JP3618939B2 - 製袋機 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
この発明は、チャックテープのあるプラスチック袋を製造する製袋機に関するものである。
【0002】
【従来技術とその問題点】
プラスチック袋として雄型および雌型のチャックテープを有するものが使用されている。チャックテープはプラスチック袋の開口縁を閉じるためのもので、プラスチック帯状体からなり、プラスチック袋の内部に設けられる。さらに、プラスチック袋の内部において、各チャックテープが互いに対向し、プラスチック袋の開口縁に沿ってのび、その内面にヒートシールされる。したがって、雄型および雌型のチャックテープを互いに嵌合させ、これによってプラスチック袋の開口縁を閉じることができるのは周知のとおりである。
【0003】
チャックテープのあるプラスチック袋を製造する製袋機では、少なくとも上下1対のヒートシールバーが互いに対向し、上下2層の胴材が上側および下側のヒートシールバー間に導かれる。胴材はプラスチックフィルムからなる。さらに、少なくとも上下1対のチャック材が互いに嵌合され、これが上側および下側の胴材間に導かれ、胴材およびチャック材がその長さ方向に間欠送りされる。上下1対のチャック材のうち、一方は雄型のチャック材であり、他方は雌型のチャック材であり、いずれもプラスチック帯状体からなる。さらに、ヒートシールバーの受けプレートがそれに組み合わされる。受けプレートはチャック材の長さ方向にのび、上側および下側のチャック材間に配置される。
【0004】
そして、胴材およびチャック材の間欠送り毎に、上側のヒートシールバーが下側のヒートシールバーに向かって下降し、受けプレートの上方において、上側のヒートシールバーが胴材、チャック材および受けプレートに押し付けられ、それにともない、受けプレートの下方において、受けプレート、チャック材および胴材が下側のヒートシールバーに押し付けられる。したがって、受けプレートの上方および下方において、胴材およびチャック材がヒートシールバーと受けプレート間に挟まれ、上側のヒートシールバーによって上側の胴材が加熱され、上側のチャック材が上側の胴材にヒートシールされ、下側のヒートシールバーによって下側の胴材が加熱され、下側のチャック材が下側の胴材にヒートシールされる。その後、上側のヒートシールバーがもとの位置まで上昇し、胴材およびチャック材が再度間欠送りされる。これによってチャックテープのあるプラスチック袋が製造されるものである。
【0005】
ところで、この製袋機において、受けプレートは下側のヒートシールバーに接近し、その間隔は最小限にとどめられる。したがって、上側のヒートシールバーが下側のヒートシールバーに向かって下降したとき、上側のヒートシールバーを胴材、チャック材および受けプレートに押し付け、その後、受けプレートがわずかに弾性変形し、下降するだけで、受けプレート、チャック材および胴材を下側のヒートシールバーに押し付けることができる。したがって、受けプレートの上方および下方において、胴材およびチャック材をヒートシールバーと受けプレート間に挟み、上側のチャック材を上側の胴材にヒートシールし、下側のチャック材を下側の胴材にヒートシールすることができるものである。
【0006】
しかしながら、上側のヒートシールバーによって上側の胴材が加熱され、胴材とチャック材がヒートシールされるとき、上側の胴材が上側のヒートシールバーにくっつくのはさけられない。同様に、下側のヒートシールバーによって下側の胴材が加熱され、胴材とチャック材がヒートシールされるとき、下側の胴材が下側のヒートシールバーにくっつくのはさけられない。さらに、上側のヒートシールバーについては、ヒートシール後、上側のヒートシールバーがもとの位置に上昇するとき、それによって胴材とヒートシールバーが引き剥がされるが、下側のヒートシールバーについては、下側の胴材がそれにくっついたままであり、上側のヒートシールバーがもとの位置に上昇しても、胴材は下側のヒートシールバーから引き剥がされない。上側のヒートシールバーが下側のヒートシールバーに向かって下降したとき、受けプレートはわずかに弾性変形するだけであり、上側のヒートシールバーがもとの位置に上昇するとき、受けプレートはほとんど上昇せず、受けプレートによって胴材およびチャック材が持ち上げられることはなく、それによって下側の胴材が引き剥がされることもない。
【0007】
そして、その状態で胴材およびチャック材が間欠送りされるものである。したがって、間欠送りされるとき、下側の胴材がその長さ方向に引っ張られ、胴材の長さ方向において、下側の胴材が下側のヒートシールバーから引き剥がされる。その抵抗は相当大きい。このため、大きい抵抗によって胴材のヒートシール部が変形し、その外観が損なわれるという問題があった。抵抗によって胴材およびチャック材が斜行または蛇行し、これを的確に間欠送りすることができないという問題もある。
【0008】
【発明の目的】
したがって、この発明は、チャックテープのあるプラスチック袋を製造する製袋機において、胴材のヒートシール部が変形せず、その外観が損なわれず、胴材およびチャック材が斜行または蛇行しないようにすることを目的としてなされたものである。
【0009】
【発明の構成】
この発明によれば、互いに対向する少なくとも上下一対のヒートシールバーと、
プラスチックフィルムからなる上下2層の胴材を上側および下側のヒートシールバー間に導くとともに、プラスチック帯状体からなる少なくとも上下一対のチャック材を互いに嵌合させ、これを上側および下側の胴材間に導き、前記胴材および前記チャック材をその長さ方向に間欠送りする手段と、
前記チャック材の長さ方向にのび、上側および下側のチャック材間に配置される受けプレートと、
前記胴材および前記チャック材の間欠送り毎に、前記上側のヒートシールバーを前記下側のヒートシールバーに向かって下降させ、前記胴材および前記チャック材を前記ヒートシールバーと前記受けプレート間に挟み、前記上側のチャック材を前記上側の胴材にヒートシールし、前記下側のチャック材を前記下側の胴材にヒートシールする手段とを備えた製袋機において、
前記受けプレートを支持する上側および下側支持プレートを備え、前記受けプレートの上流端が前記上側および下側支持プレート間に挟まれ、固定されており、前記上側および下側の胴材が前記支持プレートの上側および下側を通り、前記上側および下側のヒートシールバー間に導かれ、前記各チャック材が前記上側および下側支持プレート間を通り、その嵌合部が前記受けプレートのガイドみぞに導かれ、さらに、
前記支持プレートに連結され、前記支持プレートおよび受けプレートを上昇および下降させる駆動機構と、
前記駆動機構に接続され、前記胴材と前記チャック材のヒートシール後、前記駆動機構を駆動し、前記受けプレートを一旦上昇させ、前記下側のヒートシールバーから遠ざけ、その後、次のヒートシール前、前記駆動機構を駆動し、前記受けプレートをもとの位置に下降させ、前記下側のヒートシールバーに接近させる制御装置とを備えたことを特徴とする製袋機が提供される。
【0010】
【実施例の説明】
以下、この発明の実施例を説明する。
【0011】
図1において、これはチャックテープのあるプラスチック袋を製造する製袋機である。図5は製造されたプラスチック袋Bを示す。プラスチック袋Bはプラスチックフィルムからなり、端縁および側縁に沿ってヒートシールされており、端縁および側縁のヒートシール部Sを有する。さらに、プラスチック袋Bは雄型および雌型のチャックテープCを有する。図6はそのチャックテープCを示す。チャックテープCはプラスチック袋Bの開口縁Eを閉じるためのもので、プラスチック帯状体からなり、プラスチック袋Bの内部に設けられている。さらに、プラスチック袋の内部において、各チャックテープCが互いに対向し、プラスチック袋Bの開口縁Eに沿ってのび、その内面にヒートシールされている。したがって、雄および雌型のチャックテープCを互いに嵌合させ、これによってプラスチック袋Bの開口縁Eを閉じることができる。
【0012】
この製袋機では、少なくとも上下1対のヒートシールバー1H,1Lが互いに対向し、上下2層の胴材2H,2Lが上側および下側のヒートシールバー1H,1L間に導かれる。胴材2H,2Lはプラスチックフィルムからなる。さらに、少なくとも上下1対のチャック材3H,3Lが互いに嵌合され、これが上側および下側の胴材2H,2L間に導かれ、胴材2H,2Lおよびチャック材3H,3Lがその長さ方向に間欠送りされる。1対のチャック材3H,3Lのうち、一方は雄のチャック材であり、他方は雌のチャック材であり、いずれもプラスチック帯状体からなる。ヒートシールバー1H,1Lは胴材2H,2Lとチャック材3H,3Lを加熱し、ヒートシールするためのもので、ヒータを内蔵したものである。さらに、リンク機構などの駆動機構が上側のヒートシールバー1Hに連結されており、駆動機構によって上側のヒートシールバー1Hを上昇および下降させることができる。
【0013】
さらに、この実施例では、少なくとも上下1対の冷却バー4H,4Lが互いに対向し、ヒートシールバー1H,1Lの下流に設けられ、胴材2H,2Lおよびチャック材3H,3Lが上側および下側の冷却バー4H,4L間を通り、間欠送りされる。冷却バー4H,4Lは胴材2H,2Lおよびチャック材3H,3Lを冷却するためのもので、水冷式である。上側の冷却バー4Hについては、ヒートシールバー1Hの駆動機構がそれに連結されており、冷却バー4Hはヒートシールバー1Hと一体的に上昇および下降する。
【0014】
さらに、細長い受けプレート5がヒートシールバー1H,1Lおよび冷却バー4H,4Lに組み合わされている。受けプレート5はチャック材3H,3Lの長さ方向にのびる。
【0015】
この製袋機はいわゆる2列取りの製袋機である。したがって、図2に示すように、胴材2H,2Lの幅方向において、上下2対のヒートシールバー1H,1Lが間隔を置いて配置され、上下2対のチャック材3H,3Lがその位置に導かれる。同様に、胴材2H,2Lの幅方向において、上下2対の冷却バー4H,4Lが間隔を置いて配置され、各チャック材3H,3Lがその位置に導かれる。さらに、胴材2H,2Lの幅方向において、合計3本の受けプレート5が間隔を置いて配置され、各受けプレート5間にガイドみぞ6が形成され、そのガイドみぞ6の位置において、上側および下側のチャック材3H,3Lが受けプレート5の上方および下方に導かれ、チャック材3H,3Lの嵌合部が受けプレート5のガイドみぞ6に収容されている。したがって、各受けプレート5が上側および下側のチャック材3H,3L間に配置されているものである。受けプレート5は水冷式のもので、冷却水を通す冷却ジャケット7を有する。
【0016】
さらに、受けプレート5の上流端が上側および下側の支持プレート8H,8L間に挟まれ、固定され、支持プレート8H,8Lによって受けプレート5が支持されており、図3に示すように、胴材2H,2Lは支持プレート8H,8Lの上方および下方を通り、上側および下側のヒートシールバー1H,1L間に導かれる。チャック材3H,3Lについては、各チャック材3H,3Lが上側および下側の支持プレート8H,8L間を通り、その嵌合部が受けプレート5のガイドみぞ6に導かれる。さらに、図4に示すように、左右1対の係合部材9が受けプレート5の下流端に係合し、各受けプレート5が胴材2H,2Lの幅方向に変位しないよう拘束されており、胴材2H,2Lは係合部材9の上方および下方に導かれる。
【0017】
この製袋機は受けプレート5の駆動機構を有する。駆動機構は受けプレート5を上昇および下降させるためのもので、左右1対のエアシリンダ10からなり、支持プレート8H,8Lの両端の位置に配置され、支持プレート8H,8Lに連結されている。したがって、各エアシリンダ10が受けプレート5に連結されているものである。さらに、この製袋機は駆動機構の制御装置11を有し、制御装置11はエアシリンダ10の切り換え弁12に接続され、切り換え弁12はエアシリンダ10およびコンプレッサ13に接続されている。その作用は後述する。
【0018】
さらに、この製袋機では、後述するように、他のヒートシールバーによって各胴材2H,2Lがヒートシールされ、スリッタによってそれがスリットされ、カッタによって胴材2H,2Lおよびチャック材3H,3Lが切断される。
【0019】
この製袋機において、胴材2H,2Lおよびチャック材3H,3Lがその長さ方向に間欠送りされることは前述したとおりである。そして、胴材2H,2Lおよびチャック材3H,3Lの間欠送り毎に、上側のヒートシールバー1Hが下側のヒートシールバー1Lに向かって下降する。下側のヒートシールバー1Lについては、胴材2Lおよびチャック材3Lがヒートシールバー1Lと受けプレート5間に導かれるが、受けプレート5は下側のヒートシールバー1Lに接近し、その間隔は最小限にとどめられる。したがって、上側のヒートシールバー1Hが下側のヒートシールバー1Lに向かって下降したとき、まず、受けプレート5の上方において、上側のヒートシールバー1Hが胴材2H,チャック材3Hおよび受けプレート5に押し付けられ、それにともない、受けプレート5がわずかに弾性変形し、下降するだけで、受けプレート5の下方において、受けプレート5、チャック材3Lおよび胴材2Lが下側のヒートシールバー1Lに押し付けられる。したがって、受けプレート5の上方および下方において、胴材2H,2Lおよびチャック材3H,3Lがヒートシールバー1H,1Lと受けプレート5間に挟まれ、上側のヒートシールバー1Hによって上側の胴材2Hが加熱され、上側のチャック材3Hが上側の胴材2Hにヒートシールされ、下側のヒートシールバー1Lによって下側の胴材2Lが加熱され、下側のチャック材3Lが下側の胴材2Lにヒートシールされる。その後、上側のヒートシールバー1Hがもとの位置まで上昇し、胴材2H,2Lおよびチャック材3H,3Lが再度間欠送りされる。
【0020】
さらに、上側のヒートシールバー1Hが下側のヒートシールバー1Lに向かって下降するとき、それと同時に、上側の冷却バー4Hも下側の冷却バー4Lに向かって下降する。したがって、胴材2H,2Lおよびチャック材3H,3Lのヒートシール後、受けプレート5の上方および下方において、胴材2H,2Lおよびチャック材3H,3Lが冷却バー4H,4Lと受けプレート5間に挟まれ、各冷却バー4H,4Lによって胴材2H,2Lおよびチャック材3H,3Lが冷却される。その後、胴材2H,2Lおよびチャック材3H,3Lの間欠送り毎に、他のヒートシールバーによって各胴材2H,2Lがヒートシールされ、これによって図5のヒートシール部Sが形成される。その後、胴材2H,2Lおよびチャック材3H,3Lがスリッタおよびカッタに導かれ、胴材2H,2Lの長さ方向において、各胴材2H,2Lがチャック材3H,3Lとチャック材3H,3L間でスリットされる。さらに、胴材2H,2Lの幅方向において、カッタによって胴材2H,2Lおよびチャック材3H,3Lが切断される。これによってチャックテープCのあるプラスチック袋Bが製造されるものである。チャックテープCは切断されたチャック材3H,3Lからなる。
【0021】
さらに、この製袋機では、胴材2H,2Lとチャック材3H,3Lのヒートシール後、上側のヒートシールバー1Hがもとの位置に上昇するとき、それと同時に、またはその後、制御装置11によって切り換え弁12が切り換えられ、エアがコンプレッサ13から供給され、切り換え弁12を通り、エアシリンダ10に導かれる。これによってエアシリンダ10が駆動され、支持プレート8H,8Lおよび受けプレート5が持ち上げられる。したがって、受けプレート5が一旦上昇し、下側のヒートシールバー1Lから遠ざかる。その後、胴材2H,2Lおよびチャック材3H,3Lが再度間欠送りされるものである。
【0022】
したがって、この製袋機の場合、上側のヒートシールバー1Hによって上側の胴材2Hが加熱され、胴材2Hとチャック材3Hがヒートシールされるとき、上側の胴材2Hが上側のヒートシールバー1Hにくっつくが、その後、上側のヒートシールバー1Hがもとの位置に上昇するとき、それによって胴材2Hとヒートシールバー1Hが引き剥がされる。さらに、下側のヒートシールバー1Lによって下側の胴材2Lが加熱され、胴材2Lとチャック材3Lがヒートシールされるとき、下側の胴材2Lが下側のヒートシールバー1Lにくっつくが、その後、受けプレート5が一旦上昇し、下側のヒートシールバー1Lから遠ざかるのは前述したとおりである。したがって、受けプレート5が一旦上昇するとき、受けプレート5によって胴材2H,2Lおよびチャック材3H,3Lが持ち上げられ、下側の胴材2Lが下側のヒートシールバー1Lから引き剥がされる。したがって、胴材2Lとヒートシールバー1Lが円滑に引き剥がされ、胴材2Lのヒートシール部は変形せず、その外観は損なわれない。ヒートシール後、胴材2H,2Lおよびチャック材3H,3Lが再度間欠送りされるとき、胴材2Lとヒートシールバー1Lは引き剥がされており、胴材2H,2Lおよびチャック材3H,3Lが斜行することはなく、蛇行することもない。
【0023】
さらに、その後、次のヒートシール前、制御装置11によって切り換え弁12が切り換えられ、エアが切り換え弁12を通り、エアシリンダ10に導かれ、これによってエアシリンダ10が駆動され、支持プレート8H,8Lおよび受けプレート5が下降する。受けプレート5はもとの位置に下降し、下側のヒートシールバー1Lに接近する。その後、上側のヒートシールバー1Hが下側のヒートシールバー1Lに向かって下降し、胴材2H,2Lとチャック材3H,3Lが再度ヒートシールされる。
【0024】
したがって、上側のヒートシールバー1Hが下側のヒートシールバー1Lに向かって下降したとき、上側のヒートシールバー1Hが胴材2H,チャック材3Hおよび受けプレート5に押し付けられ、それにともない、受けプレート5がわずかに弾性変形し、下降するだけで、受けプレート5、チャック材3Lおよび胴材2Lが下側のヒートシールバー1Lに押し付けられる。したがって、胴材2H,2Lおよびチャック材3H,3Lをヒートシールバー1H,1Lと受けプレート5間に挟み、これを的確にヒートシールすることができる。
【0025】
この実施例では、受けプレート5の駆動機構としてエアシリンダ10を使用したものを説明したが、油圧シリンダを使用してもよい。他の駆動機構によって受けプレート5を上昇および下降させてもよい。
【0026】
なお、下側のヒートシールバー1Lにおいて、駆動機構をそれに連結し、胴材2H,2Lとチャック材3H,3Lのヒートシール後、ヒートシールバー1Lを一旦下降させ、その後、次のヒートシール前、ヒートシールバー1Lをもとの位置に上昇させることも考えられる。この場合、下側の胴材2Lが下側のヒートシールバー1Lにくっついても、ヒートシールバー1Lが一旦下降するとき、それによって胴材2Lとヒートシールバー1Lを引き剥がすことができ、受けプレート5を一旦上昇させる必要はない。しかしながら、下側のヒートシールバー1Lを上昇および下降させるには、その駆動機構に複雑な構成のものを使用せねばならず、実用的ではない。
【0027】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、下側のヒートシールバー1Lによって下側の胴材2Lが加熱され、胴材2Lとチャック材3Lがヒートシールされるとき、下側の胴材2Lが下側のヒートシールバー1Lにくっつくが、その後、受けプレート5が一旦上昇し、下側のヒートシールバー1Lから遠ざかる。したがって、受けプレート5が一旦上昇するとき、受けプレート5によって胴材2H,2Lおよびチャック材3H,3Lが持ち上げられ、下側の胴材2Lが下側のヒートシールバー1Lから引き剥がされる。したがって、胴材2Lとヒートシールバー1Lが円滑に引き剥がされ、胴材2Lのヒートシール部は変形せず、その外観は損なわれない。ヒートシール後、胴材2H,2Lおよびチャック材3H,3Lが再度間欠送りされるとき、胴材2Lとヒートシールバー1Lは引き剥がされており、胴材2H,2Lおよびチャック材3H,3Lが斜行することはなく、蛇行することもなく、所期の目的を達成することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す側面図である。
【図2】図1のヒートシールバーおよび受けプレートの断面図である。
【図3】図1の受けプレート、支持プレートおよびシリンダの断面図である。
【図4】図1の受けプレートおよび係合部材の断面図である。
【図5】図1の製袋機で製造されたプラスチック袋の説明図である。
【図6】図5のチャックテープの説明図である。
【符号の説明】
1H,1L ヒートシールバー
2H,2L 胴材
3H,3L チャック材
5 受けプレート
10 エアシリンダ
11 制御装置
Claims (1)
- 互いに対向する少なくとも上下一対のヒートシールバーと、
プラスチックフィルムからなる上下2層の胴材を上側および下側のヒートシールバー間に導くとともに、プラスチック帯状体からなる少なくとも上下一対のチャック材を互いに嵌合させ、これを上側および下側の胴材間に導き、前記胴材および前記チャック材をその長さ方向に間欠送りする手段と、
前記チャック材の長さ方向にのび、上側および下側のチャック材間に配置される受けプレートと、
前記胴材および前記チャック材の間欠送り毎に、前記上側のヒートシールバーを前記下側のヒートシールバーに向かって下降させ、前記胴材および前記チャック材を前記ヒートシールバーと前記受けプレート間に挟み、前記上側のチャック材を前記上側の胴材にヒートシールし、前記下側のチャック材を前記下側の胴材にヒートシールする手段とを備えた製袋機において、
前記受けプレートを支持する上側および下側支持プレートを備え、前記受けプレートの上流端が前記上側および下側支持プレート間に挟まれ、固定されており、前記上側および下側の胴材が前記支持プレートの上側および下側を通り、前記上側および下側のヒートシールバー間に導かれ、前記各チャック材が前記上側および下側支持プレート間を通り、その嵌合部が前記受けプレートのガイドみぞに導かれ、さらに、
前記支持プレートに連結され、前記支持プレートおよび受けプレートを上昇および下降させる駆動機構と、
前記駆動機構に接続され、前記胴材と前記チャック材のヒートシール後、前記駆動機構を駆動し、前記受けプレートを一旦上昇させ、前記下側のヒートシールバーから遠ざけ、その後、次のヒートシール前、前記駆動機構を駆動し、前記受けプレートをもとの位置に下降させ、前記下側のヒートシールバーに接近させる制御装置とを備えたことを特徴とする製袋機。
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JP31866196A JP3618939B2 (ja) | 1996-11-13 | 1996-11-13 | 製袋機 |
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JP31866196A JP3618939B2 (ja) | 1996-11-13 | 1996-11-13 | 製袋機 |
Publications (2)
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JPH10138368A JPH10138368A (ja) | 1998-05-26 |
JP3618939B2 true JP3618939B2 (ja) | 2005-02-09 |
Family
ID=18101632
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31866196A Expired - Lifetime JP3618939B2 (ja) | 1996-11-13 | 1996-11-13 | 製袋機 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3618939B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN113183531A (zh) * | 2021-05-20 | 2021-07-30 | 郭朝华 | 一种骨链袋加工用骨链自动限位等距切割的智能化装置 |
-
1996
- 1996-11-13 JP JP31866196A patent/JP3618939B2/ja not_active Expired - Lifetime
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JPH10138368A (ja) | 1998-05-26 |
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Legal Events
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