JP3624094B2 - オープナハンドル - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、トランクリッドやフュエルフェラリッドを開とするのに適するオープナハンドルに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、オープナハンドルとしては、例えば、実開平5−45727号公報に示すものが知られており、図6にその具体例を示す。
【0003】
即ち、ベース101から立上げた円筒状の突出部103内に、レバー105の保持部107を嵌挿突出し、その爪部109をベース101に係合させて抜け止めを図る。一方、レバー105に設けられた環状溝111内に、前記ベース101の突出部103を回動自在に嵌合させた構造となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
オープナハンドルは、一般にドライバーが着座するシートの側方に配置されるものであるが、車体の構造から取付位置に制約を受ける場合がある。
【0005】
このような場合の取付位置は、シート位置を一杯に後退させた時に、操作部がシート領域から外れ、乗員が乗り降りする時の領域に突出し、場合によって操作部を足で踏みつける等の不具合が起きる。
【0006】
このため、軽量化を図る一方で強度剛性が求められるものであるが、従来手段にあっては、全体が合成樹脂の材料で作られているため、軽量化の面では目的を達成する反面、強度剛性の面では劣るようになる。また、爪部109を有する保持部と、保持部107を取り囲むように突出部103の先端が溝底に対して正しく接触し合う寸法に設定された環状溝111とを成形する必要があるため、正確な加工精度が要求され、加工性、組付性の面でも望ましくない。
【0007】
そこで、この発明は、加工性、強度剛性の面で優れるオープナハンドルを提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、この発明は、第1に、合成樹脂性の第1の操作ハンドルの軸受孔に、前記第1の操作ハンドルと並列に配置された合成樹脂性の第2の操作ハンドルの軸受筒部を嵌挿し、第1の操作ハンドルが内側に配置された状態で前記軸受筒部を、金属性のベース部材から一体に立上げた円筒状の軸筒部に嵌挿して軸筒部と軸受筒部とで二重軸の構成とする一方、前記軸筒部の上端縁を外側へ押し拡げて、軸受筒部の底部を押えベース部材と第2の操作ハンドルとで第1の操作ハンドルを挟みつける。
【0009】
第2に、合成樹脂性の第1の操作ハンドルと合成樹脂性の第2の操作ハンドルの各軸受孔を、金属性のベース部材から一体に立上げた円筒状の軸筒部に嵌挿し、その軸筒部の上端縁を外側へ押し拡げて、第2の操作ハンドルを押え、ベース部材と第2の操作ハンドルとで第1の操作ハンドルを挟みつける。
【0010】
かかるオープナハンドルによれば、合成樹脂性の第1の操作ハンドルと第2の操作ハンドルは、金属性のベース部材から一体に立上がる軸筒部に嵌挿される。同時に、第2の操作ハンドルは、第1の操作ハンドルとベース部材とにより挟みつけられた構造となるため、高い強度剛性が得られる。特に、二重軸となる請求項1にあってはより高い軸受部回りの強度剛性が確保される。また、第1,第2の操作ハンドルを軸筒部に嵌挿すればよいので、特別な加工精度は必要なく、加工の面でも容易となる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図1乃至図4の図面を参照しながら、この発明の第1の実施形態について具体的に説明する。
【0012】
図2において、1はベース部材3に装着されたオープナハンドルを示しており、ドライバーが着座するシートとサイドシル(いずれも図示していない)との間に配置されている。オープナハンドル1は図外のトランクリッドを開とする第1の操作ハンドル5と、第1の操作ハンドル5と並列に配置され図外のフュエルフィラリッドを開とする第2の操作ハンドル7とから成っている。
【0013】
ベース部材3は、強度剛性が確保されるよう金属性の材質で作られていて、プレス加工により形成され、取付部9は車体11側に固着されると共に、図1に示す如く、一体に立上がる円筒状の軸筒部13を有している。
【0014】
一方、第1の操作ハンドル5は、合成樹脂の材質で作られていて図3に示す如く軸受孔15を中心として、一方は、操作部17、他方は、ワイヤケーブル取付部19となっている。軸受孔15は、図1に示す如く第1の操作ハンドル5が内側に配置された状態で第2の操作ハンドル7の軸受筒部21を介して前記ベース部材3の軸受部13に回動自在に嵌挿されている。
【0015】
第1の操作ハンドル5のワイヤケーブル取付部19には、図3に示す如く、図外のトランクリッドを開とするインナー23とアウター25とからなるワイヤケーブル27のインナー23の一端が取付けられる一方、コイルばね29の一端が係止されている。コイルばね29の他端はベース部材3の取付フランジ31に係止され、コイルばね29の付勢力により、第1の操作ハンドル5は、作動待機位置(図3)に、常時付勢されている。
【0016】
なお、ワイヤケーブル27のアウター25の一端は、ベース部材3の取付フランジ31に係止されている。
【0017】
第2の操作ハンドル7は、合成樹脂の材質で作られていて、軸受筒部21を中心として一方は、軸心中心からの寸法が第1の操作ハンドル5の操作部17より短い操作部33となっている。他方は、ワイヤケーブル取付部35となっていて、第2の操作ハンドル7とベース部材3とで第1の操作ハンドル5を挟みつけている。
【0018】
第2の操作ハンドル7のワイヤケーブル取付部35には、図外のフュエルフィラリッドを開とするインナー37とアウター39とからなるワイヤケーブル41の一端が取付けられる一方、コイルばね43の一端が係止している。コイルばね43の他端はベース部材3の取付フランジ31に係止され、コイルばね43の付勢力により、第2の操作ハンドル7は、図3に示す如く作動待機位置に常時付勢されている。なお、ワイヤケーブル41のアウター39の一端は、ベース部材3の取付フランジ31に係止されている。
【0019】
第2の操作ハンドル7の軸受筒部21は、図1に示す如く、第1の操作ハンドル5が内側に配置された状態で前記ベース部材3の軸筒部13に回動自在に嵌挿され、その軸受筒部13の外周に前記した第1の操作ハンドル5の軸受孔15が嵌挿し、軸筒部13と軸受筒部21とで二重軸の構造となっている。
【0020】
ベース部材3の軸筒部13は、図1に示す如く上端縁がカシメ治具によって所定個所が外側へ向けて押し拡げられ、軸受筒部21の底部が押えられることでその押し拡げ部45によって軸受筒部21が軸筒部13から抜け出るのを阻止している。
【0021】
このように構成されたオープナハンドル1によれば、第1の操作ハンドル5を操作(図3矢印イ)することで、図外のトランクリッドを開とすることができる。また、第2の操作ハンドル7を操作(図3矢印ロ)することで、図外のフュエルフィラリッドを開とすることができる。
【0022】
この各操作ハンドル5,7の操作時に、操作部17,33の長さが異なるため、目で確認しなくても、手による確認によって操作をまちがえる虞れはない。
【0023】
一方、軸心中心から長い操作部17を有する第1の操作ハンドル5は、第2の操作ハンドル7と強度剛性が確保された金属性のベース部材3とにより挟みつけられている点に加えて二重軸の構造により、軸受部回りの高い強度剛性が確保され長く突出した第1の操作ハンドル5の操作部17を誤って足で踏みつけても軸受部回りの変形や破損は起きない。また、プレスによりベース部材3の加工が容易となる。
【0024】
図5は軸受部回りの変形例を示した第2の実施形態を示したものである。
【0025】
即ち、合成樹脂性の第1の操作ハンドル5と合成樹脂性の第2の操作ハンドル7の各軸受孔47,47を、金属性のベース部材3から一体に立上がる円筒状の軸筒部13に嵌挿する。各軸受孔47,47が嵌挿された軸筒部13の上端縁を外側へ押し拡げ、第2の操作ハンドルを押えることで、その押し拡げ部49によって抜け防止を図ると共に、ベース部材3と第2の操作ハンドル7とによって第1の操作ハンドル5を挟みつける構造とするものである。
【0026】
なお、他の構成要素は、前記第1の実施形態と同一のため、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
【0027】
したがって、第2の実施形態によれば、第1の操作ハンドル5は、第2の操作ハンドル7と強度剛性が確保された金属性のベース部材3とで挟みつけられた構造となっているため、長く突出した第1の操作ハンドル5の操作部17を誤って足で踏みつけても軸受部回りの変形、破損は起きない。
【0028】
また、各操作ハンドル5,7に軸受孔47,47を穿設すればよいので、加工が容易となる。
【0029】
【発明の効果】
以上、説明したように、この発明のオープナハンドルによれば、金属性のベース部材と第2の操作ハンドルとにより、第1の操作ハンドルを挟みつけた状態で取付けることが出来るため、挟みつけられた操作ハンドルの軸受部回りの強度剛性の向上を図ることができる。また、二重軸の構造によって良い高い軸受部回りの強度剛性が確保できる。また、ベース部材はプレス加工が容易となり加工性の面でも優れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかるオープナハンドルの軸受部回りの拡大断面図。
【図2】オープナハンドルの平面図。
【図3】オープナハンドルの側面図。
【図4】軸筒部の上端縁の所定個所を押し拡げた状態を示す説明図。
【図5】軸筒部の別の実施形態を示した図1と同様の拡大断面図。
【図6】従来例を示した図1と同様の拡大断面図。
【符号の説明】
3 ベース部材
5 第1の操作ハンドル
7 第2の操作ハンドル
13 軸受部
15 軸受孔
21 軸受筒部

Claims (2)

  1. 合成樹脂性の第1の操作ハンドルの軸受孔に、前記第1の操作ハンドルと並列に配置された合成樹脂性の第2の操作ハンドルの軸受筒部を嵌挿し、第1の操作ハンドルが内側に配置された状態で前記軸受筒部を、金属性のベース部材から一体に立上げた円筒状の軸筒部に嵌挿して軸筒部と軸受筒部とで二重軸の構成とする一方、前記軸筒部の上端縁を外側へ押し拡げて、軸受筒部の底部を押えベース部材と第2の操作ハンドルとで第1の操作ハンドルを挟みつけたことを特徴とするオープナハンドル。
  2. 合成樹脂性の第1の操作ハンドルと合成樹脂性の第2の操作ハンドルの各軸受孔を、金属性のベース部材から一体に立上げた円筒状の軸筒部に嵌挿し、その軸筒部の上端縁を外側へ押し拡げて、第2の操作ハンドルを押えベース部材と第2の操作ハンドルとで第1の操作ハンドルを挟みつけたことを特徴とするオープナハンドル。
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