JP3612438B2 - 光ディスク再生装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、装着された光ディスクを識別し、再生履歴に保存されている光ディスクについては保存された再生速度に従って再生するようにした光ディスク再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図4は、従来の光ディスク再生装置の一例を示す概略構成図である。同図に示した光ディスク再生装置1は、装着される記録媒体である光ディスク2の信号記録面を走査する光ピックアップ3と、光ディスク2を回転駆動するディスクモータ4と、光ピックアップ3の姿勢制御やサーチ制御或いはディスクモータ4の回転速度制御等を行うサーボ制御回路5と、光ピックアップ3で読み取ったデータを解析するデコーダ6と、光ディスク再生装置1全体のシステム制御を行なうマイクロプロセッサ7と、マイクロプロセッサ7が処理したデータ或いは制御パラメータ等を保存する随時読み書き可能なメモリ8と、インタフェースコントローラ9を介してマイクロプロセッサ7に接続されたホストコンピュータ10とから構成される。
【0003】
ホストコンピュータ10からのデータ転送命令は、インタフェースコントローラ9を介してマイクロプロセッサ7へと伝達される。マイクロプロセッサ7は、ホストコンピュータ10からのデータ転送命令を解析し、データ要求されたアドレスに基づいてディスクモータ4の再生速度を決定し、必要な制御パラメータをサーボ制御回路5に供給するとともに、メモリ8に一時保存する。サーボ制御回路5は、光ピックアップ3の姿勢制御やサーチ制御或いはディスクモータ4の再生速度制御を行う。光ピックアップ3が光ディスク2から読み取ったデータは、デコーダ6にて解析され、インタフェースコントローラ9を介して、ホストコンピュータ10へと転送される。かくして、ホストコンピュータ10からのデータ要求命令に応じて、光ディスク2から所要のデータが読み取られ、ホストコンピュータ10へと転送される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の光ディスク再生装置1は、データ転送速度の高速化等の要請に応えるべく改良が重ねられており、再生速度の目安となるCD再生時のディスク回転速度に対する回転速度の比である倍速比は限界近くまで向上している。その結果、例えば偏芯した光ディスクや重量バランスの悪い光ディスクを最大再生速度で再生したときに、不快な振動や騒音を体験するユーザも多い。しかしながら、ある程度のデータ転送速度さえあれば不満を抱かないユーザが、仮に再生速度を低めに設定したいと希望したときに、再生速度を外部から指定するための手段が一切存在しないため、不快な振動や騒音を解消することはできない等の課題を抱えるものであった。
【0005】
また、上記従来の光ディスク再生装置1は、信号記録面の汚れや傷や製造時のプレス状態の悪い光ディスク2を再生したときに、最大の再生速度から段階的に再生速度を下げつつ読み取りに成功するまで繰り返し再生するリトライを行う構成とされており、信号記録面の汚れや傷の程度から多数回のリトライが予想される場合であっても、読み取り開始から数回のリトライを経て最適再生速度に至るというプロセスを踏まねばならず、最適再生速度による再生に至るまでに時間を要する等の課題があった。さらにまた、光ディスク2の読み取りに成功した再生速度やサーボ制御回路5の制御パラメータに関しても、メモリ8に一時保存されるものの、装着状態にあった光ディスク2を一旦装置外に取り外した時点でメモリ8の記憶内容は消失してしまう。このため、再度装着した場合に、再度リトライ法による再生を繰り返し行なう必要があった。
【0006】
本発明は、上記課題を解決したものであり、装着された光ディスクを識別し、再生履歴に保存されている光ディスクについては保存された再生速度に従って再生するようにすることを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は、再生対象とされた光ディスクから、該光ディスクを他の光ディスクと識別するディスク識別データを検出するディスク識別手段と、外部から再生速度を指定され、該指定された再生速度に従って前記光ディスクを再生する光ディスク再生手段と、該光ディスク再生手段が再生した光ディスクについて、前記ディスク識別データとともに再生速度と再生エラーを生じた箇所のアドレスであるエラー発生アドレスとを再生履歴に保存する記憶手段と、 前記ディスク識別手段が出力する前記ディスク識別データと再生エラーを生じた箇所のアドレスとを前記再生履歴と照合し、再生中の光ディスクが過去に再生したことのある履歴保存済み光ディスクか否かを判別し、履歴保存済み光ディスクであれば前記再生履歴に保存された再生速度による再生を指示し、履歴保存済みでない光ディスクは再生エラーを招かぬ最大又はそれに近い再生速度を模索する再生を指示する再生制御手段とを具備することを特徴とするものである。
【0008】
また、前記再生制御手段は、前記履歴保存済み光ディスクを再生するときに、当初は予め指定された最大の再生速度をもって再生し、再生エラーを生じた場合はエラー発生箇所のアドレスを前記再生履歴に保存させたエラー発生アドレスと照合し、ディスク識別データとエラー発生アドレスの両方が一致するときは、過去に実際に再生したものと認定し、履歴保存済み光ディスクとして再生し、ディスク識別データは一致するがエラー発生アドレスが異なるときは、同一記録内容を有するも実際には再生したことのない光ディスクと認定し、履歴保存済みでない光ディスクと見做して再生することを特徴とするものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図1ないし図3を参照して説明する。図1は、本発明の光ディスク再生装置の一実施形態を示す概略構成図、図2は、図1に示したマイクロプロセッサの動作を説明するためのフローチャート、図3は、図1に示したホストコンピュータの動作を説明するためのフローチャートである。
【0011】
図1に示す光ディスク再生装置11は、ユーザが指定したディスク再生速度をもって光ディスク2を再生できるよう、ホストコンピュータ20を経由する再生速度指定命令に応答して、マイクロプロセッサ17がサーボ制御回路5に対しディスク再生速度を指定できるよう構成してある。また、装着された光ディスク2が過去に再生したものであるかどうかを、再生のつど検出されるディスク識別データの異同をもって判別し、再生履歴に保存されている光ディスクについては保存された再生速度に従って再生するよう構成してある。なお、再生履歴にディスク識別データが保存されていない光ディスクについては、ユーザが指定した再生速度か、さもなくばリトライ法により決定された最適な再生速度に従って再生する構成としてある。
【0012】
本実施形態では、ディスク識別データは、光ディスク2の信号記録面とは反対側のレーベル面の特定半径位置を光学的に読み取ったデータを指しており、特定半径をもった環状レーベル部分に記された文字や図柄或いは絵柄等をイメージセンサ12によって読み取り、この読み取り出力を白黒の2値データに変換したものが用いられる。ディスク識別手段であるイメージセンサ12は、光ディスク2のレーベル面のディスク半径方向中間環状部分に光を照射する発光素子12aと、この発光素子12aからレーベル面に照射されて戻る反射光を受光する受光素子12bと、受光素子12bの出力をディスク回転速度に応じてサンプリングし、所定のしきい値を基準に閾値判別することにより白黒の2値データに変換する閾値判別回路12cとから構成される。ここでは、光ディスク2が一回転する間に得られるイメージセンサ12の出力が、ディスク識別データとしてマイクロプロセッサ17に供給される。
【0013】
マイクロプロセッサ17は、イメージセンサ12から、光ディスク2を特定するディスク識別データとして1,0の符号がシリアルに連続するデータを得ることができる。ディスク識別データを得たマイクロプロセッサ17は、このディスク識別データをユーザが指定した再生速度やリトライ法で検出した可能な限り高速の再生速度とエラー発生アドレスと併せメモリ8に一時的に保存する。インタフェースコントローラ9を介してマイクロプロセッサ17に接続されたホストコンピュータ20は、電源を断っても記憶内容が消失しない不揮発性メモリからなるデータベース21を有しており、メモリ8からマイクロプロセッサ17を介して転送されるディスク識別データやユーザが指定した再生速度(指定再生速度)或いはリトライ法で検出した可能な限り高速の再生速度(最適再生速度)やエラー発生アドレスをデータベース21に格納して保存する。
【0014】
本実施形態では、光ピックアップ3とディスクモータ4とサーボ制御回路5とデコーダ6が光ディスク再生手段を構成している。また、この光ディスク再生手段が再生した光ディスク2について、再生速度をディスク識別データ及びエラー発生アドレスとともに再生履歴として保存する記憶手段に相当するのが、データベース21である。さらに、ホストコンピュータ20は、前記イメージセンサ12が出力するディスク識別データを再生履歴と照合し、再生中の光ディスク2が過去に再生したことのある履歴保存済み光ディスク2か否かを判別し、この判別結果に従い、履歴保存済みの光ディスク2の場合は再生履歴に保存された再生速度による再生を指示し、履歴保存済みでない光ディスク2の場合は再生エラーを招かぬ最大又はそれに近い再生速度を模索する再生を指示する再生制御手段に相当する。
【0015】
光ディスク再生装置11に光ディスク2を装着すると、まず図2のステップ201において、マイクロプロセッサ17はイメージセンサ12からディスク識別データを取り込み、メモリ8に一時保存する。さらに、続く判断ステップ202において、ホストコンピュータ20からのディスク識別データ転送要求の有無を判断する。この判断ステップ202は、ホストコンピュータ20に搭載した動作プログラムが再生履歴参照型に対応していない場合にも対処できるよう設けたステップであり、非再生履歴参照型のホストコンピュータ20からはディスク識別データの転送要求がなされないために、後述するステップ203やステップ205を迂回し、通常のリトライ法による再生が行われ、検出された可能な限り高速の再生速度で光ディスク2は再生される。
【0016】
ホストコンピュータ20からディスク識別データの転送要求がなされると、ステップ203に示したように、ステップ201で読み取った光ディスク2のディスク識別データが、マイクロプロセッサ17を介してメモリ8からホストコンピュータ20へ転送される。さらに、続くステップ204において、ホストコンピュータ20へのエラー発生アドレス転送要求の有無を判定する。エラー発生アドレスは、装着された光ディスク2がディスク識別データは同じでも過去に再生したことのない同一記録内容の光ディスク2であるか否かを識別するために用いるものである。
【0017】
ここで、エラー発生アドレス転送要求がなされた場合は、判断ステップ204に続くステップ205において、エラー発生アドレスがマイクロプロセッサ17を介してメモリ8からホストコンピュータ20へ転送される。マイクロプロセッサ17からディスク識別データとエラー発生アドレスが転送されたホストコンピュータ20は、後述する図3に示すように、データベース21に保存された過去の履歴と照合し、過去に再生したことのある光ディスク2である場合には、そのときに設定された再生速度を読み出し、マイクロプロセッサ17へ返送する。一方また、ホストコンピュータ20は、過去に再生した光ディスク2でないことが判明した場合でかつユーザが再生速度を指定した場合には、その再生速度をマイクロプロセッサ17に転送し、そうでない場合は、リトライ法による再生速度の検出をマイクロプロセッサ17に指示する。
【0018】
ここで、ホストコンピュータ20により再生速度の指定がなされた場合(ステップ206)、すなわち光ディスク再生装置11による再生履歴のある光ディスク2である場合は、ホストコンピュータ20がデータベース21に保存された再生速度(指定再生速度又は最適再生速度)を設定し、光ディスク再生装置11による再生履歴がない光ディスク2でかつユーザが再生速度を指定した場合は、ステップ209において、指定再生速度による再生が行われる。
【0019】
一方また、再生速度の指定がなされなかった場合、すなわち光ディスク再生装置11による再生履歴のない光ディスク2でかつユーザが再生速度を指定しなかった場合は、通常のリトライ法により最適再生速度を検出し(ステップ207)、この最適再生速度で光ディスク2の再生が行われる(ステップ208)。
【0020】
さらに、ステップ210に示したように、再生した光ディスク2に関するディスク識別データとエラー発生アドレスと各再生速度(データベース21に保存された再生速度又はリトライ法により決定された最適再生速度又はユーザが指定した指定再生速度)は、ホストコンピュータ20からの転送要求があれば、判断ステップ210に続くステップ211において、ホストコンピュータ20へと転送される。かくして、一連の再生処理は完了する。
【0021】
なお、上記一連の再生動作と並行して行われるホストコンピュータ20の側での処理動作は、図3に示すフローチャートに従って行われる。まず、光ディスク再生装置11に光ディスク2が装着されると、ホストコンピュータ20は、光ディスク2についてのディスク識別データの転送指令を発し、ステップ301に示したように、マイクロプロセッサ17から転送されるディスク識別データを読み込む。ここで読み込まれたディスク識別データは、ホストコンピュータ20においてデータベース21のなかのディスク識別データと照合される。ディスク識別データがデータベース21に記録されていない場合は、判断ステップ302に続く判断ステップ306において、再生速度の指定がユーザによりなされたか否かが判断される。そして、再生速度の指定がなされなかった場合は、光ディスク2がここで初めて再生するディスクであるとの認識に立ち、マイクロプロセッサ17に対しリトライ法による再生を指示する(ステップ307)。さらに、ステップ308において、光ディスク2のディスク識別データと再生速度(この場合、最適再生速度)とエラー発生アドレスを、ホストコンピュータ20を介してデータベース21に記録し、そこで処理を終了する。
【0022】
一方、ユーザにより再生速度の指定がなされた場合は、ステップ309において、指定再生速度による再生を指示する。さらに、続くステップ308において、光ディスク2のディスク識別データと再生速度(この場合、指定再生速度)とエラー発生アドレスを、ホストコンピュータ20のデータベースに記録し、そこで処理を終了する。なお、再生速度の指定は、ホストコンピュータ20に備わったキーボード或いはマウス等の入力手段を用い、ユーザ自身の手によりディスプレイ画面上で選択指定することができる。
【0023】
これに対し、ディスク識別データがデータベース21に記録されていた場合は、ステップ303において、光ディスク2の再生適性を調べるため、最高速度での再生を指示し、エラーが発生した場合はそのエラー発生アドレスを読み込む。さらに、続く判断ステップ304において、このエラー発生アドレスとデータベース21に記録されたディスク識別データが同じ光ディスク2のエラー発生アドレスとが一致するか否かの照合が行われる。照合の結果、装着された光ディスク2のディスク識別データもエラー発生アドレスもデータベース21に記録された過去に再生された光ディスク2に関するデータに一致する場合、ホストコンピュータ20は、データベース21に保存された再生速度(指定再生速度又は最適再生速度)を指定して動作を終える(ステップ305)。
【0024】
ただし、照合の結果、装着された光ディスク2のディスク識別データは一致するが、エラー発生アドレスがデータベース21に記録されていないことが判明した場合は、同一内容を記録した光ディスク2ではあっても再生は今回が初めてであると判断し、ステップ306へと移行して前記リトライ法による再生を指示する。
【0025】
このように、上記光ディスク再生装置11は、光ディスク2の再生速度をユーザが自由に指定できるようにしたから、例えば偏芯した光ディスク2や重量バランスの悪い光ディスク2を一律に最大再生速度でもって再生することはあり得ず、ある程度のデータ転送速度があれば不満を抱かないユーザは、再生速度を低めに設定することで、振動や騒音の少ない快適な再生を行うことができる。また、信号記録面に汚れや傷があったり製造時のプレス状態の悪い光ディスク2についても、最大再生速度から段階的に再生速度を下げつつ読み取りに成功するまで繰り返し再生するリトライ法による時間の無駄を排し、最初から指定再生速度による再生を望むことができる。さらに、履歴保存済み光ディスク2については、再生履歴に保存された指定再生速度又は最適再生速度でもって再生されるため、再生速度の再度の指定或いは最適化といったステップを省略することができ、ユーザの嗜好や過去の再生履歴に合わせた実効的な再生が可能である。
【0026】
また、装着された光ディスク2の信号記録面とは反対側のレーベル面の特定半径位置を光学的に読み取り、読み取りデータをディスク識別データとして出力するイメージセンサ12を用いるようにしたから、光ディスク2のレーベル面に描かれた文字や図柄等を特定半径位置で読み取って光ディスク2に固有の情報としてディスク識別データとすることができ、単純な白黒2値データの符号列からなる識別データとしてディスク識別に活用することができる。
【0027】
また、再生した光ディスク2について、ディスク識別データ及び適用した再生速度と併せ、再生エラーを生じた箇所のアドレスをエラー発生アドレスとして再生履歴に保存するようにしたから、記録内容が同じ光ディスク2でも過去に実際に再生したか否かの違いを、エラー発生アドレスの異同をもって識別することができ、最適再生速度の決定に活かすことができる。
【0028】
また、履歴保存済み光ディスク2を再生するときに、当初は予め指定された最大の再生速度をもって再生し、再生エラーを生じた場合はエラー発生箇所のアドレスを前記再生履歴に保存させたエラー発生アドレスと照合し、ディスク識別データとエラー発生アドレスの両方が一致するときは、過去に実際に再生したものと認定し、履歴保存済み光ディスク2として再生し、ディスク識別データは一致するがエラー発生アドレスが異なるときは、同一記録内容を有するも実際には再生したことのない光ディスク2と認定し、履歴保存済みでない光ディスク2と見做して再生するようにしたから、履歴保存された光ディスク2であっても、エラー発生アドレスの異同により、過去に実際に再生したことがあるものと再生したことがないものとに識別し、同一記録内容を有するも実際には再生したことのない光ディスク2については履歴保存済みでない光ディスク2と見做すことで、初めて装着する他の光ディスク2と同様、再生エラーを招かぬ最大又はそれに近い再生速度を模索して再生することで、個々の光ディスク2によって異なる再生条件に適合したきめ細かな再生が可能である。
【0029】
また、上記実施形態では、再生制御手段としてホストコンピュータ20を用い、記憶手段としてデータベース21を用いたが、ホストコンピュータ20の機能をマイクロプロセッサ17に吸収一体化させ、データベース21を不揮発性記憶素子で構成したメモリ8に吸収一体化させることもできる。また、ディスク識別データを光ディスク2のレーベル面からイメージセンサ12を介して読み取る構成としたが、ディスク識別コードとして、例えばデータ部に記録されたCD−ROMの国別コードや所有者コード或いは年コードやシリアルナンバー等のディスクコードを用いることもでき、その場合光ピックアップ3とデコーダ6が光ディスク識別手段として機能するので、特別な読み取り手段が不要であり、装置構成が簡単化される。
【0030】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の光ディスク再生装置によれば、光ディスクの再生速度をユーザが自由に指定できるようにしたから、例えば偏芯した光ディスクや重量バランスの悪い光ディスクを一律に最大再生速度でもって再生することはあり得ず、ある程度のデータ転送速度があれば不満を抱かないユーザは、再生速度を低めに設定することで、振動や騒音の少ない快適な再生を行うことができ、また信号記録面に汚れや傷があったり製造時のプレス状態の悪い光ディスクについても、最大再生速度から段階的に再生速度を下げつつ読み取りに成功するまで繰り返し再生するリトライ法による時間の無駄を排し、最初から指定再生速度による再生を望むことができ、さらに履歴保存済み光ディスクについては、再生履歴に保存された指定再生速度又は最適再生速度でもって再生されるため、再生速度の再度の指定或いは最適化といったステップを省略することができ、ユーザの嗜好や過去の再生履歴に合わせた実効的な再生が可能であるの優れた効果を奏する。
【0031】
また、前記ディスク識別手段が、装着された光ディスクの信号記録面とは反対側のレーベル面の特定半径位置を光学的に読み取り、読み取りデータをディスク識別データとして出力するイメージセンサを含むので、光ディスクのレーベル面に描かれた文字や図柄等を特定半径位置で読み取って光ディスクに固有の情報としてディスク識別データとすることができ、最も単純には白黒2値データの符号列からなる識別データとしてディスク識別に活用することができる等の効果を奏する。
【0032】
また、前記ディスク識別手段が、前記光ディスクに記録されたディスクコードを読み取り、該ディスクコードをディスク識別データとして出力するので、データ部に記録されたCD−ROMの国別コードや所有者コード或いは年コードやシリアルナンバー等のデータをディスク識別に利用でき、ディスクコードは記録信号と同様、光ピックアップによる読み取りが可能であるため、特別な読み取り手段を必要とせず、装置構成の簡単化が可能である等の効果を奏する。
【0033】
また、再生した光ディスクについて、ディスク識別データ及び適用した再生速度と併せ、再生エラーを生じた箇所のアドレスをエラー発生アドレスとして再生履歴に保存するようにしたから、記録内容が同じ光ディスクでも過去に実際に再生したか否かの違いを、エラー発生アドレスの異同をもって識別することができ、最適再生速度の決定に活かすことができる等の効果を奏する。
【0034】
また、履歴保存済み光ディスクを再生するときに、当初は予め指定された最大の再生速度をもって再生し、再生エラーを生じた場合はエラー発生箇所のアドレスを前記再生履歴に保存させたエラー発生アドレスと照合し、ディスク識別データとエラー発生アドレスの両方が一致するときは、過去に実際に再生したものと認定し、履歴保存済み光ディスクとして再生し、ディスク識別データは一致するがエラー発生アドレスが異なるときは、同一記録内容を有するも実際には再生したことのない光ディスクと認定し、履歴保存済みでない光ディスクと見做して再生するようにしたから、履歴保存された光ディスクであっても、エラー発生アドレスの異同により、過去に実際に再生したことがあるものと再生したことがないものとに識別し、同一記録内容を有するも実際には再生したことのない光ディスクについては履歴保存済みでない光ディスクと見做すことで、初めて装着する他の光ディスクと同様、再生エラーを招かぬ最大又はそれに近い再生速度を模索して再生することで、個々の光ディスクによって異なる再生条件に適合したきめ細かな再生が可能である等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光ディスク再生装置の一実施形態を示す概略構成図である。
【図2】図1に示したマイクロプロセッサの動作を説明するためのフローチャートである。
【図3】図1に示したホストコンピュータの動作を説明するためのフローチャートである。
【図4】従来の光ディスク再生装置の一例を示す概略構成図である。
【符号の説明】
2 光ディスク
3 光ピックアップ(光ディスク再生手段)
4 ディスクモータ(光ディスク再生手段)
5 サーボ制御回路(光ディスク再生手段)
6 デコーダ(光ディスク再生手段)
8 メモリ
9 インタフェースコントローラ
10 ホストコンピュータ
11 光ディスク再生装置
12 イメージセンサ(ディスク識別手段)
12a 発光素子
12b 受光素子
12c 閾値判別回路
17 マイクロプロセッサ
20 ホストコンピュータ(再生制御手段)
21 データベース(記憶手段)

Claims (2)

  1. 再生対象とされた光ディスクから、該光ディスクを他の光ディスクと識別するディスク識別データを検出するディスク識別手段と、
    外部から再生速度を指定され、該指定された再生速度に従って前記光ディスクを再生する光ディスク再生手段と、
    該光ディスク再生手段が再生した光ディスクについて、前記ディスク識別データとともに再生速度と再生エラーを生じた箇所のアドレスであるエラー発生アドレスとを再生履歴に保存する記憶手段と、
    前記ディスク識別手段が出力する前記ディスク識別データと再生エラーを生じた箇所のアドレスとを前記再生履歴と照合し、再生中の光ディスクが過去に再生したことのある履歴保存済み光ディスクか否かを判別し、履歴保存済み光ディスクであれば前記再生履歴に保存された再生速度による再生を指示し、履歴保存済みでない光ディスクは再生エラーを招かぬ最大又はそれに近い再生速度を模索する再生を指示する再生制御手段とを具備することを特徴とする光ディスク再生装置。
  2. 前記再生制御手段は、前記履歴保存済み光ディスクを再生するときに、当初は予め指定された最大の再生速度をもって再生し、再生エラーを生じた場合はエラー発生箇所のアドレスを前記再生履歴に保存させたエラー発生アドレスと照合し、ディスク識別データとエラー発生アドレスの両方が一致するときは、過去に実際に再生したものと認定し、履歴保存済み光ディスクとして再生し、ディスク識別データは一致するがエラー発生アドレスが異なるときは、同一記録内容を有するも実際には再生したことのない光ディスクと認定し、履歴保存済みでない光ディスクと見做して再生することを特徴とする請求項1記載の光ディスク再生装置。
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