JP3614934B2 - 回転力伝達装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、駆動側の回転力を被動側に伝達する回転力伝達装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
回転力を伝達する手段としては、一般に、歯車機構やカムないしリンク機構などの機械的な装置が使用されている。
【0003】
また、駆動側と被動側とを機械的に連結せずに、油などの流体を介して回転力を伝達するトルクコンバータも知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
動力発生源から被動側に回転力を伝える場合、始動初期に低速かつ高トルクが必要となるため、歯車機構などの機械的な回転力伝達装置を用いることになると、被動側が定常回転状態になっても回転数を増大させることができない。また、低速から高速へ立上げようとすると、複雑なトランスミッションが必要となる。
【0005】
トランスミッションの一形態として流体を介して回転力を伝達するトルクコンバータが存在し、機械的な装置に比して、構成が簡単で、騒音を発生することも少ない利点があるが、回転力を伝達するインペラーを精度よく形成したり、油漏れを防止するためにケーシングにも高精度を要する等のため、製造コストが高くつき、かつ、保守作業にも手間がかかる。
【0006】
本発明は、上述した従来の装置における不都合を改善するものであり、駆動開始から安定駆動まで強い力を維持しつつ動力発生源の力を被動側へ極めて高効率に伝達できる回転力伝達装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の回転力伝達装置は、周辺部に磁極の形成された第1回転部材と、別の磁極を有して前記第1回転部材の周辺部近傍を無接触状態で回転する第2回転部材と、からなり、第1回転部材には少なくとも1本のステムが固着されているとともに、第2回転部材にも1本のステムが固着されており、これら第1回転部材のステムと第2回転部材のステムが所定回転比の動力伝達機構で接続されており、第2回転部材のステムが動力入力部として機能し、第1回転部材のステムが動力出力部として機能することを特徴としている。
【0012】
【作用】
まず、動力発生源の回転力は、第1回転部材と第2回転部材に与えられ、両回転部材を回動させようとする。回転力を与えられた第2回転部材は第1回転部材の周辺部付近において無接触状態で回転し、第1回転部材をそれらの磁力によって回転させようとする。すなわち、第1回転部材には広範にわたり力が発生することになり、強い力で回動が開始され、その後も引き続き安定した速度まで回転が高められることになる。
【0013】
【実施例】
図1、2は、本発明の第1実施例であり、特に図1にはミッション部1のみが示されている。2は、第1回転部材であり、その周辺部にほぼ均等な間隔で磁石(磁極)3が埋設又は固設されており、その中心部にはステム4、5が表裏に固定延設されている。このステム4の先端部には出力接続部6が、さらにステム5の所定箇所にはギア7が固定されている。なお、実施例では第1回転部材2が円盤となっているが、磁石3を放射方向に固定できればよく、棒材をステム4、5から放射方向に多数固定するような構成にしてもよい。
【0014】
この第1回転部材2の周辺部すなわち磁石3の近傍には無接触状態に第2回転部材8がステム9によって枢着支持されており、やはりこの第2回転部材8の周辺部にも所定数の磁石(磁極)10が埋設もしくは固設されている。また、このステム9にはギア11が固定されている。
【0015】
前述のステム5のギア7とステム9のギア11は所定の仲介ギア12でそれぞれ噛合されており、これらのギア比については、第1回転部材2のステム5に取付けられたギア7に対して、第2回転部材8のステム9に取付けられたギア11が小歯数になっており、例えばステム5の1回転に対してステム9が5回転するように、適宜ギア比は選定される。なおステム9の先端部には入力接続部13が設けられている。
【0016】
図2には、例えばミッションボックス15内に設置されたミッション部1の基本構成が示されており、この図と図1に基づいて回転力伝達装置の作用について説明する。
【0017】
入力接続部13には、動力発生源としての電動モーター14もしくはガソリンエンジン、タービン等が接続され、この電動モーター14を駆動することによってステム9が回転し始める。
【0018】
この回動力はギア11、12、7から成る動力伝達機構に伝えられ、それらの力はステム9とステム5に分散される。まず第2回転部材8は電動モーター9に直結されているため、高速で回転し、第1回転部材、2は所定のギア比により低速で回転し始める。
【0019】
この場合、第1回転部材2にはステム5の回動力と、さらに第2回転部材8がその磁力によって第1回転部材2を周辺部から無接触状態で補足するように働く回動力とが同時に働き、極めてスムースに第1回転部材2が回転を始め、ステム4を介して回転力が出力される。
【0020】
続いて、回動スピードが高まった場合においては、第1回転部材2に中心から周辺にかけて広い範囲で力が伝達され、特に第2回転部材8は第1回転部材2と無接触状態に回転しているため、第1回転部材2の回転に悪影響を及ぼされることなく、言い換えれば、それぞれが相互に回転力を高め合って、極めて強い力の回動出力が得られることになる。
【0021】
図3、図4には本発明の第2実施例が示され、ステム4に出力接続部6が、さらにステム5に入力接続部13が形成されている。また、ステム5にはプーリ16が、さらに第2回転部材8を回動するステム9には比較的小さいプーリ17がそれぞれ固着され、両プーリ16、17はベルト18で接続されている。
【0022】
すなわち、この回転力伝達装置の作用は第1実施例と同原理であり、同様に極めて強い力の回動出力が得られることになる。
【0023】
この第2実施例のベルト、プーリから成る動力伝達機構を第1実施例に利用することも可能であり、種々の組み合わせがあることは明らかである。
【0024】
図5には、本発明の第3実施例が示され、入力接続部13を有するステム9または5の途中にトランスミッション19を介在したものである。すなわち動力発生源14からの回動力を、始動時には低速、高トルクに、さらに定常運転に近づく程高速、低トルクに変換するものであり、このようなトランスミッション19に自動変速機を用いればより高い始動性が得られる。
【0025】
図6には本発明の第4実施例が示され、ギア7と第1回転部材2との間にクラッチ20を設けたものであり、このクラッチ20には、例えばトランスミッション19の部分又は所定のステムの部分の回転スピードを測定し、高速になった段階でクラッチ20を切るような制御信号を制御ライン21から流すようにすれば、第1回転部材2がこの時点でギアの拘束を受けなくなり、安定した高速運転が可能となる。
【0026】
なお、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
【0027】
例えば、N極とS極の配置における順序は交互に配置する方が良いが、これに限らず種々の磁石の吸着力を利用する配置、または個数は任意である。
【0028】
【発明の効果】
本発明は以上の効果を有するため、まず、動力発生源の回転力は、第1回転部材と第2回転部材に与えられ、両回転部材を回動させようとする。回転力を与えられた第2回転部材は第1回転部材の周辺部付近において無接触状態で回転し、第1回転部材をそれらの磁力によって回転させようとする。すなわち、第1回転部材には広範にわたり力が発生することになり、強い力で回動が開始され、その後も引き続き安定した速度まで回転が高められることになる。
【0029】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のミッション部の斜視図である。
【図2】図1のミッション部から成る回転力伝達装置の概念図である。
【図3】本発明第2実施例のミッション部の斜視図である。
【図4】図3のミッション部から成る回転力伝達装置の概念図である。
【図5】本発明第3実施例の回転力伝達装置の概念図である。
【図6】本発明第3実施例の回転力伝達装置の概念図である。
【符号の説明】
1 ミッション部
2 第1回転部材
3 磁石(磁極)
4 ステム
5 ステム
6 出力接続部
7 ギア
8 第2回転部材
9 ステム
10 磁石(磁極)
11 ギア
12 仲介ギア
13 入力接続部
14 電動モーター
15 ミッションボックス
16 プーリ
17 プーリ
18 ベルト
19 トランスミッション
20 クラッチ
21 制御ライン

Claims (1)

  1. 周辺部に磁極の形成された第1回転部材と、別の磁極を有して前記第1回転部材の周辺部近傍を無接触状態で回転する第2回転部材と、からなり、第1回転部材には少なくとも1本のステムが固着されているとともに、第2回転部材にも1本のステムが固着されており、これら第1回転部材のステムと第2回転部材のステムが所定回転比の動力伝達機構で接続されており、第2回転部材のステムが動力入力部として機能し、第1回転部材のステムが動力出力部として機能することを特徴とする回転力伝達装置。
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