JP3614681B2 - ディスク再生装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、片面に2層の信号記録面を有するディスク型記録媒体から信号を読み出して映像や音声の再生を行うディスク再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
デジタルバーサタイルディスク(DVD)としては、一方の面に1つの信号記録面のみを有するシングルレイヤディスクと、2つの信号記録面を有するデュアルレイヤディスクがある。図6はデュアルレイヤディスクの構造図であり、それぞれ信号記録レイヤRL1、RL2、透明なプラスチック層(基盤)SR1、SR2を有する2枚のディスクが、スペースレイヤSPLを介して張り合わされたデュアル構造を有している。なお、LSは対物レンズである。デュアルレイヤディスクは、2層の各信号記録面に信号を記録するため記録容量が大きく、例えば1面で8.5ギガバイトのデータを記録することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、DVDプレーヤを用いて上述したデュアルレイヤディスクに記録された映像や音声を再生する場合に、データを読み出す層が1層目から2層目へ、あるいは反対に2層目から1層目へ切り替わる際に時間がかかるため、映像や音声を途切れなく再生するいわゆるシームレス再生を行えない場合がある。再生層を切り替える際に完全なシームレス再生を実現しようとすると、データの読み出しが中断される時間(例えば数秒程度)に対応する分だけデータの先読みを行ってメモリに蓄積しておく必要がある。したがって、このデータ蓄積に用いられるメモリの容量をある程度確保する必要があるが、コストダウンによってメモリ容量を減らしたい場合や構成の簡素化等によって少ない容量のメモリを使用する場合も考えられるため、このような場合には完全なシームレス再生を行うことができないことになる。
【0004】
先読みするデータを蓄積するメモリの容量が少ないと、再生層を切り替える際に映像や音声の再生が瞬断されて途切れることになるため、利用者は違和感を感じることになる。
【0005】
また、先読みするデータを蓄積するメモリの容量を充分確保した場合であっても、再生層が切り替わる位置を挟んで読み出した信号に基づいて映像や音声の再生を繰り返し行うような場合には、再生層が切り替わるまでに先読みするデータ量を充分に確保できない場合もあるため、やはり映像や音声が瞬断されて違和感を感じることがある。
【0006】
本発明は、このような点に鑑みて創作されたものであり、その目的は、再生層を切り替える際に感じる違和感を軽減することができるディスク再生装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するために、本発明のディスク再生装置は、2層の信号記録面を有するディスクに記録されたデータを再生する際に、再生対象となる層の切り換えタイミングを検出し、切り換え直前に映像および音声の少なくとも一方に対してフェードアウト処理を行い、切り換え直後にフェードイン処理を行っている。したがって、層の切り換え時に映像や音声が瞬断したり、急に始まることを防止することができ、利用者が感じる違和感を軽減することができる。
【0008】
また、ディスク型記録媒体から読み出した信号を復調して得られたデータを一時的に格納するデータ格納手段を備え、この容量を、読み出し対象となる信号記録面の切り換え動作に要する時間に対応する再生動作に必要なデータ量以下に設定することが好ましい。このようなデータ容量が少ないデータ格納手段を用いることにより、コストダウンや構成の簡略化が可能になる。また、このようなデータ格納手段には、層の切り換え時間に対応する充分なデータ量を格納することができないが、層の切り替え時の映像の瞬断等を防止できるため、少ない容量のデータ格納手段を用いた場合であっても層切り換え時の違和感を軽減することができる。
【0009】
また、上述したフェードアウト処理に要する時間とフェードイン処理に要する時間の少なくとも一方が変更できるようにすることで、利用者毎の好みに合わせることができ、利用者が感じる違和感をさらに軽減することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を適用した一実施形態のディスク再生装置ついて図面を参照しながら説明する。
【0011】
図1は、本実施形態のディスク再生装置の構成を示す図である。図1に示すディスク再生装置100は、ドライブ装置10、トラックバッファ12、MPEGデコーダ14、ビデオDAC(デジタル−アナログ変換器)18、オーディオDAC20、操作部22、表示部24、システムコントローラ30を含んで構成されている。
【0012】
ドライブ装置10は、着脱して交換可能な蓄積型記録媒体としてのデジタルバーサタイルディスク(以後、単に「ディスク」と称する)11を所定の回転数で回転させて記録信号の読み取りを行う。ドライブ装置10の詳細構成については後述する。また、ディスク11は、一方の面に2層の信号記録面を有するデュアルレイヤディスクであり、映画等の長時間の映像および音声が記録されている。
【0013】
トラックバッファ12は、ドライブ装置10から出力されるデータを一時的に格納するデータ蓄積部である。例えば、再生時間に換算して1〜2秒程度のデータを蓄積可能な容量を有している。MPEGデコーダ14は、デマルチプレクサ14A、ビデオデコーダ14B、オーディオデコーダ14C、サブピクチャデコーダ14D、ナビデータデコーダ14Eを含んで構成されている。
【0014】
デマルチプレクサ14Aは、MPEGデコーダ14に入力されるデータを種類別に分離し、対応するデータを各デコーダに振り分ける。例えば、図3に示すように、トラックバッファ12からMPEGデコーダ14に入力されるデータはビデオ・オブジェクト・ユニット(VOBU)を単位としており、このVOBUの中にはオーディオデータとしてのオーディオパック(A−PCK)と、ビデオデータとしてのビデオパック(V−PCK)と、サブピクチャデータとしてのサブピクチャパック(SP−PCK)のそれぞれが混在して含まれており、その先頭には、データの再生順序を規定しているナビゲーションパック(NV−PCK)が付加されている。デマルチプレクサ14Aは、VOBUに含まれるビデオパック、オーディオパック、サブピクチャパック、ナビゲーションパックを分離し、それぞれをビデオデコーダ14B、オーディオデコーダ14C、サブピクチャデコーダ14D、ナビデータデコーダ14Eに入力する。
【0015】
ビデオデコーダ14Bは、ビデオパックに基づいて映像データを復号化する。ビデオDAC18は、ビデオデコーダ14Bによって復号化された映像データが入力されており、輝度信号Yおよび色差信号Cb、Crを生成した後に、これらの信号をNTSC信号(映像信号)に変換する。また、このビデオDAC18は、出力する映像信号に対してフェードアウト処理およびフェードイン処理を行う機能を有する。ここで、映像信号に対する「フェードアウト」とは、映し出されている映像をしだいに見えなくして、何も映っていない表示画面にすることをいう。また、映像信号に対する「フェードイン」とは、何も映っていない表示画面に、しだいに映像を現していくことをいう。
【0016】
オーディオデコーダ14Cは、オーディオパックに基づいてオーディオデータを復号化する。オーディオDAC20は、オーディオデコーダ14Cによって復号化されたオーディオデータが入力されており、アナログの音声信号に変換する。また、このオーディオDAC20は、出力する音声信号に対してフェードアウト処理およびフェードイン処理を行う機能を有する。ここで、音声信号に対する「フェードアウト」とは、音声の音量をしだいに小さくしていって何も聞こえないようにすることをいう。また、音声信号に対する「フェードイン」とは、何も聞こえない状態からしだいに音声の音量を上げていくことをいう。
【0017】
また、サブピクチャデコーダ14Dは、サブピクチャパックに基づいてサブピクチャデータを復号化する。ナビデータデコーダ14Eは、ナビゲーションパックに基づいてナビゲーションデータを復号化する。
【0018】
操作部22は、複数の操作キーが備わっており、所定の操作キーを押下することにより、利用者が各種の動作指示を与えることができる。例えば、「再生」、「停止」、「早送り」等の映像や音声の再生動作に関係する各種のキーや、上述したフェードアウト処理やフェードイン処理の時間を変更する「変更」キーおよびその時間を直接入力する「0」〜「9」のテンキー等が備わっている。
【0019】
システムコントローラ30は、映像や音楽の再生を行うためにディスク再生装置100の全体を制御するものであり、再生対象となる信号記録面が切り替わるタイミングを検出して、その前後にビデオDAC18およびオーディオDAC20に対してフェードアウト指示あるいはフェードイン指示を行う。
【0020】
図2は、ドライブ装置10の構成を示す図である。図2に示すように、ドライブ装置10は、スピンドルモータ42、光学ピックアップ44、スレッドモータ46、フォーカスエラーアンプ48、フォーカスサーボプロセッサ50、フォーカスアクチュエータドライバ52、ディスク装填検出部54、RFアンプ56、信号処理部58を含んで構成されている。
【0021】
スピンドルモータ42は、ディスク11を一定の線速度で回転させる。光学ピックアップ44は、ディスク11から記録信号の読み取りを行うものであり、半導体レーザからの照射光を集光するとともにディスク11の2層の信号記録面からの反射光をホトダイオードに導く対物レンズ44aと、この対物レン44aをディスク11の記録面に垂直方向に移動させることにより焦点位置を調整するフォーカスアクチュエータ44bとを含んでいる。
【0022】
フォーカスエラーアンプ48は、光学ピックアップ44から出力される信号からフォーカスエラー信号を生成した後に増幅し、この増幅出力がフォーカスサーボプロセッサ50に入力される。このフォーカスエラー信号は、光学ピックアップ44内の対物レンズ44aの合焦点位置(対物レンズ44aの焦点位置がディスク11の信号記録面に一致するときのこの対物レンズ44aの位置)との間の距離に応じた電圧値を有する信号である。フォーカスサーボプロセッサ50は、入力されるフォーカスエラー信号に対して高域成分の位相補償や低域成分の増幅を行うことにより、トラッキングサーボに必要な信号を作り、さらにこの信号を増幅してフォーカスアクチュエータドライバ52の駆動に必要な電圧を発生する。フォーカスアクチュエータドライバ52は、フォーカスサーボプロセッサ50から印加される駆動電圧に応じて光学ピックアップ44のフォーカスアクチュエータ44bを駆動するためのものであり、この駆動動作によって上述した対物レンズ44aの位置をディスク11の信号記録面に対して垂直方向に移動させることができる。
【0023】
ディスク装填検出部54は、ドライブ装置10にディスク11が装填されたか否かを検出し、この検出結果をシステムコントローラ30に送る。RFアンプ56は、光学ピックアップ44から出力される信号を増幅するものであり、その増幅度はディスク11がシングルレイヤディスクであるかデュアルレイヤであるかによって適宜変更可能となっており、システムコントローラ30から出力される1層/2層切替信号に応じて変更される。本実施形態ではデュアルレイヤディスクが使用され、1層目および2層目の信号記録面からの反射光強度が小さいため、大きな増幅度に設定される。信号処理部58は、RFアンプ56から出力された信号に基づいて、誤り訂正処理を行った後のデータを出力する。
【0024】
上述したドライブ装置10、トラックバッファ12、MPEGデコーダ14、ビデオDAC18、オーディオDAC20、システムコントローラ30がデータ再生手段に、システムコントローラ30が切り換えタイミング検出手段に、ビデオDAC18、オーディオDAC20が信号処理手段に、トラックバッファ12がデータ格納手段にそれぞれ対応する。
【0025】
本実施形態のディスク再生装置100はこのような構成を有しており、次にその動作を説明する。例えば、利用者によってドライブ装置10にディスク11が装填された後に再生動作が指示された場合の動作を説明する。
【0026】
図4は、ディスク再生装置100によってディスク11に記録された映像および音声を再生する動作手順を示す流れ図である。ディスク再生装置100の電源が投入されると、システムコントローラ30は、既にドライブ装置10にディスク11がセットされているか否かを調べ(ステップ100)、セットされていない場合にはディスク11がセットされるまで待機状態となる(ステップ101)。ディスク11が電源投入時にセットされているか、あるいは電源投入後に新たにセットされた場合には、次にシステムコントローラ30は、操作部22の「再生」キーが押下されたか否かを判定する(ステップ102)。「再生」キーが押下されない場合には待機状態が継続される。また、「再生」キーが押下されると、ディスク11に記録された映像および音声の再生動作が開始される(ステップ103)。具体的には、システムコントローラ30からドライブ装置10に対して再生開始の指示がなされ、ディスク11の所定位置を起点として記録されたデータの読み出しが行われる。ドライブ装置10によってディスク11から読み出されたデータは、トラックバッファ12に一旦蓄積された後、ビデオデコーダ14B、オーディオデコーダ14C、ビデオDAC18およびオーディオDAC20を通すことにより映像および音声の再生が行われる。なお、上述した例では、操作部22の「再生」キーが押下されたときに映像等の再生動作が開始されるようにしたが、ディスク11に記録された内容によっては、「再生」キーが押下されなくても、自動的に再生動作が開始されるようにしてもよい。
【0027】
次に、システムコントローラ30は、上述した再生動作において層切り換えがあるか否かを判定する(ステップ104)。上述した再生動作において、先読みされてトラックバッファ12に蓄積されたデータは、図3に示したビデオ・オブジェクト・ユニット(VOBU)の形態を有しており、その先頭に格納されたナビゲーションパック(NV−PCK)には、データの再生順序が規定されている。したがって、システムコントローラ30は、MPEGデコーダ14内のナビデータデコーダ14Eから出力されるナビゲーションデータを調べることにより、再生対象となる信号記録面が第1層目から第2層目に、あるいは第2層目から第1層目に切り替わるタイミングを知ることができる。
【0028】
層の切り換えタイミングでない場合には、次にシステムコントローラ30は、再生動作を終了させるか否かを判定する(ステップ105)。操作部22の「停止」キーが押下されたり、未再生データがなくなった場合には、システムコントローラ30は、映像および音声の再生動作を終了し、ステップ102に戻って待機状態となる。また、操作部22の「停止」キーが押下されず、未再生データが残っている場合には、ステップ103に戻って再生動作が継続される。
【0029】
また、再生動作中に再生対象となる信号記録面が切り替わると(ステップ104において肯定判断がなされると)、次に、システムコントローラ30は、層切り換え直前の映像および音声に対してフェードアウト処理を行う(ステップ106)。具体的には、システムコントローラ30は、トラックバッファ12に蓄積されている層切り換え直前の所定時間分のビデオデータに対応する映像信号がビデオDAC18から出力されるタイミングで、ビデオDAC18に対してフェードアウト指示を行う。この指示を受け取ったビデオDAC18では、所定時間かけて徐々に映像を消していって(例えば暗くしていって)、層の切り換え時には映像が全く映っていないようにする。同様に、システムコントローラ30は、トラックバッファ12に蓄積されている層切り換え直前の所定時間分のオーディオデータに対応する音声信号がオーディオDAC20から出力されるタイミングで、オーディオDAC20に対してフェードアウト指示を行う。この指示を受け取ったオーディオDAC20では、所定時間かけて徐々に音声の音量を小さくしていって、層の切り換え時には音声が全く出ないようにする。
【0030】
次に、システムコントローラ30は、ドライブ装置10に対して層切り換え指示を出して、再生対象となる信号記録面の切り換えを行う(ステップ107)。具体的には、システムコントローラ30は、フォーカスサーボプロセッサ50に層切り換え指示を送ってフォーカスアクチュエータ44bを駆動して対物レンズ44aの焦点位置を移動させるとともに、スレッドモータ46を駆動して光学ピックアップ44を層切り換え直後の信号読み出し開始位置に合わせて、再生動作を再開する。なお、実際には上述したステップ106におけるフェードアウト処理はトラックバッファ12に蓄積されているデータを読み出すタイミングに合わせて行われるため、上述したステップ107における層切り換え処理の方が時間的に先に行われることもある。例えば、トラックバッファ12に再生時間に換算して2秒程度のデータが蓄積されており、映像と音声のフェードアウト時間をともに1秒に設定した場合には、ステップ107における層切り換え指示がドライブ装置10に対して送られた後に、ステップ106におけるフェードアウト指示がビデオDAC18およびオーディオDAC20に対して送られることになる。
【0031】
次に、システムコントローラ30は、層切り換え直後の映像および音声に対してフェードイン処理を行う(ステップ108)。具体的には、システムコントローラ30は、トラックバッファ12に蓄積されている層切り換え直後の所定時間分のビデオデータに対応する映像信号がビデオDAC18から出力されるタイミングで、ビデオDAC18に対してフェードイン指示を行う。この指示を受け取ったビデオDAC18では、所定時間かけて徐々に映像を映していって、所定時間後には通常の映像が映るようにする。同様に、システムコントローラ30は、トラックバッファ12に蓄積されている層切り換え直後の所定時間分のオーディオデータに対応する音声信号がオーディオDAC20から出力されるタイミングで、オーディオDAC20に対してフェードイン指示を行う。この指示を受け取ったオーディオDAC20では、所定時間かけて徐々に音声の音量を大きくしていって、所定時間後には通常の音声が聞こえるようにする。映像および音声のフェードイン処理が終了後、ステップ103に戻って再生動作が継続される。
【0032】
このように、本実施形態のディスク再生装置100では、映像および音声を再生中に記録信号を読み出している信号記録面を切り換える場合には、切り換え直前の所定時間の映像および音声に対してフェードアウト処理を行うとともに、切り換え直後の所定時間の映像および音声に対してフェードイン処理を行っている。したがって、ディスク11から読み出したデータを蓄積しておくトラックバッファ12の容量が層の切り換え時間を考慮したものでなく、小さな容量のものが使用されている場合であっても、映像や音声が瞬断されたり、急に始まることがなく、利用者が感じる違和感を軽減することができる。
【0033】
また、層の切り換えが生じる再生位置を挟んで映像や音声の再生と巻き戻しをを繰り返し行うような場合であって、トラックバッファ12に充分な量のデータが蓄積されていない場合であっても、映像や音声が瞬断されたり急に始まることがなく、利用者が感じる違和感を軽減することができる。
【0034】
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、上述した実施形態では、ビデオDAC18およびオーディオDAC20のそれぞれにミュート機能が備わっており、システムコントローラ30からフェードアウト指示あるいはフェードイン指示を行うだけでフェードアウト処理およびフェードイン処理を実行することができたが、ビデオDAC18等がミュート機能を備えていない場合には別にミュート回路を接続するようにしてもよい。
【0035】
図5は、ミュート機能を有しないビデオDAC18AおよびオーディオDAC20Aを用いたディスク再生装置の構成を示す図である。図5に示すディスク再生装置は、図1に示したディスク再生装置100に対して、ビデオDAC18をミュート機能を有しないビデオDAC18Aに置き換えてその後段にビデオミュート回路26を接続するとともに、オーディオDAC20をミュート機能を有しないオーディオDAC20Aに置き換えてその後段にオーディオミュート回路28を接続した点が異なっている。図5に示すディスク再生装置では、フェードアウト処理およびフェードイン処理を行う場合には、システムコントローラ30からその旨の指示をビデオミュート回路26およびオーディオミュート回路28に送ればよい。
【0036】
また、上述した実施形態では、フェードアウト処理およびフェードイン処理を行うそれぞれの時間は特に規定していないが、これらの時間は同じである必要はなく、別々に設定すればよい。また、利用者毎に設定時間を変更できるようにすれば、利用者毎の好みに合わせることができるため、さらに層切り換え時の違和感を軽減することができる。このような変更は、例えば利用者が操作部22に備わっている「変更」キーを押下した後に、フェードアウトの時間とフェードインの時間をテンキーを使って直接入力することにより実施することができる。また、このようにして設定した時間を実際のフェードアウト処理およびフェードイン処理に反映させるためには、ビデオDAC18およびオーディオDAC20に対してフェードアウト指示あるいはフェードイン指示を送る際にこれらの設定時間も同時に送るようにすればよい。
【0037】
【発明の効果】
上述したように、本発明によれば、2層の信号記録面を有するディスクに記録されたデータを再生する際に、再生対象となる層の切り換えのタイミングを検出し、切り換え直前に映像および音声の少なくとも一方に対してフェードアウト処理を行い、切り換え直後にフェードイン処理を行っており、層の切り換え時に映像や音声が瞬断したり、急に始まることを防止することができるため、利用者が感じる違和感を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態のディスク再生装置の構成を示す図である。
【図2】ドライブ装置の構成を示す図である。
【図3】データ構造の一例を示す図である。
【図4】ディスク再生装置によってディスクに記録された映像および音声を再生する動作手順を示す流れ図である。
【図5】ミュート機能を有しないビデオDACおよびオーディオDACを用いたディスク再生装置の構成を示す図である。
【図6】デュアルレイヤディスクの構造図である。
【符号の説明】
10 ドライブ装置
12 トラックバッファ
14 MPEGデコーダ
14B ビデオデコーダ
14C オーディオデコーダ
14E ナビデータデコーダ
18 ビデオDAC
20 オーディオDAC
22 操作部
26 ビデオミュート回路
28 オーディオミュート回路
30 システムコントローラ

Claims (2)

  1. 一方の面に2層の信号記録面を有するディスク型記録媒体に記録された信号を読み出して映像および音声の少なくとも一方の再生を行うデータ再生手段と、
    前記データ再生手段によって信号の読み出しを行う際に、読み出し対象となる前記信号記録面の切り換えタイミングを検出する切り換えタイミング検出手段と、
    前記切り換えタイミングの直前の前記映像および音声の少なくとも一方に対してフェードアウト処理を行うとともに、前記切り換えタイミングの直後の前記映像および音声の少なくとも一方に対してフェードイン処理を行う信号処理手段と、
    前記ディスク型記録媒体から読み出した信号を復調して得られたデータを一時的に格納するデータ格納手段と、
    を備え、前記データ格納手段の容量を、読み出し対象となる前記信号記録面の切り換え動作に要する時間に対応する再生動作に必要なデータ量以下に設定することを特徴とするディスク再生装置。
  2. 請求項1において、
    前記フェードアウト処理に要する時間および前記フェードイン処理に要する時間の少なくとも一方は変更可能であることを特徴とするディスク再生装置。
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