JP3620716B2 - 遠隔操作システムとその遠隔操作方法、及び遠隔操作プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

遠隔操作システムとその遠隔操作方法、及び遠隔操作プログラムを記録した記録媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報処理装置に対して、通信ネットワークを介して別の情報処理装置から遠隔操作を行う遠隔操作システムとその遠隔操作方法及び遠隔操作プログラムを記録した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、電子計算機システムにおいては、通信ネットワークを介してサーバを外部の端末から操作する遠隔操作システムが広く利用されている。
【0003】
この遠隔操作によって、利用者は遠隔地にあるコンピュータや機器を自由に操作することができ、また、数多くの利用者が高性能のサーバを共同して利用することや、サーバを複数の(又、通信ネットワークに接続された不特定の)端末から操作することができる。
【0004】
また、従来の遠隔操作システムでは、遠隔操作を受ける側のサーバに、ネットワークを介した利用者のログインや操作を受け付ける機能を備えると共に、遠隔操作を行う側の端末に、遠隔操作を行うための仮想端末ソフトウェアや端末エミュレータを備えることにより、遠隔操作を実現している。
【0005】
例えば、こうした外部の端末からサーバを遠隔操作する仮想端末ソフトウェアには、telnet等がある。telnetは、命令コマンドを文字入力する方式であるCUI(character based user interface)により遠隔操作を行うものであり、UNIX等のこうしたCUIによる操作に対応するコンピュータを遠隔操作の対象とし、操作対象のコンピュータにおけるCUI環境の操作画面を利用者の元の端末に表示し、その操作画面に対し利用者がコマンドを入力することにより遠隔操作を行う。
【0006】
このように、CUI環境の遠隔操作システムでは、操作対象のコンピュータのCUI環境の操作画面を、端末のディスプレイの全体又はフレームの1つとして表示し、利用者が入力したコマンドを操作対象のコンピュータにおいて実行し、またその実行に対応する応答等を操作画面に表示する。
【0007】
また最近では、画面上に表示されたアイコンやウィンドウなどのグラフィカルな要素をマウスなどのポインティングデバイスで操作するGUI(graphical user interface:グラフィカルユーザインタフェース)の操作環境を備えるコンピュータが広く普及し、また、こうしたGUI環境のコンピュータでは、CUIにおける命令コマンドの入力等による操作には対応しない場合も多い。
【0008】
しかし、こうしたGUI環境のコンピュータに対しても、遠隔操作を行う側の端末にGUI環境に対応する仮想端末ソフトウェアを備えることにより、CUI環境の場合と同様に遠隔操作することができる。
【0009】
GUI環境の場合の仮想端末ソフトウェアは、操作対象のコンピュータに接続してその表示画面のデータを取得し、これを端末のディスプレイ内に表示する。そして、その表示画面内において、利用者がマウスのクリック等のGUIの操作を行った場合には、操作対象のコンピュータに対しその操作に対応する処理の実行を指示することにより遠隔操作を行う。
【0010】
これにより、利用者の端末において、操作対象のコンピュータの表示画面を表示し、操作対象のコンピュータをGUIの操作により遠隔操作することができる。
【0011】
こうしたGUI環境に対応する仮想端末ソフトウェアには、例えば、「WinShare」(NEC製)、「Desktop On−Call」(日本IBM製)、「pcANYWHERE32」(シマンテック社製)等がある。また、GUI環境のコンピュータに対し遠隔操作を行う遠隔操作システムの従来技術には、例えば、特開平05−035622号公報に開示された遠隔コンピュータ操作装置の技術等がある。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように従来の、GUI環境のコンピュータに対する遠隔操作システムでは以下に述べるような問題点があった。
【0013】
第1に、従来の遠隔操作システムでは、遠隔操作を行う側の端末において、遠隔処理を行うためのソフトウェアや、又は係る機能を実現する半導体回路等の特別の機能を備えることが必要であった。
【0014】
また、操作対象のコンピュータのGUI環境は、そのコンピュータの機種や使用するOS(operating system)により異なるため、この仮想端末ソフトウェア等は、予め操作対象のコンピュータに対応するものを用いる必要がある。
【0015】
更に、こうしたGUIによる遠隔操作を行うためのソフトウェア等は、インストール時等に詳細で複雑な設定を必要としたり、ハードディスク内に多くのスペースを占めたり、その価格が高価な場合もある等により、これを端末に備えるためには面倒な点が多い。
【0016】
このため、利用者は、遠隔操作を行う端末を自由に選択することができず、操作対象のコンピュータに対応した遠隔操作の機能を備える特別の端末を使用することが必要であった。例えば、手元にある情報処理端末や通信端末を自由に選択して遠隔操作を行うことはできなかった。
【0017】
従来の、この問題点を解決するための技術には、特開平10−301874号公報に開示された遠隔操作方法がある。
【0018】
この特開平10−301874号公報の従来技術では、操作対象のコンピュータであるサーバの表示画面の画像データを表示するウェブページを自動生成することにより、その表示画面の画像を利用者の端末のウェブブラウザに表示させる。
【0019】
また、利用者からのGUIによる操作は、表示画面の画像データの表示にJAVAアプレットを使用することにより、利用者が表示画面の画像データに対しマウスによるクリック等の操作を行った場合には、自動的にこれをサーバ側に通知し、サーバにおいて対応する処理を実行する。また、利用者の端末のウェブブラウザに表示される、サーバの表示画面の画像は、利用者からの操作を受け付けた場合等において更新を行う。
【0020】
このため、利用者の端末においては、インターネット等の通信機能とウェブブラウザを備えることのみが必要であり、遠隔操作のための特別の機能を備えることを必要としない。
【0021】
しかし、コンピュータの表示画面の画像データは、かなり多くのデータ量を必要とし、これを遠隔操作を受け付けるために利用者の端末に送信する場合には、高速の通信回線と長い通信時間を必要としている。利用者の端末に特別の機能を備える必要はないが、その通信においては大容量の画像データを頻繁に通信するため、現在のインターネット等の通信インフラには適していない。
【0022】
第2に、従来の遠隔操作システムでは、遠隔操作を行う側の端末は、操作対象のコンピュータにおける表示画面を、そのまま表示することのできるディスプレイを備えることが必要であった。
【0023】
例えば、パソコンやノートパソコン等の広いディスプレイ画面を備える情報処理端末を用いることが必要であり、携帯電話やPHS(personal handy−phone system)等の小型の通信端末では、外部のコンピュータの遠隔操作を行うことはできなかった。
【0024】
これら携帯電話やPHS等の通信端末では、ディスプレイがかなり狭く、表示できる色数が少なく、また文字の表示ができるのみで画像の表示ができないものもあり、コンピュータの画面をそのまま表示することができない。
【0025】
しかし、これらの携帯通信端末は、広く普及し多くの利用者により使用されており、また携帯に便利であり、このため外部のコンピュータの遠隔操作に用いることが可能となれば極めて有用である。
【0026】
本発明の第1の目的は、上記従来技術の欠点を解決し、現在市販される携帯電話やPHS等の小型の携帯通信端末によっても、外部のコンピュータをGUIにより遠隔操作することのできる遠隔操作システムとその遠隔操作方法、及び遠隔操作プログラムを記録した記録媒体を提供することである。
【0027】
本発明の第2の目的は、上記従来技術の欠点を解決し、遠隔操作を行う側の端末には遠隔操作のための特別の機能を備えることを必要とせず、自由に利用者の手元にある携帯通信端末等を用いて、外部のコンピュータをGUIにより遠隔操作することのできる遠隔操作システムとその遠隔操作方法、及び遠隔操作プログラムを記録した記録媒体を提供することである。
【0028】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本発明の遠隔操作システムは、操作側端末からの操作情報を、通信ネットワークを介して操作対象装置に操作情報を伝達し、前記操作対象装置上で前記操作情報に基づく操作を実行することで遠隔操作する遠隔操作システムにおいて、前記操作対象装置の表示画面を解析し、前記表示画面のタイトルと、前記表示画面内に示されるオブジェクトの種類、ラベル、画面上の座標値とを含むプロパティ情報を、文字データにより取得し、前記操作側端末で表示可能なデータ形式で出力する画面解析手段と、前記画面解析手段より出力された前記プロパティ情報を、前記操作側端末に表示させるために前記操作側端末に送信する画面情報送信手段と、前記操作側端末に表示された前記プロパティ情報に基づいて、前記操作側端末を用いて行われた利用者からの操作に対応して所定の処理を前記操作対象装置に実行させる操作実行手段を備えることを特徴とする。
【0029】
請求項2の本発明の遠隔操作システムは、操作側端末から、通信ネットワークを介して操作対象装置を遠隔操作する遠隔操作システムにおいて、前記操作対象装置は、前記操作対象装置の表示画面を解析し、前記表示画面のタイトルと、前記表示画面内に示されるオブジェクトの種類、ラベル、画面上の座標値とを含むプロパティ情報を、文字データにより取得し、前記操作側端末で表示可能なデータ形式で出力する画面解析手段と、前記画面解析手段の解析により出力された前記プロパティ情報を、前記操作側端末に表示させるために前記操作側端末に送信する画面情報送信手段と、前記操作側端末に表示された前記プロパティ情報に基づいて、前記操作側端末を用いて行われた利用者からの操作に対応して所定の処理を前記操作対象装置に実行させる操作実行手段を備えることを特徴とする。
【0030】
請求項3の本発明の遠隔操作システムは、前記画面解析手段によって出力された前記プロパティ情報を、前記操作側端末への送信もしくは前記操作側端末の画面での表示に適したデータに変換する画面情報変換手段を備え、前記画面情報送信手段は、前記画面情報変換手段の変換結果のデータを、前記操作側端末に表示させるために前記操作側端末に送信することを特徴とする。
【0031】
請求項4の本発明の遠隔操作システムは、前記画面解析手段によって出力された前記プロパティ情報を、前記操作側端末への送信もしくは前記操作側端末の画面での表示に適したデータに変換する規則を登録した変換規則登録手段を備え、前記画面情報変換手段は、前記変換規則登録手段に記録された変換規則に基づいて、前記画面解析手段によって出力された前記プロパティ情報を前記操作側端末への送信もしくは前記操作側端末の画面での表示に適したデータに変換することを特徴とする。
【0032】
請求項5の本発明の遠隔操作システムは、前記操作側端末の装置特性を検出する装置特性検出手段を備え、前記画面情報変換手段は、前記装置特性検出手段によって検出された装置特性と、前記変換規則登録手段に記録された変換規則に基づいて、前記画面解析手段によって出力された前記プロパティ情報を前記操作側端末への送信もしくは前記操作側端末の画面での表示に適したデータに変換することを特徴とする。
【0033】
請求項6の本発明の遠隔操作システムは、前記操作対象装置の画面の表示の変化を検出する画面変化検出手段を備え、発生した画面の表示の変化が終了した時点で、前記画面解析手段が現時点の前記操作対象装置の画面の解析を行うことを特徴とする。
【0034】
請求項7の本発明の遠隔操作システムは、前記操作対象装置をGUIを備える情報処理装置とし、前記画面解析手段は、前記操作対象装置の画面に表示されるオブジェクトであるGUI部品を検出し、前記GUI部品の属性データを前記プロパティ情報として取得することを特徴とする。
【0035】
請求項8の本発明の遠隔操作システムは、前記変換規則登録手段は、前記画面解析手段により出力される前記プロパティ情報を、ウェブブラウザで表示可能なウェブページに変換する規則の登録を備え、前記画面情報変換手段は、前記規則に基づいて前記画面解析手段により出力される前記プロパティ情報をウェブページに変換し、前記ウェブページは、前記画面解析手段によって検出されたGUI部品の中で利用者による操作が可能なものに対して、当該GUI部品に対応するハイパーリンクを含み、前記ハイパーリンクが選択された場合に、当該ハイパーリンクに対応するGUI部品を識別するデータと当該GUI部品に対する操作を識別するデータを前記操作実行手段に送信することを特徴とする。
【0036】
請求項9の本発明の遠隔操作システムは、前記画面解析手段は、文字データにより取得した前記プロパティ情報を、電子メールのテキストとして出力し、電子メールによって前記操作側端末に送信することを特徴とする。
【0037】
請求項10の本発明の遠隔操作システムは、前記操作実行手段は、前記操作側端末を用いて行われた利用者からの操作の情報を含む電子メールを受け取り、受け取った電子メールを解析して利用者からの操作を識別し、当該操作を実行することを特徴とする。
【0038】
請求項11の本発明の遠隔操作システムは、前記通信ネットワークを、インターネットとすることを特徴とする。
【0039】
請求項12の本発明の遠隔操作システムは、前記画面解析手段は、前記操作対象装置の画面に動画もしくは静止画が表示された際に当該表示を検出して当該表示の映像データを抽出し、前記プロパティ情報と共に出力し、前記画面情報送信手段は、前記画面解析手段によって抽出された前記映像データを、前記操作側端末に表示させるために前記操作側端末に送信することを特徴とする。
【0040】
請求項13の本発明の遠隔操作システムは、前記画面解析手段は、前記操作対象装置の画面に動画もしくは静止画が表示された際に当該表示を検出して当該表示の映像データを抽出し、前記プロパティ情報と共に出力し、前記画面情報変換手段は、前記画面解析手段によって抽出された前記映像データを、前記操作側端末への送信もしくは前記操作側端末の画面での表示に適したデータに変換することを特徴とする。
【0041】
請求項14の本発明の遠隔操作システムは、前記装置特性検出手段が検出する前記操作側端末の装置特性には、前記操作側端末の固有ID、機種、処理速度、通信速度、単位データ量当たりの通信費用、単位時間当たりの通信費用、画面に表示可能なデータ形式、再生可能な音データ形式、実行可能なプログラムおよびスクリプトの形式、一度に受信可能なデータ量、表示可能な色、表示可能な文字フォント、画面解像度、画面の縦および横の物理的な長さ、一画面内に表示可能な縦および横方向の文字数のうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする。
【0042】
請求項15の本発明の遠隔操作方法は、操作側端末からの操作情報を、通信ネットワークを介して操作対象装置に操作情報を伝達し、前記操作対象装置上で前記操作情報に基づく操作を実行することで遠隔操作する遠隔操作方法において、前記操作対象装置の表示画面を解析し、前記表示画面のタイトルと、前記表示画面内に示されるオブジェクトの種類、ラベル、画面上の座標値とを含むプロパティ情報を、文字データにより取得し、前記操作側端末で表示可能なデータ形式で出力する画面解析ステップと、前記画面解析ステップで出力された前記プロパティ情報を、前記操作側端末に表示させるために前記操作側端末に送信する画面情報送信ステップと、前記操作側端末に表示された前記プロパティ情報に基づいて、前記操作側端末を用いて行われた利用者からの操作に対応して所定の処理を前記操作対象装置に実行させる操作実行ステップを備えることを特徴とする。
【0043】
請求項16の本発明の遠隔操作方法は、前記画面解析ステップによって出力された前記プロパティ情報を、前記操作側端末への送信もしくは前記操作側端末の画面での表示に適したデータに変換する画面情報変換ステップを備え、前記画面情報送信ステップでは、前記画面情報変換ステップの変換結果のデータを、前記操作側端末に表示させるために前記操作側端末に送信することを特徴とする。
【0044】
請求項17の本発明の遠隔操作方法は、前記画面解析ステップによって出力された前記プロパティ情報を、前記操作側端末への送信もしくは前記操作側端末の画面での表示に適したデータに変換する規則を登録する変換規則登録ステップを備え、前記画面情報変換ステップでは、前記変換規則登録ステップによって登録された変換規則に基づいて、前記画面解析ステップによって出力された前記プロパティ情報を前記操作側端末への送信もしくは前記操作側端末の画面での表示に適したデータに変換することを特徴とする。
【0045】
請求項18の本発明の遠隔操作方法は、前記操作側端末の装置特性を検出する装置特性検出ステップを備え、前記画面情報変換ステップでは、前記装置特性検出ステップによって検出された装置特性と、前記変換規則登録ステップによって登録された変換規則に基づいて、前記画面解析ステップによって出力された前記プロパティ情報を前記操作側端末への送信もしくは前記操作側端末の画面での表示に適したデータに変換することを特徴とする。
【0046】
請求項19の本発明の遠隔操作方法は、前記操作対象装置の画面の表示の変化を検出する画面変化検出ステップを備え、発生した画面の表示の変化が終了した時点で、前記画面解析ステップによって現時点の前記操作対象装置の画面に表示される内容を解析することを特徴とする。
【0047】
請求項20の本発明の遠隔操作方法は、前記操作対象装置をGUIを備える情報処理装置とし、前記画面解析ステップでは、前記操作対象装置の画面に表示されるオブジェクトであるGUI部品を検出し、前記GUI部品の属性データを前記プロパティ情報として取得することを特徴とする。
【0048】
請求項21の本発明の遠隔操作方法は、前記変換規則登録ステップでは、前記画面解析ステップにより出力される前記プロパティ情報を、ウェブブラウザで表示可能なウェブページに変換する規則を登録し、前記画面情報変換ステップでは、前記規則に基づいて前記画面解析ステップにより出力される前記プロパティ情報をウェブページに変換し、前記ウェブページは、前記画面解析ステップによって検出されたGUI部品の中で利用者による操作が可能なものに対して、当該GUI部品に対応するハイパーリンクを含み、前記操作実行ステップでは、前記ハイパーリンクが選択された場合に送信された、当該ハイパーリンクに対応するGUI部品を識別するデータと当該GUI部品に対する操作を識別するデータを用いて、所定の処理を操作側端末に実行させることを特徴とする。
【0049】
請求項22の本発明の遠隔操作方法は、前記画面解析ステップでは、文字データにより取得した前記プロパティ情報を、電子メールのテキストとして出力し、画面情報送信ステップでは、電子メールによって前記操作側端末に送信することを特徴とする。
【0050】
請求項23の本発明の遠隔操作方法は、前記画面解析ステップでは、前記操作対象装置の画面に動画もしくは静止画が表示された際に当該表示を検出して当該表示の映像データを抽出し、前記プロパティ情報と共に出力し、前記画面情報送信ステップでは、前記画面解析ステップによって抽出された前記映像データを、前記操作側端末に表示させるために前記操作側端末に送信することを特徴とする。
【0051】
請求項24の本発明の遠隔操作方法は、前記画面解析ステップでは、前記操作対象装置の画面に動画もしくは静止画が表示された際に当該表示を検出して当該表示の映像データを抽出し、前記プロパティ情報と共に出力し、前記画面情報変換ステップでは、前記画面解析ステップによって抽出された前記映像データを、前記操作側端末への送信もしくは前記操作側端末の画面での表示に適したデータに変換することを特徴とする。
【0052】
請求項25の本発明の遠隔操作方法は、前記装置特性検出ステップが検出する前記操作側端末の装置特性には、前記操作側端末の固有ID、機種、処理速度、通信速度、単位データ量当たりの通信費用、単位時間当たりの通信費用、画面に表示可能なデータ形式、再生可能な音データ形式、実行可能なプログラム及びスクリプトの形式、一度に受信可能なデータ量、表示可能な色、表示可能な文字フォント、画面解像度、画面の縦及び横の物理的な長さ、一画面内に表示可能な縦及び横方向の文字数のうちの少なくとも一つを含むことを特徴とする。
【0053】
請求項26の本発明の遠隔操作プログラムは、情報処理システムを制御することにより、操作側端末からの操作情報を、通信ネットワークを介して操作対象装置に操作情報を伝達し、前記操作対象装置上で前記操作情報に基づく操作を実行することで遠隔操作する遠隔操作プログラムにおいて、前記操作対象装置の表示画面を解析し、前記表示画面のタイトルと、前記表示画面内に示されるオブジェクトの種類、ラベル、画面上の座標値とを含むプロパティ情報を、文字データにより取得し、前記操作側端末で表示可能なデータ形式で出力する画面解析処理と、前記画面解析処理で出力された前記プロパティ情報を、前記操作側端末に表示させるために前記操作側端末に送信する画面情報送信処理を実行させ、前記操作側端末に表示された前記プロパティ情報に基づいて、前記操作側端末を用いて行われた利用者からの操作に対応して所定の処理を前記操作対象装置に実行させる操作実行処理を実行させることを特徴とする。
【0054】
請求項27の本発明の遠隔操作プログラムは、前記画面解析処理によって出力された前記プロパティ情報を、前記操作側端末への送信もしくは前記操作側端末の画面での表示に適したデータに変換する画面情報変換処理を実行させ、前記画面情報送信処理においては、前記画面情報変換処理の変換結果のデータを、前記操作側端末に表示させるために前記操作側端末に送信する処理を実行させることを特徴とする。
【0055】
請求項28の本発明の遠隔操作プログラムは、前記画面解析処理によって出力された前記プロパティ情報を、前記操作側端末への送信もしくは前記操作側端末の画面での表示に適したデータに変換する規則を登録する変換規則登録処理を実行させ、前記画面情報変換処理においては、前記変換規則登録処理によって登録された変換規則に基づいて、前記画面解析処理によって出力された前記プロパティ情報を前記操作側端末への送信もしくは前記操作側端末の画面での表示に適したデータに変換する処理を実行させることを特徴とする。
【0056】
請求項29の本発明の遠隔操作プログラムは、前記操作側端末の装置特性を検出する装置特性検出処理を実行させ、前記画面情報変換処理においては、前記装置特性検出処理によって検出された装置特性と、前記変換規則登録処理によって登録された変換規則に基づいて、前記画面解析処理によって出力された前記プロパティ情報を前記操作側端末への送信もしくは前記操作側端末の画面での表示に適したデータに変換する処理を実行させることを特徴とする。
【0057】
請求項30の本発明の遠隔操作プログラムは、前記操作対象装置の画面の表示の変化を検出する画面変化検出処理を実行させ、発生した画面の表示の変化が終了した時点で、前記画面解析処理によって現時点の前記操作対象装置の画面に表示される内容を解析する処理を実行させることを特徴とする。
【0058】
請求項31の本発明の遠隔操作プログラムは、前記操作対象装置をGUIを備えた情報処理装置とし、前記画面解析処理においては、前記操作対象装置の画面に表示されるオブジェクトであるGUI部品を検出し、前記GUI部品の属性データを前記プロパティ情報として取得する処理を実行させることを特徴とする。
【0059】
請求項32の本発明の遠隔操作プログラムは、前記変換規則登録処理においては、前記画面解析処理により出力される前記プロパティ情報を、ウェブブラウザで表示可能なウェブページに変換する規則を登録し、前記画面情報変換処理においては、前記規則に基づいて前記画面解析処理により出力される前記プロパティ情報をウェブページに変換し、前記ウェブページは、前記画面解析処理によって検出されたGUI部品の中で利用者による操作が可能なものに対して、当該GUI部品に対応するハイパーリンクを含み、前記操作実行処理においては、前記所定の処理を操作側端末に実行させるために、前記ハイパーリンクが選択された場合に送信された、当該ハイパーリンクに対応するGUI部品を識別するデータと当該GUI部品に対する操作を識別するデータを用いることを特徴とする。
【0060】
請求項33の本発明の遠隔操作プログラムは、前記画面解析処理においては、文字データにより取得した前記プロパティ情報を、電子メールのテキストとして出力し、画面情報送信処理においては、電子メールによって前記操作側端末に送信するする処理を実行させることを特徴とする。
【0061】
請求項34の本発明の遠隔操作プログラムは、前記画面解析処理においては、前記操作対象装置の画面に動画もしくは静止画が表示された際に当該表示を検出して当該表示の映像データを抽出し、前記プロパティ情報と共に出力し、前記画面情報送信処理においては、前記画面解析処理によって抽出された前記映像データを、前記操作側端末に表示させるために前記操作側端末に送信する処理を実行させることを特徴とする。
【0062】
請求項35の本発明の遠隔操作プログラムは、前記画面解析処理においては、前記操作対象装置の画面に動画もしくは静止画が表示された際に当該表示を検出して当該表示の映像データを抽出し、前記プロパティ情報と共に出力し、前記画面情報変換処理においては、前記画面解析処理によって抽出された前記映像データを、前記操作側端末への送信もしくは前記操作側端末の画面での表示に適したデータに変換することを特徴とする。
【0063】
請求項36の本発明の遠隔操作プログラムは、前記装置特性検出処理において検出する前記操作側端末の装置特性には、前記操作側端末の固有ID、機種、処理速度、通信速度、単位データ量当たりの通信費用、単位時間当たりの通信費用、画面に表示可能なデータ形式、再生可能な音データ形式、実行可能なプログラム及びスクリプトの形式、一度に受信可能なデータ量、表示可能な色、表示可能な文字フォント、画面解像度、画面の縦及び横の物理的な長さ、一画面内に表示可能な縦及び横方向の文字数のうちの少なくとも一つを含むことを特徴とする。
【0072】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0073】
図1は、本発明の第1の実施の形態の遠隔操作システムの構成を示すブロック図である。
【0074】
図1を参照すると、第1の実施の形態の遠隔操作システムでは、コンピュータ100を遠隔操作の対象の装置(操作対象装置)とし、端末装置101を利用者が遠隔操作に用いる操作側端末とし、コンピュータ100と端末装置101とは通信ネットワーク102を介して接続し遠隔操作のための通信を行う。
【0075】
コンピュータ100は、例えばGUIによる操作環境を備える情報処理装置である。
【0076】
端末装置101は、例えば携帯電話機やPHS(personal handy−phone system)やその他の、通信ネットワーク30を介して通信の可能な端末であり、利用者がコンピュータ100を遠隔操作するために用いる端末である。
【0077】
端末装置101は、現在普及している市販の携帯電話機やPHS等における様に、データ通信機能と、データの表示可能なディスプレイ画面を備える。
【0078】
通信ネットワーク102は、利用者の端末装置101と遠隔操作対象のコンピュータ100とが通信をし遠隔操作を行うための情報通信回線であり、例えばインターネットやパソコン通信やiモードのインターネットやその他の専用回線や、これらの回線に接続するための電話回線や無線電話回線等を用いることができる。
【0079】
図1を参照すると、遠隔操作対象のコンピュータ100は、画面解析部103、画面情報送信部104、画面変化検出部105、操作実行部106、通信部107を備える。
【0080】
画面解析部103は、コンピュータ100の表示画面の内容を解析し、解析結果を出力する。
【0081】
画面情報送信部104は、画面解析部による解析の結果得られた画面情報を、端末装置101へと送信する。
【0082】
通信部107は、通信ネットワーク102を介して、端末装置101との通信を行う。
【0083】
操作実行部106は、遠隔操作により指定された処理の実行、又はその実行の指示を行う。
【0084】
画面変化検出部105は、コンピュータ100の表示画面の変化を検出する。
【0085】
図2は、第1の実施の形態の遠隔操作システムの遠隔操作の処理を説明するためのフローチャートである。
【0086】
図2を参照すると、第1の実施の形態の遠隔操作システムは、まず、遠隔操作の対象であるコンピュータ100において、利用者の端末装置101からの接続を受け付ける(ステップ201)。
【0087】
また、利用者を識別するためのID番号やパスワードの入力を受け付ける等の方法により利用者を認証し(ステップ202)、遠隔操作を行う利用者として登録され正しく認証された利用者に限り、以後の遠隔操作の通信を行う。
【0088】
そして、画面解析部103が、操作対象のコンピュータ100の表示画面を解析する(ステップ203)。例えばコンピュータ100がGUIを備えたパーソナル_コンピュータ(PC)やワークステーション(WS)などの場合は、現在のGUI画面にどのようなオブジェクトが表示されているかを解析し、各オブジェクトの種類や名前、位置等のデータを取得する。ただしGUI画面に表示されているオブジェクトとは、ウィンドウやアイコン、メニュー、ボタンなどのGUI部品のことである。この解析においては、例えばOSから取得する方式を用いる。
【0089】
そして、この画面解析部103により得られたデータは、画面情報送信部104によって利用者の端末装置101に対し送信され、利用者の端末装置101の画面に表示される(ステップ204)。
【0090】
そして、利用者がコンピュータ100に対する操作を端末装置101を用いて実行した場合には、この操作の情報を操作実行部106が受信してコンピュータ100上で実行する(ステップ205、206)。
【0091】
また、これによりコンピュータ100の画面の表示が変化した場合には、画面変化検出部105がその変化を検出し、変化が終了したことがわかると、再びステップ203以下の処理を実行し、利用者の端末装置101の画面に表示されるデータを最新のものに更新する。
【0092】
次に、画面解析部103による、コンピュータ100の表示画面の内容の解析を詳しく説明する。
【0093】
図3は、本実施の形態の画面解析部103の処理を説明するためのフローチャートである。
【0094】
画面解析部103は、表示されるアイコンの名前、表示位置、対応するアプリケーション等の情報を、例えばコンピュータ100のOSから取得する。これにより、画面内のアイコンやウィンドウにおいて示される様々なオブジェクトのデータを、明確に文字データにより取得することができるのである。
【0095】
この情報の取得方法は、単純に画面中に表示される文字の画像を文字データに変換するOCR(optical character recognition)方式を用いることもできる。しかし、画像を文字データに変換するOCR方式では、不正確な文字データへの変換が行われる危険があり、またウィンドウの一部が画面の左右にはみ出して読取ができない場合がある等の不都合がある。第1の実施の形態の画面解析部103では、コンピュータ100のOSから各オブジェクトの詳細な情報を取得する方式を採用することにより、画像の解像度やウィンドウの表示位置等に影響されずに、常に正確な文字データを瞬時に取得することができる。この方式は、GUIを有する情報処理装置を視覚や聴覚に障害をもつ利用者が利用できるようにするためのアクセシビリティ応用システムを実現する際にも利用されている。
【0096】
第1の実施の形態の画面解析部103は、まずコンピュータ100の現在のGUI画面に表示されているウィンドウのうち、アクティブなウィンドウ(アクティブウィンドウ)を検出し、検出されたアクティブウィンドウのタイトルを取得する(ステップ301、302)。
【0097】
ただしアクティブなウィンドウとは、キーボードからの入力を受け付ける状態になっているウィンドウであり、ウィンドウのタイトルとは、ウィンドウに割り当てられた文字列である(キャプションと呼ぶこともある)。
【0098】
GUI画面においては、ウィンドウのタイトルはウィンドウ上部の領域(タイトルバーと呼ばれる)に表示されることが一般的である。例えば、図4のウィンドウ40のタイトルは「ファイルを開く」である。
【0099】
第1の実施の形態では、一般のOSにおけるように、画面上にウィンドウが1つ以上あるときには、1つのアクティブなウィンドウが存在するものとする。
【0100】
例えば、コンピュータ100の現在のGUI画面に図5のように3つのウィンドウ40が表示されているとする。すると、この3つのウィンドウ40のうち1つは、アクティブなウィンドウであり、各ウィンドウ40の情報はOSによって管理されているため、画面解析部103は、OSからその情報を取得することで現在のアクティブなウィンドウ40を検出することができ、また同様にそのタイトル等の情報を取得することができる。
【0101】
現在のGUI画面50に、ウィンドウ40が1つも表示されていない場合は、ウィンドウ等の背景領域の全体(画面全体)であるデスクトップを、現在のアクティブなウィンドウとする。ここで、デスクトップをアクティブなウィンドウとして検出した場合は、アクティブウィンドウのタイトルは「デスクトップ」とする。
【0102】
画面解析部103は、コンピュータ100の現在のGUI画面に表示されているアクティブなウィンドウを検出すると、更にそのアクティブなウィンドウ上に表示されているメニュー、アイコン、ボタンなどのオブジェクト(以下、これらのオブジェクトをGUI部品と総称する)のプロパティ情報を取得する(ステップ303)。
【0103】
ただし第1の実施の形態においては、GUI部品のプロパティ情報とは、種類(メニュー、アイコン、ボタンなど)、ラベル(ボタンの「OK」や「キャンセル」のように、そのGUI部品に割り当てられた文字列のことで、キャプションと呼ぶこともある)、及び画面上での座標値である。
【0104】
例えば、図6の例の様に、現在のGUI画面に表示されているアクティブなウィンドウが「メモ帳」ウィンドウ40であり、そのウィンドウ40には「ファイル」、「編集」、「書式」、「ツール」のメニュー項目60が表示されている場合には、画面解析部103は、図7の例に示されるように、これら4つのメニュー項目60のプロパティ情報を取得する。なお、図7のx1〜x4、y1〜y4はいずれもある正の整数を示すものである。
【0105】
ここで、GUI部品の画面上での座標値は、例えば、画面の左上端点からGUI部品の中心(又は、内部)までの横方向及び縦方向の距離を用いて示される一点の座標により示すことができる。
【0106】
これは、図8に示されるように、デスクトップ50上にウィンドウ40があり、このウィンドウ上にGUI部品80がある場合に、このGUI部品の座標値を、その横方向の座標xと縦方向の座標yを用いて(x、y)と示すのである。ここで、x、yは正の整数である。
【0107】
コンピュータ100の現在のGUI画面に表示されているアクティブなウィンドウ40が、図6の「メモ帳」ウィンドウの場合、画面解析部103は、アクティブなウィンドウ40がこの「メモ帳」ウィンドウであることを検出してこのウィンドウ40のタイトル(「メモ帳」という文字列)を取得し、さらにこのウィンドウ40の4つのメニュー項目60を検出し、図7に示されるように各メニュー項目60のプロパティ情報を取得する。この結果、図9のようなデータが得られる。
【0108】
なお、以上説明されたような、アクティブなウィンドウの検出や各種GUI部品の詳細かつ正確な情報を取得する等の、画面解析部103によるGUI画面の解析は、例えば、岡田英彦、旭敏之著“GUI設計の一貫性を評価するツール「GUIテスタ2」”(情報処理学会ヒューマンインタフェース研究会報告、Vol。97、No。63、7〜12頁、1997年)に記載の技術を用いて行うことができる。
【0109】
そして、画面解析部103は、図9のようなデータを所定の形式で画面情報送信部104に対し出力する(ステップ304)。この所定の形式とは装置端末11にて表示可能な形式のことであり、第1の実施の形態においては、端末装置101による遠隔操作が開始される前からその形式が既知である。画面情報送信部104は、画面解析部103から受け取ったデータを、端末装置101へと送信する。この結果、端末装置101に、画面解析部103から出力されたデータ(すなわちコンピュータ100の現在の画面に表示されているGUI部品の情報を含んだデータ)が表示される。
【0110】
例えば、端末装置101はHTML(Hyper−Text Markup Language)により記載されたウェブページを表示するウェブブラウザを備え、インターネット等の通信ネットワーク上のウェブサイトに公開されるウェブページを表示することができるとする。この場合、画面解析部103は、HTML形式のウェブページのデータを出力し、このデータが例えば図10のように端末装置101の画面に表示される。図10の例では、まずアクティブウィンドウの名前である「メモ帳」が表示され、また続いて各行に、各メニュー項目60の項目名がHTMLのハイパーリンクとして表示されているため、これを端末装置101の画面上で選択することができる。
【0111】
画面解析部103によって作成され画面情報送信部104によって送信されたHTML形式のデータファイルが端末装置101の画面上に表示され、この画面上で操作が行われると(例えばハイパーリンクが選択されると)、この操作情報が通信ネットワーク102及び通信部107を介して操作実行部106に伝達される。
【0112】
操作実行部106は、端末装置101から伝達された操作情報と、画面解析部103から出力された画面解析結果のデータとから、端末装置101上で行われた操作に対応する操作を、コンピュータ100上で実行する。
【0113】
例えば、端末装置101の画面に図10のように表示されるメニュー項目名1000の1つである「ファイル」のハイパーリンクを選択した場合には、操作実行部106は、画面解析部103から出力された画面解析結果のデータから、当該メニューに対応する座標(図9における(x1、y1))を参照し、コンピュータ100の画面上の当該座標にマウス等のポインティングデバイスのカーソルを移動し、当該位置でのクリックの実行をOS等に対し通知する。
【0114】
例えば、前記の通り図6〜図10を参照して説明した例において、端末装置101の画面で図10の「ファイル」のハイパーリンクが選択されたとする。操作実行部106は、画面解析部103より受け取るデータから、図10の「ファイル」をハイパーリンクに対応するのは図6の「ファイル」メニュー60であり、その座標値は(x1、y1)であることがわかる。そこで操作実行部106は、端末装置101の画面で図10の「ファイル」のハイパーリンクが選択された情報を端末装置101から受け取ると、マウス等のポインティングデバイスのカーソルを座標値(x1、y1)の場所に移動し、当該位置でのクリックの実行をOS等に対し通知する。この結果、コンピュータ100の画面で図6の「ファイル」メニュー60が選択される。
【0115】
端末装置101の画面上で行われた操作に対応する操作が、コンピュータ100上で操作実行部106によって行われた場合に、画面変化検出部105は、コンピュータ100上のGUI画面上の変化を検出する。
【0116】
画面変化検出部105が検出するコンピュータ100上のGUI画面上の変化とは、例えば、新しいウィンドウが開く、表示されていたウィンドウが閉じられる、プルダウンメニューが表示される等がある。
【0117】
また、画面変化検出部105は、画面変化が一定の時間間隔以上検出されなくなった時点で、操作実行部106によって行われた操作に対するコンピュータ100の応答が完了したものと判断する。
【0118】
画面変化検出部105が応答の完了を判断すると、再び、画面解析部103がコンピュータ100の現在のGUI画面の解析を実行して画面情報のデータを出力し、画面情報送信部104が、この画面情報のデータを端末装置101に送信する。
【0119】
つまり、利用者が端末装置101に表示されるメニュー項目名1000の1つである「ファイル」を選択する操作を実行すると、これがコンピュータ100に通知されてメニュー項目60の「ファイル」をクリックする処理が実行され、実行後の「ファイル」のプルダウンメニューが表示された状態の画面情報が端末装置101に表示可能な形式のデータとして送信され、利用者の端末装置101の画面がこの新しいデータを表示した画面に更新される。
【0120】
そして、以後同様にして、以上に説明された処理を1サイクルとして繰り返し実行することにより、遠隔操作を行うことができる。
【0121】
このサイクルは、端末装置101からコンピュータ100との通信を終了するまで続けられる。
【0122】
次に、第1の実施の形態の遠隔操作システムによる遠隔操作の一実施例を説明する。
【0123】
まず、利用者は、携帯電話等の端末装置101を用いて、操作対象であるコンピュータ100に対し通信ネットワーク102を介して接続を行う。ここで、利用者を識別するID番号やパスワードの入力を行う等の方法により利用者の認証を行い、端末装置101からコンピュータ100への遠隔操作のための通信を開始する。
【0124】
図11は、本実施例の操作対象のコンピュータ100への接続時点での表示画面50の一例を示す図である。図11の例では、デスクトップ上に「メモ帳」、「スケジュール」、「Fax」の3つのアイコン1100が表示されており、ウィンドウはまだ表示されていない。
【0125】
この図11の表示画面の状態は、コンピュータ100の画面解析部103により解析される。画面解析部103は、コンピュータ100のOSから取得する方法等により、表示されるアイコンの名前、表示位置、対応するアプリケーション等の情報を取得する。
【0126】
そして、画面解析部103は、解析によって得られた画面情報のデータを、利用者の側の端末装置101に表示可能な形式で(例えばHTML文により記載されるウェブページとして)画面情報送信部104へと出力する。画面情報送信部104は、受け取ったデータを端末装置101へと送信する。
【0127】
図12は、本実施の形態において、図11の表示画面が解析されその情報が端末装置101に送信された結果、端末装置101の画面に表示された一例を示す図である。
【0128】
図12の例では、コンピュータ100の表示画面50にはまだアプリケーションのウィンドウが表示されていないため、その旨を示す「デスクトップ」の表示と、表示画面50上に表示される各アイコン1200の名前をハイパーリンクにより表示している。
【0129】
次に、利用者が端末装置101に表示されるアイコン名1200を選択する。ここでは、「Fax」を選択した場合を例に説明する。
【0130】
すると、端末装置101からコンピュータ100に対し、ハイパーリンクである「Fax」のリンク先のデータの要求が通知され、コンピュータ100はその要求を受けると、操作実行部106は、「Fax」のアイコン1100に対して画面解析部103から出力された、コンピュータ100のGUI画面上の座標(つまり、「Fax」のアイコン1100上の座標)をダブルクリックする操作を実行する。
【0131】
なお、通常のGUI環境ではデスクトップのアイコンをダブルクリックした場合には当該アイコンに対応する処理が実行されるため、ここでは、アイコンに対応する動作としてダブルクリックの実行を設定しているのである。
【0132】
図13は、図11の画面においてFaxのアイコンをダブルクリックし、Faxのウィンドウを表示した状態を示す図である。
【0133】
図13の画面では、「Fax」ウィンドウ40が表示されており、これが現在のアクティブなウィンドウである。この「Fax」のウィンドウ40上には「ファイル」と「設定」のメニュー項目60が表示されている。
【0134】
ここで、画面変化検出部105は、画面50内に新たにウィンドウ40が表示される変化を検出し、その後画面に一定時間以上変化がないことにより応答の完了を判断すると、画面解析部103に対し画面の解析を指示する。
【0135】
再び、画面解析部103が画面を解析してその解析結果をHTMLによるウェブページとして出力し、端末装置101の画面にこのウェブページが表示される。
【0136】
図14は、図13の表示画面の情報が端末装置101に表示された一例を示す図である。
【0137】
図14の端末装置101の表示では、まずアクティブウィンドウの名前であるFaxが表示され、続いてFaxのウィンドウの各メニュー項目の名前である「ファイル」、「設定」がハイパーリンクにより表示されている。
【0138】
ここで、利用者が、ハイパーリンクであるこの「ファイル」のメニュー項目名1000を選択すると、同様にしてその操作がコンピュータ100の側に通知され、操作実行部106は、図13のGUI画面50上で「ファイル」のメニュー項目60をクリックする操作を実行する。
【0139】
図15は、図13の画面においてファイルのメニュー項目をクリックし、プルダウンメニューを表示した状態を示す図であり、プルダウンメニューには、「開く」「送信」「終了」の3つのサブメニュー項目1500が表示されている。
【0140】
同様にして、画面変化検出部105がこのプルダウンメニューの表示によるGUI画面50の変化を検出し、その後画面に一定時間以上変化がなく応答が完了したと判断すると、画面解析部103に画面の解析を指示する。
【0141】
そして、再び、画面解析部103が画面を解析してその解析結果をHTMLによるウェブページとして出力し、端末装置101の画面にこのウェブページが表示される。
【0142】
図16は、図15の表示画面の情報が端末装置101に表示された一例を示す図である。
【0143】
図16の画面では、図15のプルダウンメニューに表示される3つのサブメニュー項目1500の名前「開く」「送信」「終了」が、それぞれハイパーリンクにより表示されている。
【0144】
ここで、利用者が、ハイパーリンクであるこの「送信」のサブメニュー項目名1600を選択すると、同様にしてその操作がコンピュータ100の側に通知され、操作実行部106は、図15のGUI画面50上でプルダウンメニュー内の「送信」のサブメニュー項目1500をクリックする操作を実行する。
【0145】
図17は、図15の画面において送信の項目をクリックし、Faxの送信のウィンドウ40を表示した状態を示す図であり、このウィンドウ40が現在アクティブなウィンドウである。
【0146】
また、「Faxの送信」ウィンドウ40においては、送信に用いるファイルを選択するためのリストボックス1700と、その送信及びキャンセルを指示するためのボタン1701を備えいる。リストボックス1700には、利用者が指定したフォルダに記録されている送信するファイル1702の一覧を表示している。
【0147】
同様にして、画面変化検出部105は、「Faxの送信」ウィンドウ40の表示による画面変化を検出し、その後画面に一定時間以上変化がなく応答が完了したと判断すると、画面解析部103に画面の解析を指示する。
【0148】
そして、再び、画面解析部103が画面を解析してその解析結果をHTMLによるウェブページとして出力し、端末装置101の画面にこのウェブページが表示される。
【0149】
図18は、図17の表示画面の情報が端末装置101に表示された一例を示す図である。
【0150】
図18の画面では、図17のリストボックス1700内の各項目に表示されるファイル1702等、及び「OK」と「キャンセル」のボタン1701を、ハイパーリンクにより表示している。
【0151】
ここで、利用者がハイパーリンクである「file2。dat」を選択すると、同様にしてその操作がコンピュータ100の側に通知され、操作実行部106は、図17のGUI画面50上でリストボックス1700内に表示される「file2。dat」のファイル1702をクリックする操作を実行する。
【0152】
図19は、図17の画面においてリストボックス1700内の「file2。dat」をクリックしたことにより文字と背景の色が反転表示され、その「file2。dat」ファイル1702が選択状態であることを示す図である。
【0153】
同様にして、画面変化検出部105は、リストボックス1700内の項目「file2。dat」の反転表示による画面変化を検出し、その後画面に一定時間以上変化がなく応答が完了したと判断すると、画面解析部103に画面の解析を指示する。
【0154】
そして、再び、画面解析部103が画面を解析してその解析結果をHTMLによるウェブページとして出力し、端末装置101の画面にこのウェブページが表示される。
【0155】
図20は、図19の表示画面の情報が端末装置101に表示された一例を示す図である。
【0156】
図20の画面では、“●”の記号をファイル名の先頭に付記することにより、当該ファイルが現在選択されている項目であることを示している。つまり本実施の形態では、画面解析部103は、リストボックス内で現在選択されている項目のハイパーリンクには先頭に“●”の記号を付記してHTML形式のウェブページを出力する。
【0157】
ここで、利用者が「OK」ボタンを表したハイパーリンク1000を選択すると、同様にしてその操作がコンピュータ100の側に通知され、操作実行部106は、図19のGUI画面50上で「Faxの送信」ウィンドウ40の「OK」ボタン1701をクリックする操作を実行する。
【0158】
図21は、図19の画面において「OK」ボタン1701をクリックしたことにより、Faxの送信先の番号であるFax番号の入力のウィンドウ40が表示された状態を示す図であり、このウィンドウ40が現在アクティブなウィンドウである。
【0159】
このFax番号の入力のウィンドウ40は、Fax番号を入力するための入力ボックス2100と、「OK」と「キャンセル」のボタン1701を備えている。
【0160】
同様に、画面変化検出部105は、Fax番号の入力のウィンドウ40の表示による画面変化を検出し、その後画面に一定時間以上変化がないことにより応答が完了したと判断すると、画面解析部103に画面の解析を指示する。
【0161】
そして、再び、画面解析部103が画面を解析してその解析結果をHTMLによるウェブページとして出力し、端末装置101の画面にこのウェブページが表示される。
【0162】
図22は、図21の表示画面の情報が端末装置101に表示された一例を示す図である。
【0163】
図22においては、文字列入力ボックス2200を、図21の文字列入力ボックス2100に対応して表示している。つまり本実施の形態では、画面解析部103は、コンピュータ100のGUI画面50のアクティブなウィンドウ上に文字列入力ボックス2100がある場合には、これに対応して端末装置101の画面上に文字列入力ボックス2200を表示するように、HTML形式のウェブページを出力する。近年の携帯電話端末やPHS端末等のウェブブラウザ画面においては、通常は、文字を入力するための文字列入力ボックス2200を表示する機能を備えており、本実施の形態ではこの機能を利用することにより文字列入力ボックス2200を表示するのである。
【0164】
ここで、利用者が、文字列入力ボックス2200にFax番号を入力し、「OK」ボタンを表したハイパーリンク1000を選択すると、同様にしてその操作がコンピュータ100の側に通知され、操作実行部106は、ここで利用者が入力したFax番号を図21のGUI画面50上で文字列入力ボックス2100に入力し、更に当該ウィンドウ40上の「OK」ボタン1701をクリックする。
【0165】
これにより、コンピュータ100は、利用者からのFaxの送信を指示する遠隔操作を受け付け、file2。datのファイルの内容を、指定されたFax番号の送信先に送信する。
【0166】
図23は、図21の画面においてFax番号の入力とその送信の指示に応じて、その送信の完了の旨を示すウィンドウ40が表示された状態を示す図であり、このウィンドウ40が現在アクティブなウィンドウである。
【0167】
同様に、画面変化検出部105は、Fax番号の入力のウィンドウ40の表示による画面変化を検出し、その後画面に一定時間以上変化がないことにより応答が完了したと判断すると、画面解析部103に画面の解析を指示する。
【0168】
そして、再び、画面解析部103が画面を解析してその解析結果をHTMLによるウェブページとして出力し、端末装置101の画面にこのウェブページが表示される。
【0169】
図24は、図23の表示画面の情報が端末装置101に表示された一例を示す図である。
【0170】
そして、利用者が、この「OK」ボタンを表したハイパーリンク1000を選択することにより、Faxの送信の完了の旨を通知するウィンドウ40(図23)を閉じるための操作を行うと、操作実行部106は、コンピュータ100のGUI画面上でウィンドウ40上の「OK」ボタン1701をクリックする。すると、このFax送信完了通知のウィンドウ40が閉じられ、コンピュータ100のGUI画面50は、図13に示される状態に戻る。
【0171】
これにより、コンピュータ100を遠隔操作してファックスの送信を行う一連の操作が終了する。
【0172】
次に、本発明の第2の実施の形態の遠隔操作システムを説明する。
【0173】
第1の実施の形態においては、端末装置101がHTML形式のウェブページを表示可能な端末装置であることが事前にわかっており、画面解析部103が画面情報送信部104に出力する画面情報のデータは、HTML形式のウェブページである。これに対して第2の実施の形態では、端末装置101が電子メールを送受信可能な端末装置であることが事前にわかっており、画面解析部103が画面情報送信部104に出力する画面情報のデータは、電子メールのテキストである。
【0174】
図25は、第2の実施の形態における遠隔操作システムの構成を示すブロック図である。第2の実施の形態における遠隔操作システムは、基本的な動作は第1の実施の形態における遠隔操作システムと全く同様であり、HTML文によるウェブページではなく電子メールによって遠隔操作のためのデータをやりとりさせる点が異なる。
【0175】
例えば、コンピュータ100の表示画面が図11に示した表示画面50の例の場合、第2の実施の形態の遠隔操作システムでは、画面解析部2500が図11に示した表示画面50の内容を解析してその結果を電子メールのテキストとして出力する。画面情報送信部2501は、この電子メールのテキストを端末装置101の電子メールアドレス宛てに送信する。端末装置101はこの電子メールを受信し、画面に例えば図26のように表示される。
【0176】
利用者がこの電子メールの画面を見て、例えば「Fax」アイコンを操作したいときには、受信した図26の画面の電子メールに対して、図27のようなメールを返信する。つまり、本文の欄に操作したい項目の番号を入力して返信する。
【0177】
このようにして端末装置から電子メールが返信されると、操作実行部2502がこの返信された電子メールを受信し、返信された電子メールの本文の欄を解析して行うべき操作を決定し、その操作を第1の実施の形態の場合と同様に実行する(図27の電子メールの例の場合は、図11の「Fax」のアイコン1100上の座標をダブルクリックする)。この結果、コンピュータ100の表示画面は図13の表示画面50のようになる。
【0178】
また例えば、コンピュータ100の表示画面が図17に示した表示画面50の例の場合、第2の実施の形態の遠隔操作システムでは、画面解析部2500が図17に示した表示画面50の内容を解析してその結果を電子メールのテキストとして出力する。画面情報送信部2501は、この電子メールのテキストを端末装置101の電子メールアドレス宛てに送信する。端末装置101はこの電子メールを受信し、画面に例えば図28のように表示される。利用者がこの電子メールの画面を見て、例えば「file2。dat」のファイルを選択したいときには、受信した図28の画面の電子メールに対して、図27と同じメールを返信する。
【0179】
操作実行部2502がこの返信された電子メールを受信すると、図17のGUI画面50上でリストボックス1700内に表示される「file2。dat」のファイル1702をクリックする操作を実行する。この結果、コンピュータ100の表示画面は図19の表示画面50のようになる。
【0180】
また例えば、コンピュータ100の表示画面が図21に示した表示画面50の例の場合、第2の実施の形態の遠隔操作システムでは、画面解析部2500が図21に示した表示画面50の内容を解析してその結果を電子メールのテキストとして出力する。画面情報送信部2501は、この電子メールのテキストを端末装置101の電子メールアドレス宛てに送信する。端末装置101はこの電子メールを受信し、画面に例えば図29のように表示される。利用者がこの電子メールの画面を見て、FAX番号を入力して「OK」ボタンを選択したいときには、受信した図29の画面の電子メールに対して、図30のようなメールを返信する。
【0181】
操作実行部2502がこの返信された電子メールを受信すると、受信した図30の電子メールの本文の1に記入されているFAX番号を図21のGUI画面50上で文字列入力ボックス2100に入力し、更にウィンドウ40上の「OK」ボタン1701をクリックする。この結果、コンピュータ100の表示画面は図23の表示画面50のようになる。 以上説明した第2の実施の形態の遠隔操作システムにより、携帯電話やPHS等の小型の携帯通信端末によっても、外部のコンピュータの表示画面の内容を参照しながら遠隔操作することができる。また、遠隔操作を行う側の端末には遠隔操作のための特別の機能を備えることを必要とせず、自由に利用者の手元にある携帯通信端末等を用いて、外部のコンピュータを遠隔操作することができる。
【0182】
次に、本発明の第3の実施の形態の遠隔操作システムを説明する。
【0183】
図31は、本実施の形態の遠隔操作システムの構成を示すブロック図である。
【0184】
前述の第1および第2の実施の形態の遠隔操作システムでは、操作を行う側の端末として、携帯電話やPHS等の端末を想定して説明したが、ウェブブラウザ等の文字データの送受信機能を備える端末であればこれに限るものではない。図31に示される本実施の形態においては、操作を行う側の端末に、パソコンやノートパソコンやその他の情報処理装置であるコンピュータ3100を用いている。
【0185】
このコンピュータ3100は、ウェブブラウザを搭載し、HTML形式のデータを画面に表示可能であり、また操作対象のコンピュータ100と同様にGUI画面を表示可能である。
【0186】
しかし、本実施の形態の遠隔操作システムでは、ウェブブラウザ等のみを用いてその遠隔操作を行うことができるため、従来の遠隔操作システムと異なり、操作を行う側の端末には遠隔操作のための特別のソフトウェアや半導体回路等を備える必要はない。
【0187】
近年における、市販のパソコンやノートパソコン等のほとんどでは、予めウェブブラウザを搭載して販売されているいるため、これらの端末を、特別なソフトウェアを追加することなくそのまま本実施の形態のコンピュータ3100として用いることができる。
【0188】
本実施の形態の遠隔操作システムの動作は、第1の実施の形態の動作と同様であり、画面解析部103が出力する画面情報のHTML形式のデータが、コンピュータ3100の画面上に表示され、コンピュータ3100上で行われた操作に従って、操作実行部106がコンピュータ100の操作を実行する。
【0189】
以上説明した本実施の形態の遠隔操作システムにより、第1の実施の形態と同様の効果を、操作を行う側の端末にコンピュータを用いた場合にも得ることができる。
【0190】
また、従来の操作を行う側の端末にコンピュータを用いたGUIによる遠隔操作システムと異なり、操作対象のコンピュータの画面の情報を示す必要最小限のデータのみを送信することにより、遠隔操作を行うことができるため、通信コストを大幅に削減することができる。
【0191】
また、本実施の形態のように、操作を行う側の端末に画像データの表示機能を備える形態においては、操作対象のコンピュータ100のGUI画面の全体又指定された一部(アプリケーションのウィンドウ内等)の画像データを、利用者からの指示や予め定められた設定に基づき、利用者のコンピュータ3100に送信する機能を備えてもよい。これにより、利用者は、文字データのみでは不明なGUI画面の詳細な表示内容を、利用者のコンピュータ3100のウェブブラウザ内等に表示させて確認することができる。
【0192】
次に、本発明の第4の実施の形態の遠隔操作システムを説明する。
【0193】
図32は、第4の実施の形態における遠隔操作システムの構成を示すブロック図である。第4の実施の形態における遠隔操作システムは、基本的な動作は第1の実施の形態における遠隔操作システムと全く同様であるが、画面解析部3200および画面情報送信部3201の動作に差異がある。第4の実施の形態における遠隔操作システムでは、画面解析部3200は、コンピュータ100の現在のGUI画面に表示されているアクティブなウィンドウのなかに、静止画もしくは動画が表示されていればそのことを検出する。さらに画面解析部3200は、静止画もしくは動画の表示を検出した場合に、その静止画もしくは動画の表示データを抽出し、画面情報送信部3201に、HTML形式のウェブページのデータとともに出力する。画面情報送信部3201は、画面解析部3200から受け取ったデータを端末装置101に送信する。
【0194】
例えば、コンピュータ100の現在の画面が図33の画面50の通りであったとする。ただし、映像表示ウィンドウ40が現在のアクティブなウィンドウであり、この映像表示ウィンドウ40上の映像表示ボックス3300には、写真などの静止画、もしくはTVなどの動画が表示されているものとする。この場合、画面解析部3200は、映像表示ウィンドウ40が現在のアクティブなウィンドウであることを検出してそのウィンドウ上のGUI部品の情報を解析し、HTML形式のウェブページのデータを出力するとともに、ウィンドウ40上に静止画もしくは動画が表示されている映像表示ボックス3300があることを検出して、映像表示ボックス3300に表示されている映像データを抽出して出力する。
【0195】
画面解析部3200が出力したこれらのデータが画面情報送信部3201によって端末装置101に送信され、この結果、これらのデータが端末装置101の画面に図34のように表示される。図33の映像表示ボックス3300に表示された映像データは、図34の映像表示ボックス3400に表示される。映像表示ボックス3300に表示された映像が動画の場合は映像表示ボックス3300内の映像が時間とともに変化するが、その変化に追従して、映像表示ボックス3400内の映像も変化する。つまり、画面解析部3200が動画表示を検出した場合には、画面解析部3200は動画が表示されている映像表示ボックス3300内の映像のデータを継続的に抽出し、画面情報送信部3201に継続的に出力する。画面情報送信部3201はこの動画の映像データを継続的に、映像表示ボックス3400へと送信する。なお本実施の形態においては端末装置101は、映像表示ボックス3400を表示可能な端末装置であり、かつ映像表示ボックス3400内に静止画もしくは動画を表示可能な端末である。
【0196】
次に、本発明の第5の実施の形態の遠隔操作システムを説明する。
【0197】
図35は、第5の実施の形態における遠隔操作システムの構成を示すブロック図である。図35を参照すると、第5の実施の形態の遠隔操作システムは、第1の実施の形態における遠隔操作システムの図1の構成に加え、画面情報変換部3502、変換規則登録部3505、端末特性検出部3506を備えている。
【0198】
端末特性検出部3506は、端末装置101の端末特性を検出する。ただし端末特性とは、端末装置の固有ID、機種、処理速度、通信速度、単位データ量当たりの通信費用、単位時間当たりの通信費用、画面に表示可能なデータ形式、再生可能な音データ形式、実行可能なプログラムおよびスクリプトの形式、一度に受信可能なデータ量、表示可能な色、表示可能な文字フォント、画面解像度、画面の縦および横の物理的な長さ、一画面内に表示可能な縦および横方向の文字数などのことである。
【0199】
画面情報変換部3502は、端末特性検出部3506が検出した端末装置101の端末特性を考慮して、画面解析部3501による画面解析結果のデータを、端末装置101への送信もしくは端末装置101での表示に適したデータに変換する。この変換の規則は、変換規則登録部3505に登録されている。
【0200】
図36は、第1の実施の形態の遠隔操作システムの遠隔操作の処理を説明するためのフローチャートである。
【0201】
図36を参照すると、第5の実施の形態の遠隔操作システムは、利用者の認証(ステップ202)までは第1の実施の形態の遠隔システムと同様である。
【0202】
利用者の認証が完了されると、端末特性検出部3506は、端末装置101の特性を検出する(ステップ3601)。次に、画面解析部3501がコンピュータ3500の現在の画面を解析する(ステップ203、第1の実施の形態と同様)。次に、画面情報変換部3502が、画面解析部3501による画面解析の結果のデータを変換する(ステップ3602)。この変換されたデータが、画面情報送信部3503によって端末装置101に送信され、利用者の端末装置101の画面に表示される(ステップ204)。
【0203】
そして、利用者がコンピュータ3500に対する操作を端末装置101を用いて実行した場合には、この操作の情報を操作実行部3504が受信してコンピュータ3500上で実行する(ステップ205、206)。
【0204】
また、これによりコンピュータ3500の画面の表示が変化した場合には、画面変化検出部105がその変化を検出し、変化が終了したことがわかると、再びステップ203以下の処理を実行し、利用者の端末装置101の画面に表示されるデータを最新のものに更新する。
【0205】
次に、第5の実施の形態の遠隔操作システムによる遠隔操作の一実施例を説明する。
【0206】
画面解析部3501は、コンピュータ3500の表示画面を解析して、解析結果のデータを、端末装置101の装置特性には依存しない汎用的な形式、例えばXML(extensible markup language)形式で出力する。例えば、コンピュータ3500の表示画面50の一例が、第1の実施の形態における遠隔操作の一実施例の場合と同様に、図11に示す通りであるとする。図37は、画面解析部3501が図11の表示画面50を解析して、画面情報変換部3502へと出力するXML形式の画面情報のデータの一例である。図37において、x1〜x3およびy1〜y3は、図11の3つのアイコン1100のx座標およびy座標の値である。また図37において、eventタグは操作イベントを表しており、LWCLICKはマウスの左ボタンによるダブルクリックである。
【0207】
また本例では、装置特性検出部3506が端末装置101の固有IDを検出し、変換規則登録部3505には、端末装置101の各固有IDごとに、画面解析部3501が出力する汎用的な形式のデータを、該固有IDの端末装置に適した形式のデータに変換する規則が登録されている。例えば、端末装置101の固有IDがZであると検出されたとし、固有IDがZの端末装置の場合には、画面情報のデータをXML形式からHTML形式に変換するための規則が、変換規則登録部3505に登録されているとする(つまりこの場合、固有IDがZの端末装置101は、HTML形式のデータを表示可能な端末装置である)。この場合、画面情報変換部3502は、変換規則登録部3505に登録された、固有IDがZの端末装置のための変換規則に従って、画面解析部3501が出力したXML形式の画面情報のデータをHTML形式のデータに変換する。このHTML形式のデータは、画面情報送信部3503によって、端末装置101へと送信され、図12の例と同様に端末装置101の画面に表示される。
【0208】
操作実行部3504は、端末装置101上で行われた操作の情報を受信し、その操作に対応する操作をコンピュータ3500上で実行する。端末装置101で行われた操作をVとすると、画面解析部3501が出力する画面情報のデータと、画面情報変換部3502が該画面情報のデータの形式を変換した際のデータ間の対応づけの情報(変換前のデータと変換後のデータのどの部分が対応しているかの情報)とから、このVに対応するコンピュータ3500上での操作を特定できる。
【0209】
また別の例として、装置特性検出部3506が端末装置101の機種を検出し、変換規則登録部3505には、端末装置101の各機種ごとに、画面解析部3501が出力する汎用的な形式のデータを、該機種に適した形式のデータに変換する規則が登録されている。例えば、端末装置101の機種がZであると検出されたとし、機種がZの端末装置の場合には、画面情報のデータをXML形式からメール形式に変換するための規則が、変換規則登録部3505に登録されているとする(つまりこの場合、機種がZの端末装置101は、メールを送受信可能な端末装置である)。この場合、画面情報変換部3502は、変換規則登録部3505に登録された、機種がZの端末装置のための変換規則に従って、画面解析部3501が出力したXML形式の画面情報のデータをメール形式のデータに変換する。このメール形式のデータは、画面情報送信部3503によって、端末装置101へメールとして送信され、図26の例と同様に端末装置101の画面に表示される。
【0210】
また別の例として、装置特性検出部3506が端末装置101の処理速度を検出し、変換規則登録部3505には、画面解析部3501が出力する汎用的な形式のデータを、端末装置101の処理速度に応じて変換する規則が登録されている。例えば、端末装置101の処理速度がZ1であると検出されたとし、変換規則登録部3505には、(1)画面情報のデータをXML形式からHTML形式に変換するための規則、および、(2)処理速度がZ2未満の場合には、画面情報の一部を削除するための規則が登録されているとする。この場合、画面情報変換部3502は、変換規則登録部3505に登録された前記(1)および(2)の変換規則に従って、Z1<Z2であれば、画面解析部3501が出力したXML形式の画面情報のデータのうちの一部を削除してからHTML形式に変換し、Z1=Z2もしくはZ1>Z2であれば、画面解析部3501が出力したXML形式の画面情報のデータをすべてHTML形式に変換する。以上からわかるように本例では、端末装置101の処理速度が小さいときに、画面情報の一部を削除することで、端末装置101における画面情報の表示処理の負荷を軽減している。
【0211】
また別の例として、装置特性検出部3506が端末装置101の通信速度を検出し、変換規則登録部3505には、画面解析部3501が出力する汎用的な形式のデータを、端末装置101の通信速度に応じて変換する規則が登録されている。例えば、端末装置101の通信速度がZ1であると検出されたとし、変換規則登録部3505には、(1)画面情報のデータをXML形式からHTML形式に変換するための規則、および、(2)通信速度がZ2未満の場合には、画面情報の一部を削除するための規則が登録されているとする。この場合、画面情報変換部3502は、前記の処理速度検出の例の場合と同様に、変換規則登録部3505に登録された前記(1)および(2)の変換規則に従って、Z1<Z2であれば、画面解析部3501が出力したXML形式の画面情報のデータのうちの一部を削除してからHTML形式に変換し、Z1=Z2もしくはZ1>Z2であれば、画面解析部3501が出力したXML形式の画面情報のデータをすべてHTML形式に変換する。以上からわかるように本例では、端末装置101の通信速度が小さいときに、画面情報の一部を削除することで、コンピュータ3500から端末装置101へのデータ送信量を軽減している。
【0212】
また別の例として、装置特性検出部3506が端末装置101の単位データ量当たりの通信費用を検出し、変換規則登録部3505には、画面解析部3501が出力する汎用的な形式のデータを、端末装置101の単位データ量当たりの通信費用に応じて変換する規則が登録されている。端末装置101の単位データ量当たりの通信費用は、直接検出可能な場合であっても、端末装置101の固有IDもしくは機種などから間接的に検出可能な場合であってもよい。例えば、端末装置101の単位データ量当たりの通信費用がZ1であると検出されたとし、変換規則登録部3505には、(1)画面情報のデータをXML形式からHTML形式に変換するための規則、および、(2)単位データ量当たりの通信費用がZ2以上の場合には、画面情報の一部を削除するための規則が登録されているとする。この場合、画面情報変換部3502は、変換規則登録部3505に登録された前記(1)および(2)の変換規則に従って、Z1=Z2もしくはZ1>Z2であれば、画面解析部3501が出力したXML形式の画面情報のデータのうちの一部を削除してからHTML形式に変換し、Z1<Z2であれば、画面解析部3501が出力したXML形式の画面情報のデータをすべてHTML形式に変換する。つまり本例では、端末装置101の単位データ量当たりの通信費用が大きいときに、画面情報の一部を削除することで、コンピュータ3500から端末装置101へのデータ送信費用を軽減している。
【0213】
また別の例として、装置特性検出部3506が端末装置101の単位時間当たりの通信費用を検出し、変換規則登録部3505には、画面解析部3501が出力する汎用的な形式のデータを、端末装置101の単位時間当たりの通信費用に応じて変換する規則が登録されている。端末装置101の単位時間当たりの通信費用は、前記の単位データ量当たりの通信費用の場合と同様に、直接検出可能な場合であっても、端末装置101の固有IDもしくは機種などから間接的に検出可能な場合であってもよい。例えば、端末装置101の単位時間当たりの通信費用がZ1であると検出されたとし、変換規則登録部3505には、(1)画面情報のデータをXML形式からHTML形式に変換するための規則、および、(2)単位時間当たりの通信費用がZ2以上の場合には、画面情報の一部を削除するための規則が登録されているとする。この場合、画面情報変換部3502は、変換規則登録部3505に登録された前記(1)および(2)の変換規則に従って、Z1=Z2もしくはZ1>Z2であれば、画面解析部3501が出力したXML形式の画面情報のデータのうちの一部を削除してからHTML形式に変換し、Z1<Z2であれば、画面解析部3501が出力したXML形式の画面情報のデータをすべてHTML形式に変換する。つまり本例では、端末装置101の単位時間当たりの通信費用が大きいときに、画面情報の一部を削除することで、コンピュータ3500から端末装置101へのデータ送信費用を軽減している(通信するデータ量の削減は通信時間の削減につながるので)。
【0214】
また別の例として、装置特性検出部3506が端末装置101の画面に表示可能なデータ形式を検出し、変換規則登録部3505には、画面解析部3501が出力する汎用的な形式のデータを、端末装置101の画面に表示可能な形式のデータに変換する規則が登録されている。端末装置101の画面に表示可能なデータ形式は、前記の例と同様に、直接検出可能な場合であっても、端末装置101の固有IDもしくは機種などから間接的に検出可能な場合であってもよい。例えば、端末装置101の画面に表示可能なデータ形式がHTML形式であると検出されたとし、変換規則登録部3505には、画面情報のデータをXML形式からHTML形式に変換するための規則、およびHTML以外の他の形式(メール形式など)に変換するための複数の規則が登録されているとする。この場合、画面情報変換部3502は、変換規則登録部3505に登録された前記の変換規則に従って、画面解析部3501が出力したXML形式の画面情報のデータをHTML形式のデータに変換する。
【0215】
また別の例として、装置特性検出部3506が端末装置101にて実行可能なプログラムおよびスクリプトの形式を検出し、変換規則登録部3505には、画面解析部3501が出力する汎用的な形式のデータを、端末装置101にて実行可能な形式のプログラムもしくはスクリプトに変換する規則が登録されている。端末装置101にて実行可能なプログラムおよびスクリプトの形式は、前記の例と同様に、直接検出可能な場合であっても、端末装置101の固有IDもしくは機種などから間接的に検出可能な場合であってもよい。例えば、端末装置101ではJava形式のプログラム、およびJavaスクリプト形式のスクリプトを実行可能であると検出されたとし、変換規則登録部3505には、画面情報のXML形式のデータをJavaスクリプト形式のスクリプトに変換するための規則が登録されているとする。この場合、画面情報変換部3502は、変換規則登録部3505に登録された前記の変換規則に従って、画面解析部3501が出力したXML形式の画面情報のデータを、Javaスクリプト形式のスクリプトに変換する。変換規則登録部3505に画面情報のXML形式のデータをJava形式のプログラムに変換するための規則が登録されている場合も同様である。
【0216】
また別の例として、装置特性検出部3506が端末装置101にて一度に受信可能なデータ量を検出し、変換規則登録部3505には、端末装置101に送信するデータ量が端末装置101にて一度に受信可能なデータ量以下になるように変換する規則が登録されている。端末装置101にて一度に受信可能なデータ量は、前記の例と同様に、直接検出可能な場合であっても、端末装置101の固有IDもしくは機種などから間接的に検出可能な場合であってもよい。例えば、端末装置101の画面に表示可能なデータ形式がHTML形式であると検出され、かつ、端末装置101にて一度に受信可能なデータ量がZであると検出されたとし、変換規則登録部3505には、(1)画面情報のデータをXML形式からHTML形式に変換するための規則、および(2)データ量がZ以下になるようにHTML形式のデータの一部を削除する規則が登録されているとする。この場合、画面情報変換部3502は、変換規則登録部3505に登録された前記(1)および(2)の変換規則に従って、画面解析部3501が出力したXML形式の画面情報のデータをHTML形式のデータに変換し、さらに、データ量がZ以下になるように該HTML形式のデータの一部を削除する。つまり本例では、端末装置101ではある一定量のデータしか一度に受信できないので、送信する画面情報のデータの量をその制限量以下に削減することで、受信可能データ量に制限のある端末装置101でもコンピュータ3500の画面情報を表示可能にしている。
【0217】
また別の例として、装置特性検出部3506が端末装置101の画面に表示可能な色を検出し、変換規則登録部3505には、画面解析部3501が出力する汎用的な形式のデータを、端末装置101の画面に表示可能な色に応じて変換する規則が登録されている。端末装置101の画面に表示可能な色は、前記の例と同様に、直接検出可能な場合であっても、端末装置101の固有IDもしくは機種などから間接的に検出可能な場合であってもよい。例えば、端末装置101の画面に表示可能なデータ形式がHTML形式であると検出され、かつ、端末装置101の画面に表示可能な色が黒、赤、青など合計256色であると検出されたとし、変換規則登録部3505には、(1)画面情報のデータをXML形式からHTML形式に変換するための規則、および(2)同じ種類のGUI部品(ボタン、メニューなど)の情報を同じ色で表現するようにHTMLの色指定タグを使用し、その色を携帯端末101の画面に表示可能な色のなかから選ぶ規則が登録されているとする。この場合、画面情報変換部3502は、変換規則登録部3505に登録された前記(1)および(2)の変換規則に従って、画面解析部3501が出力したXML形式の画面情報のデータをHTML形式のデータに変換し、さらに、そのHTMLへの変換において同じ種類のGUI部品の情報が同じ色で表現されるようにHTMLの色指定タグが使用され、使用される色は端末装置101の画面に表示可能な色のなかから選ばれる。なお、装置特性検出部3506が端末装置101の画面に表示可能な文字フォントを検出する場合も、以上に記載した色の場合と全く同様であり、表示可能な文字フォントが検出され、この文字フォントを使用して携帯端末101の画面上に表示されるように、画面情報のデータが変換される。
【0218】
また別の例として、装置特性検出部3506が端末装置101の画面解像度を検出し、変換規則登録部3505には、画面解析部3501が出力する汎用的な形式のデータを、端末装置101の画面解像度に応じて変換する規則が登録されている。例えば、端末装置101の画面に表示可能なデータ形式がHTML形式であると検出され、かつ、端末装置101の画面解像度が横W1ピクセル、縦H1ピクセルであると検出されたとし、変換規則登録部3505には、(1)画面情報のデータをXML形式からHTML形式に変換するための規則、および(2)画面解像度が横W2ピクセル未満かつ縦H2ピクセル未満の場合には画面情報の一部を削除するための規則が登録されているとする。この場合、画面情報変換部3502は、変換規則登録部3505に登録された前記(1)および(2)の変換規則に従って、W1<W2かつH1<H2であれば、画面解析部3501が出力したXML形式の画面情報のデータのうちの一部を削除してからHTML形式に変換し、それ以外であれば、画面解析部3501が出力したXML形式の画面情報のデータをすべてHTML形式に変換する。つまり本例では、端末装置101の画面解像度が一定サイズより小さい場合に、画面情報の一部を削除することで、画面サイズの小さい端末装置の場合に表示される情報量が多くなりすぎないようにしている。なお、装置特性検出部3506が端末装置101の画面の縦および横の物理的な長さ、もしくは一画面内に表示可能な縦および横方向の文字数を検出する場合も、以上に記載した画面解像度の場合と全く同様であり、画面の縦および横の物理的な長さが一定値より小さい場合や、一画面内に表示可能な縦および横方向の文字数が一致値より少ない場合に、画面情報の一部を削除して画面情報のデータが変換される。
【0219】
次に、本発明の第6の実施の形態の遠隔操作システムを説明する。
【0220】
図38は、第6の実施の形態における遠隔操作システムの構成を示すブロック図である。第6の実施の形態における遠隔操作システムは、基本的な動作は第5の実施の形態における遠隔操作システムと全く同様であるが、画面解析部3801、画面情報変換部3802、画面情報送信部3803、端末特性検出部3804、および変換規則登録部3805の動作に差異がある。
【0221】
第6の実施の形態における遠隔操作システムでは、画面解析部3801は、コンピュータ100の現在のGUI画面に表示されているアクティブなウィンドウのなかに、静止画もしくは動画が表示されていればそのことを検出する。さらに画面解析部3801は、静止画もしくは動画の表示を検出した場合に、その静止画もしくは動画の表示データを抽出し、画面情報変換部3802に、XML形式の画面情報のデータとともに出力する。
【0222】
また、端末特性検出部3804は、端末装置101で表示可能な静止画および動画のデータ形式を検出可能であり、変換規則登録部3805には、画面解析部が抽出した静止画もしくは動画の表示データを、端末装置101で表示可能な形式の静止画および動画のデータに変換するための規則が登録されている。
【0223】
画面情報変換部3802は、第5の実施の形態の場合と同様にXML形式の画面情報のデータを端末装置101に表示可能な形式のデータに変換することに加え、画面解析部3801が抽出した静止画もしくは動画の表示データを、変換規則登録部3805に登録された規則に従って、端末装置101で表示可能な形式の静止画および動画のデータに変換する。これらのデータが画面情報送信部3803によって端末装置101に送信され、端末装置101の画面に表示される。
【0224】
例えば、コンピュータ100の現在の画面が図33の画面50の通りであったとする。ただし、映像表示ウィンドウ40が現在のアクティブなウィンドウであり、この映像表示ウィンドウ40上の映像表示ボックス3300には、写真などの静止画、もしくはTVなどの動画が表示されているものとする。この場合、画面解析部3801は、映像表示ウィンドウ40が現在のアクティブなウィンドウであることを検出してそのウィンドウ上のGUI部品の情報を解析し、画面情報のデータをXML形式で出力するとともに、ウィンドウ40上に静止画もしくは動画が表示されている映像表示ボックス3300があることを検出して、映像表示ボックス3300に表示されている映像データを抽出して出力する。
【0225】
画面解析部3801が出力したXML形式の画面情報のデータおよび映像データが、画面情報変換部3802によって端末装置101に表示可能な形式にデータにそれぞれ変換され、画面情報送信部3803によって端末装置101に送信される。この結果、これらのデータが端末装置101の画面に図34のように表示される。ただし、図34の映像表示ボックス3400に表示される映像データは、図33の映像表示ボックス3300の映像データが変換されたものである。映像表示ボックス3300に表示された映像が動画の場合は映像表示ボックス3300内の映像が時間とともに変化するが、その変化に追従して、映像表示ボックス3400内の映像も変化する。つまり、画面解析部3801が動画表示を検出した場合には、画面解析部3801は動画が表示されている映像表示ボックス3300内の映像のデータを継続的に抽出し、画面情報変換部3802に継続的に出力する。画面情報変換部3802はこの動画の映像データを継続的に変換し、さらに画面情報送信部3803はこの変換された映像データを継続的に映像表示ボックス3400へと送信する。なお本実施の形態においては端末装置101は、映像表示ボックス3400を表示可能な端末装置であり、かつ映像表示ボックス3400内に静止画もしくは動画を表示可能な端末である。映像表示ボックス3400に表示可能な静止画もしくは動画のデータ形式は、映像表示ボックス3300に表示される静止画もしくは動画のデータ形式と同一でなくてもよい。
【0226】
上記各実施の形態の遠隔操作システムは、操作対象のコンピュータ100における画面解析部、画面情報送信部、操作実行部、画面変化検出部等の機能や、その他の機能をハードウェア的に実現することは勿論として、各機能を備えるコンピュータプログラムを、コンピュータ処理装置のメモリにロードされることで実現することができる。このコンピュータプログラムは、磁気ディスク、半導体メモリその他の記録媒体108に格納される。そして、その記録媒体からコンピュータ処理装置にロードされ、コンピュータ処理装置の動作を制御することにより、上述した各機能を実現する。
【0227】
図39は、本発明の操作対象のコンピュータ100の装置構成の一実施例を示すブロック図である。
【0228】
図39の例のコンピュータ100は、通信部107であるインターネット接続装置3912(モデム、ターミナルアダプタ、ダイアルアップルータ等)を介してインターネットの通信ネットワーク102に接続される。これにより、コンピュータ100はインターネットを介してPHS端末等から遠隔操作をすることができる。また、表示装置であるディスプレイ3910や、入力装置であるキーボード3909、マウス3911を備えている。
【0229】
図39の例においては、前述の本発明の機能を備えるコンピュータプログラムを、ROM3902(Read Only Memory)、ハードディスク3906、CD3905(Compact Disc)、FD3908(Floppy Disc)等の各種記録媒体に記録し、これをRAM3903(Random Access Memory)に読み出して、CPU3901(Central Processing Unit)により実行することができる。また、CD3905に記録されている場合はCDドライブ3904を介して、FD3908に記録されている場合はFDドライブ3907を介して読み出すことができる。
【0230】
以上好ましい実施の形態及び実施例をあげて本発明を説明したが、本発明は必ずしも上記実施の形態及び実施例に限定されるものではなく、その技術的思想の範囲内において様々に変形して実施することができる。
【0231】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の遠隔操作システムによれば、以下のような効果が達成される。
【0232】
第1に、ディスプレイのサイズが小さく又表示できる情報が文字のみである等の携帯端末によっても、コンピュータの遠隔操作を行うことができ、操作対象のコンピュータ上で動作する任意のGUIアプリケーションソフトウェアを遠隔操作することができる。
【0233】
第2に、操作対象のコンピュータの表示画面を、文字データにより表示されるハイパーテキストやウェブページに適切に変換し、これを利用者の端末に送信し又その操作を受け付けるため、利用者の端末には遠隔操作のための特別の機能を備える必要はなく、ウェブブラウザ等を備える通信の可能な端末を自由に選択して、GUI環境のコンピュータを遠隔操作することができる。
【0234】
第3に、操作対象のコンピュータの画面の情報を、アクティブウィンドウのタイトル名やメニューの各項目の名前等のデータを取得し、これをHTML文等のテキストデータに変換して通知するため、従来のシステムの様に各ウィンドウやオブジェクトの表示位置や形状等の詳細なデータを通知する必要がなく、通信コストを大幅に削減することができる。
【0235】
第4に、遠隔操作に用いる端末装置の特性に合わせて、操作対象のコンピュータの画面情報のデータを変換するため、さまざまな特性を有する端末装置を、コンピュータの遠隔操作に利用可能となる。つまり、遠隔操作に利用可能な端末装置が、ある特定の特性を有する装置だけに限定されない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の遠隔操作システムの構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態の遠隔操作の処理を説明するためのフローチャートである。
【図3】本発明の第1の実施の形態の画面解析部による画面解析の処理を説明するためのフローチャートである。
【図4】コンピュータのGUI画面に表示されるウィンドウの一例を示す図である。
【図5】コンピュータのGUI画面の例を示す図である。
【図6】ウィンドウ内のメニューの一例を示す図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態のGUI部品のプロパティ情報の一例を示す図である。
【図8】GUI部品の座標値の一例を示す図である。
【図9】本発明の第1の実施の形態の、画面解析部により作成されるデータの一例を示す図である。
【図10】本発明の第1の実施の形態の画面解析部が解析した図6の表示画面を、端末装置に表示した一例を示す図である。
【図11】本発明の第1の実施の形態の操作対象のコンピュータへの接続時点での表示画面の一例を示す図である。
【図12】本発明の第1の実施の形態の画面解析部が解析した図11の表示画面を、端末装置に表示した一例を示す図である。
【図13】図11の画面においてFaxのアイコンをダブルクリックし、Faxのウィンドウを表示した状態を示す図である。
【図14】本発明の第1の実施の形態の画面解析部が解析した図13の表示画面を、端末装置に表示した一例を示す図である。
【図15】図13の画面においてファイルのメニューをクリックし、プルダウンメニューを表示した状態を示す図である。
【図16】本発明の第1の実施の形態の画面解析部が解析した図15の表示画面を、端末装置に表示した一例を示す図である。
【図17】図15の画面において送信の項目をクリックし、Faxの送信のウィンドウを表示した状態を示す図である。
【図18】本発明の第1の実施の形態の画面解析部が解析した図17の表示画面を、端末装置に表示した一例を示す図である。
【図19】図17の画面においてリストボックス内のファイルをクリックして選択した状態を示す図である。
【図20】本発明の第1の実施の形態の画面解析部が解析した図19の表示画面を、端末装置に表示した一例を示す図である。
【図21】Faxの送信先の番号であるFax番号の入力のウィンドウが表示された状態を示す図である。
【図22】本発明の第1の実施の形態の画面解析部が解析した図21の表示画面を、端末装置に表示した一例を示す図である。
【図23】Faxの送信の完了の旨を示すウィンドウが表示された状態を示す図である。
【図24】本発明の第1の実施の形態の画面解析部が解析した図23の表示画面を、端末装置に表示した一例を示す図である。
【図25】本発明の第2の実施の形態の遠隔操作システムの構成を示すブロック図である。
【図26】本発明の第2の実施の形態の画面解析部が解析した図11の表示画面を、端末装置に表示した一例を示す図である。
【図27】本発明の第2の実施の形態の端末装置からコンピュータへ送信される電子メールの一例を示す図である。
【図28】本発明の第2の実施の形態の画面解析部が解析した図17の表示画面を、端末装置に表示した一例を示す図である。
【図29】本発明の第2の実施の形態の画面解析部が解析した図21の表示画面を、端末装置に表示した一例を示す図である。
【図30】本発明の第2の実施の形態の端末装置からコンピュータへ送信される電子メールの一例を示す図である。
【図31】本発明の第3の実施の形態の遠隔操作システムの構成を示すブロック図である。
【図32】本発明の第4の実施の形態の遠隔操作システムの構成を示すブロック図である。
【図33】本発明の第4および第6の実施の形態の操作対象のコンピュータのGUI画面の例を示す図である。
【図34】本発明の第4の実施の形態の画面解析部が解析した図33の表示画面を端末装置に表示した一例、および、本発明の第6の実施の形態の画面情報変換部により変換した図33の表示画面を端末装置に表示した一例を示す図である。
【図35】本発明の第5の実施の形態の遠隔操作システムの構成を示すブロック図である。
【図36】本発明の第5の実施の形態の遠隔操作の処理を説明するためのフローチャートである。
【図37】本発明の第5の実施の形態の、画面解析部により作成されるデータの一例を示す図である。
【図38】本発明の第6の実施の形態の遠隔操作システムの構成を示すブロック図である。
【図39】本発明の操作対象のコンピュータの装置構成の一実施例を示すブロック図である。
【符号の説明】
100、3900 操作対象のコンピュータ
101 端末装置
102 通信ネットワーク
103、2500、3200、3501、3801 画面解析部
104、2501、3201、3503、3803 画面情報送信部
105 画面変化検出部
106、2502、3504 操作実行部
107 通信部
108 記録媒体
201〜207、301〜304、3601、3602 処理ステップ
40 ウィンドウ
50 コンピュータの表示画面
60 メニュー項目
80 GUI部品
1000 ハイパ−リンク
1100 アイコン
1500 サブメニュー項目
1700 リストボックス
1701 ボタン
1702 リストボックスの項目
2100、2200 入力ボックス
3100 操作を行う側のコンピュータ
3300、3400 映像表示ボックス
3502、3802 画面情報変換部
3505、3805 変換規則登録部
3506、3804 端末特性検出部
3901 CPU
3902 ROM
3903 RAM
3904 CDドライブ
3905 CD
3906 ハードディスク
3907 FDドライブ
3908 FD
3909 キーボード
3910 ディスプレイ
3911 マウス
3912 インターネット接続装置

Claims (36)

  1. 操作側端末からの操作情報を、通信ネットワークを介して操作対象装置に操作情報を伝達し、前記操作対象装置上で前記操作情報に基づく操作を実行することで遠隔操作する遠隔操作システムにおいて、
    前記操作対象装置の表示画面を解析し、前記表示画面のタイトルと、前記表示画面内に示されるオブジェクトの種類、ラベル、画面上の座標値とを含むプロパティ情報を、文字データにより取得し、前記操作側端末で表示可能なデータ形式で出力する画面解析手段と、
    前記画面解析手段より出力された前記プロパティ情報を、前記操作側端末に表示させるために前記操作側端末に送信する画面情報送信手段と、
    前記操作側端末に表示された前記プロパティ情報に基づいて、前記操作側端末を用いて行われた利用者からの操作に対応して所定の処理を前記操作対象装置に実行させる操作実行手段を備える
    ことを特徴とする遠隔操作システム。
  2. 操作側端末から、通信ネットワークを介して操作対象装置を遠隔操作する遠隔操作システムにおいて、
    前記操作対象装置は、
    前記操作対象装置の表示画面を解析し、前記表示画面のタイトルと、前記表示画面内に示されるオブジェクトの種類、ラベル、画面上の座標値とを含むプロパティ情報を、文字データにより取得し、前記操作側端末で表示可能なデータ形式で出力する画面解析手段と、
    前記画面解析手段の解析により出力された前記プロパティ情報を、前記操作側端末に表示させるために前記操作側端末に送信する画面情報送信手段と、
    前記操作側端末に表示された前記プロパティ情報に基づいて、前記操作側端末を用いて行われた利用者からの操作に対応して所定の処理を前記操作対象装置に実行させる操作実行手段を備える
    ことを特徴とする遠隔操作システム。
  3. 前記画面解析手段によって出力された前記プロパティ情報を、前記操作側端末への送信もしくは前記操作側端末の画面での表示に適したデータに変換する画面情報変換手段を備え、
    前記画面情報送信手段は、前記画面情報変換手段の変換結果のデータを、前記操作側端末に表示させるために前記操作側端末に送信することを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれか一つに記載の遠隔操作システム。
  4. 前記画面解析手段によって出力された前記プロパティ情報を、前記操作側端末への送信もしくは前記操作側端末の画面での表示に適したデータに変換する規則を登録した変換規則登録手段を備え、
    前記画面情報変換手段は、前記変換規則登録手段に記録された変換規則に基づいて、前記画面解析手段によって出力された前記プロパティ情報を前記操作側端末への送信もしくは前記操作側端末の画面での表示に適したデータに変換することを特徴とする請求項3に記載の遠隔操作システム。
  5. 前記操作側端末の装置特性を検出する装置特性検出手段を備え、
    前記画面情報変換手段は、前記装置特性検出手段によって検出された装置特性と、前記変換規則登録手段に記録された変換規則に基づいて、前記画面解析手段によって出力された前記プロパティ情報を前記操作側端末への送信もしくは前記操作側端末の画面での表示に適したデータに変換することを特徴とする請求項3に記載の遠隔操作システム。
  6. 前記操作対象装置の画面の表示の変化を検出する画面変化検出手段を備え、
    発生した画面の表示の変化が終了した時点で、前記画面解析手段が現時点の前記操作対象装置の画面の解析を行うことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一つに記載の遠隔操作システム。
  7. 前記操作対象装置をGUIを備える情報処理装置とし、
    前記画面解析手段は、前記操作対象装置の画面に表示されるオブジェクトであるGUI部品を検出し、前記GUI部品の属性データを前記プロパティ情報として取得することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一つに記載の遠隔操作システム。
  8. 前記変換規則登録手段は、前記画面解析手段により出力される前記プロパティ情報を、ウェブブラウザで表示可能なウェブページに変換する規則の登録を備え、
    前記画面情報変換手段は、前記規則に基づいて前記画面解析手段により出力される前記プロパティ情報をウェブページに変換し、
    前記ウェブページは、前記画面解析手段によって検出されたGUI部品の中で利用者による操作が可能なものに対して、当該GUI部品に対応するハイパーリンクを含み、
    前記ハイパーリンクが選択された場合に、当該ハイパーリンクに対応するGUI部品を識別するデータと当該GUI部品に対する操作を識別するデータを前記操作実行手段に送信することを特徴とする請求項7に記載の遠隔操作システム。
  9. 前記画面解析手段は、文字データにより取得した前記プロパティ情報を、電子メールのテキストとして出力し、電子メールによって前記操作側端末に送信することを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一つに記載の遠隔操作システム。
  10. 前記操作実行手段は、前記操作側端末を用いて行われた利用者からの操作の情報を含む電子メールを受け取り、受け取った電子メールを解析して利用者からの操作を識別し、当該操作を実行することを特徴とする請求項9に記載の遠隔操作システム。
  11. 前記通信ネットワークを、インターネットとすることを特徴とする請求項1から請求項10のいずれか一つに記載の遠隔操作システム。
  12. 前記画面解析手段は、前記操作対象装置の画面に動画もしくは静止画が表示された際に当該表示を検出して当該表示の映像データを抽出し、前記プロパティ情報と共に出力し、
    前記画面情報送信手段は、前記画面解析手段によって抽出された前記映像データを、前記操作側端末に表示させるために前記操作側端末に送信することを特徴とする請求項1から請求項10のいずれか一つに記載の遠隔操作システム。
  13. 前記画面解析手段は、前記操作対象装置の画面に動画もしくは静止画が表示された際に当該表示を検出して当該表示の映像データを抽出し、前記プロパティ情報と共に出力し、
    前記画面情報変換手段は、前記画面解析手段によって抽出された前記映像データを、前記操作側端末への送信もしくは前記操作側端末の画面での表示に適したデータに変換することを特徴とする請求項1から請求項12のいずれか一つに記載の遠隔操作システム。
  14. 前記装置特性検出手段が検出する前記操作側端末の装置特性には、前記操作側端末の固有ID、機種、処理速度、通信速度、単位データ量当たりの通信費用、単位時間当たりの通信費用、画面に表示可能なデータ形式、再生可能な音データ形式、実行可能なプログラムおよびスクリプトの形式、一度に受信可能なデータ量、表示可能な色、表示可能な文字フォント、画面解像度、画面の縦および横の物理的な長さ、一画面内に表示可能な縦および横方向の文字数のうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項5から請求項1 のいずれか一つに記載の遠隔操作システム。
  15. 操作側端末からの操作情報を、通信ネットワークを介して操作対象装置に操作情報を伝達し、前記操作対象装置上で前記操作情報に基づく操作を実行することで遠隔操作する遠隔操作方法において、
    前記操作対象装置の表示画面を解析し、前記表示画面のタイトルと、前記表示画面内に示されるオブジェクトの種類、ラベル、画面上の座標値とを含むプロパティ情報を、文字データにより取得し、前記操作側端末で表示可能なデータ形式で出力する画面解析ステップと、
    前記画面解析ステップで出力された前記プロパティ情報を、前記操作側端末に表示させるために前記操作側端末に送信する画面情報送信ステップと、
    前記操作側端末に表示された前記プロパティ情報に基づいて、前記操作側端末を用いて行われた利用者からの操作に対応して所定の処理を前記操作対象装置に実行させる操作実行ステップを備える
    ことを特徴とする遠隔操作方法。
  16. 前記画面解析ステップによって出力された前記プロパティ情報を、前記操作側端末への送信もしくは前記操作側端末の画面での表示に適したデータに変換する画面情報変換ステップを備え、
    前記画面情報送信ステップでは、前記画面情報変換ステップの変換結果のデータを、前記操作側端末に表示させるために前記操作側端末に送信することを特徴とする請求項15に記載の遠隔操作方法。
  17. 前記画面解析ステップによって出力された前記プロパティ情報を、前記操作側端末への送信もしくは前記操作側端末の画面での表示に適したデータに変換する規則を登録する変換規則登録ステップを備え、
    前記画面情報変換ステップでは、前記変換規則登録ステップによって登録された変換規則に基づいて、前記画面解析ステップによって出力された前記プロパティ情報を前記操作側端末への送信もしくは前記操作側端末の画面での表示に適したデータに変換することを特徴とする請求項16に記載の遠隔操作方法。
  18. 前記操作側端末の装置特性を検出する装置特性検出ステップを備え、
    前記画面情報変換ステップでは、前記装置特性検出ステップによって検出された装置特性と、前記変換規則登録ステップによって登録された変換規則に基づいて、前記画面解析ステップによって出力された前記プロパティ情報を前記操作側端末への送信もしくは前記操作側端末の画面での表示に適したデータに変換することを特徴とする請求項16に記載の遠隔操作方法。
  19. 前記操作対象装置の画面の表示の変化を検出する画面変化検出ステップを備え、
    発生した画面の表示の変化が終了した時点で、前記画面解析ステップによって現時点の前記操作対象装置の画面に表示される内容を解析することを特徴とする請求項15から請求項18のいずれか一つに記載の遠隔操作方法。
  20. 前記操作対象装置をGUIを備える情報処理装置とし、
    前記画面解析ステップでは、前記操作対象装置の画面に表示されるオブジェクトであるGUI部品を検出し、前記GUI部品の属性データを前記プロパティ情報として取得することを特徴とする請求項15から請求項19のいずれか一つに記載の遠隔操作方法。
  21. 前記変換規則登録ステップでは、前記画面解析ステップにより出力される前記プロパティ情報を、ウェブブラウザで表示可能なウェブページに変換する規則を登録し、
    前記画面情報変換ステップでは、前記規則に基づいて前記画面解析ステップにより出力される前記プロパティ情報をウェブページに変換し、
    前記ウェブページは、前記画面解析ステップによって検出されたGUI部品の中で利用者による操作が可能なものに対して、当該GUI部品に対応するハイパーリンクを含み、
    前記操作実行ステップでは、前記ハイパーリンクが選択された場合に送信された、当該ハイパーリンクに対応するGUI部品を識別するデータと当該GUI部品に対する操作を識別するデータを用いて、所定の処理を操作側端末に実行させることを特徴とする請求項20に記載の遠隔操作方法。
  22. 前記画面解析ステップでは、文字データにより取得した前記プロパティ情報を、電子メールのテキストとして出力し、画面情報送信ステップでは、電子メールによって前記操作側端末に送信するすることを特徴とする請求項15から請求項20のいずれか一つに記載の遠隔操作方法。
  23. 前記画面解析ステップでは、前記操作対象装置の画面に動画もしくは静止画が表示された際に当該表示を検出して当該表示の映像データを抽出し、前記プロパティ情報と共に出力し、
    前記画面情報送信ステップでは、前記画面解析ステップによって抽出された前記映像データを、前記操作側端末に表示させるために前記操作側端末に送信することを特徴とする請求項15から請求項22のいずれか一つに記載の遠隔操作方法。
  24. 前記画面解析ステップでは、前記操作対象装置の画面に動画もしくは静止画が表示された際に当該表示を検出して当該表示の映像データを抽出し、前記プロパティ情報と共に出力し、
    前記画面情報変換ステップでは、前記画面解析ステップによって抽出された前記映像データを、前記操作側端末への送信もしくは前記操作側端末の画面での表示に適したデータに変換することを特徴とする請求項15から請求項22のいずれか一つに記載の遠隔操作方法。
  25. 前記装置特性検出ステップが検出する前記操作側端末の装置特性には、前記操作側端末の固有ID、機種、処理速度、通信速度、単位データ量当たりの通信費用、単位時間当たりの通信費用、画面に表示可能なデータ形式、再生可能な音データ形式、実行可能なプログラム及びスクリプトの形式、一度に受信可能なデータ量、表示可能な色、表示可能な文字フォント、画面解像度、画面の縦及び横の物理的な長さ、一画面内に表示可能な縦及び横方向の文字数のうちの少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項18から請求項24のいずれか一つに記載の遠隔操作方法。
  26. 情報処理システムを制御することにより、操作側端末からの操作情報を、通信ネットワークを介して操作対象装置に操作情報を伝達し、前記操作対象装置上で前記操作情報に基づく操作を実行することで遠隔操作する遠隔操作プログラムにおいて、
    前記操作対象装置の表示画面を解析し、前記表示画面のタイトルと、前記表示画面内に示されるオブジェクトの種類、ラベル、画面上の座標値とを含むプロパティ情報を、文字データにより取得し、前記操作側端末で表示可能なデータ形式で出力する画面解析処理と、
    前記画面解析処理で出力された前記プロパティ情報を、前記操作側端末に表示させるために前記操作側端末に送信する画面情報送信処理を実行させ、
    前記操作側端末に表示された前記プロパティ情報に基づいて、前記操作側端末を用いて行われた利用者からの操作に対応して所定の処理を前記操作対象装置に実行させる操作実行処理を実行させる
    ことを特徴とする遠隔操作プログラム。
  27. 前記画面解析処理によって出力された前記プロパティ情報を、前記操作側端末への送信もしくは前記操作側端末の画面での表示に適したデータに変換する画面情報変換処理を実行させ、
    前記画面情報送信処理においては、
    前記画面情報変換処理の変換結果のデータを、前記操作側端末に表示させるために前記操作側端末に送信する処理を実行させることを特徴とする請求項26に記載の遠隔操作プログラム。
  28. 前記画面解析処理によって出力された前記プロパティ情報を、前記操作側端末への送信もしくは前記操作側端末の画面での表示に適したデータに変換する規則を登録する変換規則登録処理を実行させ、
    前記画面情報変換処理においては、前記変換規則登録処理によって登録された変換規則に基づいて、前記画面解析処理によって出力された前記プロパティ情報を前記操作側端末への送信もしくは前記操作側端末の画面での表示に適したデータに変換する処理を実行させることを特徴とする請求項27に記載の遠隔操作プログラム。
  29. 前記操作側端末の装置特性を検出する装置特性検出処理を実行させ、
    前記画面情報変換処理においては、前記装置特性検出処理によって検出された装置特性と、前記変換規則登録処理によって登録された変換規則に基づいて、前記画面解析処理によって出力された前記プロパティ情報を前記操作側端末への送信もしくは前記操作側端末の画面での表示に適したデータに変換する処理を実行させることを特徴とする請求項27に記載の遠隔操作プログラム。
  30. 前記操作対象装置の画面の表示の変化を検出する画面変化検出処理を実行させ、
    発生した画面の表示の変化が終了した時点で、前記画面解析処理によって現時点の前記操作対象装置の画面に表示される内容を解析する処理を実行させることを特徴とする請求項26から請求項29のいずれか一つに記載の遠隔操作プログラム。
  31. 前記操作対象装置をGUIを備えた情報処理装置とし、
    前記画面解析処理においては、前記操作対象装置の画面に表示されるオブジェクトであるGUI部品を検出し、前記GUI部品の属性データを前記プロパティ情報として取得する処理を実行させることを特徴とする請求項26から請求項30のいずれか一つに記載の遠隔操作プログラム。
  32. 前記変換規則登録処理においては、前記画面解析処理により出力される前記プロパティ情報を、ウェブブラウザで表示可能なウェブページに変換する規則を登録し、
    前記画面情報変換処理においては、前記規則に基づいて前記画面解析処理により出力される前記プロパティ情報をウェブページに変換し、
    前記ウェブページは、前記画面解析処理によって検出されたGUI部品の中で利用者による操作が可能なものに対して、当該GUI部品に対応するハイパーリンクを含み、
    前記操作実行処理においては、前記所定の処理を操作側端末に実行させるために、前記ハイパーリンクが選択された場合に送信された、当該ハイパーリンクに対応するGUI部品を識別するデータと当該GUI部品に対する操作を識別するデータを用いることを特徴とする請求項31に記載の遠隔操作プログラム。
  33. 前記画面解析処理においては、文字データにより取得した前記プロパティ情報を、電子メールのテキストとして出力し、画面情報送信処理においては、電子メールによって前記操作側端末に送信するする処理を実行させることを特徴とする請求項26から請求項31のいずれか一つに記載の遠隔操作プログラム。
  34. 前記画面解析処理においては、前記操作対象装置の画面に動画もしくは静止画が表示された際に当該表示を検出して当該表示の映像データを抽出し、前記プロパティ情報と共に出力し、
    前記画面情報送信処理においては、前記画面解析処理によって抽出された前記映像データを、前記操作側端末に表示させるために前記操作側端末に送信する処理を実行させることを特徴とする請求項26から請求項33のいずれか一つに記載の遠隔操作プログラム。
  35. 前記画面解析処理においては、前記操作対象装置の画面に動画もしくは静止画が表示された際に当該表示を検出して当該表示の映像データを抽出し、前記プロパティ情報と共に出力し、
    前記画面情報変換処理においては、前記画面解析処理によって抽出された前記映像データを、前記操作側端末への送信もしくは前記操作側端末の画面での表示に適したデータに変換することを特徴とする請求項26から請求項33のいずれか一つに記載の遠隔操作プログラム。
  36. 前記装置特性検出処理において検出する前記操作側端末の装置特性には、前記操作側端末の固有ID、機種、処理速度、通信速度、単位データ量当たりの通信費用、単位時間当たりの通信費用、画面に表示可能なデータ形式、再生可能な音データ形式、実行可能なプログラム及びスクリプトの形式、一度に受信可能なデータ量、表示可能な色、表示可能な文字フォント、画面解像度、画面の縦及び横の物理的な長さ、一画面内に表示可能な縦及び横方向の文字数のうちの少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項29から請求項35のいずれか一つに記載の遠隔操作プログラム。
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