JP3609729B2 - 流体式ジャッキ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、流体式ジャッキ装置、詳しくは、油圧によって昇降するピストン部材を備えていることを特徴とする、流体式ジャッキ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、この種の流体式ジャッキ装置は、ピストン部材がシリンダ室に移動自在に挿嵌されるピストン部と、プランジャ部材がプランジャ室に移動自在に挿嵌されるプランジャ部とを備えて成り、シリンダ室とプランジャ室とが連通路を介して連通されている。
【0003】
そして、プランジャ部材は、プランジャロッドと、このプランジャロッドの軸端部に組み付けられるプランジャ本体とから構成され、プランジャロッドの軸端部に、止め輪からなる連結部材を介してプランジャ本体が組み付けられている。
【0004】
より具体的には、プランジャロッドの軸端部の外周面には、環状の係合溝が形成されるとともに、プランジャ本体には、プランジャロッドの軸端部に嵌合可能な嵌合凹所が形成され、さらに、この嵌合凹所の内周面には、環状の嵌合溝が形成されており、プランジャロッドの係合溝に、止め輪を係合させた状態で、プランジャロッドの軸端部をプランジャ本体の嵌合凹所内に圧入し、止め輪を、嵌合凹所の内周面の嵌合溝にも嵌合させることで、プランジャロッドの軸端部に、止め輪を介してプランジャ本体が組み付けられている。
【0005】
このようなプランジャ部材は、プランジャロッドがプランジャ室の入口に装着されたスリーブに螺着され、プランジャロッドのプランジャ室における進退動作に伴なうプランジャ本体の移動により、ピストン部材を昇降させるように構成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このような流体式ジャッキでは、たとえば、プランジャロッドをプランジャ室から退避する方向に操作して、プランジャ本体をプランジャ室の入口側に後退させる時に、プランジャロッドをプランジャ室から退避させ過ぎた場合には、プランジャ本体がシリンダ室の入口に装着したスリーブと当接して、その結果、プランジャロッドがプランジャ本体から抜け外れたり、場合によっては、プランジャ本体とプランジャロッドとの連結部位が破損してしまうという不具合を生じる場合がある。
【0007】
一方、このような不具合を解消するために、ピンをプランジャ本体とプランジャロッドとの連結部位において、プランジャロッドの径方向に打ち込むことも考えられるが、ピン結合による方法では、プランジャ部材の移動時において、ピンの特定部位に荷重が集中して、ピンが破損するという不具合を生じる。
【0008】
本発明の目的は、上記した不具合を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、簡単な構成で、プランジャロッドの進退動作時に、プランジャロッドがプランジャ本体から不用意に離脱することのない、流体式ジャッキ装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、ピストン部材がシリンダ室に移動自在に挿嵌されるピストン部と、プランジャ部材がプランジャ室に移動自在に挿嵌されるプランジャ部とを備え、前記シリンダ室と前記プランジャ室とが流体を介して連通されており、前記プランジャ部材が、プランジャロッドと、このプランジャロッドの退避方向とは反対側の端部に連結部材を介して設けられるプランジャ本体とを備え、前記プランジャロッドの前記プランジャ室における進退動作に伴なう前記プランジャ本体の移動により、前記ピストン部材を移動させるように構成されているジャッキ装置において、前記プランジャロッドが前記連結部材を介して設けられた前記プランジャ本体から離脱することを防止するための離脱防止手段を備えていることを特徴としている。
【0010】
このような構成によると、プランジャロッドのプランジャ室における進退動作に伴なうプランジャ本体の移動時には、離脱防止手段によって、プランジャロッドがプランジャ本体から離脱されることが防止される。
【0011】
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記離脱防止手段は、前記プランジャ本体に対して前記プランジャロッドの退避方向における前記プランジャロッドの周りに設けられるとともに、前記プランジャ室には、前記プランジャロッドの退避時において、前記離脱防止手段と当接する当接部が設けられていることを特徴としている。
【0012】
このような構成によると、プランジャロッドを退避させ過ぎた場合においても、プランジャ本体よりも先に、離脱防止手段が当接部に当接するので、プランジャロッドのそれ以上退避が規制される。そのため、プランジャ本体の当接部への当接が阻止されるので、プランジャロッドがプランジャ本体から離脱されることが有効に防止される。
【0013】
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、前記離脱防止手段は、リング部材からなることを特徴としている。
【0014】
このような構成によると、離脱防止手段を、簡易に形成することができる。
【0015】
また、請求項4に記載の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載の発明において、前記プランジャロッドの周りには、ねじ部が形成されるとともに、前記プランジャ室には、前記プランジャロッドのねじ部と螺合するための螺合部が設けられており、前記プランジャロッドは、前記プランジャ室に対する前記プランジャロッドの螺進および螺退により、前記プランジャ室において進退動作するように構成されており、前記離脱防止手段は、前記プランジャロッドの前記ねじ部に形成されるねじ溝に嵌め込まれていることを特徴としている。
【0016】
このような構成によると、離脱防止手段を、プランジャロッドの周りに形成されるねじ部のねじ溝に嵌め込むだけの簡易な作業により、離脱防止手段をプランジャロッドに、確実に組み付けることができる。
【0017】
また、請求項5に記載の発明は、請求項6に記載の発明において、前記螺合部が、前記プランジャ室における前記プランジャロッドの進退方向後方に設けられるとともに、前記当接部が前記プランジャロッドの進退方向における前記螺合部よりも前方に設けられていることを特徴としている。
【0018】
このような構成によると、プランジャロッドの螺退時には、当接部が螺合部よりも、必ず先に離脱防止手段と当接するので、螺合部およびプランジャ本体の損傷をより一層防止することができる。
【0019】
また、この当接部を、螺合部と別体として、フリー状態として設けておけば、当接時には、螺退するプランジャロッドの周方向への回転力が、進退方向への押圧力へと変換された状態で、当接部と離脱防止手段とが互いに押圧される状態となるので、離脱防止手段のそれ以上螺退を確実に規制することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の流体式ジャッキ装置の一実施形態を示す油圧式ジャッキ装置の縦断面図、図2は、その要部拡大縦断面図、図3は、その平面図である。
【0021】
図1および図3において、この油圧式ジャッキ装置Jは、略L字状をなし、円筒状のピストン部1と、このピストン部1の下端部から直交する方向に延びる円筒状のプランジャ部2とから構成されている。
【0022】
図1に示すように、ピストン部1は、内部にシリンダ室3を備えた円筒状のシリンダ筒部4と、このシリンダ筒部4内のシリンダ室3に移動自在に挿嵌されるビストン部材5とを備えている。
【0023】
ピストン部材5は、シリンダ室3に移動自在に挿嵌されるビストン本体6と、ピストン本体6の軸方向一端面から、さらに軸方向上方に延設されたピストンロッド7とを備えている。また、ピストン本体6の軸方向他端面から下方に突設したボス部8には、バックアップリング9およびリング状のオイルシール10が外嵌されるとともに、そのボス部8の先端部には、パッキングカバー11がボルトを介して固定されている。このパッキングカバー11によって、オイルシール10およびバックアップリング9が、ボス部8から抜け外れないようにされている。
【0024】
そして、ピストン部材5は、ピストン本体6をシリンダ室3に挿嵌するとともに、ピストン本体6上において、ピストンロッド7の周りに、コイル状のリターンスプリング12を配置した状態で、シリンダ筒部4の開口部にシリンダカバー13をボルト止めすることにより、このシリンダカバー13とピストン本体6との間にリターンスプリング12を介装し、かつ、シリンダカバー13に設けた貫通孔14からピストンロッド7の先端部を突出させ、その先端部にアダプター15をボルト止めすることにより、シリンダ筒部4に組み付けられている。
【0025】
プランジャ部2は、内部にプランジャ室20を備えた円筒状のプランジャ筒部21と、このプランジャ筒部21内のプランジャ室20に移動自在に挿嵌されるプランジャ部材22とを備えている。
【0026】
プランジャ室20は、その前端部において、連通路23を介してシリンダ室3と連通されるとともに、その後端部はやや大径に形成されており、その内周面には、めねじ24が周設されており、そのめねじ24に螺着されるスリーブ25を備えている。
【0027】
スリーブ25は、その内径がプランジャ室20の内径よりも小径であって、このスリーブ25の外周面に、プランシャ室20に周設されるめねじ24と螺合可能なおねじ26が周設されるとともに、その内周面にも、後述するプランジャロッド31と螺合可能な螺合部としてのめねじ27が形成されている。なお、これらおねじ26のピッチとめねじ27のピッチとは、互いに異なるように形成されている。
【0028】
また、このプランジャ室20の後端部において、スリーブ25よりも前方には、その内径がスリーブ25と同径とされた、当接部としてのリング状部材からなる座金51が設けられている。このような座金51を設けておけば、後述するプランジャロッド31の螺退時において、この座金51がスリーブ25のめねじ27よりも、必ず先にリング部材50と当接するので、めねじ27およびプランジャ本体30の損傷を防止することができる。より具体的には、この座金51は、スリーブ25とは別体として、回転可能なフリー状態として設けられているので、当接時には、螺退するプランジャロッド31の周方向への回転力が、軸方向(進退方向)への押圧力へと変換された状態で、座金51とリング部材50とが互いに押圧される状態となるので、リング部材50のそれ以上螺退を確実に規制することができる。
【0029】
プランジャ部材22は、プランジャ室20に移動自在に挿嵌されるプランジャ本体30と、このプランジャ本体30が連結されるプランジャロッド31とを備えている。プランジャロッド31の軸方向後端部には、六角柱状の操作部32が設けられている。また、プランジャロッド31の外周面には、スリーブ25のめねじ27と螺合可能なねじ部としてのおねじ33が、その長手方向にわたって周設されている。
【0030】
また、プランジャロッド31の軸方向前端部には、図2に示すように、さらに軸方向前方に延びる小径軸部34が突設され、この小径軸部34の外周面には、環状の第1嵌合溝35が形成されている。また、プランジャ本体30には、プランジャロッド31の小径軸部34と嵌合可能な嵌合凹所36が形成されており、この嵌合凹所36の内周面には、環状の第2嵌合溝37が形成されている。
【0031】
そして、第1嵌合溝35の周りに、連結部材としての止め輪38を嵌め込んだ後、プランジャロッド31の小径軸部34を、プランジャ本体30の嵌合凹所36内に圧入して、止め輪38を第2嵌合溝37にも嵌合させることで、プランジャロッド31の小径軸部34に、止め輪38を介してプランジャ本体30が取り付けられている。
【0032】
また、プランジャ本体30の前端部には、さらに軸方向前方に延びるボス部39が突設されており、このボス部39には、バックアップリング40およびリング状のオイルシール41が外嵌されるとともに、そのボス部39の先端部には、パッキングカバー42がボルトを介して固定されている。このパッキングカバー42によって、オイルシール41およびバックアップリング40が、ボス部39から抜け外れないようにされている。
【0033】
そして、プランジャ部材22は、プランジャロッド31のおねじ33が、プランジャ室20の後端部に螺着されたスリーブ25のめねじ27に螺合され、プランジャロッド31のプランジャ室20における螺進または螺退に伴なうプランジャ本体30の移動により、ピストン部材5を移動するようにしている。
【0034】
そして、このジャッキ装置Jでは、プランジャロッド31がプランジャ本体30から離脱することを防止するための離脱防止手段としてのリング部材50が設けられている。
【0035】
すなわち、このリング部材50は、図4に示すように、硬質樹脂や金属線材などから形成された略C字形状をなし、図2に示すように、プランジャロッド31における小径軸部34よりもやや軸方向後方(すなわち、プランジャ本体30に対してプランジャロッド31の退避方向)において、このプランジャロッド31の外周面に形成されているおねじ33のねじ溝33aに嵌め込まれ、そのリング部材50の外周縁部が、おねじ33のねじ山よりも径方向外方に突出するような状態で組み付けられている。
【0036】
なお、連通路23を介して連通しているシリンダ室3およびプランジャ室20には、オイルが充填されている。
【0037】
次に、プランジャ部材22のプランジャ筒部21への組み付け手順について説明する。
【0038】
すなわち、まず、プランジャロッド31のおねじ33に、スリーブ25を螺着するとともに、座金51を外嵌した後、プランジャロッド31のおねじ33の前端部のねじ溝33aにリング部材50を嵌め込む。次いで、上記したように、プランジャロッド31の第1嵌合溝35に、止め輪38を嵌め込んだ後、プランジャロッド31の小径軸部34を、プランジャ本体30の嵌合凹所36内に圧入して、止め輪38を第2嵌合溝37にも嵌合させることで、プランジャロッド31の小径軸部34に、止め輪38を介してプランジャ本体30を取り付ける。
【0039】
そして、プランジャ本体30のボス部39に、バックアップリング40およびリング状のオイルシール41を外嵌した後、ボス部39の先端部に、パッキングカバー42をボルト止めする。
【0040】
その後、プランジャ室20内に、その後端の開口部から、プランジャ本体30およびプランジャロッド31を挿入し、プランジャロッド31に螺合しているスリーブ25のおねじ26をプランジャ室20のめねじ24に螺着することによって、プランジャ部材22がプランジャ筒部21に組み付けられる。
【0041】
次に、このような油圧式ジャッキ装置Jの作動について説明する。
【0042】
まず、レンチなどの工具により、プランジャロッド31の操作部32を正転方向に回転させて、プランジャ部材22を、前方向に螺進させれば、プランジャ室20内のオイルが連通路23を介してシリンダ室3に圧送され、これにより、リターンスプリング12のばね力に抗して、ピストン部材5が上昇する。
【0043】
一方、レンチなどの工具により、プランジャロッド31の操作部32を逆転方向に回転させて、プランジャ部材22を、後方向に螺退させれば、リターンスプリング12のばね力により、ピストン部材5が降下する。
【0044】
ところで、このようにプランジャ部材22を螺退させる時に、操作部32を逆転方向に回転させ過ぎた場合においても、図2に示すように、プランジャ本体30よりも先に、リング部材50が座金51に当接するので、プランジャロッド31のそれ以上螺退が規制される。そのため、プランジャ本体30の座金51への当接が阻止されるので、プランジャロッド31がプランジャ本体30から離脱されることが有効に防止される。その結果、プランジャロッド31がプランジャ本体30から抜け外れたり、プランジャ本体30とプランジャロッド31との連結部位が破損することが有効に防止される。
【0045】
しかも、このようなプランジャロッド31のプランジャ本体30からの離脱防止を、略C字形状に簡易に形成されたリング部材50を、プランジャロッド31のおねじ33のねじ溝33aに嵌め込むだけの簡易な作業によって、確実に組み付けることにより、達成しているため、リング部材50をプランジャロッド31に組み付けるための装着部を別途設ける必要もなく、簡易かつ低コストで、プランジャロッド31のプランジャ本体30からの離脱を確実に防止でき、かつ、油圧式ジャッキ装置Jを安価に製造することができる.
そして、このような油圧式ジャッキ装置Jは、その用途が限定されることなく、広く用いることができるが、たとえば、特開平11−303404号公報や特開平11−303406号公報に示されている、下側鉄骨柱に上側鉄骨柱を接合するための鉄骨建直し調整具のジャッキ装置として用いることができる。
【0046】
なお、上記の油圧式ジャッキ装置Jでは、プランジャロッド31におねじ33を形成するとともに、プランジャ室20に備えるスリーブ25にめねじ27を設けて、プランジャロッド31を螺進および螺退させるように構成したが、本発明は、何らこれに限定されるものではなく、たとえば、プランジャロッド31をスリーブ25に対して軸方向(進退方向)にスライド可能としてもよい。
【0047】
また、この油圧式ジャッキ装置Jでは、座金51を設けたが、座金51を設けずに、スリーブ25の前端部を当接部として構成してもよく、さらには、スリーブ25を設けずに、プランジャ室20に、直接、プランジャロッド31を進退自在に構成するとともに、当接部を設けてもよい。
【0048】
【発明の効果】
以上述べたように、請求項1に記載の発明によれば、プランジャロッドがプランジャ本体から抜け外れたり、プランジャ本体とプランジャロッドとの連結部位が破損することを有効に防止することができる。
【0049】
請求項2に記載の発明によれば、プランジャ本体よりも先に、離脱防止手段が当接部に当接するので、プランジャロッドのそれ以上退避が規制される。そのため、プランジャ本体の当接部への当接が阻止されるので、プランジャロッドがプランジャ本体から離脱されることが有効に防止される。
【0050】
請求項3に記載の発明によれば、離脱防止手段を、簡易に形成することができるので、流体式ジャッキ装置を安価に製造することができる。
【0051】
請求項4記載の発明によれば、簡易な作業により、離脱防止手段をプランジャロッドに、確実に組み付けることができる。そのため、離脱防止手段をプランジャロッドに組み付けるための装着部を別途設ける必要もなく、簡易かつ低コストで、プランジャロッドのプランジャ本体からの離脱を防止することができる。
【0052】
請求項5に記載の発明によれば、当接部が螺合部よりも、必ず先に離脱防止手段と当接するので、螺合部およびプランジャ本体の損傷をより一層防止することができる。また、この当接部を、螺合部と別体として、フリー状態として設けておけば、当接時には、螺退するプランジャロッドの周方向への回転力が、進退方向への押圧力へと変換された状態で、当接部と離脱防止手段とが互いに押圧される状態となるので、離脱防止手段のそれ以上螺退を確実に規制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の流体式ジャッキ装置の一実施形態を示す油圧式ジャッキ装置の縦断面図である。
【図2】図1に示す油圧式ジャッキ装置の要部拡大縦断面図であって、プランジャロッドを螺退させて、リング部材を座金に当接させている状態を示す。
【図3】図1に示す油圧式ジャッキ装置の平面図である。
【図4】リング部材を拡大して示す正面図である。
【符号の説明】
J 油圧式ジャッキ装置
1 ピストン部
2 プランジャ部
3 シリンダ室
5 ピストン部材
20 プランジャ室
22 プランジャ部材
25 スリーブ
27 めねじ
30 プランジャ本体
31 プランジャロッド
33 おねじ
33a ねじ溝
38 止め輪
50 リング部材
51 座金
Claims (5)
- ピストン部材がシリンダ室に移動自在に挿嵌されるピストン部と、
プランジャ部材がプランジャ室に移動自在に挿嵌されるプランジャ部とを備え、
前記シリンダ室と前記プランジャ室とが流体を介して連通されており、
前記プランジャ部材が、プランジャロッドと、このプランジャロッドの退避方向とは反対側の端部に連結部材を介して設けられるプランジャ本体とを備え、
前記プランジャロッドの前記プランジャ室における進退動作に伴なう前記プランジャ本体の移動により、前記ピストン部材を移動させるように構成されているジャッキ装置において、
前記プランジャロッドが前記連結部材を介して設けられた前記プランジャ本体から離脱することを防止するための離脱防止手段を備えていることを特徴とする、流体式ジャッキ装置。 - 前記離脱防止手段は、前記プランジャ本体に対して前記プランジャロッドの退避方向における前記プランジャロッドの周りに設けられるとともに、
前記プランジャ室には、前記プランジャロッドの退避時において、前記離脱防止手段と当接する当接部が設けられていることを特徴とする、請求項1に記載の流体式ジャッキ装置。 - 前記離脱防止手段は、リング部材からなることを特徴とする請求項1または2に記載の流体式ジャッキ装置。
- 前記プランジャロッドの周りには、ねじ部が形成されるとともに、前記プランジャ室には、前記プランジャロッドのねじ部と螺合するための螺合部が設けられており、
前記プランジャロッドは、前記プランジャ室に対する前記プランジャロッドの螺進および螺退により、前記プランジャ室において進退動作するように構成されており、
前記離脱防止手段は、前記プランジャロッドの前記ねじ部に形成されるねじ溝に嵌め込まれていることを特徴とする、請求項1ないし3のいずれかに記載の流体式ジャッキ装置。 - 前記螺合部が、前記プランジャ室における前記プランジャロッドの進退方向後方に設けられるとともに、前記当接部が前記プランジャロッドの進退方向における前記螺合部よりも前方に設けられていることを特徴とする、請求項4に記載の流体式ジャッキ装置。
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