JP3615711B2 - 円盤状記録媒体の収納ケース - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、音楽や映像を記録したコンパクトディスク(CD)、デジタル バーサタイル ディスク(DVD)等の円盤状記録媒体を収納するためのケースに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の円盤状記録媒体の販売専用収納ケースとして、例えば、図に示す合成樹脂製収納ケースaは、長方形のケース本体bと扉cとが一体成形され、そのケース本体bに円盤状記録媒体の固定用穴を嵌合させるための保持部dと同記録媒体の外周縁部を支持する円弧状突部hとが形成されている。その保持部dは、円盤状記録媒体の固定用穴の周縁部を載せるための座部eの上に頭部fを形成し、その頭部fの上面及び周縁下方から座部eに至る複数の渦形溝gを放射状に穿設することにより頭部fを半径方向に伸縮可能に設けている。
【000
また、省資源、経済性等を鑑みて、販売用と展示用を兼ねた新しい形式のコンパクトな収納ケースが開発される傾向にある。この種の収納ケースとして、図10に示す合成樹脂製収納ケースiは、円盤状記録媒体を箱型形状の本体jの正面側と上面側から出し入れできるように正面の扉kと上面の蓋体lを夫々開閉自由に設けると共に、円盤状記録媒体を着脱自由とする保持部nを本体jの背部に設け、扉kの内面下部にストッパーsを設けたものがある。その保持部nは、円盤状記録媒体の固定用穴を嵌める円弧形立上片oを等角度間隔で4カ所に配置し、中央の円形部pとそれら円弧形立上片oとを直線的に連結した形態とされている。
【000
【発明が解決しようとする課題】
上記した従来の前者収納ケースaにおいては、保持部dの頭部fを押すことにより、頭部fが縮みつつ沈んで円盤状記録媒体の固定用穴との係合状態を解放するように構成されている。ところが、その頭部fの中央から少し外れた位置を押した場合には、保持部dの弾性変形作用に円滑さを欠いて円盤状記録媒体が頭部fから外れにくいということがある。
【000
後者の収納ケースiについては、円形部pを指で押したときに保持部nの半径方向の変形収縮量が非常に少ないことから、円盤状記録媒体の固定用穴が円弧形立上片oの突部に引っ掛かって簡単に外れなく、実用性に甚だ欠けるものであった。
【000
この発明の目的は、円盤状記録媒体の着脱が円滑に行える保持部を備えた収納ケース提供することにある。
【000
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、コンパクトディスク等の円盤状記録媒体を箱型形状の本体の正面側から出し入れできるように正面の扉を開閉自由に設けると共に、円盤状記録媒体を着脱自由とする保持部を該本体の背部に設けた円盤状記録媒体の収納ケースであって、前記保持部は、弾性変形により半径方向に伸縮可能とされた中央の頭部と、その頭部の仮想中心を中心として等角度で放射方向に延びる仮想線を挟むように夫々配置された左右一対の脚片とからなり、各脚片についてはその仮想線と直交する線上に配置された第1ヒンジにより一端を前記背部に連接されると共に、他端の薄肉に形成された第2ヒンジにより円盤状記録媒体の固定用穴を係止させるための係合溝が形成された前記頭部の周縁下方に夫々連接して一体に設けられ、円盤状記録媒体の固定用穴を前記保持部の頭部に合わせて押圧することにより同記録媒体が固定され、他方、円盤状記録媒体が固定された保持部の頭部を押圧することにより、頭部を縮径させつつ沈ませて同記録媒体の固定状態が解放されるように構成したことを特徴とする。
【000
同様の目的を達成するために請求項2に記載の発明は、コンパクトディスク等の円盤状記録媒体を箱型形状の本体の正面側から出し入れできるように正面の扉を開閉自由に設けると共に、円盤状記録媒体を着脱自由とする保持部を該本体の背部に設けた円盤状記録媒体の収納ケースであって、前記保持部は、弾性変形により半径方向に伸縮可能とされた中央の頭部と、その頭部の仮想中心を中心として等角度で放射方向に延びる仮想線を挟むように夫々配置された左右一対の脚片とからなり、各脚片についてはその仮想線と直交する線上に配置された第1ヒンジにより一端を前記背部に連接されると共に、他端の薄肉に形成された第2ヒンジにより円盤状記録媒体の固定用穴を係止させるための係合溝が形成された前記頭部の周縁下方に夫々連接され、さらに、当該脚片に、円盤状記録媒体の固定用穴の周縁部下面に対応する突き上げ部を一体に形成してなり、円盤状記録媒体の固定用穴を前記保持部の頭部に合わせて押圧することにより同記録媒体が固定され、他方、円盤状記録媒体が固定された保持部の頭部を押圧することにより、頭部を縮径させつつ沈ませると同時に、前記突き上げ部にて円盤状記録媒体の周縁部の下降を抑制して同記録媒体の固定状態が解放されるように構成したことを特徴とする。
【0009
同様の目的を達成するために請求項3に記載の発明は、コンパクトディスク等の円盤状記録媒体を箱型形状の本体の正面側から出し入れできるように正面の扉を開閉自由に設けると共に、円盤状記録媒体を着脱自由とする保持部を該本体の背部に設けた円盤状記録媒体の収納ケースであって、前記保持部は、その中央の押圧部と、その押圧部の仮想中心を中心として等角度で放射方向に延びる仮想線を挟むように夫々配置された左右一対の脚片とからなり、各脚片についてはその仮想線と直交する線上に配置された第1ヒンジにより一端を前記背部に連接されると共に、他端の薄肉に形成された第2ヒンジにより前記押圧部の前記仮想線と同じ方向に弾性変形可能な側壁片に夫々連接され、さらに、当該脚片に、円盤状記録媒体の固定用穴を係止させるための係合溝が形成された環形片を前記押圧部の周囲に夫々配設してなり、円盤状記録媒体の固定用穴を該環形片に合わせて押圧することにより同記録媒体が固定され、他方、円盤状記録媒体が固定された保持部の押圧部を押圧することにより、環形片を仮想中心側に変位させつつ沈ませて同記録媒体の固定状態が解放されるように構成したことを特徴とする。
【0010
同様の目的を達成するために請求項4に記載の発明は、コンパクトディスク等の円盤状記録媒体を箱型形状の本体の正面側から出し入れできるように正面の扉を開閉自由に設けると共に、円盤状記録媒体を着脱自由とする保持部を該本体の背部に設けた円盤状記録媒体の収納ケースであって、前記保持部は、その中央の押圧部と、その押圧部の仮想中心を中心として等角度で放射方向に延びる仮想線を挟むように夫々配置された左右一対の脚片とからなり、各脚片についてはその仮想線と直交する線上に配置された第1ヒンジにより一端を前記背部に連接されると共に、他端の薄肉に形成された第2ヒンジにより前記押圧部の前記仮想線と同じ方向に弾性変形可能な側壁片に夫々連接され、さらに、当該脚片に、円盤状記録媒体の固定用穴を係止させるための係合溝が形成された環形片を前記押圧部の周囲に夫々配設すると共にその固定用穴の周縁部下面に対応する突き上げ部を一体に形成してなり、円盤状記録媒体の固定用穴を該環形片に合わせて押圧することにより同記録媒体が固定され、他方、円盤状記録媒体が固定された保持部の押圧部を押圧することにより、環形片を仮想中心側に変位させつつ沈ませると同時に、前記突き上げ部にて円盤状記録媒体の周縁部の下降を抑制して同記録媒体の固定状態が解放されるように構成したことを特徴とする。
【0011
【発明の作用及び効果】
(請求項1の発明)
円盤状記録媒体の固定用穴を保持部の頭部に合わせて押圧すると、頭部は弾性変形により縮径しつつ少し沈んでその固定用穴を通過させ、これとほぼ同時に、弾力作用によって元の拡径した状態に戻る。しかして、頭部の係合溝に固定用穴が係止されて円盤状記録媒体は固定される。
【0012
また、円盤状記録媒体が固定された保持部の頭部を指で押圧すると、頭部は弾性変形による縮径と第1ヒンジを支点とする傾動作用により沈んで、同記録媒体の固定用穴をくぐる。その押圧を止めると頭部は自身の弾力作用によって元の位置に戻り、固定用穴が係合溝から外れる。
【0013
(請求項2の発明)
円盤状記録媒体の固定作用については、上記請求項1の発明に述べた内容と同じである。
【0014
円盤状記録媒体が固定された保持部の頭部を指で押圧したときには、円盤状記録媒体は頭部と一緒に少し下降するが、固定用穴の周縁部の下面が突き上げ部に当接してそれ以上の下降を抑制されるため、頭部のみがさらに下降して固定用穴が係合溝から外れる。
【0015
上記請求項1及び2に記載の発明は、販売専用の収納ケースである。この収納ケースによれば、保持部の頭部が自身の弾性変形による縮径と、第1ヒンジ及び第2ヒンジを有する脚片の傾動作用により円滑に出没作動するので、円盤状記録媒体の着脱操作が非常に行い易い。
【0016
(請求項3の発明)
円盤状記録媒体の固定用穴を保持部の環形片に合わせて押圧すると、環形片は押圧部の側壁片の弾性変形により仮想中心側に変位しつつ少し沈んでその固定用穴を通過させ、これとほぼ同時に、側壁片の弾力作用によって元の拡径した状態に戻る。しかして、環形片の係合溝に固定用穴が係止されて円盤状記録媒体は固定される。
【0017
また、円盤状記録媒体が固定された保持部の押圧部を指で押圧すると、環形片は押圧部の側壁片の弾性変形により仮想中心側に変位しつつ第1ヒンジを支点とする傾動作用により沈んで、同記録媒体の固定用穴をくぐる。その押圧を止めると環形片は側壁片の弾力作用によって元の位置に戻り、固定用穴が係合溝から外れる。
【0018
(請求項4の発明)
円盤状記録媒体の固定作用については、上記請求項3の発明に述べた内容と同じである。
【0019
円盤状記録媒体が固定された保持部の押圧部を指で押圧したときには、円盤状記録媒体は環形片と一緒に少し下降するが、固定用穴の周縁部の下面が突き上げ部に当接してそれ以上の下降を抑制されるため、環形片(及び押圧部)のみがさらに下降して固定用穴が係合溝から外れる。
【0020
なお、環形片(及び押圧部)が開口部内に押し込まれた状態において、円盤状記録媒体をセットして同記録媒体の固定用穴の周縁部を押圧したときには、跳ね上がった突き上げ部が本体の背部側に押されて環形片(及び押圧部)を外に飛び出させる。このため、環形片の係合溝に固定用穴が係止されて円盤状記録媒体は固定される。
【0021
上記請求項3及び4に記載の発明は、販売専用の収納ケースである。この収納ケースによれば、保持部の環形片が押圧部の側壁片の弾性変形による変位と、第1ヒンジ及び第2ヒンジを有する脚片の傾動作用により円滑に出没作動するので、円盤状記録媒体の着脱操作が非常に行い易い。
【0022
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態例を図面に基づいて説明する。図1から図は第1の実施の形態例、図から図は第2の実施の形態例にかかるものである。図1は収納ケースの扉を開いた状態を示す正面図、図2は収納ケースの扉を閉じた状態の縦断側面図、図3は保持部の正面図、図4は図3の要部の断面図、図5は図4に示す保持部が押し込まれて格納された状態を示す説明図、図は保持部の正面図、図は図の要部の断面図、図図7に示す保持部が押し込まれて格納された状態を示す説明図である。
【0023
図1に示す第1の実施の形態例である円盤状記録媒体の収納ケースCは、箱型形状の本体1と扉21及び上面の蓋体25とを合成樹脂材料により一体成形されている。
その本体1には、長方形の背部2の中央下方にコンパクトディスク等の円盤状記録媒体xの固定用穴yを嵌着させるための保持部5を設け、その背部2に右側片2aと底片2bとが一体に形成されている。3は円盤状記録媒体xの外周縁部を支持するための円弧状突部であり、背部2に一体に形成されている。
【0024
その保持部5については、図3及び図4に示すように、本体1の背部2の中央に配置された円形座部2cに形成された開口部4に、円形状頭部10の仮想中心(イ)を中心として等角度、この例では120°間隔で放射方向に延びる仮想線(ロ)を挟むように左右一対の脚片7、7を夫々配置している。各脚片7は、その仮想線(ロ)と直交する線(ハ)上に配置された第1ヒンジ6により一端7aを前記開口部4の内端に連接されると共に、その他端7bに第1ヒンジ6の向きと同一方向で薄肉に形成された第2ヒンジ8により頭部10の周縁10aの下方に夫々一体状に連接することにより設けられている。9は左右一対の脚片7、7の対向する側面7c、7cに差し渡すように一体に形成された突き上げ部であって、これらの突き上げ部9は、円盤状記録媒体xの固定用穴yの周縁部下面に対応するように設けられている(図4)。
【0025
また、頭部10は、中央のほぼ三角形の押圧部11の各辺に沿うように深く形成された凹溝12を介して環形片13を配置すると共に、該押圧部11の裏面に窪み14を適宜形成することにより半径方向に伸縮可能に設けられている。15は円盤状記録媒体xの固定用穴yを係止するために頭部10の周囲に設けられた係合溝である。
【0026
上記本体1の左側縁には薄肉に形成したヒンジ18により側片19の一側縁を連接し、該側片19の他側縁には同様のヒンジ20により正面の扉21を一体状に連接して同扉21を開閉可能に設ける。この扉21は、上方を開放し右側片21aと底片21bが一体に形成されている。
【0027
25は前記背部2の上縁部に薄肉に形成された主ヒンジ24により一体状に連接された蓋体であって、前記背部2、右側片2a、側片19と扉21により四方を囲まれて形成される上面開口23を開閉するためのものである。
【0028
次に、上記構成になる収納ケースCの作動、取り扱い方について説明する。
(1)円盤状記録媒体xの固定用穴yを保持部5の頭部10に合わせて押圧部11を押圧すると、頭部10は弾性変形により縮径しつつ少し沈んでその固定用穴yを通過させる。これとほぼ同時に、頭部10が弾力作用によって元の拡径した状態に戻るため、円盤状記録媒体xは係合溝15に固定用穴yを係止される。
(2)円盤状記録媒体xが固定された頭部10の押圧部11を指で押圧すると、頭部10が、弾性変形による縮径と、脚片7の第1ヒンジ6・第2ヒンジ8の弾性変形及び第1ヒンジ6を支点とする傾動作用により沈んで、同記録媒体の固定用穴yをくぐる。その押圧を止めると、頭部10は自身及び脚片7部分の弾力作用によって元の位置に戻る。円盤状記録媒体xの中央部分は頭部10と一緒に少し下降するが、固定用穴yの周縁部の下面が突き上げ部9に当接して下降が抑制されるため、頭部10のみがさらに下降して固定用穴yから外れて固定状態を解放する。
(3)また、頭部10の押圧部11を強く大きいストロークにて押圧すると、脚片7は第1ヒンジ6を支点として約61°の角度まで回転し、その当接部7dが開口部4の内面に当接してその位置に保持される。その結果、図5に示すように、頭部10は、円盤状記録媒体xの固定を解いた位置からさらに沈んで開口部4に小嵩に格納される。
【0029
次に、第2の実施の形態例である円盤状記録媒体の収納ケースEについて述べる。この収納ケースEにおいて、円盤状記録媒体xを着脱自由とする保持部105以外の構成については、前記第1の実施の形態例である収納ケースCと全く同じであることから、保持部105の構成についてのみ詳しく説明する。
【0030
に示すように、箱型形状の本体の背部102の中央に配置された保持部105は、円形座部102cに形成した開口部104の中央に、ほぼ三角形の押圧部110の仮想中心(イ)を中心として等角度、この例では120°間隔で放射方向に延びる仮想線(ロ)を挟むように左右一対の脚片107、107を3カ所に配置している。図に示すように、各脚片107は、その仮想線(ロ)と直交する線(ハ)上に配置された第1ヒンジ106により一端107aを前記開口部104の内端に連接されると共に、その他端107bの第1ヒンジ106の向きと同一方向で薄肉に形成された第2ヒンジ108によって前記押圧部110の前記仮想線(ロ)と同じ方向に弾性変形可能に形成された側壁片111の下端111aに夫々連接されている。
【0031
113は円盤状記録媒体xの固定用穴yを係止させるための係合溝115が形成された環形片であり、その環形片113は、第2ヒンジ108から外方に形成された凹溝112を介して一対の脚片107、107に夫々配設されている。109は左右一対の脚片107、107の後部に差し渡すように一体に形成された突き上げ部であって、これらの突き上げ部109は、円盤状記録媒体xの固定用穴yの周縁部下面に対応するように設けられている。114は押圧部110の裏面に形成された窪みである。
【0032
しかして、この保持部105については、押圧部110を指で押圧したときに、環形片113が側壁片111の弾性変形により仮想中心(イ)側に変位しつつ第1ヒンジ106を支点とする傾動作用により沈んで円盤状記録媒体xの固定用穴yをくぐり、その押圧を止めたときに、環形片113が側壁片111の弾力作用によって元の位置に戻るように構成される。
【0033
さらに、押圧部110を強く大きいストロークにて押圧したときには、大きく傾動した脚片107の当接部107dが開口部104の内面に当接してその位置に保持され、図に示すように、押圧部110及び環形片113が、円盤状記録媒体xの固定を解いた位置からさらに沈んで開口部104に小嵩に格納されるように設けられている。
【0034
140は押圧部110の窪み114に取り付けたロック部材である(図)。このロック部材140を用いることにより、円盤状記録媒体xを収めた収納ケースをメーカーから出荷する際に保持部105が何らかの外力により動いて円盤状記録媒体xが係合溝115から外れるという事態を防止することができる。
【0035
なお、前記押圧部110の側壁片111は薄い平板形であるが、これを例えば、U字形としてその上部に第2ヒンジを設ける構成とすることも可能である。また、押圧部110と背部102のと間には脚片107を一つずつ設けているが、開口部104の内面側にもう一つ脚片を形成してヒンジ部分を3又は4カ所とし、二つの脚片を「くの字形」に変形させて押圧部及び環形片を開口部に格納する構成にすることもできる。
【0036
上記した第2の実施の形態例における収納ケースEの取り扱い方については、上記した第1の実施の形態例である円盤状記録媒体の収納ケースCに準じて行う。
【0037
以上のとおり、これらの円盤状記録媒体の収納ケースは、保持部が円滑に出没作動するので、円盤状記録媒体の着脱操作が非常に行い易い。
【図面の簡単な説明】
図1から図は第1の実施の形態例にかかる収納ケース、図から図は第2の実施の形態例にかかる収納ケースである。
【図1】収納ケースの扉を開いた状態を示す正面図
【図2】収納ケースの扉を閉じた状態の縦断側面図
【図3】保持部の正面図
【図4】図3の要部の断面図
【図5】図4に示す保持部が押し込まれて格納された状態を示す説明図
【図6】保持部の正面図
【図7】図6の要部の断面図
【図8】図7に示す保持部が押し込まれて格納された状態を示す説明図
【図9】従来の販売専用収納ケース
【図10】従来の収納ケース
【符号の説明】
x→円盤状記録媒体 y→固定用穴
C→円盤状記録媒体の収納ケース(第1の実施の形態例)
E→円盤状記録媒体の収納ケース(第2の実施の形態例)
1→本体
2、102→背部
4、104→開口部
5、105→保持部
(イ)→仮想中心 (ロ)→仮想線 (ハ)→線
6、106→第1ヒンジ
7、107→脚片
8、108→第2ヒンジ
9、109→突き上げ部
10→頭部
10a→周縁
11→押圧部(第1の実施の形態例)
110→押圧部(第2の実施の形態例)
111→側壁片
12、112→凹溝
13、113→環形片
14、114→窪み
15、115→係合溝
21→扉

Claims (4)

  1. コンパクトディスク等の円盤状記録媒体を箱型形状の本体の正面側から出し入れできるように正面の扉を開閉自由に設けると共に、円盤状記録媒体を着脱自由とする保持部を該本体の背部に設けた円盤状記録媒体の収納ケースであって、
    前記保持部は、弾性変形により半径方向に伸縮可能とされた中央の頭部と、その頭部の仮想中心を中心として等角度で放射方向に延びる仮想線を挟むように夫々配置された左右一対の脚片とからなり、各脚片についてはその仮想線と直交する線上に配置された第1ヒンジにより一端を前記背部に連接されると共に、他端の薄肉に形成された第2ヒンジにより円盤状記録媒体の固定用穴を係止させるための係合溝が形成された前記頭部の周縁下方に夫々連接して一体に設けられ、
    円盤状記録媒体の固定用穴を前記保持部の頭部に合わせて押圧することにより同記録媒体が固定され、他方、円盤状記録媒体が固定された保持部の頭部を押圧することにより、頭部を縮径させつつ沈ませて同記録媒体の固定状態が解放されるように構成したことを特徴とする円盤状記録媒体の収納ケース。
  2. コンパクトディスク等の円盤状記録媒体を箱型形状の本体の正面側から出し入れできるように正面の扉を開閉自由に設けると共に、円盤状記録媒体を着脱自由とする保持部を該本体の背部に設けた円盤状記録媒体の収納ケースであって、
    前記保持部は、弾性変形により半径方向に伸縮可能とされた中央の頭部と、その頭部の仮想中心を中心として等角度で放射方向に延びる仮想線を挟むように夫々配置された左右一対の脚片とからなり、各脚片についてはその仮想線と直交する線上に配置された第1ヒンジにより一端を前記背部に連接されると共に、他端の薄肉に形成された第2ヒンジにより円盤状記録媒体の固定用穴を係止させるための係合溝が形成された前記頭部の周縁下方に夫々連接され、さらに、当該脚片に、円盤状記録媒体の固定用穴の周縁部下面に対応する突き上げ部を一体に形成してなり、
    円盤状記録媒体の固定用穴を前記保持部の頭部に合わせて押圧することにより同記録媒体が固定され、他方、円盤状記録媒体が固定された保持部の頭部を押圧することにより、頭部を縮径させつつ沈ませると同時に、前記突き上げ部にて円盤状記録媒体の周縁部の下降を抑制して同記録媒体の固定状態が解放されるように構成したことを特徴とする円盤状記録媒体の収納ケース。
  3. コンパクトディスク等の円盤状記録媒体を箱型形状の本体の正面側から出し入れできるように正面の扉を開閉自由に設けると共に、円盤状記録媒体を着脱自由とする保持部を該本体の背部に設けた円盤状記録媒体の収納ケースであって、
    前記保持部は、その中央の押圧部と、その押圧部の仮想中心を中心として等角度で放射方向に延びる仮想線を挟むように夫々配置された左右一対の脚片とからなり、各脚片についてはその仮想線と直交する線上に配置された第1ヒンジにより一端を前記背部に連接されると共に、他端の薄肉に形成された第2ヒンジにより前記押圧部の前記仮想線と同じ方向に弾性変形可能な側壁片に夫々連接され、さらに、当該脚片に、円盤状記録媒体の固定用穴を係止させるための係合溝が形成された環形片を前記押圧部の周囲に夫々配設してなり、
    円盤状記録媒体の固定用穴を該環形片に合わせて押圧することにより同記録媒体が固定され、他方、円盤状記録媒体が固定された保持部の押圧部を押圧することにより、環形片を仮想中心側に変位させつつ沈ませて同記録媒体の固定状態が解放されるように構成したことを特徴とする円盤状記録媒体の収納ケース。
  4. コンパクトディスク等の円盤状記録媒体を箱型形状の本体の正面側から出し入れできるように正面の扉を開閉自由に設けると共に、円盤状記録媒体を着脱自由とする保持部を該本体の背部に設けた円盤状記録媒体の収納ケースであって、
    前記保持部は、その中央の押圧部と、その押圧部の仮想中心を中心として等角度で放射方向に延びる仮想線を挟むように夫々配置された左右一対の脚片とからなり、各脚片につい はその仮想線と直交する線上に配置された第1ヒンジにより一端を前記背部に連接されると共に、他端の薄肉に形成された第2ヒンジにより前記押圧部の前記仮想線と同じ方向に弾性変形可能な側壁片に夫々連接され、さらに、当該脚片に、円盤状記録媒体の固定用穴を係止させるための係合溝が形成された環形片を前記押圧部の周囲に夫々配設すると共にその固定用穴の周縁部下面に対応する突き上げ部を一体に形成してなり、
    円盤状記録媒体の固定用穴を該環形片に合わせて押圧することにより同記録媒体が固定され、他方、円盤状記録媒体が固定された保持部の押圧部を押圧することにより、環形片を仮想中心側に変位させつつ沈ませると同時に、前記突き上げ部にて円盤状記録媒体の周縁部の下降を抑制して同記録媒体の固定状態が解放されるように構成したことを特徴とする円盤状記録媒体の収納ケース。
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