JP3622832B2 - Capsule-containing gel cosmetics - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、わずかな剪断により容易に崩壊するカプセルを水溶性ゲル中に安定に分散して成り、皮膚に塗布したり、ポンプ容器にて吐出した際にカプセルが容易に崩壊して内包成分を放出することのできるカプセル含有ゲル状化粧料に関する。さらに詳しくは、寒天、アルギン酸の多価金属塩、或いはさらにデンプン・アクリルアミド・アクリル酸塩共重合体の1種又は2種以上により形成されるカプセルに化粧料成分を内包又は含浸させ、水酸化ナトリウム及び炭素数3〜6の二価アルコールを含有する水溶性ゲル中に分散して成る、カプセル含有ゲル状化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】
液状又はゲル状の水相に、油性成分等の疎水性物質を高分子化合物によりカプセル化して分散配合する技術は古くから用いられている。その際、カプセルを形成する高分子化合物として、皮膚に対する刺激性の低いものが求められてきた。アルギン酸は海藻より得られる多糖類であり、カルシウム等の多価金属により架橋されてゲル化することから、アルギン酸カルシウムによる球状カプセルを含有する皮膚化粧料(特開昭63−139108号公報)や、アルギン酸カルシウムにより疎水性物質を内包するマイクロカプセル(特開昭60−238139号公報)等が提案されている。
【0003】しかしながら、アルギン酸の多価金属塩によるカプセルは崩壊性に劣り、これを分散して成る化粧料を皮膚に塗布した際、内包させた化粧料成分が十分放出されずにそれらの効果を発揮させることができないばかりか、皮膚に対し刺激性を与える原因となっていた。また、ポンプ容器にて吐出する製剤形態とした場合、吐出の際に未崩壊のカプセルや、大きなカプセル膜残片が残存する結果、ポンプの目詰まりを起こす原因となっていた。一方、カプセルの崩壊性を上げるためカプセル膜の強度を下げると、水相に分散する際にカプセルの崩壊が生じたり、カプセルの安定な分散状態を維持することが困難であるといった問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
そこで本発明においては、わずかな剪断により容易に崩壊するカプセルを水溶性ゲル中に安定に分散することを可能とし、皮膚に塗布したり、ポンプ容器にて吐出した際にカプセルが容易に崩壊して内包成分を放出することができ、皮膚に刺激を与えたり、ポンプの目詰まりの原因となるようなカプセル膜残片の残存しないカプセル含有ゲル状化粧料を提供することを目的とした。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため種々検討したところ、寒天、アルギン酸の多価金属塩、或いはさらにデンプン・アクリルアミド・アクリル酸塩共重合体の1種又は2種以上により形成されるカプセルに化粧料成分を内包又は含浸させ、水酸化ナトリウム及び炭素数3〜6の二価アルコールを含有する水溶性ゲル中に分散することにより、良好な結果が得られることを見いだし、本発明を完成するに至った。
【0006】
すなわち本発明に係るカプセル含有ゲル状化粧料は、寒天とアルギン酸の多価金属塩により形成されるカプセルに化粧料成分を内包又は含浸させ、水酸化ナトリウム及び炭素数3〜6の二価アルコールを含有する水溶性ゲル中に分散させて成る。カプセル膜形成成分として、さらにデンプン・アクリルアミド・アクリル酸塩共重合体の1種又は2種以上を加えてもよい。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明においては、アルギン酸の多価金属塩と寒天によりカプセルを形成する。アルギン酸の多価金属塩としては、カルシウム塩,ストロンチウム塩,バリウム塩等のマグネシウム以外のアルカリ土類金属塩、亜鉛塩,アルミニウム塩等が挙げられる。これらは、化粧料用原料として市販されているアルギン酸ナトリウム(分子量1万〜20万程度)に塩化カルシウム等の前記多価金属の塩化物等を添加して得ることができる。本発明には、前記アルギン酸の多価金属塩より1種又は2種以上を選択して用いる。
【0008】
本発明においてカプセル膜形成成分として用いる寒天についても、分子量が1万〜20万程度の化粧料用原料として市販されているものが使用できる。カプセル膜中におけるアルギン酸の多価金属塩及び寒天の含有量としては、それぞれ0.01〜10.0重量%とするのが適切であり、前者の後者に対する重量比は、0.5〜2.0の範囲とするのが好ましい。
【0009】
さらに本発明においては、カプセル膜形成成分としてデンプン・アクリルアミド・アクリル酸塩共重合体の1種又は2種以上を加えることができる。前記共重合体は、デンプンにアクリルアミド及びアクリル酸ナトリウム,アクリル酸アルミニウム等のアクリル酸塩をグラフト共重合して得られるものであり、「WATER−LOCK D−223」の商品名で市販されているトウモロコシデンプン・アクリルアミド・アクリル酸ナトリウム共重合体等が使用できる。カプセル膜中における前記共重合体の1種又は2種以上の配合量としては、0.01〜5.0重量%程度とするのが好ましい。また本発明で用いるカプセル膜を調製する際、雲母,セリサイト,酸化チタン等の粉体を添加してもよい。
【0010】
本発明においては、上記のようにアルギン酸の多価金属塩及び寒天、或いはさらにデンプン・アクリルアミド・アクリル酸塩共重合体の1種又は2種以上を加えて形成したカプセルに、化粧料成分を内包させる。また前記成分により多孔性粒体としたカプセルに、化粧料成分を含浸させてもよい。内包又は含浸させる化粧料成分としては、化粧料用油、ビタミンE,ビタミンA及びこれらの誘導体等の油溶性ビタミン類、油溶性紫外線吸収剤等の疎水性物質を用いるのが好ましい。化粧料成分のカプセルへの内包又は含浸は、液中硬化被膜カプセル化法等の一般的な方法により行うことができる。なお本発明においては、カプセルは粒径0.5mm〜3.0mm程度の大きさとするのが適当である。
【0011】
続いて本発明においては、上記に記載したようにして調製したカプセルを、水溶性ゲル中に分散する。かかる水溶性ゲルには、水酸化ナトリウム及び炭素数3〜6の二価アルコールの1種又は2種以上を含有させる。水酸化ナトリウムの水溶性ゲルへの配合量は、0.01〜1.0重量%とするのが好ましい。また、炭素数3〜6の二価アルコールとしては、1,2−プロパンジオール,1,3−ブタンジオール,1,2−ペンタンジオール,1,2−ヘキサンジオール等が挙げられ、これらより1種又は2種以上を選択して用いる。これらのうち、特に1,3−ブタンジオールが好ましく用いられる。炭素数3〜6の二価アルコールの1種又は2種以上の水溶性ゲルへの配合量としては、5.0〜30.0重量%とするのが好ましい。
【0012】
本発明においてカプセルの分散媒とする水溶性ゲルは、増粘性を有する水溶性高分子を含有させることにより得ることができる。かかる水溶性高分子としては、グアーガム,ローカストビーンガム等の植物系多糖類、キサンタンガム,カードラン等の微生物系多糖類、ヒドロキシエチルセルロース,ヒドロキシプロピルセルロース等のセルロース系半合成高分子、カルボキシメチルデンプン,メチルデンプン等のデンプン系半合成高分子、カルボキシビニルポリマー,ポリアクリル酸等のビニル系合成高分子等が挙げられ、これらより1種又は2種以上を選択して用いる。これらの中でも、水酸化ナトリウムにより中和することによって増粘するカルボキシビニルポリマー,ポリアクリル酸,アクリル酸・メタクリル酸エステル共重合体等のアクリル酸系重合体が好ましく使用できる。
【0013】
なお上記の水溶性ゲルには、本発明の特徴を損なわない範囲で、エタノール等の低級アルコール類、ポリエチレングリコール,グリセリン等の炭素数3〜6の二価アルコール以外の多価アルコール類、水酸化カリウム,L−アルギニン,L−リジン等の水酸化ナトリウム以外の塩基類、界面活性剤、ヒアルロン酸,乳酸等の保湿剤、リボフラビン,L−アスコルビン酸等の水溶性ビタミン類、紫外線吸収剤、防菌防黴剤、色素類、植物,動物組織,酵母等の抽出物、香料等の化粧料用添加成分を配合することができる。
【0014】
本発明においては上記の構成とすることにより、カプセルを水溶性ゲルに分散した際にはカプセルの崩壊は抑制され、安定な分散状態が維持されるが、常温で保存する間にカプセル膜が柔軟化し、皮膚に塗布したり、ポンプ容器に充填して吐出したりしてわずかな剪断を加えることにより、カプセルが容易に崩壊する。その際、カプセル膜は微細に崩壊し、肉眼で膜片の残存は認められない。
【0015】
【実施例】
さらに本発明の特徴について、実施例により詳細に説明する。
【0016】
まず本発明に係る実施例と、それらに対する比較例において用いたカプセルの組成を表1に示した。これらカプセルは次のようにして調製した。表1中A欄に示す濃度のアルギン酸カルシウムを生じるアルギン酸ナトリウムを、他の膜形成性高分子を用いる場合はそれらとともに精製水に溶解し、粉体を含有する場合は前記水溶液に分散して皮膜物質溶液とする。この皮膜物質溶液にB欄に示すコア物質を添加して分散し、これをノズルを通して塩化カルシウム水溶液に滴下し、生成するカプセルを捕集する。
【0017】
【表1】

Figure 0003622832
【0018】
次に、本発明の実施例及び比較例で用いた水溶性ゲルの組成を表2に示した。表2中、A欄の水溶性高分子の水溶液を精製水に加え、これにB欄,C欄及びD欄の各成分を混合,溶解したものを順次添加,混合し、次いでE欄の塩基を加えて増粘させる。
【0019】
【表2】
Figure 0003622832
【0020】
本発明の実施例、及びそれらに対する比較例は、表3及び表4に示す通り、表1に示すカプセル4.0重量%を、表2に示す水溶性ゲル96.0重量%に添加,分散して調製する。
【0021】
【表3】
Figure 0003622832
【0022】
【表4】
Figure 0003622832
【0023】
上記の本発明の実施例及び比較例について、調製時のカプセルの分散安定性及びポンプ容器により吐出した際のカプセルの崩壊性を観察し、さらに女性パネラーによる使用試験を行った。調製時のカプセルの分散安定性については、水溶性ゲルにカプセルを添加,分散した際のカプセルの崩壊を観察して、「○;カプセルの崩壊は全く認められない」,「△;崩壊したカプセルが若干認められる」,「×;カプセルの崩壊が顕著に認められる」として表した。ポンプ容器により吐出した際のカプセルの崩壊性については、カプセルを水溶性ゲルに添加,分散した後3日間静置し、ポンプ容器に充填して吐出し、その際にカプセルがスムーズに崩壊するかどうかを観察して、「○;良好に崩壊する」,「△;完全に崩壊しないカプセルが残存する」,「×;ほとんど崩壊が認められない」として表した。
【0024】
また女性パネラーによる使用試験は、20才代〜50才代の女性パネラー20名を1群とし、カプセルを水溶性ゲルに添加,分散した後3日間静置した際に、カプセルが崩壊せず安定に保持されている実施例及び比較例について、それぞれ各群にブラインドにて皮膚に塗布させ、カプセルのつぶれ易さ,しっとり感及び塗布時の刺激感について官能評価させた。官能評価は表5に示す評価基準に従って行わせて点数化し、20名の平均値を求めた。
【0025】
【表5】
Figure 0003622832
【0026】
カプセルの分散安定性及び吐出時の崩壊性についての観察結果を表6に、使用試験の結果を表7に示す。
【0027】
【表6】
Figure 0003622832
【0028】
【表7】
Figure 0003622832
【0029】
表6より、本発明の実施例においては、いずれも調製時には良好な分散安定性が認められ、ポンプから吐出することにより、カプセルが容易に崩壊することが示された。これに対し、本発明の実施例にて水溶性ゲルに分散したカプセルを、水酸化ナトリウムを含有するが1,3−ブタンジオールを含有しない水溶性ゲルに分散した比較例1,比較例2,比較例7,比較例8,比較例13,比較例14,比較例19,比較例20においては調製時にカプセルの崩壊が認められ、製品価値を有さないものであった。また、水酸化ナトリウムを含有しない水溶性ゲルにカプセルを分散した比較例3〜比較例6,比較例9〜比較例12,比較例15〜比較例18,比較例21〜比較例24においては、ポンプ容器から吐出したとき、十分にカプセルが崩壊しないことが認められた。
【0030】
さらに表7に示す通り、本発明の実施例使用群ではいずれにおいてもカプセルのつぶれ易さについての評価が高く、良好なしっとり感が得られており、塗布時に問題となる刺激感も認められていなかった。これに対し、水酸化ナトリウムを含有しない水溶性ゲルにカプセルを分散した比較例3〜比較例6,比較例9〜比較例12,比較例15〜比較例18,比較例21〜比較例24の各使用群においては、カプセルのつぶれ易さについての評価が悪くなっており、しっとり感についての評価も低くなっていた。また、膜形成成分として寒天及びコーンスターチ・アクリルアミド・アクリル酸ナトリウム共重合体のいずれをも含有しないカプセルを用いた比較例25〜比較例28使用群では、皮膚に塗布した際にかなりの刺激感を認めていた。
【0031】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明により、わずかな剪断により容易に崩壊するカプセルを水溶性ゲル中に安定に分散させることができ、皮膚に塗布したり、ポンプ容器にて吐出した際にカプセルが容易に崩壊して内包成分を放出することができて、皮膚に刺激を与えたり、ポンプの目詰まりの原因となるようなカプセル膜残片の残存しないカプセル含有ゲル状化粧料を提供することができた。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
In the present invention, capsules that are easily disintegrated by slight shearing are stably dispersed in a water-soluble gel, and the capsules are easily disintegrated when applied to the skin or discharged by a pump container. The present invention relates to a capsule-containing gel cosmetic that can be released. More specifically, a cosmetic ingredient is included or impregnated in a capsule formed of one or more of agar, a polyvalent metal salt of alginic acid, or a starch / acrylamide / acrylate copolymer, and sodium hydroxide. And a capsule-containing gel cosmetic which is dispersed in a water-soluble gel containing a dihydric alcohol having 3 to 6 carbon atoms.
[0002]
[Prior art]
A technique for encapsulating a hydrophobic substance such as an oily component in a liquid or gel aqueous phase with a polymer compound and dispersing and blending has been used for a long time. At that time, high molecular compounds that form capsules have been required to have low irritation to the skin. Alginic acid is a polysaccharide obtained from seaweed, and is cross-linked with a polyvalent metal such as calcium to gel, so skin cosmetics containing spherical capsules with calcium alginate (Japanese Patent Laid-Open No. 63-139108), A microcapsule (Japanese Patent Laid-Open No. 60-238139) that encapsulates a hydrophobic substance with calcium alginate has been proposed.
However, capsules made of polyvalent metal salts of alginic acid are inferior in disintegration, and when the cosmetics obtained by dispersing the capsules are applied to the skin, the encapsulated cosmetic ingredients are not fully released, and their effects are exerted. In addition to being unable to exert it, it caused skin irritation. Moreover, when it was set as the formulation form discharged with a pump container, as a result of the undisintegrated capsule and the big capsule film | membrane residue remaining at the time of discharge, it became the cause of causing clogging of a pump. On the other hand, when the strength of the capsule membrane is lowered in order to increase the disintegration property of the capsule, there is a problem that the capsule disintegrates when dispersed in the aqueous phase or it is difficult to maintain a stable dispersion state of the capsule. .
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
Therefore, in the present invention, it is possible to stably disperse capsules that are easily disintegrated by slight shearing in a water-soluble gel, and the capsules are easily disintegrated when applied to the skin or discharged from a pump container. Thus, an object of the present invention is to provide a capsule-containing gel-like cosmetic that can release an encapsulated component and does not leave a capsule membrane residue that can irritate the skin or cause clogging of a pump.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
As a result of various studies to solve the above problems, a cosmetic ingredient was added to a capsule formed of one or more of agar, a polyvalent metal salt of alginic acid, or a starch / acrylamide / acrylate copolymer. It has been found that good results can be obtained by encapsulating or impregnating and dispersing in a water-soluble gel containing sodium hydroxide and a dihydric alcohol having 3 to 6 carbon atoms, and the present invention has been completed .
[0006]
That is, the capsule-containing gel cosmetic according to the present invention includes a capsule formed of agar and a polyvalent metal salt of alginic acid with a cosmetic ingredient included or impregnated therein, and sodium hydroxide and a dihydric alcohol having 3 to 6 carbon atoms. Dispersed in the water-soluble gel contained. As the capsule film forming component, one or more of starch / acrylamide / acrylate copolymer may be added.
[0007]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
In the present invention, capsules are formed from alginate and a polyvalent metal salt of alginic acid. Examples of the polyvalent metal salt of alginic acid include alkaline earth metal salts other than magnesium such as calcium salt, strontium salt and barium salt, zinc salt and aluminum salt. These can be obtained by adding the above-mentioned polyvalent metal chloride such as calcium chloride to sodium alginate (molecular weight of about 10,000 to 200,000) marketed as a cosmetic raw material. In this invention, 1 type (s) or 2 or more types are selected and used from the polyvalent metal salt of alginic acid.
[0008]
As the agar used as the capsule film forming component in the present invention, those commercially available as cosmetic raw materials having a molecular weight of about 10,000 to 200,000 can be used. The content of the polyvalent metal salt of alginic acid and agar in the capsule membrane is suitably 0.01 to 10.0% by weight, respectively, and the weight ratio of the former to the latter is 0.5 to 2. A range of 0 is preferable.
[0009]
Furthermore, in this invention, 1 type (s) or 2 or more types of a starch acrylamide acrylate copolymer can be added as a capsule film formation component. The copolymer is obtained by graft copolymerization of acrylamide and acrylate such as sodium acrylate and aluminum acrylate onto starch, and is commercially available under the trade name “WATER-LOCK D-223”. Corn starch, acrylamide, sodium acrylate copolymer, etc. can be used. The blending amount of one or more of the copolymers in the capsule membrane is preferably about 0.01 to 5.0% by weight. Moreover, when preparing the capsule membrane used in the present invention, powders such as mica, sericite, and titanium oxide may be added.
[0010]
In the present invention, the cosmetic ingredient is encapsulated in a capsule formed by adding one or more of a polyvalent metal salt of alginate and agar, or a starch / acrylamide / acrylate copolymer as described above. Let Moreover, you may impregnate the cosmetics component in the capsule made into the porous granule with the said component. As cosmetic ingredients to be encapsulated or impregnated, it is preferable to use oils for cosmetics, oil-soluble vitamins such as vitamin E, vitamin A and derivatives thereof, and hydrophobic substances such as oil-soluble ultraviolet absorbers. Encapsulation or impregnation of a cosmetic ingredient in a capsule can be performed by a general method such as a submerged cured film encapsulation method. In the present invention, it is appropriate that the capsule has a particle size of about 0.5 mm to 3.0 mm.
[0011]
Subsequently, in the present invention, the capsule prepared as described above is dispersed in a water-soluble gel. Such a water-soluble gel contains sodium hydroxide and one or more of dihydric alcohols having 3 to 6 carbon atoms. The blending amount of sodium hydroxide in the water-soluble gel is preferably 0.01 to 1.0% by weight. Examples of the dihydric alcohol having 3 to 6 carbon atoms include 1,2-propanediol, 1,3-butanediol, 1,2-pentanediol, 1,2-hexanediol, and the like. Or 2 or more types are selected and used. Of these, 1,3-butanediol is particularly preferably used. As a compounding quantity to the 1 type (s) or 2 or more types of water-soluble gel of a C3-C6 dihydric alcohol, it is preferable to set it as 5.0-30.0 weight%.
[0012]
In the present invention, the water-soluble gel used as the dispersion medium of the capsule can be obtained by containing a water-soluble polymer having a thickening property. Such water-soluble polymers include plant polysaccharides such as guar gum and locust bean gum, microbial polysaccharides such as xanthan gum and curdlan, cellulose semisynthetic polymers such as hydroxyethyl cellulose and hydroxypropyl cellulose, carboxymethyl starch, Examples thereof include starch-based semi-synthetic polymers such as methyl starch, vinyl-based synthetic polymers such as carboxyvinyl polymer and polyacrylic acid, and one or more of these are selected and used. Among these, acrylic acid polymers such as carboxyvinyl polymer, polyacrylic acid, acrylic acid / methacrylic acid ester copolymer and the like which are thickened by neutralization with sodium hydroxide can be preferably used.
[0013]
The above water-soluble gel includes lower alcohols such as ethanol, polyhydric alcohols other than dihydric alcohols having 3 to 6 carbon atoms such as polyethylene glycol and glycerin, and hydroxylation, as long as the characteristics of the present invention are not impaired. Bases other than sodium hydroxide such as potassium, L-arginine and L-lysine, surfactants, moisturizers such as hyaluronic acid and lactic acid, water-soluble vitamins such as riboflavin and L-ascorbic acid, UV absorbers, prevention Additives for cosmetics such as fungicides, pigments, extracts of plants, animal tissues, yeast and the like, and fragrances can be blended.
[0014]
In the present invention, by adopting the above-described configuration, when the capsule is dispersed in the water-soluble gel, the capsule is prevented from collapsing and maintains a stable dispersion state, but the capsule membrane is flexible during storage at room temperature. The capsule is easily disintegrated by applying a slight amount of shear by applying to the skin or filling and discharging into a pump container. At that time, the capsule membrane is finely disintegrated and no membrane piece remains with the naked eye.
[0015]
【Example】
Further, the features of the present invention will be described in detail with reference to examples.
[0016]
First, Table 1 shows the composition of capsules used in Examples according to the present invention and Comparative Examples for them. These capsules were prepared as follows. In the case of using other film-forming polymers, sodium alginate that produces calcium alginate with the concentration shown in the column A in Table 1 is dissolved in purified water, and in the case of containing powder, it is dispersed in the aqueous solution. Use a substance solution. The core substance shown in column B is added to and dispersed in this coating substance solution, and this is dropped into a calcium chloride aqueous solution through a nozzle, and the capsules produced are collected.
[0017]
[Table 1]
Figure 0003622832
[0018]
Next, Table 2 shows the composition of the water-soluble gel used in Examples and Comparative Examples of the present invention. In Table 2, the aqueous solution of the water-soluble polymer in column A is added to purified water, and the components in columns B, C, and D are mixed and dissolved in this order, and then mixed, and then the base in column E To increase the viscosity.
[0019]
[Table 2]
Figure 0003622832
[0020]
As shown in Tables 3 and 4, Examples of the present invention and comparative examples thereto were added and dispersed in an amount of 4.0% capsules shown in Table 1 to 96.0% water-soluble gel shown in Table 2. To prepare.
[0021]
[Table 3]
Figure 0003622832
[0022]
[Table 4]
Figure 0003622832
[0023]
About the Example and comparative example of said invention, the dispersion stability of the capsule at the time of preparation and the disintegration property of the capsule when discharged by a pump container were observed, and further a use test by a female panelist was conducted. Regarding the dispersion stability of the capsules at the time of preparation, the capsules were observed to disintegrate when the capsules were added to and dispersed in the water-soluble gel. “○: No capsule disintegration was observed”, “Δ: Disintegrated capsules” Is slightly recognized "," X: Capsule collapse is markedly recognized ". Regarding the disintegration property of the capsule when discharged by the pump container, is the capsule disintegrated in the water-soluble gel, allowed to stand for 3 days, filled into the pump container and discharged, and the capsule disintegrates smoothly at that time? Observations were made and expressed as “◯: disintegrate well”, “Δ: capsules that do not completely disintegrate remain”, and “×: hardly disintegrate”.
[0024]
In addition, the use test by female panelists showed that 20 female panelists in their 20s to 50s made up a group, and when the capsules were added to and dispersed in a water-soluble gel, the capsules did not collapse and remained stable. The examples and comparative examples held in the above were each blindly applied to the skin and subjected to sensory evaluation on the ease of crushing of capsules, moist feeling, and irritation at the time of application. The sensory evaluation was performed according to the evaluation criteria shown in Table 5 and scored, and the average value of 20 people was obtained.
[0025]
[Table 5]
Figure 0003622832
[0026]
Table 6 shows the observation results on the dispersion stability of the capsule and the disintegration property at the time of ejection, and Table 7 shows the results of the use test.
[0027]
[Table 6]
Figure 0003622832
[0028]
[Table 7]
Figure 0003622832
[0029]
Table 6 shows that in the examples of the present invention, good dispersion stability was observed at the time of preparation, and the capsules were easily disintegrated by discharging from the pump. In contrast, Comparative Example 1, Comparative Example 2, in which the capsules dispersed in the water-soluble gel in Examples of the present invention were dispersed in a water-soluble gel containing sodium hydroxide but not 1,3-butanediol. In Comparative Example 7, Comparative Example 8, Comparative Example 13, Comparative Example 14, Comparative Example 19, and Comparative Example 20, capsule collapse was observed during preparation, and the product had no product value. Moreover, in Comparative Example 3 to Comparative Example 6, Comparative Example 9 to Comparative Example 12, Comparative Example 15 to Comparative Example 18, Comparative Example 21 to Comparative Example 24 in which capsules are dispersed in a water-soluble gel not containing sodium hydroxide, It was found that the capsule did not collapse sufficiently when discharged from the pump container.
[0030]
Furthermore, as shown in Table 7, in the examples using groups of the present invention, the evaluation of the ease of crushing of capsules is high in all cases, a good moist feeling is obtained, and the irritation feeling which is a problem at the time of application is also recognized. There wasn't. In contrast, Comparative Examples 3 to 6, Comparative Examples 9 to 12, Comparative Examples 15 to 18, and Comparative Examples 21 to 24 in which capsules are dispersed in a water-soluble gel not containing sodium hydroxide. In each use group, the evaluation about the ease of collapsing of the capsule was poor, and the evaluation about the moist feeling was also low. Moreover, in the use group of Comparative Example 25 to Comparative Example 28 using capsules containing neither agar nor corn starch / acrylamide / sodium acrylate copolymer as a film-forming component, a considerable irritation was felt when applied to the skin. I admit.
[0031]
【The invention's effect】
As described above in detail, according to the present invention, capsules that are easily disintegrated by slight shearing can be stably dispersed in a water-soluble gel, and when applied to the skin or discharged from a pump container, the capsules Capsule-containing gel-like cosmetics that can easily disintegrate and release encapsulated components, leave no irritation to the skin or leave capsule membrane residues that can cause clogging of the pump. It was.

Claims (5)

寒天1重量部に対しアルギン酸の多価金属塩を0.5〜2.0重量部により形成されるカプセルに化粧料成分を内包又は含浸させ、水酸化ナトリウム及び炭素数3〜6の二価アルコールを含有する水溶性ゲル中に分散して成る、カプセル含有ゲル状化粧料。A capsule formed by 0.5 to 2.0 parts by weight of a polyvalent metal salt of alginic acid per 1 part by weight of agar is encapsulated or impregnated with cosmetic ingredients, sodium hydroxide and a dihydric alcohol having 3 to 6 carbon atoms Capsule-containing gel cosmetics dispersed in a water-soluble gel containing 寒天1重量部に対しアルギン酸の多価金属塩を0.5〜2.0重量部及びデンプン・アクリルアミド・アクリル酸塩共重合体の1種又は2種以上により形成されるカプセルに化粧料成分を内包又は含浸させ、水酸化ナトリウム及び炭素数3〜6の二価アルコールを含有する水溶性ゲル中に分散して成る、カプセル含有ゲル状化粧料。A cosmetic ingredient is added to a capsule formed of 0.5 to 2.0 parts by weight of a polyvalent metal salt of alginic acid and 1 or more of starch, acrylamide and acrylate copolymer with respect to 1 part by weight of agar. A capsule-containing gel cosmetic that is encapsulated or impregnated and dispersed in a water-soluble gel containing sodium hydroxide and a dihydric alcohol having 3 to 6 carbon atoms. 化粧料成分が油性成分であることを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載のカプセル含有ゲル状化粧料。The capsule-containing gel cosmetic according to claim 1 or 2, wherein the cosmetic ingredient is an oily ingredient. 水酸化ナトリウムの含有量が、水溶性ゲル重量に対し0.01〜1.00重量%であることを特徴とする、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のカプセル含有ゲル状化粧料。The capsule-containing gel-like form according to any one of claims 1 to 3 , wherein the content of sodium hydroxide is 0.01 to 1.00% by weight with respect to the weight of the water-soluble gel. Cosmetics. 水溶性ゲルが、アクリル酸系重合体より選ばれる1種又は2種以上を含有して成ることを特徴とする、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載のカプセル含有ゲル状化粧料。The water-soluble gel contains one or more kinds selected from acrylic acid polymers, and the capsule-containing gel-like makeup according to any one of claims 1 to 4 , Fee.
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