JP3608733B2 - 無線装置、しきい値更新方法およびしきい値更新プログラム - Google Patents

無線装置、しきい値更新方法およびしきい値更新プログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は無線装置、しきい値更新方法および該方法を実行させるためのしきい値更新プログラムに係り、特に、受信判定に用いられるしきい値を環境に応じて更新する無線装置、しきい値更新方法およびしきい値更新プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の無線装置は、通信を行っていない状態にあっては、消費電力が比較的大きいDSP等の構成要素に電力を供給しないセービングモードとなることによって、無線装置の消費電流を抑えている。一方、セービングモード以外では、通信やその他の調整等を行うために必要な構成要素に電力を供給する通常受信モードとなる。したがって、従来の無線装置は、通信の開始時にはセービングモードから通常受信モードに移行し、通信の終了時には通常受信モードからセービングモードに移行する。
【0003】
例えば、多重化方式がTDMA(時分割多重方式)であり、通信を行うスロットが基地局によって予め割り当てられる方式の通信システムで用いられる従来の無線装置がセービングモードのとき、当該無線装置は、予め割り当てられたスロットの受信電界強度(以下、RSSIという)のみを監視している。そして、RSSIが所定のしきい値(以下、単にしきい値という)を越えたとき、無線装置はセービングモードを解除して通常受信モードに移行していた。但し、当該無線装置において、しきい値は固定に設定されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
無線装置は持ち運んで使用される場合が多く、装置周囲の環境は多様に変化する。環境が変化すれば周囲雑音も変動するが、上述したように、上記従来の無線装置ではRSSIと比較されるしきい値が固定に設定されているため、装置周囲の電波環境によっては当該無線装置が所望の動作を行わない恐れがある。すなわち、無線装置の周囲雑音がしきい値よりも高い状況にあっては、基地局から送話信号が送信されなくてもセービングモードの無線装置は頻繁に通常受信モードに移行してしまう。この場合、セービングモードによる省電力効果が期待できる程得られないという問題点があった。一方、しきい値が高すぎる場合は、セービングモードの無線装置が基地局からの送話信号を受信しても当該装置は通常受信モードに移行しないため、通信に支障をきたしてしまうという問題点があった。
【0005】
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであって、RSSI(受信電界強度)と比較されるしきい値が環境に応じて最適となるよう更新可能な無線装置、しきい値更新方法およびしきい値更新プログラムを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明に係る無線装置は、時分割多重方式によって多重化された信号を受信する無線装置であって、当該無線装置に割り当てられた所定スロットにおける受信信号の受信電界強度(以下、RSSIという)を検出するRSSI検出手段と、前記受信信号のスロット前半のRSSIとスロット後半のRSSIとを比較し、そのレベル差に基づいて前記受信信号の種別を判断する信号種別判断手段と、前記RSSI検出手段によって検出されたRSSIとしきい値とを比較するRSSI比較手段と、前記しきい値を更新するしきい値更新手段と、を備え、前記信号種別判断手段によって所定スロットの受信信号がフルバースト信号と判断された以降の所定スロットにおける受信信号のRSSIが、所定のフレーム数以上、連続して前記しきい値未満であれば、前記しきい値更新手段は前記しきい値を下方更新する。
【0007】
このように、所定スロットのRSSIと比較されるしきい値を固定とするのではなく、条件を設けて適当に更新できるため、環境の変動に適応した最適なしきい値設定を行うことができる。したがって、しきい値が高すぎるためにフルバースト信号を受信しても通常受信モードに移行せず通信に支障をきたしてしまうといった問題を、しきい値の下方更新によって自動的に解決することができる。
【0008】
また、本発明に係る無線装置は、前記しきい値を下方更新する際、前記しきい値更新手段は前記しきい値を一定値引き下げる。
【0009】
また、本発明に係る無線装置は、前記信号種別判断手段によって所定スロットの受信信号がフルバースト信号と判断され、かつ、前記RSSI比較手段で比較された受信信号のRSSIが前記しきい値以上であれば、消費電流を抑えるセービングモードの無線装置は通常受信モードに移行する。このように、通常受信モードへの移行の条件が複数設けられているため、通信開始の誤認識を減らすことができ、結果として、セービングモードによる省電力効果を向上させることができる。
【0010】
また、本発明に係る無線装置は、通常受信モードに移行した無線装置は、所定スロットの受信信号から同期ワードを検出すれば通常受信モードを継続する。
【0011】
また、本発明に係る無線装置は、通常受信モードに移行した以降の所定スロットにおける受信信号から同期ワードを検出できない場合が所定回数連続しておきたという条件を満たしたときは、前記しきい値更新手段は前記しきい値を上方更新する。したがって、セービングモードを解除したにもかかわらず、周囲雑音が高く誤り率が高いため実質的な通信を行うことができない場合は、このような環境に適当なしきい値に更新することができる。
【0012】
また、本発明に係る無線装置は、前記しきい値を上方更新する際、前記しきい値更新手段は前記しきい値を一定値引き上げる。
【0013】
また、本発明に係る無線装置は、前記条件を満たさないときは前記しきい値更新手段は前記しきい値を変更せずに、前記条件を満たしたときは前記しきい値更新手段は前記しきい値を上方更新した後、通常受信モードの無線装置は再びセービングモードに移行する。したがって、所定スロットの種別判断およびRSSIとしきい値との比較によって通信の開始が誤認識されたとしても、同期ワードを検出できない非有効な通信である場合には再度セービングモードに戻るため、セービングモードによる省電力効果をさらに向上させることができる。
【0014】
また、本発明に係る無線装置のしきい値更新方法は、時分割多重方式によって多重化された信号を受信する無線装置のしきい値更新方法であって、前記無線装置に割り当てられた所定スロットにおける受信信号の受信電界強度(以下、RSSIという)を検出するRSSI検出ステップと、前記RSSI検出ステップで検出された受信信号のスロット前半のRSSIとスロット後半のRSSIとを比較し、そのレベル差に基づいて前記受信信号の種別を判断する信号種別判断ステップと、前記RSSI検出ステップで検出されたRSSIとしきい値とを比較するRSSI比較ステップと、を有し、前記信号種別判断ステップで所定スロットの受信信号がフルバースト信号と判断された以降の所定スロットにおける受信信号のRSSIが、所定のフレーム数以上、連続して前記しきい値未満であれば、前記しきい値を下方更新するしきい値下方更新ステップと、をさらに有する。
【0015】
また、本発明に係るしきい値更新方法は、前記しきい値下方更新ステップは、前記しきい値を一定値引き下げる。
【0016】
また、本発明に係るしきい値更新方法は、前記信号種別判断ステップで所定スロットの受信信号がフルバースト信号と判断され、かつ、前記RSSI比較ステップで比較された受信信号のRSSIが前記しきい値以上であれば、消費電流を抑えるセービングモードの前記無線装置が通常受信モードに移行する通常受信モード移行ステップを有する。
【0017】
また、本発明に係るしきい値更新方法は、通常受信モードに移行した前記無線装置が所定スロットの受信信号から同期ワードを検出する同期ワード検出ステップを有し、前記同期ワード検出ステップで同期ワードを検出すれば通常受信モードを継続する。
【0018】
また、本発明に係るしきい値更新方法は、前記同期ワード検出ステップで、通常受信モードに移行した以降の所定スロットにおける受信信号から同期ワードを検出できない場合が所定回数連続しておきたという条件を満たしたときは、前記しきい値を上方更新するしきい値上方更新ステップを有する。
【0019】
また、本発明に係るしきい値更新方法は、前記しきい値上方更新ステップは、前記しきい値を一定値引き上げる。
【0020】
また、本発明に係るしきい値更新方法は、前記条件を満たさないときは前記しきい値上方更新ステップを実行せずに、前記条件を満たしたときは前記しきい値上方更新ステップで前記しきい値を上方更新した後、通常受信モードの前記無線装置が再びセービングモードに移行するセービングモード移行ステップを有する。
【0021】
さらに、本発明に係るしきい値更新プログラムは、請求項8、9、10、11、12、13または14に記載のしきい値更新方法をコンピュータに実行させるためのものである。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る無線装置、しきい値更新方法およびしきい値更新プログラムの一実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、それぞれの実施形態の説明では、本発明に係る無線装置およびしきい値更新方法について詳述するが、本発明に係るしきい値更新プログラムについては、しきい値更新方法を実行させるためのプログラムであることから、その説明は以下のしきい値更新方法の説明に含まれるものである。
【0023】
本実施形態の無線装置が利用される通信システムでは、多重化方式としてTDMA(時分割多重方式)が採用されており、通信を行うスロットが基地局によって予め割り当てられている。当該スロットにおいて、本実施形態の無線装置は、基地局からフルバースト信号(以下、単にフルバーストという)またはハーフバースト信号(以下、単にハーフバーストという)を受信する。
【0024】
以下、フルバーストおよびハーフバーストについて、図1を参照して説明する。まず、フルバーストは、実際の通信内容を送信する際の信号であり、図1(a)に示すように、バースト過渡応答用ランプ時間(R)と、プリアンブル(P)と、通信データ(USC)×2と、同期ワード(SW)と、機能チャネル識別信号(CI)と、低速付随制御チャネル(SA)と、出力が何もないガードタイム(G)とから構成されている。
【0025】
また、ハーフバーストは、フルバースト以外のとき基地局から送信される信号であり、図1(b)に示すように、スロットの前半はガードタイム(G)によって構成され、後半はバースト過渡応答用ランプ時間(R)と、プリアンブル(P)と、通信データ(USC)と、同期ワード(SW)と、機能チャネル識別信号(CI)と、低速付随制御チャネル(SA)とから構成されている。なお、スロットの前半を占めるガードタイム(G)中の受信電界強度(以下、RSSIという)はスロット後半(R,P,SW,CI,SA,USC)のRSSIよりも低い。したがって、ハーフバーストが送信されるスロットのRSSIでは前半と後半とでレベル差が生じる。なお、フルバーストが送信されるスロットのRSSIはで前半と後半のレベル差は小さい。
【0026】
次に、基地局からフルバーストおよびハーフバーストを受信する本実施形態の無線装置の構成について、図2を参照して説明する。図2は、本発明に係る一実施形態の無線装置を示すブロック図である。同図において、本実施形態の無線装置は、アンテナ101と、無線部103と、復号部105と、特許請求の範囲のRSSI検出手段に該当するRSSI検出部107と、信号種別判断手段に該当する信号種別判断部109と、RSSI比較手段に該当するRSSI比較部111と、しきい値更新手段に該当するRSSIしきい値設定部113と、制御部115と、第1のカウンタ部117aと、第2のカウンタ部117bとを備えて構成されている。
【0027】
以下、本実施形態の無線装置が有する各構成要素について説明する。
まず、無線部103は、アンテナ101が受信した信号に対して周波数変換やフィルタリング、直交復調、A/D変換等を行ってベースバンド信号を出力するものである。また、復号部105は、無線部103からのベースバンド信号を復号化して復号データを出力するものである。なお、本実施形態において、復号部105はDSPによって実現されている。また、無線部103の一部および復号部105には、本実施形態の無線装置がセービングモードのとき電力が供給されていない。
【0028】
また、RSSI検出部107は、無線部103から得られたベースバンド信号のRSSIを検出するものである。なお、セービングモードの無線装置において、RSSI検出部107は、図3に示すように、一フレーム中、当該無線装置に割り当てられたスロット(以下、該当スロットという)の前半、後半各一部のRSSIだけを検出する。図3は、フルバーストおよびハーフバースト各々のRSSIを示す説明図である。
【0029】
また、信号種別判断部109は、該当スロットの前半のRSSIと後半のRSSIとを比較することによって、基地局から送信された信号がフルバーストかハーフバーストかを判別するものである。図3に示すように、フルバースト(b)は前半と後半とでRSSIのレベル差はあまりないが、ハーフバースト(a)では、後半と比較して図1に示したガードタイム(G)に相当する前半のRSSIが低くなっており、前半と後半とでレベル差が生じている。したがって、信号種別判断部109は、該当スロットの前半のRSSIと後半のRSSIとの間のレベル差が所定値以下となったとき、受信信号をフルバーストと判断する。言い換えれば、前記レベル差が所定値よりも大きい場合はハーフバーストと判断する。
【0030】
また、RSSI比較部111は、RSSI検出部107によって検出された該当スロットの前半のRSSIとRSSIしきい値設定部113によって予め定められたしきい値とを比較するものであり、RSSIがしきい値以上となったとき制御部115に対して信号を出力する。なお、セービングモード中の制御部115にとって、当該信号は動作を開始するよう指示する意味をもった信号(以下、制御部起動信号という。図1では「WakeUp」と表示する。)となる。
【0031】
また、RSSIしきい値設定部113は、RSSI比較部111においてベースバンド信号のRSSIと比較するためのしきい値を、制御部115からのしきい値更新指示に応じて設定するものである。なお、本実施形態において、RSSI検出部107、信号種別判断部109、RSSI比較部111およびRSSIしきい値設定部113は、ゲートアレイ(G/A)によって実現されている。
【0032】
また、制御部115は、復号部105で得られた復号データから同期ワード(SW)を検出したり、同期ワード検出の可否や前記復号データから判別されるRSSIに基づいて、RSSIしきい値設定部113に対ししきい値の更新を指示するものである。なお、セービングモード中の制御部115は、RSSI比較部111から制御部起動信号を受け取ると動作を開始し、動作開始直後、復号部105を起動させるための信号(以下、復号部起動信号という。図1では「WakeUp」と表示する。)とセービングモード中は電力が供給されていなかった無線部103の一部の構成要素に電力を供給するための信号(以下、ON/OFF制御信号という)を出力して、セービングモードを解除して通常受信モードに移行する。すなわち、セービングモードは復号部105(DSP)および無線部103の一部の構成要素には電力が供給されていない状態であり、通常受信モードはこれらの構成要素にも電力が供給されている状態である。
【0033】
また、第1のカウンタ部117aは、受信信号が信号種別判断部109によってフルバーストと判断された後、しきい値よりも小さいRSSIのスロットを何フレーム連続して受信したかをカウントするものである。また、第2のカウンタ部117bは、本実施形態の無線装置がセービングモードから通常受信モードに移行した後、制御部115で同期ワードを検出できない場合が何回連続しておきたかをカウントするものである。
【0034】
上記説明した構成要素を備える本実施形態の無線装置は、通常受信モードからセービングモードに移行するときの条件、セービングモードから通常受信モードに移行するときの条件およびRSSIしきい値設定部のしきい値の更新条件がそれぞれ設定されている。以下、本実施形態の無線装置における、通常受信モードからセービングモードに移行するときの動作、およびしきい値更新(しきい値更新方法)を含むセービングモードから通常受信モードに移行するときの動作について、図4および図6を参照して詳細に説明する。
【0035】
〔通常受信モードからセービングモードへの移行〕
まず、本実施形態の無線装置が通常受信モードからセービングモードに移行する際の条件および動作について、図4を参照して説明する。該当スロットでフルバーストを受信している通常受信モードの本実施形態の無線装置が以下の条件を満たす(ステップS401)と、制御部115は通常受信モードを解除して、セービングモードに移行する(S403)。
【0036】
より具体的には、図5に示すように、本実施形態の無線装置が該当スロット(図5ではスロット2,斜線部分)でハーフバーストを受信すると、制御部115は通常受信モードを解除して、ただちにセービングモードに移行する。なお、上記条件は無線装置が通信エリアの圏内にある場合を想定している。また、上記条件の他に、通常受信モードの無線装置が連続して複数フレームの該当スロットで同期ワードを検出できないときも、制御部115は通常受信モードを解除して、本実施形態の無線装置はセービングモードに移行する。なお、この条件は無線装置が通信エリアの圏外にある場合を想定している。
【0037】
したがって、通常受信モードからセービングモードに移行するときの条件は、▲1▼ハーフバーストの受信(圏内)および▲2▼連続した複数フレームの該当スロットにおける同期ワードの検出不可能(圏外)の2つである。本実施形態の無線装置は、これら条件のいずれか一方を満たしたとき、通常受信モードを解除してセービングモードに移行する。
【0038】
〔セービングモードから通常受信モードへの移行〕
次に、本実施形態の無線装置がセービングモードから通常受信モードに移行する際の条件および動作、並びに、RSSIしきい値設定部のしきい値の更新条件について、図6を参照して説明する。該当スロットでハーフバーストを受信しているセービングモードの本実施形態の無線装置が以下に説明する条件を満たすと、制御部115はセービングモードを解除して、通常受信モードに移行する。
【0039】
より具体的には、図7に示すように、本実施形態の無線装置が該当スロット(図7ではスロット2,斜線部分)でハーフバーストを受信しているセービングモードの状態において、該当スロットでフルバーストを受信すると、図1に示した信号種別判断部109がこれを判別する(ステップS501)。信号種別判断部109は、上述したように、該当スロットの前半および後半のRSSIのレベル差が所定値以下となったとき受信信号をフルバーストと判別する。本実施形態においては、当該判別だけでセービングモードを解除してしまうと、例えば通信エリアのフリンジ近辺では周囲の雑音レベルとキャリアとのC/N比が低く、ハーフバーストからフルバーストへの変化を認識して通常受信モードに移行したとしても復調できないなどの実質的な通信を行うことができない場合があるため、次に説明するフルバーストのRSSIとしきい値との比較(S503)の結果を参照して電界レベルを確認した上で通常受信モードに移行している。
【0040】
前記フルバーストのRSSIとしきい値との比較(S503)は、信号種別判断部109が該当スロットでのフルバーストの受信を判別したとき、RSSI比較部111によって行われる。RSSI比較部111は、該当スロットの前半のRSSIがしきい値以上となったとき制御部115に対して信号を出力する。このとき出力される前記信号は、制御部115を起動させる信号である。したがって、制御部115はこの信号によって動作を開始して、まず、セービングモード中には電力が供給されていなかった復号部105と無線部103の一部の構成要素に電力を供給するよう信号を出力する。このため、セービングモードは解除され、本実施形態の無線装置は、ただちに通常受信モードに移行する(S505)。
【0041】
一方、RSSIがしきい値よりも小さい場合において、次のフレームでも該当スロットの受信信号がフルバーストの受信と判別され、かつ、RSSIがしきい値よりも小さなフレーム(該当スロット)の連続受信回数が第1のカウンタ部117aによってカウントされる。制御部115は、ステップS507において、第1のカウンタ部117aによってカウントされた数が所定値未満であれば、通常受信モードには移行せずにそのままセービングモードを継続する。一方、前記カウントされた数が所定値以上となったとき、制御部115はしきい値が高すぎると判断し、RSSIしきい値設定部113に対してしきい値の下方更新を指示することにより前記しきい値を一定値引き下げる(S509)。
【0042】
このように、該当スロットの種別判定およびRSSIとしきい値との比較を行った後、通常受信モードに移行するための条件を満たせば無線装置は通常受信モードに移行するが、本実施形態では、通常受信モードに移行した後、該当スロットのフルバーストに含まれる同期ワードの検出(同期の捕捉)を試みる(S511)。当該同期ワードの検出は、復号部105で得られた復号データに基づいて制御部115によって行われる。制御部115は、同期ワードを検出すればそのまま通常受信モードを継続する(S517)。
【0043】
一方、同期ワードの検出は1フレームまたは複数フレームの間、試みられるが、それでも同期ワードを検出できないとき、再びセービングモードに移行する。そのとき、ステップS513において、上記のようにセービングモードから通常受信モードに移行したが、同期ワードが検出できない場合の連続回数が第2のカウンタ部117bによってカウントされる。制御部115は、第2のカウンタ部117bによってカウントされた数が所定値未満であれば再びセービングモードとなる。一方、前記カウントされた数が所定値以上となったとき、制御部115はしきい値が低すぎると判断し、RSSIしきい値設定部113に対してしきい値の上方更新を指示することにより前記しきい値を一定値引き上げた(S515)後、再びセービングモードとなる。
【0044】
したがって、セービングモードから通常受信モードに完全に移行するときの条件は、▲1▼フルバーストの受信、▲2▼該当スロット前半のRSSIがしきい値以上および▲3▼同期ワード検出の3つである。本実施形態の無線装置は、これらの条件を全て満たしたとき、セービングモードを解除して通常受信モードに移行する。また、これらの条件を満たさず、かつ、所定フレームまたは所定回数連続してこれらの条件を満たさないときは、しきい値を下方または上方更新する。なお、しきい値の下方更新は、該当スロット前半のRSSIがしきい値未満のフレームが所定回数、連続したしたときであり、しきい値の上方更新は、同期ワードが検出できない場合が所定回数、連続したときである。
【0045】
上記説明において、更新される前のしきい値は初期値としてメモリ等に記憶された値である。但し、信号が何もない状態のRSSIを測定して、その測定値に一定値を加算した値を初期値としても良い。また、セービングモードの無線装置は、水晶等のハードウェアの特性が熱などによって変化して発振周波数がずれることもあるため、周波数を合わせるために定期的に短時間だけ通常受信モードになる。このとき、更新等されたしきい値は前記初期値にリセットされる。
【0046】
以上説明したように、本実施形態の無線装置およびしきい値更新方法によれば、該当スロットのRSSI(受信電界強度)と比較されるしきい値を固定とするのではなく、条件を設けて環境に合わせて適当に更新しているため、周囲雑音の変動に適応した最適なしきい値設定を行うことができる。例えば、周囲雑音が高い環境ではしきい値を上方更新しているため、受信に必要なC/N以下の受信キャリアでセービングモードは解除されない。したがって、セービングモードによる省電力効果を最大限に得ることができる。また、セービングモードを解除したにもかかわらず、誤り率が高いため復号データを利用することができないといった支障のある無意味な通信をなくすことができる。
【0047】
また、しきい値の上方更新が何回も行われると装置にとっての実質的な通信エリアが狭まって、セービングモードの無線装置が基地局からの送信信号を受信しても通常受信モードに移行せず、通信に支障をきたしてしまうといった問題点があったが、本実施形態では条件を満たせばしきい値を下方更新するため、支障をきたすことなく通信を行うことができる。
【0048】
また、セービングモードを解除して通常受信モードに移行する際の条件として、該当スロットの種別判断に加えて、RSSIとしきい値との比較結果をも参照した上でセービングモードから通常受信モードに移行するといったように、通常受信モードへの移行の条件が複数設けられている。したがって、通信開始の誤認識を減らすことができ、結果として、セービングモードによる省電力効果を向上させることができる。
【0049】
さらに、同期ワードの検出の可否が通常受信モードから再度セービングモードに移行する際の条件として用いられ、該当スロットの種別判断およびRSSIとしきい値との比較によって通信の開始が誤認識されたとしても、同期ワードを検出できない非有効な通信である場合には再度セービングモードに戻るため、セービングモードによる省電力効果をさらに向上させることができる。
【0050】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の無線装置、しきい値更新方法およびしきい値更新プログラムによれば、所定スロットのRSSIと比較されるしきい値を固定とするのではなく、条件を設けて適当に更新できるため、環境の変動に適応した最適なしきい値設定を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】フルバースト(a)およびハーフバースト(b)の各構成について説明する説明図
【図2】本発明に係る一実施形態の無線装置を示すブロック図
【図3】フルバーストおよびハーフバースト各々のRSSIを示す説明図
【図4】本発明に係る一実施形態の無線装置における、通常受信モードからセービングモードに移行するときの動作について説明するフローチャート
【図5】通常受信モードからセービングモードへの移行を説明する説明図
【図6】本発明に係る一実施形態の無線装置における、セービングモードから通常受信モードに移行するときの動作について説明するフローチャート
【図7】セービングモードから通常受信モードへの移行を説明する説明図
【符号の説明】
101 アンテナ
103 無線部
105 復号部
107 RSSI検出部
109 信号種別判断部
111 RSSI比較部
113 RSSIしきい値設定部
115 制御部
117a 第1のカウンタ部
117b 第2のカウンタ部

Claims (15)

  1. 時分割多重方式によって多重化された信号を受信する無線装置であって、
    当該無線装置に割り当てられた所定スロットにおける受信信号の受信電界強度(以下、RSSIという)を検出するRSSI検出手段と、
    前記受信信号のスロット前半のRSSIとスロット後半のRSSIとを比較し、そのレベル差に基づいて前記受信信号の種別を判断する信号種別判断手段と、
    前記RSSI検出手段によって検出されたRSSIとしきい値とを比較するRSSI比較手段と、
    前記しきい値を更新するしきい値更新手段と、を備え、
    前記信号種別判断手段によって所定スロットの受信信号がフルバースト信号と判断された以降の所定スロットにおける受信信号のRSSIが、所定のフレーム数以上、連続して前記しきい値未満であれば、前記しきい値更新手段は前記しきい値を下方更新することを特徴とする無線装置。
  2. 前記しきい値を下方更新する際、前記しきい値更新手段は前記しきい値を一定値引き下げることを特徴とする請求項1記載の無線装置。
  3. 前記信号種別判断手段によって所定スロットの受信信号がフルバースト信号と判断され、かつ、前記RSSI比較手段で比較された受信信号のRSSIが前記しきい値以上であれば、
    消費電流を抑えるセービングモードの無線装置は通常受信モードに移行することを特徴とする請求項1または2記載の無線装置。
  4. 通常受信モードに移行した無線装置は、所定スロットの受信信号から同期ワードを検出すれば通常受信モードを継続することを特徴とする請求項3記載の無線装置。
  5. 通常受信モードに移行した以降の所定スロットにおける受信信号から同期ワードを検出できない場合が所定回数連続しておきたという条件を満たしたときは、前記しきい値更新手段は前記しきい値を上方更新することを特徴とする請求項3または4記載の無線装置。
  6. 前記しきい値を上方更新する際、前記しきい値更新手段は前記しきい値を一定値引き上げることを特徴とする請求項5記載の無線装置。
  7. 前記条件を満たさないときは前記しきい値更新手段は前記しきい値を変更せずに、前記条件を満たしたときは前記しきい値更新手段は前記しきい値を上方更新した後、通常受信モードの無線装置は再びセービングモードに移行することを特徴とする請求項5または6記載の無線装置。
  8. 時分割多重方式によって多重化された信号を受信する無線装置のしきい値更新方法であって、
    前記無線装置に割り当てられた所定スロットにおける受信信号の受信電界強度(以下、RSSIという)を検出するRSSI検出ステップと、
    前記RSSI検出ステップで検出された受信信号のスロット前半のRSSIとスロット後半のRSSIとを比較し、そのレベル差に基づいて前記受信信号の種別を判断する信号種別判断ステップと、
    前記RSSI検出ステップで検出されたRSSIとしきい値とを比較するRSSI比較ステップと、を有し、
    前記信号種別判断ステップで所定スロットの受信信号がフルバースト信号と判断された以降の所定スロットにおける受信信号のRSSIが、所定のフレーム数以上、連続して前記しきい値未満であれば、前記しきい値を下方更新するしきい値下方更新ステップと、をさらに有することを特徴とするしきい値更新方法。
  9. 前記しきい値下方更新ステップは、前記しきい値を一定値引き下げることを特徴とする請求項8記載のしきい値更新方法。
  10. 前記信号種別判断ステップで所定スロットの受信信号がフルバースト信号と判断され、かつ、前記RSSI比較ステップで比較された受信信号のRSSIが前記しきい値以上であれば、
    消費電流を抑えるセービングモードの前記無線装置が通常受信モードに移行する通常受信モード移行ステップを有することを特徴とする請求項8または9記載のしきい値更新方法。
  11. 通常受信モードに移行した前記無線装置が所定スロットの受信信号から同期ワードを検出する同期ワード検出ステップを有し、
    前記同期ワード検出ステップで同期ワードを検出すれば通常受信モードを継続することを特徴とする請求項10記載のしきい値更新方法。
  12. 前記同期ワード検出ステップで、通常受信モードに移行した以降の所定スロットにおける受信信号から同期ワードを検出できない場合が所定回数連続しておきたという条件を満たしたときは、前記しきい値を上方更新するしきい値上方更新ステップを有することを特徴とする請求項10または11記載のしきい値更新方法。
  13. 前記しきい値上方更新ステップは、前記しきい値を一定値引き上げることを特徴とする請求項12記載のしきい値更新方法。
  14. 前記条件を満たさないときは前記しきい値上方更新ステップを実行せずに、前記条件を満たしたときは前記しきい値上方更新ステップで前記しきい値を上方更新した後、通常受信モードの前記無線装置が再びセービングモードに移行するセービングモード移行ステップを有することを特徴とする請求項12または13記載の無線装置。
  15. 請求項8、9、10、11、12、13または14に記載のしきい値更新方法をコンピュータに実行させるためのしきい値更新プログラム。
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