JP3624556B2 - 印刷制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ホスト装置から供給される伝送形式の文書データを、ラスタイメージなどの印刷可能な形式のデータに展開して印刷装置に出力する印刷制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ワークステーションなどのホスト装置においてアプリケーション・ソフトウエアを用いて作成された文書は、印刷する際に、当該アプリケーションに依存したデータ形式から、ページ記述言語(PDL:Page Description Language )などのアプリケーション非依存のデータ形式に変換され、プリントサーバなどの印刷制御装置まで伝送される。印刷制御装置は、ホスト装置から受信したデータを、伝送時のデータ形式から印刷装置で印刷可能なデータ形式(例えばラスタイメージ形式)に展開し、これを印刷装置に供給して印刷処理を行わせる。
【0003】
ところで、文書作成の現場では、文書の内容の一部をページ単位で順次差し替えて、一部のページのみが異なる複数の文書を印刷したい場合がある。ページ単位の差込み印刷を簡便に実現する方法としては、ホスト装置にてそれら複数の文書の各々について、定型部分のページ及び差し替えるページの両方を含んだデータを順次作成し、印刷制御装置に送信するという方法が考えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
周知のように、文書のデータを伝送形式から印刷可能形式へ展開する処理は、一連の印刷プロセスのなかでも最も時間を要する工程の一つである。特にカラー印刷においては、1ページの展開処理を行うのに数分から数十分の長時間を要する場合もある。印刷処理の高速化のためには、この展開処理の時間をできるだけ短縮することが望ましい。
【0005】
ところが、前述のごとくホスト装置側でページ単位の差込み処理を行った場合、印刷制御装置では、ホスト装置から受信した各文書についてそれぞれ全ページのデータの展開処理を行うことになるので、展開処理に時間がかかるという問題があった。
【0006】
また、いったん印刷した文書について一部のページを修正する場合、従来はホスト装置で修正を行い、修正後の文書のデータを印刷制御装置に送信して再度印刷を行っていた。ところが、この方法では、修正箇所がごく一部しかない場合でも1文書分の全ページのデータを展開処理を行う必要があり、処理に時間を要するという問題があった。
【0007】
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、一部のページのみが異なる複数の文書の印刷において、文書のデータの展開処理の時間を短縮し、効率的な印刷を行うことができる印刷制御装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前述の目的を達成するために、本発明に係る印刷制御装置は、ホスト装置から受信した伝送形式データを印刷可能な形式に展開する展開手段を有し、展開によって得られた印刷可能形式データを印刷装置に出力する印刷制御装置であって、基準となる文書の伝送形式データ及び印刷可能形式データをページ単位で互いに対応づけて記憶する基準記憶手段と、前記ホスト装置から受信した伝送形式データをページ単位に分割するページ分割手段と、前記ページ分割手段の分割結果と、前記基準記憶手段に記憶された伝送形式データとを各ページ毎に比較するページ単位比較手段と、前記比較の結果、両者が一致したページについては前記基準記憶手段内にある当該ページの印刷可能形式データを前記印刷装置に出力し、両者が一致しなかったページについては前記分割結果のデータを前記展開手段にて展開して前記印刷装置に出力する出力制御手段と、を有する。
【0009】
この構成では、基準記憶手段には、差込み処理や修正処理などの基準となる文書の各ページについて、PDLなどの伝送形式及びラスタイメージなどの印刷可能形式の両形式のデータが記憶される。基準記憶手段においては、伝送形式データ及び印刷可能形式データは各ページごとに互いに対応づけられている。そして、差込みや修正などを行った文書のデータがホスト装置から印刷制御装置に伝送されてくると、印刷制御装置は、受信した伝送形式データをページ単位に分割し、その分割結果を各ページごとに前記基準記憶手段内の基準文書の伝送形式データと比較する。そして、この比較において受信データが基準文書のデータと一致したページについては、受信データの展開処理を行わずに、基準記憶手段内に記憶された当該ページの印刷可能形式データを取り出して印刷装置に供給する。
【0010】
この構成によれば、ホスト装置から受信したデータのうち、基準文書と一致するページについては展開処理を行わずに済むので、展開処理の時間を大幅に短縮することができる。
【0011】
そして本発明では、印刷制御装置は、ホスト装置からの伝送形式データを受信するための受信キューを生成する受信キュー生成手段を有し、前記基準記憶手段には、生成された各受信キューごとにそれぞれ基準文書の伝送形式データ及び印刷可能形式データが記憶され、各受信キューで受信した伝送形式データは、当該受信キューに対応する基準文書の伝送形式データと比較されることを特徴とする。
【0012】
この構成では、差込み印刷や修正印刷などを行う場合には、印刷制御装置にその印刷ジョブ用の受信キューを生成し、この受信キューに対応する基準文書の伝送形式及び印刷可能形式のデータを基準記憶手段に記憶する。そして、受信キューに対してホスト装置からデータを送信すると、そのデータが、当該受信キューに対応する基準文書の伝送形式データと比較され、展開するか基準記憶手段内の印刷可能形式データを用いるかが各ページごとに判定される。この構成によれば、複数の差込み印刷処理や修正印刷処理を並列的に行うことができる。
【0013】
なお、この構成において、受信キュー生成手段によって生成した受信キューで最初に受信した伝送形式データ及びこれを展開した印刷可能形式データを、当該受信キューに対応する基準文書のデータとして基準記憶手段に記憶する構成とすれば、基準文書の登録を容易に行うことができる。
【0014】
また、本発明の好適な態様では、印刷制御装置は、ページ単位比較手段の比較において両者が一致しなかった各不一致ページについて、ページ分割された伝送形式データ及びこれを展開した印刷可能形式データを記憶する不一致ページ記憶手段を有する。
【0015】
この構成によれば、ホスト装置から受信したデータのうち基準文書と一致しなかった不一致ページのデータが不一致ページ記憶手段に記憶されるので、例えば、不一致ページについて受信データ及び基準文書のそれぞれについて印刷出力を行い両者の相違を比較することができ、文書の修正を行った場合の修正箇所の確認などに役立つ。
【0016】
また、この構成において、さらに、前記不一致ページ記憶手段に記憶された各不一致ページのうち、ユーザが指定したページの伝送形式データ及び印刷可能形式データを、前記基準記憶手段内の対応ページの伝送形式データ及び印刷可能形式データと置換する基準置換手段を設ける構成とすることもできる。この構成によれば、基準記憶手段が保持する基準文書のデータを、後から受信した文書のデータとページ単位で置換することができ、差込みや修正の基準を動的に変更することが可能となる。
【0017】
また、別の態様として、印刷制御装置に、不一致ページ記憶手段に記憶された各不一致ページの印刷可能形式データと、基準記憶手段内の対応ページの印刷可能形式データとを各ドット毎に比較し、両者が一致しないドットを抽出する不一致ドット抽出手段と、抽出された不一致ドットの情報を、前記不一致ページ記憶手段又は前記基準記憶手段に記憶された該当ページの印刷可能形式データと合成して出力する不一致ページ合成手段とを設けることもできる。この構成によれば、不一致ページについて、印刷可能形式データ同士を比較して不一致箇所をドット単位で抽出し、抽出結果の情報を当該ページの印刷可能データと合成することにより、ページ内での不一致箇所を明示して印刷することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る印刷制御装置の好適な実施形態を図面に基づいて説明する。以下では、ホスト装置から印刷制御装置へ伝送される印刷データがPostScript(商標)などのPDLで記述される場合を例にとって説明するが、本発明の適用範囲は、印刷データの伝送形式がPDLである場合に限られるものではない。
【0019】
[実施形態1]
図1は、本発明に係る印刷制御装置の構成を示す機能ブロック図である。
【0020】
図1において、印刷制御装置10には、ホスト装置からPDLで記述された印刷データが入力される。この印刷データは、受信キュー102にて受信される。この受信キュー102は、印刷を始める際のユーザの入力に従って作成される。すなわち、ユーザは、印刷を始めるに当たって、入力装置40から受信キューの作成コマンドを入力する。システム制御部120は、このコマンドを受け取ると、メモリ上に所定の領域を確保し、受信キュー102とする。この受信キュー102の作成は、差込み印刷や試し刷りなどを始める際に行う。
【0021】
ページ分割部104は、受信キュー102に蓄えられた印刷データを順次取り出し、PDLの記述をプリスキャンすることにより、その印刷データをページ単位に分割する。例えば、もともとページ非独立であるPostScript(商標)でも、最近提唱されているDSC(Document Structuring Convention )コメント規約の中でページ独立を表すための記述方式が定められている。この規約では、各ページにページ独立を示すコメント文(“%%Page:label ordinal”; label は任意のテキスト、ordinal はページ番号を示す数字)を記述し、これによりページの区切りを示す。従って、この場合、ページ分割部104は、印刷データのPDL記述の中からこのコメント文を検出することにより、ページの区切りを検知することができる。最近の主要なアプリケーションソフトウエアはほとんどこの規約に準拠している。このようなアプリケーションにて作成した文書なら、その印刷データはページ分割部104にてページ単位に分割することができる。また、ページ独立であるPDL(例えばInterpress)なら、その言語自体の処理系の機能によりページ分割が可能である。
【0022】
ページ分割部104にてページ単位に分割された印刷データは、PDL記憶部106に記憶される。なお、PDL記憶部106には、後述の比較処理の基準となる文書(以下、基準文書という)のPDLデータも記憶されている。本実施形態では、受信キュー102にて前回受信した文書を基準文書として用いる。展開処理部108は、PDL記憶部106から受け取ったPDLデータをラスタイメージに展開し、展開結果のイメージデータをイメージ記憶部110に格納する。PDL記憶部106やイメージ記憶部110は、例えば印刷制御装置10の内部メモリ内に構成することができる。また、いずれか一方又は両方を外部記憶装置に構成することもできる。
【0023】
PDL比較部112は、次に説明するデータ管理部114の管理テーブルを参照して、PDL記憶部106から受信文書及び基準文書のPDLデータをページ順に読出し、両者の記述を各ページごとに比較する。データ管理部114は、PDL記憶部106及びイメージ記憶部110の中の各ページのPDLデータ及びイメージデータの記憶アドレスなどの情報を記述した管理テーブルを作成し管理する。また、データ管理部114は、前記管理テーブルを参照して、PDL記憶部106及びイメージ記憶部110に対するデータの出し入れの制御を行う。例えば、データ管理部114は、PDL比較部112の比較で両者が一致しなかったときにPDL記憶部106のPDLデータを展開処理部108に送信したり、逆に一致したときにイメージ記憶部110のイメージデータをデータ送信部116に送信したりといった制御を行う。データ送信部116は、データ記憶部106から受け取ったイメージデータを印刷装置20に出力し、印刷装置20はそのイメージデータを紙などの媒体上に印刷する。
【0024】
システム制御部120は、前述した受信キュー102の生成処理や、印刷制御装置10の各構成要素の制御など、印刷制御装置10の処理動作の全体的な制御を行う。
【0025】
次に、データ管理部114における管理テーブルの構成について図2を用いて説明する。図2に示すように、データ管理部114は、ルートテーブル200により、印刷制御装置10内の各受信キューの管理テーブル(受信キューテーブル210)のアドレスを管理している。各受信キューテーブル210は、当該受信キューで扱う文書の各ページの管理テーブル(ページテーブル222)及び全ページに共通するデータの管理テーブル(共通テーブル220)のアドレスを保持する。共通テーブル220には、PDLデータのヘッダ及びトレイラのPDL記憶部106における保存アドレスが登録される。なお、ヘッダやトレイラとは、PDLデータにおいて全ページに共通した定義情報などを記述する部分である。また、各ページテーブル222には、当該ページのページ番号、PDLデータの保存アドレス、及びイメージデータの保存アドレスが登録される。なお、ヘッダやトレイラ、各ページのPDLデータやイメージデータは可変長なので、それらの保存アドレスは先頭アドレスと終了アドレスとで表示される。また、各テーブルにおいては、アドレスの代わりにファイル名などでヘッダやトレイラ、各ページなどの保存場所を記述してもよい。これら各テーブルは、受信キューで最初の印刷データを受信した際に作成され、以降随時更新される。
【0026】
次に、図3を用いて、本実施形態の処理手順について説明する。以下では、ページ単位の差込み印刷を行う場合を例にとり、本実施形態の処理手順を説明する。
【0027】
差込み印刷を行おうとする場合、ユーザは、印刷制御装置10内に当該差込み印刷用の受信キュー102を作成する。そして、ユーザは、ホスト装置からその受信キューに対して差込み印刷のPDLデータを送信する。なお、本実施形態では、ホスト装置で差込み処理が行われ、差込み処理の結果がホスト装置から順次1文書ずつ印刷制御装置10に送信される。
【0028】
図3は、PDLデータを受信した際の印刷制御装置10の処理を示したものである。ホスト装置から送信されたPDLデータは、S10にて受信キュー102で受信される。受信されたPDLデータは、S12にてページ分割部104に順次送られ、ページ単位のデータに分割される。次に、S14にて、ページ分割部104がデータ管理部114に対して、当該受信キュー102に対する管理テーブルを有しているかを問い合わせる。受信キュー102が最初のPDLデータを受信したときには、管理テーブルが作成されていないので、この判定の結果はNoとなる。一方、受信キュー102が受信した2個目以降のPDLデータについては、この判定の結果はYesとなる。
【0029】
S14の判定の結果、管理テーブルがない場合には、S16にてデータ管理部14内に当該受信キュー用の管理テーブルが作成される。詳しくは、共通テーブル220及びページ数分のページテーブル222が作成されるとともに、これら各テーブルのアドレスを登録した受信キューテーブル210が作成され、さらにこの受信キューテーブル210のアドレスがルートテーブル200に登録される。なお、ページテーブル222を作成する際のページ数の情報は、ページ分割部104から得ることができる。
【0030】
管理テーブルの作成が終わると、S18にて、ページ分割された各ページのPDLデータが、各ページごとにPDL記憶部106に保存される。次に、S20にて、これら各ページのPDLデータを保存したアドレス(先頭アドレス及び終了アドレス)が、対応する各ページテーブル222のPDLデータ保存アドレスに登録される。S22では、PDL記憶部106から各ページのPDLデータが展開処理部108に順次送られ、イメージデータに展開される。この時、展開処理部108は、各ページのPDLデータをヘッダデータ及びトレイラデータと組み合わせて展開することにより、各ページのイメージデータを生成する。展開により得られた各ページのイメージデータは、イメージ記憶部110に保存される。そして、S24にて、これら各ページのイメージデータを保存したアドレス(先頭アドレス及び終了アドレス)が、対応する各ページテーブル222のイメージデータ保存アドレスに登録される。
【0031】
そして、各ページのイメージデータが、S26にてイメージ記憶部110から順次データ送信部116を介して印刷装置20に送信される。印刷装置20は、受け取ったイメージデータを順次印刷する。
【0032】
一方、S14の判定の結果、管理テーブルがあった場合には、まずS26にてページ番号を示す変数kの値をk=1に初期化する。そして、これ以降、第1ページから順に最終ページまでに以下の処理が繰り返される。
【0033】
すなわち、まずS30にて、S12におけるページ分割の結果の第kページと、PDL記憶部106に保存されているPDLデータの第kページとが、PDL比較部112によって比較される。この比較の際に、PDL比較部112は、データ管理部114のアドレス情報に基づき、PDL記憶部106からPDLデータを取り出す。この比較の結果、両者が一致した場合には、S32にて、データ管理部114のアドレス情報に基づき、イメージ記憶部110から第kページのイメージデータが取り出され、S34にてデータ送信部116から印刷装置20に送信される。
【0034】
ページ分割結果と保存データとが一致しなかった場合には、S40にてページ分割結果の第kページがPDL記憶部106に保存される。このとき、それまで保存されていたPDLデータは削除される。そして、S42にて、データ管理部114内の第kページのページテーブルのPDLデータ保存アドレスが、S40において分割結果を保存したアドレスの値に書き替えられる。この後、S44では、新たにPDL記憶部106に保存された第kページのPDLデータが展開処理部108に送られてイメージデータに展開され、そのイメージデータがイメージ記憶部110に保存される。この時、それまで保存されていた第kページのイメージデータは削除される。そして、S46では、データ管理部114内の第kページのページテーブルのイメージデータ保存アドレスが、S44においてイメージデータを保存したアドレスの値に書き替えられる。このように、本実施形態では、PDL記憶部106及びイメージ記憶部110には、最新の受信データのPDL及びイメージが記憶され、これが次に処理されるPDLデータの比較基準となる。
【0035】
この後、S48にて、データ管理部114を参照して、イメージ記憶部110から第kページのイメージデータが取り出され、S34にて印刷装置20に送信される。
【0036】
印刷装置20へのページイメージの送信の後、S36にて全ページについての印刷処理が終了したかの判定が行われる。全ページの印刷が未終了ならば、S38にてページ番号kを1進めてS30に戻り、以上の処理を繰り返す。ページ番号kが、ページ分割処理(S12)で求められた総ページ数に等しくなったとき、この判定の結果がYesとなり、処理を終了する。
【0037】
このように、本実施形態では、ホスト装置から送信された2回目以降のPDLデータを、前回に送信されたPDLデータと比較し、両者のPDL記述が同一であるページについては展開処理を行わず、既に保存されている当該ページのイメージデータを印刷装置に送信する。従って、本実施形態では、展開処理が行われるのは前回送信分に対して差替えられたページだけなので、展開処理に要する時間が大幅に短縮される。
【0038】
なお、本実施形態は、いったん試し刷りを行い、その結果を見て修正を行うような場合にも有効である。このような場合も、上記差込み印刷と同様、印刷制御装置10に試し刷り用の受信キューを生成し、その受信キューにホスト装置から試し刷り用のデータを送信し、上記の処理手順に従って処理して印刷させる。そして、ユーザは、この試し刷りの結果を見てホスト装置上で修正処理を行い、その修正結果のデータを同じ受信キューに送信すると、印刷制御装置10では、試し刷りから変更のないページについては、展開処理を行わずに試し刷り時のイメージデータを再利用する。このような処理により、修正の際にも展開時間の短縮を行うことができる。
【0039】
また、本実施形態では、印刷制御装置10に複数の受信キューを設けることができ、差込み処理や修正処理を複数並列して処理することができる。
【0040】
[実施形態2]
実施形態1では、今回受信したデータが前回のデータと一致しなかったページについては、今回のデータが保存され、前回のデータは削除されたが、本実施形態では、これらを両方残して不一致ページの比較出力を行う。
【0041】
本実施形態の構成は、基本的に図1に示す実施形態1の構成と同様である。本実施形態が実施形態1と異なる点は、データ管理部114におけるページテーブルの管理項目と、そのページテーブルを用いた処理手順である。
【0042】
図4は、本実施形態におけるデータ管理部114のページテーブル230の管理項目を示している。図4に示すように、本実施形態では、実施形態1の管理項目に加え、さらに置換フラグ、置換PDLデータ保存アドレス、及び置換イメージデータ保存アドレスが管理される。今回の受信データが前回データと一致しなかった場合に、置換フラグがTrue(真)にセットされ、今回のデータの保存アドレスが置換PDLデータ保存アドレス及び置換イメージデータ保存アドレスに登録される。なお、データ管理部114の他のテーブルは実施形態1と同様である。
【0043】
次に、図5を用いて、本実施形態の基本処理の手順について説明する。図5において、図3と同一の処理を示すステップには同一の符号を付し、その説明を省略または簡略化する。また、本実施形態において、S14の判定がNoであった場合の以降の処理手順は、実施形態1(図3)と全く同じなので、図5にはその記載を省略している。
【0044】
本実施形態では、ページ分割結果をPDL記述部の保存データと比較する(S30)前に、S50にて当該ページの置換フラグを調べる。この結果、置換フラグがTrueであった場合には、当該ページのページテーブルにおいて、置換PDLデータ保存アドレス及び置換イメージデータ保存アドレスを、PDLデータ保存アドレス及びイメージデータ保存アドレスに書き込み、置換フラグをFalse(偽)にリセットする(S52)。
【0045】
そして、S30における比較処理は、そのPDLデータ保存アドレスに保存されたPDLデータを基準にして行われる。この比較の結果、両者が一致した場合の処理は、実施形態1と同様である。両者が一致しなかった場合は、ページ分割結果の第kページのPDLデータがPDL記憶部106に保存され(S40)、S42aでその保存アドレスがページテーブルの置換PDLデータ保存アドレスに書き込まれるとともに、置換フラグがTrueにセットされる。そして、置換PDLデータアドレスに保存された第kページのPDLデータが展開され、展開結果のイメージデータがイメージ記憶部110に保存される(S44)。S46aでは、このイメージデータの保存アドレスが、ページテーブルの置換イメージデータ保存アドレスに書き込まれる。そして、S48aにて、置換イメージデータ保存アドレスに保存された第kページのイメージデータがイメージ記憶部110から取り出され、S34にて印刷装置20に送信される。
【0046】
本実施形態は、このような処理手順により、実施形態1と全く同様の機能を実現することができる。
【0047】
そして、本実施形態は、このような機能に加え、さらにPDLデータ同士の比較において不一致であったページを出力する機能を有する。図6は、この不一致ページの出力処理の手順を示している。
【0048】
不一致ページの出力処理は、ユーザが入力装置40から指示コマンドを入力することにより開始される。本実施形態では、不一致ページの出力のモードとして3つのモードが設けられている。すなわち、今回受信したデータ(新データ)を出力するモード、前回受信したデータ(旧データ)を出力するモード、両方を出力するモードの3つである。ユーザは、不一致ページ出力の指示と共に、この出力モードの指定を行う。
【0049】
印刷制御装置10は、S60にていずれの出力モードが指定されたかを判定する。
【0050】
新データの出力が指定された場合には、S62aにてページ番号kを初期化し、第1ページから最終ページまで以下の処理を繰り返す。すなわち、まずS64aにて、第kページのページテーブルの置換フラグがTrueであるかを調べる。この結果がYesの場合は、第kページは旧データと新データとが不一致であるということになる。従って、S66aにて、モード指定に従って置換イメージデータ保存アドレスから新データのイメージデータを取り出し、S70aにて印刷装置20に送信する。そして、S72aでページ番号kを1だけ進め、S74aにて全ページの処理が終了したかを検査し、未了の場合はS64aに戻って以上の処理を繰り返す。一方、S64aの判定結果がNoであった場合は、第kページは旧データと新データが一致しているということなので、何も行わずにS72aに進む。このような処理が全ページについて終了すると、すべての不一致ページについての新データによる印刷結果が得られる。
【0051】
出力モードの指定が、新旧両データの出力である場合は、S62bにてページ番号kを初期化し、第1ページから最終ページまで以下の処理を繰り返す。すなわち、S64bにて第kページのページテーブルの置換フラグがTrueであるかを調べる。この結果がYesの場合は、モード指定に従って、S66bにて置換イメージデータ保存アドレスから新データのイメージデータを取り出し、更にS68bにてイメージデータ保存アドレスから旧データのイメージデータを取り出し、S70bにて印刷装置20に送信する。一方、S64bの判定結果がNoであった場合は、何も行わずにS72bに進む。そして、S72bでページ番号kを1だけ進め、S74bにて全ページの処理が終了したかを検査し、未了の場合はS64bに戻って以上の処理を繰り返す。このような処理により、すべての不一致ページについて、新旧両データの比較出力が得られる。
【0052】
また、出力モードが旧データのみの指定の場合は、S62cにてページ番号kを初期化し、第1ページから最終ページまで以下の処理を繰り返す。すなわち、S64cにて第kページのページテーブルの置換フラグがTrueであるかを調べ、この結果がYesの場合は、モード指定に従いS68cにてイメージデータ保存アドレスから旧データのイメージデータを取り出し、S70cにて印刷装置20に送信する。一方、S64cの判定結果がNoであった場合は、何も行わずにS72cに進む。そして、S72cでページ番号kを1だけ進め、S74cにて全ページの処理が終了したかを検査し、未了の場合はS64cに戻って以上の処理を繰り返す。このような処理により、すべての不一致ページについて、旧データの印刷出力が得られる。
【0053】
このように、本実施形態によれば、前回受信分のデータと今回受信分のデータとが不一致であったページを、新データ、旧データ、及びそれら両方の3つのモードで印刷出力することができる。この機能を用いれば、試し刷り版と修正版との相違点を容易に確認することができる。
【0054】
[実施形態3]
本実施形態は、実施形態2の変形例である。図5から分かるように、実施形態2では、置換フラグがTrueのページについては、S52にて置換PDL/イメージデータ保存アドレスをPDL/イメージ保存アドレスに書き込んでいたため、ページの内容の変更がある度にS30のPDL比較処理の基準のデータがその変更されたデータに置き換えられていた。これに対して、本実施形態では、ユーザから変更の指示が入力されない限り、比較の基準となるデータの変更を行わないようにする。なお、本実施形態は、図4に示すページテーブルを用い、図1に示した構成で実現することができる。
【0055】
この実施形態では、差込み印刷や試し刷り・修正の処理は、実施形態2の基本処理(図5参照)において、S52の処理の内容を少し変更するだけで実現できる。すなわち、本実施形態では、置換フラグがTrueであっても、S52ではPDLデータ保存アドレス及びイメージデータ保存アドレスの変更を行わず、単に置換フラグをFalseにリセットするのみとする。このような変更により、S30では、後述する基準データ置換処理によって変更されない限り、同一の基準のデータを用いて比較処理が行われる。
【0056】
次に、図7を用いて、基準データの置換の処理手順を説明する。本実施形態では、比較基準の変更は、それまで基準のデータの内の変更したいページを、現在の最新データである置換PDL/イメージデータ保存アドレスのデータと置き換えることによって行う。
【0057】
この処理のため、ユーザは、印刷制御装置10の入力装置40から基準データ置換の指示を入力する。この指示の入力は、例えばシステム制御部120により表示装置30に表示した操作選択画面において、基準データ置換操作を示すアイコン等を選択することにより行うことができる。この場合、ユーザの基準データ置換操作の選択に応じて、システム制御部120は、印刷制御装置10が現在有している受信キューの一覧(各受信キューは、例えばそのキューで扱っている文書の名称で表す)を表示装置30に表示し、ユーザはそこから置換操作の対象を選択する。置換対象の受信キューが選択されると、システム制御部120は、データ管理部114内の当該受信キューの管理テーブルを参照して、置換フラグがTrueとなっているページを見つけ、それらを表示装置30に表示する。この場合、例えばページ番号のみを表示してもよいし、イメージ記憶部110にあるイメージデータに基づき、現在の基準データ及びその置換データの縮小イメージを生成し表示してもよい。ユーザは、この表示から基準データを置換したいページを選択する。
【0058】
このような基準データ置換処理の指示入力を受けた印刷制御装置10は、図7に示す手順に従って基準データの置換を行う。すなわち、まずS80にて入力装置40からユーザの指示を取り込み、S82にてその指示が基準データ置換の指示かを判定する。基準データ置換の指示であった場合には、S84でページ番号kのカウンタを初期化し、最終ページに至るまで各ページごとに以下の処理を繰り返す。すなわち、S86でユーザ指示が当該ページの基準データ置換を指定しているかを判定し、判定結果がYesの場合は、S88にて、データ管理部114における当該ページのページテーブル(図4参照)のPDLデータ保存アドレス及びイメージデータ保存アドレスの値を、それぞれ置換PDLデータ保存アドレス及び置換イメージデータ保存アドレスの値に置換する。そして、置換フラグをFalseにリセットし、置換PDLデータ保存アドレス及び置換イメージデータ保存アドレスの登録値を無効化する。また、S86の判定結果がNoの場合は、アドレスの置換は行わない。このようにして第kページについての処理が終わると、S90で全ページについての処理が終了したかを判定し、未了の場合はS92にてページ番号のカウンタを1進め、S86に戻って次のページの処理を行う。このような処理を当該文書の全ページについて行うことにより、比較基準のデータを変更することができる。
【0059】
なお、以上では、ページ単位で置換の指定を行ったが、全ページの一括置換を指定できるようにしてもよい。この場合、印刷制御装置10は、ある受信キューについて基準データの一括置換の指示入力を検出すると、例えばデータ管理部114からその受信キューに関連する各ページテーブルから置換フラグがTrueになっているものを検出し、これらについてPDL/イメージデータ保存アドレスに置換PDL/イメージデータ保存アドレスの値を書き込むようにすればよい。また、ホスト装置から基準データ置換の指示を入力できるようにしてもよい。
【0060】
このように、本実施形態によれば、差込み印刷や修正の基準をページ単位で動的に変更することができる。
【0061】
[実施形態4]
本実施形態は、実施形態2の発展形であり、PDLデータ同士の比較において不一致であったページについて、さらにページのどの部分が変更されたかを検出し、その部分を特徴づけて表示するものである。
【0062】
図8は、本実施形態の装置構成を示す機能ブロック図である。図8において、図1と同様の構成要素には同一の符号を付してその説明を省略する。
【0063】
図8の構成は、図1の構成に対して、イメージ比較部130、第1ページバッファ132、不一致領域算出部134、第2ページバッファ136及び第3ページバッファ138を付加したものである。
【0064】
入力装置40から、ある受信キューの文書について不一致部分表示の指示が入力された場合、システム制御部120は、データ管理部114から当該受信キューに関連する各ページテーブルを読み出し、そのテーブルの情報に従ってイメージ比較部130などを動作させることにより、不一致部分を表示した印刷出力を生成する。この処理の手順を図9に示す。
【0065】
不一致部分表示の指示が入力されると、システム制御部120は、S100にてページ数kのカウンタを初期化し、第1ページから最終ページまで1ページずつ以下の処理を繰り返す。
【0066】
まず、システム制御部120は、S102で第kページのページテーブルを調べ、置換フラグがTrueであるかを判定する。この判定の結果がNoの場合は、S120にて全ページについての処理が終了したかを判定し、未了の場合はページ数のカウンタを1進めて次のページの処理に移行する。S102の判定の結果がYesの場合は、システム制御部120は、そのページテーブルに登録されたイメージデータ保存アドレス及び置換イメージ保存アドレスをイメージ比較部130に与える。すると、S104にて、イメージ比較部130は、それら2つのアドレスに基づき旧データ及び新データのイメージデータを取り出し、両者をドット単位で比較する。この比較は、例えば2値イメージの場合には、両者の値のEXOR(排他的論理和)を取ることによって行うことができる。この場合、両者が一致するドットの値は0となり、両者が不一致のドットの値が1となる。このような比較処理の結果が、S106で第1ページバッファ132に描画される。比較処理の結果は、例えば、第1ページバッファ132において、一致ドットには白を示す値を、不一致ドットには黒を示す値を、書き込むことにより行う。
【0067】
図10は、このドット単位の比較の簡単な具体例を示している。図10の(a)に示す旧データと(b)に示す新データとをイメージ比較部130で比較した場合、第1ページバッファ132には(c)に示すように、不一致ドットの部分が黒く表示するデータが形成される。
【0068】
ドット単位の比較処理が終了すると、不一致領域算出部134が起動される。不一致領域算出部134は、第1ページバッファ132のデータを解析し、黒ドットの連続する部分を囲む最小の矩形領域を求め、その矩形領域を表す枠を第2ページバッファ136に描画する(S108)。黒ドットの連続部分が複数ある場合は、各連続部分ごとについて矩形領域枠を求める。この枠は、目立つように例えば赤色などのドットで描画する。図10の例では、第2ページバッファ136には、(d)に示すような矩形枠が描画される。
【0069】
本実施形態では、この矩形枠を旧データ又は新データに重畳して印刷することにより、不一致部分の表示を行う。このため、S110にて、表示のベースを新データか否かを判定する。ユーザは、不一致部分表示操作の指示を入力する際にベースの指定の入力を行い、S110ではこの入力に基づいて判定を行う。この判定の結果、ベースが新データである場合は、システム制御部120は、S112にて置換イメージデータ保存アドレスのイメージデータをイメージ記憶部110から取り出し、第3ページバッファ138に描画する。また、ベースが旧データである場合は、S114にてイメージデータ保存アドレスのイメージデータをイメージ記憶部110から取り出し、第3ページバッファ138に描画する。
【0070】
そして、S116では、S112又はS114でイメージデータが描画された第3ページバッファ138に対し、第2ページバッファ136の矩形枠のデータを書き込む。図10の(e)には第3ページバッファ138のデータの例が示されており、この例では新データ(b)に対して第2ページバッファ136のデータ(d)が重畳されている。
【0071】
このようにして重畳処理が完了すると、S118で、第3ページバッファ138のデータがデータ送信部116を介して印刷装置20に送信される。この結果、印刷装置20では、不一致ページに対して、ページ内の不一致部分を矩形枠で囲った印刷結果が得られる。
【0072】
そして、次にS120にて全ページの処理が終了したか否かを検査し、未了の場合はS122でページ番号kを1だけ進め、S102に戻って次ページの処理に移る。
【0073】
このような処理を全ページについて繰り返すことにより、指定された文書のうちの各不一致ページについて、不一致部分を明示した印刷出力を得ることができる。
【0074】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、印刷制御装置が基準文書を伝送形式及び印刷可能形式の両方の形で保持し、ホスト装置から受信したデータを基準文書の伝送形式データと各ページごとに比較し、一致するページについては展開処理を行わずに基準文書の印刷可能形式データを読みだして利用するので、ページ単位の差込み印刷や修正版の印刷において、展開処理の時間を大幅に短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る印刷制御装置の構成を示す機能ブロック図である。
【図2】データ管理部における管理テーブルのデータ構造を示す図である。
【図3】実施形態1における処理の手順を示すフローチャートである。
【図4】実施形態2においてデータ管理部で管理するページテーブルのデータ構造を示す図である。
【図5】実施形態2の印刷制御装置の基本処理の手順を示すフローチャートである。
【図6】実施形態2における不一致ページ出力の手順を示すフローチャートである。
【図7】実施形態3における基準データの置換処理の手順を示すフローチャートである。
【図8】実施形態4の印刷制御装置の構成を示す機能ブロック図である。
【図9】実施形態4の処理手順を示すフローチャートである。
【図10】実施形態4における不一致部分の表示の具体例を示す図である。
【符号の説明】
10 印刷制御装置、20 印刷装置、30 表示装置、40 入力装置、102 受信キュー、104 ページ分割部、106 PDL記憶部、108 展開処理部、110 イメージ記憶部、112 PDL比較部、114 データ管理部、116 データ送信部、120 システム制御部、130 イメージ比較部、132 第1ページバッファ、134 不一致領域算出部、136 第2ページバッファ、138 第3ページバッファ。

Claims (5)

  1. ホスト装置から受信した伝送形式データを印刷可能な形式に展開する展開手段を有し、展開によって得られた印刷可能形式データを印刷装置に出力する印刷制御装置であって、
    基準となる文書の伝送形式データ及び印刷可能形式データをページ単位で互いに対応づけて記憶する基準記憶手段と、
    前記ホスト装置から受信した伝送形式データをページ単位に分割するページ分割手段と、
    前記ページ分割手段の分割結果と、前記基準記憶手段に記憶された伝送形式データとを各ページ毎に比較するページ単位比較手段と、
    前記比較の結果、両者が一致したページについては前記基準記憶手段内にある当該ページの印刷可能形式データを前記印刷装置に出力し、両者が一致しなかったページについては前記分割結果のデータを前記展開手段にて展開して前記印刷装置に出力する出力制御手段と、
    前記ホスト装置からの伝送形式データを受信するための受信キューを生成する受信キュー生成手段と、
    を有し、
    前記基準記憶手段には、生成された各受信キューごとにそれぞれ基準文書の伝送形式データ及び印刷可能形式データが記憶され、
    各受信キューで受信した伝送形式データは、当該受信キューに対応する前記基準文書の伝送形式データと比較されることを特徴とする印刷制御装置。
  2. 請求項に記載の装置であって、
    前記受信キューにて最初に受信した伝送形式データ及びこれを展開した印刷可能形式データを、当該受信キューに対応する基準文書のデータとして前記基準記憶手段に記憶することを特徴とする印刷制御装置。
  3. 請求項1〜のいずれかに記載の装置であって、
    前記ページ単位比較手段の比較において両者が一致しなかった各不一致ページについて、前記分割結果及びこれを展開した印刷可能形式データを記憶する不一致ページ記憶手段を有することを特徴とする印刷制御装置。
  4. 請求項に記載の装置であって、
    前記不一致ページ記憶手段に記憶された各不一致ページのうちユーザが指定したページの伝送形式データ及び印刷可能形式データを、前記基準記憶手段内の対応ページの伝送形式データ及び印刷可能形式データと置換する基準置換手段を有することを特徴とする印刷制御装置。
  5. 請求項に記載の装置であって、
    前記不一致ページ記憶手段に記憶された各不一致ページの印刷可能形式データと、前記基準記憶手段内の対応ページの印刷可能形式データとを各ドット毎に比較し、両者が一致しないドットを抽出する不一致ドット抽出手段と、
    抽出された不一致ドットの情報を、前記不一致ページ記憶手段又は前記基準記憶手段に記憶された該当ページの印刷可能形式データと合成して出力する不一致ページ合成手段と、
    を有することを特徴とする印刷制御装置。
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