JP3608175B2 - Yamadome method - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、構造物の地下部分や地下構造物等の構築の際に用いられる山留工法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の山留工法は、図12に示すように、掘削予定の地盤周囲に山留壁aを構築し、これら山留壁a間を掘削した後、山留壁a外側からの土圧P1 を受けるために山留壁a間に切梁材bを設けて支保して行われている。
そして、前記掘削工程と支保工程を繰り返してながら、山留壁a間を所定深度掘削する。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】
前記した山留工法にあっては、次のような問題点がある。
<イ> 地盤を山留壁aで仕切るため、山留壁a間の地盤も外側から土圧P2 を受ける。
このため、土圧P2 により山留壁aが破壊する虞がある。
<ロ> 山留壁a周囲の地盤が軟弱である場合には、山留壁a外側の地盤がすべりを生じ、土圧P3 として山留壁aの下方を回り込んで掘削面cを押し上げてしまう(ヒービング)。
従って、そのようなヒービングに対する対策を講じなければならない。
【0004】
【本発明の目的】
本発明は以上の問題を解決するために成されたもので、その目的とするところは、山留壁の変形または破壊を防止し、ヒービングに対処可能な山留工法を提供することにある。
【0005】
【問題点を解決するための手段】
即ち本発明は、 地盤内に構築される山留壁の間に、連続的に地中壁を構築し、その地中壁により前記山留壁を支持させた状態で、山留壁間の地盤を地中壁と共に掘削して行う山留工法であって、 前記地中壁が硬化する前に、前記地中壁内に上方より注入管を所定位置まで挿入し軟質材を注入することにより、前記地中壁内に水平方向へ縁切部を設けることを特徴とする、山留工法である。また本発明は、前記記載の山留工法において、前記地中壁は、末広状のハンチ部を形成して前記山留壁と連接する事を特徴とする、山留工法である。また本発明は、前記記載の山留工法において、前記地中壁は、その貫通方向へ通水を許容する通水手段を設置することを特徴とする、山留工法である。また本発明は、前記記載の山留工法において、前記地中壁は、ソイルセメントで形成することを特徴とする、山留工法である。
【0006】
【実施例1】
以下、図面を参照しながら本発明に係る山留工法の一実施例を作業工程順に説明する。
【0007】
<イ>山留壁の構築(図1)
建設予定の構造物に応じて所定地盤内に、所定深度で山留壁10を構築する。この山留壁10は、地下空間を確保するためにその外側の土砂等を土留めする壁体であって、地中連続壁などのように公知の方法で構築すればよい。
例えば、山留壁10構築位置に溝を開設し、その溝内に鉄筋篭を建込んだ後、コンクリートを打設し硬化させる。そして、それらの工程を繰り返して所定の形状の山留壁10を構築する。
山留壁10の構築形状は、図1において平断面矩形状を呈しているが、対向する面を有していればどのような形状であってもよい。
尚、ここで言う山留壁10の「対向する面」とは、平行した壁面のみを指すものでなく、平行していない山留壁10、10の壁面や曲折した山留壁10の角部両側の二壁面などを含むものである。このような壁面であってもその間に地中壁10を構築してそれらを支持することができる。
【0008】
<ロ>地中壁の構築(図1〜図5)
山留壁10が外側からの土圧で破損するのを防止するために、相対向する山留壁10、10間の地盤内へ連続的に地中壁20を構築する。
この地中壁20は、両端部が山留壁10と当接した状態であって、山留壁10とほぼ直交する向きに配置するのがこのましい。
地中壁20の両端が山留壁10、10と当接することにより、図2のように各山留壁10に係る土圧Pが地中壁20へ伝達される。
このため、各山留壁10に係る土圧が相反する方向から地中壁20へ作用するから、それらの土圧Pは地中壁20で互いに相殺されることとなる。
従って、土圧Pを地中壁20で押さえられるから、山留壁10がクリープ変形し破損するのを未然に防止できる。
尚、ここで言う山留壁10へ連続的した地中壁20とは、山留壁10と地中壁20が完全に当接した状態だけでなく、地盤を介して土圧を伝達できれば、完全に当接した状態でなくてもよい。
【0009】
また、山留壁10から地中壁20への土圧を効率良く伝達するには、山留壁10に直交して地中壁20を配置するのが好ましい。
しかしながら、地中壁20の配設方向は山留壁10に完全に直交する方向に限定されるものではなく、土圧を伝達できればその他の配設方向であってもよい。更に、地中壁20の配設位置および配設数は、周囲地盤の状況などにより任意の設定すればよい。
【0010】
このように地中壁20は、土圧を伝達するうえで所定の圧縮強度を有していなければならないが、山留壁10内の地盤と共に掘削するものであるから、破壊し易いもので形成する必要がある。
例えば、その地中壁20はソイルセメントで形成することができる。
即ち、地中壁20の構築予定地盤をオーガーなどにより掘削攪拌すると共にセメントを混入してソイル柱21を形成し、図3のようにソイル柱21を横並びに連続させて地中壁20を構築する。
その際、図4のように、地中壁20の端部に末広がり状のハンチ部22を設けて山留壁10と当接すれば、土圧による力が分散して山留壁10から地中壁20へ、また地中壁20から山留壁10へ伝達される。
このため、山留壁10が集中荷重により局部破壊するのを防止できると共に、地中壁20がその端部で容易に座屈するのを防止できる。
尚、地中壁20の形成素材はソイルセメントに限られるものでなく、所定の圧縮強度が得られ壊しやすい材質であればその他のものであっても良い。
【0011】
一方、地中壁20は、山留壁10で囲まれた掘削底面以深の地盤を小分割するように互いに交差させて配置して複数配置する。
それにより、図5に示すように、山留壁10の下から回り込もうとする軟質な地盤をその侵入方向に対面する地中壁20で抑えることができるから、ヒービングによる掘削背面側からのすべり40を防止することができる。
【0012】
<ハ>山留壁内の掘削および支保工(図1、図5)
地中壁20の構築後、山留壁10内の地盤を地中壁20と共に公知の方法で掘削する。
その際、掘削作業の仕方には、地盤と地中壁20を同時に掘り下げていく場合や地盤のみをある程度掘り下げてから地中壁20を崩していく場合などがある。そして、掘り下げた部分に切梁30を設けるなどして公知の方法で支保工を行い、山留工法を完了する。
尚、この掘削工程と支保工程は、交互に繰り返して行っていく場合や同時に行っていく場合などがある。
【0013】
【実施例2】
前記山留壁20は、所定地盤を囲う形状に限られるものでなく、相対向する壁面を有していればその他の形状であってもよい。
例えば、地盤内に平行して二つの山留壁20、20を構築し、その間に前記地中壁10を構築すれば、実施例1同様な山留工法が行え、同様な作用効果が得られる。
【0014】
【実施例3】
前記地中壁20を先に構築し、その後山留壁10を構築する場合もある。
この場合、地中壁20は壊しやすい素材で形成されているから、図6のように、予め大きめに地中壁20を構築し、その不要部分23に重ねて山留壁10を構築するのが容易である。
このように地中壁20を構築した後、山留壁10を構築しても、前記実施例1同様な作用効果を得ることができる。
【0015】
【実施例4】
前記地中壁20内に水平方向へ縁切部24を形成する場合もある。
即ち、数回にわたって掘削工程を繰り返す場合に、図7のように、予め地中壁20の掘削される部分に強度の低い縁切部24を形成しておけば、掘削作業を容易にすることができる。
縁切部24の形成方法の一例を挙げると、図8に示すように、地中壁20が硬化する前に地中壁20内に上方より注入管50を所定位置まで挿入し軟質材を注入する。
軟質材の注入は、下方の縁切部24から順に形成するように行う。
前記注入管50は、軟質材を地中壁20内で水平方向へ向けて流出させるために、その噴出口51を横向きに開口しておくのが好ましい。
軟質材の材質は、強度の低い縁切部24を確保できるものであればよい。
【0016】
【実施例5】
前記地中壁20内にその貫通方向への通水を許容する通水手段を配置してもよい。
山留壁10の周辺地盤に軟弱土層が存在して、施工の際に地下水の影響があるときには、その地盤内にディープウェル80などを設置し強制的に排水して被圧水位を下げる必要がある。
しかしながら、地中壁20の構築により地盤が鉛直方向に仕切られるので、被圧水位の低下が阻止されてしまう。
そこで、図9のように、地中壁20内の所定位置に通水手段60を設ければ、そのような不具合を解消することができる。
この通水手段60は、周囲地盤の状況などに応じて、任意の地中壁20内の任意の位置へ適宜設置すればよい。
【0017】
その通水手段60としては、例えば図10のような通水管70が採用できる。通水管70は、主管71の外周面に細径の送水管72および排水管73を連通した構造である。
主管71はその全長を地中壁20の厚さ程度の寸法とし、両端を開放した高剛性の管体である。
この主管71は地中壁20内に残置される部材であるから、地中壁20内で作用する土圧に耐え得るような剛性を有する必要があり、例えば鋼管などが採用できる。
主管71内部には、氷や砂利等を詰めた篭や氷塊などからなる二つの通水部材711が両側の開口部を閉塞する形で、主管71の軸方向へ摺動可能に配設されている。
その通水部材711内に氷を詰めた場合や通水部材を氷塊とした場合には、通水管70設置後に氷が溶けてなくなるので通水管70通水性が非常によくなる。一方、送水管72内には先端にジャッキ部741を形成したロッド74が挿通されており、そのジャッキ部741は主管71内に達して前記通水部材711の間に位置している。
このジャッキ部741はロッド74の回転により横幅がパンタグラフ状に伸縮する構造である。
尚、ジャッキ部741は油圧式ジャッキなどその他公知のものを用いる場合もある。
排水管73は、主管71下部の周面に連通しており、主管71内の排水を行えるようになっている。
【0018】
次に、通水管70の設置方法を説明する。
地中壁20を形成するソイルセメントなどを打設したら硬化する前に、その地中壁20内に主管71を先頭に上方から送水管72または配水管73で押し込む形で挿入する。
その際、主管71が地中壁20の厚さ方向に向くようにしておく。
そして、主管71が所定位置に達したら挿入作業を止め、図11に示すようにロッド74を回転させてジャッキ部741を水平方向に拡げる。
すると、ジャッキ部741に押されて通水部材711、711がそれぞれ地盤に圧接される。
次に、ロッド74を挿通している送水管72より水を圧送し、通水部材711内のソイルセメントなどを排出し目詰りを防止しておく。
そして、ロッド74を逆回転させてジャッキ部741を収縮し送水管72より引き上げて、通水管70の設置を完了する。
【0019】
前述したような通水管70を採用すれば、地中壁20に通水手段を確実で経済的にかつ効率良く設置することができる。
また、この通水管70により、排水管73を通じて地下水の汲み上げを行うこともできる。
尚、通水手段60は前記通水管70に限定されるものでなく、その他公知の通水材を採用してもよい。
【0020】
【発明の効果】
本発明は以上説明したようになるから次のような効果を得ることができる。
<イ> 相対向する山留壁の間にそれらと連接して地中壁を構築し、山留壁間の地盤と共に地中壁を掘削する。
このため、山留壁外側から加わる土圧を地中壁で受け、両側から加わる土圧を相殺することができる。
従って、山留壁間を掘削する前に山留壁の変形を回避でき、それに伴う破壊を防止できる。
<ロ> 山留壁の間に地中壁を構築することにより、山留壁間の地盤が小分割される。
この為、山留壁の下方から軟弱な地盤が回り込むのを低減できる。
従って、山留壁背面側の地盤のすべり破壊による掘削面の盛り上がり、すなわちヒービングを防止することができる。
<ハ> 山留壁の間で地中壁を交差させて複数構築すれば、ヒービングをより効果的に低減することができる。
<ニ> 地中壁の端部に末広状のハンチ部を設ければ、山留壁および地中壁の一部分に応力が集中することなく、山留壁と地中壁間における力の伝達を確実に行える。
<ホ> 山留壁を地中壁の後に構築することにより、軟質な地中壁の不要部分を削って、地中壁と当接した山留壁を確実に構築することができる。
<ヘ> 地中壁内に縁切部を設けることにより、山留壁間の掘削作業が効率良く行うことができる。
<ト> 地中壁内に通水管を設けることにより、地中壁で仕切られた地盤に通水機能を付与することができる。
<チ> 地中壁をソイルセメントで形成すれば、所定の圧縮強度を有しながら軟質となるから、掘削作業が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1における山留工法の説明図
【図2】山留壁と地中壁に作用する土圧の説明図
【図3】山留壁と地中壁に作用する土圧の説明図
【図4】地中壁のハンチ部の説明図
【図5】ヒービング抑止機能の説明図
【図6】実施例3における山留工法の説明図
【図7】実施例4における山留工法の説明図
【図8】実施例4における山留工法の説明図
【図9】実施例5における山留工法の説明図
【図10】通水管の斜視図
【図11】通水管の設置方法の説明図
【図12】従来技術の説明図[0001]
[Industrial application fields]
The present invention relates to a mountain retaining method used in the construction of an underground part of a structure, an underground structure, or the like.
[0002]
[Prior art]
In the conventional mountain retaining method, as shown in FIG. 12, the retaining wall a is constructed around the ground to be excavated, and after excavating between these retaining walls a, the earth pressure P 1 from the outside of the retaining wall a In order to receive this, a beam member b is provided between the mountain retaining walls a and is supported.
Then, excavation between the retaining walls a is performed at a predetermined depth while repeating the excavation process and the support process.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
The above-mentioned Yamadome method has the following problems.
For partitioning the <b> ground in the mountains Tomekabe a, subject to earth pressure P 2 from the ground also outside between YamaTomekabe a.
Therefore, there is a possibility that YamaTomekabe a is destroyed by soil pressure P 2.
If <b> YamaTomekabe a surrounding ground is soft, the slip is YamaTomekabe a outer ground, wraps around the lower part of the mountain Tomekabe a push excavation face c as a soil pressure P 3 (Heaving).
Therefore, measures against such heaving must be taken.
[0004]
[Object of the present invention]
The present invention has been made to solve the above problems, and an object of the present invention is to provide a mountain retaining method capable of preventing deformation or destruction of a retaining wall and dealing with heaving.
[0005]
[Means for solving problems]
That is, the present invention provides a structure in which the underground wall is continuously constructed between the mountain walls built in the ground, and the mountain wall is supported by the underground wall. It is a mountain retaining method that is excavated together with the underground wall, and before the underground wall hardens, by inserting a soft material by inserting an injection tube from above into the underground wall to a predetermined position, It is a mountain retaining method characterized by providing an edge cut portion in the horizontal direction in the underground wall. Further, the present invention is the mountain method according to the above-described mountain method, wherein the underground wall forms a diverging haunch portion and is connected to the mountain wall. Further, the present invention is the mountain retaining method according to the above-described mountain retaining method, wherein the underground wall is provided with water passage means for allowing water passage in the penetrating direction. Further, the present invention is the mountain retaining method according to the above-described mountain retaining method, wherein the underground wall is formed of soil cement.
[0006]
[Example 1]
Hereinafter, an embodiment of a mountain retaining method according to the present invention will be described in the order of work steps with reference to the drawings.
[0007]
<I> Construction of the Yamato wall (Fig. 1)
The
For example, a groove is opened at the building position of the
The construction shape of the
The “facing surface” of the
[0008]
<B> Construction of underground wall (Figs. 1-5)
In order to prevent the
The
When both ends of the
For this reason, since the earth pressure concerning each
Therefore, since the earth pressure P can be suppressed by the
In addition, the
[0009]
Moreover, in order to transmit the earth pressure from the
However, the arrangement direction of the
[0010]
Thus, the
For example, the
That is, the ground where the
At that time, as shown in FIG. 4, if a
For this reason, it is possible to prevent the
The material for forming the
[0011]
On the other hand, a plurality of
Thereby, as shown in FIG. 5, since the soft ground which is going to wrap around from the bottom of the
[0012]
<C> Excavation and support in the retaining wall (Figs. 1 and 5)
After the
At that time, the excavation work may be performed by digging the ground and the
The excavation process and the support process may be repeated alternately or may be performed simultaneously.
[0013]
[Example 2]
The
For example, if the two
[0014]
[Example 3]
In some cases, the
In this case, since the
Even if the
[0015]
[Example 4]
The edge cut
That is, when the excavation process is repeated several times, excavation work can be facilitated by forming a low-
As an example of the method for forming the edge cut
The soft material is injected so as to be formed in order from the lower edge cut
It is preferable that the
The material of the soft material may be any material that can secure the edge cut
[0016]
[Example 5]
You may arrange | position the water flow means which accept | permits the water flow in the penetration direction in the
When there is a soft soil layer in the ground around
However, since the ground is partitioned in the vertical direction by the construction of the
Thus, as shown in FIG. 9, if the water passing means 60 is provided at a predetermined position in the
This water flow means 60 may be appropriately installed at an arbitrary position in an arbitrary
[0017]
As the water flow means 60, for example, a
The
Since the
Inside the
When the
The
In addition, the
The
[0018]
Next, a method for installing the
After the soil cement or the like forming the
At that time, the
When the
Then, it is pushed by the
Next, water is pumped from the
Then, the
[0019]
If the
Further, the
In addition, the water flow means 60 is not limited to the said
[0020]
【The invention's effect】
Since the present invention is as described above, the following effects can be obtained.
<I> The underground wall is constructed between the opposing mountain retaining walls, and the underground wall is excavated together with the ground between the mountain retaining walls.
For this reason, the earth pressure applied from the outside of the retaining wall can be received by the underground wall, and the earth pressure applied from both sides can be offset.
Therefore, it is possible to avoid deformation of the retaining wall before excavating between the retaining walls, and to prevent breakage associated therewith.
<B> By constructing underground walls between the retaining walls, the ground between the retaining walls is subdivided.
For this reason, it can reduce that a soft ground turns around from the lower part of a mountain retaining wall.
Therefore, excavation of the excavated surface due to slip failure of the ground on the rear side of the mountain retaining wall, that is, heaving can be prevented.
<C> Heaving can be more effectively reduced by constructing a plurality of underground walls intersecting the mountain walls.
<D> If a diverging haunch is provided at the end of the underground wall, stress can be transmitted between the retaining wall and the underground wall without stress concentration on the retaining wall and part of the underground wall. It can be done reliably.
<E> By constructing the mountain retaining wall behind the underground wall, unnecessary portions of the soft underground wall can be scraped off and the retaining wall in contact with the underground wall can be reliably constructed.
<F> By providing the edge cut portion in the underground wall, excavation work between the mountain retaining walls can be performed efficiently.
<G> By providing a water pipe in the underground wall, a water passing function can be imparted to the ground partitioned by the underground wall.
<H> If the underground wall is formed of soil cement, it becomes soft while having a predetermined compressive strength, so that excavation work becomes easy.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an explanatory diagram of a mountain retaining method in Example 1. FIG. 2 is an explanatory diagram of earth pressure acting on a mountain retaining wall and an underground wall. FIG. 3 is an illustration of earth pressure acting on a mountain retaining wall and an underground wall. Explanatory drawing [FIG. 4] Explanatory drawing of the haunch part of the underground wall [FIG. 5] Explanatory drawing of the heaving suppression function [FIG. 6] An explanatory drawing of the mountain retaining method in Example 3. [FIG. FIG. 8 is an explanatory diagram of a mountain retaining method in Example 4. FIG. 9 is an explanatory diagram of a mountain retaining method in Example 5. FIG. 10 is a perspective view of a water conduit. Explanatory drawing [Fig. 12] Explanatory drawing of prior art
Claims (4)
前記地中壁が硬化する前に、前記地中壁内に上方より注入管を所定位置まで挿入し軟質材を注入することにより、前記地中壁内に水平方向へ縁切部を設けることを特徴とする、山留工法。The underground wall is continuously constructed between the mountain walls built in the ground, and the ground wall between the mountain walls together with the underground wall is supported by the underground wall. It is a mountain method that is excavated,
Before the underground wall is hardened, by inserting an injection tube from above into the underground wall to a predetermined position and injecting a soft material, an edge cutout is provided in the horizontal direction in the underground wall. A feature of the Yamadome method.
前記地中壁は、末広状のハンチ部を形成して前記山留壁と連接する事を特徴とする、山留工法。In the mountain retaining method according to claim 1,
The underground wall method is characterized in that the underground wall forms a diverging haunch and is connected to the mountain wall.
前記地中壁は、その貫通方向へ通水を許容する通水手段を設置することを特徴とする、山留工法。In the mountain retaining method according to claim 1 or 2,
The underground wall method, wherein the underground wall is provided with water passage means that allows water to pass therethrough.
前記地中壁は、ソイルセメントで形成することを特徴とする、山留工法。In the mountain retaining method according to any one of claims 1 to 3,
The underground method is characterized in that the underground wall is formed of soil cement.
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