JP3625493B2 - UV absorbers and external preparations for skin - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、紫外線吸収剤及びこれを含有する皮膚外用剤に関し、詳しくは、ピロロキノリンキノンエステル及び/又はその塩からなる紫外線吸収剤及びこれを含有する皮膚外用剤に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、紫外線がコラーゲンを破壊したりメラニン形成を促進したりする作用を有するために、小じわの形成やしみ、そばかす等の色素沈着の原因になったり、表皮細胞のDNAを損傷し皮膚癌を誘発する可能性が示唆されたりしており、これに伴って、紫外線からの皮膚の防御についての消費者の意識も高まってきている。
【0003】
この様な状況を反映して、紫外線から皮膚を守る目的で各種の皮膚外用剤が開発されてきた。これらの皮膚外用剤には大きく分けて、酸化チタン等の隠蔽剤によって紫外線を散乱させるものと、ベンゾフェノン誘導体あるいはウロカニン酸類等の紫外線吸収剤によって紫外線を遮断するものの2種類があるが、酸化チタンの様な隠蔽剤は有効量を用いようとすると必要以上に白くなってしまい外観が悪いという問題点があり、また、紫外線吸収剤は遅延型アレルギー性皮膚炎の原因になるなど安全性上の問題があった。更に、紫外線吸収剤においては、吸収波長が励起光であることから安定性も十分であるとは言い難かった。
【0004】
一方、ピロロキノリンキノンエステル類は、ピロロキノリンキノンを出発物質として得られる化合物である。出発物質であるピロロキノリンキノンは、NADやNADP等の酸化還元酵素の補酵素として発見されたもので、活性酸素消去作用を有していることが知られており、既に試薬として販売もされている(和光純薬株式会社、関東化学株式会社)化合物である。しかしながら、ピロロキノリンキノンそのものは安定性が悪い上に、安全性も腎毒性を有していることから十分とは言えず、その皮膚外用剤への応用には困難が伴っていた。また、紫外部に優れた吸収特性を持っているものの、極端に悪い光安定性のため紫外線吸収剤としては使えるものではなかった。
【0005】
しかし、ピロロキノリンキノンをエステル化することで、その優れた紫外線吸収特性を損なわずに、問題点である安定性と安全性を向上させて紫外線吸収剤としたり、また、この様なピロロキノリンキノンのエステル及び/又はその塩を皮膚外用剤に含有させて紫外線から肌を防護する作用を持たせたという報告も未だなされていない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記観点からなされたものであり、紫外線を吸収する作用に優れ、更に、安定性、安全性に優れた紫外線吸収剤、及びこれを含有する紫外線からの肌の防護作用に優れた皮膚外用剤を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意研究を重ねた結果、一般式(I)に示されるピロロキノリンキノンエステル類が優れた紫外線吸収作用を有し、更に、安定性、安全性にも優れることを見出し、また、これを配合した皮膚外用剤が紫外線からの肌防護作用に優れることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0008】
すなわち本発明は、下記一般式(I)で表されるピロロキノリンキノンエステル及び/又はその塩からなる紫外線吸収剤及びこれを含有する皮膚外用剤である。
【0009】
【化3】

Figure 0003625493
【0010】
ただし、化3中R、R、Rは、それぞれ独立して、短鎖長のアルキル基、アルケニル基、アラルキル基、アラアリール基又はフェニル基、水素原子を表し、且つ、R、R、Rのうち少なくとも1つは水素原子ではないこととする。
【0011】
以下、本発明を詳細に説明する。
【0012】
<1>本発明の紫外線吸収剤
本発明の紫外線吸収剤は、前記一般式(I)で表されるピロロキノリンキノンエステル及び/又はその塩からなる。ここで一般式(I)中のR、R、Rは、それぞれ独立して、短鎖長のアルキル基、アルケニル基、アラルキル基、アラアリール基又はフェニル基、水素原子を表すが、これらのアルキル基及びアラルキル基、アラアリール基のアルキル部分の炭素数は1〜10であることが好ましく、更に好ましくは1〜6であり、更には1〜4がより好ましい。また、アルケニル基の炭素数は、2〜10であることが好ましく、更に好ましくは2〜6であり、更には2〜4がより好ましい。
【0013】
上記短鎖長アルキル基としては、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基等が、短鎖長アルケニル基としては、例えば、アリル基、2−ブテニル基、1,3−ブタジエニル基等が、短鎖長アラルキル基としては、ベンジル基、メチルベンジル基等が、及びアラアリール基としては、メチルフェニル基、エチルフェニル基等が挙げられる。
【0014】
また、これらのピロロキノリンキノンエステルとしては、例えば、トリメチルエステル、ジメチルエステル、モノメチルエステル、トリエチルエステル、ジエチルエステル、モノエチルエステル等のアルキルエステル類、トリアリルエステル、ジアリルエステル、モノアリルエステル等のアルケニルエステル類、トリベンジルエステル、ジベンジルエステル、モノベンジルエステル等のアラルキルエステル類、トリメチルフェニルエステル、ジメチルフェニルエステル、モノメチルフェニルエステル等のアラアリールエステル類が挙げられる。
【0015】
また、上記エステル類のうち、本発明において、好ましくは、R、R、Rがそれぞれ独立してアリル基又は水素原子であり、且つ、R、R、Rのうち少なくとも1つがアリル基であるピロロキノリンキノンアリルエステル類が用いられ、更には、Rがアリル基であり、R、Rが水素原子である化4に示されるピロロキノリンモノアリルエステルが安定性の点で優れており、本発明により好ましく用いられる。
【0016】
【化4】
Figure 0003625493
【0017】
本発明に用いる前記一般式(I)で示されるピロロキノリンキノンエステルの製造方法であるが、これらはピロロキノリンキノンより常法のエステル化反応に従って合成することができる。
【0018】
合成方法としては、例えば、ピロロキノリンキノンまたはその塩化合物を酸性条件下でアルコール類と反応させる方法やピロロキノリンキノンまたはその塩化合物をハロゲン化アルキル、ハロゲン化アルニケル、ハロゲン化アラルキル、ハロゲン化アラアリール等と塩基の存在下で反応させる方法等が挙げられ、これらの方法により、ピロロキノリンキノンのカルボキシル基が3つともエステル化されたピロロキノリンキノントリエステル類が得られる。
【0019】
また、上記方法によって得られるピロロキノリンキノンのトリエステル体を酸性あるいは塩基性条件下で部分加水分解することで、ピロロキノリンキノンのモノエステル体あるいはジエステル体を得ることができる。
【0020】
この様にして得られるピロロキノリンキノンのモノ、ジ、トリの各種エステル類は、シリカゲルカラムクロマトグラフィーや再結晶法等の通常の精製手段を用いて精製することができる。かくして得られるピロロキノリンキノンエステルの性状は、エステルの種類によって異なるが、概ね黄褐色のアモルファスないし結晶である。その溶解性については、水に溶けにくく、オイルに溶け易い傾向にある。
【0021】
本発明で用いられる前記一般式(I)で示されるピロロキノリンキノンエステル類の塩とは、上記ピロロキノリンキノンモノエステルの2つのカルボキシルあるいは、ピロロキノリンキノンジエステルの1つのカルボキシルが塩基と反応してカルボン酸塩となった化合物である。この様なカルボン酸塩の対塩基としては、生理的に許容されるもので有れば特に限定されないが、例えば、カリウム、ナトリウム等のアルカリ金属、カルシウム、マグネシウム等のアルカリ土類金属、アンモニウム、トリエタノールアミン、トリエチルアミン等の有機アミン類、リジン、アルギニン等の塩基性アミノ酸等を挙げることができる。
【0022】
本発明では、上記ピロロキノリンキノンのモノエステル体、ジエステル体、トリエステル体及び、モノエステル体のカルボン酸塩、ジエステル体のカルボン酸塩を、それぞれ配合される剤型によって必要とされる溶解性等の物性に合わせて使い分けることができる。
【0023】
<2>本発明の皮膚外用剤
本発明の皮膚外用剤は、上記紫外線吸収剤の1種あるいは2種以上を配合したものである。配合量は、外用剤全量に対して0.01〜10重量%であることが好ましく、0.1〜1重量%であることがより好ましい。配合量が、0.01重量%より少ないと紫外線吸収による紫外線からの肌の防護効果が十分に得られないことがあり、また10重量%を越える量を用いても、効果が頭打ちになるので経済的ではない。紫外線からの肌の防護効果が顕著であり、また経済的にも有利な配合量の範囲は、上述したより好ましい配合量の範囲すなわち0.1〜1重量%である。
【0024】
本発明の皮膚外用剤には、上記紫外線吸収剤の他に、通常皮膚外用剤に用いられる各種任意成分、例えば、ワセリン、スクワラン、流動パラフィン等の炭化水素類、ゲイロウ、カルナバワックス、ホホバオイル等のエステル類、オリーブ油、牛脂、ヒマシ油等のトリグリセライド類、セタノール、ベヘニルアルコール、バチルアルコール、オレイルアルコール等のアルコール類、ステアリン酸モノグリセライド、ツィーン、スパン等の界面活性剤、脂肪酸類、石鹸類、グリセリン、プロピレングリコール、1,3−ブタンジオール、ソルビット、マルビット等の多価アルコール類、カルボキシメチルセルロース、ポリアクリル酸等の増粘剤、メチルパラベン、ブチルパラベン、グルコン酸クロルヘキシジン等の防腐剤、γ−トコフェロール、BHT等の抗酸化剤、保湿剤、色剤、香料、pH調整剤、キレート剤、、抗炎症剤、ホルモン類、核酸類、各種ビタミン類等を配合することができる。
【0025】
また、本発明の皮膚外用剤には、紫外線吸収剤であるピロロキノリンキノンエステル及び/又はその塩以外の紫外線吸収剤あるいは紫外線防御剤を配合してもよく、この様な成分としては、例えば、ベンゾフェノン、アミノ安息香酸誘導体等の紫外線吸収剤や酸化チタンの様な紫外線を散乱させる作用を有する無機粉体等が挙げられる。
【0026】
本発明の皮膚外用剤の剤型は特に制限がなく、通常医薬品、医薬部外品、化粧品などに用いられるもの、例えば、軟膏、クリーム、乳液、ローション、パウダー、パック、入浴剤、シャンプー、リンス、トリートメント、口紅、アイライナー等の剤型が挙げられ、本発明の紫外線吸収剤であるピロロキノリンキノンエステル及び/又はその塩を配合する以外は、通常の皮膚外用剤と同様の方法で製造することができる。
【0027】
【実施例】
以下に、本発明の実施例を説明する。まず、本発明の紫外線吸収剤の実施例について説明する。
【0028】
【実施例1】
ピロロキノリンキノン3.3gをDMF100mLに加えて溶解させ、これに30mLのトリエチルアミンを加え、更に、アリルクロライド2.4gを加えて反応させた。これを、0.1N希硫酸で中和し、溶媒留去後、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒、クロロホルム:メタノール=1:1)で精製し、0.6gのピロロキノリンキノン−2−モノアリルエステル、0.8gのピロロキノリンキノンジアリルエステル、及び0.4gのピロロキノリンキノントリアリルエステルを得た。これをそれぞれ紫外線吸収剤1、紫外線吸収剤2、紫外線吸収剤3とした。
【0029】
【実施例2】
ピロロキノリンキノン3.2gを100mLエタノールに溶解させ、硫酸を触媒として5時間の加熱還流を行った。その後、これを中和し濃縮してから、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒、メタノール:クロロホルム=5:95)で精製し、1.2gのピロロキノリンキノンジエチルエステル、及び1.4gのピロロキノリンキノントリエチルエステルを得た。これをそれぞれ紫外線吸収剤4、紫外線吸収剤5とした。
【0030】
【実施例3】
ピロロキノリンキノン3.2gを100mLメタノールに溶解させ、硫酸を触媒として5時間の加熱還流を行った。その後、これを中和し濃縮してから、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒、メタノール:クロロホルム=5:95)で精製し、0.9gのピロロキノリンキノンジメチルエステル、及び1.1gのピロロキノリンキノントリメチルエステルを得た。これをそれぞれ紫外線吸収剤6、紫外線吸収剤7とした。
【0031】
<本発明の紫外線吸収剤の評価>
上記実施例1で得られた紫外線吸収剤1について、安定性、安全性、紫外線吸収特性に関する各試験を行い各特性を評価した。
【0032】
(1)光安定性試験
pH5、pH7、pH9にそれぞれ調製された0.1Mリン酸緩衝液に、0.05%濃度となるように、実施例1で得られた紫外線吸収剤1及びピロロキノリンキノンをそれぞれ溶解した後、各溶液を透明ビンに分注し、これに太陽光を紫外線照射量が紫外線カウンターで20000になるまで照射し続けた。照射終了後、HPLCを用いて各溶液中に残存する実施例1で得られた紫外線吸収剤1及びピロロキノリンキノンをそれぞれ定量し、残存率を求め光安定性を評価した。結果を表1に示す。
【0033】
【表1】
Figure 0003625493
【0034】
この結果から明らかなように、ピロロキノリンキノンが上記各溶液中で紫外線照射により分解され光安定性がほとんどないのに比べ、本発明の紫外線吸収剤はpH5からpH7の間で約9割が溶液中に残存しており光安定性に著しく優れていることがわかる。
【0035】
(2)局所毒性試験(経皮刺激試験)
6匹づつ3群のハートレイ白色種モルモット(雌性、体重450〜550g)の背部を剃毛し、上記実施例1で得られた紫外線吸収剤1を2.5%、1%、0.5%の各濃度で練り込んだワセリンを、各群のモルモットの剃毛部に0.1mLづつ投与し24時間クローズドパッチを行った。判定は、投与から25時間後に、以下に示す本邦パッチテスト基準(日本皮膚科学会)に基づいて行った。
【0036】
− : 無反応
± : 疑陽性反応
+ : 明らかな紅班
++ : 浮腫反応
【0037】
結果は、何れのサンプルも−(無反応)であった。これにより本発明の紫外線吸収剤が安全性に優れていることがわかる。
【0038】
(3)紫外線吸光度の測定
実施例1で得られた紫外線吸収剤1及び比較対照として一般に紫外線吸収剤として用いられている2−ヒドロキシ−メトキシベンゾフェノン−5−スルホン酸の、340nm(UV−Aの最大吸収波長)と308nm(UV−Bの最大吸収波長)における吸光度を吸光度計を用いて測定した。結果を表2に示す。
【0039】
【表2】
Figure 0003625493
【0040】
この結果から明らかなように、一般に紫外線吸収剤として用いられる2−ヒドロキシ−メトキシベンゾフェノン−5−スルホン酸に比べ、本発明の紫外線吸収剤は、340nm及び308nmの波長の紫外線に対して吸光度が大きく、従って、本発明の紫外線吸収剤は優れた紫外線吸収作用を有するといえる。
【0041】
(4)経皮吸収による光毒性試験
1群6匹づつのハートレーモルモット(雌性、体重約500g)の背部をバリカンとシェーバーで脱毛し、各群のモルモットの脱毛部に上記実施例1で得られた紫外線吸収剤1を2.5%、0.5%、0.02%の濃度で練り込んだワセリン及びワセリンのみを0.1mLづつ塗布した直径1.5mmのパッチ絆をそれぞれ24時間クローズドパッチした。クローズドパッチ終了後、背部の片側を暗幕で覆いBLBランプでUV−Aを照射強度7000μW/cmで照射した。照射終了後、UV−A照射部と非照射部について5日目まで肉眼観察を行い、上記(2)の局所毒性試験と同様の判定基準で肌の状態を評価した。結果を表3に示す。
【0042】
【表3】
Figure 0003625493
【0043】
この結果から明らかなように、本発明の紫外線吸収剤は2.5%と高濃度でも全く紅斑等の刺激は認められず、光照射による光毒性は認められなかった。また、この結果と上記(3)の実験結果より、本発明の紫外線吸収剤はよく紫外線を吸収するが、その結果生成した成分についても安全性に優れていることがわかる。
【0044】
次に、上記実施例で得られた紫外線吸収剤を配合した本発明の皮膚外用剤について説明する。尚、以下に用いる配合量は全て重量%である。
【0045】
【実施例4〜7】
化粧水
表4に示す各成分を秤込み、80℃で加熱溶解し冷却して化粧水を製造した。
【0046】
【表4】
Figure 0003625493
【0047】
【実施例8〜11】
クリーム
表5のA成分、B成分をそれぞれ秤込み別々に80℃で加熱溶解した後、A成分にB成分を撹拌しながら徐々に加え乳化した。これを撹拌しながら冷却しクリームを製造した。
【0048】
【表5】
Figure 0003625493
【0049】
【実施例12】
ファンデーション
表6のA成分を混練した後、B成分を加えて更に混練しこれを80℃に加熱した。これにC成分を分散させ、更に80℃に加熱溶解したD成分を徐々に加え乳化し、撹拌冷却してファンデーションを製造した。
【0050】
【表6】
Figure 0003625493
【0051】
【発明の効果】
本発明の紫外線吸収剤は、紫外線を吸収する作用に優れ、更に、安定性、安全性に優れる。また、これを含有する皮膚外用剤は、紫外線吸収特性を有するので紫外線から肌を防護することができ、更に、安定性、安全性にも優れるため長期連続使用が可能である。[0001]
[Industrial application fields]
The present invention relates to an ultraviolet absorber and a skin external preparation containing the same, and more particularly to an ultraviolet absorber comprising a pyrroloquinoline quinone ester and / or a salt thereof and a skin external preparation containing the same.
[0002]
[Prior art]
In recent years, ultraviolet rays have the effect of destroying collagen and promoting melanin formation, causing fine pigment formation such as fine wrinkles, blotches, freckles, etc., and damaging epidermal cell DNA to induce skin cancer. The possibility of doing so has been suggested, and as a result, consumers' awareness of the protection of the skin from ultraviolet rays has increased.
[0003]
Reflecting this situation, various skin external preparations have been developed for the purpose of protecting the skin from ultraviolet rays. These external preparations for skin can be broadly divided into two types: those that scatter ultraviolet rays with a masking agent such as titanium oxide, and those that block ultraviolet rays with ultraviolet absorbers such as benzophenone derivatives or urocanic acids. When using an effective amount of such a masking agent, there is a problem that it becomes whiter than necessary and the appearance is poor, and UV absorbers cause delayed-type allergic dermatitis. was there. Furthermore, it is difficult to say that the ultraviolet absorber has sufficient stability because the absorption wavelength is excitation light.
[0004]
On the other hand, pyrroloquinoline quinone esters are compounds obtained using pyrroloquinoline quinone as a starting material. The starting material pyrroloquinoline quinone was discovered as a coenzyme for oxidoreductases such as NAD and NADP, and is known to have an active oxygen scavenging action, and has already been sold as a reagent. (Wako Pure Chemical Industries, Ltd., Kanto Chemical Co., Inc.) However, pyrroloquinoline quinone itself is not stable because it has poor stability and nephrotoxicity, and its application to an external preparation for skin has been difficult. In addition, although it has excellent absorption characteristics in the ultraviolet region, it was not usable as an ultraviolet absorber due to extremely poor light stability.
[0005]
However, by esterifying pyrroloquinoline quinone, it is possible to improve the stability and safety, which are problems, without deteriorating its excellent ultraviolet absorption property, and to make it an ultraviolet absorber. It has not been reported that the ester and / or salt thereof is contained in an external preparation for skin to protect the skin from ultraviolet rays.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention has been made from the above viewpoint, and has an excellent action of absorbing ultraviolet rays, and further, an ultraviolet absorbent having excellent stability and safety, and an excellent skin protecting action from ultraviolet rays containing the same. It is an object to provide an external preparation for skin.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
As a result of intensive studies to solve the above problems, the present inventors have found that the pyrroloquinoline quinone esters represented by the general formula (I) have an excellent ultraviolet absorbing action, and further, stability and safety. In addition, the present inventors have found that a skin external preparation blended with the same is excellent in skin protecting action from ultraviolet rays, and completed the present invention.
[0008]
That is, this invention is the ultraviolet absorber which consists of the pyrroloquinoline quinone ester represented by the following general formula (I), and / or its salt, and the skin external preparation containing this.
[0009]
[Chemical 3]
Figure 0003625493
[0010]
However, in Chemical Formula 3, R 1 , R 2 and R 3 each independently represent a short chain length alkyl group, alkenyl group, aralkyl group, araryl group or phenyl group, a hydrogen atom, and R 1 , R 2 and at least one of R 3 is not a hydrogen atom.
[0011]
Hereinafter, the present invention will be described in detail.
[0012]
<1> Ultraviolet Absorber of the Present Invention The ultraviolet absorber of the present invention comprises a pyrroloquinoline quinone ester represented by the general formula (I) and / or a salt thereof. Here, R 1 , R 2 and R 3 in the general formula (I) each independently represent a short chain length alkyl group, alkenyl group, aralkyl group, araryl group or phenyl group, or a hydrogen atom. The alkyl group of the alkyl group, the aralkyl group, and the alkyl moiety of the araryl group preferably have 1 to 10 carbon atoms, more preferably 1 to 6 carbon atoms, and still more preferably 1 to 4 carbon atoms. Moreover, it is preferable that carbon number of an alkenyl group is 2-10, More preferably, it is 2-6, Furthermore, 2-4 are more preferable.
[0013]
Examples of the short chain length alkyl group include a methyl group, an ethyl group, a propyl group, and a butyl group. Examples of the short chain length alkenyl group include an allyl group, a 2-butenyl group, and a 1,3-butadienyl group. However, examples of the short-chain aralkyl group include a benzyl group and a methylbenzyl group, and examples of the araryl group include a methylphenyl group and an ethylphenyl group.
[0014]
Examples of these pyrroloquinoline quinone esters include alkyl esters such as trimethyl ester, dimethyl ester, monomethyl ester, triethyl ester, diethyl ester and monoethyl ester, and alkenyl such as triallyl ester, diallyl ester and monoallyl ester. Examples thereof include aralkyl esters such as esters, tribenzyl ester, dibenzyl ester and monobenzyl ester, and araaryl esters such as trimethylphenyl ester, dimethylphenyl ester and monomethylphenyl ester.
[0015]
Of the esters, in the present invention, preferably R 1 , R 2 and R 3 are each independently an allyl group or a hydrogen atom, and at least one of R 1 , R 2 and R 3 A pyrroloquinoline quinone allyl ester in which one is an allyl group is used, and further, a pyrroloquinoline monoallyl ester represented by Chemical Formula 4 in which R 1 is an allyl group and R 2 and R 3 are hydrogen atoms is stable. It is excellent in terms and is preferably used according to the present invention.
[0016]
[Formula 4]
Figure 0003625493
[0017]
Although it is a manufacturing method of the pyrroloquinoline quinone ester shown by the said general formula (I) used for this invention, these can be synthesize | combined according to a conventional esterification reaction from pyrroloquinoline quinone.
[0018]
Synthetic methods include, for example, a method in which pyrroloquinoline quinone or a salt compound thereof is reacted with an alcohol under acidic conditions, a pyrroloquinoline quinone or a salt compound thereof in an alkyl halide, a halogenated alkenyl, a halogenated aralkyl, a halogenated araaryl, etc. And pyrroloquinoline quinone triesters in which all three carboxyl groups of pyrroloquinoline quinone are esterified are obtained.
[0019]
Moreover, the monoester body or diester body of pyrroloquinoline quinone can be obtained by carrying out partial hydrolysis of the triester body of pyrroloquinoline quinone obtained by the said method on acidic or basic conditions.
[0020]
Various mono, di, and tri esters of pyrroloquinoline quinone thus obtained can be purified using a conventional purification means such as silica gel column chromatography or recrystallization. The properties of the pyrroloquinoline quinone ester thus obtained vary depending on the type of ester, but are generally yellowish brown amorphous or crystalline. As for the solubility, it is difficult to dissolve in water and tends to dissolve in oil.
[0021]
The salt of the pyrroloquinoline quinone ester represented by the general formula (I) used in the present invention means that two carboxyls of the pyrroloquinoline quinone monoester or one carboxyl of the pyrroloquinoline quinone diester reacts with a base. It is a compound that has become a carboxylate. The base of such a carboxylate is not particularly limited as long as it is physiologically acceptable, for example, alkali metals such as potassium and sodium, alkaline earth metals such as calcium and magnesium, ammonium, Examples include organic amines such as triethanolamine and triethylamine, and basic amino acids such as lysine and arginine.
[0022]
In the present invention, the solubility of the pyrroloquinoline quinone monoester, diester, triester, carboxylate of the monoester, and carboxylate of the diester is required depending on the dosage form to be blended. It can be properly used according to the physical properties.
[0023]
<2> External preparation for skin of the present invention The external preparation for skin of the present invention is a mixture of one or more of the above ultraviolet absorbers. The blending amount is preferably 0.01 to 10% by weight, more preferably 0.1 to 1% by weight, based on the total amount of the external preparation. If the blending amount is less than 0.01% by weight, the effect of protecting the skin from ultraviolet rays by UV absorption may not be obtained sufficiently, and even if the amount exceeds 10% by weight, the effect will reach its peak. Not economical. The range of the blending amount where the protective effect of the skin from ultraviolet rays is remarkable and which is economically advantageous is the above-described more preferable blending amount range, that is, 0.1 to 1% by weight.
[0024]
The skin external preparation of the present invention includes various optional components usually used in skin external preparations, for example, hydrocarbons such as petrolatum, squalane, liquid paraffin, gay wax, carnauba wax, jojoba oil, etc. Esters, olive oil, beef tallow, castor oil and other triglycerides, cetanol, behenyl alcohol, batyl alcohol, oleyl alcohol and other alcohols, stearic acid monoglyceride, tween, span and other surfactants, fatty acids, soaps, glycerin, Polyhydric alcohols such as propylene glycol, 1,3-butanediol, sorbite, and malbit, thickeners such as carboxymethylcellulose and polyacrylic acid, preservatives such as methylparaben, butylparaben, chlorhexidine gluconate, γ-tocopherol, Antioxidants such as HT, humectants, coloring materials, perfumes, pH adjusting agents, chelating agents ,, anti-inflammatory agents, hormones, nucleic acids, can contain various vitamins and the like.
[0025]
In addition, the external preparation for skin of the present invention may contain an ultraviolet absorber other than a pyrroloquinoline quinone ester and / or a salt thereof, which is an ultraviolet absorber, and such components include, for example, Examples thereof include ultraviolet absorbers such as benzophenone and aminobenzoic acid derivatives, and inorganic powder having an action of scattering ultraviolet rays such as titanium oxide.
[0026]
The dosage form of the external preparation for skin of the present invention is not particularly limited, and is usually used for pharmaceuticals, quasi drugs, cosmetics, etc., for example, ointments, creams, emulsions, lotions, powders, packs, bath preparations, shampoos, rinses. , Treatments, lipsticks, eyeliners, and the like, and manufactured in the same manner as normal skin preparations except that the ultraviolet absorber of the present invention, pyrroloquinoline quinone ester and / or a salt thereof, is blended. be able to.
[0027]
【Example】
Examples of the present invention will be described below. First, examples of the ultraviolet absorbent according to the present invention will be described.
[0028]
[Example 1]
Pyrroquinoline quinone (3.3 g) was added to 100 mL of DMF and dissolved, 30 mL of triethylamine was added thereto, and 2.4 g of allyl chloride was further added to react. This was neutralized with 0.1N dilute sulfuric acid, the solvent was distilled off, and the residue was purified by silica gel column chromatography (elution solvent, chloroform: methanol = 1: 1) to give 0.6 g of pyrroloquinolinequinone-2-monoallyl. An ester, 0.8 g of pyrroloquinoline quinone diallyl ester, and 0.4 g of pyrroloquinoline quinone triallyl ester were obtained. These were designated as UV absorber 1, UV absorber 2, and UV absorber 3, respectively.
[0029]
[Example 2]
Pyrroquinoline quinone (3.2 g) was dissolved in 100 mL ethanol, and heated under reflux for 5 hours using sulfuric acid as a catalyst. Thereafter, this was neutralized and concentrated, and then purified by silica gel column chromatography (elution solvent, methanol: chloroform = 5: 95), 1.2 g of pyrroloquinoline quinone diethyl ester, and 1.4 g of pyrroloquinoline quinone. Triethyl ester was obtained. These were designated as UV absorber 4 and UV absorber 5, respectively.
[0030]
[Example 3]
Pyrroquinoline quinone (3.2 g) was dissolved in 100 mL methanol, and heated under reflux for 5 hours using sulfuric acid as a catalyst. Thereafter, this was neutralized and concentrated, and then purified by silica gel column chromatography (elution solvent, methanol: chloroform = 5: 95), 0.9 g of pyrroloquinoline quinone dimethyl ester, and 1.1 g of pyrroloquinoline quinone. Trimethyl ester was obtained. These were made into the ultraviolet absorber 6 and the ultraviolet absorber 7, respectively.
[0031]
<Evaluation of UV absorber of the present invention>
About the ultraviolet absorber 1 obtained in the said Example 1, each test regarding stability, safety | security, and an ultraviolet absorption characteristic was performed, and each characteristic was evaluated.
[0032]
(1) Light stability test UV absorber 1 and pyrroloquinoline obtained in Example 1 so that the concentration becomes 0.05% in 0.1 M phosphate buffer prepared at pH 5, pH 7, and pH 9, respectively. After each quinone was dissolved, each solution was dispensed into a transparent bottle, and sunlight was continuously applied to the bottle until the amount of UV irradiation reached 20000 with an ultraviolet counter. After the irradiation, the ultraviolet absorber 1 and pyrroloquinoline quinone obtained in Example 1 remaining in each solution were quantified using HPLC, and the residual ratio was determined to evaluate the light stability. The results are shown in Table 1.
[0033]
[Table 1]
Figure 0003625493
[0034]
As is apparent from the results, pyrroloquinoline quinone is decomposed by ultraviolet irradiation in each of the above solutions and has almost no light stability, and the ultraviolet absorbent of the present invention has about 90% of the solution between pH 5 and pH 7. It can be seen that it remains in and is extremely excellent in light stability.
[0035]
(2) Local toxicity test (dermal irritation test)
Three groups of six Hartley white guinea pigs (female, body weight 450-550 g) were shaved, and the UV absorber 1 obtained in Example 1 was 2.5%, 1%, 0.5%. Vaseline kneaded at each concentration of 0.1 ml was administered to each group of guinea pig shaved portions in a volume of 0.1 mL and subjected to closed patch for 24 hours. The determination was made 25 hours after administration based on the following Japanese patch test standard (Japan Dermatological Association).
[0036]
−: No response ±: False positive reaction +: Clear erythema ++: Edema reaction [0037]
As a result, all samples were-(no reaction). Thereby, it turns out that the ultraviolet absorber of this invention is excellent in safety | security.
[0038]
(3) Measurement of UV absorbance of UV absorber 1 obtained in Example 1 and 2-hydroxy-methoxybenzophenone-5-sulfonic acid, which is generally used as a UV absorber as a comparative control, at 340 nm (UV-A The absorbance at maximal absorption wavelength) and 308 nm (maximum absorption wavelength of UV-B) was measured using an absorptiometer. The results are shown in Table 2.
[0039]
[Table 2]
Figure 0003625493
[0040]
As is apparent from this result, the ultraviolet absorbent of the present invention has a greater absorbance to ultraviolet rays having wavelengths of 340 nm and 308 nm than 2-hydroxy-methoxybenzophenone-5-sulfonic acid, which is generally used as an ultraviolet absorbent. Therefore, it can be said that the ultraviolet absorbent of the present invention has an excellent ultraviolet absorbing action.
[0041]
(4) Phototoxicity test by percutaneous absorption 1 Each group of 6 Hartley guinea pigs (female, body weight about 500 g) was depilated with hair clippers and a shaver, and the hair loss of each group of guinea pigs was obtained in Example 1 above. A patch of 1.5mm in diameter with only 0.1mL of Vaseline and Vaseline mixed with 2.5%, 0.5% and 0.02% of UV Absorbent 1 closed patch for 24 hours each did. After completion of the closed patch, one side of the back was covered with a black screen, and UV-A was irradiated with a BLB lamp at an irradiation intensity of 7000 μW / cm 2 . After the irradiation, the UV-A irradiated part and the non-irradiated part were visually observed until the fifth day, and the skin condition was evaluated according to the same criteria as in the local toxicity test (2). The results are shown in Table 3.
[0042]
[Table 3]
Figure 0003625493
[0043]
As is clear from this result, the ultraviolet absorber of the present invention showed no irritation such as erythema even at a high concentration of 2.5%, and no phototoxicity due to light irradiation was observed. Further, from this result and the experimental result of the above (3), it can be seen that the ultraviolet absorbent of the present invention absorbs ultraviolet rays well, but the components produced as a result are also excellent in safety.
[0044]
Next, the skin external preparation of this invention which mix | blended the ultraviolet absorber obtained in the said Example is demonstrated. In addition, all the compounding quantities used below are weight%.
[0045]
Examples 4-7
Toner lotion Each component shown in Table 4 was weighed, heated and dissolved at 80 ° C., and cooled to produce a lotion.
[0046]
[Table 4]
Figure 0003625493
[0047]
Examples 8 to 11
The components A and B in the cream Table 5 were weighed and dissolved separately at 80 ° C., and then the component B was gradually added to the component A while stirring to emulsify. This was cooled with stirring to produce a cream.
[0048]
[Table 5]
Figure 0003625493
[0049]
Example 12
After kneading the A component in the foundation table 6, the B component was added and further kneaded and heated to 80 ° C. The component C was dispersed therein, and the component D dissolved by heating at 80 ° C. was gradually added and emulsified, followed by stirring and cooling to produce a foundation.
[0050]
[Table 6]
Figure 0003625493
[0051]
【The invention's effect】
The ultraviolet absorbent according to the present invention is excellent in the action of absorbing ultraviolet light, and is further excellent in stability and safety. Moreover, since the external preparation for skin containing this has an ultraviolet-absorption characteristic, it can protect skin from an ultraviolet-ray, and also is excellent in stability and safety, and can be used continuously for a long period of time.

Claims (5)

下記一般式(I)で表されるピロロキノリンキノンエステル及び/又はその塩からなる紫外線吸収剤。
Figure 0003625493
ただし、化1中R、R、Rは、それぞれ独立して、短鎖長のアルキル基、アルケニル基、アラルキル基、アラアリール基又はフェニル基、水素原子を表し、且つ、R、R、Rのうち少なくとも1つは水素原子ではないこととする。
An ultraviolet absorber comprising a pyrroloquinoline quinone ester represented by the following general formula (I) and / or a salt thereof.
Figure 0003625493
However, in Chemical Formula 1, R 1 , R 2 , and R 3 each independently represent a short chain length alkyl group, alkenyl group, aralkyl group, araryl group or phenyl group, a hydrogen atom, and R 1 , R 2 and at least one of R 3 is not a hydrogen atom.
前記一般式(I)中、R、R、Rが、それぞれ独立してアリル基又は水素原子を表し、且つ、R、R、Rのうち少なくとも1つはアリル基であることを特徴とする請求項1記載の紫外線吸収剤。In the general formula (I), R 1 , R 2 and R 3 each independently represents an allyl group or a hydrogen atom, and at least one of R 1 , R 2 and R 3 is an allyl group. The ultraviolet absorber according to claim 1. 前記ピロロキノリンキノンエステルが化2に示されるピロロキノリンモノアリルエステルであることを特徴とする請求項1又は2記載の紫外線吸収剤。
Figure 0003625493
The ultraviolet absorber according to claim 1 or 2, wherein the pyrroloquinoline quinone ester is a pyrroloquinoline monoallyl ester represented by Chemical Formula 2.
Figure 0003625493
請求項1から3の何れか1項に記載の紫外線吸収剤を含有する紫外線防護用皮膚外用剤。An external preparation for UV protection skin containing the ultraviolet absorbent according to any one of claims 1 to 3. 前記紫外線吸収剤の含有量が、外用剤全量に対して0.01〜10重量%であることを特徴とする請求項4記載の紫外線防護用皮膚外用剤。5. The skin external preparation for ultraviolet protection according to claim 4, wherein the content of the ultraviolet absorber is 0.01 to 10% by weight based on the total amount of the external preparation.
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