JP3606239B2 - ヘッダ変換回路及びその方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はヘッダ変換回路及びその方法に関し、特にパケット網のノードにおいてパケットのヘッダを変換する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、パケット網のノードにおいては、一方の方路から入力するパケットを他方の方路に出力する際に、出力するパケットのヘッダを他方の方路用のヘッダに変換している。
【0003】
その変換を行う際、ヘッダ変換回路では受信パケットがヘッダ部とユーザデータ部とFCS(Frame Check Sequence)部とからなる場合、受信パケットのデータ全てを一旦バッファリングし、その後にFCS部のチェック結果がOKとなった受信パケットのヘッダ変換を行い、変換されたヘッダが付加された送信パケットを送出している。FCS部のチェック結果がNGとなった受信パケットはヘッダ変換回路において廃棄処理され、他方の方路に出力されることはない。
【0004】
しかしながら、上記の方法ではパケットサイズに比例して内部遅延が大きくなり、パケット転送における処理能力が低下する。そこで、この問題を解決するために、一方の方路から入力される受信パケットの受信中にそのヘッダ部を他方の方路用のヘッダに変換し、この変換したヘッダ部とユーザデータ部と新たに生成したFCS部とからなる送信パケットを他方の方路に出力する方法が提案されている。尚、この方法ではFCS部のチェック結果がNGとなった受信パケットを他方の方路に出力する際に廃棄処理している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来のヘッダ変換方法では、上流(UP)側インタフェース回路または下流(DOWN)側インタフェース回路からの受信パケットの内容を知ることができない。そのため、パケット転送が正常に行われているかどうかを確認するには、上流側インタフェース回路または下流側インタフェース回路とヘッダ変換回路との間にロジックアナライザを接続して波形観測を行う必要がある。
【0006】
そこで、本発明の目的は上記の問題点を解消し、パケット転送が正常に行われたかどうかの確認を容易に行うことができるヘッダ変換装置及びその方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明によるヘッダ変換回路は、それぞれ固有のパケットフォーマットによって任意のデータ送受信を行う第1及び第2のインタフェース回路間のデータ転送を実現するためにパケットのヘッダ変換を行うヘッダ変換回路であって、
前記第1及び第2のインタフェース回路各々からの受信パケットを格納する内部バッファと、前記ヘッダ変換時に予め設定された格納設定に応じて前記受信パケットの前記内部バッファへの格納を制御する手段とを備え、
前記格納設定は、前記ヘッダ変換において前記第1及び第2のインタフェース回路の一方のパケットアドレス情報を前記第1及び第2のインタフェース回路の他方のパケットヘッダに変換するためのヘッダ変換テーブルに格納している。
【0008】
本発明によるヘッダ変換方法は、それぞれ固有のパケットフォーマットによって任意のデータ送受信を行う第1及び第2のインタフェース回路間のデータ転送を実現するためにパケットのヘッダ変換を行うヘッダ変換方法であって、前記ヘッダ変換時に予め設定された格納設定に応じて前記第1及び第2のインタフェース回路各々からの受信パケットを内部バッファに格納するステップを備え、
前記格納設定は、前記ヘッダ変換において前記第1及び第2のインタフェース回路の一方のパケットアドレス情報を前記第1及び第2のインタフェース回路の他方のパケットヘッダに変換するためのヘッダ変換テーブルに格納している。
【0009】
すなわち、本発明のヘッダ変換回路は、異なるパケットフォーマット間のデータ転送を実現するヘッダ変換に関し、受信パケットの全データをバッファリングしないことによって、高速にデータ転送する際のヘッダ交換において、ヘッダ変換の結果によって受信パケットを内部バッファに格納することを特徴とする。
【0010】
上述した従来のヘッダ変換回路では、上流(UP)側インタフェース回路からのUP受信パケットをDN送信パケットに変換して下流(DOWN)側インタフェース回路へ送出し、下流側インタフェース回路からのDN受信パケットをUP送信パケットに変換して上流側インタフェース回路へ送出している。
【0011】
本発明のヘッダ変換回路では、UP受信パケットをヘッダ変換の結果によって下流側インタフェース回路へ送出せずに内部バッファへ格納し、DN受信パケットをヘッダ変換の結果によって上流側インタフェース回路へ送出せずに内部バファへ格納している。
【0012】
より具体的に説明すると、本発明のヘッダ変換回路では、下流側インタフェース回路及び上流側インタフェース回路がそれぞれ固有のパケットフォーマットによって任意のデータ送受信を行う回路であり、ヘッダ変換回路が下流側インタフェース回路と上流側インタフェース回路との間に位置付けられ、ヘッダ変換を行うことによってパケット転送を実現している。
【0013】
本発明のヘッダ変換回路は下流側インタフェース回路からのDN受信パケットを受信し、DNパケットヘッダをUPパケットヘッダに変換してUP送信パケットを上流側インタフェース回路へ送信している。
【0014】
また、本発明のヘッダ変換回路は上流側インタフェース回路からのUP受信パケットを受信し、UPパケットヘッダをDNパケットヘッダに変換してDN送信パケットを下流側インタフェース回路へ送信している。
【0015】
従来のヘッダ変換回路では、UP受信パケットをヘッダ変換した後に下流側インタフェース回路へ送出するため、上流側インタフェース回路から受信したパケットの内容を知ることができない。同様に、従来のヘッダ変換回路では、DN受信パケットをヘッダ変換した後に上流側インタフェース回路へ送出するため、下流側インタフェース回路から受信したパケットの内容を知ることができない。
【0016】
このため、従来のヘッダ変換回路では、上流側インタフェース回路からヘッダ変換回路へのパケット転送が正常に行われているかどうかを確認するために、下流側インタフェース回路を動作させる必要がある。同様に、従来のヘッダ変換回路では、下流側インタフェース回路からヘッダ変換回路へのパケット転送が正常に行われているかどうかを確認するために、上流側インタフェース回路を動作させる必要がある。
【0017】
そこで、本発明のヘッダ変換回路では、上流側インタフェース回路からのUP受信パケットをヘッダ変換回路の内部バッファへ格納させることによって、制御回路から内部バッファに格納されたUP受信パケットの読み取りを実現することで、下流側インタフェース回路を動作させることなく、上流側インタフェース回路からヘッダ変換回路へのパケット転送が正常に行われたかどうかを確認することが可能となるため、容易に確認試験を行うことが可能となる。
【0018】
同様に、本発明のヘッダ変換回路では、下流側インタフェース回路からのDN受信パケットをヘッダ変換回路の内部バッファへ格納させることによって、制御回路から内部バッファに格納されたDN受信パケットの読み取りを実現することで、上流側インタフェース回路を動作させることなく、下流側インタフェース回路からヘッダ変換回路へのパケット転送が正常に行われたかどうかを確認することが可能となるため、容易に確認試験を行うことが可能となる。
【0019】
つまり、本発明ではヘッダ変換結果によって受信パケットを内部バッファに格納し、格納された受信パケットを制御回路から読出し可能とすることで、上流側インタフェース回路及び下流側インタフェース回路からのパケット転送が正常に行われたかどうかの確認を容易に行うことが可能となる。
【0020】
また、上流/DOWN方向からのパケットを制御回路に受け渡すことが可能となるため、UP/DNパケットヘッダ変換テーブルの変更指示等を上流/DOWN方向から行うことが可能となる。
【0021】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施例について図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施例によるヘッダ変換装置の構成を示すブロック図である。図1において、本発明の一実施例によるヘッダ変換装置はヘッダ変換回路1と、下流(DOWN)側インタフェース(IF)回路2と、上流(UP)側インタフェース(IF)回路3と、制御回路4とから構成され、下流側インタフェース回路2、上流側インタフェース回路3、制御回路4はそれぞれヘッダ変換回路1に接続されている。
【0022】
下流側インタフェース回路2からのDN受信パケット101はヘッダ変換回路1でのヘッダ変換によって、上流側インタフェース回路3へUP送信パケット103として転送される。同様に、上流側インタフェース回路3からのUP受信パケット104はヘッダ変換回路1でのヘッダ変換によって、下流側インタフェース回路2へDN送信パケット102として転送される。
【0023】
その際、ヘッダ変換回路1はヘッダ変換結果によってDN受信パケット101及びUP受信パケット104を図示せぬ内部バッファに格納する。この内部バッファに格納されたされたDN受信パケット101及びUP受信パケット104は制御回路4によって読出される。
【0024】
図2(a)は図1のDN送信パケット101及びDN受信パケット102のフォーマット構成を示す図であり、図2(b)は図1のUP送信パケット103及びUP受信パケット104のフォーマット構成を示す図である。
【0025】
図2(a)において、ヘッダ変換回路1と下流側インタフェース回路2との間で転送されるDN送信パケット101及びDN受信パケット102は固定長のDNパケットヘッダ(DNH)21と、可変長のユーザデータ22とから構成されている。
【0026】
図2(b)において、ヘッダ変換回路1と上流側インタフェース回路3との間で転送されるUP送信パケット103及びUP受信パケット104は固定長のUPパケットヘッダ(UPH)24と、可変長のユーザデータ22とから構成されている。
【0027】
ヘッダ変換回路1はxビットのDNパケットヘッダ21とyビットのUPパケットヘッダ24とをそれぞれ変換する。ここで、ユーザデータ22は下流側インタフェース回路2と上流側インタフェース回路3との間で同じとなるように転送される。
【0028】
また、DNパケットヘッダ21は下流側インタフェース回路2で識別される固定長のDNパケットアドレス情報23を含む構成となっている。同様に、UPパケットヘッダ24は上流側インタフェース回路3で識別される固定長のUPパケットアドレス情報25を含む構成となっている。
【0029】
DN受信パケット101をヘッダ変換回路1の内部バッファに格納するかどうかは、DNパケットアドレス情報23に基づいて決定する。同様に、UP受信パケット104をヘッダ変換回路1の内部バッファに格納するかどうかは、UPパケットアドレス情報25に基づいて決定する。
【0030】
図3は図1のヘッダ変換回路1の構成を示すブロック図である。図3において、ヘッダ変換回路1はDNパケットインタフェース(IF)部11と、UPパケットインタフェース(IF)部12と、UPパケット生成部13と、DNパケットヘッダ変換テーブル部14と、DNパケット生成部15と、UPパケットヘッダ変換テーブル部16と、DN受信パケット格納バッファ17と、UP受信パケット格納バッファ18とから構成されている。
【0031】
UPパケット生成部13はDNパケットインタフェース部11、UPパケットインタフェース部12、DNパケットヘッダ変換テーブル部14、DN受信パケット格納バッファ17に接続されている。
【0032】
DNパケットインタフェース部11は下流側インタフェース回路2からのDN受信パケット101をUPパケット生成部13へ送出する。UPパケット生成部13はDN受信パケット101からDNパケットアドレス情報114を抽出し、DNパケットヘッダ変換テーブル部14へ送出する。DNパケットヘッダ変換テーブル部14はDNパケットアドレス情報114からUPパケットヘッダ112及びDN受信パケット格納バッファ17への格納の有無を解決する。
【0033】
UPパケット生成部13はDNパケットヘッダ変換テーブル部14からの格納情報によって、格納なしの場合にUP送信パケット103を生成してUPパケットインタフェース部12へ送出する。UPパケット生成部13は格納ありの場合にDN受信パケット101をDN受信パケット格納バッファ17へ送出する。
【0034】
同様に、DNパケット生成部15はUPパケットインタフェース部12、DNパケットインタフェース部11、UPパケットヘッダ変換テーブル部16、UP受信パケット格納バッファ18に接続されている。
【0035】
UPパケットインタフェース部12は上流側インタフェース回路3からのUP受信パケット104をDNパケット生成部15へ送出する。DNパケット生成部15はUP受信パケット104からUPパケットアドレス情報113を抽出し、UPパケットヘッダ変換テーブル部16へ送出する。UPパケットヘッダ変換テーブル部16はUPパケットアドレス情報113からDNパケットヘッダ111及びUP受信パケット格納バッファ18への格納の有無を解決する。
【0036】
DNパケット生成部15はUPパケットヘッダ変換テーブル部16からの格納情報によって、格納なしの場合にDN送信パケット102を生成してDNパケットインタフェース部11へ送出する。DNパケット生成部15は格納ありの場合にUP受信パケット104をUP受信パケット格納バッファ18へ送出する。
【0037】
図4は図3のDNパケットヘッダ変換テーブル部14のDNパケットヘッダ変換テーブルの構成を示す図であり、図5は図3のUPパケットヘッダ変換テーブル部16のUPパケットヘッダ変換テーブルの構成を示す図である。これら図4及び図5において、DNパケットヘッダ変換テーブル14aはDNパケットヘッダ変換テーブル部14内に位置付けられ、DNパケットアドレス情報114(mビット)に対応するUPパケットヘッダ112の値(yビット)と、DN受信パケット格納バッファ17への格納設定(1ビット)と、登録情報(1ビット)とが格納される。
【0038】
DN受信パケット格納バッファ17への格納設定としては、格納有=“1”または格納無=“0”が登録される。DNパケットヘッダ変換テーブル14aにおける登録情報としてはDNパケットアドレス情報114に対応し、登録有=“1”または登録無=“0”が設定される。DNパケットヘッダ変換テーブル14aには制御回路4によって登録及び設定が行われる。
【0039】
一方、UPパケットヘッダ変換テーブル16aはUPパケットヘッダ変換テーブル部16内に位置付けられ、UPパケットアドレス情報113(nビット)に対応するUPパケットヘッダ111の値(xビット)と、UP受信パケット格納バッファ18への格納設定(1ビット)と、登録情報(1ビット)とが格納される。
【0040】
UP受信パケット格納バッファ18への格納設定としては、格納有=“1”または格納無=“0”が登録される。UPパケットヘッダ変換テーブル16aにおける登録情報としてはUPパケットアドレス情報113に対応し、登録有=“1”または登録無=“0”が設定される。UPパケットヘッダ変換テーブル16aには制御回路4によって登録及び設定が行われる。
【0041】
さらに、DN受信パケット格納バッファ17からのDN受信パケット101の読出しは制御回路4によって行われ、同様にUP受信パケット格納バッファ18からのUP受信パケット104の読出しは制御回路4によって行われる。
【0042】
図6は図3のUPパケット生成部13の動作を示すフローチャートであり、図7は図3のDNパケット生成部15の動作を示すフローチャートである。これら図1〜図7を参照して本発明の一実施例によるヘッダ変換装置の動作について説明する。まず、下流側インタフェース回路2から上流側インタフェース回路3へのパケット転送を用いて本発明の一実施例によるヘッダ変換装置の動作を説明する。
【0043】
DNパケットインタフェース部11は下流側インタフェース回路2からのDN受信パケット101をUPパケット生成部13に送出する。UPパケット生成部13はDNパケットヘッダ111の固定位置にあるDNパケットアドレス情報114を抽出してDNパケットヘッダ変換テーブル部14へ送出する(図6ステップS1,S2)。
【0044】
DNパケットヘッダ変換テーブル部14はUPパケット生成部13からのDNパケットアドレス情報114からDNパケットヘッダ変換テーブル14aによって対応付けられたUPパケットヘッダ112及びDN受信パケット格納バッファ17への格納の有無を解決する(図6ステップS3)。
【0045】
図4に示すDNパケットヘッダ変換テーブル14aではDNパケットアドレス情報114が“0”及び“2”の場合にUPパケットヘッダ112の値として“VALUE#0”及び“VALUE#2”を、またDN受信パケット格納バッファ17への格納情報として“格納設定=0(格納なし)”及び“格納設定=1(格納あり)”をそれぞれ解決する。
【0046】
ここで、DNパケットアドレス情報114が“0”の場合にはDN受信パケット格納バッファ17への格納を行わない設定であるため(図6ステップS4)、UPパケット生成部13はUP送信パケット103を生成してUPパケットインタフェース部12へ送出する(図6ステップS7)。
【0047】
また、DNパケットアドレス情報114が“2”の場合にはDN受信パケット格納バッファ17への格納を行う設定であるため(図6ステップS4)、UPパケット生成部13はUP送信パケット103の生成及びUPパケットインタフェース部12への送出を行わず、DNパケットインタフェース部11から送られてきたDN受信パケット101をDN受信パケット格納バッファ17へ送出する(図6ステップS5)。DN受信パケット格納バッファ17はDN受信パケット101の受信によって、パケットが格納されたことを制御回路4へ通知する(図6ステップS6)。
【0048】
DNパケットアドレス情報114が“1”の場合には登録情報が“0”であるため、UPパケットヘッダ112及び格納有無の解決が不可であることをUPパケット生成部13に通知する。
【0049】
次に、上流側インタフェース回路3から下流側インタフェース回路2へのパケット転送を用いて本発明の一実施例によるヘッダ変換装置の動作を説明する。
【0050】
UPパケットインタフェース部12は上流側インタフェース回路3からのUP受信パケット104をDNパケット生成部15に送出する。DNパケット生成部15はUPパケットヘッダ112の固定位置にあるUPパケットアドレス情報113を抽出してUPパケットヘッダ変換テーブル部16へ送出する(図7ステップS11,S12)。
【0051】
UPパケットヘッダ変換テーブル部16はDNパケット生成部15からのUPパケットアドレス情報113からUPパケットヘッダ変換テーブル16aによって対応付けられたDNパケットヘッダ111及びUP受信パケット格納バッファ18への格納の有無を解決する(図7ステップS13)。
【0052】
図5に示すUPパケットヘッダ変換テーブル16aでは、UPパケットアドレス情報113が“0”及び“2”の場合にDNパケットヘッダ111の値として“VALUE#0”及び“VALUE#2”を、またUP受信パケット格納バッファ18への格納情報として“格納設定=0(格納なし)”及び“格納設定=1(格納あり)”をそれぞれ解決する。
【0053】
ここで、UPパケットアドレス情報113が“0”の場合にはUP受信パケット格納バッファ18への格納を行わない設定であるため(図7ステップS14)、DNパケット生成部15はDN送信パケット102を生成してDNパケットインタフェース部11へ送出する(図7ステップS17)。
【0054】
また、UPパケットアドレス情報113が“2”の場合にはUP受信パケット格納バッファ18への格納を行う設定であるため(図7ステップS14)、DNパケット生成部15はDN送信パケット102の生成及びDNパケットインタフェース部11への送出を行わず、UPパケットインタフェース部12から送られてきたUP受信パケット104をUP受信パケット格納バッファ18へ送出する(図6ステップS15)。UP受信パケット格納バッファ18はUP受信パケット104の受信によって、パケットが格納されたことを制御回路4へ通知する(図7ステップS16)。
【0055】
UPパケットアドレス情報113が“1”の場合には登録情報が“0”であるため、DNパケットヘッダ111及び格納の有無の解決が不可であることをDNパケット生成部15に通知する。
【0056】
このように、ヘッダ変換結果によって受信パケットを内部バッファに格納し、格納された受信パケットを制御回路4から読出し可能とすることで、上流側インタフェース回路2及び下流側インタフェース回路3からのパケット転送が正常に行われたかどうかの確認を容易に行うことができる。
【0057】
また、上流/下流方向からのパケットを制御回路4に受け渡すことが可能となるため、DNパケットヘッダ変換テーブル14a及びUPパケットヘッダ変換テーブル16aの変更指示等を上流/下流方向から行うことができる。
【0058】
本発明の他の実施例によるヘッダ変換装置は、図示していないが、その基本的構成が本発明の一実施例と同じであり、UPパケット生成部13の構成について工夫している。
【0059】
UPパケット生成部13はDNパケットヘッダ変換テーブル部14からの解決結果で、“登録情報=1”及び“格納設定=1”の場合、DN受信パケット格納バッファ17へDN受信パケット101を格納すると同時に、UP送信パケット103の生成及びUPパケットインタフェース部12への送出を行う。
【0060】
同様に、DNパケット生成部15はUPパケットヘッダ変換テーブル部16からの解決結果で、“登録情報=1”及び“格納設定=1”の場合、UP受信パケット格納バッファ18へUP受信パケット104を格納すると同時に、DN送信パケット102生成及びDNパケットインタフェース部11への送出を行う。
【0061】
本発明の別の実施例によるヘッダ変換装置は、図示していないが、その基本的構成が本発明の一実施例と同じであり、パケットを格納するバッファの構成について工夫している。
【0062】
DN受信パケット格納バッファ17及びUP受信パケット格納バッファ18のバッファ面を複数持つことによって、制御回路4は格納されたパケットを複数まとめて読出すことが可能となる。
【0063】
【発明の効果】
以上説明したように本発明は、それぞれ固有のパケットフォーマットによって任意のデータ送受信を行う第1及び第2のインタフェース回路間のデータ転送を実現するためにパケットのヘッダ変換を行うヘッダ変換回路において、第1及び第2のインタフェース回路各々からの受信パケットを、ヘッダ変換時に予め設定された格納設定に応じて内部バッファへ格納することによって、パケット転送が正常に行われたかどうかの確認を容易に行うことができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるヘッダ変換装置の構成を示すブロック図である。
【図2】(a)は図1のDN送信パケット及びDN受信パケットのフォーマット構成を示す図、(b)は図1のUP送信パケット及びUP受信パケットのフォーマット構成を示す図である。
【図3】図1のヘッダ変換回路の構成を示すブロック図である。
【図4】図3のDNパケットヘッダ変換テーブル部のDNパケットヘッダ変換テーブルの構成を示す図である。
【図5】図3のUPパケットヘッダ変換テーブル部のUPパケットヘッダ変換テーブルの構成を示す図である。
【図6】図3のUPパケット生成部の動作を示すフローチャートである。
【図7】図3のDNパケット生成部の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 ヘッダ変換回路
2 下流側インタフェース回路
3 上流側インタフェース回路
4 制御回路
11 DNパケットインタフェース部
12 UPパケットインタフェース部
13 UPパケット生成部
14 DNパケットヘッダ変換テーブル部
14a DNパケットヘッダ変換テーブル
15 DNパケット生成部
16 UPパケットヘッダ変換テーブル部
16a UPパケットヘッダ変換テーブル
17 DN受信パケット格納バッファ
18 UP受信パケット格納バッファ
21 DNパケットヘッダ
22 可変長のユーザデータ
23 DNパケットアドレス情報
24 UPパケットヘッダ
25 UPパケットアドレス情報
101 DN受信パケット
102 DN送信パケット
103 UP送信パケット
104 UP受信パケット
111 DNパケットヘッダ
112 UPパケットヘッダ
113 UPパケットアドレス情報
114 DNパケットアドレス情報
Claims (6)
- それぞれ固有のパケットフォーマットによって任意のデータ送受信を行う第1及び第2のインタフェース回路間のデータ転送を実現するためにパケットのヘッダ変換を行うヘッダ変換回路であって、
前記第1及び第2のインタフェース回路各々からの受信パケットを格納する内部バッファと、前記ヘッダ変換時に予め設定された格納設定に応じて前記受信パケットの前記内部バッファへの格納を制御する手段とを有し、
前記格納設定は、前記ヘッダ変換において前記第1及び第2のインタフェース回路の一方のパケットアドレス情報を前記第1及び第2のインタフェース回路の他方のパケットヘッダに変換するためのヘッダ変換テーブルに格納することを特徴とするヘッダ変換回路。 - 前記内部バッファは、格納した前記受信パケットを外部から読出し自在としたことを特徴とする請求項1記載のヘッダ変換回路。
- 前記第1及び第2のインタフェース回路の一方からの受信パケットを基に前記第1及び第2のインタフェース回路の他方への送信パケットを生成するパケット生成手段を含み、前記パケット生成手段が前記受信パケットの前記内部バッファへの格納を制御することを特徴とする請求項1または請求項2記載のヘッダ変換回路。
- それぞれ固有のパケットフォーマットによって任意のデータ送受信を行う第1及び第2のインタフェース回路間のデータ転送を実現するためにパケットのヘッダ変換を行うヘッダ変換方法であって、前記ヘッダ変換時に予め設定された格納設定に応じて前記第1及び第2のインタフェース回路各々からの受信パケットを内部バッファに格納するステップを有し、
前記格納設定は、前記ヘッダ変換において前記第1及び第2のインタフェース回路の一方のパケットアドレス情報を前記第1及び第2のインタフェース回路の他方のパケットヘッダに変換するためのヘッダ変換テーブルに格納することを特徴とするヘッダ変換方法。 - 前記内部バッファは、格納した前記受信パケットを外部から読出し自在としたことを特徴とする請求項4記載のヘッダ変換方法。
- 前記第1及び第2のインタフェース回路の一方からの受信パケットを基に前記第1及び第2のインタフェース回路の他方への送信パケットを生成する際に、前記受信パケットの前記内部バッファへの格納を行うことを特徴とする請求項4または請求項5記載のヘッダ変換方法。
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