JP3609676B2 - 液晶プロジェクタ - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
この発明は、液晶ライトバルブを用いた液晶プロジェクタにかかり、具体的には液晶ライトバルブの光入射側に配置する反射ミラーの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
液晶プロジェクタに用いられる液晶ライトバルブは、入射側及び出射側偏光板と、一対のガラス基板(画素電極や配向膜を形成してある)間に液晶を封入して成るパネル部とを有して成る。入射側偏光板は、その透過軸に平行な振動方向の直線偏光である例えばS偏光は透過させるが、直交する振動方向の直線偏光であるP偏光は吸収するため、この吸収したP偏光エネルギーによって昇温する。入射側偏光板の温度がその許容温度を越えると、当該偏光板は変色して偏光性能が劣化する。このため、液晶プロジェクタでは、液晶ライトバルブを空冷ファン等によって冷却し、入射側偏光板が許容温度を越えて温度上昇することがないようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
近年、ランプの高電力化或いは多灯化に伴い、入射側偏光板の温度上昇が一層高くなってきている。この一層の温度上昇を空冷ファンによって抑制しようとすると、消費電力の増大、ファンの回転による騒音の増大、ファンの大型化による液晶プロジェクタの大型化という問題を招来する。また、偏光板ガラスとして白板ガラスや青板ガラス(フロートガラス)等よりも熱伝導率が高いサファイアガラスを用いることも考えられるが、当該サファイアガラスは割高であるため、液晶プロジェクタの価格が高くなるという欠点がある。
【0004】
この発明は、上記の事情に鑑み、液晶ライトバルブの入射側偏光板の温度上昇を抑制できる液晶プロジェクタを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明の液晶プロジェクタは、上記の課題を解決するために、光源と、該光源からの光を複数の色光に分離する色分離手段と、各色光を変調する液晶ライトバルブと、該液晶ライトバルブにより変調された映像光を投写する投写手段と、を備えた液晶プロジェクタにおいて、色分離手段にて分離された青色光を青色光用の液晶ライトバルブに導く反射ミラーおよび前記色分離手段にて分離された赤色光を赤色光用の液晶ライトバルブに導く反射ミラーを有し、前記反射ミラーの少なくとも一方は、二側面が直交する二つの三角柱透明体を、前記二側面に対向する第三の側面に固着され且つ固着面とは反対側の面に拡散面を有した平板透明体と、前記固着面に設けられた誘電体多層膜とから成り、色光を成す波長成分のなかで、S偏光は略全て反射し、P偏光は一部又は全部を透過する特性を有していることを特徴とする。
【0006】
上記構成において、分離された色光を液晶ライトバルブに導く反射ミラーは、色光を成す波長成分のなかで、S偏光は略全て反射し、P偏光は一部又は全部を透過するから、S偏光とP偏光のいずれか一方だけを透過し他方を吸収する性質を有する入射側偏光板へは、吸収される偏光の入射量が減少し、その温度上昇が抑制されることになる。
【0009】
上記構成によれば、二つの三角柱透明体を貼り合わせた構成と同程度の特性を保持しつつ、当該構成よりも軽量化および低コスト化を図ることができる。前記平板透明体における前記反対側の面には拡散面が形成されており、当該拡散面にてP偏光は拡散されるので、その反射を防止することができる。
【0010】
前記三角柱透明体として小型のものを複数個備えて成るものでもよく、この場合には、反射ミラーを一層軽量化することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
(実施形態1)
以下、この発明の第一の実施形態の液晶プロジェクタを図1乃至図4に基づいて説明する。
【0012】
図1は、この実施形態の3板式液晶プロジェクタの光学系を示した平面図である。超高圧水銀ランプ、メタルハライドランプ、キセノンランプ等から成る光源10から出射された白色光は、パラボラリフレクタ9によって平行光となって出射され、インテグレータレンズ11、偏光変換装置12、及び集光レンズ13を経た後、第1ダイクロイックミラー14へと導かれる。
【0013】
上記のインテグレータレンズ11は、一対のレンズ群から構成され、個々のレンズ部分が後述する液晶ライトバルブの全面を照射するように設計されており、光源10から出射された光に存在する部分的な輝度ムラを平均化し、画面中央と周辺部とでの光量差を低減する。
【0014】
また、偏光変換装置12は、詳細は図示しないが、小さな複数の偏光ビームスプリッタアレイ(以下PBSアレイと称する)によって構成されているものである。PBSアレイは、偏光分離膜を備え、インテグレータレンズ11からの光のうちP偏光を通過させ、S偏光を90°光路変更して反射する。PBSアレイを透過したP偏光はその前側(光出射側)に設けてある図示しない1/2λ板によってS偏光に変換されて出射される。すなわち、ほぼ全ての光はS偏光に変換されるようになっている。ただし、P偏光も漏れ出てきており、これが液晶ライトバルブの入射側偏光板の温度上昇を招く原因となる。
【0015】
第1ダイクロイックミラー14は、赤色波長帯域の光を透過し、シアン(緑+青)の波長帯域の光を反射する。第1ダイクロイックミラー14を透過した赤色波長帯域の光は、反射ミラー15にて反射されて光路を変更される。この反射ミラー15は、赤色光を成す波長成分のなかで、S偏光は略全て反射し、P偏光は一部又は全部を透過する特性を有しているものであり、誘電体多層膜が蒸着された平板型反射ミラーから成る。反射ミラー15の反射特性については、後で詳述する。反射ミラー15にて反射された赤色光はレンズ16を経て赤色光用の透過型の液晶ライトバルブ31を透過することによって光変調される。一方、第1ダイクロイックミラー14にて反射したシアンの波長帯域の光は、第2ダイクロイックミラー17に導かれる。
【0016】
第2ダイクロイックミラー17は、青色波長帯域の光を透過し、緑色波長帯域の光を反射する。第2ダイクロイックミラー17にて反射した緑色波長帯域の光は、レンズ18を経て緑色光用の透過型の液晶ライトバルブ32に導かれ、これを透過することで光変調される。また、第2ダイクロイックミラー17を透過した青色波長帯域の光は、リレーレンズ19、全反射ミラー20、リレーレンズ21、反射ミラー22、及びリレーレンズ23を経て青色光用の透過型の液晶ライトバルブ33に導かれ、これを透過することで光変調される。前記反射ミラー22は、青色光を成す波長成分のなかで、S偏光は略全て反射し、P偏光は一部又は全部を透過する特性を有しているものであり、誘電体多層膜が蒸着された平板型反射ミラーから成る。反射ミラー22の反射特性については、後で詳述する。
【0017】
液晶ライトバルブ31,32,33を経ることで得られた変調光(各色映像光)は、ダイクロイックプリズム24によって合成されてカラー映像光となる。このカラー映像光は、投写レンズ25によって拡大投写され、スクリーン26上に投影表示される。
【0018】
各液晶ライトバルブ31,32,33は、入射側偏光板31a,32a,33aと、一対のガラス基板(画素電極や配向膜を形成してある)間に液晶を封入して成るパネル部31b,32b,33bと、出射側偏光板31c,32c,33cとを備えて成る。入射側偏光板31a,32a,33aは、この実施形態ではP偏光(偏光変換装置12から漏れ出てくる)は吸収し、S偏光は透過する。
【0019】
ところで、光源10から出射される光は、図2に示すようなスペクトル特性を有している。また、赤色光のS偏光及び漏れP偏光の相対エネルギー強度は図3(a)に示すようになり、青色光のS偏光及び漏れP偏光の相対エネルギー強度は同図(b)に示すようになっている。これらの図から、特に青色用の入射側偏光板33aを発熱させているのは、エネルギーの大きな435nm付近のスペクトルであることが分かる。
【0020】
図4(a)は、反射ミラー15(赤色反射用)におけるP偏光およびS偏光の各々の透過特性を示した図である。反射ミラー15の透過特性は、P偏光の中心カット波長がS偏光の中心カット波長よりも長波長側に50nmシフトしたものとなっている。すなわち、S偏光は600nm付近以上において反射ミラー15に反射して液晶ライトバルブ31に導かれるのに対し、P偏光は650nm付近以上のものしか導かれず、650nm付近以下のものは反射ミラー15を透過する。従って、液晶ライトバルブ31の入射側偏光板31aに吸収されるP偏光の量が低下し、その温度上昇が抑制されることになる。
【0021】
図4(b)は、反射ミラー22(青色反射用)におけるP偏光およびS偏光の各々の透過特性を示した図である。反射ミラー22の透過特性は、P偏光の中心カット波長がS偏光の中心カット波長よりも長波長側に50nmシフトしたものとなっている。すなわち、S偏光は400nm付近以上において反射ミラー22に反射して液晶ライトバルブ33に導かれるのに対し、P偏光は450nm付近以上のものしか導かれず、450nm付近以下のものは反射ミラー22を透過する。従って、液晶ライトバルブ33の入射側偏光板33aに吸収されるP偏光の量が低下し、その温度上昇が抑制されることになる。特に、かかる特性の場合、エネルギーの大きな435nm付近のスペクトルが反射ミラー22を透過することになる。
【0022】
前記の反射ミラー15,22については、それらが有している誘電体多層膜の誘電率(屈折率)、膜厚、膜数などを調整することで、所定範囲内でP偏光とS偏光との中心カット波長の違いを所望に設定することができる。上記の例では50nmシフトさせたが、30nm程度でもよいし、更に少ないシフト量でもそれなりの効果は得られる。
【0023】
(実施形態2)
以下、この発明の第2の実施形態の液晶プロジェクタを図5及び図6に基づいて説明する。図5はこの実施形態の3板式液晶プロジェクタの光学系を示した平面図であり、図6(a)は偏光ビームスプリッタ15A(赤色反射用)におけるP偏光およびS偏光の各々の透過特性を示した図であり、同図(b)は偏光ビームスプリッタ22A(青色反射用)におけるP偏光およびS偏光の各々の透過特性を示した図である。なお、説明の重複による冗長を避けるため、第一の実施形態と同一の部材には同一の符号を付記してその説明を省略している。以後の他の実施形態においても同様とする。
【0024】
偏光ビームスプリッタ15A,22Aは、二側面が直交する二つの三角柱ガラス体を貼り合わせて四角柱体を構成し、貼り合わせ面に誘電体多層膜を設けて成るものである。偏光ビームスプリッタ15Aの透過特性は、図6(a)に示すように、P偏光の中心カット波長がS偏光の中心カット波長よりも長波長側に100nmシフトしたものとなっている。すなわち、S偏光は600nm付近以上において偏光ビームスプリッタ15Aに反射して液晶ライトバルブ31に導かれるのに対し、P偏光は700nm付近以上のものしか導かれず、700nm付近以下のものは偏光ビームスプリッタ15Aを透過する。従って、液晶ライトバルブ31の入射側偏光板31aに吸収されるP偏光の量が低下し、その温度上昇が抑制されることになる。
【0025】
偏光ビームスプリッタ22Aの透過特性は、図6(b)に示すように、P偏光の中心カット波長がS偏光の中心カット波長よりも長波長側に100nmシフトしたものとなっている。すなわち、S偏光は400nm付近以上において偏光ビームスプリッタ22Aに反射して液晶ライトバルブ33に導かれるのに対し、P偏光は500nm付近以上のものしか導かれず、500nm付近以下のものは偏光ビームスプリッタ22Aを透過する。従って、液晶ライトバルブ33の入射側偏光板33aに吸収されるP偏光の量が低下し、その温度上昇が抑制されることになる。
【0026】
このように、偏光ビームスプリッタ15A,22Aは、実施形態1の反射ミラー15,22に比べ、S偏光に対してP偏光の中心カット波長をより長波長側にシフトさせることができ、液晶ライトバルブの入射側偏光板の温度上昇をより低く抑えることが可能になる。
【0027】
(実施形態3)
以下、この発明の第3の実施形態の液晶プロジェクタを図7及び図8に基づいて説明する。図7はこの実施形態の3板式液晶プロジェクタの光学系を示した平面図であり、図8はこの実施形態で用いた偏光ビームスプリッタ15B,22Bの外観を示した斜視図である。
【0028】
偏光ビームスプリッタ15B,22Bは、二側面が直交する三角柱ガラス体40と、前記二側面に対向する第三の側面に固着された平板ガラス43と、固着面に設けられた誘電体多層膜41とから成る。そして、前記平板ガラス43における前記固着面とは反対側の面には、例えば小さな凹凸を有した拡散面42が形成されている。偏光ビームスプリッタ15Bの透過特性は、実施形態2に示した偏光ビームスプリッタ15Aと同等であり、また、偏光ビームスプリッタ22Bの透過特性も、実施形態2に示した偏光ビームスプリッタ22Aと同等である。
【0029】
偏光ビームスプリッタ15B,22Bにおける誘電体多層膜41を透過したP偏光は、前記拡散面42によって拡散されるので、P偏光の反射が抑制されることになる。そして、この実施形態で用いた偏光ビームスプリッタ15B,22Bであれば、偏光ビームスプリッタ15A,22Aに比べて軽量になるから、液晶プロジェクタの軽量化が図れる。また、実施形態2の偏光ビームスプリッタは高価な三角柱ガラス体を二つ用いるが、この実施形態の偏光ビームスプリッタ15B,22Bは一つでよいので、低コスト化が図れる。
【0030】
(実施形態4)
以下、この発明の第4の実施形態の液晶プロジェクタを図9及び図10に基づいて説明する。図9はこの実施形態の3板式液晶プロジェクタの光学系を示した平面図であり、図10はこの実施形態で用いた偏光ビームスプリッタ15C,22Cを示した図であって、同図(a)は平面図であり、同図(b)は正面図であり、同図(c)は側面図である。
【0031】
偏光ビームスプリッタ15C,22Cは、二側面が直交する4個の小型の三角柱ガラス体44と、前記二側面に対向する第三の側面に固着された平板ガラス43と、固着面に設けられた誘電体多層膜41とから成る。そして、前記平板ガラス43における前記固着面とは反対側の面には、小さな凹凸を有した拡散面42が形成されている。偏光ビームスプリッタ15Cの透過特性は、実施形態3に示した偏光ビームスプリッタ15Bと同じであり、また、偏光ビームスプリッタ22Cの透過特性も、実施形態3に示した偏光ビームスプリッタ22Bと同じである。
【0032】
偏光ビームスプリッタ15C,22Cは、前述のごとく4個の小型の三角柱ガラス体44を備えて成るものであり、実施形態3に示した偏光ビームスプリッタ15B,22Bにおける三角柱ガラス体40に比べて軽量にできるから、液晶プロジェクタの一層の軽量化が図れることになる。また、実施形態3の偏光ビームスプリッタは一つの三角柱ガラス体であるものの大きいためにコストが高くなるが、この実施形態の偏光ビームスプリッタ15C,22Cは三角柱ガラス体を複数用いるものの全体としては低コスト化が図れることになる。なお、この実施形態では三角柱ガラス44を4つ用いて構成したが、これに限るものではなく、更に多くのより小さな三角柱ガラス44を用いて偏光ビームスプリッタを構成するようにしてもよいものである。
【0033】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明の液晶プロジェクタであれば、液晶ライトバルブに色光を導く反射ミラーは、色光を成す波長成分のなかで、S偏光は略全て反射し、P偏光は一部又は全部を透過するから、前記液晶ライトバルブの入射側偏光板には、不要とする偏光の入射が減少し、その温度上昇が抑制されることになる。よって、偏光板ガラスとして割安な白板ガラスや青板ガラス等の使用が可能になり低価格化が図れるとともに、空冷ファンにおける騒音や電力消費増大を抑制できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施形態の液晶プロジェクタの光学系を示す平面図である。
【図2】光源のスペクトル特性を示す特性図である。
【図3】同図(a)は赤色光のS偏光及び漏れP偏光の相対エネルギー強度を示すグラフであり、同図(b)は青色光のS偏光及び漏れP偏光の相対エネルギー強度を示すグラフである。
【図4】同図(a)は第1実施形態の赤色反射用の反射ミラーにおけるP偏光およびS偏光の各々の透過特性を示した特性図であり、同図(b)は第1実施形態の青色反射用の反射ミラーにおけるP偏光およびS偏光の各々の透過特性を示した特性図である。
【図5】この発明の第2実施形態の液晶プロジェクタの光学系を示す平面図である。
【図6】同図(a)は第2実施形態の赤色反射用の反射ミラーにおけるP偏光およびS偏光の各々の透過特性を示した特性図であり、同図(b)は第2実施形態の青色反射用の反射ミラーにおけるP偏光およびS偏光の各々の透過特性を示した特性図である。
【図7】この発明の第3実施形態の液晶プロジェクタの光学系を示す平面図である。
【図8】この発明の第3実施形態の液晶プロジェクタで用いた偏光ビームスプリッタの斜視図である。
【図9】この発明の第4実施形態の液晶プロジェクタの光学系を示す平面図である。
【図10】この発明の第4実施形態の液晶プロジェクタで用いた偏光ビームスプリッタを示す図であって、同図(a)は平面図、同図(b)は正面図、同図(c)は側面図である。
【符号の説明】
10 光源
11 インテグレータレンズ
12 偏光変換装置
14 第1ダイクロイックミラー
15 反射ミラー
15A 偏光ビームスプリッタ
15B 偏光ビームスプリッタ
15C 偏光ビームスプリッタ
17 第2ダイクロイックミラー
22 反射ミラー
22A 偏光ビームスプリッタ
22B 偏光ビームスプリッタ
22C 偏光ビームスプリッタ
24 ダイクロイックプリズム
25 投写レンズ
31 液晶ライトバルブ
32 液晶ライトバルブ
33 液晶ライトバルブ
Claims (2)
- 光源と、該光源からの光を複数の色光に分離する色分離手段と、各色光を変調する液晶ライトバルブと、該液晶ライトバルブにより変調された映像光を投写する投写手段と、を備えた液晶プロジェクタにおいて、
色分離手段にて分離された青色光を青色光用の液晶ライトバルブに導く反射ミラーおよび前記色分離手段にて分離された赤色光を赤色光用の液晶ライトバルブに導く反射ミラーを有し、
前記反射ミラーの少なくとも一方は、二側面が直交する二つの三角柱透明体を、前記二側面に対向する第三の側面に固着され且つ固着面とは反対側の面に拡散面を有した平板透明体と、前記固着面に設けられた誘電体多層膜とから成り、色光を成す波長成分のなかで、S偏光は略全て反射し、P偏光は一部又は全部を透過する特性を有していることを特徴とする液晶プロジェクタ。 - 請求項1に記載の液晶プロジェクタにおいて、前記三角柱透明体として小型のものを複数個備えて成ることを特徴とする液晶プロジェクタ。
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