JP3609828B2 - 被蓋咬合治療器具 - Google Patents
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Description
本発明はまた上記器具を組み立てる方法にも関する。
被蓋咬合(overbite)を患っている人は多い。この疾患は、下顎が上顎に比べて相対的に短いために、下顎の門歯(incisor)と上顎の門歯とが尖端同士を合わせるような正しい咬み合わせで物を咬むことができないというものである。該患者の場合そうはならず、下顎の門歯の先端は口腔内において、口腔上部にある対応する門歯の先端に対して大きく若しくはやや後方に位置している。
この疾患を治療するために、上顎と下顎との間に圧力を加えて、上顎に対し下顎を前方に押し出すための様々な形態の器具又は装置が用いられる。このような力が加えられると、下顎は被蓋咬合が軽減されるような方向に成長させられ、ついには完全に矯正される。このことは子供や若い人々のみならず、成熟した成人にも当てはまる。
このような器具の一つとして、いわゆるヘルプスト式器具と呼ばれるものがある。これは、上顎の前臼歯から下顎の前小臼歯にさし渡された伸縮棒からなる固定器具である。治療開始時においてこの伸縮棒が、歯の先端同士が合う位置にまで下顎を前方に押し出すような長さに設計される。
この棒は伸縮するように設計されている。口が開いたときにはこの棒は伸びる。これに対し口が閉じたときには、伸縮棒は一杯に収納された状態になり、治療に必要とされるズレ圧力を下顎に加えることができるようになる。もちろん、伸縮棒の個々の部品は、口が一杯に開かれてもバラバラにならないような寸法に作られている。
活発な治療期間である6〜10カ月の間には、治療の意図どおりに下顎が成長すると、伸縮棒を交換して、一杯に収納された状態での伸縮棒の長さを段階的に伸ばし、下顎の緩やかな成長分を埋め合わせることが必要である。
従って伸縮棒は、バンドを歯から取り外すという著しく面倒な作業なしでこれを取り外し、別の伸縮棒と取り替えることができなければならない。
このため既知の器具においては、伸縮棒の両端は、使用者の口腔の両側でそれぞれ歯のまわりに装着されたバンドに、ネジで固定されるようになっている。
ネジを外すことにより第一の伸縮棒のセットは、一杯に収納された状態において第一のセットよりも長い第二の伸縮棒のセットと取り替えることができる。
このような構造には次のような短所がある。すなわち、使用中にネジが緩み、ついには歯のまわりに装着された各バンドから外れて落ち、その結果器具が機能しなくなるだけでなく、同時にまた、使用者が落ちたネジを飲み込んだり、あるいは、口を閉じたときに各伸縮棒の自由端が口蓋や他の口腔内面に触れてこれを傷つける可能性があるのである。
冒頭に述べたような器具の一つが、国際公開番号WO 90/11731から知られている。その器具では、伸縮棒の各端はシャフト上にピボット回転可能なように留められ、さらに、該シャフトの自由端に近接する穴に通されたアーチワイヤで固定されるようになっている。
また国際公開番号WO 92/19174による器具では、伸縮棒がその両端に玉受け(ball cups)を有し、この玉受けが、臼歯バンドに取り付けられたヘッド球(ball heads)をはめ込み形式で受容するようになっている。
伸縮棒のセットを取り替える代わりに、小さな金属帯を挿入部に巻いて締め付け、受容部と、挿入部が口腔下部の前小臼歯のまわりに装着されたバンドに結節する部分との間に挟まれる細いリングもしくはブッシュを作り、これにより、縮んだ状態での伸縮棒の長さを伸ばす、ということも試みられてきた。しかし、この一見魅力的な解決法には不都合があることが分かった。というのも、このリング又はブッシュには切れ込みがあるため、しばしばリング又はブッシュが変形し、開いて挿入部から抜け落ちることがあり、その結果器具が機能しなくなり、さらにはリング又はブッシュが使用者に飲み込まれてしまう、ということがあるからである。
本発明の目的は、序文で述べたような器具であって、上で触れられたような欠点を克服し、簡単容易に伸縮棒の取り替えができ、伸縮棒と歯のまわりのバンドとをつなぐ結合部品あるいは先のリング又はブッシュが器具の使用中に気付かぬうちに緩むといったおそれもないような器具の一式を提供することにある。
この目的を序文に述べた類の器具を用いて達するわけであるが、本発明による器具の特徴とするところは、挿入部のバンドに面する一端が第一ブッシュの側面にピボット回転可能なように挿入されること、上記管が、第二ブッシュの側面にピボット回転可能なように挿入される腕を有すること、そして、2つのブッシュの少なくとも1つが、ブッシュの側部へ挿入及び側部から取り外し可能な固定リング又はそれに類する器具により、ピンを介してバンドに固定されていること、にある。
固定リング又はそれに類する器具を少なくとも一方のブッシュの側面から、例えば第一ブッシュの側面から取り外すことにより、挿入部と第一バンドとの間の連結は解除され、その後に挿入部を受容部から引き抜くことができる。もし両ブッシュ共に固定リング又はそれに類する器具により各バンドに固定されているならば、受容部もまた同様に第二バンドから取り外し、伸縮棒を、収納された状態での長さが先に用いられたセットのそれよりも長い新たな伸縮棒のセットと取り替えることができる。しかし、一方のブッシュのみが固定リング又はそれに類する器具によりバンドに固定されている場合には、一方のブッシュのみ、例えば第一ブッシュのみが固定リング又はそれに類する器具で第一バンドに固定される一方で、受容部に対応する第二ブッシュは、自身の内側に設けられたネジにより第二バンドにネジ留めされる、ということになる。
また、同一セットの伸縮棒を利用することも可能である。この場合、挿入部側の固定リングを外してから、閉じたリング又はブッシュを挿入部に装着する。これにより先の伸縮棒は縮んだ状態において元よりも長くなる。この解決法においては、リング又はブッシュは閉じており、いかなる切れ目をも有していないため、これが気付かぬうちに開くというおそれもない。
こうして伸縮棒を取り替えた後、又はリングもしくはブッシュを挿入部にのみ装着した後に、この伸縮棒は取り外しの手順とは逆の手順で再び取り付けられる。
序文で触れたように、本発明は器具を組み立てる方法にも関する。本発明による方法は次のような段階を有するところに特徴がある。
a) 一方のバンドにピンを取り付ける、
b) 固定リング又はそれに類する器具を直径方向に広げ、ステップのまわりに掛けて滑らせる。その固定リング又はそれに類する器具は切れ込みに達したところで締まり、切れ込みの中にはまり込む、
c) 挿入部の有する球をブッシュの凹部にはめ込み、棒がスリットから外へ突き出るようにする、
d) ブッシュをピンの上に持ってくる、
e) ブッシュの面取りが固定リングの上に来たら、ピンに対して軸方向に圧力を加え、面取りの傾斜面が固定リング又はそれに類する器具を直径方向に締め付けるようにする、
f) ブッシュをピンの最下部まで滑らせる。内壁に設けられた切れ込みの高さに達したところで固定リング又はそれに類する器具が通常の直径にまで広がって切れ込みろ噛み合う、
g) 受容部の管を棒に装着する、そして、
h) 上記a)からf)の手順を繰り返して受容部を他方のバンドに取り付ける。
従属請求の範囲は本発明による器具の有用な実施例に関する。この実施例のもつ有用性は後に続く記載により明らかにされる。
本発明による器具及び方法については、本明細書中この後に続く部分で、好ましい実施例により、図面を参照しながら更に詳細に説明される。該図面中、
図1は、義歯型に取り付けられた既知の被蓋咬合治療器具の斜視図である。
図2は、同様に義歯型に取り付けられた本発明による器具の斜視図である。
図3は、図2に示す器具の有する挿入部である。
図4は、図2に示す器具の有する受容部の第一の実施例の側面図である。
図4aは、受容部の第二の実施例の側面図である。
図5は、図3に示す挿入部の有する球又は図4に示す受容部の有する球を受容するためのブッシュの側面図である。
図6は、図5に示すブッシュが球を受容した後にピンに取り付けられたところを示す軸断面図である。
図7は、図6のVII−VII線におけるブッシュの断面図である。
図8は、図7のVIII−VIII線におけるブッシュの断面図である。
図9は、ブッシュの別の実施例において、球を受容した後にピンを取り付けられたブッシュを示す図8相当の軸断面図である。
図10は、第3の実施例に係るブッシュを開口端から見た図である。そして、
図11は、図10のXI−XI線におけるブッシュの断面図である。
図1においては、既知の器具が上口腔部及び下口腔部からなる義歯型に取り付けられている。該器具は各側に、下口腔部の前小臼歯のまわりに装着された第一バンド1、及び上口腔部の前臼歯のまわりに装着された第二バンド2を有する。これらのバンド1、2は歯科治療において一般に使用されるものである。各側において、第一及び第二バンドの間に伸縮棒3が取り付けられている。
各伸縮棒3は挿入部4及び受容部8からなり、第一バンド1の前端と第二バンド2の後端との間にさし渡されている。
この器具の両側のバンド1、2及び伸縮棒3は、上顎及び下顎を中央で分割する面に対して対称になっている。
挿入部4は円柱状断面をもつまっすぐな棒5を有する。この棒5は、使用時において前方に位置する一端に、ネジ7を受ける穴の空いた平坦な延長部6を有する。ネジ7を第一バンドにある雌ネジのついたネジ穴に留めることにより、挿入部4は第一バンド1上でピボット回転可能な状態で支えられる。
受容部8はまっすぐな管9を有し、この管9は棒5を縦方向に摺動可能に受容することができる。上記管9は、使用時において後方に位置する一端に、ネジ11を受ける穴の空いた平坦な延長部10を有する。ネジ11は、第二バンド2上で受容部8をその後端で支える。第二バンド2には雌ネジのついたネジ穴が設けられている。延長部10は管9の縦軸から横に偏位しており、これにより、棒5が管9に取り付けられた後でも、棒5の自由端は支障なく延長部10の脇を通ることができる。
連結部にある程度の可動性を与えるため、ネジ7及び11を受ける穴はネジの軸の直径よりも幾分大きな直径を有しており、これにより下口腔部は上口腔部に対して僅かに横に動くことができる。
図1に示すように口が開かれると、挿入部4の棒5は受容部8の管9から外へ多少引き出されるが、口が閉じられると、挿入部4及び受容部8の相互の長さが変わり、伸縮棒3は一杯に縮められた状態で下顎を前方に押し出すようになる。
伸縮棒3が十分に長く、上下の門歯の辺縁同士が合う位置に向けて下顎を前方に押し出す力を加えることができるうちは、下顎は徐々に成長し、その結果被蓋咬合は軽減されていく。しかし、暫くその器具を使用するうちに、伸縮棒がもはやそれを前方に押すことができなくなるほどに下顎は成長してくる。従って、重い被蓋咬合を完治させるためには、伸縮棒3のセットを、縮めた状態の長さが先のセットのそれよりも長い新たなセットと取り替える必要がある。
こういう目的でネジ7及び11が取り外され、伸縮棒3が取り替えられる。
上記器具の使用中には、ネジ7及び11が動いて第一バンド1及び第二バンド2のネジ穴から抜け、その後使用者がそのネジを飲み込んでしまうという危険性がある。
こうした短所は、本発明による器具によって克服できる。本発明では、図2に示すように、伸縮棒が従来とは異なった方法で設計され、固定される。
図2の器具は第一バンド12、第二バンド13、及び、第一バンドを第二バンドと連結する伸縮棒14を有する。伸縮棒14は挿入部15及び受容部16からなる。
挿入部15は、図3に示すとおり、円形断面を有するまっすぐな棒17及びその一端の球18からなり、この球は棒17よりも僅かに大きな直径を有する。
受容部16は、図4に示すとおり、棒17を摺動可能に受容する管19を有する。管19の一端の側面上には腕20が固定されている。腕20は曲がっており、その第一部分21は管19に沿って伸びた状態で管に固定されている。これに対し、腕20の第二部分22は管19の端を通り越し、管19の縦軸23に対して角度をもって伸びている。腕20の第二部分22の自由端には球24が固定されている。腕20及び球24は、挿入部15の有する棒17及び球18と、それぞれ等しい直径を有する。
図4aは受容部16の別の実施例を示している。ここでは第一部分21は軸方向に縦穴を有しており、第一部分21aは挿入部15の棒17をこの穴で受容するようになっている。この場合、図4に示した第一部分21と管19との間の結合は不要となる。
球18及び24はそれぞれ、図5に示したようなカップ型のブッシュ25にはめ込まれる。ブッシュ25は内壁27を有する底穴又は凹部26、及び細長いスリット28を有する。このスリット28はブッシュの軸方向に、凹部26の底面からブッシュの開口端29に向かって、少なくとも相当の長さに渡って伸びている。
スリット28がブッシュの開口端29に達するまで伸びていない場合は、スリット28を直径方向に対向するブッシュの両側へ伸びるようにしてもよい。
スリット28の幅は棒17及び腕20の第二部分22の直径に比べて僅かに大きくなっている。球18及び24がそれぞれブッシュ25にはめ込まれると、挿入部15の棒17及び受容部16の管19は、ブッシュ25の縦軸及びスリット28の中心線によって決定される平面上で、限られた角度でのみピボット回転が可能となり、この平面から外へはみ出して回転することはない。図8参照。
凹部26と開口端29との間の出口には面取り30が施されている。
ブッシュ25の開口端29に近いところの直径上には貫通穴31がある。内壁27には、貫通穴31のある高さに、図6、7及び8に示すように、固定リング33を受容するための円周状にめぐらされた切れ込み又は溝32がある。
固定リング33により、ブッシュ25とピン34との結合が取り外し可能なものになる。ピン34は円形断面を有し、また外面にステップ35を有する。ステップ35は、ブッシュ25の凹部26に見合う直径を有するピンの第一端36から始まっている。ステップの終端面37は、ブッシュ25がピンにはめ込まれたときに、ブッシュの開口端29を受ける台となる。ステップ35には固定リング33を受容するための円周状にめぐらされた切れ込み又は溝38がある。切れ込み38の深さは、固定リング33(直径を押し縮めることができるリング)が押し縮められた状態でステップ35から飛び出すことなく切れ込み38の中に収まるような深さになっている。ピンの反対側の一端39は、ブッシュ25及びピン34を挿入部15の取り付け用にするか又は受容部16の取り付け用にするかに応じて、第一バンド12又は第二バンド13に鋳込まれることになる。
ピン34は、バンド12又は13への固定を確実にするための外周溝40を有しており、この外周溝40の中へバンド12又は13の鋳造に用いられる鋳物材料が充填される。もし希望するならば、ピン34を市販のバンドにはんだづけ、もしくは溶接してもよい。
本発明による器具を組み立てるには以下に述べるような手順を踏む。ここでは、挿入部15をバンド12又は13の一方に取り付ける手順がまず述べられるが、受容部16をもう一方のバンド13あるいは12に取り付ける場合ももちろん同様である。
まず、ピン34を目的のバンド12又は13に取り付ける。その後、固定リング33を、その直径が大きくなる方向に広げ、ステップ35に掛けて滑らせる。固定リング33は、切れ込み38に達したところで、自身の弾性により締まる。
挿入部15の球18がブッシュ25の凹部26にはめ込まれる。棒17はスリット28から外へ突き出るようにする。それから、ブッシュ25がピン34に取り付けられる。ブッシュの面取り30が固定リング33の上に来ると、ピンに対して軸方向に圧力が加えられる。これにより面取り30の傾斜面が固定リングをその直径方向に締め付け、その結果ブッシュ25はピン34の最下部まで滑ることができる。この状態になると、固定リング33は内壁27にある切れ込み32と同じ高さに位置するため、通常の直径にまで広がり、切れ込みと噛み合う。
こうして固定リング33は切れ込み32及び切れ込み38の双方にはまり込み、ブッシュ25とピン34は固定されて一体となる。同時に、球18がスリット28から抜け落ちるということも防止される。
挿入部15の取り付けにならって、受容部16も同様に取り付けられる。そこではまず、挿入部の棒17が受容部16の管19の中に差し込まれ、それから受容部用のブッシュ25がピン34にはめ込まれる。
本発明による器具を分解する場合には、やっとこ(a pair of tongs)又はそれに類する道具のような、互いに押しつけ合うことができる二つの顎部(jaws)を有する道具(図示せず)をまず用いる。
上記道具により固定リング33を直径方向に締め付ける。すなわち、ブッシュ25の直径上の貫通穴31に上記道具の顎部を差し込み、固定リングに力を加え、これを締め付ける。その結果固定リング33はピン34の切れ込み38の中へ完全に収まる。こうして、ブッシュをピン34から引き抜くことが可能になる。すなわち、上記道具で固定リング33を堅固につかんだ状態で、リング33の辺縁のうち開口端29に近い方がブッシュの内壁27に掛かるところまでもっていく。すると、上記道具を用いなくても固定リングは壁により締め付けられた状態に保たれるため、そのままブッシュをピンから完全に外すことができる。
本発明による器具の別の実施例としては、ただ一方のブッシュ25のみが固定リング33によってバンドに固定されるようにすることが考えられる。この場合、例えば第一ブッシュ25を取り外し可能な固定リング33で第一バンド12に固定する一方で、第二ブッシュ25aをネジ結合部品により第二バンド13に固定するようにする。
この場合、第二ブッシュ25aは円周状の切れ込み又は溝32の代わりとなる雌ネジ47を備えている。一方、凹部26a、内壁27a及びスリット28aは、第一実施例のブッシュ25の有する凹部26、内壁27及びスリット28といった対応部分と同じである。ピン34aには、円周状の切れ込み又は溝38の代わりに、雌ネジ47と協働する雄ネジが同様にピン34aのステップ35aに設けられている。
本実施例による器具を分解する際には、挿入部15に連結する第一ブッシュ25が取り外され、その後に棒17が受容部16の管19から抜き取られる。
それから管19は、その軸23が使用者の上顎部とは反対側を指すような体勢に置かれる。こうすると、管19及び腕22を用いて第二ブッシュ25aをピン34aに対して旋回させることができるようになる。この旋回中、管19は母線となって円形断面を有する円筒面を描く。一方、腕22もまた母線となって球24に頂点をもつ円錐面を描く。旋回中、これら円筒及び円錐の軸を、第二ブッシュ25a及びピン34aの軸に対して傾かせることもできる。これは、球24及び腕22がブッシュ25aとの関係において必要なだけの融通性を持つことによる。
この器具の組み立てに際しては、手順が逆になる。
当業者には自明のことではあるが、この第二実施例は、ピン34aが雌ネジを有し、第二ブッシュ25aが雄ネジを有するようにしても達成することができる。
本発明による器具の第三の実施例では、2つのブッシュ25bの少なくとも一方のブッシュの直径方向に対向する両面に2つのスリット41が設けられる。2つのスリット41は、ピン34がブッシュの凹部26の中にはめ込まれたときスリット41がピンの切れ込み38の高さに正確に位置するような距離だけブッシュ25bの端面29bから離れたところに設けられる。さらに両スリット41は同一の深さを有し、両スリットの底面間の距離はピン34の切れ込み38の直径に相当する。ブッシュ25bをピン34に取り付け、固定リング又はそれに類する器具33をブッシュに掛けて滑らせる。その結果、固定リング又はそれに類する器具33は切れ込み38のみならずスリット41にも同時にはまり込む。これによりブッシュ25bはピン34に固定される。
固定リング又はそれに類する器具は、ステンレス鋼又はステンレス製ワイヤからなるものが好ましい。固定リングの簡単な形態の一つにおいては、リングはスリット41及び切れ込み38にはまり込むゴム製バンドのみからなるようにする。
本実施例においては、両ブッシュとも上述した方法で固定するようにすると、本発明による器具を取り付けたりあるいは取り外したりすることが極めて容易になり、利便性が高い。
以上の記述においては、ブッシュ25、25a及び25bと、ピン34、34a及び34bとの結合が、固定リング33又はそれに類する器具を用いた実施例で説明されている。固定リング又はそれに類する器具としては、抗錆性ばねワイヤ、抗錆性鋼鉄ワイヤ、又はエラストマー(例えばゴムひも)などがある。当業者には自明のことではあるが、上述したような型のブッシュをピンに形状嵌合方式で結合させることのできるエレメントならば何でも当該目的のために好適に利用できる。
Claims (9)
- 使用者の口腔の各側で下顎の前小臼歯に装着された第一バンド(12)及び上顎の前臼歯に装着された第二バンド(13)を備え、該第一(12)及び第二バンド(13)が、伸縮自在に受容部(16)の中へ滑り入る挿入部(15)からなる伸縮棒(14)で連結され、上記挿入部(15)及び上記受容部(16)がそれぞれ上記第一及び第二バンド(12;13)にピボット回転可能なように取り付けられ、上記受容部(16)には挿入部(15)の棒(17)を受容するための管(19)が設けられているような被蓋咬合治療器具であって、挿入部(15)の一方のバンド(12又は13)に面する一端が第一ブッシュ(25、25a、25b)の側面にピボット回転可能なように挿入されること、上記管(19)が第二ブッシュ(25、25a、25b)の側面にピボット回転可能なように挿入される腕(20、22)を有すること、及び、少なくとも一方のブッシュ(25、25a、25b)が、ピン(34)及びブッシュ(25)に係合し、ブッシュ(25)の側面へ挿入及び側面から取り外し可能なリング状の固定具(33)により、上記バンド(12又は13)上に設けられたピン(34)を介してバンド(12、13)に固定されること、に特徴を有する被蓋咬合治療器具。
- リング状の固定具(33)がステンレス鋼、ステンレスワイヤからなること、あるいはゴムバンドであること、を特徴とする、請求の範囲第1項に記載の器具。
- 両方のブッシュ(25)がともにリング状の固定具(33)によりそれぞれピン(34)に固定されることを特徴とする、請求の範囲第1項又は第2項に記載の器具。
- ブッシュ(25)が、カップ型であり、凹部(26)の底面からブッシュの端(29)に向かって伸びるスリット(28)のある底口又は凹部(26)を軸上に有すること、凹部(26)の内壁(27)に円周状にめぐらされた切れ込み又は溝(32)が設けられているということ、及び、凹部(26)と協働するピン(34)がステップ(35)を有し、このステップ(35)が、凹部(26)の中にはめ込まれたときに切れ込み(32)の来る高さに、円周状にめぐらされた切れ込み又は溝(38)を有し、これによりリング状の固定具(33)が両方の切れ込み(32、38)に同時にはまり込むことができること、を特徴とする、請求項3に記載の器具。
- 少なくとも一方のブッシュ(25a)が、カップ型であり、凹部(26a)の底面からブッシュの端(29a)に向かって伸びるスリット(28a)のある底口又は凹部(26a)を軸上に有すること、凹部(26a)が雌ネジ(47)を有すること、及び、凹部(26a)の雌ネジ(47)と協働するピン(34a)が雄ネジのついたステップ(35a)を有すること、を特徴とする、請求の範囲第1項から第4項のいずれかに記載の器具。
- 少なくとも一方のブッシュ(25b)が、カップ型であり、凹部(26b)の底面からブッシュの端(29b)に向かって伸びるスリット(28b)のある底口又は凹部(26b)を軸上に有すること、ブッシュ(25b)が直径方向に対向する2側面の互に平行に設けられたスリット又は切れ込み(41)を有すること、及び、凹部(26b)と協働するピン(34)がステップ(35)を有し、このステップ(35)が、凹部(26b)の中にはめ込まれたときに切れ込み(41)が来る高さに、円周状にめぐらされた切れ込み又は溝(38)を有し、且つ、切れ込み(41)が、リング状の固定具(33)が切れ込み又は溝(38)のみならず両側の切れ込み(41)にも同時にはまり込むことができるような深さを有すること、を特徴とする、請求の範囲第1項から第4項のいずれかに記載の器具。
- 挿入部(15)の棒(17)がその端に球(18)を有すること、受容部(16)の腕(20、22)が同様の球(24)を有すること、及び、球(18、24)が、ブッシュ(25、25a、25b)の有する凹部(26、26a、26b)の中で凹部(26、26a、26b)の底面とピン(34)との間で受容され、これにより棒(17)及び腕(20、22)が自身の縦軸のまわりで旋回可能であるとともに、該縦軸及びブッシュ(25、25a、25b)のスリット(28、28a、28b)により決定される平面内で回転することが可能であるようになっていること、を特徴とする、請求の範囲第1項から第6項のいずれかに記載の器具。
- 受容部(16)の腕(20)が、屈曲しており、管(19)の一端の側面上に固定された第一部分(21)と、管(19)の軸(23)から反れて伸びる第二部分(22)とを有しており、これにより軸(23)が対応するブッシュ(25、25a、25b)に対してずれていること、を特徴とする、請求の範囲第1項から第7項のいずれかに記載の器具。
- 受容部(16)の腕(20)が、屈曲しており、第一部分(21a)及び第二部分(22a)を有すること、第一部分(21a)は縦軸を一にする穴を設けることにより管(19a)となっていること、また第二部分(22a)は管(19a)の軸(23a)から反れて伸びており、これにより軸(23a)が対応するブッシュ(25、25a、25b)に対してずれていること、を特徴とする、請求の範囲第1項から第8項のいずれかに記載の器具。
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