキャストパケットは破棄されて、目的の端末装置4−25に到達できない。
【0104】
本実施形態でも図4のネットワーク接続回路構成を持つ以上、端末装置4−24から端末装置4−25へ直接、パケットを送信する手段はない(反対に4−25から4−24へ直接、パケットを送信する手段もない)。
【0105】
このため、同一カスケード内に配置された端末装置のあいだの通信の際には、受信ポートと同じ送信ポートを設定する手段(限定的な折り返し転送機能)、すなわちパケットを受信したポートへ当該パケットを折り返し送信する手段をスイッチングハブ装置4−30内に設ける必要がある。
【0106】
例えばポート4−13(ポート番号“1”)に受信したユニキャストパケットを折り返し、当該ポート4−13に送信する手段である。
【0107】
この限定的な折り返し転送機能を実現するため、スイッチング制御部4−2は、例えばポート4−13に受信したユニキャストパケットに対しては、パケット内の送信先MACアドレスから上記アドレステーブルを検索し、送信ポート番号を決定した結果、受信ポート番号と送信ポート番号の同異に関わらず、送信ポートヘ転送する。
【0108】
また、端末装置4−26からマルチキャストパケットを送信する場合、送信されたマルチキャストパケットはポート4−14(ポート番号“2”)に受信され、スイッチング制御部4−2は、受信ポート以外の全てのポートヘ転送する。
【0109】
なお、マルチキャストパケットとは一般的に、選択された複数の送信先を指定するパケットのことである。当該マルチキャストパケットと前記ユニキャストパケットでは、送信先MACアドレスの状態が異なるため、スイッチングハブ装置4−30は当該送信先MACアドレスに基いて、受信したパケットがユニキャストかマルチキャストかを識別することができる。
【0110】
ただし本実施形態では、当該マルチキャストパケットは、LAN30内のすべての端末装置をマルチキャスト先として選択しているものと仮定している。
【0111】
受信ポート以外の全てのポートヘ転送ができても、端末装置4−24からマルチキャストパケットを送信するケースでは、ユニキャストの場合と同様、端末装置4−24から端末装置4−25へ直接パケット送信できない。
【0112】
このためスイッチング制御部4−2は、ポート4−13(ポート番号“1”)に受信したマルチキャストパケットを受信ポート以外の全てのポートヘ転送するだけでなく、受信ポートに接続される送信元端末装置以外の全ての端末装置を送信先端末とするユニキャストパケットに変更し受信ポートヘ送信することで、マルチキャストパケットの送受信における課題を解決する。
【0113】
送信または受信ポートに接続されるネットワークが、上記カスケード型LAN接続方式によるネットワークか、そうでないかにより受信パケットのスイッチング処理に相違を持たせるため、各ポートに接続されるネットワークの種別をカスケード型LAN接続方式によるネットワークであるかどうか分類し、その情報(ネットワーク接続情報)をスイッチングハブ装置4−1内に保持しておく必要がある。
【0114】
そして、スイッチングハブ装置4−1は自装置内に保持されたこのネットワーク接続情報をもとに、ユニキャスト及びマルチキャストそれぞれにおいて異なるパケットスイッチングを行う。
【0115】
以下に、上記ネットワーク接続情報の保持方法と、上記ユニキャストパケットスイッチング動作及びマルチキャストパケットスイッチング動作の詳細例を示す。
【0116】
(A−2−1)スイッチング動作、各テーブルの作成動作の詳細
上記ネットワーク接続情報の保持手段の1例として、ネットワーク識別テーブル保持部4−4内の図6(A)に示すネットワーク識別テーブルに、上記ネットワーク接続情報を登録する。
【0117】
図6(A)、(B)においては、あるポートに接続されるネットワークが上記カスケード型LAN接続方式によるネットワークである場合には“1”を、そうでない場合には“0”を、当該ポートのポート番号の右側に格納している。
【0118】
また、図6(A)、(B)のようなネットワーク識別テーブルをスイッチングハブ装置4−1が自動的に作成するためには、各ポートに接続されるネットワークが、上記カスケード型LAN接続方式によるネットワークかそうでないかをスイッチングハブ装置4−1が識別できる必要がある。
【0119】
このようなネットワーク識別手段の1例として、カスケード型LAN接続対応端末に割り当てられるもう1つの装置固有のアドレスであり、パケット内に含まれるアドレス(以下、IPアドレスと呼ぶ)の領域を確保し、その受信パケットの送信元IPアドレスが上記領域内である場合、受信ポートには、カスケード型LAN接続方式によるネットワークが接続されていると判断する方法がある。
【0120】
この方法によるネットワーク識別手順を以下に示す。
【0121】
まず、ネットワーク管理者は、あらかじめカスケード型LAN接続対応端末に割り当てられるIPアドレス(以降、カスケードIPアドレスと称す)の領域を、外部とのインターフェースを介して、内部のカスケードIPアドレス保持部4−5内のカスケードIPアドレステーブルに設定する。ここでの設定方法及び外部とのインターフェース仕様はどのようなものであってもよい。
【0122】
今、このカスケードIPアドレス領域がI1,I2,I3,…,I25と設定されているとすると、管理者は図1の場合、端末装置4−24,4−25にカスケードIPアドレスI1〜I25のいずれかのIPアドレスを割り当てる。
【0123】
例えば、端末装置4−24にはI24を割り当て、端末装置4−25にはI25を割り当てる。
【0124】
また、カスケード型LAN接続対応端末ではない端末には、設定したカスケードIPアドレス領域外のIPアドレスを割り当てなければならない。
【0125】
ここでは、端末装置4−26,4−27,4−28にはそれぞれIPアドレスI26,I27,I28を割り当てるものとする。
【0126】
図6(A)において、ポート4−14(ポート番号“2”),ポート4−15(ポート番号“3”)の情報が既に登録されており、ポート4−14,4−15ともにカスケード型LAN接続方式によるネットワークが接続されていないことがわかる。これは図1のLAN30の構成に対応したテーブルである。
【0127】
今、図1の端末装置4−28から送信されたパケットがポート4−16(ポート番号“4”)で受信されたものとする。
【0128】
当該受信により、スイッチング制御部4−2は、受信ポート番号によりネットワーク識別テーブルの検索を行う。受信ポート番号“4”は、図6(A)に登録されていないため、スイッチング制御部4−2は、上記MACアドレス抽出と同時に抽出した受信パケット内の送信元IPアドレスI28を求めて、カスケードIPアドレステーブル上を検索する。
【0129】
当該カスケードIPアドレステーブルにはIPアドレスI28は登録されてないため、スイッチング制御部4−2は、ポート4−16にはカスケード型LAN接続方式によるネットワークが接続されていないと判断し、新たにポート番号“4”と、ネットワーク識別子(NW識別子)“0”をネットワーク識別テーブルのそれぞれの領域に格納して追加登録する。
【0130】
この後さらに端末装置4−24から送信されたパケットがポート4−13(ポート番号“1”)で受信された場合、スイッチング制御部4−2は、受信ポート番号によるネットワーク識別テーブルの検索を行う。
【0131】
受信ポート番号“1”は図6(A)に登録されていないため、スイッチング制御部4−2は、受信パケットから抽出した送信元IPアドレスI24がカスケードIPアドレステーブルに登録されているか検索する
IPアドレスI24は当該カスケードIPアドレステーブルに登録されているため、スイッチング制御部4−2は、ポート4−13にはカスケード型LAN接続方式によるネットワークが接続されていると判断し、新たにポート番号“1”とネットワーク識別子“1”をそれぞれの領域に対応付けて格納し、追加登録する。
【0132】
これらの追加登録により、ネットワーク識別テーブルは図6(A)の状態から図6(B)の状態に変化する。
【0133】
次に、図7および図8のフローチャートを参照しながら、当該スイッチングハブ装置4−1の全体動作の詳細について説明する。図8は本来図7の一部として含まれるフローチャートである。図7は主としてユニキャストパケットについての動作を示し、図8はマルチキャストパケット用の分岐以降の手順を示す。
【0134】
(A−2−2)スイッチングハブ装置4−1の全体動作
図7はステップ7−1〜ステップ7−12の各ステップからなる。
【0135】
スイッチングハブ装置4−1が各ポート4−12〜4−16で受信し(7−1)たパケットは、各パケットに対応するLANC4−7〜4−11に転送される。
【0136】
該当LANCは、受信したパケットを内部バス4−17を介してバッファ部4−6に格納するとともに、信号線4−19〜4−23を介してスイッチング制御部4−2に、当該パケットの受信を通知する制限信号を送信する(7−2)。
【0137】
当該制限信号を受信するとスイッチング制御部4−2は、バッファ部4−6に格納されるパケットがユニキャストパケットであるか、マルチキャストパケットであるかを判定する(7−3)。
【0138】
この判定はパケット内の前記送信先MACアドレスを調べることによって行われる。
【0139】
当該ステップ7−3の判定がユニキャストパケットを示す場合は、ステップ7−4に進み、マルチキャストパケットを示す場合は図8のステップ8−1へ進む。
【0140】
ステップ7−4では、スイッチング制御部4−2が、バッファ部4−6に格納されるユニキャストパケットの送信先MACアドレスと送信元MACアドレスとを抽出して、これらを比較する。
【0141】
比較の結果、送信先MACアドレスと送信元MACアドレスが同じ場合には、バッファ部4−6に格納された当該パケットを破棄し(7−9)、異なる場合には当該パケットの送信先MACアドレスをもとに、アドレステーブル保持部4−3に格納されているアドレステーブルを検索し、当該送信先MACアドレスと同じアドレスが見つかれば送信ポート番号を決定し、見つからなければステップ7−8へ進む(7−5)。
【0142】
見つかった場合には決定したこの送信ポート番号と受信ポート番号とを比較し、当該比較の結果、送信ポート番号と受信ポート番号とが異なる場合には、バッファ部4−6から当該ユニキャストパケットを読み出して、当該送信ポート番号のポートへ送出する(7−6)。
【0143】
当該比較の結果、当該送信ポート番号と受信ポート番号が同じである場合(7−6)には、当該送信ポート番号をもとに、上記ネットワーク識別テーブル保持部4−4が保持しているネットワーク識別テーブルを検索して、当該送信ポート番号に対応するネットワーク識別子を得る(7−7)。
【0144】
そして、ネットワーク識別子が“0”の場合はバッファ部4−6に格納した当該パケットを破棄し(7−9)、“1”の場合には送信ポート番号に対応するLANCに当該パケットを送出する(7−10)。
【0145】
上記ステップ7−5のアドレステーブル検索時において、該当する送信先MACアドレスを検索できなかった場合には受信ポート番号をもとに、前記ネットワーク識別テーブルを検索し、受信ポート番号に対応するネットワーク識別子を得る(7−8)。
【0146】
なお、上述したように、LAN30内の任意の端末装置から送信されたパケットがスイッチングハブ装置4−1の該当ポートに受信されると、アドレステーブルに対する追加登録が自動的に行われるのであるから、LAN30の安定的な運用状態において、前記ステップ7−5からステップ7−8への分岐の発生は、ステップ7−5からステップ7−6への分岐の発生に比べてはるかに少ないのが普通である。当該ステップ7−8への分岐が発生するのは、例えば、新たな端末装置をLAN30に接続した直後であって当該端末装置がまだ1度もパケットを送信していない場合などである。
【0147】
ステップ7−8において当該ネットワーク識別子が“0”の場合には受信ポート以外のすべてのポートを送信ポートとして、送信ポートに対応するLANCにバッファ部4−6から読み出したパケットを送出する(7−12)。これは、ユニキャスト先の端末装置がどのポートに接続されているのか不明である状況で、当該ユニキャストを実現するための操作である。
【0148】
反対に、当該識別子が“1”の場合には受信ポートを含むすべてのポートを送信ポートとし、送信ポートに対応するLANCにバッファ部4−6から読み出したパケットを送出する(7−11)。
【0149】
例えば同一カスケード内に配置されている端末装置4−24から4−25にユニキャストパケットを送信する場合、上記アドレステーブルが図5(B)の状態で、上記ネットワーク識別テーブルが図6(B)の状態であるものとすると、上述したようにポート4−13(ポート番号“1”)で受信したパケットの持つ送信先MACアドレス“M25”をもとにアドレステーブルを検索してポート番号“1”を得る。
【0150】
これにより送信ポート番号として受信ポート番号と等しい番号が得られたため、スイッチング制御部4−2は、図6(B)のネットワーク識別テーブルを検索する。この検索でネットワーク識別子“1”が得られると、スイッチングハブ装置4−1は、当該ポート4−13に接続されているネットワークがカスケード接続であることを認識する。
【0151】
この認識により、当該パケットが同一カスケード内の端末装置に宛てたパケットであることが分かるので、当該パケットはLANC4−8に供給され、受信ポートと同じ送信ポート4−13から送出される。
【0152】
当該カスケードのなかでは、上述したネットワーク接続回路2−11(LANC11−34)と同様な動作のために、当該パケットが受信される端末装置は、宛先の端末装置4−25だけである。
【0153】
一方、前記ステップ7−3からのマルチキャストパケット用の分岐(ステップ7−3のNo)につき、図8を参照しながら説明する。図8はステップ8−1〜ステップ8−3の各ステップから構成されている。
【0154】
図8において、前記マルチキャストを実現するため、まずは受信ポート以外のすべてのポートに当該マルチキャストパケットを送出する(8−1)。
【0155】
そしてこのあとで、受信ポートに対する処理に入る。受信ポートに接続されているネットワークがカスケードである場合には、カスケードを構成する端末装置のなかで送信元以外の端末装置には当該パケットを送信しなければ、全端末装置に送信するマルチキャストが実現できないからである。
【0156】
当該受信ポートのポート番号をもとに、ネットワーク識別テーブルが検索され、該当するネットワーク識別子が“0”の場合には、処理を終了する(8−2のNW識別子=0)。
【0157】
ネットワーク識別子の“0”はカスケード接続でないことを意味し、当該ポートに接続されている端末装置が送信元の端末装置だけであるため、当該ポートに当該パケットを送信する必要がないからである。
【0158】
これに対し、ネットワーク識別子の“1”はカスケード接続を意味し、当該受信ポートには送信元端末装置以外にも端末装置が接続されていることを示している。
【0159】
ネットワーク識別子が当該“1”の場合にはスイッチング制御部4−2は図5(B)のアドレステーブルを検索して、当該受信ポートに接続されている端末装置のMACアドレスを調べ、そして当該マルチキャストパケットの送信先MACアドレスをここで調べたMACアドレスに書き換える。
【0160】
この書き換えを1回行うことにより、該当ポートへ送信する1つのユニキャストパケットが生成される。
【0161】
調べて得られたMACアドレスが複数ある場合(該当ポートに3つ以上の端末装置が接続されている場合)には、送信先MACアドレスだけが異なるユニキャストパケットが、得られたMACアドレスの数から1を引いた数(送信元端末装置のMACアドレスの分を減算する)だけのユニキャストパケットが生成されて当該受信ポートに対応するLANCによって、当該受信ポートから当該カスケードに送出される(8−3)。
【0162】
上述したネットワーク接続回路2−11と同じ機能により、当該受信ポートにカスケード接続された各端末装置は送信元の端末装置を除き、当該ユニキャストパケットのうち自端末宛てのパケットを受信することになり、マルチキャストが実現される。
【0163】
例えば、図1の端末装置4−24が前記マルチキャストを行うためのマルチキャストパケットを送信する場合、ポート4−13を介して当該マルチキャストパケットはバッファ部4−6にいったん蓄積される。
【0164】
そして、上記アドレステーブルが図5(B)の状態で、上記ネットワーク識別テーブルが図6(B)の状態であるものとすると、上述したようにポート4−13(ポート番号“1”)で受信したマルチキャストパケットは、各LANCを経て受信ポート4−13以外のすべてのポート4−12、4−14〜4−16へ送信される。この送信はスイッチング制御部4−2によって行われる。
【0165】
さらに、受信ポートと送信ポートが一致するポート番号“1”については、当該スイッチング制御部4−2が当該ポート番号“1”をもとに図6(B)のネットワーク識別テーブルを検索し、ネットワーク識別子“1”を得る。
【0166】
次もまたポート番号“1”をもとに、スイッチング制御部4−2が、図5(B)のアドレステーブルを検索し、MACアドレス“M24”、“M25”を得る。このうち“M24”は当該マルチキャストパケットの送信元MACアドレスに等しいので除外され、“M25”が当該マルチキャストパケットの送信先MACアドレスに書き込まれてカスケード用のユニキャストパケットが得られる。
【0167】
カスケード用に得られた送信先MACアドレスは当該“M25”の1つだけであるため、この例では、カスケード用のユニキャストパケットは1つである。
【0168】
当該カスケード用のユニキャストパケットは、LANC4−8を介してポート4−13から送信される。
【0169】
上述したネットワーク接続回路2−11などの機能から、カスケード内では、当該ユニキャストパケットは端末装置4−25だけに受信される。
【0170】
このユニキャストパケットの受信によって、前記マルチキャストが完結する。
【0171】
(A−3)実施形態の効果
本実施形態によれば、カスケード接続を包含でき、同一カスケード内の端末装置のあいだでもトラフィックを抑制しながらパケットのやり取りができるため、ポート数の割にLANに収容することができる端末装置数が多く、スイッチングハブ装置のリソースの利用効率が高い。
【0172】
具体的には、スター型ネットワーク接続方式を用いたLANネットワークと、カスケード型ネットワーク接続方式を用いたLANネットワークの統合により、ネットワーク構成の簡略化が可能となり、ネットワーク導入コストまたは、拡張などの維持管理コストが削減できる。
【0173】
また、従来と同様の図4のネットワーク接続回路(2−11など)を用いても、同一カスケード内に配置された端末装置のあいだのパケットのやり取りが、スイッチングハブ装置を介して可能になる。
【0174】
したがってLAN内では、あらゆるユニキャスト及びマルチキャストを完全に実現することができる。
【0175】
また、上記スイッチングハブ装置を用いることで、ネットワーク及び端末装置の使用者が、スター型端末装置と、カスケード型端末装置の違いを意識する必要がなくなる。すなわち、LAN内の任意の端末装置を上記スイッチングハブ装置の任意のポートに接続することができ、LANの構築、運用にあたって、制約が少なく自由度が高い。
【0176】
さらに、上記スイッチングハブ装置では、ユニキャストパケット受信時に、各ポートに接続されるネットワークを識別し、必要ポートのみへパケットを送信することで、ネットワークヘのトラフィック増大及び、必要以外の端末装置が前記パケットを受信することを阻止することが可能で、通信の効率が高い。
【0177】
また、上記スイッチングハブ装置はその1つのポートに接続されているカスケード型端末装置からマルチキャストパケットを受信した場合、上記スイッチングハブのその他のポートヘ前記データを送信するだけでなく、上記マルチキャストパケットをユニキャストパケットに変換し、受信ポートに接続されている送信元端末装置以外の端末装置に対して送信することで、従来は不可能であったカスケード型端末装置間でのマルチキャストパケットの送受信を可能にする。
【0178】
(C)他の実施形態
なお、上記実施形態では、LAN30内のすべての端末装置を選択する特別なケースのマルチキャストについて説明した。この意味でのマルチキャストは、ブロードキャストと同じ操作であるため、上記実施形態におけるマルチキャストの説明はそのままブロードキャストの説明として読み替えることができる。
【0179】
LAN30内のかぎられた端末装置だけを選択する一般のマルチキャストについて処理する場合、パケットの送信先MACアドレスが指定する端末装置だけについて、上述したような操作を行うことになる。
【0180】
そして一般のマルチキャストの場合には、カスケードに対しても必ずしもパケットの折り返し転送を行う必要があるとはかぎらないので、図7のステップ7−3と図8のステップ8−1のあいだには、マルチキャスト先の端末装置を特定するための処理を挿入し、ステップ8−1〜8−3の処理は、当該マルチキャスト先の端末装置を含む要素ネットワークに接続されたポートに限定して実行することになる。
【0181】
なお、上記スイッチングハブ装置3−1の各ポートに接続するネットワークの形態は上述したものにかぎらず、例えばカスケードを接続するポートが複数あってもよい。またスイッチングハブ装置3−1のポートの数は5つとしたが、この数は5つより多くてもよく少なくてもよい。
【0182】
また、上記実施形態の図1では、バッファ部4−6、アドレステーブル保持部4−3、ネットワーク識別テーブル保持部4−4、カスケードIPアドレス保持部4−5を異なるメモリブロックに配置したが、全て同じメモリ内に配置してもよく、一部を同じメモリ内に配置してもよく、それぞれ異なるメモリブロックに配置してもよい。
【0183】
さらに上記実施形態では、パケットのスイッチング方式の一例として、パケットを全てバッファ4−6に格納したあとでスイッチング処理を行うストア&フォワード方式を用いたが、パケットの一部(送信先・送信元アドレス部を含む)のみを抽出及び格納した時点でスイッチング処理を行うカット・スルー方式を用いても構わない。
【0184】
また、上記実施形態では、スイッチングハブ装置の各ポートに接続されるネットワークの識別手段として、受信パケットに含まれる送信元IPアドレスから識別する方法を示したが、スイッチングハブ装置とカスケード型LAN接続対応端末間のソフトウェアによる認識専用パケットの通信等により、接続ネットワークの識別をおこなっても構わない。
【0185】
さらに、上記実施形態ではスイッチングハブ装置を例に説明したが、本発明は、スイッチング機能を持たないハブ装置についても適用することができる。
【0186】
ハブ装置であっても、従来は、受信ポートを送信ポートとする前記折り返し転送機能は装備していなかったため、やはり同一カスケード内に配置された端末装置どうしはパケットをやり取りできないという問題点があり、当該問題点は本発明によって解決されるからである。
【0187】
また、図4のネットワーク接続回路(2−11)はその構成上、ハブ装置やスイッチングハブ装置であっても端末装置(2−2)と同様に接続することができるので、カスケードの構成要素はすべてが端末装置(3−3〜3−6など)である必要はなく、図4の端末装置3−4や3−5をスイッチングハブ装置やハブ装置で置換することができる。
【0188】
例えば、端末装置とスイッチングハブ装置が混在するカスケードや、複数のスイッチングハブ装置から構成されるカスケードも可能である。
【0189】
すなわち、本発明は、1つ又は複数の通信装置を含む要素ネットワークを接続するためのポートを複数備え、これらのポートを介して前記通信装置の間の通信パケットのやり取りを中継するネットワーク集線装置、またはこのようなネットワーク集線装置を備えるネットワークについて、広く適用することができる。
【0190】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、1つの要素ネットワーク内に複数の通信装置が配置されている場合、同一要素ネットワーク内の通信装置がネットワーク集線装置を介して、通信パケットをやり取りすることが可能になる。しかもこの通信パケットのやり取りを行うことによって生じるトラフィックの上昇は有効な通信に対応する分だけであり、最小限に抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態にかかるLANの構成、およびスイッチングハブ装置の内部構成を示すブロック図である。
【図2】従来のLANの構成を示す概略図である。
【図3】従来のLANの構成を示す概略図である。
【図4】従来および実施形態に使用されるネットワーク接続回路の内部構成(カスケードの構成)を示す概略図である。
【図5】実施形態のアドレステーブルを示す概略図である。
【図6】実施形態のネットワーク識別テーブルを示す概略図である。
【図7】実施形態の動作を示すフローチャートである。
【図8】実施形態の動作を示すフローチャートである。
【図9】イーサネットLANパケットフォーマットを示す概略図である。
【図10】実施形態にかかるLANの構成例を示すブロック図である。
【符号の説明】
2−11、2−12、3−7〜3−10…ネットワーク接続回路、2−22、2−23…LANケーブル(ペアケーブル)、2−22A…(矢印S方向用の)ケーブル、2−22B…(矢印R方向用の)ケーブル、3−1、4−1…スイッチングハブ装置、3−2…ハブ装置、3−3〜3−6、3−11、3−12、3−13、4−24〜4−28…端末装置、3−14〜3−18、4−12〜4−16…ポート、4−2…スイッチング制御部、4−3…アドレステーブル保持部、4−4…ネットワーク識別テーブル保持部、4−5…カスケードIPアドレス保持部、0〜4…ポート番号、M24〜M28…MACアドレス、30…LAN。

Claims (6)

  1. 1つ又は複数の通信装置を含む要素ネットワークを接続するためのポートを複数備え、これらのポートを介して前記通信装置の間の通信パケットのやり取りを中継するネットワーク集線装置において、
    前記各ポート毎に、少なくとも各ポートに接続された前記要素ネットワークが備えている通信装置の数が1つであるか複数であるかの情報を含む、当該要素ネットワークに関する情報の体系を記述したポート情報を記憶しておくポート情報記憶手段を備え、
    前記通信パケットを送信しようとするポートに対応するこのポート情報に基いて、送信、非送信、及び送信する場合の通信パケットの状態の各通信形態を決めることを特徴とするネットワーク集線装置。
  2. 前記複数のポートのうち少なくとも1つのポートに接続されている要素ネットワークは複数の通信装置から構成され、
    各通信装置が第1及び第2のネットワーク接続端子を有し、
    隣接する2つの通信装置の間では、一方の通信装置の第2のネットワーク接続端子と他方の通信装置の第1のネットワーク接続端子をネットワークケーブルを介して接続することでカスケードを構成している請求項1のネットワーク集線装置において、
    前記ポート情報には少なくとも、
    各ポートに接続された該当要素ネットワークを構成する通信装置に固有な装置アドレスを当該ポートに対応付けて示したアドレスポート情報と、
    当該要素ネットワークが前記カスケードであるかどうかを示すカスケード識別情報とを含み、
    これらアドレスポート情報とカスケード識別情報に基いて、前記通信パケットが同一カスケード内の他の通信装置への送信を求めていることを検出した場合、前記通信形態には、受信したポートと同じポートに当該通信パケットを送信することを含むこと特徴とするネットワーク集線装置。
  3. 請求項2のネットワーク集線装置において、
    前記通信パケットがユニキャストを要求する場合、前記ポート情報に応じて異なる通信形態のユニキャストを行うユニキャスト処理手段と、
    前記通信パケットがマルチキャストを要求する場合、前記ポート情報に応じて異なる通信形態のマルチキャストを行うマルチキャスト処理手段とを備えることを特徴とするネットワーク集線装置。
  4. 請求項3のネットワーク集線装置において、
    上記ユニキャスト処理手段は、
    前記通信パケットに含まれる送信先アドレスと送信元アドレスとを比較してこれらが同一アドレスであるか別アドレスであるかを判定するアドレス比較手段と、
    このアドレス比較手段によって同一アドレスであると判定された場合には、当該通信パケットを破棄し、別アドレスであると判定された場合には当該通信パケットを破棄しないパケット破棄手段と、
    前記アドレス比較手段で別アドレスであると判定された場合、受信した前記通信パケットに含まれる送信先アドレスと前記アドレスポート情報とを照合して、当該送信先アドレスと同じアドレスが見つかれば、当該アドレスに対応付けられたポートを当該通信パケットを要素ネットワークへ送信するための送信ポート候補として選択するアドレス解決手段と、
    選択されたこの送信ポート候補を、当該通信パケットを受信した受信ポートと比べ、同一ポートであるか別ポートであるかを判定する送受信ポート比較手段と、
    別ポートであると判定された場合には、当該送信ポート候補を送信ポートとして当該通信パケットの送信を行うパケット送出手段と、
    同一ポートであると判定された場合、前記カスケード識別情報を参照し、当該送信ポート候補に接続されている要素ネットワークがカスケードであれば当該送信ポート候補を送信ポートとして当該通信パケットの送信を行い、カスケードでなければ当該送信パケットを送信しないユニキャスト用カスケード判定手段とを備えることを特徴とするネットワーク集線装置。
  5. 請求項3のネットワーク集線装置において、
    上記マルチキャスト処理手段は、
    前記通信パケットの送信先アドレスが指定するマルチキャスト先の通信装置が接続されているポートであって当該通信パケットの受信ポート以外のポートに、当該通信パケットを送信する通常のマルチキャスト操作を行う通常マルチキャスト実行手段と、
    前記マルチキャスト先の通信装置が接続されているポートに、当該通信パケットの受信ポートが含まれているかどうかに応じて、受信ポートを送信ポートとする折り返し転送を行うかどうかを判定する折り返し転送判定手段と、
    この折り返し転送を行おうとする場合には、前記カスケード識別情報に基き、前記通信パケットを受信した受信ポートに接続されている要素ネットワークがカスケードであるかどうかを判定するマルチキャスト用カスケード判定手段と、
    当該要素ネットワークがカスケードである場合、当該要素ネットワークを構成する複数の通信装置のうち、当該通信パケットの送信元の通信装置以外の通信装置であって前記マルチキャスト先に該当する通信装置それぞれに、当該通信パケットを送信するため、当該通信パケットの送信先アドレスを各通信装置を指定するアドレスに書き換えて前記受信ポートに折り返し転送する送信先アドレス書換え手段とを備えることを特徴とするネットワーク集線装置。
  6. 請求項1〜5のいずれかのネットワーク集線装置と、
    当該ネットワーク集線装置の各ポートに接続された要素ネットワークを構成する通信装置とを備えることを特徴とするネットワーク。
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