JP3611527B2 - 道路鋲 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、道路上の車両通行帯、中央線、車両境界線などの標示や、車道と路側帯の境界線や、交差点及びその他の危険箇所などのに境界線として設置され、特に積雪地に好適な道路鋲に関する。
詳しくは、路面に凹設した収納穴内に標識体が出没自在に埋設される道路鋲に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の道路鋲として、例えば実開昭62−133712号公報などに開示される如く、道路の表面に上面が開口する収納穴を凹設し、この収納穴の内部に標識体が昇降自在に収納されると共に、この標識体を道路の表面から突出させるために押圧する例えばコイルバネなどの押圧手段が設けられ、通常は標識体を道路の表面から突出させて運転者からの視覚認識を容易にし、標識体の上に車両のタイヤなどが載って真下への荷重が作用した場合には、押圧手段を圧縮変形させて標識体を下降することにより、標識体との衝突時にハンドルが取られるのを防止したものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし乍ら、このような従来の道路鋲では、標識体に真下方向への荷重が作用すれば標識体を下降して路面下に没入するが、真下方向以外の斜め方向や略水平に近い横方向への荷重が作用しても標識体は下降せず、路面上に突出したままである。
一方、積雪地では、路面に積もった雪を除雪車のスクリュー型羽根車により、すくい上げてはね飛ばすか、又はショベルにより路肩まで押しのけるの一般的である。これらの場合、除雪車のスクリュー型羽根車やショベルは、路面上の突出物に対して斜め方向や略水平に近い横方向へ突き当たるため、路面上に突出した標識体は下降せず突出したまま衝突し、それにより、標識体及びスクリュー型羽根車やショベルが共に破損して、路面除雪作業の障害となるという問題がある。そこで、この問題を解決するために例えば特開平6−207406号公報に開示される如く、無積雪期には道路鋲本体を路面より突出して収納ケースに取付け、積雪期には道路鋲本体を上下反転して裏面が路面と略同一平面となるように収納ケースに収納するものがある。
しかし、このものの場合には、積雪期と無積雪期とが切り替わる度に、多数敷設された道路鋲の本体を上下反転するための切り換え作業が夫々必要になって、その作業が非常に手間がかかって使用勝手が悪いという問題がある。
【0004】
本発明のうち請求項1記載の発明は、あらゆる方向から荷重が作用しても標識体を破損させずに路面下へ確実に没入させると共に、路面の摩耗や舗装工事によって舗装層の厚さ寸法が変化した場合でも調整可能にすることを目的としたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成するために、本発明のうち請求項1記載の発明は、収納穴の上面開口を閉塞する蓋体に貫通孔を開穿し、この蓋体の下方に支持体を着脱自在に取り付けるか又は固着して、これら両者間に、外表面が球面に形成された標識体と、それを上記貫通孔へ向け押圧する押圧手段とを挟み込んで一体化させ、上記蓋体の上面と路面とが面一になるように調整する手段として、収納穴内に埋設した収納枠を、積み重ねて相互に連結可能な複数の筒状枠で構成し、これら筒状枠の積み重ね段数を変えて粗い寸法調整を行うと共に、最下段の筒状枠に連設した調整ボルトの回転操作により、前記収納穴の底面に相当する地面に対し筒状枠の全体を昇降移動させて微調整を行うことで、該収納枠全体の高さ寸法を道路の地面上に積層された舗装層の厚さ寸法と一致するように調整可能に構成したことを特徴とするものである。
【0006】
【作用】
請求項1の発明は、標識体1を押圧手段3で弾性的に押圧して昇降自在に支持すると共に、その上昇位置で球状外表面1aの上部を係止手段2に対し回転自在に当接させることにより、標識体1に対して真下方向以外の斜め方向や略水平に近い横方向への荷重が作用した場合、該標識体1が回転してその衝撃力を分散しながら押圧手段3を圧縮変形させて下降するものである。
更に、収納穴の上面開口を閉塞する蓋体に貫通孔を開穿し、この蓋体の下方に支持体を配置して、これら両者間に、該貫通孔へ向け標識体を押圧する押圧手段及び標識体を一体化させ、上記蓋体の上面と路面とが面一になるように調整する手段を設けることにより、路面の摩耗や舗装工事によって舗装層の厚さ寸法が変化した場合でも調整可能となる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
この実施例は、図1〜図3に示す如く、路面G1に凹設した収納穴H内に収納枠Aが埋設され、この収納枠Aの内部に標識体1を出没自在に埋設し、この標識体1が入射光線を偏向反射させる透明な反射体であると共に、この標識体1を上記収納穴Hの内部に保持するための係止手段2が、該収納穴Hの上面開口を閉塞する蓋体Bに開穿した完全な円形の貫通孔である場合を示すものである。
【0008】
上記標識体1は、図1及び図2に示す如く、例えば硬質合成樹脂などの透明材料で球状に形成されて、その外表面1aを球面とし、本実施例の場合には、その内部を中空に形成して、その内表面に、入射光線を偏向反射させるための凹凸部1bが一体形成されている。
【0009】
この標識体1の中心1oより上方に位置する球状外表面1aの上部、即ち、該標識体1の中心1oを通る平面による切り口である大円の周1cより短い小円(中心1oを通らない平面による切り口)の周1dと対向して、後述する係止手段2が設けられる。
【0010】
この係止手段2を構成する貫通孔は、収納穴Hの上面開口を閉塞する蓋体Bの中央に開穿され、更に図示例の場合には図1に示す如く、該貫通孔の内周面2aを、その下方へ向かうのに従って徐々に拡径するテーパー状に形成することにより、後述する押圧手段3の圧縮コイルバネを圧縮変形させて下降した標識体1が、該テーパー状の内周面2aに沿って係止手段2へ確実に戻るようにガイドされる。
【0011】
前記収納穴Hの上面開口を閉塞する蓋体Bの下方には、上記係止手段2へ向け標識体1を弾性的に押圧する押圧手段3が設けられ、この押圧手段3で標識体1を昇降自在に支持することにより、該標識体1の上昇時に球状外表面1aの上部を係止手段2に対して回転自在に当接させ、また下降時には、球状外表面1aと係止手段2との間に空間Sが設けられる。
【0012】
本実施例の場合には、図1に示す如く、上記押圧手段3が圧縮コイルバネである。
この圧縮コイルバネの上端開口部3aに前記球状外表面1aの下部を嵌合させると共に、下端部3bを前記蓋体Bの下方に配置された後述する支持体4の支持面4bに固定して、上下方向へ圧縮変形するように挟み込むことにより、標識体1が常時上方へ押圧されて、球状外表面1aの上部を係止手段2の貫通孔の上端内周面に圧接させている。
【0013】
また、図示例の場合には、上記押圧手段3の圧縮コイルバネが、その上端部3aから下端部3bへ向かうのに従って外径を徐々に小さくすることにより、この上端開口部3aに対し略水平に近い横方向への荷重が作用して同方向へ揺動しても、上端部3aが下端部3bの直上位置へ自然に復元するようにしている。
【0014】
そして、前記蓋体Bの下方に配置された支持体4は、図1に示す如く、正面コの字状に屈曲形成され、その両先端部4a,4aを蓋体Bの下面に対して例えばビスなどの固着手段で着脱自在に取り付けるか又は着脱不能に固着することにより、これら蓋体B及び支持体4と、両者間に挟み込まれた押圧手段3の圧縮コイルバネ及び標識体1が一体化される。
【0015】
これら両先端部4a,4aの間には、押圧手段3の圧縮コイルバネの下端部3bを固定するための略水平な支持面4bが、後述する収納穴H内に埋設した収納枠Aの中央位置に、上記係止手段2の貫通孔の直下に位置するように形成される。
この支持面4bは、例えば図3に示す如く、帯状の板材で構成して収納枠Aの中央位置以外の部分が開口するように形成するか、又はその他の構造で該支持体4の周囲を開口させることにより、上記係止手段2の貫通孔と前記収納穴Hの底面に相当する地面G2とが連通している。
【0016】
一方、前記収納穴H内に埋設した収納枠Aは、道路の地面G2上に積層された例えばアスファルトやコンクリートなどの舗装層G3の厚さ寸法Dと一致するように、その高さ寸法を調整可能に構成している。
【0017】
本実施例では、この収納枠Aを図1に示す如く、積み重ねて相互に連結可能な複数の筒状枠5…で構成して、これら筒状枠5…の積み重ね段数を変えることにより粗い寸法調整が行われると共に、最下段の筒状枠5に連設した調整ボルト6の回転操作により、前記収納穴Hの底面に相当する地面G2に対し筒状枠5…の全体を昇降移動させて、微調整が行われるようにしている。
【0018】
上記筒状枠5…の上端内周面には、内ネジ部5a…が刻設され、このネジ部5a…には、最下段を除いた筒状枠5の下端外周面に刻設した外ネジ部5b…が螺着されると共に、最上段に位置する筒状枠5の内ネジ部5aには、前記蓋体Bの外周面に刻設した外ネジ部B1が螺合されて、該最上段の筒状枠5の上端面5cと蓋体Bの上面が面一になるまでねじ込まれる。
【0019】
更に、最下段の筒状枠5の内部には、図1及び図3に示す如く、断面コの字型の帯状材5dが横架固定され、この帯状材5dの周囲を上述した支持面4bと同様に開口させることにより、上記係止手段2の貫通孔と前記収納穴Hの底面に相当する地面G2とが連通し、該帯状材5dには、上記調整ボルト6を上下方向へ移動自在に支持するためのナット5eが固着される。
【0020】
この調整ボルト6は、その上端に例えばドライバーなどの工具が係合する工具係合溝6aを形成し、下端には前記収納穴Hの底面に相当する地面G2と対向する脚座6bが形成され、これを工具で回転操作することにより、脚座6bが地面G2に当接して最下段の筒状枠5及びそれに積み重ねられた筒状枠5…を昇降移動させる。
【0021】
なお、上記調整ボルト6の直上に位置する前記支持体4の支持面4bには、該調整ボルト6が貫通可能な通孔4cを開穿して、調整ボルト6の回転操作により調整ボルト6の上端の工具係合溝6aが上方に突出しても支持面4bと突き当たらないように設計している。
【0022】
また、前記蓋体Bには、図1及び図2に示す如く、工具が係合する工具係合部B2を形成し、これに工具を係合して回転操作することにより、該蓋体Bが収納枠Aを構成する最上段の筒状枠5から簡単に着脱できるようにしている。
本実施例の場合には、この工具係合部B2として、一対の通孔が上記係止手段2の貫通孔の中心から等間隔をあけて貫通開穿されている。
【0023】
次に、斯かる道路鋲の埋設方法及び作用について説明する。
道路の地面G2上に積層された例えばアスファルトやコンクリートなどの舗装層G3の厚さ寸法Dは、道路鋲の埋設場所によって夫々異なるだけでなく、同じ場所でも例えば路面G1の摩耗や舗装工事が行われる度に大きく変化する。
このような場所に道路鋲を埋設する場合には、先ず、図1に示す如く、上記舗装層G3に収納穴Hを凹設して、その底面に地面G2が露出するまで掘り下げる。
【0024】
この状態で、上記収納穴Hの内部に収納枠Aを埋設するが、この際、収納枠Aの高さ寸法と上記舗装層G3の厚さ寸法(深さ寸法)Dとを一致させて、該収納枠Aの上端面と路面G1とが面一になるように調整する。
【0025】
詳しく説明すれば、舗装層G3の厚さ寸法Dより高くならない範囲内で可能な限り多くの筒状枠5…を積み重ねて粗い寸法調整を行い、それを収納穴Hの内部に入れて調整ボルト6を回転操作する。
それにより、調整ボルト6の脚座6aが収納穴Hの底面に相当する地面G2に当接したまま筒状枠5…の全体が昇降移動して、最上段の筒状枠5の上端面5cが路面G1と面一になるように微調整を行う。
【0026】
その後、支持体4との間に押圧手段3の圧縮コイルバネ及び標識体1が一体化された蓋体Bを、最上段の筒状枠5の内ネジ部5aに螺合して、その上端面5cと蓋体Bの上面が面一になるまでねじ込んで、埋設工事が完了する。
それ以降、例えば路面G1の摩耗や舗装工事によって、舗装層G3の厚さ寸法Dが変化した場合には、上述した調整作業を行う。
【0027】
この埋設状態において標識体1は、押圧手段3の圧縮コイルバネで弾性的に押圧されて昇降自在に支持されると共に、その上昇位置で球状外表面1aの上部が係止手段2の貫通孔に対して回転自在に当接する。
それにより、この標識体1に対して除雪車のスクリュー型羽根車やショベルで除雪する時のように真下方向以外の斜め方向や略水平に近い横方向への荷重が作用しても、該標識体1は回転してその衝撃力を分散しながら押圧手段3の圧縮コイルバネを圧縮変形させて下降する。
【0028】
その結果、あらゆる方向から荷重が作用しても標識体1を破損させずに路面G1下へ確実に没入できる。
従って、路面G1を除雪車のスクリュー型羽根車やショベルで除雪作業する際に障害とならないと共に、積雪期と無積雪期とが切り替わる度に多数敷設された道路鋲を切り換える必要がなく、一年通して切り換え作業がいらず、使用勝手に優れる。
【0029】
また、上記標識体1は、荷重が作用する度に係止手段2の貫通孔に対して回転するから、長期に亘る使用によって標識体1の球状外表面1aに多少の傷ができたとしても、その傷が路面G1上に常時露出するわけでなく、傷の無い球状外表面1aが路面G1上に露出している間は使用でき、球状外表面1aの大部分が傷付くまでは標識体1の交換時期を延ばすことができて、非常に経済的である。
【0030】
また更に、標識体1の回転により球状外表面1aが係止手段2の貫通孔で擦られるから、球状外表面1aは常に磨かれて汚れ難く、標識機能が低下せず、長期に亘り清掃せずに使用できる。
【0031】
そして、前記標識体1の下降時には、球状外表面1aと係止手段2の貫通孔との間に、路面G1から例えば小石などの異物が浸入すると、標識体1が係止手段2の貫通孔に対して回転不能になる恐れがある。
しかし、本実施例の場合には、標識体1の下降時において、球状外表面1aと係止手段2の貫通孔との間に空間Sが区画形成されるため、路面G1から例えば小石などの異物が浸入して標識体1が回転不能になったとしても、その後に該標識体1に下方向への荷重が作用して下降すれば、球状外表面1aと係止手段2の貫通孔との間に空間Sができて、そこに挟まっていた異物が落下し、それ以降は標識体1が回転可能に復元する。
その結果、異物浸入で故障せず長期に亘り回転機能を保持できる。
【0032】
更に、前記係止手段2と収納穴Hの底面の地面G2とは連通するため、標識体1の球状外表面1aと係止手段2との隙間から浸入した水は、支持体4の支持面4bや最下段の筒状枠5の帯状材5dに邪魔されることなく、露出した地面G2に染み込む。
その結果、標識体1の収納穴Hが雨水や融雪水でオーバーフローするのを防止できる。
【0033】
尚、前示実施例では、標識体1が入射光線を偏向反射させる透明な反射体である場合を示したが、これに限定されず、図示せぬが標識体1の内部に発光体と電池などを配備して自ら発光するようにしても良い。
更に、前記係止手段2が完全な円形の貫通孔である場合を示したが、これに限定されず、図示せぬが標識体1の球状外表面1aに沿って周方向へ適宜間隔毎に係止爪を複数突設し、これら係止爪の間には貫通空間が形成されるようにしても良い。
また、前記押圧手段3が圧縮コイルバネである場合を示したが、これに限定されず、図示せぬが例えばゴムなどの弾性体であっても良い。
【0034】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のうち請求項1記載の発明は、標識体1を押圧手段3で弾性的に押圧して昇降自在に支持すると共に、その上昇位置で球状外表面1aの上部を係止手段2に対し回転自在に当接させることにより、標識体1に対して真下方向以外の斜め方向や略水平に近い横方向への荷重が作用した場合、該標識体1が回転してその衝撃力を分散しながら押圧手段3を圧縮変形させて下降するので、あらゆる方向から荷重が作用しても標識体1を破損させずに路面G1下へ確実に没入できる。
従って、除雪車のスクリュー型羽根車やショベルで除雪する時のように、路面上に突出した標識体に対して斜め方向や略水平に近い横方向への荷重が作用すると、これらがまともに衝突して破損する従来のものに比べ、標識体及びスクリュー型羽根車やショベルなどが破損せず、路面除雪作業の障害とならない。
更に、積雪期と無積雪期とが切り替わる度に、多数敷設された道路鋲の本体を上下反転するための切り換え作業が夫々必要になる従来のものに比べ、一年通して切り換え作業がいらず、使用勝手に優れる。
また、標識体1は荷重が作用する度に係止手段2に対し回転するから、長期に亘る使用によって標識体1の球状外表面1aに多少の傷ができたとしても、その傷が路面上に常時露出するわけでなく、傷の無い球状外表面1aが路面上に露出している間は使用でき、球状外表面1aの大部分が傷付くまでは標識体1の交換時期を延ばすことができて、非常に経済的である。
また更に、標識体1の回転により球状外表面1aが係止手段2で擦られるから、球状外表面1aは常に磨かれて汚れ難く、標識機能が低下せず、長期に亘り清掃せずに使用できる。
更に、収納穴の上面開口を閉塞する蓋体に貫通孔を開穿し、この蓋体の下方に支持体を配置して、これら両者間に、該貫通孔へ向け標識体を押圧する押圧手段及び標識体を一体化させ、上記蓋体の上面と路面とが面一になるように調整する手段を設けたので、路面の摩耗や舗装工事によって舗装層の厚さ寸法が変化した場合でも調整可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す道路鋲の縦断正面図である。
【図2】同平面図であり、一部切欠して示している。
【図3】図1の(3)−(3)線に沿える横断平面図である。
【符号の説明】
G1 路面 G2 地面
H 収納穴 S 空間
1 標識体 1a 球状外表面
2 係止手段 3 押圧手段

Claims (1)

  1. 路面(G1)に凹設した収納穴(H)内に標識体(1)が出没自在に埋設される道路鋲において、
    前記収納穴(H)の上面開口を閉塞する蓋体(B)に貫通孔(2)を開穿し、この蓋体(B)の下方に支持体(4)を着脱自在に取り付けるか又は固着して、これら両者間に、外表面(1a)が球面に形成された標識体(1)と、それを上記貫通孔(2)へ向け押圧する押圧手段(3)とを挟み込んで一体化させ、上記蓋体(B)の上面と路面(G1)とが面一になるように調整する手段として、収納穴(H)内に埋設した収納枠(A)を、積み重ねて相互に連結可能な複数の筒状枠(5)で構成し、これら筒状枠(5)の積み重ね段数を変えて粗い寸法調整を行うと共に、最下段の筒状枠(5)に連設した調整ボルト(6)の回転操作により、前記収納穴(H)の底面に相当する地面(G2)に対し筒状枠(5)の全体を昇降移動させて微調整を行うことで、該収納枠(A)全体の高さ寸法を道路の地面(G2)上に積層された舗装層(G3)の厚さ寸法(D)と一致するように調整可能に構成したことを特徴とする道路鋲。
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