JP3624855B2 - 正規化装置、方法、プログラムおよび該プログラムを記録した記録媒体ならびに通信端末装置 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、誤り訂正符号の一つであるターボ符号におけるターボ復号器に入力するデータの正規化に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、情報信号を符号化し、これを復号することによって誤り訂正を行なうことが可能である。このような誤り訂正の手法には様々なものがある。誤り訂正を行なった場合、誤り訂正が可能すなわち所定の誤り率で情報信号を復調できる、信号対雑音比(Eb/N0、ただしEb:ビットあたりの電力、N0:1Hzあたりの雑音電力)の下限は信頼できる無線通信を行なう場合に非常に重要である。
【0003】
誤り訂正が可能である信号対雑音比の下限は、理論的にはシャノンの定理により定まる。シャノンの定理により定められる限界にかなり近く、誤り訂正が可能である信号対雑音比の下限をとることができる誤り訂正の方法としてターボ符号化がある。ターボ符号化については、文献「C.Berrou, A. Glavieux and G. Montorsi: “NEAR SHANNON LIMIT ERROR−CORRECTING CODING AND DECODING: TURBO−CODES(1)”, Proc. of ICC ’93 (Geneva, Switzerland), pp. 1064−1070」で初めて紹介された。ターボ符号化の性能については画期的なものとして注目されている。
【0004】
ここで、ターボ復号器に与える入力信号は、正規化する必要がある。ターボ復号器に与える入力信号にLLR(Log−Likelihood Ratios)を使用することが、文献「C.Berrou, A. Glavieux and Member, IEEE: “NEAR Optimum Error Correcting Coding And Decoding: Turbo−Codes”, Proc. of IEEE ’ October, 1996, Vol.44, NO.10, pp. 1261−1271」に記載されている。LLRは、以下のように定義されている。
【0005】
【数1】
特に、AWGNチャネルにおいては、以下のように定義されている。
【0006】
【数2】
ただし、Esは1シンボル(ターボ符号化後の1bit)あたりのエネルギ、N0は1Hzあたりの雑音電力である。LLRを求めるためには、式(2)からわかるように、N0(1Hzあたりの雑音電力)を求めなければならない。これは、1情報当たりに加算されているNoise Varianceを推定すること、さらには受信品質を測定することが必須であることを意味する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、受信品質の測定のための回路の規模は、復号器全体の回路規模から見ても、無視できない程の大きさとなる。すなわち、復号器全体の回路規模を大きくしてしまう。
【0008】
ここで、ターボ復号器に与える入力信号の正規化を行なわないならば、LLRの使用を回避できるので、回路の規模の増大を防止できる。しかし、ターボ復号器への入力信号レベルの傾向は大きく変わるので、正規化を行なわないならば、通信の品質を実用に耐えるレベルにすることは困難である。
【0009】
そこで、本発明は、回路の規模をさほど増大させずに、ターボ復号器に与える入力信号の正規化を行なう正規化装置等を提供することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、正規化装置に関する。本発明にかかる正規化装置は、入力データ平均手段、除算手段を備える。入力データ平均手段は、ターボ符号化された入力信号の平均を平均データとして出力する。除算手段は、入力信号を平均データで割った値を正規化データとして出力する。
【0011】
上記のように構成された発明によれば、ターボ符号化された入力信号を平均データで割るため、正規化することができる。しかも、回路規模は比較的小規模ですむため回路規模の増大を抑制できる。
【0012】
また、本発明にかかる正規化装置は、重み付け手段、重み付け係数決定手段を備えることが好ましい。重み付け手段は、正規化データに所定の係数を乗じて出力する。重み付け係数決定手段は、入力信号のレートマッチング(Rate Matching)における入力データ数と出力データ数との比に基づき、所定の係数を決定する。
【0013】
例えば通信方式としてW−CDMAを使用する場合、入力信号の1フレームの全体のレベルと、レートマッチングレシオ(入力信号のレートマッチング(Rate Matching)における入力データ数と出力データ数との比)とは関係がある。そこで、レートマッチングレシオに基づき、重み付けに使用する所定の係数を定めれば、入力信号の1フレームの全体のレベルをほぼ一定に保つことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0015】
図1は、本発明の実施の形態にかかる送信装置10と受信装置20との構成を示すブロック図である。
【0016】
送信装置10は、ターボ符号部12、レートマッチング部14、送信部16を備える。
【0017】
ターボ符号部12は、受信装置20に送信すべき情報信号をターボ符号化する。ターボ符号は、文献「C.Berrou, A. Glavieux and G. Montorsi: “NEAR SHANNON LIMIT ERROR−CORRECTING CODING AND DECODING: TURBO−CODES(1)”, Proc. of ICC ’93 (Geneva, Switzerland), pp. 1064−1070」で初めて紹介された符号化の方法である。ターボ符号部12の構成を図2に示す。
【0018】
ターボ符号部12は、符号器121、122、インターリーブ部123、切り替え部124、並/直変換部125を有する。ターボ符号は、上記の文献において説明されているので、ここでは簡略に説明するにとどめる。
【0019】
符号器121は、情報信号を組織的畳み込み符号(n,k)により符号化して切り替え部124に出力する。符号器122は、インターリーブ部123の出力を組織的畳み込み符号(n,k)により符号化して切り替え部124に出力する。インターリーブ部123は、情報信号を所定の大きさ(サイズ)でインターリーブして、符号器122に出力する。切り替え部124は、インターリーブ部123によるインターリーブに対応して、符号器121、122からの出力を交互に切り替えて出力する。並/直変換部125は、切り替え部124の出力(符号化ビット)と情報信号(無符号化ビット)とを受け、切り替え(並列/直列変換)を行ない出力する。並/直変換部125の出力が、ターボ符号部12の出力である。
【0020】
図1に戻り、レートマッチング部14は、ターボ符号部12の出力を受け、レートマッチング(Rate Matching)を行なう。そして、データブロックサイズを調整した情報信号を出力する。また、レートマッチング部14は、入力信号のレートマッチングにおける出力データ数/入力データ数(レートマッチングレシオ(Rate Matching Ratio)という)を出力する。なお、レートマッチングレシオの定義から、下記の表に示すことがいえる。
【0021】
【表1】
レートマッチング(Rate Matching)は、ターボ符号化が行なわれた信号のデータブロックサイズを、通信路を介して送受信できるデータブロックサイズに調整することをいう。文献「3GPP,”TS 25.212Ver3.5.0 Multiplexing and channel coding (FDD)”, 2001」にはターボ符号を用いた通信システム例が記載されており、レートマッチングについても説明されている。
【0022】
送信部16は、レートマッチング部14から出力された情報信号(ターボ符号化およびレートマッチング済み)、パイロット信号および変調方法を示す制御信号を、適宜、変調、拡散およびD/A変換を行なって、受信装置20に送信する。なお、これらの信号とは別に、レートマッチングレシオを示す信号も送信する。
【0023】
受信装置20は、受信部22、A/D変換部24、逆拡散部26、レートデマッチング(Rate De−Matching)部32、正規化装置34、データ復調・復号部36、制御データ復調・復号部42、制御部44、伝播路推定部52を備える。
【0024】
受信部22は、送信装置10から送信される情報信号、パイロット信号および制御信号を有する信号を受信する。この受信した信号を受信信号(符号化信号)といい、フレーム単位で区分されている。受信信号は、情報信号、パイロット信号および制御信号を有し、送信装置10の送信部16において拡散および変調されている。なお、制御信号は変調方式を指定している。例えば、受信信号が基地局においてQPSKで変調されたということを制御信号が示していれば、復調方式はQPSKでなければならない。すなわち、復調方式としてQPSKを指定していることになる。なお、受信部22は、受信信号とは別に、レートマッチングレシオを示す信号も受信する。
【0025】
A/D変換部24は、受信信号およびレートマッチングレシオを示す信号をデジタル化する。逆拡散部26は、デジタル化された受信信号を逆拡散し、情報信号、パイロット信号および制御信号を出力する。なお、レートマッチングレシオを示す信号も逆拡散して出力する。
【0026】
レートデマッチング(Rate De−Matching)部32は、受信装置20が受信した情報信号のデータブロックサイズを、データ復調・復号部36が有するターボ復号部36bが処理できるデータブロックサイズに調整して正規化装置34に出力する。すなわち、レートデマッチング部32は、レートマッチング部14の逆の機能を有するものである。
【0027】
正規化装置34は、レートデマッチング部32から入力された入力信号を正規化してデータ復調・復号部36に出力する。正規化装置34の構成を図3に示す。正規化装置34は、入力信号バッファ341、入力データ平均部342、除算器343、重み付け係数決定部344、重み付け部345を備える。なお、入力信号バッファ341、入力データ平均部342、除算器343が正規化手段を構成する。
【0028】
入力信号バッファ341は、入力信号I(i)を所定の個数N個(例えば、100個程度)受けて合計S(=ΣI(i))を出力する。入力データ平均部342は、合計S(=ΣI(i))を所定の個数N個で割って平均データA=S/Nを求める。この平均データは、フレーム単位で求めることが好ましい。除算器343は、入力信号I(i)を平均データAで割って、正規化データI(i)/Aとして出力する。ここで、正規化データI(i)/Aにさらに重み付けを行なったデータを正規化データとすることが好ましい。そこで、重み付け係数決定部344は、受信装置20が受信したレートマッチングレシオに基づき重み付け係数αを決定する。重み付け部345は、正規化データI(i)/Aに重み付け係数αを乗じて出力する。重み付け部345の出力を重み付け信号といい、これが正規化装置34の出力となる。
【0029】
なお、重み付け係数αの決定法を図4を参照して説明する。図4に示すように、重み付け係数決定部344は、レートマッチングレシオと重み付け係数αとを対応させた表を参照して、レートマッチングレシオに対応する重み付け係数αをフレーム単位で選択する。ここで、レートマッチングレシオが小さくなるにつれて、重み付け係数αを大きくすることが好ましい。
【0030】
レートマッチングレシオは入力信号のレートマッチングにおける出力データ数/入力データ数である。このことから、レートマッチングレシオが小さくなるということは、レートマッチング部14の出力データ数が小さいということを意味する。よって、レートデマッチング部32におけるレートデマッチングにおいては、出力データ数が多くなる。ここで、通信方式としてW−CDMAを使用した場合、出力データ数をレートデマッチングにおいて大きくするためには、ゼロ(0)を補填しなければならない。しかし、ゼロ(0)を補填すれば、1フレーム全体のレベルが本来のレベルよりも下がる。そこで、レートマッチングレシオが小さい場合は、大きい重み付け係数αを乗じて出力データ数を大きくする。これにより、ゼロ(0)の補填の量を抑制でき、1フレーム全体のレベルをほぼ本来のレベルに保つことができる。
【0031】
データ復調・復号部36は、正規化装置34から出力された正規化済みの情報信号を、制御信号において指定された復調方式により復調し、かつ、ターボ復号を行なう。なお、データ復調・復号部36は、伝播路推定部52により計算された位相回転量に基づき位相補正を行なう。また、データ復調・復号部36は、復調部36a、ターボ復号部36bを有する。
【0032】
復調部36aは、制御信号において指定された復調方式(例、QPSK、16QAM、64QAM)により情報信号を復調する。ターボ復号部36bは、図5に示すように、情報信号をターボ復号化する。ターボ復号部36bは、直/並変換部361、MAP復号部362、363、インターリーブ部364、デインターリーブ部365、366を有する。
【0033】
直/並変換部361は、正規化済みの情報信号を直列/並列変換し、MAP復号部362、363に出力する。
【0034】
ここで、MAP復号について説明する。符号化を行ない、符号語wjを送ったとき正しく復号できるのは、受信語yが符号語wjの復号領域内Rjに入る場合である。したがって、この場合の正しい復号の確率Pcは、各符号語が送られる確率をP(wj)とすると、
【0035】
【数3】
となる。式(3)において、結合確率P(wj,y)=P(wj)・P(y|wj)が最大になるようにすればよい。結局、ある与えられた受信語yに対し、条件付き確率P(y|wj)を最大とする符号語が送られたと判断すればよい。条件付き確率P(y|wj)を事後確率と呼び、この確率を最大とする符号語が送られたと推定する復号を最大事後確率符号(maximum a posteriori probability decoding:MAP復号)という。MAP復号については、文献「L.R.Bahl, J.Cocke, F.Jelinek, and J.Raviv,: “Optimal decoding of linear codes for minimizing symbol error rate,” IEEE Trans. Inform. Theory. Vol.IT−20, pp. 284−287,1974」に詳細に述べられている。
【0036】
MAP復号部362は、直/並変換部361の出力およびデインターリーブ部365の出力をMAP復号化してインターリーブ部364に出力する。MAP復号部363は、直/並変換部361の出力およびインターリーブ部364の出力をMAP復号化してデインターリーブ部365および366に出力する。インターリーブ部364は、MAP復号部362の出力を符号化の際のインターリーブ部123におけるインターリーブに対応した長さで並び替えを行なって出力する。デインターリーブ部365は、MAP復号部363の出力に対し、インターリーブ部364と逆の動作を行なう。デインターリーブ部366は、MAP復号部363の出力にインターリーブ部364と逆の動作を行なって出力する。デインターリーブ部366の出力が、ターボ復号部36bの出力である。
【0037】
図1に戻り、制御データ復調・復号部42は、逆拡散部26から出力された制御信号を予め定められた方式で復調かつ復号する。例えば、制御信号はQPSK変調することが予め定められているならば、QPSK方式により復調する。
【0038】
制御部44は、制御データ復調・復号部42から出力された制御信号から、指定された復調方式を読み出す。そして、指定された復調方式によって、データ復調・復号部36が復調を行なうように制御する。
【0039】
伝播路推定部52は、逆拡散部26から出力されたパイロット信号に基づき位相回転量を求める。位相回転量は、図6に示すように、受信信号と期待する受信信号との位相差である。位相回転量は、パイロットチャネル上に付加される雑音成分の影響を考慮して、M個のパイロットシンボルの平均後に求める。伝播路推定部52は位相回転量をデータ復調・復号部36に送る。
【0040】
次に、本発明の実施形態の動作を説明する。
【0041】
まず、情報信号はターボ符号部12によりターボ符号化される。ターボ符号化された情報信号は、レートマッチング部14により、レートマッチングされる。すなわち、通信に適したデータブロックサイズに変換される。情報信号は、パイロット信号、変調方式を指示した制御信号と共に、変調および拡散され、送信部16から、受信装置20に送信される。レートマッチングレシオも別途、受信装置20に送信される。
【0042】
受信装置20の受信部22は、送信装置10から送信された信号を受信する。この受信信号は、A/D変換部24によりデジタル化され、逆拡散部26により逆拡散される。逆拡散部26から出力された制御信号は、制御データ復調・復号部42により復調および復号され、制御部44に送られる。制御部44は、制御信号から復調方式を読み出す。また、逆拡散部26から出力されたパイロット信号は、伝播路推定部52が位相回転量を求めるために使用される。
【0043】
逆拡散部26から出力された情報信号は、レートデマッチング部32により、レートデマッチングされ、ターボ復号に適したブロックサイズに調整される。レートデマッチング部32が出力した信号は、入力信号I(i)として正規化装置34に与えられる。
【0044】
入力信号I(i)は、入力信号バッファ341により所定の個数N個の合計S(=ΣI(i))が求められ、合計Sは入力データ平均部342により所定の個数N個で割られて平均データA=S/Nとなる。また、入力信号I(i)は、除算器343により平均データAで割られて、正規化データI(i)/Aとなる。正規化データI(i)/Aには、重み付け部345によって、重み付け係数αが乗じられて出力される。なお、重み付け係数αは、重み付け係数決定部344により、レートマッチングレシオに基づき定められる。
【0045】
ここで、このような正規化装置34を回路で実現した場合の回路規模は、受信品質の測定を行なわなくてよいことから、小さい。
【0046】
データ復調・復号部36は、正規化装置34の出力を、制御部44が読み出した復調方式で復調し、ターボ復号化する。このとき、伝播路推定部52が求めた位相回転量を位相補正に利用する。
【0047】
本発明の実施の形態によれば、ターボ符号化された入力信号I(i)を平均データA=S/Nで割るため、正規化データI(i)/Aを得ることができる。しかも、受信品質の測定を伴わないため正規化装置34の回路規模は比較的小規模ですむため回路規模の増大を抑制できる。
【0048】
さらに、例えば通信方式としてW−CDMAを使用する場合、レートマッチングレシオが小さい場合は、入力信号の1フレームの全体のレベルも小さくなる傾向がある。本発明の実施形態においては、レートマッチングレシオが小さいほど、重み付け係数決定部344が、重み付け係数αを大きくする。そして、重み付け部345が、重み付け係数αを正規化データI(i)/Aに乗ずるため、入力信号の1フレームの全体のレベルをほぼ一定に保つことができる。
【0049】
なお、図7に、LLRを用いた場合と本発明の実施形態の場合のブロックエラーレート(符号化および復号化が行われるデータブロック単位)を比較する。LLRを用いた場合と本発明の実施形態の場合とにおいて、品質は同程度であることがわかる。
【0050】
また、本発明は、復号器に入力される信号のパワーが復号特性(誤り率)に何らかの影響を与える復号方法に適用して好適なものである。その復号方法として、例えばLog−MAP復号がある。簡単にいえば、Log−MAP復号は、二つのBranch Metric値から大きい値を選択し、補正項を加算する復号方法である。単に、二つのBranch Metric値から大きい値を選択するMax−Log−MAP復号には、本発明による正規化処理を施さなくてもよい。
【0051】
なぜ、Log−MAP復号では信号パワーによって復号特性が大きく変化するのかを説明する。すなわち、Log−MAP復号の補正項は復号器内部に参照テーブルとして記憶されており、信号パワーが適切に設定されていないと参照テーブルの不適切な個所を読みに行ってしまい、復号特性が大きく変化するからである。
【0052】
また、上記の実施形態は、以下のようにして実現できる。CPU、ハードディスク、フラッシュメモリ、メディア(フロッピーディスク、CD−ROM、メモリスティックなど)読み取り装置を備えたコンピュータのメディア読み取り装置に、上記の各部分を実現するプログラムを記録したメディアを読み取らせて、ハードディスク、フラッシュメモリなどにインストールする。このような方法でも、上記の機能を実現できる。
【0053】
【発明の効果】
本発明によれば、ターボ符号化された入力信号を平均データで割るため、正規化することができる。しかも、回路規模は比較的小規模ですむため回路規模の増大を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる送信装置10と受信装置20との構成を示すブロック図である。
【図2】ターボ符号部12の構成を示すブロック図である。
【図3】正規化装置34の構成を示すブロック図である。
【図4】重み付け係数αの決定法を模式的に示す図である。
【図5】ターボ復号部36bの構成を示すブロック図である。
【図6】位相回転量を示す図である。
【図7】平均を求める際に使用するパイロット信号の長さを示す図である。
【符号の説明】
34 正規化装置
341 入力信号バッファ
342 入力データ平均部
343 除算器
344 重み付け係数決定部
345 重み付け部
【発明の属する技術分野】
本発明は、誤り訂正符号の一つであるターボ符号におけるターボ復号器に入力するデータの正規化に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、情報信号を符号化し、これを復号することによって誤り訂正を行なうことが可能である。このような誤り訂正の手法には様々なものがある。誤り訂正を行なった場合、誤り訂正が可能すなわち所定の誤り率で情報信号を復調できる、信号対雑音比(Eb/N0、ただしEb:ビットあたりの電力、N0:1Hzあたりの雑音電力)の下限は信頼できる無線通信を行なう場合に非常に重要である。
【0003】
誤り訂正が可能である信号対雑音比の下限は、理論的にはシャノンの定理により定まる。シャノンの定理により定められる限界にかなり近く、誤り訂正が可能である信号対雑音比の下限をとることができる誤り訂正の方法としてターボ符号化がある。ターボ符号化については、文献「C.Berrou, A. Glavieux and G. Montorsi: “NEAR SHANNON LIMIT ERROR−CORRECTING CODING AND DECODING: TURBO−CODES(1)”, Proc. of ICC ’93 (Geneva, Switzerland), pp. 1064−1070」で初めて紹介された。ターボ符号化の性能については画期的なものとして注目されている。
【0004】
ここで、ターボ復号器に与える入力信号は、正規化する必要がある。ターボ復号器に与える入力信号にLLR(Log−Likelihood Ratios)を使用することが、文献「C.Berrou, A. Glavieux and Member, IEEE: “NEAR Optimum Error Correcting Coding And Decoding: Turbo−Codes”, Proc. of IEEE ’ October, 1996, Vol.44, NO.10, pp. 1261−1271」に記載されている。LLRは、以下のように定義されている。
【0005】
【数1】
特に、AWGNチャネルにおいては、以下のように定義されている。
【0006】
【数2】
ただし、Esは1シンボル(ターボ符号化後の1bit)あたりのエネルギ、N0は1Hzあたりの雑音電力である。LLRを求めるためには、式(2)からわかるように、N0(1Hzあたりの雑音電力)を求めなければならない。これは、1情報当たりに加算されているNoise Varianceを推定すること、さらには受信品質を測定することが必須であることを意味する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、受信品質の測定のための回路の規模は、復号器全体の回路規模から見ても、無視できない程の大きさとなる。すなわち、復号器全体の回路規模を大きくしてしまう。
【0008】
ここで、ターボ復号器に与える入力信号の正規化を行なわないならば、LLRの使用を回避できるので、回路の規模の増大を防止できる。しかし、ターボ復号器への入力信号レベルの傾向は大きく変わるので、正規化を行なわないならば、通信の品質を実用に耐えるレベルにすることは困難である。
【0009】
そこで、本発明は、回路の規模をさほど増大させずに、ターボ復号器に与える入力信号の正規化を行なう正規化装置等を提供することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、正規化装置に関する。本発明にかかる正規化装置は、入力データ平均手段、除算手段を備える。入力データ平均手段は、ターボ符号化された入力信号の平均を平均データとして出力する。除算手段は、入力信号を平均データで割った値を正規化データとして出力する。
【0011】
上記のように構成された発明によれば、ターボ符号化された入力信号を平均データで割るため、正規化することができる。しかも、回路規模は比較的小規模ですむため回路規模の増大を抑制できる。
【0012】
また、本発明にかかる正規化装置は、重み付け手段、重み付け係数決定手段を備えることが好ましい。重み付け手段は、正規化データに所定の係数を乗じて出力する。重み付け係数決定手段は、入力信号のレートマッチング(Rate Matching)における入力データ数と出力データ数との比に基づき、所定の係数を決定する。
【0013】
例えば通信方式としてW−CDMAを使用する場合、入力信号の1フレームの全体のレベルと、レートマッチングレシオ(入力信号のレートマッチング(Rate Matching)における入力データ数と出力データ数との比)とは関係がある。そこで、レートマッチングレシオに基づき、重み付けに使用する所定の係数を定めれば、入力信号の1フレームの全体のレベルをほぼ一定に保つことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0015】
図1は、本発明の実施の形態にかかる送信装置10と受信装置20との構成を示すブロック図である。
【0016】
送信装置10は、ターボ符号部12、レートマッチング部14、送信部16を備える。
【0017】
ターボ符号部12は、受信装置20に送信すべき情報信号をターボ符号化する。ターボ符号は、文献「C.Berrou, A. Glavieux and G. Montorsi: “NEAR SHANNON LIMIT ERROR−CORRECTING CODING AND DECODING: TURBO−CODES(1)”, Proc. of ICC ’93 (Geneva, Switzerland), pp. 1064−1070」で初めて紹介された符号化の方法である。ターボ符号部12の構成を図2に示す。
【0018】
ターボ符号部12は、符号器121、122、インターリーブ部123、切り替え部124、並/直変換部125を有する。ターボ符号は、上記の文献において説明されているので、ここでは簡略に説明するにとどめる。
【0019】
符号器121は、情報信号を組織的畳み込み符号(n,k)により符号化して切り替え部124に出力する。符号器122は、インターリーブ部123の出力を組織的畳み込み符号(n,k)により符号化して切り替え部124に出力する。インターリーブ部123は、情報信号を所定の大きさ(サイズ)でインターリーブして、符号器122に出力する。切り替え部124は、インターリーブ部123によるインターリーブに対応して、符号器121、122からの出力を交互に切り替えて出力する。並/直変換部125は、切り替え部124の出力(符号化ビット)と情報信号(無符号化ビット)とを受け、切り替え(並列/直列変換)を行ない出力する。並/直変換部125の出力が、ターボ符号部12の出力である。
【0020】
図1に戻り、レートマッチング部14は、ターボ符号部12の出力を受け、レートマッチング(Rate Matching)を行なう。そして、データブロックサイズを調整した情報信号を出力する。また、レートマッチング部14は、入力信号のレートマッチングにおける出力データ数/入力データ数(レートマッチングレシオ(Rate Matching Ratio)という)を出力する。なお、レートマッチングレシオの定義から、下記の表に示すことがいえる。
【0021】
【表1】
レートマッチング(Rate Matching)は、ターボ符号化が行なわれた信号のデータブロックサイズを、通信路を介して送受信できるデータブロックサイズに調整することをいう。文献「3GPP,”TS 25.212Ver3.5.0 Multiplexing and channel coding (FDD)”, 2001」にはターボ符号を用いた通信システム例が記載されており、レートマッチングについても説明されている。
【0022】
送信部16は、レートマッチング部14から出力された情報信号(ターボ符号化およびレートマッチング済み)、パイロット信号および変調方法を示す制御信号を、適宜、変調、拡散およびD/A変換を行なって、受信装置20に送信する。なお、これらの信号とは別に、レートマッチングレシオを示す信号も送信する。
【0023】
受信装置20は、受信部22、A/D変換部24、逆拡散部26、レートデマッチング(Rate De−Matching)部32、正規化装置34、データ復調・復号部36、制御データ復調・復号部42、制御部44、伝播路推定部52を備える。
【0024】
受信部22は、送信装置10から送信される情報信号、パイロット信号および制御信号を有する信号を受信する。この受信した信号を受信信号(符号化信号)といい、フレーム単位で区分されている。受信信号は、情報信号、パイロット信号および制御信号を有し、送信装置10の送信部16において拡散および変調されている。なお、制御信号は変調方式を指定している。例えば、受信信号が基地局においてQPSKで変調されたということを制御信号が示していれば、復調方式はQPSKでなければならない。すなわち、復調方式としてQPSKを指定していることになる。なお、受信部22は、受信信号とは別に、レートマッチングレシオを示す信号も受信する。
【0025】
A/D変換部24は、受信信号およびレートマッチングレシオを示す信号をデジタル化する。逆拡散部26は、デジタル化された受信信号を逆拡散し、情報信号、パイロット信号および制御信号を出力する。なお、レートマッチングレシオを示す信号も逆拡散して出力する。
【0026】
レートデマッチング(Rate De−Matching)部32は、受信装置20が受信した情報信号のデータブロックサイズを、データ復調・復号部36が有するターボ復号部36bが処理できるデータブロックサイズに調整して正規化装置34に出力する。すなわち、レートデマッチング部32は、レートマッチング部14の逆の機能を有するものである。
【0027】
正規化装置34は、レートデマッチング部32から入力された入力信号を正規化してデータ復調・復号部36に出力する。正規化装置34の構成を図3に示す。正規化装置34は、入力信号バッファ341、入力データ平均部342、除算器343、重み付け係数決定部344、重み付け部345を備える。なお、入力信号バッファ341、入力データ平均部342、除算器343が正規化手段を構成する。
【0028】
入力信号バッファ341は、入力信号I(i)を所定の個数N個(例えば、100個程度)受けて合計S(=ΣI(i))を出力する。入力データ平均部342は、合計S(=ΣI(i))を所定の個数N個で割って平均データA=S/Nを求める。この平均データは、フレーム単位で求めることが好ましい。除算器343は、入力信号I(i)を平均データAで割って、正規化データI(i)/Aとして出力する。ここで、正規化データI(i)/Aにさらに重み付けを行なったデータを正規化データとすることが好ましい。そこで、重み付け係数決定部344は、受信装置20が受信したレートマッチングレシオに基づき重み付け係数αを決定する。重み付け部345は、正規化データI(i)/Aに重み付け係数αを乗じて出力する。重み付け部345の出力を重み付け信号といい、これが正規化装置34の出力となる。
【0029】
なお、重み付け係数αの決定法を図4を参照して説明する。図4に示すように、重み付け係数決定部344は、レートマッチングレシオと重み付け係数αとを対応させた表を参照して、レートマッチングレシオに対応する重み付け係数αをフレーム単位で選択する。ここで、レートマッチングレシオが小さくなるにつれて、重み付け係数αを大きくすることが好ましい。
【0030】
レートマッチングレシオは入力信号のレートマッチングにおける出力データ数/入力データ数である。このことから、レートマッチングレシオが小さくなるということは、レートマッチング部14の出力データ数が小さいということを意味する。よって、レートデマッチング部32におけるレートデマッチングにおいては、出力データ数が多くなる。ここで、通信方式としてW−CDMAを使用した場合、出力データ数をレートデマッチングにおいて大きくするためには、ゼロ(0)を補填しなければならない。しかし、ゼロ(0)を補填すれば、1フレーム全体のレベルが本来のレベルよりも下がる。そこで、レートマッチングレシオが小さい場合は、大きい重み付け係数αを乗じて出力データ数を大きくする。これにより、ゼロ(0)の補填の量を抑制でき、1フレーム全体のレベルをほぼ本来のレベルに保つことができる。
【0031】
データ復調・復号部36は、正規化装置34から出力された正規化済みの情報信号を、制御信号において指定された復調方式により復調し、かつ、ターボ復号を行なう。なお、データ復調・復号部36は、伝播路推定部52により計算された位相回転量に基づき位相補正を行なう。また、データ復調・復号部36は、復調部36a、ターボ復号部36bを有する。
【0032】
復調部36aは、制御信号において指定された復調方式(例、QPSK、16QAM、64QAM)により情報信号を復調する。ターボ復号部36bは、図5に示すように、情報信号をターボ復号化する。ターボ復号部36bは、直/並変換部361、MAP復号部362、363、インターリーブ部364、デインターリーブ部365、366を有する。
【0033】
直/並変換部361は、正規化済みの情報信号を直列/並列変換し、MAP復号部362、363に出力する。
【0034】
ここで、MAP復号について説明する。符号化を行ない、符号語wjを送ったとき正しく復号できるのは、受信語yが符号語wjの復号領域内Rjに入る場合である。したがって、この場合の正しい復号の確率Pcは、各符号語が送られる確率をP(wj)とすると、
【0035】
【数3】
となる。式(3)において、結合確率P(wj,y)=P(wj)・P(y|wj)が最大になるようにすればよい。結局、ある与えられた受信語yに対し、条件付き確率P(y|wj)を最大とする符号語が送られたと判断すればよい。条件付き確率P(y|wj)を事後確率と呼び、この確率を最大とする符号語が送られたと推定する復号を最大事後確率符号(maximum a posteriori probability decoding:MAP復号)という。MAP復号については、文献「L.R.Bahl, J.Cocke, F.Jelinek, and J.Raviv,: “Optimal decoding of linear codes for minimizing symbol error rate,” IEEE Trans. Inform. Theory. Vol.IT−20, pp. 284−287,1974」に詳細に述べられている。
【0036】
MAP復号部362は、直/並変換部361の出力およびデインターリーブ部365の出力をMAP復号化してインターリーブ部364に出力する。MAP復号部363は、直/並変換部361の出力およびインターリーブ部364の出力をMAP復号化してデインターリーブ部365および366に出力する。インターリーブ部364は、MAP復号部362の出力を符号化の際のインターリーブ部123におけるインターリーブに対応した長さで並び替えを行なって出力する。デインターリーブ部365は、MAP復号部363の出力に対し、インターリーブ部364と逆の動作を行なう。デインターリーブ部366は、MAP復号部363の出力にインターリーブ部364と逆の動作を行なって出力する。デインターリーブ部366の出力が、ターボ復号部36bの出力である。
【0037】
図1に戻り、制御データ復調・復号部42は、逆拡散部26から出力された制御信号を予め定められた方式で復調かつ復号する。例えば、制御信号はQPSK変調することが予め定められているならば、QPSK方式により復調する。
【0038】
制御部44は、制御データ復調・復号部42から出力された制御信号から、指定された復調方式を読み出す。そして、指定された復調方式によって、データ復調・復号部36が復調を行なうように制御する。
【0039】
伝播路推定部52は、逆拡散部26から出力されたパイロット信号に基づき位相回転量を求める。位相回転量は、図6に示すように、受信信号と期待する受信信号との位相差である。位相回転量は、パイロットチャネル上に付加される雑音成分の影響を考慮して、M個のパイロットシンボルの平均後に求める。伝播路推定部52は位相回転量をデータ復調・復号部36に送る。
【0040】
次に、本発明の実施形態の動作を説明する。
【0041】
まず、情報信号はターボ符号部12によりターボ符号化される。ターボ符号化された情報信号は、レートマッチング部14により、レートマッチングされる。すなわち、通信に適したデータブロックサイズに変換される。情報信号は、パイロット信号、変調方式を指示した制御信号と共に、変調および拡散され、送信部16から、受信装置20に送信される。レートマッチングレシオも別途、受信装置20に送信される。
【0042】
受信装置20の受信部22は、送信装置10から送信された信号を受信する。この受信信号は、A/D変換部24によりデジタル化され、逆拡散部26により逆拡散される。逆拡散部26から出力された制御信号は、制御データ復調・復号部42により復調および復号され、制御部44に送られる。制御部44は、制御信号から復調方式を読み出す。また、逆拡散部26から出力されたパイロット信号は、伝播路推定部52が位相回転量を求めるために使用される。
【0043】
逆拡散部26から出力された情報信号は、レートデマッチング部32により、レートデマッチングされ、ターボ復号に適したブロックサイズに調整される。レートデマッチング部32が出力した信号は、入力信号I(i)として正規化装置34に与えられる。
【0044】
入力信号I(i)は、入力信号バッファ341により所定の個数N個の合計S(=ΣI(i))が求められ、合計Sは入力データ平均部342により所定の個数N個で割られて平均データA=S/Nとなる。また、入力信号I(i)は、除算器343により平均データAで割られて、正規化データI(i)/Aとなる。正規化データI(i)/Aには、重み付け部345によって、重み付け係数αが乗じられて出力される。なお、重み付け係数αは、重み付け係数決定部344により、レートマッチングレシオに基づき定められる。
【0045】
ここで、このような正規化装置34を回路で実現した場合の回路規模は、受信品質の測定を行なわなくてよいことから、小さい。
【0046】
データ復調・復号部36は、正規化装置34の出力を、制御部44が読み出した復調方式で復調し、ターボ復号化する。このとき、伝播路推定部52が求めた位相回転量を位相補正に利用する。
【0047】
本発明の実施の形態によれば、ターボ符号化された入力信号I(i)を平均データA=S/Nで割るため、正規化データI(i)/Aを得ることができる。しかも、受信品質の測定を伴わないため正規化装置34の回路規模は比較的小規模ですむため回路規模の増大を抑制できる。
【0048】
さらに、例えば通信方式としてW−CDMAを使用する場合、レートマッチングレシオが小さい場合は、入力信号の1フレームの全体のレベルも小さくなる傾向がある。本発明の実施形態においては、レートマッチングレシオが小さいほど、重み付け係数決定部344が、重み付け係数αを大きくする。そして、重み付け部345が、重み付け係数αを正規化データI(i)/Aに乗ずるため、入力信号の1フレームの全体のレベルをほぼ一定に保つことができる。
【0049】
なお、図7に、LLRを用いた場合と本発明の実施形態の場合のブロックエラーレート(符号化および復号化が行われるデータブロック単位)を比較する。LLRを用いた場合と本発明の実施形態の場合とにおいて、品質は同程度であることがわかる。
【0050】
また、本発明は、復号器に入力される信号のパワーが復号特性(誤り率)に何らかの影響を与える復号方法に適用して好適なものである。その復号方法として、例えばLog−MAP復号がある。簡単にいえば、Log−MAP復号は、二つのBranch Metric値から大きい値を選択し、補正項を加算する復号方法である。単に、二つのBranch Metric値から大きい値を選択するMax−Log−MAP復号には、本発明による正規化処理を施さなくてもよい。
【0051】
なぜ、Log−MAP復号では信号パワーによって復号特性が大きく変化するのかを説明する。すなわち、Log−MAP復号の補正項は復号器内部に参照テーブルとして記憶されており、信号パワーが適切に設定されていないと参照テーブルの不適切な個所を読みに行ってしまい、復号特性が大きく変化するからである。
【0052】
また、上記の実施形態は、以下のようにして実現できる。CPU、ハードディスク、フラッシュメモリ、メディア(フロッピーディスク、CD−ROM、メモリスティックなど)読み取り装置を備えたコンピュータのメディア読み取り装置に、上記の各部分を実現するプログラムを記録したメディアを読み取らせて、ハードディスク、フラッシュメモリなどにインストールする。このような方法でも、上記の機能を実現できる。
【0053】
【発明の効果】
本発明によれば、ターボ符号化された入力信号を平均データで割るため、正規化することができる。しかも、回路規模は比較的小規模ですむため回路規模の増大を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる送信装置10と受信装置20との構成を示すブロック図である。
【図2】ターボ符号部12の構成を示すブロック図である。
【図3】正規化装置34の構成を示すブロック図である。
【図4】重み付け係数αの決定法を模式的に示す図である。
【図5】ターボ復号部36bの構成を示すブロック図である。
【図6】位相回転量を示す図である。
【図7】平均を求める際に使用するパイロット信号の長さを示す図である。
【符号の説明】
34 正規化装置
341 入力信号バッファ
342 入力データ平均部
343 除算器
344 重み付け係数決定部
345 重み付け部
Claims (4)
- ターボ符号化された入力信号の平均を平均データとして出力する入力データ平均手段と、
前記入力信号を前記平均データで割った値を正規化データとして出力する除算手段と、
前記正規化データに所定の係数を乗じて出力する重み付け手段と、
前記入力信号のレートマッチングにおける入力データ数と出力データ数との比に基づき、前記所定の係数を決定する重み付け係数決定手段と、
を備えた正規化装置。 - フレーム単位で区分された符号化信号を受信する受信手段と、
前記符号化信号の信号レベルの平均値を算出し、前記符号化信号を正規化し、正規化信号を生成する正規化手段と、
前記フレーム単位で重み付け係数を発生する重み付け係数決定手段と、
前記正規化信号に前記重み付け係数を乗算し、重み付け信号を生成する重み付け手段と、
前記重み付け信号を復号する復号手段と、
を備え、
前記正規化手段は、前記フレーム単位での符号化信号の信号レベルの平均値を算出し、
前記符号化信号にはレートマッチング処理が施されており、
前記重み付け係数決定手段は、前記レートマッチング処理における入力データ数と出力データ数との比に基づいて前記重み付け係数を決定する通信端末装置。 - ターボ符号化された入力信号の平均を平均データとして出力する入力データ平均処理と、
前記入力信号を前記平均データで割った値を正規化データとして出力する除算処理と、
前記正規化データに所定の係数を乗じて出力する重み付け処理と、
前記入力信号のレートマッチングにおける入力データ数と出力データ数との比に基づき、前記所定の係数を決定する重み付け係数決定処理と、
をコンピュータに実行させるためのプログラム。 - ターボ符号化された入力信号の平均を平均データとして出力する入力データ平均処理と、
前記入力信号を前記平均データで割った値を正規化データとして出力する除算処理と、
前記正規化データに所定の係数を乗じて出力する重み付け処理と、
前記入力信号のレートマッチングにおける入力データ数と出力データ数との比に基づき、前記所定の係数を決定する重み付け係数決定処理と、
をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータによって読み取り可能な記録媒体。
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