JP3618136B2 - X線ct装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、X線CT装置に係わり、特に術者が患者のカテーテル操作等を行うとき等に、患者を移動することなく断層像の撮像を可能としたX線CT装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のX線CT装置は図24に示すように、X線管とX線検出器とを対向配置したX線スキャナを組込んだガントリ70と、患者1を搭載する寝台2と、図示しないデータ処理系とを備え、患者1は専用の寝台2にのり、体軸方向にX線CT装置のガントリ70開口部に入ることで診断を行っていた。スキャナ方式としては第1世代〜第4世代、さらには第5世代のものが提案されているが、第2世代以降の方式ではX線は30゜〜50゜の広がりをもつファンビームとして用いられ、投影データを画像再構成するためにはX線管と検出器の両者の幾何学構成が変動しないことが要求される。例えば第3世代方式のものは、X線管と複数の検出素子を配列したX線検出器とを一体として被検体の周りで回転させる。また第4世代方式のものは、被検体の周りに検出器を円形に配置し、その内側又は外側においてX線管を回転させる。X線管の回転軌道が検出器リングの外側である場合には、検出器とX線源が干渉しないように検出器をずらす動作をさせるN/R方式(ニューテート/ローテート)が採用される。更に第5世代のものとして、電子銃より発生した電子線を偏向させて、円環状に配置したターゲットに当ててX線を発生させるX線CT装置や更にこのようなターゲットに複数の電子銃と偏向手段とを配置したX線CT装置(特開昭60−92741号)などがある。
【0003】
ところで、近年カテーテル等の手術を伴いながら画像診断するインターベンショナルラジオロジー(以下、IVRと呼ぶ)という治療法が取入れられている。しかし、上述した従来のX線CT装置はいずれも円環状の構造をしており、患者がその円環の開口部を通ることによって撮像しているため治療のためにさまざまな器具を取り付けた状態では撮像が難しかった。
【0004】
これに対しIVRを目的としたX線透視撮影装置が開発されている。図25はカテーテルを利用した治療法を目的としたX線透視撮影装置の一例を示すもので、X線管と検出器とから成る撮影系を2組備えており、これらは検出器であるイメージインテンシファイヤー(以下I.Iと呼ぶ)63とX線管64とそれらを支持している支持機構62及びI.I66とX線管67及びそれらを支持する支持機構65とから成る。更にX線像を観察するためのX線テレビモニター61が備えられている。
【0005】
IVRを行うには、例えば、心臓環動脈の中に梗塞がある患者に対してカテーテルを挿入し、それをX線透視によりその進み具合を、X線テレビモニター61で確認しながら進めて行く。目的とする血管までカテーテルを進め、目的の部位において、バルーンカテーテルやアテレクトミーカテーテルを使用し、狭窄部の開大を行う。このようなIVR手技では、X線透視下で目的の血管を見つけ、カテーテルを早く目的の血管に挿入する必要がある。また、特に心臓や頭において、カテーテルを進める血管を選択し、進めていくために、一方向による透視だけでは複雑な血管走行の様子がわかりずらい。そこで透視方向を変え、別の角度で見ることにより、血管の走行を確認する。
【0006】
しかしながら、血管や病巣部の3次元的な位置関係はX線CT装置によって断層像を取得したほうが判別しやすい場合がある。従来ではこのとき患者を移動し、改めての寝台に載せ変えてX線CTによる診断を行うという方法がとられてきた。しかしこの場合、X線CT装置によって撮像した場合と、IVRの術中とでは血管や病巣部の位置がずれてしまうという欠点があった。
【0007】
【発明が解決しようとしている課題】
本発明は、このようなIVR治療下において、患者が治療のためにさまざまな器具を取り付けた状態でもX線CT画像を撮像できるX線CT装置を提供することを目的とし、特に治療に必要な位置精度を向上させたX線CT装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明のX線CT装置は、X線発生手段と、X線発生手段から照射され被検体を透過したX線を検出する検出器とを備えたX線CT装置において、検出器とX線発生手段との相対位置を変更する手段及びそれぞれを独立に位置制御する駆動機構を備えたものである。本発明の好適な態様において検出器は複数の検出要素を円弧状に配列した検出器から成り、検出器の駆動機構は、検出器を被検体に対しその体軸にほぼ直交する方向に近接或いは離反する機構を含むものであり、好適には、検出器は天井つり下げとし、被検体に対し上方から所定位置に設置可能とする。
【0009】
また本発明のX線CT装置の1態様において、X線発生手段は1又は2以上のX線源を備え、X線発生手段の駆動機構は、1又は2以上のX線源を所定の円軌道に沿って円弧状に移動する機構を備えたものである。また本発明の別の態様においては、X線発生手段は円弧状に配列した複数のX線源を備え、X線発生手段の駆動機構は、複数のX線源を順次動作させる制御手段を備えたものである。更に別の本発明の別の態様において、X線発生手段は、円弧状のX線ターゲットと、該X線ターゲットに対し電子を放出する電子銃と、該電子銃から放出される電子を偏向させる偏向手段とをたものを採用することができ、この場合にはX線ターゲット上で電子線を走査するようにX線発生手段を制御するものである。
【0010】
【作用】
IVR治療下において、必要に応じ両者の相対的位置を移動させてX線発生手段と検出器を位置制御することにより、IVR手技の間にも所望のX線CT画像を得ることができる。特に円弧状の検出器を被検体(患者)の体軸とほぼ直交する方向に近接或いは離反することにより、患者が治療のためにさまざまな器具を取り付けた状態でもX線CT画像を撮像できる。またX線発生手段のX線源を半円弧状に移動させることにより、或いは円弧状に配列した複数のX線源を順次動作させ、撮像することにより、治療に必要な位置精度を確保することができる。X線発生手段が、円弧状に配列したX線ターゲットと、該X線ターゲットに対し電子を放出する電子銃と、該電子銃から放出される電子を偏向させる偏向手段とを備えたものである場合にも、X線ターゲット上で電子線を走査し、撮像することにより治療に必要な位置精度を確保できる。
【0011】
【実施例】
以下、本発明のX線CT装置の実施例を図面を参照して説明する。
図1は本発明の第1の実施例によるX線CT装置を示すもので、患者1の置かれる寝台2の下側に設けられ、患者1を中心にX線源の位置を変えることができる可動式のX線発生装置3と、寝台2の上方に設けられた天井つり下げ式の検出器4とを備えている。これらX線発生装置3及び検出器4はそれぞれ機械的には結合されておらず、駆動機構(支持機構)5、6によってそれぞれ独立して駆動されるとともに位置を制御される。
【0012】
検出器4は、検出要素として例えばシンチレータと半導体光検出素子とを或いは電離箱を略半円弧上に多数配列したC字型の構造で、支持機構6により支持されている。X線CT装置は本来はX線発生源3が患者1周囲を360度全周を回転する必要はなく、図2に示すように180度回転するだけで十分である。そのため検出器4は患者1の下側があいたC字型の構造にすることができる。
【0013】
支持機構6にはエアシリンダ、油圧シリンダ或いはボールねじ等の図示しない上下移動機構が備えられており、検出器4を患者1に対し上方から近づける方向及び離反する方向に移動することが可能であるとともに、天井に固定されたレール(図示せず)に沿って水平方向に移動することができる。これにより不要のときは退避することができる。この検出器4の位置は、上下移動機構及び水平移動機構の移動量により、或いは位置センサによって検出することができ、撮像に入る前にX線源3に対する検出器4自体の位置の調整を行う。即ち、本実施例のX線CT装置ではX線源3の位置が決っている場合に、その走査中心が検出器4の円弧の中心と一致し且つX線の走査範囲をカバーする位置に調整される。CT画像撮像中は検出器4を動かす必要はなく静止したままX線源の向き(角度データ)に応じてデータを取得すればよい。
【0014】
一方、X線発生装置3はケーブルを介して図示しない高電圧電源回路に接続され、本実施例では単一のX線管から成り、支持機構5によって支持されている。支持機構5は、図2に示すように患者1を中心とする所定の円軌道の円弧上を回転するように駆動される。
X線源を円軌道に沿って移動させる機構としては種々のものが採用されるが、図3にこのような支持機構5の1例を示す。この支持機構は、床又は寝台に固定された支持台51と、支持台51内に設けられた駆動輪52によって駆動され支持台51上を円弧状の軌跡を描いて往復運動するCアーム53と、Cアーム53に軸支された複数の滑車54に巻回され、X線源3を固定するX線源台車55及び支持台51に固定されたベルト56とを備えている。
【0015】
図4は特に図3に示すCアーム自体の構造をより詳しく説明した断面図で、Cアーム53とX線源台車55との結合状態及びCアーム53と支持台51との結合状態を示したものである。図からもわかるようにCアーム53は1対のCアーム53aと53bとを平行に2本並べ、支持材で締結したH型様の断面形状を有し、これによりCアームのねじれを防止するとともにCアーム自体の強度を高め、位置精度の要求されるX線CT装置に適用できるようにしている。そして一方のCアーム53aの下端外周には、支持台51内の駆動輪52と係合する駆動用ギアが固定され、他方のCアーム53bの下端外周には、やはり支持台51内に設けられたCアームの位置検出手段58と係合するギアが固定されている。
【0016】
またX線源台車55はその両下端部が断面コの字形に形成されており、このコの字状の部分がCアーム53のかぎ状の上端部と係合することによりX線源台車55及びX線源3がCアーム53から脱落することを防止している。同様に支持台51の両上端部は断面コの字形に形成されており、このコの字状の部分がCアーム53のかぎ状の下端部と係合することにより、Cアーム53が支持台51から脱落することを防止している。支持台51とCアーム53の間及びCアーム53とX線源台車55の間にはローラーベアリングが介在し、これによりCアーム53及びX線源台車55がなめらかに所定の軌道をはずれることなく動くことができる。X線源3の電源供給ケーブル60は支持台51とX線源3を結んでいるベルト56に沿って、支持台51とX線源3を繋いでいる。こうすることにより、支持台51とX線源3を繋いでいる電源供給ケーブル60は一定の長さを保つことができる。
【0017】
このような構成において、支持台51に組み込まれた駆動輪52によってCアーム53が例えば図5(a)中矢印方向(図中、左方向)に支持台51上を動くと、支持台51からCアーム53左端までの距離が長くなることにより、支持台51とX線源台車55の左端とを結ぶベルト56が支持台51側に引っ張られ、これによりX線源台車55をCアーム53の左へと移動する(同図(b))。即ち、Cアーム53が左方向に移動するにつれ、X線源台車55及びX線源3はCアーム53上を左方向に移動し、Cアーム53の左方への移動終点において左端に達する(同図(c))。同様にCアーム53が図中右方向が動くときには、支持台51とX線源台車55の右端とを結ぶベルト56が支持台51側に引張られ、これによりX線源台車55及びX線源3を右方向に引っ張る。結果的にX線源3は図5に示すようにCアーム53が動く方向に、Cアーム53上を動くことになる。この支持機構5では、上述のようにCアーム53が支持台51上を動くのに合わせて、X線源3がCアーム53上を動くように構成されているので、Cアーム53自体をX線源3が移動する行程(距離)よりも約半分程度まで短くすることができ、治療時に邪魔にならず、X線源3とCアーム53とが干渉することもない。
【0018】
このように支持機構5によりX線源3は常に一定の円軌道上を、中心方向にX線を照射できる状態で移動でき、Cアーム53の円弧の中心に患者を位置付けることにより、X線源3を患者の周囲を円軌道に沿って動かすことができる。このX線源3の移動は、支持台51に取付けた位置検出手段58によって、或いはX線源の向きをX線源台車55に取り付けた角度検出手段によって検出することによって検出することができる。
【0019】
図6〜図8は、支持機構5の別な構成を示すもので、この例では複数の短いCアーム53c、53dを組み合わせて伸縮するCアームを構成している。図6(b)及び図7に示すようにX線源3を固定するX線源台車55及び支持台51の構成は図4に示す支持機構5と同様であり、またCアーム53c及び53dは図4に示すCアーム53と同様に2つの部材を支持材で締結しH型の断面形状を有している。Cアーム53cはその下端部において支持台51の上端部と係合するとともに、支持台51に設けられた駆動輪52によって支持台51上を移動することができる。Cアーム53dは上端部においてX線源台車55の下端部と係合するとともに、下端部がコの字状に形成されたCアーム53c上端部と係合し、Cアーム53c上を移動することができる。更にCアーム53cの滑車54aに巻回されたベルト56aは支持台51の固定部A及びCアーム53dの固定部Bに固定されており、Cアーム53dの滑車54bに巻回されたベルト56bはCアーム53cの固定部C及びX線源台車55の固定部Dに固定されている。尚、図6(b)では説明のために各Cアーム53c、53dを直線状のものとして示しているが、実際には円弧状の形状をしている。
【0020】
この支持機構5は、図8(a)に示すようにCアーム53cが支持台51に対し最も左の位置にあるときには、X線源3も最も左に位置し、Cアーム53c、53dが円弧状であることからその照射方向は右方を向いている。この状態でCアーム53cが右方へ移動するとベルト56aが右方に引張られることにより、固定部Bを介してCアーム53dを右方へ移動させる(同図(b))。このCアーム53dの右方への移動に伴いベルト56bが右方に引張られ、固定部Dを介してX線源3を右方へ移動させる。その結果、Cアーム53cが支持台51の中央にきたときには、図8(c)に示すようにCアーム53d及びX線源3も中央に位置する。このときX線の照射方向は真上を向くことになる。そして更にCアーム53cが右方へ移動することにより(同図(d))、最終的にはX線源3は図8(e)に示すように最右端に移動し、ここではその照射方向は左方を向くことになる。
【0021】
このようにCアーム53cが支持台51を往復移動することにより、X線源3をその回転中心の周りに約180度の範囲にわたって移動させることができ、しかもCアーム53自体が伸縮することにより、Cアームが治療時に邪魔になることがない。尚、図6〜図8では、Cアームとして2つのCアームを組合せた機構を説明したが、それより多い数のCアームを組合せることも可能である。
【0022】
以上、X線源3を所定の円軌道上を移動させる機構としてCアームを用いた例を示したが、このような機構としてリンク機構や伸縮機構等を利用することも可能である。図9はリンク機構を採用した例を示すもので、支持台51に軸500を介して連結された第1のリンクアーム501と、X線源3が固定される第2のリンクアーム502と、これら第1及び第2のリンクアーム501、502を連結する第3及び第4のリンクアーム503、504とから成っている。第1のリンクアーム501は図示しない駆動機構により、支持台51に固定された軸500を中心として回転することができる。また第1のリンクアーム501と第2のリンクアーム502とを連結する第2のリンクアーム503は、ベルト505又はギアによって軸500に連結され、第1のリンクアーム501が回転することにより軸500が相対的に回転するとき、その回転量と同じだけ第2のリンクアーム502に対して第3のリンクアーム503を回転させる。これによりX線源3を固定する第2のリンクアーム502は常に第1のリンクアーム501と平行となる。従って第1のリンクアーム501を回転させることにより、X線源3を一定の回転中心を向いて回転させることができる。
【0023】
図10は、リンク機構の別な例を示すもので、リンク機構をなす3つのアーム511、512、513から成る。アーム511は支持台51に固定された軸500に対し回転可能に支持され、支持台51に設けられた駆動輪52と係合するギアが固定されている。アーム512はアーム511に固定された軸514に対し回転可能に支持されている。またアーム513にはX線源3が固定されるとともに、軸515によりアーム512と連結されている。更に支持台51に固定された軸500とアーム511に固定された軸514とはベルト516で、アーム511に固定された軸514とアーム513に固定された軸515とはベルト517でそれぞれ結合されている。これにより軸500に対するアーム511の相対的回転量は、ベルト516、軸514及びベルト517を介して軸515に伝達される。
【0024】
従って駆動輪52に駆動されてアーム511が回転すると、その回転はベルト516、軸514及びベルト517を介してアーム513に伝達され、アーム513は常にアーム511に平行になる。従って、図9で示したリンク機構の場合と同様に、X線源3は常に一定の回転中心を向くことになる。
図11は更に支持機構5として水平移動および垂直方向伸縮の2軸の動きとX線源方向を可変にする機能を組み合わせた例を示すものである。この例では支持台520はXレール521に沿って水平(X)方向に移動可能に構成され、このような支持台520に垂直(Y)方向に伸縮可能なアーム522が固定され、さらにアーム522の先端にジョイント523を介してX線源3が固定される。アーム522の伸縮機構としては、油圧、空気圧或いはラックピニオン、ボールねじ等が採用される。またジョイント523はX線源3を任意の方向に回転させることができる。
【0025】
このような構成においては、X線源3を所定の回転中心に向けて回転させるために支持台520のX方向の移動、アーム522のY方向の伸縮及びジョイント523の回転量が制御ユニット524により制御される。制御ユニット524には、X線源3の回転中心Oを中心とする回転角度θを入力するためのパラメータ記憶手段525が接続されている。尚、パラメータ記憶手段525には角度θの数列が適当な間隔で離散的に記憶されているものとする。この角度θから支持台520のX方向の移動量、アーム522の伸び量及びジョイント523の回転量を決める方法を説明する。
【0026】
X線源3の回転する回転中心Oから、ジョイント523までの距離をRとし、X線源3が回転中心Oの鉛直線上にある場合(X線源3が上を向いている状態)を基準としてX線源3の鉛直軸に対する角度をθとすると、水平方向の支持台520の位置(x)はRsinθである。一方、垂直方向の伸縮するアーム522の位置(y)は、y=ymax−cosθで表せる。ここでyの最大値ymaxは、yの最小値をyminとするときR+yminであり、R及びyminは装置によって決まる定数である。したがって、制御ユニット524は、パラメータ記憶手段からパラメータとして回転中心に対するX線源3の照射角度θが与えられると、Rsinθ及びy=ymax−cosθから、水平方向の支持台520の位置(X座標)および、垂直方向の伸縮するアーム522の位置(Y座標)を求めるとともにX線源3を角度θだけ傾ける。次いで演算されたX座標の値に基づき支持台520をXレール521に沿って移動するとともにアーム522をδy(=y−ymin)だけ伸す。角度、位置を確認後X線源3を駆動してX線を照射し、次のパラメータを読み込む。こうしてX線源3を仮想的な円軌道に沿って動かしながらX線を照射することが可能となる。
【0027】
以上、図3〜図11を参照してX線源3を可動式としたX線CT装置の詳細について説明したが、以上のように構成されるX線CT装置では、患者1を寝台に載せた状態で所望のIVRのための手技を行い、この際検出器4はIVR操作の邪魔にならない位置に退避させておく。そして撮像時には検出器4の水平移動機構を駆動し、検出器4が患者1の所望の撮像位置の真上に位置するようにする。次いで上下移動機構を駆動し、検出器4を下降させて、その中心がX線源3の回転中心と一致するように位置合せする。既に述べたようにX線源3自体は可動式であるが、その回転中心は装置に対し固定的であるので、水平移動機構及び上下移動機構の移動量から一義的に所定の位置を決定することができる。しかる後にX線源3を上述した支持機構5によって略半円弧状に動かしながら駆動し、撮像する。X線源3の向きは位置検出手段58(図4)等によって角度データとして検出されるので、検出器4はこの角度データに応じて順次データを取得する。このようにして取得されたデータは従来の第4世代のX線CT装置において、ハーフスキャンを行った場合と同様のデータであり、同様の画像再構成方法が適用できる。すなわち、X線発生源3の位置(角度)および回転半径を、位置検出手段によって検出し、検出器4との幾何学的関係から、取得されたデータを2次元画像(断層像)の画素値に変換する。
【0028】
以上説明した本発明の第1の実施例によるX線CT装置では、単一のX線源をCアーム或いはリンク機構により移動させることにより、X線を一定の円軌道上に沿って走査することができ、しかも高い空間分解能を得ることができる。またCアームの場合、走査角度より小さいCアームを採用することができ、特にIVR等において術者の邪魔にならず、装置を小型化できる。
【0029】
また以上のような構成にすることによって患者1の体軸と垂直方向にX線CT装置を移動して患者1の断層像を撮像することが可能となる。従って患者1の体軸と平行方向にX線CT装置を移動して患者1の断層像を撮像する従来の方法では、撮像部位のみならずその前後にもX線CT装置の開口径以上のものを患者1に取り付けることはできなかったが、本発明のX線CT装置では、撮像部位だけ撮像に邪魔なものが無ければよく、患者1が治療のためにさまざまな器具(酸素マスクや種々のセンサー、固定および治療具等)を取り付けた状態でもX線CT装置の画像を撮像できる。
【0030】
次に本発明の第2の実施例として、X線源として複数のX線源を備えたX線CT装置について説明する。
図12は複数のX線源を備えたX線CT装置の1例を示すもので、患者1が載せられた寝台2の下側に配置される複数のX線源3を備えたX線発生装置30と、寝台2の上側にあって天井つり下げの検出器4と備えている。検出器4とX線発生装置30とが機構的に分離されていること、及び検出器4を水平移動および上下移動させる支持機構6の構成は図3の実施例と同様である。即ち、検出器4はIVR手技等を行う場合には水平移動機構及び上下移動機構により退避位置に退避させ、撮像時にはX線発生装置30に対向する所定の位置に位置合せする。
【0031】
X線発生装置30は、図13に示すように複数のX線源3を円弧状の支持機構5に等間隔で並べ、患者1を中心とする円弧上に配列するようにしたもので、支持機構5は床もしくは寝台2に固定される。またX線発生装置30は、高圧電源回路31及びスイッチ32を含む制御ユニット8に接続されており、スイッチ10を切り替えることにより複数のX線源3のいずれかを駆動し、結果としてX線の発生位置を順次走査し、X線の方向を変化させることができる。制御ユニット8はX線の照射方向をパラメータとして持つ記憶手段から入力されるデータに基づきスイッチ10を制御し、X線源3を駆動する。このX線源駆動の情報は角度データとして、検出器4でデータが取得される際に用いられ画像再構成される。図示する実施例では、X線源3を図13のように20度おきに9個ならべ、毎秒9個の割合で順次X線の発生位置を切り換えて行くことにより、1秒で断層像が得られる。
【0032】
このように複数個のX線源を順次切り換えることでX線源1個当りの負荷は、一つのX線源だけの場合よりも軽減できる。
尚、並べるX線発生源の数が多ければ多いほど、空間分解能が向上するのは言うまでもない。しかしX線源3と検出器との距離はある有限の大きさをもち、かつX線源3は通常大きさが無視できない程度大きいため、X線源3の数はある有限の個数までしか増やすことはできない。X線源3の数が有限の数であるということは、X線発生源の並んでいる円弧に沿って連続してX線源がX線を照射する場合に比べて隣り合ったX線源3同士の間隔分だけ空間分解能が落ちることを意味する。従って、X線源を複数個並べるとともにこれらを円弧に沿って隣り合ったX線源3同士の焦点の間隔分だけ動かすことによって空間分解能の低下を防止することができる。
【0033】
図14(a)及び(b)は、このように複数個ならべたX線源を、X線発生源の並んでいる円弧に沿って動かす場合の実施例を示すものである。図示するX線発生装置30は支持台21と、支持台21上を往復移動可能な約135度の円弧状のCアーム20と、Cアーム20に45度の角度をもって配置された4つのX線源3(3a〜3d)とから成り、Cアーム20は同図(b)に示すようにその側面に形成された凹部に支持台21の上端のカギ型の部分が係合し、凹部とカギ型部分との間にはローラベアリング24が介装されている。またCアーム20の下端には、支持台21内に取付けられた駆動輪22及び位置検出器23と噛み合うギアが形成されている。このような構成において駆動輪22を回転させることにより、Cアーム20は支持台21上を支持台21から外れることなく移動することができ、その移動は位置検出器23により検出することができる。
【0034】
このような構成のX線源を動かしてX線を所定範囲、例えば180度走査するためには、図示する例では45度おきに135度までX線源3を並べてあるので、Cアーム20を少なくとも45度動かせばよい。135度+45度で180度の走査ができ、断層像が撮像できる。Cアーム20を動かす角度は45度以上であってもよく、例えばCアーム20を動かす角度を90度とすれば135度+90度の225度の走査ができ、ビュー数が増えるためより画質を向上できる。
【0035】
一般に180度走査するためには、X線源3を動かす角度をα度とし、X線源3の間隔をθ度、X線源3の個数をN、β={180−(N−1)θ}と定義すると、断層像を再構成するためには、α≧θかつα≧βであればよい。図14(a)の例ではN=4(個)、θ=45(度)、β=45(度)であるので、α≧45度以上動かせば断層像が撮像できる。また、動かす範囲が少なければそれだけ高速で撮像ができる。
【0036】
次に上記構成におけるX線源の駆動方法を図15〜図17を参照して説明する。図15に示すシーケンスでは、X線源を45度の振角で2往復振動させて、撮像する例である。図16(a)に示すようにX線源3aが左端にあるとき(水平線に対する角度θ=0度)を初期位置として、最初の往路で、X線源3aが照射する。これにより円弧Iで示す45度が走査される。次いで復路でX線源3bが照射する。最初の往路においてX線源3bは水平線に対する角度θが90度の位置に移動しているので、この復路では円弧IIで示す45度が走査されることになる。更に次の往路で、X線源3cが照射することにより円弧IIIに対応する45度が走査され、その復路でX線源3dが照射することにより円弧IVに対応する45度が走査される。従って以上の2往復で180度走査ができ、断層像が得られる。
【0037】
このようにして、X線の発生位置に対しデータの配列(一次元の透視像)が最低1セット得られるため、X線の発生位置が180度以上の範囲であれば従来の第4世代のCT装置でハーフスキャンをする場合と同様の方法で画像再構成ができる。尚、従来のCT装置ではX線の発生位置が円弧に沿って順番に並んでいるのに対し、このシーケンスではX線源を往復移動させるためX線の発生位置が順番に並ばないという点が異なるが、X線の発生位置の順番は駆動方法によって一義的に決定しているため、X線の発生位置の順にデータの配列の先頭アドレスを決めるテーブルを予め作成しておけば、容易に従来と同様のデータ形式に変換することができる。
【0038】
図17はX線源3の駆動方法の別の例を示すもので、この方法ではCアーム20を図16(a)に示す状態から図16(b)に示す状態まで45度の振角で一回だけ動かして撮像し、この間にX線源を多数回切り換える。この方法では、X線源3aは初期位置(水平線に対する角度0度)からδ度移動する間に照射し、X線源3bは初期位置(水平線に対する角度45度)よりδ度進んだ位置から更にδ度移動する間に照射し、X線源3cは初期位置(水平線に対する角度90度)より2δ度進んだ位置から更にδ度移動する間に照射し、X線源3dは初期位置(水平線に対する角度135度)より3δ度進んだ位置から更にδ度移動する間に照射する。次の切替サイクルにおいてX線源3a〜3dが照射するのはそれぞれ最初の照射開始位置より4δ進んだ位置からとなる。従ってこの方法による空間分解能の限界は4δであり、空間分解能を上げるためには、Cアーム20の移動速度に比べX線源の切り替え速度を速くすることが必要である。即ち、単位時間当りのCアーム20の移動角度をω、単位時間当りの切り替え回数をkとするとき、δ=ω/kで表されるので、4δを小さくするためにはωが小さく、kが大きくすればよいことになる。尚、このような高速のX線源の切り替えはグリッド制御回路によりグリッド電圧をパルス状に制御することにより実現できる。
【0039】
このようにX線源3を切り替えながら図16(b)に示す位置までCアームを移動することにより、180度走査ができ、画像再構成に必要なデータを得ることができる。この場合にもX線の発生位置は順番に並ばないことになるが、図15のシーケンスの場合と同様にX線の発生位置の順にデータの配列の先頭アドレスを決めるテーブルを予め作成しておけば、容易に従来と同様のデータ形式に変換することができる。尚、各X線源についてのX線発生位置は4δで等間隔であるが、スキャンの終点におけるX線源3a(3b、3c)の照射位置と、スキャンの始点におけるX線源3b(3c、3d)の照射位置との間隔を等間隔4δとするためには、δの値を予め移動角度θに対し、θ=n4δ+3δ(式中、nは1つのX線源がθ度移動の間に照射する回数)となるように決めておけばよい。
【0040】
尚、この例ではCアーム上に45度の間隔で4個のX線源が配置されている場合について説明したが、X線源の間隔及び個数は上記例に限定されるものではなく、その場合には間隔及び個数に応じてCアームの移動角度を変更すればよい。例えば60度の間隔で3個のX線源を設けた場合には、Cアームを60度移動させればよい。
【0041】
以上説明した本発明の第2の実施例によるX線CT装置によれば、X線源として複数のX線源を用い、これらを順次切り替え駆動することにより1個のX線源に対する負荷を軽減することができる。特に複数個のX線源をCアーム上に配置し、これを可動式とすることにより、上記効果に加え、空間分解能を向上させることができ、しかもX線源が固定されるCアームをX線走査角度に比べ小さくすることができるので、スペースファクタを向上させることができる。
【0042】
次に本発明の第3の実施例として、X線発生装置として電子銃、電子線を偏向させる偏向手段及び電子によりX線を発生する半円形のターゲットを備えたX線発生装置を用いたX線CT装置について説明する。
図18はこのようなX線CT装置の一例を示す概略側面図で、患者1が寝かせられる寝台2の下側から側方を囲むように設置されたX線発生装置(X線源)30と、このX線発生装置30に対向して寝台2の上方に支持機構6により設置された検出器4とを備えている。検出器4とX線発生装置30とが機構的に分離されていること、及び検出器4を水平移動および上下移動させる支持機構6の構成は図4の実施例と同様である。即ち、検出器4はIVR手技等を行う場合には水平移動機構及び上下移動機構により退避位置に退避させ、撮像時にはX線源に対向する所定の位置に位置合せする。
【0043】
X線発生装置30は、患者1を中心とした円弧状に配列したX線ターゲット11と、電子銃9と、電子銃9より放出される電子を電場によって偏向し走査する偏向電極12とから成り、これらは真空容器10内に収められている。偏向電極12は、図19に示すように、電子線を水平方向に偏向させる一対の偏向電極12aと、電子線を垂直方向に偏向させる一対の偏向電極12bとからなり、偏向電極12a及び偏向電極12bに印加される電圧は図20に示す制御ユニット15によって制御され、電子線をX線ターゲット11上で走査することによってX線7を走査する。またターゲット11は図20に示すように多数に分割し電極を付けておくことにより、電子は負の電荷をもつため、電流として検出できる。各電極によって検出された各ブロックごとの電流はビーム位置検出手段14に入力され、ビーム位置検出手段14は電流値の最大値を示すブロックを電子線の到達位置として検出する。
【0044】
以上のような構成におけるX線発生装置30の制御方法について図20を参照して説明する。まず目標とするターゲット位置を鉛直線に対する角度θを用いて表すと、水平方向に偏向する偏向電極12aに印加される電圧はcosθに比例し、垂直方向に偏向する偏向電極12bに印加される電圧はsinθに比例する。比例定数は電子銃のパワー、装置のサイズ等により定められた値であるので、制御ユニットは角度データ(θ)が与えられると、各偏向電極12に印加する電圧を決定し、偏向電極12を制御する。これにより電子銃より放出された電子線は所定の偏向を受け、ターゲット11に達する。ターゲット11上での電子線の到着位置はビーム位置検出手段14によりモニタされる。即ち、ビーム位置検出手段14はターゲット11の分割された各ブロックに到達した電流を比較し、最も多くの電流の到達した部分を電子線の到達した位置として検出する。検出された位置の情報は例えば角度情報として制御ユニット15に入力される。制御ユニット15は電子線の目標位置データを角度データとして予め持っているので、ビーム位置検出手段14によってモニタした到着位置データと目標位置データとの差を求め、この差がゼロとなるように偏向電極12をフィードバック制御する。これにより何等かの外因等による到達位置と目標位置とのずれをなくし、常に電子線をX線ターゲット11上で走査してX線7を走査することができる。
【0045】
ところで、図19に示すX線CT装置ではX線源自体は動かないので、180度スキャンであっても検出器とX線源(ターゲット)が干渉することが考えられる。以下、検出器とX線源の干渉を防止する方法について説明する。
図21(a)は、X線を走査する方向に検出器4を回転させる方法を示すものである。この場合、検出器4を支持する支持機構6に検出器4を回転させる回転機構を設けるとともに、検出器4とX線源とは機構的に分離しているので、制御ユニット15からの位置情報を、回転機構を制御する検出器側の制御ユニットに送出し、この位置情報に基づき検出器4を回転されることが必要となる。このように例えばX線源(ターゲット)の左端からX線照射されるとき、検出器4は図中実線で示す位置にあって、その右端側でX線を検出することができ、しかも左端がX線と干渉することはない。そしてX線照射位置が右側に移動するにつれ、検出器4が回転し、X線照射位置が右端にきたときには、検出器4はその左端側がX線照射位置に対向する位置に移動し、右端がX線と干渉することはない。
【0046】
図21(b)はX線を走査する方向と垂直な方向に検出器4を退避させる方法を示すものである。即ち、この場合は左側からX線を照射する場合には、検出器4は右端を中心として回動し、検出器4の左側が走査面から後退して、X線と干渉しないようにする。また右側からX線を照射する場合には、検出器4は左端を中心として回動し、その右側が走査面から後退して、X線と干渉しないようにする。このような検出器4の動きは、第4世代CTのN/R(ニューテート/ローテート)方式の動作として知られているものであり、N/R方式と同様に制御することができる。
【0047】
図22(a)は最初に設定する検出器4の位置をX線源(ターゲット)の位置に対し垂直方向にずらす方法を示すもので、この場合X線の照射方向が垂直方向に対し所定の角度を持つようにターゲット11が設計されていることが必要である。またこの方法では、スキャンされる断面は平面とはならず図22(b)に示すように2つの半円錐状の曲面となる。2つの曲面の端部におけるずれは、検出器4とX線源3の垂直方向のずれに対応している。従って、1つの断面についての断層像を得るためには図22(c)に示すように少なくともこのずれ幅に対応する幅だけ寝台2を相対的に移動しながら、複数回のスキャンを行い3次元のデータ16を収集すればよい。この3次元データから平面の断層像17を構成することができる。
【0048】
以上、X線源として電子銃、電子線を偏向させる偏向手段及び電子によりX線を発生する半円形のターゲットを備えたX線発生装置を用いたX線CT装置について説明したが、本発明は電子銃及び偏向手段をターゲットの周りに複数配置したX線発生装置を用いたX線CT装置についても適用できる。図23はこのようなX線CT装置のX線源の部分を示す図である。このX線発生装置30では各電子銃9から放出される電子線を、それぞれに備えられた偏向電極12により偏向させてターゲット11の所定の範囲を走査するとともに、電子銃9を順次切り換えながら、円弧状のX線ターゲット11の全体にわたって電子線を走査する。これにより所定の円軌道に沿ってX線を走査することが可能となる。またこの場合には電子銃9からターゲット11までのパスを短くすることができ、電子銃9、偏向電極12及びターゲット11を収容する真空容器10を小型化することができる。
【0049】
以上説明した本発明の第3の実施例によるX線CT装置によれば、X線源として電子銃及びターゲットを用いたX線発生装置を用いた場合にも、X線源と検出器とを機構的に分離することにより、IVRに適したX線CT装置とすることができ、検出器とX線の干渉を防止することができる。また複数の電子銃を備えたX線源を用いた場合には、装置を小型化することができる。
【0050】
【発明の効果】
以上の説明からも明らかなように、本発明のX線CT装置によれば、検出器とX線発生手段とを機械的に分離し、両者を独立に位置制御することにより、必要に応じ両者の相対的位置を移動させることにより、IVR治療下において、患者が治療のためにさまざまな器具を取り付けた状態でもX線CT画像を撮像できる。特に検出器を天井つり下げとし、上下方向に移動可能とすることにより、患者を動かすことなく必要に応じてIVR手技を行ったり、断層像を撮像したりすることができ、更に患者1の体軸と垂直方向にX線CT装置を移動して患者1の断層像を撮像することができるので、撮像部位を除けば、患者1が治療のためにさまざまな器具(酸素マスクや種々のセンサー、固定および治療具等)を取り付けた状態でもX線CT装置の画像を撮像できる。
【0051】
また本発明のX線CT装置によれば、X線源を床もしくは寝台に患者を中心に位置を変えることができる可動式のX線発生源とすることにより、或いは円弧状に配列した複数のX線発生源を順次動作させることにより、治療に必要な位置精度を維持し撮像できる。X線発生源が、円弧状に配列したX線ターゲットと、該X線ターゲットに対し電子を放出する電子銃と、該電子銃から放出される電子を偏向させる偏向手段とを備えたものである場合にも、X線ターゲット上で電子線を走査することにより治療に必要な位置精度を確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例によるX線CT装置の概要を示す図。
【図2】図1のX線CT装置の動作を説明する図。
【図3】第1の実施例によるX線CT装置のX線源の1実施例を示す図。
【図4】図3のX線源の支持機構の詳細を示す断面図。
【図5】図3のX線源の動作を示す説明図。
【図6】第1の実施例によるX線CT装置のX線源の他の実施例を示す図で、(a)は全体構成図、(b)は機構を説明する図。
【図7】図6のX線源の支持機構の詳細を示す断面図。
【図8】図6のX線源の動作を示す説明図。
【図9】第1の実施例によるX線CT装置のX線源の他の実施例を示す図。
【図10】第1の実施例によるX線CT装置のX線源の他の実施例を示す図。
【図11】第1の実施例によるX線CT装置のX線源の他の実施例を示す図で、(a)は全体構成図、(b)は機構及び制御を説明する図。
【図12】本発明の第2の実施例によるX線CT装置の1実施例の概要を示す図。
【図13】図12のX線CT装置の動作を説明する図。
【図14】第2の実施例によるX線CT装置の別な実施例を示す図、(a)はX線発生装置の全体構成図、(b)は支持機構の詳細を示す断面図。
【図15】図14のX線発生装置の駆動方法の1実施例を示すシーケンス図。
【図16】図14のX線発生装置の駆動方法を説明する図。
【図17】図14のX線発生装置の駆動方法の別の実施例を示すシーケンス図。
【図18】本発明の第3の実施例によるX線CT装置の1実施例の概要を示す図。
【図19】図18のX線CT装置のX線発生装置の1実施例を示す図。
【図20】図18のX線発生装置の制御方法を説明する図。
【図21】図18のX線CT装置における検出器とX線源との干渉を防止する方法を説明する図で、(a)は検出器を回転させる方法を示す図、(b)は検出器の一部を走査面から退避させる方法を示す図。
【図22】図18のX線CT装置における検出器とX線源との干渉を防止する方法を説明する図で、(a)は検出器とX線源の位置関係を示す側面図、(b)はこの方法によるスキャン面及び通常のスキャン面を示す図、(c)はこの方法による断層像データの取得方法を説明する図。
【図23】本発明の第3の実施例によるX線CT装置の別な実施例の要部を示す図。
【図24】従来のX線CT装置を示す図。
【図25】従来のIVRシステム例を示す図。
【符号の説明】
1・・・・・・患者(被検体)
2・・・・・・寝台
3・・・・・・X線源(X線発生手段)
4・・・・・・検出器
5・・・・・・X線源の支持機構(駆動機構)
6・・・・・・検出器の支持機構(駆動機構)
7・・・・・・X線
8・・・・・・制御ユニット(制御手段)
9・・・・・・電子銃
11・・・・・・X線ターゲット

Claims (4)

  1. X線発生手段と、被検体を挟んで前記X線発生手段に対向配置され、前記X線発生手段から照射され被検体を透過したX線を検出する検出器とを備えたX線CT装置において、
    前記検出器は180 °以上の円弧状に形成され、前記検出器を保持し前記円弧の中心を所定の位置に位置付ける検出器支持手段と、前記X線発生手段のX線発生位置を、前記所定の位置に位置付けされた検出器の前記円弧に対向した角度範囲で移動させる移動手段とを備え
    前記移動手段は、支持台と、前記支持台に回動可能に支持された円弧状アームと、前記円弧状アームの円弧に沿って移動可能に係合し、前記X線発生手段を固定する台車とを備えたことを特徴とするX線CT装置。
  2. 前記円弧状アームは、前記支持台に支持された第1のアーム及び前記台車が係合する第2のアームを含み、それぞれ同心円上にある円弧に沿って移動可能な複数の円弧状アームからなることを特徴とする請求項1記載のX線CT装置。
  3. X線発生手段と、被検体を挟んで前記X線発生手段に対向配置され、前記X線発生手段から照射され被検体を透過したX線を検出する検出器とを備えたX線CT装置において、
    前記X線発生手段は、円弧状部材を含み、複数のX線源からのX線が前記円弧状部材上から照射されるものであり、
    前記検出器は180°以上の円弧状に形成され、前記検出器を保持し前記円弧の中心を所定の位置に位置付ける検出器支持手段と、前記X線発生手段のX線発生位置を、前記所定の位置に位置付けされた検出器の前記円弧に対向した角度範囲で移動させる移動手段とを備えたことを特徴とするX線CT装置。
  4. 前記X線発生手段からのX線が被検体を透過し前記検出器によって検出されるまでの間に、前記検出器の一部によりそのX線経路が妨害されるとき、前記検出器支持手段は前記検出器を前記円弧に沿って退避させることを特徴とする請求項3に記載のX線CT装置。
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