JP3607128B2 - 文字多重放送の受信録音再生方法及びシステム - Google Patents

文字多重放送の受信録音再生方法及びシステム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、FM(frequency modulation)文字多重放送のような文字多重放送において楽曲情報が放送されている場合に楽曲情報を受信して録音するための文字多重放送の受信録音再生システムに係り、特に、音声放送による楽曲情報と共に、曲名等のその楽曲に関する情報が文字放送により同時に放送されている場合に用いる文字多重放送の受信録音再生方法及びシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
通常のFM放送の音声情報に多重化して文字や図形情報を送信するFM文字多重放送が実用化されている。
このようなFM文字多重放送は、符号化した文字/図形情報により例えば周波数76kHzのサブキャリア(副搬送波)を変調して、FM放送の音声情報を伝送するベースバンドに周波数多重化して送信する。このFM文字多重放送を用いて、親番組連動情報、交通情報、天気予報情報およびエンターテインメント情報等の種々の情報を送信するサービスが行われている。ここで、親番組連動情報とは、親番組となるメインチャンネルで放送している楽曲の曲名や歌手/演奏者等のアーティスト名、出演者からのメッセージ、リクエストや応募の宛先や電話番号等である。
【0003】
このようなFM文字多重放送に対応する受信機では、FM文字多重放送により、メインチャンネルの音声情報に多重化されてサブチャンネルで送信された文字情報等を、LCD(Liquid Crystal Display)等のディスプレイに表示させる。ユーザは、このディスプレイの表示から種々の情報を得ることができる。
【0004】
一般に、FM放送では、AM(振幅変調)放送等に比して、不快なノイズが混入しにくく比較的良好な音質を容易に得ることができることから、音楽番組が多く放送されている。このようなFM放送の音楽情報を、MD(Mini Disc)レコーダやコンパクトカセットを用いて録音することも多い。
【0005】
例えば、図4に示すように、FM文字多重放送を受信するためのFM文字多重チューナ110は、CPU(Central Processing Unit)111の制御により、受信復調部112でFM文字多重放送を同調受信し、復調する。このとき、上述したようにFM文字多重放送では、メインチャンネルの音声情報が伝送されるベースバンドに対し、サブキャリアにより周波数多重化されたサブチャンネルにより例えば文字情報が伝送されている。受信復調部112は、放送電波に同調し、メインチャンネルの音声情報と、多重化されたサブチャンネルの文字情報とを分離して復調する。CPU111は、受信復調部112によって復調され抽出されたサブチャンネルの文字情報を表示部113に表示する。
【0006】
ここで、FM放送により受信した音声情報をMDに記録する場合、受信復調部112は、受信電波から分離して復調したベースバンドの音声情報をMDレコーダ120に送る。MDレコーダ120は、CPU121により制御されるディスク制御部122によって、受信復調部112から受けた音声情報をMDに録音する。
【0007】
例えば、音楽を録音する場合、楽曲のスタートに合わせて図示せぬ録音ボタンを押下等することによりCPU121は録音動作を開始し、ディスク制御部122に装填したMDに楽曲を録音する。CPU121は、操作および動作に関する情報を必要に応じて表示部123に表示する。
【0008】
この点、特開平10−55656号公報には、文字多重放送からMDやコンパクトカセットに楽曲を録音する際に、予め曲名やアーティスト名を登録しておくことにより、放送に多重化されている文字情報から該当する曲名やアーティスト名の楽曲のみを選択的に録音する技術が開示されている。
【0009】
このように、一般に、FM音声多重放送をMD等に録音する際には、音声情報だけが録音され、そのときサブチャンネルにより同時に放送されている曲名等の楽曲情報は記録されない。このため、録音後に曲名等の楽曲情報が知りたくなっても、予めメモに書き留めておくなどしなければ、それを知るすべはない。このような場合、どうしても曲名等を知りたければ、放送局に問い合わせたりする必要があった。
【0010】
これに対して、特開平9−326188号公報には、FM文字多重放送から楽曲を録音する際に、放送に多重化されている文字情報に基づき曲名やアーティスト名等の楽曲情報を表示し且つ音楽情報と共にMD等の録音媒体に記録し、その録音媒体の再生時に記録された楽曲情報を表示する技術が開示されている。このような技術を用いれば、後になっても、再生時に楽曲情報が表示されるので、放送局に問い合わせたりせずに曲名等の楽曲情報を知ることができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特開平9−326188号公報に開示されている技術では、録音時に、多重化された文字情報をMD等の録音媒体に音声情報と関連付けて記録しなければならず、録音処理系において特別な処理および構成が必要となる。
【0012】
この発明は、上記実状に鑑みてなされたものであり、簡単な構成で文字多重放送により受信した音声情報を録音媒体に記録し、且つ音声情報と共に受信した文字情報を容易に確認することができる文字多重放送の受信録音再生方法及びシステムを提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するべく、この発明の第1の観点に係る受信録音再生方法は、
文字多重放送を受信して音声情報と文字情報を復調し、音声情報をディスク媒体に記録し、文字情報を前記ディスク媒体における音声情報の記録位置と関連付けてメモリに記録し、前記ディスク媒体から音声情報を再生する際、前記ディスク媒体における音声情報の記録位置と関連付けられた文字情報を前記メモリから読み出して表示するとともに、文字情報の表示を、通常の放送受信時における表示の切換時間間隔よりも短時間、例えば1秒程度で切り換える、
ことを特徴とする。
【0014】
この発明によれば、文字多重放送によって音声情報と共に受信した文字情報をメモリに記録する。この際、文字情報は音声情報を記録するディスク媒体の記録位置と対応付けて記録するので、ディスク媒体から音声情報を再生する際、音声情報に対応する文字情報をメモリから読み出して表示することができる。
これにより、音声情報と共に受信した文字情報を容易に確認することができ、録音処理系において複雑な構成が必要となることもない。
また、再生時に文字情報の表示を迅速に切り換えて、音声情報に関連する曲名、演奏者名等の文字情報を容易に確認することができる。
【0015】
また、前記ディスク媒体は、MD( Mini Disc )であることが望ましい。
【0016】
また、この発明の第2の観点に係る文字多重放送の受信録音再生システムは、
音声情報と文字情報とが多重化されて送信される文字多重放送を受信して音声情報と文字情報とを復調し、音声情報を出力すると共に文字情報を表示する多重放送受信部と、
前記多重放送受信部により復調された音声情報をディスク媒体に記録し、前記ディスク媒体に記録された音声情報を再生する録音再生部とを備え、
前記多重放送受信部は、
文字情報を表示する表示手段と、
文字情報を格納する不揮発性のメモリ手段と、
出力中の音声情報に応じた文字情報を前記表示手段に表示させる受信表示制御手段とを備え、
前記録音再生部は、
前記ディスク媒体に音声情報を記録する際に、記録中の音声情報を識別するための識別情報を前記受信表示制御手段に送り、前記ディスク媒体より音声情報を再生する際に、再生中の音声情報を識別するための識別情報を前記受信表示制御手段に送る録再制御手段を備え、
前記受信表示制御手段は、前記ディスク媒体に記録中の音声情報を識別するための識別情報を前記録音再生部から受け取って文字情報と関連付けて前記メモリ手段に格納し、前記ディスク媒体より再生中の音声情報を識別するための識別情報を前記録音再生部から受け取って当該識別情報に関連付けられた文字情報を前記メモリ手段から読み出して前記表示手段に表示させるとともに、前記ディスク媒体より音声情報を再生する際における文字情報の前記表示手段による表示を、通常の放送受信時における文字表示の切換時間間隔よりも短時間で切り換える、
ことを特徴とする。
【0017】
この発明によれば、録音媒体であるディスク媒体に音声情報を記録する際、音声情報と共に受信した文字情報をメモリ手段に格納する。この際、受信表示制御手段は、記録中の音声情報を識別するための識別情報を録音再生部から受け取って文字情報と関連付けてメモリ手段に格納する。そして、受信表示制御手段は、ディスク媒体より音声情報を再生する際に、再生中の音声情報を識別するための識別情報を録音再生部から受け取ってその識別情報と関連付けられてメモリ手段に格納されている文字情報を読み出して表示手段に表示させる。
これにより、文字多重放送により受信した音声情報をディスク媒体に記録することができ、また、音声情報と共に受信した文字情報を容易に確認することができる。ここで、文字情報は、メモリ手段に格納するので、ディスク媒体に記録するための複雑な構成は不要である。
さらに、再生時に文字情報の表示を迅速に切り換えて、音声情報に関連する曲名、演奏者名等の文字情報を容易に確認することができる。
【0018】
より具体的には、前記録再制御手段が前記受信表示手段に送る識別情報は、前記ディスク媒体において音声情報のデータ単位毎に割り当てられるトラック番号であることが望ましい。
【0019】
また、前記受信表示制御手段は、前記メモリ手段に文字情報と共に音声情報の受信日時を示す特定情報を格納し、録音中の音声情報の特定情報を前記録再制御手段に送り、再生中の音声情報の特定情報を前記録再制御手段から受け取って前記メモリ手段から対応する文字情報を検索する手段を備え、
前記録音再生部は、特定情報を記録する不揮発性の特定情報メモリ手段を備え、
前記録再制御手段は、前記ディスク媒体に音声情報を記録する際に、前記受信表示制御手段から受け取った特定情報を記録中の音声情報に割り当てられたトラック番号と共に前記特定情報メモリ手段に格納し、前記ディスク媒体より音声情報を再生する際に、再生中の音声情報のトラック番号と当該トラック番号と関連付けて前記特定情報メモリ手段に格納された特定情報を前記受信表示制御手段に送る手段を備えてもよい。
これにより、特殊な仕様あるいは構成を用いる必要がなく、簡単な構成で音声情報をディスク媒体に記録すると共に、文字情報を容易に確認することが可能となる。
【0021】
さらに具体的には、前記多重放送受信部は、FM(Frequency Modulation)文字多重放送を受信し、且つ、前記ディスク媒体は、MD(Mini Disc)であることが望ましい。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下に、図面を参照して、この発明の実施の形態に係る文字多重放送の受信録音再生システムについて説明する。
【0023】
図1は、この発明の実施の形態に係る文字多重放送の受信録音再生システムの構成を示す図である。
図示するように、この受信録音再生システムは、FM文字多重チューナ1と、MDレコーダ2とを備えている。
【0024】
FM文字多重チューナ1は、FM放送を受信し、且つFM文字多重放送のメインチャンネルの情報である音声情報およびサブチャンネルの情報のうち少なくとも文字情報の復調が可能なチューナである。
このFM文字多重チューナ1は、録音時に、音声情報を出力してMDレコーダ2に供給するとともに、録音を行った日付や時間等の情報からなる特定情報(ID)およびMDレコーダ2から送信されるトラックNo. と、その録音中に受信した楽曲名およびアーティスト名等の文字情報とを相互に関連付けて記憶する機能を有している。
なお、トラックNo.(トラック番号)は、音声情報をMD等のディスクに記録する際に、音声情報のデータ単位毎、例えば楽曲であれば1曲毎に付される、ディスクに記録された音声情報を識別するための番号である。
また、FM文字多重チューナ1は、録音時には、特定情報(ID)をMDレコーダ2に送信し、録音したMDの再生時には、MDレコーダ2から受信するトラックNo. に基づいて対応する文字情報を表示する機能を有している。
【0025】
このような機能を実現するため、FM文字多重チューナ1は、CPU(Central Processing Unit)11と、受信復調部12と、表示部13と、メモリ14とを備えている。
【0026】
CPU11は、FM文字多重チューナ1全体の動作を制御すると共に、録音/再生時にMDレコーダ2との間でシステム通信を行うためのものである。
【0027】
受信復調部12は、CPU11により制御されて、FM文字多重放送を受信し且つ音声情報および多重化された文字情報を復調する。
【0028】
表示部13は、LCD(Liquid Crystal Display)等から構成され、受信復調部12により復調された文字情報およびMD再生時にメモリ14から読み出された文字情報を表示する。
なお、MDから音声情報を再生する際には、表示部13による文字情報の表示は、CPU11の制御により、録音時等の通常のFM多重放送受信時よりも短時間毎、例えば1秒毎、に切り換えられる。
【0029】
メモリ14は、半導体メモリ等から構成される不揮発性メモリであり、音声情報を録音した日時等を示す特定情報とトラックNo. 、及び録音中に文字多重放送により受信した文字情報とを相互に関連付けて記憶する。
【0030】
MDレコーダ2は、FM文字多重チューナ1により受信されたFM放送の音声情報をディスク、この場合MDに録音するためのものである。
また、MDレコーダ2は、録音時に、FM文字多重チューナ1から送られてくる特定情報を、記録中の音声情報のトラックNo. と共に記憶する機能を有している。
さらに、MDの再生時には、MDレコーダ2は、再生する音声情報のトラックNo. を録音時に記憶した特定情報と共にFM文字多重チューナ1に送信する機能を有している。
【0031】
このような機能を実現するため、MDレコーダ2は、CPU21と、ディスク制御部22と、表示部23と、メモリ24とを備えている。
【0032】
CPU21は、MDレコーダ2全体の動作を制御すると共に、録音/再生時にFM文字多重チューナ1との間でシステム通信を行うためのものである。
【0033】
ディスク制御部22は、CPU21の制御により動作して、録音用のディスク媒体であるMDを装填し、FM文字多重チューナ1から与えられる音声情報を録音し、且つ録音した音声情報を再生する。
【0034】
表示部23は、LCD(Liquid Crystal Display)等から構成され、MDレコーダ2の動作に関連して、例えば録音/再生中のトラックNo. 等の各種動作情報を表示するためのものである。
【0035】
メモリ24は、半導体メモリ等から構成される不揮発性メモリであり、例えばU−TOC(ユーザ目次情報)対応テーブルとして、録音時のトラックNo. をFM文字多重チューナ1から与えられる特定情報と共に記憶し、再生時にそのトラックNo. およびそれに対応する特定情報をFM文字多重チューナ1に送信する。
【0036】
次に、上記構成を有する文字多重放送の受信録音再生システムの動作について説明する。
この受信録音再生システムは、音声情報と共に受信した文字情報を音声情報を識別するためのトラックNo.や録音日時等を示す特定情報と関連付けて記憶し、ディスクに音声情報を記録することにより、ディスクから音声情報を再生する際に、再生中の音声情報の曲名等を示す文字情報を容易に確認することができるシステムである。
【0037】
この受信録音再生システムは、ユーザがMDレコーダ2の操作部(図示せず)を操作して録音状態(RECオン)とすると、図2のフローチャートに示す録音処理を開始する。
【0038】
録音処理を開始すると、MDレコーダ2のCPU21は、ディスク制御部22を制御して録音を開始するとともに、録音するトラックNo. をFM文字多重チューナ1のCPU11に送信する(ステップS1)。
【0039】
CPU11は、CPU21から受信したトラックNo. を、例えば日付および時間情報からなる特定情報(ID)と共にメモリ14に格納する(ステップS2)。
なお、特定情報(ID)は、FM音声多重放送の録音内容を特定するための情報であり、日付および時間情報以外の情報を含んでいてもよい。
【0040】
CPU11は、上記ステップS2にてメモリ14に格納した特定情報をCPU21に特定情報を送信し(ステップS3)、CPU21は、MDのU−TOC(ユーザ目次情報)対応テーブルとして、メモリ24に格納する(ステップS4)。
【0041】
次に、CPU11は、CPU21を介してディスク制御部22を監視することにより、録音停止か否かを判別する(ステップS5)。
【0042】
CPU11は、録音停止でないと判別すると(ステップS15にてNO)、すなわち録音中であると判別すると、その時点で受信されている文字情報を、対応する特定情報およびトラックNo. と関連付けて、メモリ14に格納する(ステップS6)。
【0043】
そして、CPU11は、受信復調部12が復調した文字情報が変化したか否かを判別し(ステップS7)、変化したと判別すると(ステップS7にてYES)、変化後の新たな文字情報を、対応する特定情報およびトラックNo. と関連付けて、さらにメモリ14に格納する(ステップS8)。
【0044】
この後、CPU11は、処理をステップS5にリターンして録音処理を継続する。また、CPU11は、上記ステップS7にて、文字情報が変化していないと判別した場合にも(ステップS7にてNO)、処理をステップS5にリターンして録音処理を継続する。
【0045】
一方、CPU11は、上記ステップS5にて、録音停止であると判別すると(ステップS5にてYES)、録音が終了したとして、録音動作を終了する。
【0046】
このようにして、MDレコーダ2によるFM文字多重チューナ1の受信内容の録音が行われる。
【0047】
次に、上記録音処理によりMDに録音された音声情報を再生する際には、ユーザがMDレコーダ2の操作部(図示せず)を操作して、所定の録音内容を適宜選択して再生を開始すると、MDレコーダ2のCPU21は、図3のフローチャートに示す再生処理を開始する。
【0048】
再生処理を開始すると、CPU21は、該当するトラックNo. に対応する特定情報をU−TOC情報に基づいてメモリ24から読み出してCPU11に送信する(ステップS10)。
【0049】
CPU11は、CPU21から受信したトラックNo. および特定情報に基づいてメモリ14を検索し(ステップ11)、検索データが一致するか否かを判別する(ステップS12)。
【0050】
CPU11は、検索データが一致すると判別すると(ステップS12にてYES)、そのトラックNo. および特定情報に関連付けられた文字情報を、メモリ14から取り出して、表示部13に表示する(ステップS13)。
【0051】
この後、CPU11は、CPU21を介してディスク制御部22が再生する信号を監視して、トラックNo. が変化したか否かを判別する(ステップS14)。
【0052】
CPU11は、トラックNo. が変化していないと判別すると(ステップS14にてNO)、所定時間、例えば1秒、経過するまで処理をステップS14にリターンしてディスク制御部22が再生する信号の監視を継続する(ステップS15にてNO)。
【0053】
一方、トラックNo.が変化することなく1秒が経過すると(ステップS15にてYES)、CPU11は、メモリ14内に同一のトラックNo. および特定情報に関連付けられた次の情報が記録されているか否かを判別する(ステップS16)。
【0054】
CPU11は、次の情報が記録されていると判別すると(ステップS16にてYES)、それを取り出して表示部13に表示した後(ステップS17)、処理をステップS14にリターンする。
これにより、MDから音声情報を再生する際には、MDに記録されている音声情報に関連する曲名、演奏者名といった文字情報を短時間で切り換えることができる。従って、ユーザは、MDに記録された音声情報に関する情報(文字情報)を容易に確認することができる。
【0055】
一方、CPU11は、メモリ14に次の情報が記録されていないと判別すると(ステップS16にてNO)、上記ステップS17の処理をスキップして、処理をステップS14にリターンする。
【0056】
また、CPU11は、上記ステップS14にて、トラックNo. が変化したと判別すると(ステップS14にてYES)、処理をステップS10にリターンして、次のトラックに記録された音声情報に応じた再生処理を繰り返す。
【0057】
また、CPU11は、上記ステップS12にて、検索データが一致しないと判別すると(ステップS12にてNO)、トラックNo. が変化するのを待ち(ステップS18にてNO)、トラックNo. が変化すると(YES)、処理をステップS10にリターンして次のトラックに記録された音声情報に応じた再生処理を繰り返す。
【0058】
上述したように、FM文字多重チューナ1はメモリ14を備え、CPU11は、このメモリ14に特定情報およびMDのトラックNo. と、それに関連付けてサブチャンネルから得た文字情報を記録しておく。放送の録音が開始されたら、CPU11は特定情報をシステム通信でCPU21に送信し、CPU21は録音するトラックNo. をシステム通信でFM文字多重チューナ1に送信する。
このようにして、MDレコーダ2で音声情報を録音しておくことにより、再生時には、メモリ14に格納された文字情報を、再生トラックに対応して表示させることで、曲名、演奏者名等の文字情報を容易に確認することができる。
【0059】
また、このとき、CPU11は、表示部13への文字情報の表示を、通常の放送時よりも短い時間、例えば1秒程度の時間間隔で切り換える。
これにより、録音時に同時に放送されていた文字情報を、MDの再生時に迅速に知ることができるようになる。すなわち、録音した楽曲の曲名等をユーザが容易に知ることができ、非常に便利である。また、録音する側のMDレコーダ2には、通常備えているU−TOC対応テーブルを用いてトラックNo. および特定情報の格納を行うので、特殊な仕様あるいは構成を用いる必要はない。
【0060】
この発明は、上記実施の形態に限定されず様々な変形及び応用が可能である。例えば、上記実施の形態では、ディスク媒体としてMDを取り上げて説明したが、これに限定されず、TOC(Table Of Contents)情報と共に音声情報の記録・再生が可能な、例えばCD−R(CD−Recordable)といった、任意の記録媒体に適用可能である。
【0061】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、録音系に特殊な構成を必要としない簡単な構成を用いて、文字多重放送より録音した音声情報を再生する際に、多重化されていた文字情報を、前記音声情報と関連付けて表示させることを可能とし、録音音声情報の関連情報を容易に認知することが可能な文字多重放送の受信録音再生システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係る文字多重放送の受信録音再生システムの構成を模式的に示すブロック図である。
【図2】図1の文字多重放送の受信録音再生システムにおける録音時の動作を説明するためのフローチャートである。
【図3】図1の文字多重放送の受信録音再生システムにおける再生時の動作を説明するためのフローチャートである。
【図4】従来の文字多重放送の受信録音再生システムの構成を模式的に示すブロック図である。
【符号の説明】
1,110 FM文字多重チューナ
2,120 MDレコーダ
11,21,111,121 CPU
12,112 受信復調部
13,23,113,123 表示部
14,24 メモリ
22,122 ディスク制御部

Claims (6)

  1. 文字多重放送を受信して音声情報と文字情報を復調し、音声情報をディスク媒体に記録し、文字情報を前記ディスク媒体における音声情報の記録位置と関連付けてメモリに記録し、前記ディスク媒体から音声情報を再生する際、前記ディスク媒体における音声情報の記録位置と関連付けられた文字情報を前記メモリから読み出して表示するとともに、文字情報の表示を、通常の放送受信時における表示の切換時間間隔よりも短時間で切り換える、
    ことを特徴とする文字多重放送の受信録音再生方法。
  2. 前記ディスク媒体は、MD(Mini Disc)である、
    ことを特徴とする請求項に記載の文字多重放送の受信録音再生方法。
  3. 音声情報と文字情報とが多重化されて送信される文字多重放送を受信して音声情報と文字情報とを復調し、音声情報を出力すると共に文字情報を表示する多重放送受信部と、
    前記多重放送受信部により復調された音声情報をディスク媒体に記録し、前記ディスク媒体に記録された音声情報を再生する録音再生部とを備え、
    前記多重放送受信部は、
    文字情報を表示する表示手段と、
    文字情報を格納する不揮発性のメモリ手段と、
    出力中の音声情報に応じた文字情報を前記表示手段に表示させる受信表示制御手段とを備え、
    前記録音再生部は、
    前記ディスク媒体に音声情報を記録する際に、記録中の音声情報を識別するための識別情報を前記受信表示制御手段に送り、前記ディスク媒体より音声情報を再生する際に、再生中の音声情報を識別するための識別情報を前記受信表示制御手段に送る録再制御手段を備え、
    前記受信表示制御手段は、前記ディスク媒体に記録中の音声情報を識別するための識別情報を前記録音再生部から受け取って文字情報と関連付けて前記メモリ手段に格納し、前記ディスク媒体より再生中の音声情報を識別するための識別情報を前記録音再生部から受け取って当該識別情報に関連付けられた文字情報を前記メモリ手段から読み出して前記表示手段に表示させるとともに、前記ディスク媒体より音声情報を再生する際における文字情報の前記表示手段による表示を、通常の放送受信時における表示の切換時間間隔よりも短時間で切り換える、
    ことを特徴とする文字多重放送の受信録音再生システム。
  4. 前記録再制御手段が前記受信表示手段に送る識別情報は、前記ディスク媒体において音声情報のデータ単位毎に割り当てられるトラック番号である、
    ことを特徴とする請求項に記載の文字多重放送の受信録音再生システム。
  5. 前記受信表示制御手段は、
    前記メモリ手段に文字情報と共に音声情報の受信日時を示す特定情報を格納し、録音中の音声情報の特定情報を前記録再制御手段に送り、再生中の音声情報の特定情報を前記録再制御手段から受け取って前記メモリ手段から対応する文字情報を検索する手段を備え、
    前記録音再生部は、
    特定情報を記録する不揮発性の特定情報メモリ手段を備え、
    前記録再制御手段は、前記ディスク媒体に音声情報を記録する際に、前記受信表示制御手段から受け取った特定情報を記録中の音声情報に割り当てられたトラック番号と共に前記特定情報メモリ手段に格納し、前記ディスク媒体より音声情報を再生する際に、再生中の音声情報のトラック番号と当該トラック番号に関連付けて前記特定情報メモリ手段に格納された特定情報を前記受信表示制御手段に送る、
    ことを特徴とする請求項に記載の文字多重放送の受信録音再生システム。
  6. 前記多重放送受信部は、FM(Frequency Modulation)文字多重放送を受信し、
    且つ、前記ディスク媒体は、MD(Mini Disc)である、
    ことを特徴とする請求項3、4又は5に記載の文字多重放送の受信録音再生システム。
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