JP3623787B2 - Ds−cdma伝送方法および装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、移動通信においてスペクトル拡散を用いてマルチプルアクセスを行なうDS−CDMA(DS:direct sequence)伝送方法および装置に関し、特に、複数のコードチャネルを符号多重化するDS−CDMA伝送方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
次世代の移動通信方式としてDS−CDMA方式の研究開発がさかんに行われている。DS−CDMA伝送方式は複数のユーザが同一の周波数帯域を用いて通信を行うものであり、各ユーザの識別は各ユーザに割り当てられた固有の拡散符号によって行われる。
【0003】
DS−CDMA方式は、周波数分割多元接続方式(FDMA)、時間分割多元接続方式(TDMA)に比較して、同じ周波数帯域あたりの加入者容量を増大することができる、情報信号を広帯域の信号に拡散して伝送するため高速信号伝送に適する、等の利点を有する。
【0004】
移動通信環境下では、基地局と移動局が見通しであることは少なく、一般には多重波伝搬路が形成される。その結果受信信号はレイリーフェージングを受ける。レイリーフェージングでは受信振幅はレイリー分布、位相は一様分布をする。遅延検波に比較して高効率な同期検波を行うためには、受信機側において、このランダムに変化する受信位相を推定する必要がある。この受信位相を推定する方法として、パターン既知のパイロットシンボルを情報シンボルの間に一定周期で挿入し、このパイロットシンボルで推定した受信位相を基に各情報シンボルの受信位相を推定する方法がある。この場合パイロットシンボルはフェージングに起因する位相変動がほぼ一定とみなせる時間間隔で挿入する必要がある。
【0005】
さて、DS−CDMA方式において高速信号伝送を実現する方法として、(1)伝送情報レートに応じて拡散率を変化させる方法、(2)基本情報レートのチャネルを複数チャネル多重化するコード多重方法、がある。ここでは(2)の基本情報レートのチャネルを複数チャネル多重化するコード多重方法について考える。この方法において前述のパイロットシンボルを用いたチャネル(振幅,位相)推定を行う絶対同期検波を行う従来のチャネル構成を図16に示す。コードチャネル数(コード多重数)をNで表す。各コードチャネルは1情報シンボル周期の繰り返し周期を有するショートコード(SC−1,…,SC−N)で拡散され、さらに共通の情報シンボル周期に比較して非常に繰り返し周期の長いロングコード(LC−Y)と呼ばれる拡散符号で拡散される。ショートコードによって各コードチャネルの識別を行い、ロングコードによって上りチャネルでは同一セル内の他ユーザ、下りチャネルでは他セルの他ユーザとの識別を行う。なお、図17は1コードチャネル伝送の場合のフレーム構成を示す図である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
図18に示すように、各コードチャネルにフレーム内のそれぞれ同じ位置にパイロットシンボルを挿入し、各コードチャネル毎に受信位相を推定し、パイロットシンボル挿入周期で情報データ系列上のチャネルの伝達関数を内挿補間により求めるため、フェージング変動速度が速くなるとチャネル推定精度が劣化する欠点があった。さらにまた、送信電力制御に関して、図19に示すように、各コードチャネルにフレーム内のそれぞれ同じ位置にパイロットシンボルを挿入し、このパイロットシンボル位置での受信信号電力の測定値を用いてパイロットシンボル挿入周期で送信電力制御を行うため、フェージング変動速度が速くなると送信電力制御の精度が劣化する欠点があった。
【0008】
本発明では、DS−CDMAコード多重化において送受信回路規模をそれほど増大すること無しにチャネル推定精度を向上することができるDS−CDMA伝送方法を提供することを目的とする。
【0009】
さらに、本発明では、DS−CDMAコード多重化において送受信回路規模をそれほど増大すること無しにパイロットシンボルを用いたチャネル推定および送信電力制御のフェージング追従性を向上することができるDS−CDMA伝送方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に係る発明は、複数のコードチャネルを符号多重化して伝送チャネルを生成して信号を伝送するコード多重方式を適用したDS−CDMA伝送方法において、各コードチャネルについて、同期検波用のチャネル推定のためのパイロットシンボルを情報データ間に一定周期で挿入することによってフレームを構成する際に、N個のコードチャネル(N:多重コードチャネル数、N=H×K)をH個(H:ブロック内のコードチャネル数、H>1)ずつKブロック(K:ブロック数)に分け、同一ブロック内のH個のコードチャネルについては、フレーム内の同じ位置にパイロットシンボルを挿入し、K個のブロックにおけるコードチャネルについては、異なるK個のブロック内の全てのパイロットシンボルについて最も近いパイロットシンボル間の間隔が常に均一になるように各ブロック毎にパイロットシンボル挿入位置を異ならせることを特徴とする。
【0011】
また、請求項2に係る発明は、請求項1において、各コードチャネルについて、前記パイロットシンボルを用いてチャネル推定値を求め、同一ブロック内の前記チャネル推定値を平均することにより各ブロックのパイロットシンボル位置におけるチャネル推定値を求め、全コードチャネルのパイロットシンボル位置以外の位置では前記全ブロックのパイロットシンボル位置におけるチャネル推定値を内挿補間して求めることを特徴とする。
【0012】
さらに、請求項3に係る発明は、請求項1において、各コードチャネルについて、前記パイロットシンボルを用いて受信信号電力を測定し、同一ブロック内の前記受信信号電力測定値を平均することにより各ブロックのパイロットシンボル位置における受信信号電力値を算出し、各コードチャネルでは前記全ブロックのパイロットシンボル位置における受信信号電力測定値を全て用いて前記全ブロックのパイロットシンボル位置で送信電力制御を行うことを特徴とする。
【0013】
さらに、請求項4に係る発明は、複数のコードチャネルを符号多重化して伝送チャネルを生成して信号を伝送するコード多重方式を適用したDS−CDMA伝送装置であって、符号化された情報データをN個のコードチャネル(N:多重コードチャネル数、N=H×K)に分配し、分配したN個のコードチャネルをH個(H:ブロック内のコードチャネル数、H>1)ずつKブロック(K:ブロック数)に分ける分配器と、前記分配器からの各コードチャネルについて、同期検波用のチャネル推定のためのパイロットシンボルを情報データ間に一定周期で挿入することによってフレームを構成する際に、同一ブロック内のH個のコードチャネルについては、フレーム内の同じ位置にパイロットシンボルを挿入し、K個のブロックにおけるコードチャネルについては、異なるK個のブロック内の全てのパイロットシンボルについて最も近いパイロットシンボル間の間隔が常に均一になるように各ブロック毎にパイロットシンボル挿入位置を異ならせるフレーム構成部とを備えることを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】
実施形態1(実施例1に対応)
図1に本発明のDS−CDMA伝送方式のチャネル構成の一例を示す。基本伝送レートf のコードチャネルの1フレームは図1に示すようにパイロットシンボル、情報データより成り、この情報レートを拡散利得倍して広帯域信号を生成する。この基本チャネルをNコード多重することにより、基本チャネルと同等の品質ならばN×f bpsの伝送レートの情報を伝送することができる。この場合、パイロットシンボル部はNコードチャネル間で共通の拡散符号で拡散することにより、各コードチャネル間の相互相関を除去することができる。マルチコード多重伝送では、各コードチャネルは同一のフェージングを受けるために、パイロットシンボルを共通化できる。また図2には図1と異なり、1コードチャネルのみパイロットシンボルを送信する場合のチャネル構成を示す。
【0018】
実施形態2(実施例2に対応)
図11に本発明のDS−CDMA伝送方式のチャネル構成の他の一例を示す。基本伝送レートf のコードチャネルの1フレームは図11に示すようにパイロットシンボル、情報データより成り、この情報レートを拡散利得倍して広帯域信号を生成する。この基本チャネルをNコード多重することにより、基本チャネルと同等の品質ならばN×f bpsの伝送レートの情報を伝送することができる。ここで、N個のコードチャネル(N:多重コードチャネル数、N=H×K)の構成は、N個のコードチャネルをH個(H:ブロック内のコードチャネル数)ずつKブロック(K:ブロック数)に分け、同一ブロック内のH個のコードチャネルについては、フレーム内の同じ位置にパイロットシンボルを挿入する構成とし、K個のブロックにおけるコードチャネルについては、異なるK個のブロック内の全てのパイロットシンボルについて最も近いパイロットシンボル間の間隔が常に均一になるように各ブロック毎にパイロットシンボル挿入位置の異なるフレームを用いる構成とする。
【0019】
【実施例】
実施例1
図3にマルチコード多重伝送における誤り訂正符号化部の構成を示す。入力情報データは外符号符号化器1において、2重誤り訂正符号化の外符号により符号化され、インタリーバ2においてインタリーブ処理され、直並列変換部3においてN個のコードチャネルに分配される。そして各コードチャネル毎に畳み込み符号器4による畳み込み符号化およびインタリーバ5によるインタリーブを行なう。図9の(A)にDS−CDMA伝送方式のインターリーブの方法を示す。Zフレームの全情報データを、各コードチャネル毎にX データ毎に書き込み、読み出しは書き込みと垂直な方向にY データ毎に行う(X 及びY は、
【0020】
【数2】
Figure 0003623787
【0021】
N×X ×Y =Zフレーム内の全情報データ数を満たす自然数)。
【0022】
図4にDS−CDMA伝送方式の送信部の誤り訂正符号化部の構成を示す。図3と同様に入力情報データは外符号符号化器6において2重誤り訂正符号化の外符号により符号化され、インタリーバ7においてインタリーブ処理され、出力される。この出力データを畳み込み符号化器8において一括して畳み込み符号化し、インタリーバ9において畳み込み符号化された情報系列を一括してインタリーブする。図10の(A)に本例のDS−CDMA伝送方式のインターリーブの方法を示す。畳み込み符号化された情報データ系列をN×X 毎に周期的に書き込み、Zフレーム間の全情報データを書き込んだ後に、書き込みと垂直な方向にY 情報データ毎に周期的に読み出す(X 及びY は、
【0023】
【数3】
Figure 0003623787
【0024】
N×X ×Y =Zフレーム内の全情報データ数を満たす自然数)。
【0025】
そして、インタリーブ後の情報データを直並列変換部10においてN個のコードチャネルに分配する。
【0026】
図5にDS−CDMA伝送方式の送信部のブロック構成を示す。各フレーム構成部11において、図3,図4に示す各コードチャネルの符号化情報データに同期検波用のチャネル推定のパイロットシンボルを一定周期で挿入し(なお、必要に応じて、1コードチャネルにのみパイロットシンボルを挿入する)、ついで、変調器12においてデータを変調する。各変調器12からの各コードチャネルの変調データシンボルは、拡散変調器13において、パイロットシンボルについては拡散符号
【0027】
【数4】
Figure 0003623787
【0028】
により拡散され、情報シンボルについては各コードチャネル毎に拡散符号(SC−P×LC−Y,(P:1〜N))により拡散される。そして、加算器14において各コードチャネルの拡散信号を加算し送信する。
【0029】
図6にDS−CDMA伝送方式の受信部のブロック構成を示す。受信拡散変調信号は各拡散符号に対応した各マッチトフィルタ15−0,…15−Nに共通に入力される。受信信号中のパイロットシンボルは拡散符号
【0030】
【数5】
Figure 0003623787
【0031】
を拡散符号レプリカとしてマッチトフィルタ15−0で逆拡散し、パイロットシンボル部チャネル推定部16においてフレーム同期部17からの出力を用いて数パイロットシンボル間で平均化してパイロットシンボルにおける受信位相を推定する。この推定値から情報シンボル部チャネル推定部18において各情報シンボル位置における受信位相変動を内挿補間して求める。受信信号中の各コードチャネルは同一のフェージング変動を受けるため、この各情報シンボルにおける推定位相変動は各コードチャネル共通に用いる。一方各コードチャネルの情報シンボルは各コードチャネル毎に拡散符号
【0032】
【数6】
Figure 0003623787
【0033】
を拡散符号レプリカとして各マッチトフィルタ15−1〜15−Nで逆拡散される。この逆拡散した各コードチャネルの各情報シンボルにチャネル補償部19において、情報シンボル部チャネル推定部18からの信号を用いて前記パイロットシンボルを用いて推定された受信位相変動の補償をする。マルチパスに対応する構成では、図6に示すようなNコードチャネルのパイロットチャネルを用いる位相推定・補償部(17,18,19)を合成すべきマルチパス数分用いる。このフェージング位相変動を補償されたチャネル補償部19からの各パスの各情報シンボルは、RAKE合成部20で各パスの推定受信複素包絡線を重みとして加算され、RAKE合成される。
【0034】
このRAKE合成された信号は図7,図8に示す誤り訂正復号部に入力される。
【0035】
図7にDS−CDMA伝送方式の誤り訂正復号部の構成の一例を示す。RAKE合成後の信号は各コードチャネル毎にデインタリーバ21でデインタリーブされる。図9の(B)にDS−CDMA伝送方式のデインタリーブの方法を示す。図9の(A)のインターリーブの方法と逆の方向に書き込み、読み出しを行う。デインタリーブ後の信号は各コードチャネル毎にビタビ復号器22により復号される。そして、各コードチャネルの復号後データは、並直列変換部23で並直列変換後にデインタリーバ24および外符号復号器25による外符号のデインタリーブおよび復号を行なった後に出力される。
【0036】
図8にDS−CDMA伝送方式の誤り訂正復号部の構成の他の一例を示す。RAKE合成後のNコードチャネルの信号は、並直列変換部26で並直列変換後にデインタリーバ27で一括してデインタリーブされる。図10の(B)に本例のDS−CDMA伝送方式のデインタリーブの方法を示す。図10の(A)のインタリーブの方法と逆の方向に書き込み、読み出しを行う。デインタリーブ後の信号は一括してビタビ復号器28により復号される。そして、さらにデインタリーバ29および外符号復号器30による外符号のデインタリーブおよび復号を行なった後に出力される。
【0037】
実施例2
本実施例においても、入力情報データは、図3に記載の誤り訂正符号化部を用いて誤り訂正符号を行う(インタリーブも図9の(A)を用いる)。
【0038】
図14にDS−CDMA伝送方式の送信部のブロック構成を示す。フレーム構成部31において、図3に示す回路からの各コードチャネルの符号化情報データに各コードチャネルの属するブロックのパイロットシンボル挿入パターンに従って、同期検波用のチャネル推定のためのパイロットシンボルを一定周期で挿入し、変調器32において変調する。変調器32からの各コードチャネルの変調データシンボルは、拡散変調器33において、各コードチャネル毎に拡散符号
【0039】
【数7】
Figure 0003623787
【0040】
により拡散され、加算器34において各コードチャネルの拡散信号を加算し送信する。
【0041】
図15にDS−CDMA伝送方式の受信部のブロック構成を示す。受信拡散変調信号は各拡散符号に対応した各マッチトフィルタ35に共通に入力される。各コードチャネルのパイロットシンボルおよび情報シンボルは、各コードチャネル毎に拡散符号
【0042】
【数8】
Figure 0003623787
【0043】
を拡散符号レプリカとして各マッチトフィルタ35で逆拡散される。各コードチャネルではデマルチプレクサ(DEMUX)36において、各ブロック毎に異なる位置に挿入されたパイロットシンボルを情報シンボルから分離する。各コードチャネルは同一のフェージング変動を受けるため、パイロットシンボル部チャネル推定部37において、各デマルチプレクサ36からのパイロットシンボルに対して、マッチトフィルタ35の出力に基づいて同期検出したフレーム同期部38からの出力を用いて各コードチャネル毎に数パイロットシンボル間で平均化してパイロットシンボルにおける受信位相を推定し各ブロック毎にそのブロックに属する各コードチャネルの受信位相の推定値を平均化することにより、各ブロックのパイロットシンボル位置での受信位相の推定値を得る。情報シンボル部チャネル推定部39は、図12に示すように、各ブロックのパイロットシンボル位置での受信位相の推定値を全コードチャネルで共通して用いることにより、全コードチャネルに挿入されている全てのパイロットシンボルによるパイロットシンボル挿入周期で情報データ系列上のチャネルの伝達関数を内挿補間により求めることができ、チャネル推定における内挿補間の間隔が短くなるために、チャネル推定のフェージング追従性を向上することができる。各チャネル補償部40は、各デマルチプレクサ36から得られた各コードチャネルの各情報シンボルに情報シンボル部チャネル推定部39からの信号を用いて前記パイロットシンボルを用いて推定された受信位相変動の補償をする。
【0044】
また、送信電力制御に関して、受信信号電力測定部41は、パイロットシンボル部チャネル推定部37からの信号に基づいて、各コードチャネル毎にパイロットシンボル位置での受信信号電力を測定し、各ブロック毎にそのブロックに属する各コードチャネルの受信信号電力の測定値を平均化することにより各ブロックのパイロットシンボル位置での受信信号電力(SIR)の測定値を得る。この測定値に基づいて送信電力制御信号生成部42は、送信電力制御信号(TPC)を生成する。図13に示すように、各ブロックのパイロットシンボル位置での受信信号電力の測定値を全コードチャネルで共通して用いることにより、全コードチャネルに挿入されている全てのパイロットシンボルによるパイロットシンボル挿入周期で送信電力制御を行うことができ、仮想的に送信電力制御周期を短くすることができるため送信電力制御のフェージング追従性を向上することができる。
【0045】
マルチパスに対応する構成では、図15に示すようなNコードチャネルのパイロットチャネルを用いる位相推定・補償部(37,38,39,40)を合成すべきマルチパス数分用意する。このフェージング位相変動を補償されたチャネル補償部40からの各パスの各情報シンボルは、各RAKE合成部43において各パスの推定受信複素包絡線を重みとして加算され、RAKE合成される。このRAKE合成された信号は図7に示す誤り訂正復号部に入力される。その動作およびデインタリーブの方法(図9)は実施例1におけるそれと同様である。
【0047】
【発明の効果】
本発明によれば、高速信号伝送を行うCDMA多重化において、複数のコードチャネルをいくつかのブロックに分けブロック毎にパイロットシンボルの挿入位置の異なるフレームを用いることにより、各コードチャネルにおけるパイロットシンボルの挿入位置を全て同じ位置にする従来方法と比較して、他ブロックに属する他コードチャネルのパイロットシンボルにより得られる受信位相推定値も、各コードチャネルの情報シンボルの受信位相変動の補償に用いることができるため、全コードチャネルに挿入されている全てのパイロットシンボルによるパイロットシンボル挿入周期で情報データ系列上のチャネルの伝達関数を内挿補間により求めることができ、チャネル推定における内挿補間の間隔が短くなるために、チャネル推定のフェージング追従性を向上することができる。また、他ブロックのパイロットシンボル位置での受信信号電力の測定値を全コードチャネルで共通して用いることにより、全コードチャネルに挿入されている全てのパイロットシンボルによるパイロットシンボル挿入周期で送信電力制御を行うことができ、仮想的に送信電力制御周期を短くすることができるため送信電力制御のフェージング追従性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のDS−CDMA伝送方式のチャネル構成の一例を示す図である。
【図2】本発明のDS−CDMA伝送方式のチャネル構成の他の一例を示す図である。
【図3】本発明のDS−CDMA伝送方式の誤り訂正符号化部の実施例構成の一例を示す図である。
【図4】本発明のDS−CDMA伝送方式の誤り訂正符号化部の実施例構成の他の一例を示す図である。
【図5】本発明のDS−CDMA伝送方式の送信部の実施例構成の一例を示す図である。
【図6】本発明のDS−CDMA伝送方式の受信部の実施例構成の一例を示す図である。
【図7】本発明のDS−CDMA伝送方式の誤り訂正復号部の実施例構成の一例を示す図である。
【図8】本発明のDS−CDMA伝送方式の誤り訂正復号部の実施例構成の他の一例を示す図である。
【図9】本発明のDS−CDMA伝送方式のインタリーブ部の実施例構成の一例を示す図である。
【図10】本発明のDS−CDMA伝送方式のインタリーブ部の実施例構成の他の一例を示す図である。
【図11】本発明のDS−CDMA伝送方式のチャネル構成の他の一例を示す図である。
【図12】本発明のDS−CDMA伝送方式のチャネル推定法(K=2の場合)を示す図である。
【図13】本発明のDS−CDMA伝送方式の送信電力制御タイミング(K=2の場合)を示す図である。
【図14】本発明のDS−CDMA伝送方式の送信部の実施例構成の他の一例を示す図である。
【図15】本発明のDS−CDMA伝送方式の受信部の実施例構成の他の一例を示す図である。
【図16】従来のコード多重方法を説明する図である。
【図17】1コードチャネル伝送の場合のフレーム構成を示す図である。
【図18】従来のチャネル推定法を説明する図である。
【図19】従来の送信電力制御タイミングを示す図である。
【符号の説明】
11 フレーム構成部
12 変調器
13 拡散変調器
14 加算器

Claims (4)

  1. 複数のコードチャネルを符号多重化して伝送チャネルを生成して信号を伝送するコード多重方式を適用したDS−CDMA伝送方法において、
    各コードチャネルについて、同期検波用のチャネル推定のためのパイロットシンボルを情報データ間に一定周期で挿入することによってフレームを構成する際に、
    N個のコードチャネル(N:多重コードチャネル数、N=H×K)をH個(H:ブロック内のコードチャネル数、H>1)ずつKブロック(K:ブロック数)に分け、
    同一ブロック内のH個のコードチャネルについては、フレーム内の同じ位置にパイロットシンボルを挿入し、
    K個のブロックにおけるコードチャネルについては、異なるK個のブロック内の全てのパイロットシンボルについて最も近いパイロットシンボル間の間隔が常に均一になるように各ブロック毎にパイロットシンボル挿入位置を異ならせることを特徴とするDS−CDMA伝送方法。
  2. 各コードチャネルについて、前記パイロットシンボルを用いてチャネル推定値を求め、同一ブロック内の前記チャネル推定値を平均することにより各ブロックのパイロットシンボル位置におけるチャネル推定値を求め、コードチャネルのパイロットシンボル位置以外の位置では前記ブロックのパイロットシンボル位置におけるチャネル推定値を内挿補間して求めることを特徴とする請求項1記載のDS−CDMA伝送方法。
  3. 各コードチャネルについて、前記パイロットシンボルを用いて受信信号電力を測定し、同一ブロック内の前記受信信号電力測定値を平均することにより各ブロックのパイロットシンボル位置における受信信号電力値を算出し、各コードチャネルでは前記ブロックのパイロットシンボル位置における受信信号電力測定値を全て用いて前記ブロックのパイロットシンボル位置で送信電力制御を行うことを特徴とする請求項1記載のDS−CDMA伝送方法。
  4. 複数のコードチャネルを符号多重化して伝送チャネルを生成して信号を伝送するコード多重方式を適用したDS−CDMA伝送装置であって、
    符号化された情報データをN個のコードチャネル(N:多重コードチャネル数、N=H×K)に分配し、分配したN個のコードチャネルをH個(H:ブロック内のコードチャネル数、H>1)ずつKブロック(K:ブロック数)に分ける分配器と、
    前記分配器からの各コードチャネルについて、同期検波用のチャネル推定のためのパイロットシンボルを情報データ間に一定周期で挿入することによってフレームを構成する際に、同一ブロック内のH個のコードチャネルについては、フレーム内の同じ位置にパイロットシンボルを挿入し、K個のブロックにおけるコードチャネルについては、異なるK個のブロック内の全てのパイロットシンボルについて最も近いパイロットシンボル間の間隔が常に均一になるように各ブロック毎にパイロットシンボル挿入位置を異ならせるフレーム構成部とを備えることを特徴とするDS−CDMA伝送装置。
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