JP3619096B2 - 仮想空間操作方法、仮想空間システム、仮想空間操作入力装置及び仮想空間操作入力プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、三次元等の仮想空間システムにおいて、コンピュータで作成された三次元仮想空間等に対する操作技術に係り、詳しくは、足に装着することにより足のつま先、及び足首の曲げられた量を数値化し、その数値をコンピュータに入力することにより仮想空間を操作する方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のコンピュータへの入力装置は、キーボード、マウスに加えてジョイスティック、タッチパネル、タブレットなどが一般的である。またデータグローブのように自由度の高い入力装置もいくつか提案されている。キーボード、マウスなどは、その機器に利用者が体の位置を合わせるものである。またデータグローブなど、その多くは手を利用するものであった。
【0003】
一方、大画面ディスプレイを利用した没入型三次元仮想空間システムなどにおいては、手は細かい作業などに利用することに適しており、たとえば仮想空間の移動などは、足を利用したほうが適している。従来の足によるコンピュータへの入力装置としては、利用する位置が固定される大掛かりなものや(例えば、特開平7−141100号公報)、マウスポインタの移動やクリックといった、従来のマウスと同じ機能を足で行うもの(例えば、特開平9−198188号公報)が、知られている程度である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の技術では、デスクトップ型のコンピュータへ机に向かって作業をする場合には適しているが、大画面ディスプレイや多面ディスプレイを利用した没入型三次元仮想空間システムなどでは利用者の動きの自由度が高いために入力装置として不適切である。また、自由度の高いデータグローブを利用する際でも、仮想空間の移動など通常足で行う作業を手で行うといった不自然さが生じてくる。
【0005】
本発明の目的は、上記問題を解決し、利用者の利用位置や、姿勢が自由で、さまざまな情報を足によって入力できるインタフェースを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、図1に基本的機能ブロック図を示すように、コンピュータグラフィックスによって作成された三次元仮想空間等を操作するシステムにおいて、足の形状を測定するための曲げを検出するセンサを利用した足形状測定手段101、該足形状測定手段101で得られる足形状データから仮想空間操作の指示に変換する足形状データ変換手段102、該足形状データ変換手段102で変換された仮想空間操作の指示を用いて操作後の視野に基づく仮想空間を作成する仮想空間作成手段103、該仮想空間作成手段103で作成された仮想空間を表示する仮想空間表示手段104を具備することを主要な特徴とする。ここで、足形状測定手段101と足形状データ変換手段102を一緒にして仮想空間操作入力装置100と称す。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態について図面を参照して詳述する。なお、以下では三次元仮想空間システムを例に説明するが、本発明は基本的に二次元仮想空間システム等でもよいことは云うまでもない。
【0008】
図2は本発明の一実施の形態の三次元仮想空間システムの全体的ブロック図を示す。本三次元仮想空間システムはキーボード201、マウス202、足形状測定装置210、足形状データ変換装置220、三次元仮想空間作成装置230及び三次元仮想空間表示装置240から構成される。足形状測定装置210はベンドセンサ212、ベンドセンサコントローラ214などからなり、ベンドセンサ212で利用者の左右の足の関節の曲げを測定し、ベンドセンサコントロール214を通して、足形状データの初期値および操作時の足形状データを足形状データ変換装置220へ送る。足形状データ変換装置220はCPU222、メモリ224、ハードディスク226などからなり、CPU222がハードディスク226に格納されている三次元仮想空間動作種類データを参照し、メモリ224を作業用メモリとして、足形状測定装置210から送られた足形状データを三次元仮想空間操作の指示データに変換して三次元仮想空間作成装置230に送る。また、該足形状データ変換装置220は、利用者がキーボード201やマウス202を操作入力装置に使用する場合は、それらの操作入力を三次元仮想空間作成装置230に送る。三次元仮想空間作成装置230は同じくCPU232、メモリ234、ハードディスク236などからなり、足形状データ変換装置220からの三次元仮想空間操作の指示データを入力として、CPU232がメモリ234を作業メモリに用いて、ハードディスク236に格納されている三次元仮想空間データについて、操作後の視野に基づく三次元仮想空間を再構築して三次元仮想空間表示装置240に送る。三次元仮想空間表示装置240は、三次元仮想空間作成装置230で再構築された仮想空間を表示する。
【0009】
三次元仮想空間表示装置240は、例えば没入型ディスプレィである。この種のディスプレイは、利用者の前方、左右、上下などを取り囲むように配置されたスクリーン246に、プロジェクタ242から投影された映像を反射鏡244に反射させて、コンピュータグラフィックで作成した仮想空間を表示することで、利用者は、仮想空間内を移動したり、仮想空間上に仮想的に作成された物体を操作することが可能である。図2のシステムでは、利用者はベンドセンサ212を装着し、足を動かすことにより、仮想空間の移動や仮想空間状に有る物体の操作を行うことが可能である。
【0010】
なお、図2において、三次元仮想空間作成装置230が三次元仮想空間動作種類データを格納して、足形状データ変換装置220の処理機能を受け持つことでもよい。また、足形状測定装置210のベンドセンサコントローラ214が足形状データ変換装置220の機能を兼ねてもよい。また、キーボード201やマウス202は、直接、三次元仮想空間作成装置230に接続することでもよい。
【0011】
図3は、足形状測定装置210の具体的構成図である。図3において、211は利用者の足および、センサを、つま先と足の甲の間の関節、および足首と足の甲との間の関節、くるぶし部分の関節部に密着させることが出来るように、袋状のセンサ挿入ポケットをつけたソックスである。212は、関節の曲げ角を測定するセンサ(ベンドセンサ)である。213は接続コネクタである。214はセンサ212で測定された曲げ角をデジタル化し、足形状データとして足形状データ変換装置220へ送出するセンサコントローラである。
【0012】
本足形状測定装置210は、足首を縦にどれだけ曲げているか、横にどれだけ曲げているか、そしてつま先をどれだけ曲げているかを、左右両方の足に対して計測し、その結果より複数の信号を足形状データ変換装置220のCPU222に対して送ることができる。両足のそれぞれの関節がどれぐらい曲げられているかの組み合わせとコンピュータへの命令を対応させることにより、さまざまな命令を送信可能である。
【0013】
本発明による足形状測定装置は、足の関節の曲げ角を利用するものであり、立つ、座る、動くなどが自由でなおかつ手を他の作業に充てることができる。
【0014】
図4は、足形状測定装置210の利用者の利用時(操作時)の姿勢の例を示している。401、402、403、404は、没入型ディスプレイ装置内で本装置を利用して三次元仮想空間内を移動したり、仮想空間上に仮想的に作成された物体を操作するシステム利用者をあらわしている。また、405、406、407、408は、それぞれの利用者の姿勢ごとの足の形をあらわしている。
【0015】
図5は、図4で示した利用者の足の形の一例を示しており、502は足首の関節の曲げ角θ、503はつま先の関節の曲げ角φを示している。
【0016】
図4において、401のシステム利用者は膝を曲げ、腰を低い位置に保っている。この時、足の形405は、図5の502の値が直立の姿勢に比べて両足とも小さくなる。503は直立の姿勢と同じ値となる。402のシステム利用者は、爪先立ちをしている。この時、406における502の値は直立の姿勢に比べて両足とも大きくなり、また503は直立の姿勢に比べて両足とも小さい値となる。403のシステム利用者は、脚を前後に広げ、両足のかかとを地面につけた状態である。この時、407における502の値は直立の姿勢に比べて、片足は小さい値となり、もう片足は同じ値を取る。また503は直立の姿勢と同じ値となる。404のシステム利用者は、脚を前後に広げ、後ろ足のかかとを地面から離れた状態である。この時、407における502の値は、直立の姿勢に比べて同じ値を取るが、503は片足は小さい値を取り、もう片足は同じ値を取る。このように利用者のさまざまな姿勢によって変化する両足それぞれの502、503の値の変化を、仮想空間の移動に対応する。
【0017】
図6に、本実施例の全体的処理の流れを示す。ここで、ステップ610、620、630、640は、それぞれ図2の足形状測定装置210、足形状データ変換装置220、三次元仮想空間作成装置230、三次元仮想空間表示装置240の処理に対応する。
【0018】
ステップ600は初期設定であり、直立の姿勢での利用者の両足の502、503の値を計測し、それぞれを左足についてはθli、φli、右足についてはθri、φriと設定する。以下、利用者の操作時、ステップ610〜640の処理が繰り返される。
【0019】
ステップ610は利用者の左右の足の関節の曲げ角を測定する処理である。これは、ステップ612の左足の形状を測定する処理と、ステップ614の右足の形状を測定する処理からなり、これらの処理は同時に行われる。ステップ612によって得られたθl、φlと、ステップ614で得られたθr、φrは、次のステップ620に送られる。
【0020】
ステップ620は、動作種類判断処理(ステップ622)と動作量判断処理(ステップ624)からなる。ステップ622では、あらかじめ足の形状と仮想空間移動の動作との対応が表として蓄積してある三次元仮想空間動作種類データにより、θli、φli、θri、φri、θl、φl、θr、φrから仮想空間の操作指示を決定する。
【0021】
例えば
(1)401の姿勢のとき、
θli>θl,θri>θr,φli=φl,φri=φr
(2)402の姿勢のとき、
θli<θl,θri<θr,φli>φl,φri>φr
(3)403の姿勢のとき、
θli>θl,θri=θr,φli=φl,φri=φr
または、
θli=θl,θri>θr,φli=φl,φri=φr
(4)404の姿勢のとき、
θli=θl,θri=θr,φli>φl,φri=φr
または、
θli=θl,θri=θr,φli=φl,φri>φr
が成り立つ。
【0022】
そこで、それらの姿勢情報を仮想空間への操作指示に変換する。例えば、
(a) 401の姿勢(405の足の状態)のとき、仮想空間を「下降移動」
(b) 402の姿勢(406の足の状態)のとき、仮想空間を「上昇移動」
(c) 403の姿勢(407の足の状態)のとき、仮想空間を「前進移動」
(d) 404の姿勢(408の足の状態)のとき、仮想空間を「左右回転動」
というデータに変換する。
【0023】
ステップ624では、上記ステップ622で決定された仮想空間操作指示データと、θl、φl、θr、φrの値から、ステップ622で指示された操作がどの程度の量(例えば、仮想空間内の移動の速さ)かを決定する。
【0024】
ステップ620で処理された結果の仮想空間操作指示データは、ステップ630に送られる。ステップ630では、ステップ620からの操作指示データ、および、あらかじめ保持された三次元コンピュータグラフィックスのモデルデータを基に、三次元仮想空間を再構築する。この再構築された三次元仮想空間がステップ640にて表示され、利用者の視覚で認識される。
【0025】
ここで、図6に示したような処理手順は、仮想空間操作プログラムとしてコンピュータで実行可能な言語で記述し、コンピュータで読み取り可能な記録媒体、例えばフロッピーディスク、CD−ROM、メモリカード等に記録して提供することが可能である。
【0026】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、仮想空間の操作に手を利用する必要がなく、また装置に対して利用者の姿勢や位置が限定されないという効果があり、立つ、座る、動くなどが自由で、なおかつ手を他の作業に充てることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本的機能ブロック図である。
【図2】本発明の一実施の形態の三次元仮想空間システムの全体的ブロック図である。
【図3】足形状測定装置の具体的構成例を示す図である。
【図4】利用者のシステム利用時の姿勢の一例を示す図である。
【図5】利用者の足の形の一例を示す図である。
【図6】本発明実施例の処理の流れを示す図である。
【符号の説明】
100 仮想空間操作入力装置
101 足形状測定手段
102 足形状データ変換手段
103 仮想空間作成手段
104 仮想空間表示手段
Claims (8)
- コンピュータを利用して仮想空間を操作する方法であって、
利用者の左右の足の関節の曲げを検出するセンサを利用して、足形状データの初期値として、利用者の初期の姿勢での左右の足首の関節の曲げ角と左右のつま先の関節の曲げ角とを測定する初期値測定過程と、
前記センサを利用して、足形状データとして、操作時の利用者の左右の足首の関節の曲げ角と左右のつま先の関節の曲げ角とを測定する足形状測定過程と、
前記初期値測定過程で得られる足形状データの初期値と前記足形状測定過程で得られる足形状データから、足形状データの初期値および操作時の足形状データと仮想空間移動の動作との対応があらかじめ表として蓄積してある三次元仮想空間動作種類データに基づき、仮想空間操作の指示に変換する足形状データ変換過程と、
前記足形状データ変換過程で変換された仮想空間操作の指示を用いて仮想空間を作成する仮想空間作成過程と、
前記仮想空間作成過程で作成された仮想空間を表示する仮想空間表示過程と、
を有することを特徴とする仮想空間作成方法。 - 前記足形状データの初期値として、利用者の初期の姿勢での左および右の足首の関節の曲げ角をそれぞれθliおよびθri、また、左および右のつま先の関節の曲げ角をそれぞれφliおよびφriとし、
前記足形状データとして、操作時の利用者の左および右の足首の関節の曲げ角をそれぞれθlおよびθr、また、左および右のつま先の関節の曲げ角をそれぞれφlおよびφrとしたとき、
前記足形状データ変換過程では、
θli>θl,θri>θr,φli=φl,φri=φrのとき、
前記足形状データを、仮想空間を下降移動するというデータに変換し、
θli<θl,θri<θr,φli>φl,φri>φrのとき、
前記足形状データを、仮想空間を上昇移動するというデータに変換し、
θli>θl,θri=θr,φli=φl,φri=φrまたは、
θli=θl,θri>θr,φli=φl,φri=φrのとき、
前記足形状データを、仮想空間を前進移動するというデータに変換し、
θli=θl,θri=θr,φli>φl,φri=φrまたは、
θli=θl,θri=θr,φli=φl,φri>φrのとき、
前記足形状データを、仮想空間を左右回転動するというデータに変換する、
ことを特徴とする請求項1記載の仮想空間作成方法。 - コンピュータを利用して仮想空間を操作する仮想空間システムにおいて、
利用者の左右の足の関節の曲げを検出するセンサを利用して、足形状データの初期値として、利用者の初期の姿勢での左右の足首の関節の曲げ角と左右のつま先の関節の曲げ角とを測定するとともに、足形状データとして、操作時の利用者の左右の足首の関節の曲げ角と左右のつま先の関節の曲げ角とを測定する足形状測定手段と、
前記足形状測定手段で得られる前記足形状データの初期値と前記足形状データから、足形状データの初期値および操作時の足形状データと仮想空間移動の動作との対応があらかじめ表として蓄積してある三次元仮想空間動作種類データに基づき、仮想空間操作の指示に変換する足形状データ変換手段と、
前記足形状データ変換手段で変換された仮想空間操作の指示を用いて仮想空間を作成する仮想空間作成手段と、
前記仮想空間作成手段で作成された仮想空間を表示する仮想空間表示手段と、
を有することを特徴とする仮想空間システム。 - 前記足形状データの初期値として、利用者の初期の姿勢での左および右の足首の関節の曲げ角をそれぞれθliおよびθri、また、左および右のつま先の関節の曲げ角をそれぞれφliおよびφriとし、
前記足形状データとして、操作時の利用者の左および右の足首の関節の曲げ角をそれぞれθlおよびθr、また、左および右のつま先の関節の曲げ角をそれぞれφlおよびφrとしたとき、
前記足形状データ変換手段は、
θli>θl,θri>θr,φli=φl,φri=φrのとき、
前記足形状データを、仮想空間を下降移動するというデータに変換し、
θli<θl,θri<θr,φli>φl,φri>φrのとき、
前記足形状データを、仮想空間を上昇移動するというデータに変換し、
θli>θl,θri=θr,φli=φl,φri=φrまたは、
θli=θl,θri>θr,φli=φl,φri=φrのとき、
前記足形状データを、仮想空間を前進移動するというデータに変換し、
θli=θl,θri=θr,φli>φl,φri=φrまたは、
θli=θl,θri=θr,φli=φl,φri>φrのとき、
前記足形状データを、仮想空間を左右回転動するというデータに変換する、
ことを特徴とする請求項3記載の仮想空間システム。 - コンピュータを利用して仮想空間を操作する仮想空間システムのための仮想空間操作入力装置であって、
利用者の左右の足の関節の曲げを検出するセンサを利用して、足形状データの初期値として、利用者の初期の姿勢での左右の足首の関節の曲げ角と左右のつま先の関節の曲げ角とを測定するとともに、足形状データとして、操作時の利用者の左右の足首の関節の曲げ角と左右のつま先の関節の曲げ角とを測定する足形状測定手段と
前記足形状測定手段で得られる前記足形状データの初期値と前記足形状データから、足形状データの初期値および操作時の足形状データと仮想空間移動の動作との対応があらかじめ表として蓄積してある三次元仮想空間動作種類データに基づき、仮想空間操作の指示に変換する足形状データ変換手段と、
を有することを特徴とする仮想空間操作入力装置。 - 前記足形状データの初期値として、利用者の初期の姿勢での左および右の足首の関節の曲げ角をそれぞれθliおよびθri、また、左および右のつま先の関節の曲げ角をそれぞれφliおよびφriとし、
前記足形状データとして、操作時の利用者の左および右の足首の関節の曲げ角をそれぞれθlおよびθr、また、左および右のつま先の関節の曲げ角をそれぞれφlおよびφrとしたとき、
前記足形状データ変換手段は、
θli>θl,θri>θr,φli=φl,φri=φrのとき、
前記足形状データを、仮想空間を下降移動するというデータに変換し、
θli<θl,θri<θr,φli>φl,φri>φrのとき、
前記足形状データを、仮想空間を上昇移動するというデータに変換し、
θli>θl,θri=θr,φli=φl,φri=φrまたは、
θli=θl,θri>θr,φli=φl,φri=φrのとき、
前記足形状データを、仮想空間を前進移動するというデータに変換し、
θli=θl,θri=θr,φli>φl,φri=φrまたは、
θli=θl,θri=θr,φli=φl,φri>φrのとき、
前記足形状データを、仮想空間を左右回転動するというデータに変換する、
ことを特徴とする請求項5記載の仮想空間操作入力装置。 - コンピュータを利用して、仮想空間を操作する仮想空間システムに操作入力を行うためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
利用者の左右の足の関節の曲げを検出するセンサを利用して、足形状データの初期値として、利用者の初期の姿勢での左右の足首の関節の曲げ角と左右のつま先の関節の曲げ角とを測定する初期測定処理と、
前記センサを利用して、足形状データとして、操作時の利用者の左右の足首の関節の曲げ角と左右のつま先の関節の曲げ角とを測定する足形状測定処理と、
前記初期値測定処理で得られる足形状データの初期値と前記足形状測定処理で得られる足形状データから、足形状データの初期値および操作時の足形状データと仮想空間移動の動作との対応があらかじめ表として蓄積してある三次元仮想空間動作種類データに基づき、仮想空間操作の指示に変換する足形状データ変換処理と、
をコンピュータに実行させる仮想空間操作入力プログラムを記録してなることを特徴とする記録媒体。 - 前記足形状データの初期値として、利用者の初期の姿勢での左および右の足首の関節の曲げ角をそれぞれθliおよびθri、また、左および右のつま先の関節の曲げ角をそれぞれφliおよびφriとし、
前記足形状データとして、操作時の利用者の左および右の足首の関節の曲げ角をそれぞれθlおよびθr、また、左および右のつま先の関節の曲げ角をそれぞれφlおよびφrとしたとき、
前記足形状データ変換処理では、
θli>θl,θri>θr,φli=φl,φri=φrのとき、
前記足形状データを、仮想空間を下降移動するというデータに変換し、
θli<θl,θri<θr,φli>φl,φri>φrのとき、
前記足形状データを、仮想空間を上昇移動するというデータに変換し、
θli>θl,θri=θr,φli=φl,φri=φrまたは、
θli=θl,θri>θr,φli=φl,φri=φrのとき、
前記足形状データを、仮想空間を前進移動するというデータに変換し、
θli=θl,θri=θr,φli>φl,φri=φrまたは、
θli=θl,θri=θr,φli=φl,φri>φrのとき、
前記足形状データを、仮想空間を左右回転動するというデータに変換する処理をコンピュータに実行させる、
仮想空間操作入力プログラムを記録してなることを特徴とする請求項7に記載の記録媒体。
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