JP3615603B2 - チョコレートコーティング装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、角筒または角板など角形菓子の外周にのみチョコレートをコーティングする角形製品のチョコレートコーティング装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、菓子製品の外周面にチョコレートをコーティングするのには、全面にチョコレートを被覆することが普通で、これだとチョコレートが多くて食感としてはしつこいためと、食するときにチョコレート部分をつまむことで手を汚す不具合とがあるためにチョコレートを製品に部分的な部位にコーティングすることが要請されている。
そして、この菓子製品の外周部にチョコレートをノズルで吹き付けたり、デコレータで模様付けするか、或いは人手によって塗り付けることが行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、菓子の外周面の一部にチョコレートをコーティングするデザイン上の要請を満すため、殊に角形形状の菓子製品の外周エッジ面にのみチョコレートをコーティングすることは難しく、コーティングするチョコレート量も不均一となりがちでコーティング処理も手数がかかり生産性が高められなく、しかも供給されるチョコレートがたれたり、或いは崩れたりして外観上見ばえが悪くなる上に余分なチョコレートを使用するため割り高となる欠点があると共に、チョコレート量を少なくすると菓子形状によっては斑ができて商品イメージを悪化するなど問題があった。
【0004】
本発明では、これら従来の欠点を排除しようとするもので、角形菓子の外周面のみに万遍なく均等に少ないチョコレート量で効率よくコーティングし、外観品位良好な角形チョコレート菓子とすると共に、取扱い容易で生産性をも大巾に高められるチョコレートコーティング装置を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、菓子製品搬送用ネットコンベアに製品を整列して搬送しながらチョコレートコーター部により製品外表面にチョコレートをコーティングする装置において、角形製品の外周部のみに溶解チョコレートをコーティングするのに、前記ネットコンベア上に設けられ溶解チョコレートを分配垂下するタンクからなるトップコーターと、該トップコーターに対向され、前記ネットコンベア下に当接され、かつ溶解チョコレートに浸漬されて回転するロールと、該ロールの外周に当接して溶解チョコレートを掬い上げるスクレーパとを備えたタンクからなるボトムコーターと、前記ネットコンベアに付着し剥離落下したチョコレートをホッパーで受けてチョコレートタンク内へ回収した溶解チョコレートを前記トップコーターと前記ボトムコーターとへ給送する循環配管系を備えたエッジコーター装置を、ジョイントコンベアを介してそれぞれ直角方向に連設配備したものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
このチョコレートコーティング装置では、製品供給スタッカーに複数列あるストック部に供給された角形製品を一個ずつネットコンベアに送り込むと、該ネットコンベア上で移動する際に、トップコーター部からは溶解チョコレートが製品両端上表面に垂下させて供給されると共に、対向するボトムコーター部では回転ロールとスクレーパとでネット上に溶解チョコレートを滲み出し盛上げて製品両端下表面に付着させて製品両端外周にチョコレートをコーティングする第1エッジコーター装置で角形製品の一方の対向両端辺に溶解チョコレートをコーティングした後、角形製品はジョイントコンベアを経て直角方向に移送されて第2エッジコーター装置で残った他方の対向両端辺に溶解チョコレートをコーティングして角形製品の全周にリング状チョコレート被覆層を形成する。この第1エッジコーター装置と第2エッジコーター装置とにおいて、トップコーター部とボトムコーター部とにはチョコレートタンクよりポンプで溶解チョコレートを供給する循環配管系を備え、さらにチョコレートタンクに連通するホッパ内に配備されチョコレート回収機構内の一部として使用できるようにしてあって、このタンクを含むチョコレート回収機構では、温水ヒータやパイプヒータを含む温水循環系に連結した温水ジャケット式構成としてあるが、ボトムコーター部内で回転ロールに当接するスクレーパで溶解チョコレートを掬上げてネットを通して盛上げロール上に搬送されるネット上の製品下面にチョコレートのコーティングを行ない、早送りコンベアに搬出して、さらに冷却トンネルに流過させてクーリングし、仕上製品とするものである。
【0007】
【実施例】
本発明の実施例を図1乃至図8の角形菓子の外周のみにコーティングする例で説明すると、図8の如く外周のみにチョコレートBを被覆した製品Aとするのに角形製品Aを搬送するネットコンベア1と、該ネットコンベア1上の菓子製品Aの上下一部にチョコレートBを塗着しうるトップコーター部2と、ボトムコーター部3とを対向配備し、前記トップコーター部2がネットコンベア上部に設けられ、溶解チョコレートを分配垂下するタンクからなり、また前記ボトムコーター部3が、溶解チョコレートに浸漬されて回転するロール30と、該ロール30の外周に当接してチョコレートを必要な巾掬い上げるスクレーパ31とを備えたパン状タンクからなるものであって、両タンクにチョコレートタンク20よりポンプ21で溶解チョコレートを供給する循環配管系22を備えたエッジコーター装置を角形製品Aの一方の対向する両端辺に溶解チョコレートをコーティングする第1エッジコーター装置11と、他方の対向する両端辺に溶解チョコレートをコーティングする第2エッジコーター装置12としてジョイントコンベア13を介してそれぞれ直角方向に連設配備してある。
【0008】
この場合、ネットコンベア1は、製品供給スタッカー10に連設されて用いられるが、この製品供給スタッカー10はコンベアに連接設置された複数列のストック部に製品Aを手作業或いは搬送コンベア(図示せず)で供給する。該ストック部に供給された製品Aは製品整列シャッタの連動で動作するエアシリンダに取付けられたスライドプレート(図示せず)にて一個ずつネットコンベア1に供給されるようになっている。
【0009】
このネットコンベア1としては、ネットコンベア1上に各製品Aを一列または複数列に載置して水平方向に整列して搬送するものであって、製品Aの上面側にはトップコータ2から間隔をあけて必要巾で数条垂下って供給される溶解チョコレートで、また製品Aの下面側はボトムコータ3内の回転ロール30の回転で持ち上げられる溶解チョコレートを走行するネット上にスクレーパ31で必要な巾(スクレーパ31が回転ロール3に当接している巾)で盛上げて製品Aの外周部にチョコレートをコーティングするようになっている。
なお、製品Aのネットコンベア1上の搬送列が例えば3列なら、各列ごとにチョコレートの供給巾を選定すること、即ち前記トップコーター部2のチョコレート垂下用スリット巾及びボトムコーター部3のスクレーパ巾を選ぶことで任意に対応するようにすればよい。
【0010】
また、前記トップコーター部2としては、前記ネットコンベア1の走行方向前後にスリット4,5で開口する側壁にシャッタ6を摺動自在に備えて開口面積を可変とし、両方に分配傾斜した山形底壁7で両開口にガイド片8,9を延設したタンクからなるものを用い、スリット4,5の開口はネットコンベア1で搬送される製品Aの搬送列でコーティングする部位例えば製品Aの両端部位のみに所定巾で垂下できるように形成することが、シャッタ6の移動で容易に調整できる。
【0011】
なお、前記ボトムコーター部3のパンとしては、開閉自在のシャッタ32を底部に備え、チョコレート収容量を調整するチョコレートコーターとし、前記回転ロール30の外周のチョコレート層を所定厚みとする均し部材33を備えてネットコンベア1上に盛上がるチョコレート量を自動的に調整できるようにしてあって、即ち、角形製品A例えば、縦横80×65mm、厚さ25mmの製品の表面上のチョコレート塗布巾10mmで角周辺に塗布されるチョコレートの厚さ,巾,大きさなどが調整(約3〜6g好ましくは4〜5g塗布)することができる。このトップコーター部2及びボトムコーター部3は、チョコレートタンク20よりポンプ21でチョコレートを供給する循環配管系22を備え、さらにチョコレートタンク20に連通するホッパー23内に配備され、チョコレート回収機構内の一部として使用できるようにしてある。
【0012】
さらに、前記ネットコンベア1の製品搬入側では、振動機構(図示せず)でネットを振動走行させてチョコレートを製品上に均らすと共に、ネットに付着したチョコレートをもネットより剥離落下させてチョコレートがホッパー23で受けて、チョコレートタンク20に回収できるようにしてある。
【0013】
また、前記ネットコンベア1のチョコレートコーター部位では、製品が搬送中に位置ずれしないようにネットコンベア上での押えを配慮され、次工程へのジョイントコンベアとしての早送りコンベア14へ製品Aを挿入できるようにしてある。さらにまた、前記ジョイントコンベア13では、製品Aを複数列搬送する場合には第1エッジコーター装置11側のネットコンベア1の搬出端は一列ずつずらせて配置し、直角方向に搬送できるように配慮するのがよい。
【0014】
図中、24は冷却トンネル、25は冷却設備、26はフアン、27は製品搬出端部、28は溶解設備である。
【0015】
【発明の効果】
本発明は、角形製品の外周部のみに溶解チョコレートをコーティングするのに、前記ネットコンベア上に設けられ溶解チョコレートを分配垂下するタンクからなるトップコーターと、該トップコーターに対向され、前記ネットコンベア下に当接され、かつ溶解チョコレートに浸漬されて回転するロールと、該ロールの外周に当接して溶解チョコレートを掬い上げるスクレーパとを備えたタンクからなるボトムコーターと、前記ネットコンベアに付着し剥離落下したチョコレートをホッパーで受けてチョコレートタンク内へ回収した溶解チョコレートをポンプで前記トップコーターと前記ボトムコーターとへ給送する循環配管系を備えたエッジコーター装置を、ジョイントコンベアを介してそれぞれ直角方向に連設配備したことにより、角形菓子の外周面のみに万遍なく均等に少ないチョコレート量で効率よくコーティングし、外観品位良好な角形チョコレート菓子とすると共に、コーティングが簡便でチョコレートの消費量も軽減して低コストの角形チョコレート菓子を容易に製造することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す系統説明平面図である。
【図2】図1の例の側面図である。
【図3】図1の例のチョコレートコーター部の一部切断側面図である。
【図4】図3の例の切断正面図である。
【図5】図4の例のトップコーター部の平面図である。
【図6】図3の例のボトムコーター部の拡大縦断図である。
【図7】本発明のチョコレートコーティング工程の説明平面図である。
【図8】本発明装置で製造される製品で、(a)は平面図、(b)はその縦断面図である。
【符号の説明】
A 角形製品
B チョコレート
1 ネットコンベア
2 トップコーター部
3 ボトムコーター部
4,5 スリット
6 シャッタ
7 底壁
8,9 ガイド片
10 製品供給スタッカー
11 第1エッジコーター装置
12 第2エッジコーター装置
13 ジョイントコンベア
20 チョコレートタンク
21 ポンプ
22 循環配管系
23 ホッパー
30 回転ロール
31 スクレーパ
32 シャッタ
33 均し部材

Claims (3)

  1. 菓子製品搬送用ネットコンベアに製品を整列して搬送しながらチョコレートコーター部により製品外表面にチョコレートをコーティングする装置において、角形製品の外周部のみに溶解チョコレートをコーティングするのに、前記ネットコンベア上に設けられ溶解チョコレートを分配垂下するタンクからなるトップコーターと、該トップコーターに対向され、前記ネットコンベア下に当接され、かつ溶解チョコレートに浸漬されて回転するロールと、該ロールの外周に当接して溶解チョコレートを掬い上げるスクレーパとを備えたタンクからなるボトムコーターと、前記ネットコンベアに付着し剥離落下したチョコレートをホッパーで受けてチョコレートタンク内へ回収した溶解チョコレートを前記トップコーターと前記ボトムコーターとへ給送する循環配管系を備えたエッジコーター装置を、ジョイントコンベアを介してそれぞれ直角方向に連設配備したことを特徴とするチョコレートコーティング装置。
  2. 前記トップコーター部が、前記ネットコンベアの走行方向前後に開口する側壁にシャッタを摺動自在に備えて開口面積を可変とし、両方に分配傾斜した底壁で両開口にガイド片を延設したタンクからなる請求項1記載のチョコレートコーティング装置。
  3. 前記ボトムコーター部が、底面に開閉自在のシャッタを備えたパン状タンクで、チョコレート収容量を調整するチョコレートコーターとし、前記回転ロールの外周のチョコレート層を所定厚みとする均し部材を備えると共に、前記チョコレートタンクに連通するホッパー内に備えたものからなる請求項1記載のチョコレートコーティング装置。
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