JP3610918B2 - トロイダル型無段変速機のパワーローラ用スラスト玉軸受 - Google Patents

トロイダル型無段変速機のパワーローラ用スラスト玉軸受 Download PDF

Info

Publication number
JP3610918B2
JP3610918B2 JP2001094797A JP2001094797A JP3610918B2 JP 3610918 B2 JP3610918 B2 JP 3610918B2 JP 2001094797 A JP2001094797 A JP 2001094797A JP 2001094797 A JP2001094797 A JP 2001094797A JP 3610918 B2 JP3610918 B2 JP 3610918B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power roller
outer ring
steel
continuously variable
thrust ball
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001094797A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001295905A (ja
Inventor
高信 佐藤
浩年 高田
良 五位野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NSK Ltd filed Critical NSK Ltd
Priority to JP2001094797A priority Critical patent/JP3610918B2/ja
Publication of JP2001295905A publication Critical patent/JP2001295905A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3610918B2 publication Critical patent/JP3610918B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明に係るトロイダル型無段変速機のパワーローラ用スラスト玉軸受は、トロイダル型無段変速機を構成するパワーローラに加わるスラスト荷重を支承しつつこのパワーローラを回転自在に支持する為に利用する。
【0002】
【従来の技術】
例えば自動車用変速機、或は各種産業機械用の変速機として、図2〜3に略示する様なトロイダル型無段変速機を使用する事が研究されている。このトロイダル型無段変速機は、例えば実開昭62−71465号公報に開示されている様に、入力軸1と同心に入力側ディスク2を支持し、出力軸3の端部に出力側ディスク4を固定している。トロイダル型無段変速機を納めたケーシングの内面、或はこのケーシング内に設けられた支持ブラケットには、上記入力軸1並びに出力軸3に対して捻れの位置にある枢軸5、5を中心として揺動するトラニオン6、6が設けられている。
【0003】
各トラニオン6、6は、両端部外側面に上記枢軸5、5を設けている。又、各トラニオン6、6の中心部には変位軸7、7の基端部を支持し、上記枢軸5、5を中心として各トラニオン6、6を揺動させる事により、各変位軸7、7の傾斜角度の調節を自在としている。各トラニオン6、6に支持された変位軸7、7の周囲には、それぞれパワーローラ8、8を回転自在に支持している。そして、これら各パワーローラ8、8を、上記入力側、出力側両ディスク2、4の間に挟持している。
【0004】
これら入力側、出力側両ディスク2、4の互いに対向する内側面2a、4aは、それぞれ断面が、ほぼ上記枢軸5を中心とする円弧形の凹面をなしている。そして、球面状の凸面に形成された各パワーローラ8、8の周面8a、8aは、上記内側面2a、4aに当接させている。
【0005】
前記入力軸1と入力側ディスク2との間には、ローディングカム式の押圧装置9を設け、この押圧装置9によって、上記入力側ディスク2を出力側ディスク4に向け、弾性的に押圧している。この押圧装置9は、上記入力軸1と共に回転するカム板10と、保持器11により保持された複数個(例えば4個)のローラ12、12とから構成されている。上記カム板10の片側面(図2〜3の左側面)には、円周方向に亙る凹凸面であるカム面13を形成し、又、上記入力側ディスク2の外側面(図2〜3の右側面)にも、同様のカム面14を形成している。そして、上記複数個のローラ12、12を、上記入力軸1の中心に対して放射状に配置している。
【0006】
上述の様に構成されるトロイダル型無段変速機の使用時、上記入力軸1の回転に伴ってカム板10が回転すると、カム面13によって複数個のローラ12、12が、入力側ディスク2の外側面に形成したカム面14に押圧される。この結果、上記入力側ディスク2が上記複数のパワーローラ8、8に押圧されると同時に、上記1対のカム面13、14と複数個のローラ12、12との押し付け合いに基づいて、上記入力側ディスク2が回転する。そして、この入力側ディスク2の回転が、上記複数のパワーローラ8、8を介して出力側ディスク4に伝達され、この出力側ディスク4に固定の出力軸3が回転する。
【0007】
入力軸1と出力軸3との回転速度を変える場合で、先ず入力軸1と出力軸3との間で減速を行なう場合には、枢軸5、5を中心として各トラニオン6、6を揺動させ、各パワーローラ8、8の周面8a、8aが図2に示す様に、入力側ディスク2の内側面2aの中心寄り部分と出力側ディスク4の内側面4aの外周寄り部分とにそれぞれ当接する様に、各変位軸7、7を傾斜させる。
【0008】
反対に、増速を行なう場合には、各パワーローラ8、8の周面8a、8aが図3に示す様に、入力側ディスク2の内側面2aの外周寄り部分と出力側ディスク4の内側面4aの中心寄り部分とに、それぞれ当接する様に、各変位軸7、7を傾斜させる。各変位軸7、7の傾斜角度を、図2と図3との中間にすれば、入力軸1と出力軸3との間で、中間の変速比を得る事ができる。
【0009】
図2〜3には、トロイダル型無段変速機の基本構造のみを示しているが、自動車用変速機等としてより具体化した構造も、例えば実願昭61−87523号(実開昭62−199557号)のマイクロフィルムに記載されている様に、従来から種々知られている。
【0010】
ところで、上述の様なトロイダル型無段変速機の運転時に上記各パワーローラ8、8は、入力側ディスク2及び出力側ディスク4からのスラスト荷重を受けつつ、高速で回転する。この為、これら各パワーローラ8、8と前記各トラニオン6、6との間には、図4に示す様なスラスト玉軸受15を設けている。
【0011】
上記スラスト玉軸受15は、上記パワーローラ8と、複数の玉16、16と、これら複数の玉16、16を転動自在に保持する為の保持器20と、上記パワーローラ8と同じ中心軸αを有する外輪17とから構成されている。尚、上記パワーローラ8、玉16、16、外輪17は、それぞれ軸受鋼、浸炭鋼等の軸受用鋼により形成されている。又、上記パワーローラ8の軸方向外端面(図4の上面)に内輪軌道18を、上記外輪17の軸方向内端面(図4の下面)で上記内輪軌道18と対向する部分に外輪軌道19を、それぞれ形成している。これら各軌道18、19は、それぞれ断面が円弧形で全体が円環状とされている。尚、従来のスラスト玉軸受15の場合には、内輪軌道18の断面の曲率半径R18と外輪軌道19の断面の曲率半径R19とは互いに等しく(R18=R19)している。上記各玉16、16の転動面は、これら内輪軌道18と外輪軌道19とに転がり接触する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、実際にトロイダル型無段変速機に組み込まれてパワーローラ8を支承するスラスト玉軸受15の場合には、次に述べる様な解決すべき点がある。即ち、このスラスト玉軸受15の内輪としての機能を兼ね備えるパワーローラ8には、直径方向反対側に存在する、入力側ディスク2との接触点と出力側ディスク4との接触点との2点から荷重が加わるが、この2点から円周方向に90度ずれた点では荷重が加わらない。従って上記パワーローラ8の円周方向に亙る荷重分布は不均一になり、このパワーローラ8は、曲げ応力が作用する様な応力場に置かれる。これに対して外輪17は、円周方向に亙って均等に配置された玉16、16により、円周方向に亙ってほぼ均一な荷重を受ける。
【0013】
又、上記パワーローラ8は、トロイダル型無段変速機の変速比を確保すべくその設置位置を規制する必要上、厚さ寸法T を十分に大きくする必要がある。この為、スラスト玉軸受15の内輪として機能する上記パワーローラ8の応力拡大係数が大きくなる応力場にあり、このパワーローラ8の寿命に関しては、モード2だけでなくモード1も関与してくる。このうち、面内剪断形のモード2は、一般的なスラスト玉軸受でも疲れ寿命として問題となるフレーキング発生による転がり疲労に関するもので、トロイダル型無段変速機用スラスト玉軸受に限らず、一般の玉軸受でも問題となる。一方、開口形のモード1は、内輪割れに結び付く曲げ疲労に関するものであり、厚さ寸法の大きなパワーローラ8に不均一な荷重を受ける、トロイダル型無段変速機用スラスト玉軸受独特な疲労として問題となる。
【0014】
従って、トロイダル型無段変速機のパワーローラ用スラスト玉軸受の耐久性を確保する為には、一般的なモード2の転がり疲労だけでなく、モード1の曲げ疲労に就いても考慮しなければならない。モード1の曲げ疲労による割れの発生を防止し、軌道輪の長寿命化を図る為には、破壊靱性値K1cが大きなによりこの軌道輪を造れば良い。ところが、この破壊靱性値K1cが大きなが、モード2の転がり疲労を防止するのに有効であるとは限らず、モード2による転がり疲れ寿命を長くできない場合がある。例えば、浸炭SCr 材を用いてこの転がり疲れ寿命を長くする為には、上記鋼の炭素含有率(C%)を或る程度高く、且つ、浸炭深さを或る程度深くする必要がある。ところが、C%を高くしたり、或は浸炭深さを深くしたりすると、上記破壊靱性値K1cが小さくなってしまう。この事から明らかな通り、同一材質に異なる組成と熱処理とを施した2種類の鋼材A、Bを考慮した場合には、鋼材Aの方が鋼材Bよりもモード1による曲げ疲労に対しては強いが、鋼材Bの方が鋼材Aよりもモード2による転がり疲労に対しては強いと言う事があり、鋼材の選定に大きな影響力を及ぼす。
【0015】
破壊靱性値K1cを大きくするには、例えば、
(1) 鋼材の組織の結晶粒径を小さくする。
(2) 微細炭化物を結晶粒内に分布させる。
(3) 焼き戻し温度を高くして硬さを小さくする。
(4) 浸炭、窒化、高周波焼き入れ等の表面硬化鋼では、表面硬化深さを浅くしたり、芯部の硬さを小さくする。
等が考えられる。
このうちの(4) から明らかな通り、表面硬化鋼は完全焼き入れ鋼よりは破壊靱性値が大きくなる。又、形状、使用条件等に就いては、逆に、(a) 部材寸法の増加、(b) 環境温度の低下、(c) 荷重速度の増加、は同一材質の部品では破壊靱性値の低下を招く。
本発明のトロイダル型無段変速機のパワーローラ用スラスト玉軸受は、この様な事情に鑑みて発明したものである。
【0016】
【課題を解決する為の手段】
本発明のトロイダル型無段変速機のパワーローラ用スラスト玉軸受は、前述した従来から知られているトロイダル型無段変速機のパワーローラ用スラスト玉軸受と同様に、トロイダル型無段変速機を構成する入力側ディスクと出力側ディスクとの内側面同士の間に挾持されてこれら両ディスク同士の間での動力の伝達を行なう鋼製のパワーローラと、このパワーローラの軸方向外端面に形成された断面が円弧状で全体が円環状の内輪軌道と、このパワーローラと同心に配置された鋼製の外輪と、この外輪の軸方向内端面でこの内輪軌道と対向する部分に形成された断面が円弧状で全体が円環状の外輪軌道と、それぞれの転動面を上記外輪軌道とこの内輪軌道とに当接させた複数の玉とを備える。
特に、本発明のトロイダル型無段変速機のパワーローラ用スラスト玉軸受に於いては、上記パワーローラを構成するの破壊靱性値を上記外輪を構成するの破壊靱性値よりも大きくしている。
【0017】
【作用】
上述の様に構成される本発明のトロイダル型無段変速機のパワーローラ用スラスト玉軸受の場合には、パワーローラを破壊靱性値の大きなにより造っている為、このパワーローラにモード1の曲げ疲労による割れが発生しにくくなる。
これに対して、モード1による曲げ疲労をあまり考慮する必要のない外輪は、破壊靱性値の大きなにより造る必要がなく、モード2による転がり疲労に対して強いにより造れる。
これらにより、上記トロイダル型無段変速機のパワーローラ用スラスト玉軸受の耐久性向上を図れる。
尚、曲げ疲労や転がり疲労に対する強度を確保すべく、破壊靱性値を適正値にする為には、各軌道輪を構成するに施す熱処理として、例えば浸炭処理、浸炭窒化処理、高周波焼き入れ処理等の表面硬化処理を行なう。
【0018】
【実施例】
図1は、本発明の実施例を示している。このスラスト玉軸受15aは、前述の図4に示した従来から知られたスラスト玉軸受15と同様に、パワーローラ8Aの軸方向外端面(図1の上面)に、断面が円弧状で全体が円環状の内輪軌道18aを形成している。この様なパワーローラ8Aと同心に、外輪17aを配置している。この外輪17aの軸方向内端面(図1の下面)で、上記内輪軌道18aと対向する部分に、断面が円弧状で全体が円環状の外輪軌道19aを形成している。そして、これら外輪軌道19aと内輪軌道18aとの間に複数個の玉16、16を設け、各玉16、16の転動面を、上記外輪軌道19a及び内輪軌道18aに当接させている。これら各玉16、16は、保持器20により転動自在に保持している。
【0019】
この様に構成するトロイダル型無段変速機のパワーローラ支持用のスラスト玉軸受15aの場合には、パワーローラ8Aの厚さ寸法T8Aが外輪17aの厚さ寸法T17a よりも大きい事に伴って、使用時に上記パワーローラ8Aの応力拡大係数K が上記外輪17aの応力拡大係数K ´よりも大きく(K >K ´)なる。
【0020】
この様な応力拡大係数K1 、K1 ´の相違に伴って、本実施例のスラスト玉軸受15aに於いては、上記パワーローラ8Aを構成する鋼材の破壊靱性値K1cを、上記外輪17aを構成する鋼材の破壊靱性値K1c´よりも大きく(K1c>K1c´)している。これと共に図示の例では、上記内輪軌道18aと上記各玉16、16との最大接触面圧Pmax を、上記外輪軌道19aと上記各玉16、16との最大接触面圧Pmax ´よりも小さく(Pmax <Pmax ´)している。この為に本実施例の場合には、上記内輪軌道18aの断面の曲率半径R18a を、上記外輪軌道19aの曲率半径R19a よりも小さく(R18a <R19a )している。
【0021】
上記パワーローラ8Aの破壊靱性値K1cを外輪17aより大きくした組み合わせとしては、前述の様に破壊靱性値を大きくする方法で述べた事から、
(1) パワーローラ8Aを表面硬化鋼とし、外輪17aを完全硬化鋼とする。
(2) パワーローラ8Aの浸炭深さを外輪17aよりも浅くするか、パワーローラ8Aの芯部硬さを外輪17aより小さくする。
(3) パワーローラ8Aの硬さを外輪17aより小さくする。
等が考えられる。
【0022】
上述の様に構成する本発明のパワーローラ用スラスト玉軸受の場合には、入力側ディスク及び出力側ディスクとの接触部で円周方向に亙って不均一な荷重を受け、しかも厚さ寸法T8Aが大きい為に応力拡大係数K1 が大きい応力場にあるパワーローラ8Aを、破壊靱性値の大きな鋼材により造っている。この為、応力拡大係数K1 が大きいにも拘らず、このパワーローラ8Aにモード1の曲げ疲労による割れが発生しにくくなる。又、このパワーローラ8Aに形成した内輪軌道18aと玉16、16との最大接触面圧Pmax が小さい事に基づき、この内輪軌道18aに、モード2の転がり疲労によるフレーキングが発生しにくくなる。
【0023】
一方、外輪17aは、上記各ディスクとは直接接触せず、均等に配置された玉により円周方向に亙りほぼ均一な荷重を受け、しかも厚さ寸法T17a があまり大きくない為、応力拡大係数K1 ´が上記パワーローラ8A(内輪)よりも小さい応力場にある。従って、この外輪17aに関しては、モード1による曲げ疲労をあまり考慮する必要がない。即ち、この外輪17aは、破壊靱性値K1c´の大きな鋼材により造る必要がなく、破壊靱性値K1c´が小さくても、モード2による転がり疲労に対して強い鋼材により造れる。従って、この外輪17aに形成した外輪軌道19aと玉16、16との最大接触面圧Pmax ´を小さくする必要がない。より具体的には、この外輪軌道19aの断面の曲率半径R19a を、上記内輪軌道18aよりも大きくして、各玉16、16の転動面と上記外輪軌道19aとの接触面積を小さくできる。従って、この外輪軌道19aと玉16、16との転がり抵抗の増大を防止できる。この結果、玉軸受全体としての転がり抵抗の増大も少なく抑える事ができる。
【0024】
【発明の効果】
本発明のトロイダル型無段変速機のパワーローラ用スラスト玉軸受は、以上に述べた通り構成され作用する為、コスト上昇を抑えつつ、何れの軌道輪の寿命も必要する分確保できる。従って、上記パワーローラ用スラスト玉軸受を組み込んだトロイダル型無段変速機の耐久性向上を低コストで図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す断面図。
【図2】スラスト玉軸受を組み込んだトロイダル型無段変速機の基本的構成を、最大減速時の状態で示す側面図。
【図3】同じく最大増速時の状態で示す側面図。
【図4】トロイダル型無段変速機に組み込まれたパワーローラ用スラスト玉軸受の断面図。
【符号の説明】
1 入力軸
2 入力側ディスク
2a 内側面
3 出力軸
4 出力側ディスク
4a 内側面
5 枢軸
6 トラニオン
7 変位軸
8、8A パワーローラ
8a 周面
9 押圧装置
10 カム板
11 保持器
12 ローラ
13、14 カム面
15、15a スラスト玉軸受
16 玉
17、17a 外輪
18、18a 内輪軌道
19、19a 外輪軌道
20 保持器

Claims (1)

  1. トロイダル型無段変速機を構成する入力側ディスクと出力側ディスクとの内側面同士の間に挾持されてこれら両ディスク同士の間での動力の伝達を行なう鋼製のパワーローラと、このパワーローラの軸方向外端面に形成された断面が円弧状で全体が円環状の内輪軌道と、このパワーローラと同心に配置された鋼製の外輪と、この外輪の軸方向内端面でこの内輪軌道と対向する部分に形成された断面が円弧状で全体が円環状の外輪軌道と、それぞれの転動面を上記外輪軌道とこの内輪軌道とに当接させた複数の玉とを備えたトロイダル型無段変速機のパワーローラ用スラスト玉軸受に於いて、上記パワーローラを構成するの破壊靱性値を上記外輪を構成するの破壊靱性値よりも大きくした事を特徴とするトロイダル型無段変速機のパワーローラ用スラスト玉軸受。
JP2001094797A 2001-03-29 2001-03-29 トロイダル型無段変速機のパワーローラ用スラスト玉軸受 Expired - Fee Related JP3610918B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001094797A JP3610918B2 (ja) 2001-03-29 2001-03-29 トロイダル型無段変速機のパワーローラ用スラスト玉軸受

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001094797A JP3610918B2 (ja) 2001-03-29 2001-03-29 トロイダル型無段変速機のパワーローラ用スラスト玉軸受

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP07047794A Division JP3314520B2 (ja) 1994-04-08 1994-04-08 トロイダル型無段変速機用スラスト玉軸受

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001295905A JP2001295905A (ja) 2001-10-26
JP3610918B2 true JP3610918B2 (ja) 2005-01-19

Family

ID=18948941

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001094797A Expired - Fee Related JP3610918B2 (ja) 2001-03-29 2001-03-29 トロイダル型無段変速機のパワーローラ用スラスト玉軸受

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3610918B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20070113072A (ko) 2006-05-23 2007-11-28 알프스 덴키 가부시키가이샤 잉크 리본 카세트 및 그것을 사용하는 프린터

Also Published As

Publication number Publication date
JP2001295905A (ja) 2001-10-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002188702A (ja) 無段変速機用転動体およびその製造方法
JP3314520B2 (ja) トロイダル型無段変速機用スラスト玉軸受
JP3610918B2 (ja) トロイダル型無段変速機のパワーローラ用スラスト玉軸受
JP3608547B2 (ja) ラジアル玉軸受
JP3951401B2 (ja) トロイダル型無段変速機用ローディングカム
US6174257B1 (en) Toroidal type continuously variable transmission
JP3733992B2 (ja) スラスト玉軸受
JP3733713B2 (ja) トロイダル型無段変速機
JP3638303B2 (ja) ハーフトロイダル型無段変速機用スラスト玉軸受
JP4100072B2 (ja) フルトロイダル型無段変速機
JP3718973B2 (ja) トロイダル型無段変速機
JP4174712B2 (ja) トロイダル型無段変速機のトラニオンの高周波焼入れ処理方法
JP2004150592A (ja) トロイダル型無段変速機
JP3978994B2 (ja) トロイダル型無段変速機の製造方法
JP5621338B2 (ja) トロイダル型無段変速機
JP2004332807A (ja) トロイダル型無段変速機
JP5673013B2 (ja) トロイダル型無段変速機
JP4288760B2 (ja) トロイダル型無段変速機のパワーローラ軸受
JP2003314646A (ja) トロイダル型無段変速機
JP4156117B2 (ja) スラスト軸受とスラスト軸受を備えたトロイダル形無段変速装置
EP1508724A2 (en) Toroidal type continuously variable transmission
JP4470539B2 (ja) トラニオンの製造方法
JP3617258B2 (ja) トロイダル型無段変速機
JP2008111488A (ja) トロイダル型無段変速機
JP4241951B2 (ja) トロイダル型無段変速機のパワーローラ軸受

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040126

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040323

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040427

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040928

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20041011

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071029

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081029

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081029

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091029

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101029

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111029

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111029

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121029

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121029

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131029

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees