JP3614397B2 - ラクビーにおけるタックル練習用具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ラクビーにおけるタックル・バックを使ったタックルの練習用具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の用具は、タックルを試みるプレイヤーだけの練習のために設計されていたため、タックルだけの練習には適しているものの、その後の対応(次のプレイヤーの動き)の練習にはなり得ないものであった。そして、従来の用具は、タックルが行われた時点でこの用具の任務は終了し、その繰り返し練習が恒常的に行われていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
試合を想定した練習にはボールが必要不可欠であって、試合を考えた場合、タックルは必ずボールを持ったプレイヤーに対してのみ試みられなければならない。
因みに、IRB(インターナショナル・ラクビー・ボード)のルールブックには、その第15条に「タックルとは、ボールキャリアーが立っている状態で相手側のひとり又はそれ以上のプレイヤーによって捕らえられ、そのままの状態で地面に倒されるか、又はボールが地面に触れることをいう。」と定義されている。
【0004】
ところで、従来の練習用具は、タックルだけのためで、タックルを試みるプレイヤーの仮想練習のみであり、ボール不在で行われるために、それ以上を望むのは不可能で、あくまでも個人練習に留まっていた。
【0005】
近年のラクビーは、タックルド・ボール(タックルされた時点のボール)の奪い合いが試合の結果を左右する大きな要素となっている。又、限られた時間の練習において、複数の効果が期待できる機能的練習はあらゆるチームの課題である。
【0006】
本発明は、このような従来の問題点及び現況の要請に鑑みなされたもので、その目的とするところは、タックル・バックがボールキャリアーと同じ状態(試合と同じ状態)になり、タックルした(された)後のプレーの練習ができるラクビーにおけるタックル練習用具を提供することにある。
【0007】
又、本発明のもう一つの目的は、限られた時間の中で、複数の効果がある練習ができ、又、単純な繰り返し練習から、バラエティーに富んだ練習ができるラクビーにおけるタックル練習用具を提供することにある。
【0008】
又、本発明のもう一つの目的は、選手自身の考えたプレー(次はどう動こうか?ボールを保持するためにはどうすればよいか?)の訓練ができるラクビーにおけるタックル練習用具を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
これらの目的を達成するため、請求項1に係る発明は、タックル・バック1の外面に、左右2つのベルト部材2、3がその中央部において互いに交わるようにそれぞれの端部2a、3aが縫着等の手段により取着されるとともに、それぞれの自由端部2b、3bには、ベルベットテープ、ホック等の簡単に外れる止着部材4a、4bが取着され、これら左右2つのベルト部材2、3によりラクビーボール5を前記タックル・バック1の外面に付着させるように構成したことを特徴とするものである。
【0010】
請求項2に係る発明は、前記左右2つのベルト部材2、3が、上下2段に設けられていることを特徴とするものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について図面を参照し、その作用と共に説明する。図1は本発明に係るラクビーにおけるタックル練習用具の一例での概略正面図で、同図において、本練習用具は、タックル・バックと該タックル・バックに取着の左右のベルト部材とを含んでいる。
【0012】
タックル・バック1は、公知のもので、サンドバックのように円筒形のものが一般的であって、その大きさも大小様々であり、一般的には中身はウレタン樹脂で、外側はターポリンで被覆されている。
【0013】
ベルト部材2、3は、ターポリン、皮等の強度性と可撓性に優れた素材からなり、適当な幅と厚みを有し、かつその長さは、後述するラクビーボールの付着時において、ラクビーボールが2つのベルト部材2、3の略中央の交差部分で付着されるに足る長さとなっている。
【0014】
ベルト部材2、3は、それぞれの端部2a、3aがタックル・バック1の外面縦方向のやや上部にして、かつ所定間隔(ラクビーボール5をセットするに足る間隔)を有して同一円周上の左右に縫着等の手段により取着されている。
【0015】
左右のベルト部材2、3の自由端部2b、3bの対向面には、簡単に外れることのできる止着部材4a、4bが取着され、これら対向する止着部材4a、4bの係合により、左右のベルト部材2、3は連結され、又連結解除されるようになっている。
【0016】
本実施形態においては、止着部材として公知各種のベルベットテープが用いられ、ベルト部材2の自由端部2aには雄形テープ4aが、ベルト部材3の自由端部3bにおける自由端部2aとの対向面には雌形テープ4bがそれぞれ接着等の手段により固着され、これら雄形テープ4aと雌形テープ4bとの係合により左右のベルト部材2、3の着脱が簡単に行われるようになっている。
【0017】
なお、止着部材4a、4bは、ベルベットテープに代えて公知各種のホックを用いても同等の機能が得られる。
【0018】
このように構成された本練習用具は、左右のベルト部材2、3の止着部材4a、4bの係合を介してタックル・バック1にラクビーボール5を付着させ、この状態においてタックルの練習がなされる。
【0019】
実際にタックルが行われた場合、そのままラクビーボール5がタックル・バック1に付着した状態でもよく、又、衝撃でラクビーボール5が外れても、ラクビーの試合にはよくある状況であり、フォローしてきたプレーヤーの対応の練習となり、又、継続してチームプレーの練習にもなり得るものである。
【0020】
図3は、他の実施の形態を模式図的に示したもので、2点斜線で示した左右のベルト部材2、3を上下2段に設け、これら2段のベルト部材2、3によりラクビーボール5をタックル・バック1に付着させるようにしたもので、本実施の形態によれば、足で掻き出す練習も可能になる。
【0021】
【発明の効果】
しかして、本発明によれば、タックル・バックがボールキャリアーと同じ状態(試合と同じ状態)になり、タックルした(された)後のプレーの練習ができるものである。
【0022】
又、本発明によれば、限られた時間の中で、複数の効果がある練習ができ、又、単純な繰り返し練習から、バラエティーに富んだ練習ができるものである。
【0023】
更に、本発明によれば、選手自身の考えたプレー(次はどう動こうか?ボールを保持するためにはどうすればよいか?)の訓練となり得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るラクビーにおけるタックル練習用具の一例での概略正面図である。
【図2】左右のベルト部材の止着部材による係合状態を示す部分拡大平面図である。
【図3】本発明の他の実施の形態を示す模式図である。
【符号の説明】
1 タックル・バック
2、3 ベルト部材
2a、3a ベルト部材の端部
2b、3b ベルト部材の自由端部
4a、4b 止着部材
5 ラクビーボール

Claims (2)

  1. タックル・バック(1)の外面に、左右2つのベルト部材(2)、(3)がその中央部において互いに交わるようにそれぞれの端部(2a)、(3a)が縫着等の手段により取着されるとともに、それぞれの自由端部(2b)、(3b)には、ベルベットテープ、ホック等の簡単に外れる止着部材(4a)、(4b)が取着され、これら左右2つのベルト部材(2)、(3)によりラクビーボール(5)を前記タックル・バック(1)の外面に付着させるように構成したことを特徴とするラクビーにおけるタックル練習用具。
  2. 前記左右2つのベルト部材(2)、(3)が、上下2段に設けられている請求項1のラクビーにおけるタックル練習用具。
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