JP3614786B2 - 圧力スイング吸着式ガス発生装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、圧力スイング吸着法により窒素または酸素ガスを発生させるための、圧力スイング吸着式ガス発生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
窒素または酸素ガスを製造するための非低温技術の1つとして、PSA(圧力スイング吸着)が知られている。PSA法によれば、例えば、空気を原料とし、吸着剤により原料空気の酸素を吸着することにより、窒素を分離して高純度の窒素ガスを得ることができる。なお、PSAの技術は、厳密な意味でのPSAプロセスだけでなく、VSA(真空スイング吸着)のような同様のプロセスも含む意味で用いられる。
【0003】
PSAプロセスにおいては、高圧における吸着量が低圧における吸着量よりも大きいことを利用する。すなわち、高圧において酸素を吸着させた吸着剤を、低圧下において酸素を脱着させる、という吸脱着の繰り返しにより、吸着剤の吸着能力を回復させながら、連続運転を行う。従って、PSAの工程においては、吸着剤を充填した吸着槽を2つ使用し、一方の吸着槽において高圧下での吸着工程が行われている間に、他方の吸着槽において低圧下での脱着工程を行う。
【0004】
このように、吸着槽を2つ用いて交互に吸脱着工程を行うためには、原料空気の導入口から吸着槽を経て製品槽に至るガスの流路を、工程の状態に応じて切り換えることが行われる。すなわち、吸着工程を行う吸着槽への原料空気の導入、製品ガスの導出、あるいは脱着工程を行う吸着槽からの排気等が適切に行われるように、多数のバルブを適時切り換えることが必要である。
【0005】
ガス発生装置から供給される製品ガスの純度は、所定値以上に保たれなければならない。もしも、製品ガスの純度が所定値よりも低下した場合には、それが使用される製造工程等に深刻な影響を及ぼすおそれがある。従って従来のガス発生装置には、製品ガスの純度に異常が発生したことを迅速に検知すべく、製品ガスの出口に、製品ガス流量、および製品ガスの濃度を検出する装置が設置されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来のガス発生装置では、製品ガスの出口におけるガス流量、およびガスの濃度を検出することにより異常の発生を検知することはできても、故障原因の探索には、熟練した技術者による点検が必要であった。すなわち動作異常の原因について探索するためには、装置の各箇所における圧力、および多数のバルブの動作状態等を調べ、それらの状態を総合的に組み合わせた判断が必要である。従って、故障の発生から故障原因の特定までに長時間を要し、実用上の問題点として改善が望まれていた。また、製品ガス流量、および製品ガスの濃度だけでは、異常検出の基礎としては不十分であった。
【0007】
本発明は、動作異常の検出、あるいは故障原因の探索を迅速、的確に行うことを可能とする圧力スイング吸着式ガス発生装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の圧力スイング吸着式ガス発生装置は、吸着剤を充填した第1吸着槽および第2吸着槽と、前記第1および第2吸着槽で分離された製品ガスを貯蔵する製品槽と、原料空気を前記第1吸着槽および第2吸着槽へ導入する流路を各々開閉する第1および第2吸着バルブと、前記第1および第2吸着槽からの排気用流路を各々開閉する第1および第2排気バルブと、前記第1および第2吸着槽の間を連通させる均圧用流路を開閉する均圧バルブと、前記第1および第2吸着槽の間を流量調節弁を介して連通させた還流用流路と、前記第1および第2吸着槽と前記製品槽との間の流路を各々開閉する第1および第2出口バルブと、前記各バルブの開閉を制御するバルブ駆動信号を供給する制御装置と、前記原料空気、前記第1、第2吸着槽内、および前記製品槽内の圧力をそれぞれ検出して、その圧力値を前記制御装置に入力する圧力検出器とを備える。
【0009】
上記の各要素により、圧縮された原料空気を供給して高圧下で前記吸着剤による吸着を行う吸着動作と、圧力を低下させて前記吸着剤に吸着したガスを脱着させる脱着動作を、前記各バルブを切り替えることにより、前記第1および第2吸着槽において交互に行って、窒素または酸素ガスを取り出す運転を連続的に行うように構成される。
【0010】
上記課題を解決するために、前記製品ガスの純度を検出する製品ガス純度検出器を更に備え、前記制御装置は、前記各圧力値と前記各バルブ駆動信号を用いて、前記第1吸着槽において吸着動作を行い前記第2吸着槽において脱着動作を行う工程をA工程、前記第2吸着槽において吸着動作を行い前記第1吸着槽において脱着動作を行う工程をB工程、前記均圧バルブを開放して前記両吸着槽の圧力を均等にする工程を均圧工程とし、原料空気圧力をP0、第1吸着槽圧力をP1、第2吸着槽圧力をP2、製品槽圧力をP3とするとき、前記A工程が終了して前記均圧工程に切り替わる時点で、圧力差P0−P1、圧力P2、及び圧力差P0−P3について、各々所定の基準値との関係を検出し、前記均圧工程が終了して前記A工程または前記B工程に切り替わる時点で、圧力差P1−P2、圧力P1、及びP2について、各々所定の基準値との関係を検出し、前記B工程が終了して前記均圧工程に切り替わる時点で、圧力差P0−P2、圧力P1、及び圧力差P0−P3について、各々所定の基準値との関係を検出し、前記製品ガス純度検出器の検出値がその基準値に対して異常を示したとき、前記各検出結果の組合わせに基づいて、前記異常の原因を検出するように構成される。
【0011】
この構成の装置によれば、各要素における圧力値と、各バルブの開閉状態を示すバルブ駆動信号を用いることにより、装置の状態を的確に把握することができ、異常を迅速に検出することが可能となる。
【0012】
上記構成において好ましくは、装置の設定内容を含む情報を表示するディスプレイを更に備え、前記異常を検出したとき、警報が前記ディスプレイに表示される構成とする。それにより、熟練した技術者でなくとも、装置の異常を容易に知ることができ、迅速な対処が可能となる。
【0013】
また上記構成において好ましくは、前記制御装置が、動作の異常を検出したときさらに故障原因を探索して、検出された故障原因を前記ディスプレイに表示するように構成する。それにより、故障箇所の特定を一層迅速に行うことが可能となる。また、装置から距離を隔てた場所において、遠隔監視により故障に対処することが容易になる。
【0014】
また上記構成において好ましくは、前記第1、第2吸着槽、前記製品槽、前記各バルブ、それらを接続する配管、および前記各圧力検出器を含む装置の配置構成、および前記各要素の動作状態を、前記ディスプレイにグラフィック表示する動作状態表示手段を更に備える。それにより、非熟練者による装置の運転管理を容易にすることができる。
【0015】
この構成において好ましくは、前記動作状態表示手段によりグラフィック表示された前記ディスプレイ上に、前記故障原因の探索により検出された動作不良箇所を明示するように構成する。
【0016】
上記の基本的な構成において、好ましくは、前記制御装置が、ガス発生装置の動作の異常を検出する際に、装置の動作がいずれの工程にあるのかを検出するために、前記バルブ駆動信号の組合せに基づく論理を用いる構成とする。
【0017】
以上の構成において好ましくは、前記製品槽から流出する製品ガスの流量を検出する製品ガス流量検出器を更に備え、前記製品ガス流量検出器または前記製品ガス純度検出器の検出値が、それらの基準値に対して異常を示したとき、前記制御装置による異常検出の動作を開始するように構成する。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明の圧力スイング吸着式ガス発生装置の一実施形態における、PSA法を用いた窒素ガス発生装置について説明する。なお、PSA法を用いた酸素ガス発生装置も同様に構成することができる。
【0019】
(窒素ガス発生装置の構成)
図1は、本発明の一実施の形態における窒素ガス発生装置の構成を示す概要図である。図2および図3は、同窒素ガス発生装置について、それぞれ異なる工程における動作を示す。この装置は、酸素吸着剤を充填した第1吸着槽1と第2吸着槽2、および製造された窒素ガスが供給される製品槽3を備える。図1は、第1吸着槽1が吸着工程で、第2吸着槽2が脱着工程にある状態を示す。図2は均圧工程を示す。図3は、第1吸着槽1が脱着工程で、第2吸着槽2が吸着工程にある状態を示す。各槽等を結ぶ線は配管であり、ガスが流れている状態が太線で示される。
【0020】
各図において、4は原料空気入口であり、ここから導入された原料空気は、エアフィルタ5を経由して第1吸着バルブ(SV1)および第2吸着バルブ(SV2)に導かれる。第1吸着バルブ(SV1)は配管6により第1吸着槽1と、第2吸着バルブ(SV2)は配管7により第2吸着槽2と接続されている。配管6と配管7で示される流路は、各々第1排気バルブ(SV3)および第2排気バルブ(SV4)を介して排気口8に接続されている。第1吸着槽1と第2吸着槽2は、上下に設けた2つの均圧バルブ(SV5)を介して連通可能となっている。
【0021】
第1吸着槽1から導出される3本の配管のうち1本は、第1出口バルブ(SV6)を介して製品槽3に接続されている。第2吸着槽2から導出される3本の配管のうち1本は、第2出口バルブ(SV7)を介して製品槽3に接続されている。第1吸着槽1と第2吸着槽2は、流量調節弁9を介して相互に接続されている。製品槽3は、窒素ガス出口10に接続され、ここから窒素ガスが取り出される。
【0022】
エアフィルタ5の下流には、原料空気圧検出器11が設置されている。第1吸着槽1および第2吸着槽2にはそれぞれ、第1吸着槽圧力検出器12、第2吸着槽圧力検出器13が設置されている。製品槽3には、製品槽圧力検出器14が設置されている。製品槽3から窒素ガス出口10に至る流路には、窒素ガス流量検出器15と含有酸素濃度検出器16が設置されている。
【0023】
図示していないが、各検出器の出力は、制御装置(図示せず)に入力される。また、各バルブの開閉動作は、制御装置から供給されるバルブ駆動信号により制御される。制御装置は、各種設定値、バルブ駆動制御、および各検出器の出力に基づく運転制御等を、CPUの通常の動作により行うものであり、電気的な配線については、図示を省略する。
【0024】
各図において、バルブに施したハッチングは開放状態を示し、ハッチングが施されていないバルブは閉鎖状態にある。また、各吸着槽1、2および製品槽3に施されたハッチングは、窒素ガスが存在する状態を示す。
【0025】
(吸脱着工程における動作)
上記構成の窒素ガス発生装置の動作について、図1〜図3とともに、図4に示される圧力分布および動作タイミングを参照して説明する。
【0026】
図4において、P0、P1、P2、P3で示されるカーブはそれぞれ、原料空気圧検出器19、第1吸着槽圧力検出器20、第2吸着槽圧力検出器21、製品槽圧力検出器22から得られる圧力値を示す。SV1、SV2、SV3、SV4、SV5、SV6、SV7はそれぞれ、対応するバルブを開閉させるためのバルブ駆動信号を示す。ハッチングが施されている領域では、バルブ駆動信号により各バルブが開放された状態であり、他の領域では各バルブが閉鎖された状態である。チャートの横軸は時間を示し、時間軸の方向にA〜Cで示す工程が行われる。A〜Cの符号の上部に記載された時間は、各工程の継続時間である。
【0027】
図4における工程Aは、図1に示される工程であり、第1吸着槽1では吸着工程が、第2吸着槽2では脱着工程が行われる。
【0028】
この工程Aでは、第1吸着バルブ(SV1)、第2排気バルブ(SV4)、第1出口バルブ(SV6)に供給されるバルブ駆動信号は開放信号であり、他のバルブには閉鎖信号が供給される。第1吸着槽1では、加圧原料空気が第1吸着槽1の底部に導入されて吸着工程が行われる。原料空気圧力P0の上昇とともに第1吸着槽圧力P1も上昇する。それに伴い、酸素吸着剤により原料空気から酸素が吸着され、槽上部から窒素ガスが流出して出口バルブ(SV6)を通って製品槽3に導入される。これに伴い、製品槽圧力P3が上昇する。
【0029】
第2吸着槽2は第2排気バルブ(SV4)を通して減圧され、第2吸着槽圧力P2が急激に下降する。このとき、流量調節弁9を通して、第1吸着槽1の頂部から取り出される環流窒素が、第2吸着槽2の頂部に導入される。これらの動作により、酸素吸着剤から酸素が脱着排気される。
【0030】
工程Cは、図2に示される均圧工程である。この工程では、均圧バルブ(SV5)が開放され、他のバルブは閉鎖される。従って、原料空気圧力P0は、原料空気入口4から供給される圧力まで上昇する。第1吸着槽圧力P1は下降し、第2吸着槽圧力P2は上昇して、両吸着槽の圧力が均等になる。この均圧工程は、吸着工程から脱着工程に移る際に、加圧ガスを大気中に放出することによるエネルギ損失を低減するために行う。すなわち、脱着工程に移る槽の圧力を吸着工程に移る槽に供給して、約半分の加圧エネルギを回収する。
【0031】
工程Bは、図3に示される工程であり、第1吸着槽1では脱着工程が、第2吸着槽2では吸着工程が行われる。このときの動作は、工程Aにおける動作と対称であり、第1吸着槽1と第2吸着槽2における動作が工程Aとは逆になる。すなわち、工程Bでは、第2吸着バルブ(SV2)、第1排気バルブ(SV3)、第2出口バルブ(SV7)に開放信号が供給され、他のバルブには閉鎖信号が供給され、工程Aと同様の動作が行われるので、具体的な説明は省略する。
【0032】
以上のように、吸着工程と脱着工程が、均圧工程を挟んで、第1吸着槽1と第2吸着槽2で交互に行われ、連続して窒素ガスが発生される。なお、吸着工程を続けると、吸着されない酸素が槽頂部より流出して、窒素の濃度が低下する破過状態となる。従って、この現象が現れる前に吸着槽が切り替わるように、工程Aあるいは工程Bの継続時間が設定される。
【0033】
次に、上記のように装置の運転が行われている間に、異常が発生したことを検知し、故障原因を探索する動作について説明する。異常検出および故障原因探索の動作は、図4に示した圧力値、P0、P1、P2、P3、およびバルブ駆動信号SV1、SV2、SV3、SV4、SV5、SV6、SV7、図1に示される窒素ガス流量検出器15の出力である窒素ガス流量値、および酸素濃度検出器16の出力である含有酸素濃度値を、制御装置において処理することにより行われる。動作のフローが図5〜図9に示される。
【0034】
(異常検出の動作)
図5は、図4における工程Aのときに行われる異常検出の動作を示す。制御装置には、圧力値、P0、P1、P2、P3がそれぞれA/D変換されて入力される(ステップS100)。まず、均圧工程に至っているか否かが判断される(S101)。均圧工程に至っていなければ、ステップS100に戻る。均圧工程に至っていれば、ステップS102に進む。つまり、工程Aが終了して均圧工程に切り替わる時点で、ステップS102が行われる。
【0035】
ここで、どの工程にあるかについての検出は、バルブ駆動信号SV1、SV2、SV3、SV4、SV5、SV6、SV7を、図4に示す開閉状態の組合せと照合することにより行われる。なお、運転開始からの時間の経過を参照して工程位置の検出を行うこともできる。バルブ駆動信号と経過時間を組合せて用いることにより、工程位置の検出をより確実にすることもできる。
【0036】
ステップS102では、圧力差P0−P1が吸着許容値未満であるか否かが判断される。圧力差P0−P1が吸着許容値を超えていることは、P1が吸着圧力の下限値に達していないことを意味する。従ってそのときは、異常検出フラグ1に吸着1低下をセットする(S103)。P0−P1が吸着許容値未満にあれば、ステップS104に進む。
【0037】
ステップS104では、圧力P2が脱着許容値未満であるか否かが判断される。P2が脱着許容値を超えていれば、異常検出フラグ1に脱着1高をセットする(S105)。P2が脱着許容値未満にあれば、ステップS106に進む。
【0038】
ステップS106では、圧力差P0−P3が吐出圧低基準値未満であるか否かが判断される。P0−P3が吐出圧低基準値を超えていることは、P3が吐出圧力の下限値に達していないことを意味する。従ってそのときは、異常検出フラグ1に吐出1低下をセットする(S107)。P0−P3が吐出圧低基準値未満であり、従ってP3が吐出圧力の下限値を超えていれば、ステップS108に進む。
【0039】
ステップS108では、P0−P3が吐出圧高基準値を超えているか否かが判断される。P0−P3が吐出圧高基準値に達しないことは、P3が吐出圧力の上限値を超えていることを意味する。従ってこのときは、異常検出フラグ1に吐出1高をセットする(S109)。P0−P3が吐出圧高基準値を超え、従ってP3が吐出圧力の上限値より低ければ、ステップS110に進み、均圧工程に入る。
【0040】
次に、工程Cの均圧工程における異常検出の動作について、図6を参照して説明する。制御装置には、圧力値、P0、P1、P2、P3がそれぞれA/D変換されて入力される(ステップS200)。次に、均圧工程が終了したか否かが判断される(S201)。この判断は、図5の場合と同様に、バルブ駆動信号SV1、SV2、SV3、SV4、SV5、SV6、SV7の組合せに基づいて行われる。
【0041】
均圧工程が終了していなければ、ステップS200に戻る。均圧工程が終了していれば、ステップS202に進む。つまり、均圧工程が終了して次の工程に切り替わる時点で、ステップS202が行われる。ステップS202では、圧力差P1−P2が均圧許容値未満であるか否かが判断される。ここで、P1とP2はほぼ同程度であることを要し、従って、均圧許容値は、極めて小さな値に設定される。P1−P2が均圧許容値を超えていれば、異常検出フラグ2に均圧異常をセットする(S203)。P1−P2が、均圧許容値未満であれば、ステップS204に進む。
【0042】
ステップS204では、P1およびP2がそれぞれ、均圧最小基準値を超えているか否かが判断される。均圧最小基準値は通常、0.3MPa程度に設定される。P1またはP2が均圧最小基準値未満であれば、異常検出フラグ2に均圧低下をセットする(S205)。P1およびP2が均圧最小基準値を超えていれば、ステップS206に進む。
【0043】
ステップS206では、P1およびP2がそれぞれ、均圧最大基準値未満であるか否かが判断される。均圧最大基準値は通常、0.5MPa程度に設定される。P1またはP2が均圧最大基準値を超えていれば、異常検出フラグ2に均圧高をセットする(S207)。P1およびP2が均圧最大基準値未満であれば、ステップS208に進み次の工程に入る。
【0044】
次に、工程Bの工程における異常検出の動作について、図7を参照して説明する。工程Bにおける異常検出は、工程Aにおける、P1とP2、SV1、SV2、SV3、SV4、SV6、SV7が図4に示すとおりに入れ替わった状態における動作である。制御装置には、圧力値、P0、P1、P2、P3がそれぞれA/D変換されて入力される(ステップS300)、まず、均圧工程に至っているか否かが判断される(S301)。
【0045】
均圧工程に至っていなければ、ステップS300に戻る。均圧工程に至っていれば、ステップS302に進む。つまり、工程Bが終了して均圧工程に切り替わる時点で、ステップS302が行われる。ステップS302では、圧力差P0−P2が吸着許容値未満であるか否かが判断される。圧力差P0−P2が吸着許容値を超えていることは、P2が吸着圧力の下限値に達していないことを意味する。従ってそのときは、異常検出フラグ3に吸着2低下をセットする(S303)。P0−P2が吸着許容値未満にあれば、ステップS304に進む。
【0046】
ステップS304では、圧力P1が脱着許容値未満であるか否かが判断される。P1が脱着許容値を超えていれば、異常検出フラグ3に脱着2高をセットする(S305)。P1が脱着許容値未満にあれば、ステップS306に進む。
【0047】
ステップS306では、圧力差P0−P3が吐出圧低基準値未満であるか否かが判断される。P0−P3が吐出圧低基準値を超えていることは、P3が吐出圧力の下限値に達していないことを意味する。従ってそのときは、異常検出フラグ3に吐出2低下をセットする(S307)。P0−P3が吐出圧低基準値未満であり、従ってP3が吐出圧力の下限値を超えていれば、ステップS308に進む。
【0048】
ステップS308では、P0−P3が吐出圧高基準値を超えているか否かが判断される。P0−P3が吐出圧高基準値に達しないことは、P3が吐出圧力の上限値を超えていることを意味する。従ってこのときは、異常検出フラグ3に吐出2高をセットする(S309)。P0−P3が吐出圧高基準値を超え、従ってP3が吐出圧力の上限値より低ければ、ステップS310に進み、均圧工程に入る。
【0049】
以上の各工程における異常検出の結果により、警報を発するようにすることもできるが、後述する含有酸素濃度および窒素ガス流量の検出値に基づく異常検出の結果と組み合わせて警報を発するようにしてもよい。
【0050】
(故障原因探索の動作)
次に、故障原因を探索する動作について説明する。探索動作は、図8に示すフローにより行われる。まず、含有酸素濃度を規定値と比較する(S400)。含有酸素濃度が既定値を超えていなければ、ステップS401に進む。含有酸素濃度が既定値を超えていれば、故障原因探索のためのステップS402に進む。
【0051】
ステップS401では、窒素ガス流量を規定値と比較する。規定値未満であれば、異常なしと判断し、故障原因探索を終了する。窒素ガス流量が規定値を超えていれば、故障原因探索のためのステップS402に進む。
【0052】
なお、このフローでは、初めに含有酸素濃度を規定値と比較するステップS400、および窒素ガス流量を規定値と比較するステップS401を行い、異常が検出されたときに、装置の故障原因探索の動作に進むように構成されているが、必ずしもこれを前提とする必要はない。つまり、使用の実状に応じて、含有酸素濃度および窒素ガス流量の異常を検出することなしに、常に、故障原因探索のためのステップS402を行うように構成してもよい。
【0053】
ステップS402では、異常検出フラグ1が異常検出を示していれば、結合子aから図9に示す工程A探索フローに進む。異常検出フラグ1が異常検出を示していなければ、ステップS403に進む。ステップS403では、異常検出フラグ2が異常検出を示していれば、結合子bから図10に示す工程C探索フローに進む。異常検出フラグ2が異常検出を示していなければ、ステップS404に進む。ステップS404では、異常検出フラグ3が異常検出を示していれば、結合子cから図11に示す工程B探索フローに進む。異常検出フラグ3が異常検出を示していなければ、故障原因探索を終了する。
【0054】
図9に示す工程A探索フローでの動作は以下のとおりである。まず、異常検出フラグ1に吸着1低下がセットされていれば(S500)、ステップS501に進み、異常検出フラグ3の吸着2低下の有無を調べる。吸着2低下がセットされていれば、均圧バルブSV5の動作不良と判断し(S502)、故障原因探索を終了する。吸着2低下がセットされていなければ、ステップS503に進み、異常検出フラグ2の均圧低下の有無を調べる。均圧低下がセットされていれば、第1排気バルブSV3の動作不良と判断し(S504)、故障原因探索を終了する。均圧低下がセットされていなければ、システム異常と判断し(S505)、故障原因探索を終了する。ステップS500において、吸着1低下が検出されなければ、ステップS506に進み、脱着1高の有無を調べる。
【0055】
脱着1高がセットされていれば(S506)、第2排気バルブSV4の動作不良と判断し(S507)、故障原因探索を終了する。脱着1高がセットされていなければ、ステップS508に進み、吐出1低下のセットの有無を調べる。吐出1低下がセットされていれば、ステップS509に進み、吐出2低下の有無を調べる。吐出2低下がセットされていれば、システム異常と判断し(S510)、故障原因探索を終了する。吐出2低下がセットされていなければ、第1出口バルブSV6の異常と判断し(S511)、故障原因探索を終了する。ステップS508において、吐出1低下が検出されなければ、ステップS512に進み、吐出1高のセットの有無を調べる。吐出1高がセットされていれば、ステップS513に進み、窒素ガス流量を調べる。窒素ガス流量がゼロより大であれば、システム異常と判断し(S514)、故障原因探索を終了する。窒素ガス流量がゼロであれば、故障原因探索を終了する。ステップS512において、吐出1高が検出されなければ、故障原因探索を終了する。
【0056】
以上の説明において、「システム異常」とは、上記構成による各圧力検出器出力、および各バルブ駆動信号に基づく探索では、究明不能な原因による故障を意味する。また、故障の原因が不明のまま動作を終了している場合は、現時点では原因の究明ができないが、放置しておいても問題ないことを意味する。つまり、異常が重大な要因に起因するものではなく、時間の経過とともに現象が顕著になることにより、原因が判明する可能性が大きい場合である。
【0057】
次に、図8のステップS403において結合子bから進む、図10に示す工程C探索フローにおける動作は以下のとおりである。
【0058】
異常検出フラグ2が均圧異常を示していれば(S600)、ステップS601に進み、吸着1低下の有無を調べる。吸着1低下が示されていれば、第1吸着バルブSV1の不良と判断し(S602)、故障原因探索を終了する。吸着1低下がなければ、吸着2低下の有無を調べる(S603)。吸着2低下があれば、第2吸着バルブSV2の不良と判断し(S604)、故障原因探索を終了する。吸着2低下がなければ、均圧バルブSV5の不良と判断し(S605)、故障原因探索を終了する。
【0059】
ステップS600において、均圧異常を検出しなけば、ステップS606に進み、均圧低下の有無を調べる。均圧低下があれば、ステップS607に進み、吸着1低下の有無を調べる。吸着1低下があれば、第1排気バルブSV3の不良と判断し(S608)、故障原因探索を終了する。吸着1低下がなければ、吸着2低下の有無を調べる(S609)。吸着2低下があれば、第2排気バルブSV4の不良と判断し(S610)、故障原因探索を終了する。吸着2低下がなければ、故障原因探索を終了する。
【0060】
ステップS606において、均圧低下を検出しなけば、ステップS611に進み、均圧高の有無を調べる。均圧高が検出されれば、ステップS612に進み、吐出1低下の有無を調べる。吐出1低下が検出されれば、第1出口バルブSV6の不良と判断し(S613)、故障原因探索を終了する。吐出1低下がなければ、吐出2低下の有無を調べる(S614)。吐出2低下があれば、第2出口バルブSV7の不良と判断し(S615)、故障原因探索を終了する。吐出2低下がなければ、脱着1高の有無を調べる(S616)。脱着1高があれば、第2排気バルブSV4の不良と判断し(S617)、故障原因探索を終了する。脱着1高がなければ、脱着2高の有無を調べる(S618)。脱着2高があれば、第1排気バルブSV3の不良と判断し(S619)、故障原因探索を終了する。脱着2高がなければ、故障原因探索を終了する。
【0061】
次に、図8のステップS404において結合子cから進む、図11に示す工程B探索フローの動作は以下のとおりである。
【0062】
異常検出フラグ3に吸着2低下が示されていれば(S700)、ステップS701に進み、吸着1低下の有無を調べる。吸着1低下がセットされていれば、均圧バルブSV5の動作不良と判断し(S702)、故障原因探索を終了する。吸着1低下がセットされていなければ、ステップS703に進み、均圧低下の有無を調べる。均圧低下がセットされていれば、第2排気バルブSV4の動作不良と判断し(S704)、故障原因探索を終了する。均圧低下がセットされていなければ、システム異常と判断し(S705)、故障原因探索を終了する。ステップS700において、吸着2低下が検出されなければ、ステップS706に進み、脱着2高の有無を調べる。
【0063】
脱着2高がセットされていれば(S706)、第1排気バルブSV3の動作不良と判断し(S707)、故障原因探索を終了する。脱着2高がセットされていなければ、ステップS708に進み、吐出2低下の有無を調べる。吐出2低下があれば、ステップS709に進み、吐出1低下の有無を調べる。吐出1低下がセットされていれば、システム異常と判断し(S710)、故障原因探索を終了する。吐出1低下がセットされていなければ、第2出口バルブSV7の異常と判断し(S711)、故障原因探索を終了する。ステップS708において、吐出2低下が検出されなければ、ステップS712に進み、吐出2高の有無を調べる。吐出2高がセットされていれば、ステップS713に進み、吐出流量の有無を調べる。吐出流量がゼロより大であれば、システム異常と判断し(S714)、故障原因探索を終了する。吐出流量がゼロであれば、故障原因探索を終了する。ステップS712において、吐出2高が検出されなければ、故障原因探索を終了する。
【0064】
以上のようにして、各工程における圧力値、P0、P1、P2、P3について基準値と比較し、バルブ駆動信号SV1、SV2、SV3、SV4、SV5、SV6、SV7を組合せて用いることにより、装置動作の異常検出、および故障原因の究明を自動的に行うことが可能となる。
【0065】
なお、PSA法を用いた酸素ガス発生装置の場合は、吸着槽に充填する吸着剤が異なること、酸素濃度検出器16による濃度検出値の用い方が相違する等、若干の変更は必要であるが、上記と同様に構成することができる。
【0066】
(グラフィック表示)
図1に示した構成の装置について、各要素の動作状態、つまり圧力値およびバルブ駆動信号の状態等を、ディスプレイを用いてグラフィック表示することも有用である。すなわち、図1〜3に示したように、各吸着槽、配管および各バルブの配置等、装置全体の構成をグラフィック表示する。さらに、制御装置に集まる各種情報信号を用い、各吸着槽や配管の動作状態、およびバルブ駆動信号の状態を画面に表示する動作状態表示装置を構成する。図面ではハッチングで動作状態を区別したが、動作状態に応じて色を変えれば、より判り易い。さらに、各検出器から出力される圧力値等を、対応させて表示する。
【0067】
このようなグラフィック表示を用いることにより、ディスプレイ画面を監視して、表示される各要素の動作状態から、異常検出、および故障原因の究明を行うこともできる。その場合でも、装置全体の状況を即座に把握できるので、従来に比べて、はるかに迅速に対処することが可能である。
【0068】
さらに、ディスプレイに他の表示内容、例えば装置の運転条件に関する設定値等も表示すれば、故障の診断を含む、運転の管理に有用である。
【0069】
【発明の効果】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における窒素ガス発生装置の構成および一工程の状態を示す概要図
【図2】図1の装置における他の工程の状態を示す概要図
【図3】図1の装置における更に他の工程の状態を示す概要図
【図4】図1の装置における圧力分布および動作タイミングを示す図
【図5】図1の装置の一つの工程における異常検出の動作を示すフロー図
【図6】図1の装置の他の工程における異常検出の動作を示すフロー図
【図7】図1の装置の更に他の工程における異常検出の動作を示すフロー図
【図8】図1の装置における故障原因探索の動作の概要を示すフロー図
【図9】図8のフローにおける動作の一部の詳細を示すフロー図
【図10】図8のフローにおける動作の一部の詳細を示すフロー図
【図11】図8のフローにおける動作の一部の詳細を示すフロー図
【符号の説明】
1 第1吸着槽
2 第2吸着槽
3 製品槽
4 原料空気入口
5 エアフィルタ
6、7 配管
8 排気口
9 流量調節弁
10 ガス出口
11 原料空気圧検出器
12 第1吸着槽圧力検出器
13 第2吸着槽圧力検出器
14 製品槽圧力検出器
15 窒素ガス流量検出器
16 酸素濃度検出器
SV1 第1吸着バルブ
SV2 第2吸着バルブ
SV3 第1排気バルブ
SV4 第2排気バルブ
SV5 均圧バルブ
SV6 第1出口バルブ
SV7 第2出口バルブ

Claims (7)

  1. 吸着剤を充填した第1吸着槽および第2吸着槽と、前記第1および第2吸着槽で分離された製品ガスを貯蔵する製品槽と、原料空気を前記第1吸着槽および第2吸着槽へ導入する流路を各々開閉する第1および第2吸着バルブと、前記第1および第2吸着槽からの排気用流路を各々開閉する第1および第2排気バルブと、前記第1および第2吸着槽の間を連通させる均圧用流路を開閉する均圧バルブと、前記第1および第2吸着槽の間を流量調節弁を介して連通させた還流用流路と、前記第1および第2吸着槽と前記製品槽との間の流路を各々開閉する第1および第2出口バルブと、前記各バルブの開閉を制御するバルブ駆動信号を供給する制御装置と、前記原料空気、前記第1、第2吸着槽内、および前記製品槽内の圧力をそれぞれ検出して、その圧力値を前記制御装置に入力する圧力検出器とを備え、
    圧縮された原料空気を供給して高圧下で前記吸着剤による吸着を行う吸着動作と、圧力を低下させて前記吸着剤に吸着したガスを脱着させる脱着動作を、前記各バルブを切り替えることにより、前記第1および第2吸着槽において交互に行って、窒素または酸素ガスを取り出す運転を連続的に行うように構成された圧力スイング吸着式ガス発生装置において、
    前記製品ガスの純度を検出する製品ガス純度検出器を更に備え、
    前記制御装置は、前記各圧力値と前記各バルブ駆動信号を用いて、
    前記第1吸着槽において吸着動作を行い前記第2吸着槽において脱着動作を行う工程をA工程、前記第2吸着槽において吸着動作を行い前記第1吸着槽において脱着動作を行う工程をB工程、前記均圧バルブを開放して前記両吸着槽の圧力を均等にする工程を均圧工程とし、原料空気圧力をP0、第1吸着槽圧力をP1、第2吸着槽圧力をP2、製品槽圧力をP3とするとき、
    前記A工程が終了して前記均圧工程に切り替わる時点で、圧力差P0−P1、圧力P2、及び圧力差P0−P3について、各々所定の基準値との関係を検出し、
    前記均圧工程が終了して前記A工程または前記B工程に切り替わる時点で、圧力差P1−P2、圧力P1、及びP2について、各々所定の基準値との関係を検出し、
    前記B工程が終了して前記均圧工程に切り替わる時点で、圧力差P0−P2、圧力P1、及び圧力差P0−P3について、各々所定の基準値との関係を検出し、
    前記製品ガス純度検出器の検出値がその基準値に対して異常を示したとき、前記各検出結果の組合わせに基づいて、前記異常の原因を検出するように構成された圧力スイング吸着式ガス発生装置。
  2. 装置の設定内容を含む情報を表示するディスプレイを更に備え、
    前記異常を検出したとき、警報が前記ディスプレイに表示される請求項1に記載の圧力スイング吸着式ガス発生装置。
  3. 前記制御装置は、動作の異常を検出したときさらに故障原因を探索して、検出された故障原因を前記ディスプレイに表示するように構成された請求項2に記載の圧力スイング吸着式ガス発生装置。
  4. 前記第1、第2吸着槽、前記製品槽、前記各バルブ、それらを接続する配管、および前記各圧力検出器を含む装置の配置構成、および前記各要素の動作状態を、前記ディスプレイにグラフィック表示する動作状態表示手段を更に備えた請求項2または3に記載の圧力スイング吸着式ガス発生装置。
  5. 前記動作状態表示手段によりグラフィック表示された前記ディスプレイ上に、前記故障原因の探索により検出された動作不良箇所を明示するように構成された請求項4に記載の圧力スイング吸着式ガス発生装置。
  6. 前記制御装置は、ガス発生装置の動作の異常を検出する際に、装置の動作がいずれの工程にあるのかを検出するために、前記バルブ駆動信号の組合せに基づく論理を用いることを特徴とする請求項1に記載の圧力スイング吸着式ガス発生装置。
  7. 前記製品槽から流出する製品ガスの流量を検出する製品ガス流量検出器を更に備え、前記製品ガス流量検出器または前記製品ガス純度検出器の検出値が、それらの基準値に対して異常を示したとき、前記制御装置による異常検出の動作を開始するように構成された請求項1に記載の圧力スイング吸着式ガス発生装置。
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