JP3607835B2 - 電子番組情報表示装置及びプログラム記録媒体 - Google Patents
電子番組情報表示装置及びプログラム記録媒体 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3607835B2 JP3607835B2 JP17162099A JP17162099A JP3607835B2 JP 3607835 B2 JP3607835 B2 JP 3607835B2 JP 17162099 A JP17162099 A JP 17162099A JP 17162099 A JP17162099 A JP 17162099A JP 3607835 B2 JP3607835 B2 JP 3607835B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- symbol
- program information
- information display
- electronic program
- program
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Controls And Circuits For Display Device (AREA)
- User Interface Of Digital Computer (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、テレビ放送における番組情報を表示するための電子番組情報表示装置及びプログラム記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
現在、テレビ番組の放送予定は、新聞や雑誌等によって、視聴者に知らされている。ところで、新聞や雑誌の代替となるものとして、EPG(Electrical Program Guide:電子番組ガイド)というものが提案されており、将来的には、そのEPGをも利用して、テレビ番組の放送予定が視聴者に知らされることになる。EPGは、テレビ放送局等から送信されるものであって、現在の新聞や雑誌等に記載されているようなテレビ番組の放送予定のデータであり、番組の放送予定日、時間帯、チャンネル、番組名、出演者、番組に関する詳細情報等が各番組毎に記載されたものである。
【0003】
従来のEPG情報表示例について図5を参照して説明する。図5は従来のEPG情報の表示例を示す図である。このようにテレビ受像機やパソコンのディスプレイにEPG情報が表示される。横方向にチャンネルごとにEPG情報が表示されている。すなわちNHK総合、NHK教育、毎日テレビ、ABCテレビ、関西テレビ、読売テレビの順にEPG情報が表示されている。またEPG情報が表示される時間帯は21時から22時となっている。テレビ受像機にEPG情報が表示されている場合はリモコンを用いて、またパーソナルコンピュータのディスプレイにEPG情報が表示されている場合はマウスを用いて表示画面をスクロールさせることができる。すなわち、21時から22時の時間帯のみならず、12時から14時までの時間帯など、自由に時間帯を変えてEPG情報を表示することが出来る。また横方向に画面をスクロールすることによって現在画面に表示されていないチャンネルのEPG情報を表示することができる。
【0004】
また現在、衛星放送やケーブルテレビなどでは多チャンネルの放送が行われており、その分だけ表示すべき番組情報も増加の一途をたどっている。
【0005】
視聴者は例えばABC放送の22時からの番組である「ニューステーション」の解説を読んで視聴するか視聴しないかを判断する。このように視聴者は番組欄に表示されている文字を読んで、視聴したいかどうかを判断する。
【0006】
上述したような番組表を表示する従来の電子番組情報表示装置を図6を参照して説明する。本従来の技術では、CS(Communication Satelite)放送を受信して、番組を視聴する場合の電子番組情報表示装置を例にあげて説明する。
【0007】
図6は、従来の電子番組情報表示装置の構成を示すブロック図である。
【0008】
電子番組情報表示装置は、CSチューナ1、QPSK復調2、ディスクランブル3、デマルチプレクサ4、トランスポートデコーダ5、MEPG2デコーダ6、チューナブロック制御部7、システム制御部8、EPGデータ管理部9、番組情報デコーダ10、入力部11、EPG画面生成部12、画面合成部13、NTSCエンコーダ14、モニタ15から構成される。
【0009】
CSチューナ1、QPSK復調2、デスクランブル3、デマルチプレクサ3、トランスポートデコーダ5、MPEG2デコーダ6をまとめて以下受信手段70と呼ぶことにする。
【0010】
CSチューナ1は、番組供給事業者から供給された番組がアップリンク局から通信衛星にアップリンクされた後、ダウンリンクされた放送波を受信するチューナである。CS放送は、海外ではDirecTV、PrimStar、BskyB、Canal Plusなどの会社で行われており、また日本ではJSAT(Japan Satelite Inc.)がビジネスを開始している。QPSK(QuadraturePSK,4位相偏移変調)復調2は、PSK(1ビット)に対して同じ周波数の搬送波で2倍の情報量(2ビット)をおくることが出来る変調方式を復調する手段である。デスクランブル3は、ペイ・パー・ビュー(PPV)などの契約形態のためにあるいは著作権主張されているコンテンツのために暗号化されているデータを復号化する手段である。デマルチプレクサ4は、多重化されている番組や番組に関する付加情報を分離する手段である。トランスポートデコーダ5は、MPEG2トランスポートストリームに時分割多重されているAVデータを分離し、エレメンタリーパケットにする手段である。MPEG2デコーダ6は、圧縮されているAVデータを伸長する手段である。
【0011】
チューナブロック制御部7は、受信手段70を制御する手段である。システム制御部8は、電子番組情報表示装置を制御する手段である。EPGデータ管理部9は、番組情報デコーダ10でデコードされたEPG情報の管理を行う手段である。番組情報デコーダ10は、番組に関するEPG情報を分離する手段である。入力部11は、EPG情報をモニタに表示するための操作命令と、チャンネルを選択する命令を視聴者が入力する手段である。EPG画面生成部12は、EPG情報を表示する画面を生成する手段である。画面合成部13は、MPEG2デコーダ6で伸長されたAVデータとEPG画面生成部12で生成されたEPG情報を合成したり、また番組のみまたはEPG表示画面のみを表示するデータを生成する手段である。NTSCエンコーダ14はデジタル形式のAVデータをNTSC方式のアナログ映像音声信号に変換する手段である。モニタ15はNTSC方式の映像信号を画面に表示する手段である。
【0012】
次にこのような従来の電子番組情報表示装置の動作を説明する。
【0013】
通信衛星からダウンリンクされた放送波はCSチューナ1で受信された後、QPSK復調2で復調される。さらにPPVなどの番組や著作権主張されているために暗号化されているデータは、デスクランブル3で暗号を解かれる。このデータは、多重化されているので、デマルチプレクサ4により多重化されている番組や番組に関する付加情報を分離し、番組情報デコーダ10とトランスポートデコーダ5に渡される。トランスポートデコーダ5は、MPEG2トランスポートストリームに時分割多重されているAVデータを分離し、エレメンタリーパケットにし、MPEG2デコーダ6に渡す。さらにMPEG2デコーダは、圧縮されているデータを伸長し、画面合成部13に渡す。
【0014】
番組情報デコーダ10は、番組に付加されているEPG情報を分離し、EPGデータ管理部9に渡す。EPGデータ管理部9は、EPG情報を格納し、必要に応じて格納されているEPG情報の一部または全部をEPG画面生成部12に渡す。EPG画面生成部12は、EPG情報を表示するための画面を生成し、画面合成部13に渡す。
【0015】
画面合成部13は、MPEG2デコーダ6で伸長されたAVデータとEPG画面生成部12で生成されたEPG情報を合成したり、また番組のみまたはEPG表示画面のみを表示するために前述した2種類のデータを合成し、NTSCエンコーダ14に渡す。NTSCエンコーダ14は、デジタル形式のAVデータをNTSC方式のアナログ映像音声信号に変換し、モニタ15に出力する。最後にモニタ15はNTSC方式の映像信号を画面に表示する。
【0016】
以上の処理は入力部11で、電子番組情報表示装置を操作する命令が入力された際に行われる。入力部11は、電子番組情報表示装置本体の操作パネルやリモコン等から入力された命令を電子番組情報表示装置に入力する。この操作命令は、EPGデータ管理部9を介して、システム制御部8に送られる。システム制御部8は、チューナブロック制御部7とEPGデータ管理部9を制御する。チューナブロック制御部7は受信手段70を前述したように制御する。
【0017】
このようにすれば図5に示した番組情報表示例をモニタ15に表示することが出来、このEPG情報に基づいて視聴者はチャンネルを選択したり録画予約したりすることが出来る。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述したように従来のEPG表示例では、EPG情報を表示する時間帯が所定の時刻を中心として、2時間と固定されてしまうという問題がある。すなわち所定の時刻を中心として、未来と過去それぞれ1時間分のEPG情報は画面に表示されるがそれ以外の時間帯のEPG情報はスクロールしないと画面に表示されず、EPG全体を俯瞰することができない。そこでEPG情報のなるべく広い範囲を一度に俯瞰するためにEPG情報を表示する時間幅を2時間でなくて3時間にすることも考えられる。また5時間にすることも考えられる。しかしEPG情報を表示する時間幅を大きくすると、EPG情報を表示するスペースが小さくなる。またチャンネル数が多くある場合には、多くのチャンネルを表示しようとすると、番組欄自体が小さくなり、番組欄に記載される文字が小さくなって見づらくなるといった問題が生じる。
【0019】
EPG情報を一度に画面に表示する時間帯とチャンネル数を増やした場合は、各番組の情報を表示するスペースが小さくなり、EPG情報を表示する文字を小さくしないといけない。このような場合高齢者にとっては小さな文字を読むのが辛くなり、読み辛いEPG情報表示画面になるという課題がある。
【0020】
また、画面に表示する時間帯とチャンネル数を増やさない場合でも、表示する各番組のEPGの情報量を増やすと、表示する文字が小さくなり、高齢者にとって文字が読みにくくなり、結果的にEPG情報が非常に読み辛くなるという課題がある。
【0021】
本発明は従来の電子番組情報表示装置では高齢者にとっては、EPG情報に表示される文字が小さいので、読み辛いという課題を考慮し、高齢者にとってもEPG情報の内容を容易に理解出来る電子番組情報表示装置及びプログラム記録媒体を提供することを目的とするものである。
【0022】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するために、第1の本発明は、番組の放送を受信する受信手段と、
前記受信手段で受信された電子番組情報を標準電子番組情報表示形式で表示する第1電子番組情報表示手段と、
前記標準電子番組情報表示形式に較べて、その電子番組情報の中の少なくともシンボルの部分が拡大し、もしくは新たに少なくともシンボルが追加され、また前記標準電子番組情報表示形式のテキスト部分の全部または一部が変形されもしくは削除される特殊電子番組情報表示形式で、前記電子番組情報を表示する第2電子番組情報表示手段とを備え、
前記第2電子番組情報表示手段は、前記番組の放映時間が所定の時間よりも長い場合、前記シンボルに加えて、前記番組のテキストデータも表示することを特徴とする電子番組情報表示装置である。
また、第2の本発明は、番組の放送を受信する受信手段と、
前記受信手段で受信された電子番組情報を標準電子番組情報表示形式で表示する第1電子番組情報表示手段と、
前記標準電子番組情報表示形式に較べて、その電子番組情報の中の少なくともシンボルの部分が拡大し、もしくは新たに少なくともシンボルが追加され、また前記標準電子番組情報表示形式のテキスト部分の全部または一部が変形されもしくは削除される特殊電子番組情報表示形式で、前記電子番組情報を表示する第2電子番組情報表示手段とを備え、
前記第2電子番組情報表示手段は、前記番組の放映時間が所定の時間よりも長い場合、前記番組内の代表画面を追加表示することを特徴とする電子番組情報表示装置である。
また、第3の本発明は、番組の放送を受信する受信手段と、
前記受信手段で受信された電子番組情報を標準電子番組情報表示形式で表示する第1電子番組情報表示手段と、
前記標準電子番組情報表示形式に較べて、その電子番組情報の中の少なくともシンボルの部分が拡大し、もしくは新たに少なくともシンボルが追加され、また前記標準電子番組情報表示形式のテキスト部分の全部または一部が変形されもしくは削除される特殊電子番組情報表示形式で、前記電子番組情報を表示する第2電子番組情報表示手段とを備え、
前記第2電子番組情報表示手段は、前記番組の放映時間が所定の時間よりも短かい場合、前記シンボル及び前記テキスト部分を表示せず、カーソルが前記番組欄に位置したとき、前記番組欄を拡大して、少なくとも前記シンボルを表示することを特徴とする電子番組情報表示装置である。
また、第4の本発明は、前記シンボルは番組放送に多重化されていることを特徴とする第1〜3の本発明のいずれかの電子番組情報表示装置である。
また、第5の本発明は、前記シンボルは電子番組情報表示装置自らが作成することを特徴とする第1〜3の本発明のいずれかの電子番組情報表示装置である。
また、第6の本発明は、前記受信手段が受信した、所定の時間に放送される前記シンボルと前記シンボルに対応付けられたシンボルIDを保存しておく格納手段を備え、
前記受信手段は、番組放送に多重化されて伝送される番組を一意に特定する番組IDと前記番組に対応するシンボルIDを受信し、
前記第2電子番組情報表示手段は、前記番組IDに対応付けられたシンボルIDで特定されたシンボルを表示することを特徴とする第1〜3の本発明のいずれかの電子番組情報表示装置である。
また、第7の本発明は、前記シンボル及び前記シンボルを一意に特定するシンボルIDが放送とは異なる媒体で提供され、前記媒体を通じて前記シンボル及び前記シンボルIDを受信し保存する読み取り手段と、
前記電子番組情報で番組を一意に特定する番組IDを抽出し前記シンボルIDと対応付ける対応付け手段とを備え、
前記第2電子番組情報表示手段は、前記番組IDに対応付けられたシンボルIDで特定されたシンボルを表示することを特徴とする第1〜3の本発明のいずれかの電子番組情報 表示装置である。
また、第8の本発明は、前記シンボル及び前記番組IDがインターネット経由で提供されることを特徴とする第7の本発明の電子番組情報表示装置である。
また、第9の本発明は、前記シンボル及び前記番組IDが可搬性記録媒体で提供されることを特徴とする第7の本発明の電子番組情報表示装置である。
また、第10の本発明は、前記受信手段は、前記番組を受信し、前記第2電子番組情報表示手段は、受信された前記番組の内容から1画面または複数画面を取り込んで前記シンボルとして利用することを特徴とする第5の本発明の電子番組情報表示装置である。
また、第11の本発明は、前記第2電子番組情報表示手段は、前記番組が所定の回数を単位として一定期間内で順次放映される継続型番組である場合、前記継続型番組で同一の前記シンボルを用いることを特徴とする第1〜10の本発明のいずれかの電子番組情報表示装置である。
また、第12の本発明は、第1〜11の本発明のいずれかの電子番組情報表示装置の各手段の機能をコンピュータで実行させるためのプログラムを格納していることを特徴とするプログラム記録媒体である。
【0036】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0037】
(第1の実施の形態)
第1の実施の形態ではCS放送を受信して、番組を視聴する場合の電子番組情報表示装置を例にあげて説明する。
【0038】
図1は、第1の実施の形態の電子番組情報表示装置の構成を示すブロック図である。
【0039】
電子番組情報表示装置は、CSチューナ1、QPSK復調2、デスクランブル3、デマルチプレクサ4、トランスポートデコーダ5、MPEG2デコーダ6、チューナブロック制御部7、システム制御部8、EPGデータ管理部9、番組情報デコーダ10、入力部11、EPG画面生成部12、画面合成部13、NTSCエンコーダ14、モニタ15、EPGデータデータベース化16、データベースメモリ17、シンボル情報検出18、メモリアクセス制御19、シンボルデータ記憶メモリ20、バッファメモリ21、外部機器制御部22から構成されている。
【0040】
またIEEE1394バス25には、D−VHS23、HDD24が接続された構成となっている。
【0041】
ここで、従来の技術と同様に、CSチューナ1、QPSK復調2、デスクランブル3、デマルチプレクサ4、トランスポートデコーダ5、MPEG2デコーダ6をまとめて受信手段70と呼ぶことにする。
【0042】
システム制御部8は、入力部11から入力された操作命令に基づいて電子番組情報表示装置全体を制御する手段である。外部機器制御部22は、システム制御部8の制御に従って、IEEE1394バス25に接続されている外部機器を制御する手段である。チューナブロック制御部7は、システム制御部8の制御に従って、受信手段70を制御する手段である。
【0043】
受信手段70の各構成要素は、従来の技術で説明したものと同一であるので、ここでは記述を割愛する。
【0044】
EPGデータ管理部9は、システム制御部8の制御に基づいて、EPGデータを管理し、番組を一意に特定するIDとシンボル(シンボルの定義については後述する)を一意に特定するシンボルのIDとの組も管理し、また、入力部11で入力された操作命令をシステム制御部8に中継する手段である。
【0045】
EPGデータデータベース化16は、EPG情報をデータベース化するとともに、番組を一意に特定する番組IDとシンボルを一意に特定するシンボルのIDとを組にしてデータベース化し、シンボルとともに、データベースメモリ17に格納する手段である。データベースメモリ17は、EPGデータデータベース化16でデータベース化されたものを格納する手段である。
【0046】
シンボルデータ情報検出手段18は、デマルチプレクサ4から送られてくるシンボルとシンボルを一意に特定するIDとを検出し、メモリアクセス制御手段19に送る手段である。メモリアクセス制御手段19は、バッファメモリ21に記録されているシンボルにアクセスし、特定のシンボルを選択し、選択されたシンボルを一意に特定するIDを付与する手段である。シンボルデータ記憶メモリ20はバッファメモリ21に記録されているシンボルとシンボルのIDを組にして記録する手段である。バッファメモリ21は、MPEG2デコーダ6で伸長されたAVデータを一時的に記録する手段である。
【0047】
番組情報デコーダ10は、デマルチプレクサ4から送られてくるEPG情報を取り出し、EPGデータデータベース化16に送る手段である。
【0048】
D−VHS23とHDD24は、IEEE1394バス25に接続され、本実施の形態の電子番組情報表示装置の制御に従って録画再生及び録画再生予約を行う手段である。IEEE1394バス25はD−VHS23、HDD24及び本実施の形態の電子番組情報表示装置との間でAVデータとコマンドのやり取りを行う手段である。
【0049】
EPG画面生成部12は、EPG情報を表示する画面データを生成する手段である。画面合成部13は、MPEG2デコーダでデコードされたAVデータとEPG画面生成部12で生成されたEPG画面データを合成したり、また番組のみまたはEPG表示画面のみを表示するデータを生成する手段である。NTSCエンコーダ14はデジタル形式のAVデータをNTSC方式のアナログ映像音声信号に変換する手段である。モニタ15はNTSC方式の映像信号を画面に表示する手段である。
【0050】
次にこのような本実施の形態の動作を説明する。
【0051】
図2に本実施の形態のEPG画面表示例を示す。この画面の説明は後述する。
【0052】
通信衛星からダウンリンクされた放送波はCSチューナ1で受信された後、QPSK復調2で復調される。さらにPPVなどの番組や著作権主張されているために暗号化されているデータは、デスクランブル3で暗号を解かれる。このデータは、多重化されているので、デマルチプレクサ4により多重化されている番組や番組に関する付加情報を分離し、番組情報デコーダ10とシンボルデータ情報検出18とトランスポートデコーダ5に渡される。トランスポートデコーダ5は、MPEG2トランスポートストリームに時分割多重されているAVデータを分離し、エレメンタリーパケットにし、MPEG2デコーダ6に渡す。さらにMPEG2デコーダは、圧縮されているデータを伸長し、バッファメモリ21に渡す。
【0053】
以上の動作は入力部11で、視聴者がチャンネルの選択をおこなった際に実施され、システム制御部8からの命令で、チューナブロック制御部7の制御に基づいて行われる。
【0054】
入力部11は、視聴者が視聴したいチャンネルを指定して、現在放送中の番組を視聴できるようシステム制御部8に指示を出すことも出来るし、またEPG情報をモニタ15に表示するようシステム制御部8に指示を出すことも出来る。EPG情報を表示する場合にも二通りのモードがあって、一つは従来の技術で説明したようなテキストに基づく表示である。もう一つは、高齢者などが容易に理解出来る表示である。なお、本実施の形態のEPG情報を表示するモードのうち従来の技術で説明したようなテキストに基づく表示は請求項1記載の標準電子番組情報表示形式の例であり、高齢者などが容易に理解出来る表示は請求項1記載の特殊電子番組情報表示形式の例である。
【0055】
以下入力部11で、視聴者がEPG情報をモニタ15に表示することを指示し、しかも高齢者でも容易に理解出来るように表示する場合について説明する。
【0056】
この場合、デマルチプレクサ4から送られてきたデータから、シンボルデータ情報検出18でシンボルが検出される。そしてメモリアクセス制御19に送られ、シンボルのIDとともにシンボルデータ記憶メモリ20に記憶される。
【0057】
同時にデマルチプレクサ4は、番組情報デコーダ10にデータを送り、番組情報デコーダ10でEPG情報が検出され、EPGデータデータベース化16でデータベース化される。この時EPGデータデータベース化16は、シンボルデータ記憶メモリのシンボルのIDとEPG情報の番組名を一意に特定する番組IDを組にしてデータベース化する。このように本実施の形態では番組IDとシンボルが同時に送られてくる。
【0058】
EPGデータ管理部9は、EPGデータを管理し、番組を一意に特定するIDとシンボルを一意に特定するシンボルのIDとの組も管理する。このようにEPGデータ管理部9はEPG情報と、IDが付与された番組とその番組IDに対応するシンボルを組にして管理する。
【0059】
さて前述したように図2に高齢者用のEPG情報表示画面の例を示す。EPG画面生成部12は、EPGデータ管理部9で管理されているEPG情報とシンボルからEPG画面データを生成する。EPG画面生成部12は、番組IDに対応するシンボルを番組欄に追加して表示するデータを生成する。また場合によっては、番組名を表示する代わりにその番組に対応するシンボルを番組表示欄に表示するEPG画面データを生成する。また場合によっては、そのシンボルの部分を番組表示欄いっぱいに拡大して表示するよう設定したり、また番組欄が小さい場合には、その番組の出演者などの詳細情報を説明するテキスト等を表示しないようにする。あるいは詳細情報を手短に要約したテキストを表示するようにする。そしてNTSCエンコーダ14を介してモニタ15にEPG画面が表示される。
【0060】
図2の80はアナウンサーが原稿を読んでいるシンボルである。このシンボルを見れば、NHK総合の19時から19時30分までの番組はニュース番組であることが容易に解る。また85は、赤ずきんのシンボルである。このシンボルから85の表している番組は漫画の赤ずきんであることが解る。
【0061】
図2で明らかなように、番組が長時間放送される場合、すなわち番組表示欄の面積が広い場合は、番組に対応するシンボルのみならず番組を紹介するテキスト情報等も表示する。あるいは番組表示欄の面積が広い場合は、前記画面合成部13でEPG画面と、番組の代表画面とが合成されてその番組欄に代表画面を表示することも出来る。81には、世界紀行のシンボルが表示されている。81は一時間番組であり、シンボルが一つ表示されており、余白は空白のまま表示されている。83には葵の紋と水戸黄門のシンボルが表示されている。葵の紋から83の番組は水戸黄門であることが解る。さらに83の水戸黄門は毎日放送の20時から21時まで放送される番組であり、番組表示欄の面積が広いので、葵の紋の下に放送局から送られてきた番組から代表画面を抜き出して表示している。すなわち水戸黄門の顔写真が表示されている。なお番組の代表画面を取り出して、番組欄に表示する場合は第3の実施の形態で説明する。86は、2時間番組であり、野球のバッターのシンボルが表示されている。その上と下にはそれぞれタイガースのマークとジャイアンツのマークが表示されている。このことから86は、タイガース対ジャイアンツのプロ野球中継であることが解る。また87はサーッカーボールのシンボルと、ガンバとレイソルのロゴが表示されている。このことから87はJリーグの試合の中継であり、ガンバとレイソルが対戦することが解る。ガンバとレイソルはテキストをシンボルに変換して表示した例である。
【0062】
しかし、番組表示欄は必ずしも十分面積が広いとは限らない。天気予報や、ニュース番組など番組放映時間の短い番組もある。このような場合番組表示欄の面積は小さくなる。この場合は、番組を表すシンボルもテキストも表示しない。ただし、入力部11でカーソルを移動し、その指示がEPGデータ管理部9からEPG画面生成部12を経由し、画面合成部13、NTSCエンコーダ14からモニタに15に表示された場合に、カーソルを移動して面積の小さい番組表示欄に位置した時には、その番組欄を拡大して番組に対応するシンボルを表示する。またその番組欄を十分大きく拡大できる場合には出演者などを説明する番組詳細情報を表示する。ただしカーソルの移動は入力部11を構成するリモコンまたは本実施の形態の電子番組情報表示装置に配備されている操作パネルにより行う。図2の84は。番組表示欄の面積が小さい番組の上にカーソルが位置しているときに番組欄を拡大して表示している例である。84のシンボルから明らかなように、この番組は天気予報であることが解る。
【0063】
図3にリモコンの例を示す。
【0064】
図3において、カーソルは、未来プログラムへ51、過去プログラムへ48、Ch切り替え49、Ch切り替え50の各ボタンを押すことにより、それぞれ、上向き、下向き、左向き、右向きに移動する。なお図3のリモコンは、種々のモード切り替えが出来る。例えばEPG情報表示画面のスクロールを行うことが出来る。またカーソルをEPG画面上で移動し、番組欄を選択することによって、番組の録画、再生、録画予約、視聴予約などを行うことが出来る。またそれらの処理を行う際、HDDやVCRなどの記録再生装置を選択することなども出来る。リモコンについては、第3の実施の形態で再び説明する。
【0065】
このように、本実施の形態によれば、高齢者でも番組情報を容易に理解出来、多チャンネル対応の放送でも容易に番組を選択し視聴することが出来る。
【0066】
なお、番組を表すシンボルは、その番組を連想により特定出来るようなものであればよく、例えば野球の中継の場合には選手がバットをふっているようなシンボルであればよい。さらにそのシンボルに簡単なgifアニメーションを適用し、選手が実際にバットを降っているこま送りのシンボルを表示することも出来る。
【0067】
さらに、番組IDとそのIDに対応するシンボルの入手先は、放送局から送られてくるものに限るものではなく、例えばインターネットの配信サービスやテレビ番組情報雑誌などに付属するCD−ROMやフロッピーディスクなどの可搬性記録媒体なども利用することが出来る。この場合、番組IDとそのIDに対応するシンボルを記録媒体やインターネットの配信サービルから読み取る読み取り手段と、EPG情報から抽出した番組IDとシンボルIDを対応付ける対応つけ手段とを本実施の形態に加えて備える。そして、読み取り手段で読み取られた番組IDとそのIDに対応するシンボルは、対応付け手段によって対応付けられた番組IDとシンボルID、及びそのシンボルIDに対応するシンボルはシンボルデータ記憶メモリ20に格納される。これ以降は本実施の形態と同様である。
【0068】
さらに、番組IDとそのIDに対応するシンボルは、CSチューナ1が受信する番組の内容を、放送するチャンネルから入手する構成にすることも出来る。また、IDとそのIDに対応するシンボルは、CSチューナ1が受信するプロモーションチャンネルから入手するように構成することの出来る。
【0069】
さらに、本実施の形態ではCS放送を例にあげて説明したが、ケーブルテレビなどでもよく、要するにEPG情報を有する放送規格でありさえすればよい。
【0070】
さらにヨーロッパ等のアナログ放送の場合、VPS(Video Programm System)やPDC(Programm Delivery Control)などの規格で定められているように番組ラベルを用いるものがある。番組ラベルは、各番組毎に固有な値を持つ必要があるので、通常その番組を放送する放送局のコードとその番組が放送を開始する月、日、時、分とより生成される。このような番組ラベルを番組を一意に特定する番組IDに用いることも可能である。
【0071】
(第2の実施の形態)
次に第2の実施の形態について図1を参照して説明する。
【0072】
本実施の形態では第1の実施の形態との相違点を中心に説明する。
【0073】
本実施の形態では、第1の実施の形態とは異なり、シンボルがEPG情報に先だって予め送られてきており、そのシンボルを番組と対応付けることによってEPG情報を表示する場合を説明する。
【0074】
本実施の形態の構成は第1の実施の形態と同一であるので説明を省略する。
【0075】
次に本実施の形態の動作のうち第1の実施の形態との相違点を中心に説明する。 まず、CSチューナ1は、一定の期間例えば1週間毎に、番組を表すシンボルとそのシンボルのIDを受信する。受信されたシンボルとシンボルのIDは第1の実施の形態と同様にしてシンボルデータ記憶メモリ20に記憶される。
【0076】
次にCSチューナ1は、番組を一意に特定する番組IDとシンボルのIDとの組情報を受信し、第1の実施の形態と同様にしてEPGデータデータベース化16でその組情報もデータベースメモリ17にデータベースとして格納する。EPG画面生成部12は、EPGデータ管理部9で管理されたデータベースをもとに番組IDとシンボルのIDとの組情報からEPG画面を生成し、第1の実施の形態と同様にモニタ15に表示する。
【0077】
本実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様に、高齢者でも番組情報が容易に理解出来、多チャンネル対応の放送でも容易に番組を選択し視聴することが出来る。またシンボルをいくつかの番組で使い回しすることが出来るので、シンボルデータ記憶メモリ20で記憶するシンボルを少なくすることが出来、シンボルデータ記憶メモリ20を有効利用することが出来る。
【0078】
(第3の実施の形態)
次に第3の実施の形態について図1を参照して説明する。
【0079】
本実施の形態では、番組を表すシンボルが放送局から送られてくるのではなく、放送局からおくられてくる番組の画像から作成する場合を説明する。さらにEPG表示画面を使用して外部機器を操作する場合を説明する。
【0080】
本実施の形態の構成は第1の実施の形態と略同一である。第1の実施の形態との相違点を中心に説明する。
【0081】
図1に本実施の形態の電子番組情報表示装置を示す。
【0082】
前述したように、バッファメモリ21は、MPEG2デコーダで伸長された番組のAVデータを一時的に記録し、記録したAVデータはメモリアクセス制御手段19にアクセスされ、シンボルデータ記憶メモリ20にシンボルとして記憶され、その際シンボルを一意に特定するIDもシンボルデータ記憶手段20に記憶される。
【0083】
次にこのような本実施の形態の動作を説明する。
【0084】
本実施の形態ではCSチューナ1で受信したチャンネルの番組やEPG情報を用いて番組を表すシンボルを本実施の形態の電子番組情報表示装置自らが作成する。まず、MPEG2デコーダから得られるAVデータをバッファメモリ21に一時的に記録する。そして、デマルチプレクサ4から得られる情報がシンボルデータ情報検出18に渡される。シンボルデータ情報検出18にはどの番組のどの画面をシンボルとして使用するかの指示が送られてきている。これは放送局から送られてくるものである。この指示に従って、バッファメモリから画面を特定し、シンボルデータ記憶メモリ20に格納する。それと同時にメモリアクセス制御19は選別した画面をシンボルとして一意に特定するためのIDもシンボルデータ記憶メモリ20に格納する。このようにしてEPG情報を表示するシンボルとシンボルを一意に特定するIDがシンボルデータ記憶メモリ20に格納される。
【0085】
番組情報デコーダ10は、デマルチプレクサ4からEPG情報を分離し、EPGデータデータベース化16に送る。それと同時にシンボルデータ記憶メモリ20もシンボルとシンボルのIDをEPGデータデータベース化16に送る。
【0086】
EPGデータデータベース化16は、これらの情報をもとにデータベースを作成し、データベースメモリ17に格納する。
【0087】
入力部11は、チャンネルを選択して番組を視聴したり、従来の技術で説明したEPG画面を表示するよう指示したり、あるいは、高齢者向けのEPG画面を表示したり指示する。
【0088】
本実施の形態では入力部11が高齢者向けのEPG画面を表示するように指示した場合を説明する。
【0089】
入力部11で、視聴者が、高齢者向けのEPG画面を表示するように指示した場合、EPGデータ管理部9は、データベースメモリ17から、データベースを参照し、EPGデータデータベース化16で必要なデータをEPGデータ管理部に送る。ここで必要なデータとは、EPG画面に表示する時間帯、チャンネル、番組ID、シンボルのID等である。EPGデータ管理部9は、このようなデータを用いてEPG画面を作成する。作成方法は、番組IDと対応しているシンボルのIDを用いて第1の実施の形態で説明したことと同様のことを行う。
【0090】
また、EPGデータ管理部9は、例えば毎週放送されるようなドラマ等の連続番組に対しては、毎回同一のシンボルを用いるようにEPG画面を構成する。そして、EPG画面生成部12は、EPGデータ管理部9から送られてくる情報に基づき実際のEPG表示画面のレイアウトを行う。このレイアウト例も第1の実施の形態で説明したものと同一である。
【0091】
図2の82にはスパゲッティーのシンボルの上に今日の料理と書かれている。このシンボルは放送局から送られてくる番組から抜き出した例である。また前述したように83の水戸黄門の顔写真も放送局から送られてくる番組から抜き出した例である。81は、世界紀行のタイトル画面を番組表示欄に表示した例である。
【0092】
画面合成部13で現在放送されている画面と合成を行ったり、あるいはEPG画面のみを表示するように設定する。そしてNTSCエンコーダ14に渡し、実際にモニタ15に表示する。
【0093】
また入力手段11は、EPG表示画面をカーソルで移動し、番組を選択することによって録画や録画予約、あるいは再生、再生予約をすることが出来る。カーソルで番組表示欄の番組を表すシンボルを選択するとその情報は外部機器制御部22に渡り、D−VHS23あるいはHDD24に録画予約等が行われる。入力手段11での操作はリモコンあるいは本実施の形態の電子番組情報表示装置本体で行われる。
【0094】
このようなリモコンの例を図3に示し、簡単にリモコンによる操作を説明する。デバイス41は、D−VHS23かHDD24かを選択する手段であり、このボタンを押すと、EPG表示画面のサブメニューが現れ、D−VHS23かHDD24を選択することが出来る。Ch切り替え49、過去プログラムへ48、Ch切り替え50、未来プログラムへ51は、EPG画面に表示されるカーソルの移動に用いることが出来る。また、モード切替56によってEPG画面をスクロールするモードにすると、Ch切り替え49、過去プログラムへ48、Ch切り替え50、未来プログラムへ51は、EPG画面表示をスクロールするのに用いることが出来る。カーソルを録画予約したい番組欄に位置するように移動し、録画45を押せば、録画予約を行うことが出来る。
【0095】
このように本実施の形態によれば高齢者でも番組情報が容易に理解出来、多チャンネル対応の放送でも容易に番組を選択し視聴することが出来る。
【0096】
なお、本実施の形態ではIEEE1394バスにはD−VHSとHDDが接続されているとして説明したが、これに限らず光ディスク装置、DVDーRAM、AVデータを記録再生出来るパーソナルコンピュータ(PC)など要するに一台もしくは複数台の記録再生出来る装置が接続されていさえすればよい。
【0097】
(第4の実施の形態)
次に第4の実施の形態について図4を参照して説明する。
【0098】
本実施の形態では、第1〜第3の実施の形態で用いられたシンボルの定義を行う。
【0099】
通常の文字またはテキストは、読み手が文字またはテキストを読むことによって解釈し、その意味するところを理解するものである。
【0100】
これに対してシンボルは、それを見る人の連想によって内容を伝えるためのシンボルである。
【0101】
つまり文字またはテキストは、読み手の解釈が必要となるが、シンボルは連想によってその意味を伝えることが出来る。
【0102】
以上をまとめると図4の(a)のようになる。
【0103】
またシンボルの例としては、番組のシーンのうちその番組を特定できる画面の縮小画像、ロゴ、飾り文字、ビットマップ、画像、イラストなどである。
【0104】
以上をまとめると図4の(b)のようになる。
【0105】
番組を特定できる画面の縮小画像としては、例えば漫画の場合であれば漫画に登場する主人公のキャラクターを画像にすれば何の番組かを知ることが出来る。相撲などであれば力士が相撲をしている場面を画像にすれば相撲の番組であることを知ることが出来る。あるいは力士が相撲をとっている場面のイラストでも構わないし、漫画に登場する主人公のイラストでもよい。
【0106】
しかもこのように定義されたシンボルを番組欄に収まる範囲で大きく表示すれば、高齢者でも連想を働かして容易に理解出来る。
【0107】
またシンボルは番組名を表すのみならず、番組のジャンルを表すのにも使用することが出来る。
【0108】
ただし、高齢者向けであるので、これらのシンボルは小さくては見にくいのである程度大きいものが必要である。
【0109】
要するに本実施の形態で説明したシンボルとは、見る人の連想によって内容を伝えることが出来るものであればどんなものであっても構わない。
【0110】
なお、本実施の形態のCSチューナ、QPSK復調、デスクランブル、デマルチプレクサ、トランスポートデコーダ、MPEG2デコーダは本発明の受信手段の例であり、本実施の形態のEPGデータ管理部、EPG画面生成部、画面合成部は本発明の第1電子番組情報表示手段の例であり、本実施の形態のEPGデータ管理部、EPG画面生成部、画面合成部も本発明の第2電子番組情報表示手段を兼ねており、本実施の形態のシンボルデータ記憶メモリは本発明の格納手段の例である。また本実施の形態のEPG情報は本発明の電子番組情報の例である。
【0111】
さらに、本実施の形態ではCS放送を例にあげて説明したがこれに限らず、ケーブルテレビジョン放送や地上波による放送など、要するに、EPGを利用できる放送でありさえすればよい。
【0112】
さらにEPG情報とシンボルは、本実施の形態で説明したように、放送局からの番組内容送信チャンネルやプロモーションチャンネルから得られるものやインターネットから得られるものに限らない。CDーROMなどの記録媒体からEPG情報やシンボルを本発明の電子番組情報表示装置に入力するものであっても構わない。
【0113】
さらに、第1の実施の形態や第2の実施の形態ではシンボルは放送局から送られるものを用いた。また第3の実施の形態ではシンボルを本実施の形態の電子番組情報表示装置が作成した。しかしこれに限らず同時に一部のシンボルを放送局からおくられてくるものを使用し、また一部のシンボルを本実施の形態の電子番組情報表示装置で作成してもよい。
【0114】
さらに本発明の電子番組情報表示装置を構成する各手段は専用のハードウェアを用いてその機能を実現しても構わないし、またコンピュータのプログラムによってソフトウェア的に実現しても構わない。
【0115】
さらに本発明の電子番組情報表示装置に各手段の全部または一部の機能をコンピュータで実行させるためのプログラムを記録したことを特徴とするプログラム記録媒体も本発明に属する。
【0116】
【発明の効果】
以上説明したところから明らかなように、本発明は高齢者にとってもEPG情報の内容を容易に理解出来る電子番組情報表示装置及びプログラム記録媒体を提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1〜3の実施の形態における情報表示装置の構成を示すブロック図
【図2】本発明の第1〜3の実施の形態における電子番組情報表示装置で表示したEPG画面の表示例を示す図
【図3】本発明の第1〜3の実施の形態における電子番組情報表示装置を操作するリモコンを示す図
【図4】(a)本発明の第1〜4の実施の形態で使われるシンボルの意味を説明をする図
(b)本発明の第1〜4の実施の形態で使われるシンボルの例を説明する図
【図5】従来のEPG表示画面の表示例を示す図
【図6】従来の情報表示装置の構成を示すブロック図
【符号の説明】
1 CSチューナ
2 QPSK復調
3 デスクランブル
4 デマルチプレクサ
5 トランスポートデコーダ
6 MPEG2デコーダ
7 チューナブロック図
8 システム制御部
9 EPGデータ管理部
11 入力部
12 EPG画面生成部
13 画面合成部
14 NTSCエンコーダ
15 モニタ
16 EPGデータデータベース化
17 データベースメモリ
18 シンボルデータ情報検出
19 メモリアクセス制御手段
20 シンボルデータ記憶メモリ
21 バッファメモリ
22 外部機器制御部
23 D−VHS
24 HDD
25 IEEE1394バス
Claims (12)
- 番組の放送を受信する受信手段と、
前記受信手段で受信された電子番組情報を標準電子番組情報表示形式で表示する第1電子番組情報表示手段と、
前記標準電子番組情報表示形式に較べて、その電子番組情報の中の少なくともシンボルの部分が拡大し、もしくは新たに少なくともシンボルが追加され、また前記標準電子番組情報表示形式のテキスト部分の全部または一部が変形されもしくは削除される特殊電子番組情報表示形式で、前記電子番組情報を表示する第2電子番組情報表示手段とを備え、
前記第2電子番組情報表示手段は、前記番組の放映時間が所定の時間よりも長い場合、前記シンボルに加えて、前記番組のテキストデータも表示することを特徴とする電子番組情報表示装置。 - 番組の放送を受信する受信手段と、
前記受信手段で受信された電子番組情報を標準電子番組情報表示形式で表示する第1電子番組情報表示手段と、
前記標準電子番組情報表示形式に較べて、その電子番組情報の中の少なくともシンボルの部分が拡大し、もしくは新たに少なくともシンボルが追加され、また前記標準電子番組情報表示形式のテキスト部分の全部または一部が変形されもしくは削除される特殊電子番組情報表示形式で、前記電子番組情報を表示する第2電子番組情報表示手段とを備え、
前記第2電子番組情報表示手段は、前記番組の放映時間が所定の時間よりも長い場合、前記番組内の代表画面を追加表示することを特徴とする電子番組情報表示装置。 - 番組の放送を受信する受信手段と、
前記受信手段で受信された電子番組情報を標準電子番組情報表示形式で表示する第1電子番組情報表示手段と、
前記標準電子番組情報表示形式に較べて、その電子番組情報の中の少なくともシンボルの部分が拡大し、もしくは新たに少なくともシンボルが追加され、また前記標準電子番組情報表示形式のテキスト部分の全部または一部が変形されもしくは削除される特殊電子番組情報表示形式で、前記電子番組情報を表示する第2電子番組情報表示手段とを備え、
前記第2電子番組情報表示手段は、前記番組の放映時間が所定の時間よりも短かい場合、前記シンボル及び前記テキスト部分を表示せず、カーソルが前記番組欄に位置したとき、前記番組欄を拡大して、少なくとも前記シンボルを表示することを特徴とする電子番組情報表示装置。 - 前記シンボルは番組放送に多重化されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の電子番組情報表示装置。
- 前記シンボルは電子番組情報表示装置自らが作成することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の電子番組情報表示装置。
- 前記受信手段が受信した、所定の時間に放送される前記シンボルと前記シンボルに対応付けられたシンボルIDを保存しておく格納手段を備え、
前記受信手段は、番組放送に多重化されて伝送される番組を一意に特定する番組IDと前記番組に対応するシンボルIDを受信し、
前記第2電子番組情報表示手段は、前記番組IDに対応付けられたシンボルIDで特定されたシンボルを表示することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の電子番組情報表示装置。 - 前記シンボル及び前記シンボルを一意に特定するシンボルIDが放送とは異なる媒体で提供され、前記媒体を通じて前記シンボル及び前記シンボルIDを受信し保存する読み取り手段と、
前記電子番組情報で番組を一意に特定する番組IDを抽出し前記シンボルIDと対応付ける対応付け手段とを備え、
前記第2電子番組情報表示手段は、前記番組IDに対応付けられたシンボルIDで特定されたシンボルを表示することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の電子番組情報表示装置。 - 前記シンボル及び前記番組IDがインターネット経由で提供されることを特徴とする請求項7記載の電子番組情報表示装置。
- 前記シンボル及び前記番組IDが可搬性記録媒体で提供されることを特徴とする請求項7記載の電子番組情報表示装置。
- 前記受信手段は、前記番組を受信し、前記第2電子番組情報表示手段は、受信された前記番組の内容から1画面または複数画面を取り込んで前記シンボルとして利用することを特徴とする請求項5記載の電子番組情報表示装置。
- 前記第2電子番組情報表示手段は、前記番組が所定の回数を単位として一定期間内で順次放映される継続型番組である場合、前記継続型番組で同一の前記シンボルを用いることを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の電子番組情報表示装置。
- 請求項1〜11のいずれかに記載の電子番組情報表示装置の各手段の機能をコンピュータで実行させるためのプログラムを格納していることを特徴とするプログラム記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17162099A JP3607835B2 (ja) | 1999-06-17 | 1999-06-17 | 電子番組情報表示装置及びプログラム記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17162099A JP3607835B2 (ja) | 1999-06-17 | 1999-06-17 | 電子番組情報表示装置及びプログラム記録媒体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000358200A JP2000358200A (ja) | 2000-12-26 |
JP3607835B2 true JP3607835B2 (ja) | 2005-01-05 |
Family
ID=15926560
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17162099A Expired - Fee Related JP3607835B2 (ja) | 1999-06-17 | 1999-06-17 | 電子番組情報表示装置及びプログラム記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3607835B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002344834A (ja) * | 2001-05-16 | 2002-11-29 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | デジタル放送対応受信端末装置 |
JP4005374B2 (ja) | 2002-01-22 | 2007-11-07 | 富士通テン株式会社 | デジタル放送受信機 |
JP4575070B2 (ja) * | 2004-07-30 | 2010-11-04 | 株式会社東芝 | 放送受信装置 |
JP4366392B2 (ja) | 2006-10-24 | 2009-11-18 | キヤノン株式会社 | 番組表生成装置及び方法、並びに、コンピュータプログラム |
JP6363015B2 (ja) * | 2014-12-26 | 2018-07-25 | 東芝映像ソリューション株式会社 | 電子機器及び表示方法 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08289201A (ja) * | 1995-04-17 | 1996-11-01 | Sony Corp | 電子番組ガイド伝送装置および方法、電子番組ガイド受信装置および方法並びに電子番組ガイド表示方法 |
JP3385342B2 (ja) * | 1996-03-29 | 2003-03-10 | 松下電器産業株式会社 | 放送受信装置 |
JPH1098656A (ja) * | 1996-09-20 | 1998-04-14 | Fujitsu General Ltd | 衛星放送受信装置 |
JPH10304320A (ja) * | 1997-04-25 | 1998-11-13 | Kenwood Corp | ディジタル放送受信機 |
JP3780079B2 (ja) * | 1997-10-29 | 2006-05-31 | 株式会社日立製作所 | ディジタル信号送信装置および受信装置 |
JPH11155110A (ja) * | 1997-11-21 | 1999-06-08 | Nec Corp | 番組表表示装置及び方法 |
-
1999
- 1999-06-17 JP JP17162099A patent/JP3607835B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2000358200A (ja) | 2000-12-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4596485B2 (ja) | 第1および第2の形式のプログラムを処理するための装置並びに方法 | |
US7810119B2 (en) | Method for searching of an electronic program guide | |
EP1407597B1 (en) | System and method for simplifying different types of searches in electronic program guide | |
JP4466985B2 (ja) | 番組ガイド情報表示方法 | |
US20050076367A1 (en) | System and method for creating user profiles | |
US20040078806A1 (en) | System and method for displaying a summary menu of stored user profiles | |
US20040073922A1 (en) | System and method for distinguishing between indentically titled programs | |
JP3607835B2 (ja) | 電子番組情報表示装置及びプログラム記録媒体 | |
JP2002271710A (ja) | デジタル放送受信装置 | |
EP1197076B1 (en) | Program guide processing | |
JP2003092712A (ja) | 電子番組情報処理装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040127 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040326 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20040928 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20041008 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071015 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081015 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091015 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091015 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101015 Year of fee payment: 6 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |