JP3607473B2 - 伝送路切替装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は現用および予備の2系統の伝送路を備えた通信網に利用する。本発明は無効となる現用から予備への伝送路切替えを回避する技術に関する。本発明は現用および予備の伝送路の伝搬時間が異なる場合に利用するに適する。
【0002】
【従来の技術】
信号の伝送路に現用および予備の2系統の伝送路を設け、現用の伝送路の障害発生時に予備の伝送路を確保することが広く行われている。この従来例を図3ないし図5を参照して説明する。図3は従来例の伝送路切替装置のブロック構成図である。図4は伝送路切替装置が適用される通信網の概念図である。図5は従来例の伝送路切替装置の動作を示すフローチャートである。
【0003】
以下では光信号を扱う通信網およびノードについて説明するが、本発明の適用範囲を光信号を扱う通信網およびノードに限定するものではない。図3に示す従来の伝送路切替装置は、入力光伝送路1および出力光伝送路2に、それぞれ現用の伝送路1a、2a、予備の伝送路1b、2bを備え、入力光伝送路1の現用の伝送路1a、予備の伝送路1bのそれぞれに対し、信号の状態を検出する状態検出部11a、11b、切替制御部13、切替部21を備え、さらに、切替部21により選択された伝送路からの光信号を入力し、その光信号を所望の出力光伝送路2に振り分ける光クロスコネクト部31を備える。切替制御部13は、状態検出部11aおよび11bの検出結果にしたがって切替部21に切替命令を通知する。
【0004】
入力光伝送路1の現用の伝送路1a、予備の伝送路1bには波長λ〜λというM波の光信号が波長多重されており、現用の伝送路1a、予備の伝送路1bには同一の信号がそれぞれ伝送されている。これは前段のノードにおける光クロスコネクト部31で所望の出力光伝送路2に振り分け、波長多重した後に、光信号を現用の伝送路2a、予備の伝送路2bに分配することにより実現される。
【0005】
通信網の概念としては図4に示すように、図3に示した伝送路切替装置をそれぞれ含むノード51〜54と、現用の伝送路61〜63、予備系の伝送路61′〜63′とからなり、信号チャネル71〜74、71′〜74′が設定されている。ただし、本明細書における信号チャネル71′〜74′は予備伝送路を通る信号を説明上表しているものであり、各信号チャネルの予備を示すものではない。信号チャネル71〜74、71′〜74′にはそれぞれ、波長λ、λ、λ、λが割当てられている。
【0006】
また、各伝送路61〜63、61′〜63′には設定されている(波長多重されている)信号チャネル数が定義されている。伝送路61(61′)、62(62′)、63(63′)にはそれぞれ波長多重数2、2、4が定義される。
【0007】
ここでは、各伝送路61〜63、61′〜63′において予備の伝送路61′〜63′は現用の伝送路61〜63よりも伝送路長が長く、伝搬時間がδ長いと想定する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
従来の伝送路切替装置の動作を図5を参照して説明する。図5は従来の伝送路切替装置の動作を示すフローチャートである。いま、図4における各伝送路61〜63、61′〜63′において図3に示した入力光伝送路1の現用の伝送路1a、予備の伝送路1bの両者には故障がなく、切替部21により現用の伝送路1a上の光信号が選択され、光クロスコネクト部31に入力されているものとする(S1)。
【0009】
ここで、伝送路61に障害が発生した場合にノード54に着目する。伝送路61の障害により、伝送路63では現用の伝送路1aにおける信号チャネル71および72が失われる。
【0010】
すなわち、ノード54で見た場合に、伝送路63には4個の信号チャネル71〜74があるはずなのに、2個の信号チャネル73および74しかないことになる。したがって、ノード54の状態検出部11aにおいて波長数不一致、すなわち信号の異常状態が検出され、この信号の異常状態は状態通知信号線12aを介して切替制御部13に通知される(S2)。ここで、予備の伝送路1bの信号の状態が判断され(S4)、「予備正常状態」であれば予備の伝送路1bへの切替えが実行される(S5)。ここで、信号の異常状態とは、伝送路障害などによる信号の全断あるいは一部断および品質劣化などのことをいう。
【0011】
ところが実際には伝送路63にはまったく障害はなく、障害が発生したのは伝送路61である。このような事態は、ノード53において瞬時に現用の伝送路1aから予備の伝送路1bへの切替えが実行されることにより回避することができる。しかし、現実には障害検出時間とこれを受けて伝送路を切替えるために要する時間とがどうしても必要となり、瞬時に切替えを行うことは不可能である。ノード54において行われたこの不要な切替えは、ノード54以降の下流に配置された多数のノードにおいても同様に行われる。
【0012】
また、別の例として、伝送路61および61′の双方に同時に障害が発生した場合を想定し、ノード53からみることにする。このとき、伝送路61と伝送路61′との間に伝搬時間差δが存在し、しかも伝送路61′の伝搬時間の方が伝送路61の伝搬時間よりも長い場合には、伝送路61の信号の異常状態が検出された時点で、伝送路61′の信号に異常状態は検出されていない(S4、予備正常状態)。
【0013】
したがって、切替制御部13は現用の伝送路1a(伝送路61)のみの障害と判断し、制御通知信号線14を介して切替部21に伝送路の切替命令が通知され、切替部21により予備の伝送路1b(伝送路61′)が選択され、切替が実行される(S5)。
【0014】
しかし、このときノード53においては、伝搬時間差δ経過後には予備の伝送路1b(伝送路61′)に対応する状態検出部11bでも現用の伝送路1a(伝送路61)と同様に波長数不一致が検出される。したがって、伝送路61における障害に対し、ノード53における切替部21での現用の伝送路1aから予備の伝送路1bへの伝送路切替による信号チャネルの救済は行われない。すなわち、ノード53における伝送路61の伝送路切替は不要なものである。同様な伝送路切替が信号チャネル71、72の経路上のノード54以降の下流ノードでも行われることになる。以上のような理由から、波長多重通信網全体において多くの不要な伝送路切替が生じることになる。
【0015】
また、通信網において、伝送路切替は伝送路切替えをサポートしている各ノードにとって、通信の確保のために優先度の高い動作の1つである。このため、無効となる伝送路切替動作が多数の伝送路に対して行われることはノード制御部(図示せず)の負荷が無駄に高くなることになる。
【0016】
ここで、このノードの負荷への影響の一例を説明する。図3に示した伝送路切替装置の切替部21には、実際には、図示していない多数の伝送路が他にも収容されている。いま、現用の伝送路1aに障害が発生し、予備の伝送路1bに切替えを要する伝送路があるときに、上述したような不要な伝送路切替えが実行された場合には、真に切替えが必要である伝送路の信号チャネルの救済が不要な伝送路切替えのために遅延させられる事態が発生する場合がある。この間に、真に切替えが必要である伝送路では信号(情報)の欠落が発生する。
【0017】
本発明は、このような背景に行われたものであって、現用の伝送路と予備の伝送路とに伝搬時間差がある場合に、前述したような不要な伝送路切替を行わない伝送路切替装置を提供することを目的とする。本発明は、有効な伝送路切替えと無効な伝送路切替えとを区別して有効な伝送路切替えを実行することができる伝送路切替装置を提供することを目的とする。本発明は、網資源を有効に利用することができる伝送路切替装置を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】
本発明の伝送路切替装置は、現用の伝送路から予備の伝送路に伝送路切替えを行うときに、現用の伝送路と予備の伝送路との伝送路長差に伴う伝搬時間差δを考慮に入れ、現用の伝送路において信号の異常状態を検出した場合に、伝搬時間差δを考慮した時間ΔT後に、改めて現用および予備の伝送路の信号の状態検出を行い、無効となる不要な伝送路切替えを行わないことを特徴とする。これにより、有効な伝送路切替えと無効な伝送路切替えとを区別して有効な伝送路切替えを実行することができる。したがって、網資源を有効に利用することができる。
【0019】
すなわち、本発明は伝送路切替装置であって、同一信号が伝送される二つの伝送路のうちの一方を現用の伝送路として選択する手段と、この現用の伝送路および予備となる他方の伝送路のそれぞれについて信号の状態を検出する手段とを備え、前記選択する手段は、前記検出する手段の検出結果にしたがって前記現用の伝送路の信号が異常状態となり前記予備の伝送路の信号が正常状態のときには前記現用の伝送路から前記予備の伝送路に切替える手段と、前記検出する手段の検出結果にしたがって前記現用の伝送路および前記予備の伝送路の双方ともに信号が異常状態であるときには前記切替える手段の切替えを禁止する手段とを含む伝送路切替装置である。
【0020】
ここで、本発明の特徴とするところは、前記検出する手段は、前記現用の伝送路の信号の異常状態を検出してから時間ΔT経過後に前記現用の伝送路および前記予備の伝送路の信号の状態を改めて検出するタイマ手段を備えたところにある。
【0021】
前記時間ΔTは、前記二つの伝送路の伝搬時間差δに予備時間αを加算した値に設定されることが望ましい。また、前記伝搬時間差δは、あらかじめ実測により設定されることが望ましい。
【0022】
ここで、予備時間αは、例えば、あるノードにおける障害検出時間と伝送路切替時間との和として設定することができる。これにより、このノードにおける伝送路切替が終了し伝搬時間差δを経て到来する信号の状態をこのノードの下流のノードにおいて検出するための遅延時間ΔTを適正な値に設定することができる。なお、この予備時間αは切替により失う情報の許容量から適宜設定されることがよい。
【0023】
【発明の実施の形態】
発明の実施の形態を図1を参照して説明する。図1は本発明実施例の伝送路切替装置のブロック構成図である。
【0024】
本発明は伝送路切替装置であって、同一信号が伝送される二つの伝送路1aおよび1bのうちの一方を現用の伝送路1aとして選択する手段である切替制御部13および切替部21と、この現用の伝送路1aおよび予備となる他方の伝送路1bのそれぞれについて信号の状態を検出する手段である状態検出部11aおよび11bとを備え、切替制御部13は、状態検出部11aおよび11bの検出結果にしたがって現用の伝送路1aの信号が異常状態となり予備の伝送路1bの信号が正常状態のときには切替部21に切替命令を通知して現用の伝送路1aから予備の伝送路1bに切替え、現用および予備の伝送路1aおよび1bの双方ともに信号が異常状態であるときには切替部21の切替えを禁止する伝送路切替装置である。
【0025】
ここで、本発明の特徴とするところは、状態検出部11bは、現用の伝送路1aの信号の異常状態を検出してから時間ΔT経過後に現用の伝送路1aおよび予備の伝送路1bの信号の状態を改めて検出するタイマ15を備えたところにある。
【0026】
時間ΔTは、二つの伝送路1aおよび1bの伝搬時間差δに予備時間αを加算した値に設定される。この伝搬時間差δは、あらかじめ実測により設定される。また、予備時間αは切替により失う情報の許容量から適宜設定される。
【0027】
【実施例】
本発明実施例を図1、図2および図4を参照して説明する。図1および図4は前述のとおりである。図2は本発明実施例の伝送路切替装置の動作を示すフローチャートである。
【0028】
図1に示す本発明実施例の伝送路切替装置のブロック構成図は、図3により示した従来の伝送路切替装置のブロック構成図にタイマ15が追加された構成である。タイマ15には、現用の伝送路1aの状態検出部11aの状態通知信号線を介して信号の状態が通知される。通知される信号の状態が現用の伝送路1aの信号の異常状態を示すものであるときタイマ15は起動される。タイマ15は時間ΔT経過後に状態検出部11aおよび11bに対し、現用の伝送路1aおよび予備の伝送路1bの信号の状態を切替制御部13に通知するように指示する。これを受けて状態検出部11aおよび11bでは、現用の伝送路1aおよび予備の伝送路1bの信号の状態を検出し、その信号の状態を切替制御部13に通知する。
【0029】
本発明の伝送路切替装置の動作を図2を参照して説明する。図2は本発明の伝送路切替装置の動作を示すフローチャートである。いま、図4における各伝送路61〜63、61′〜63′において図1に示した入力光伝送路1の現用の伝送路1a、予備の伝送路1bの両者には故障がなく、切替部21により現用の伝送路1a上の光信号が選択され、光クロスコネクト部31に入力されているものとする(S1)。
【0030】
ここで、伝送路61に障害が発生した場合にノード54に着目する。伝送路61の障害により、伝送路63では現用の伝送路1aにおける信号チャネル71および72が失われる。
【0031】
すなわち、ノード54で見た場合に、伝送路63には4個の信号チャネル71〜74があるはずなのに、2個の信号チャネル73および74しかないことになる。したがって、ノード54の状態検出部11aにおいて波長数不一致、すなわち信号の異常状態が検出され、この信号の異常状態は状態通知信号線12aを介して切替制御部13に通知される(S2)。ここで従来例では、図5に示すように、予備の伝送路1bの信号の状態が判断され(S4)、「予備正常状態」であれば予備の伝送路1bへの切替えが実行される(S5)。したがって、伝送路63の障害ではないにもかかわらず伝送路63′への不要な切替えが実行される。この不要な切替えはノード54以降の多数の下流ノードにおいても同様に実行される。
【0032】
これに対して本発明では、タイマ15を用いて状態検出部11aおよび11bは、現用の伝送路1aおよび予備の伝送路1bの信号の状態の判断を時間ΔT経過後に(S3)改めて行う(S4′)。
【0033】
すなわち、時間ΔTはノード54における伝送路63と伝送路63′との伝搬時間差δに予備時間αを加えた時間である。ここで予備時間αをノード53における障害検出時間とこれを受けて伝送路を切替えるために要する時間としておけば、時間ΔT経過後には、伝送路63にはいったん途絶えた信号チャネル71および72が復旧する。そこで、時間ΔT経過後に(S3)、改めて現用の伝送路1aおよび予備の伝送路1bの信号の異常状態を検出する(S4′)。このとき、切替制御部13は、現用の伝送路1a(伝送路63)の信号が異常状態かつ予備の伝送路1b(伝送路63′)が正常状態であれば、制御通知信号線14を介して切替部21に伝送路の切替命令を通知し、切替部21により予備の伝送路1b(伝送路63′)が選択されて切替が実行される(S5)。しかし、現用の伝送路1a(伝送路63)の信号が正常状態であれば切替えは非実行とする(S6)。これにより、従来の問題点である不要な切替えが実行されることを回避することができる。
【0034】
また、別の例として、伝送路61および61′の双方に障害が発生した場合に、ノード53に着目する。伝送路61および61′の障害により、現用の伝送路1a、予備の伝送路1bともに信号チャネル71、71′および72、72′が失われる。
【0035】
すなわち、ノード53で見た場合に、実際には伝送路61および61′にはそれぞれ4個の信号チャネルがあるはずなのに、それぞれ2個の信号チャネル73、74および73′、74′しかないことになる。したがって、ノード53の状態検出部11aにおいて、波長数不一致、すなわち信号の異常状態が検出され、状態通知信号線12aを介して切替制御部13に信号の異常状態検出が通知される(S2)。
【0036】
ところが、現用の伝送路61と予備の伝送路61′との間に伝搬時間差δが存在し、しかも予備の伝送路61′の伝搬時間の方が現用系の伝送路61の伝搬時間よりも長い場合には、現用系の伝送路61の信号の異常状態が検出された時点で、予備の伝送路61′の信号の異常状態は検出されていない。ここで、従来例では、図5に示すように、予備の伝送路1bの信号の状態が判断され(S4)、「予備正常状態」であれば予備の伝送路1bへの切替えが実行される(S5)。したがって、伝送路61′にも障害が発生しているにもかかわらず伝送路61′への不要な切替えが実行される。この不要な切替えはノード53以降の多数の下流ノードにおいても同様に実行される。
【0037】
これに対して本発明では、タイマ15を用いてこの伝搬時間差δを考慮した信号の状態検出を行う。タイマ15は状態検出部11aからの現用の伝送路1aの信号の異常状態検出の通知を受けて起動し、時間ΔT経過後に(S3)、改めて状態検出部11aおよび11bに対して現用の伝送路1aおよび予備の伝送路1bの信号の状態検出を行う(S4′)。これにより、予備の伝送路61′の信号に異常状態があれば伝搬時間差δの影響を受けることなくこの信号の異常状態を正しく検出することができる。
【0038】
このとき、切替制御部13は現用の伝送路1a(伝送路61)の信号が異常状態かつ予備の伝送路1b(伝送路61′)の信号が正常状態と判断すれば(S4′)、制御通知信号線14を介して切替部21に伝送路の切替命令が通知され、切替部21により予備の伝送路1b(伝送路61′)が選択されて切替が実行される(S5)。
【0039】
また、切替制御部13は現用の伝送路1aおよび予備の伝送路1bの双方ともに信号の異常状態と判断すれば(S4′)、切替部21に切替の実行を指示しない(S6)。
【0040】
なお、受信した波長多重信号光の信号チャネル数を認識するには、入力された波長多重信号光を分波し各波長の信号の有無を識別したり、あるいはスペクトラムアナライザなどを用いて識別することができる。
【0041】
上記では、予備の伝送路は現用の伝送路よりも伝送路長が長く、伝搬時間がδ長い場合(ケース1と呼ぶ)について述べた。一方、現用の伝送路が予備の伝送路と比較して伝搬時間がδ長い場合(ケース2)について述べる。
【0042】
ケース2の場合には、まず予備の伝送路1bの状態検出部11bにおいて、多重波長数の不一致が検出され、切替制御部13に状態通知信号線12bを介して信号の異常状態検出が通知される。状態検出部11bにおいて波長数の不整合が検出されてから伝搬時間差δ経過後に、現用の伝送路1aに対応する状態検出部11aにおいて同様の不整合が検出され、切替制御部13に状態通知信号線12bを介してその旨通知される。しかし、切替制御部13では、すでに予備系の信号の異常状態を検出しているため切替部21へ切替命令は通知されない。したがって、ケース2の場合にも無効となる不要な伝送路切替えが行われることはない。
【0043】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、現用の伝送路と予備の伝送路とに伝搬時間差がある場合に、前述したような不要な伝送路切替を回避することができる。すなわち、有効な伝送路切替えと無効な伝送路切替えとを区別して有効な伝送路切替えを実行することができる。これにより、網資源を有効に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の伝送路切替装置のブロック構成図。
【図2】本発明実施例の伝送路切替装置の動作を示すフローチャート。
【図3】従来例の伝送路切替装置のブロック構成図。
【図4】伝送路切替装置が適用される通信網の概念図。
【図5】従来例の伝送路切替装置の動作を示すフローチャート。
【符号の説明】
1 入力光伝送路
1a、2a 現用の伝送路
1b、2b 予備の伝送路
2 出力光伝送路
11a、11b 状態検出部
12a、12b 状態通知信号線
13 切替制御部
14 制御通知信号線
15 タイマ
21 切替部
31 光クロスコネクト部
51〜54 ノード
61〜63、61′〜63′ 伝送路
71〜74、71′〜74′ 信号チャネル

Claims (2)

  1. 同一信号が伝送される二つの伝送路のうちの一方を現用の伝送路として選択する手段と、この現用の伝送路および予備となる他方の伝送路のそれぞれについて信号の状態を検出する手段とを備え、前記選択する手段は、前記検出する手段の検出結果にしたがって前記現用の伝送路の信号が異常状態となり前記予備の伝送路の信号が正常状態のときには前記現用の伝送路から前記予備の伝送路に切替える手段と、前記検出する手段の検出結果にしたがって前記現用の伝送路および前記予備の伝送路の双方ともに信号が異常状態であるときには前記切替える手段の切替えを禁止する手段とを含む伝送路切替装置において、
    前記検出する手段は、前記現用の伝送路の信号の異常状態を検出してから時間ΔT経過後に前記現用の伝送路および前記予備の伝送路の信号の状態を改めて検出するタイマ手段を備え
    前記時間ΔTは、前記二つの伝送路の伝搬時間差δに予備時間αを加算した値に設定された
    ことを特徴とする伝送路切替装置。
  2. 前記伝搬時間差δは、あらかじめ実測により設定された請求項1記載の伝送路切替装置。
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