JP3606210B2 - チョークコイル - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は各種電子機器等に用いるチョークコイルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
以下、従来のチョークコイルについて図面を参照しながら説明する。
【0003】
図12は従来のチョークコイルの分解斜視図、図13は同チョークコイルの平面断面図、図14は同チョークコイルの正面断面図である。
【0004】
図12〜図14において、従来のチョークコイルは、貫通孔1を有したコイルボビン2と、このコイルボビン2に巻回した巻線3と、コイルボビン2の貫通孔1に挿入するとともに、2つの分割磁芯4を組み合わせて形成した閉磁路状磁芯とを備えている。
【0005】
また、2つの分割磁芯4は積層鉄系磁芯にするとともに、一方の分割磁芯4は、中脚5と2つの外脚6とを連接脚7で連接したE字形状磁芯にし、他方の分割磁芯4は、連接脚7のみを有したI字形状磁芯にしている。
【0006】
さらに、一方の分割磁芯4の中脚5をコイルボビン2の貫通孔1に挿入するとともに、中脚5を他方の分割磁芯4と互いに非密着するように空間部8を介して突き合わせ、外脚6を他方の分割磁芯4と互いに密着するように突き合わせている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記構成のチョークコイルでは、取付面の外形寸法(W1)を小さくして小型化を図る際には、2つの分割磁芯4の断面積を変化させないように、一方の分割磁芯4の中脚5、外脚6、連接脚7の幅と、他方の分割磁芯4の連接脚7の幅とを小さくするとともに、2つの分割磁芯4の高さを高くすればよい。
【0008】
しかし、これでは、ボビンの高さも必然的に高くなり、取付面の外形寸法(W1)を小さくできるものの、高さ寸法(H1)が大きくなり、全体として小型化できないという問題点を有していた。
【0009】
本発明は上記問題点を解決するもので、取付面の外形寸法(W1)を小さくしつつ、高さ寸法(H1)を大きくせず、全体として小型化したチョークコイルを提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は以下の構成を有する。
【0011】
本発明の請求項1記載の発明は、特に、2つの分割磁芯は積層鉄系磁芯にするとともに、中脚と2つの外脚とを連接脚で連接したE字形状磁芯にしており、2つの前記分割磁芯の前記中脚および前記外脚を互いに対向させるとともに、前記中脚はコイルボビンの貫通孔に挿入して、互いに密着するように突き合わせ、前記外脚は前記コイルボビンの外方に配置して、互いに非密着するように空間部を介して突き合わせており、2つの前記分割磁芯の前記外脚および前記連接脚と同等形状のコ字形状磁芯を前記外脚上および前記連接脚上に配置して、前記閉磁路状磁芯上に前記空間部を介してロ字形状磁芯を設けた構成である。
【0012】
上記構成により、分割磁芯の外脚および連接脚の幅を小さくして、取付面の外形寸法を小さくしたとしても、コイルボビンの貫通孔に挿入した分割磁芯の中脚の高さを高くしないので、取付面の外形寸法を小さくしつつ、高さ寸法が大きくならず、全体として小型化を図ることができる。
【0013】
特に、単に、2つの分割磁芯の外脚および連接脚と同等形状の2つのコ字形状磁芯を外脚上および連接脚上に配置すると、電流値に対するインダクタンス値が小さくなりやすく、大電流に対して用いることができなかっり、高調波電流を低下させられず、ノイズ除去特性が劣化したりする。しかし、上記構成では、分割磁芯の中脚はコイルボビンの貫通孔に挿入して、互いに密着するように突き合わせ、外脚はコイルボビンの外方に配置して、互いに非密着するように空間部を介して突き合わせて、この分割磁芯の外脚および連接脚と同等形状の2つのコ字形状磁芯を配置しているので、大電流に対して用いることができるとともに、高調波電流を低下させ、ノイズ除去特性を向上することができる。
【0014】
本発明の請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、特に、コ字形状磁芯および分割磁芯とを接合してブロック化し、ブロック磁芯を形成した構成である。
【0015】
上記構成により、各々の磁芯が固定され、製造時の組立性が向上し、低コスト化を図ることができるとともに、振動や唸りの発生も防止できる。
【0016】
本発明の請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明において、ロ字形状磁芯を積層鉄系磁芯とした構成である。
【0017】
上記構成により、ロ字形状磁芯に、渦電流等が生じにくくなり、特性を向上することができる。
【0018】
本発明の請求項4記載の発明は、特に、2つの分割磁芯は積層鉄系磁芯にするとともに、一方の前記分割磁芯は、中脚と2つの外脚とを連接脚で連接したE字形状磁芯にし、他方の前記分割磁芯は、連接脚のみを有したI字形状磁芯にしており、一方の前記分割磁芯の前記中脚をコイルボビンの前記貫通孔に挿入するとともに、前記中脚および前記外脚を他方の前記分割磁芯と互いに非密着するように空間部を介して突き合わせており、一方の前記分割磁芯の前記外脚および前記連接脚と同等形状のコ字形状磁芯および他方の前記分割磁芯の前記連接脚と同等形状の棒形状磁芯を、2つの前記分割磁芯の前記外脚上および前記連接脚上に配置して、前記閉磁路状磁芯上に前記空間部を介してロ字形状磁芯を設けた構成である。
【0019】
上記構成により、分割磁芯の外脚および連接脚の幅を小さくして、取付面の外形寸法を小さくしたとしても、コイルボビンの貫通孔に挿入した分割磁芯の中脚の高さを高くしないので、取付面の外形寸法を小さくしつつ、高さ寸法が大きくならず、全体として小型化を図ることができる。
【0020】
特に、単に、一方の分割磁芯の外脚および連接脚と同等形状のコ字形状磁芯および他方の分割磁芯の連接脚と同等形状の棒形状磁芯を外脚上および連接脚上に配置すると、電流値に対するインダクタンス値が小さくなりやすく、大電流に対して用いることができなかったり、高調波電流を低下させられず、ノイズ除去特性が劣化したりする。しかし、上記構成では、一方の分割磁芯の中脚をコイルボビンの貫通孔に挿入するとともに、中脚および外脚を他方の分割磁芯と互いに非密着するように空間部を介して突き合わせて、この分割磁芯の外脚および連接脚と同等形状のコ字形状磁芯と棒形状磁芯とを配置しているので、大電流に対して用いることができるとともに、高調波電流を低下させ、ノイズ除去特性を向上することができる。
【0021】
本発明の請求項5記載の発明は、請求項4記載の発明において、特に、一方の分割磁芯の外脚および連接脚と同等形状のコ字形状磁芯と一方の前記分割磁芯とを接合してブロック化し、ブロック磁芯を形成するとともに、他方の分割磁芯の連接脚と同等形状の棒形状磁芯と他方の前記分割磁芯とを接合してブロック化し、ブロック磁芯を形成した構成である。
【0022】
上記構成により、各々の磁芯が固定され、製造時の組立性が向上し、低コスト化を図ることができるとともに、振動や唸りの発生も防止できる。
【0023】
本発明の請求項6記載の発明は、請求項4記載の発明において、一方の分割磁芯の外脚および連接脚と同等形状のコ字形状磁芯および他方の分割磁芯の連接脚と同等形状の棒形状磁芯と他方の前記分割磁芯とを積層鉄系磁芯とした構成である。
【0024】
上記構成により、ロ字形状磁芯に、渦電流等が生じにくくなり、特性を向上することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1を用いて、請求項1〜請求項3記載の発明について図面を参照しながら説明する。
【0026】
図1は本発明の実施の形態1におけるチョークコイルの斜視図、図2は同チョークコイルの分解斜視図、図3は同チョークコイルの平面断面図、図4は同チョークコイルの正面断面図である。
【0027】
図1〜図4において、本発明の実施の形態1におけるチョークコイルは、貫通孔11を有したコイルボビン12と、このコイルボビン12に巻回した巻線13と、コイルボビン12の貫通孔11に挿入するとともに、2つの分割磁芯14を組み合わせて形成した閉磁路状磁芯とを備えている。
【0028】
また、2つの分割磁芯14は積層鉄系磁芯にするとともに、中脚15と2つの外脚16とを連接脚17で連接したE字形状磁芯にしており、2つの分割磁芯14の中脚15および外脚16を互いに対向させるとともに、中脚15はコイルボビン12の貫通孔11に挿入して、互いに密着するように突き合わせ、外脚16はコイルボビン12の外方に配置して、互いに非密着するように空間部18を介して突き合わせている。
【0029】
さらに、2つの分割磁芯14の外脚16および連接脚17と同等形状のコ字形状磁芯19を外脚16上および連接脚17上に配置して、閉磁路状磁芯上に空間部18を介してロ字形状磁芯を設け、このロ字形状磁芯も積層鉄系磁芯としている。
【0030】
上記構成のチョークコイルについて、以下その動作を説明する。
【0031】
上記構成により、分割磁芯14の外脚16および連接脚17の幅を小さくして、取付面の外形寸法(W1)を小さくしたとしても、コイルボビン12の貫通孔11に挿入した分割磁芯14の中脚15の高さを高くしないので、取付面の外形寸法(W1)を小さくしつつも、高さ寸法(H1)が大きくならず、全体として小型化を図ることができる。
【0032】
一般に、チョークコイルは、スイッチング電源回路等の負荷回路に対して、商用電源(100V:50/60Hz)の電源波形のノイズ除去を行う。
【0033】
商用電源(100V:50Hz)、電流(1A)、負荷回路の消費電力(70W)にチョークコイルを用いた場合において、電流値に対するインダクタンス値の変化を示す電流−インダクタンス特性グラフは図5に示すようになる。従来のチョークコイルをそのまま用いて、第1の実施の形態におけるチョークコイルと同様な構成(図12において、2つのコ字形状磁芯を分割磁芯4の外脚6上および連接脚7上に配置した構成)を取っても、第1の実施の形態におけるチョークコイルほど、大電流に対してインダクタンス値の低減を抑制できない。
【0034】
また、商用電源の電源波形における基本波形の3次高調波、5次高調波、7次高調波において高調波電流値を低減させることはノイズ除去に有効であり、特に、3次高調波の高調波電流値を低減させることは有効である。ここで、高次高調波の次数に対する高調波電流値の変化を示す高調波次数−高調波電流特性グラフを図6に示す。これについても、従来のチョークコイルをそのまま用いて、第1の実施の形態におけるチョークコイルと同様な構成(図12において、2つのコ字形状磁芯を分割磁芯4の外脚6上および連接脚7上に配置した構成)を取っても、第1の実施の形態におけるチョークコイルほど、高調波電流値を低減できない。
【0035】
つまり、第1の実施の形態におけるチョークコイルのように、分割磁芯14の中脚15はコイルボビン12の貫通孔11に挿入して、互いに密着するように突き合わせ、外脚16はコイルボビン12の外方に配置して、互いに非密着するように空間部18を介して突き合わせて、この分割磁芯14の外脚16および連接脚17と同等形状の2つのコ字形状磁芯19を配置しているので、大電流に対して用いることができるとともに、高調波電流を低下させ、ノイズ除去特性を向上することができる。
【0036】
さらに、ロ字形状磁芯も積層鉄系磁芯としているので、ロ字形状磁芯に渦電流等が生じにくくなり、特性を向上することができる。
【0037】
このように本発明の第1の実施の形態によれば、取付面の外形寸法(W1)を小さくしつつも、高さ寸法(H1)が大きくならず、全体として小型化を図ることができるとともに、大電流に対して用いることができ、かつ、ノイズ除去特性を向上することができる。
【0038】
なお、第1の実施の形態において、図7、図8に示すように、コ字形状磁芯19および分割磁芯14とをカシメ部20や溶接部21により接合してブロック化し、ブロック磁芯22を形成すれば、各々の磁芯が固定され、製造時の組立性が向上し、低コスト化を図ることができるとともに、振動や唸りの発生も防止できる。
【0039】
(実施の形態2)
以下、本発明の実施の形態2を用いて、請求項4〜請求項6記載の発明について図面を参照しながら説明する。
【0040】
図9は本発明の実施の形態2におけるチョークコイルの斜視図、図10は同チョークコイルの分解斜視図、図11は同チョークコイルの平面断面図である。
【0041】
図9〜図11において、本発明の実施の形態2におけるチョークコイルは、実施の形態1におけるチョークコイルの分割磁芯14およびロ字形状磁芯を改良したものである。
【0042】
本発明の実施の形態2におけるチョークコイルは、2つの分割磁芯14は積層鉄系磁芯にするとともに、一方の分割磁芯14は、中脚15と2つの外脚16とを連接脚17で連接したE字形状磁芯にし、他方の分割磁芯14は、連接脚17のみを有したI字形状磁芯にしており、一方の分割磁芯14の中脚15をコイルボビン12の貫通孔11に挿入するとともに、中脚15および外脚16を他方の分割磁芯14と互いに非密着するように空間部18を介して突き合わせている。
【0043】
また、一方の分割磁芯14の外脚16および連接脚17と同等形状のコ字形状磁芯19および他方の分割磁芯14の連接脚17と同等形状の棒形状磁芯24を、2つの分割磁芯14の外脚16上および連接脚17上に配置して、閉磁路状磁芯上に空間部18を介してロ字形状磁芯を設けている。
【0044】
そして、この空間部18にはギャップスペーサ(仕切り板)23を配置している。
【0045】
さらに、一方の分割磁芯14の外脚16および連接脚17と同等形状のコ字形状磁芯19および他方の分割磁芯14の連接脚17と同等形状の棒形状磁芯24と他方の分割磁芯14とを積層鉄系磁芯としている。
【0046】
上記構成のチョークコイルについて、以下その動作を説明する。
【0047】
上記構成により、実施の形態1におけるチョークコイルと同様に、分割磁芯14の外脚16および連接脚17の幅を小さくして、取付面の外形寸法(W1)を小さくしたとしても、コイルボビン12の貫通孔11に挿入した分割磁芯14の中脚15の高さを高くしないので、取付面の外形寸法を小さくしつつ、高さ寸法(H1)が大きくならず、全体として小型化を図ることができる。
【0048】
特に、単に、一方の分割磁芯14の中脚15をコイルボビン12の貫通孔11に挿入するとともに、中脚15および外脚16を他方の分割磁芯14と互いに非密着するように空間部18を介して突き合わせて、この分割磁芯14の外脚16および連接脚17と同等形状のコ字形状磁芯19と棒形状磁芯24とを配置しているので、大電流に対して用いることができるとともに、高調波電流を低下させ、ノイズ除去特性を向上することができる。
【0049】
また、一方の分割磁芯14であるE字形状磁芯の中脚15および外脚16と他方の分割磁芯14であるI字形状磁芯の連接脚17との間に空間部18が形成されるので、磁気飽和が生じにくく、漏れ磁束も低減して、実装時における周辺部品への磁気的影響を抑制することもできる。
【0050】
サーチコイル誘起電圧測定回路(漏れ磁束による誘起電圧を測定する回路:誘起電圧が大きいほど、漏れ磁束が大きい)によれば、特定条件(電源は100V:50Hzで、電流は1A)において、実施の形態1におけるチョークコイルのサーチコイル誘起電圧は3.4V(100V:50Hzの商用電源に対して1Aの電流を流した場合)で、実施の形態2におけるチョークコイルのサーチコイル誘起電圧は2.4Vであるので、明らかに漏れ磁束に違いが生じている。
【0051】
さらに、ロ字形状磁芯も積層鉄系磁芯としているので、ロ字形状磁芯に渦電流等が生じにくくなり、特性を向上することができる。
【0052】
このように本発明の第2の実施の形態によれば、取付面の外形寸法(W1)を小さくしつつも、高さ寸法(H1)が大きくならず、全体として小型化を図ることができるとともに、大電流に対して用いることができ、かつ、ノイズ除去特性を向上することができる。
【0053】
なお、第1の実施の形態と同様に、第2の実施の形態において、一方の分割磁芯14の外脚16および連接脚17と同等形状のコ字形状磁芯19と一方の分割磁芯14とを接合してブロック化し、ブロック磁芯22を形成するとともに、他方の分割磁芯14の連接脚17と同等形状の棒形状磁芯24と他方の分割磁芯14とを接合してブロック化し、ブロック磁芯22を形成すれば、各々の磁芯が固定され、製造時の組立性が向上し、低コスト化を図ることができるとともに、振動や唸りの発生も防止できる。
【0054】
さらに、第1の実施の形態および第2の実施の形態では、コ字形状磁芯19および棒形状磁芯24は分割磁芯14の上方側に配置しているが、下方側に配置したり、上方と下方の両側に配置してもよい。
【0055】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、分割磁芯の外脚および連接脚の幅を小さくして、取付面の外形寸法を小さくしたとしても、コイルボビンの貫通孔に挿入した分割磁芯の中脚の高さを高くしないので、取付面の外形寸法を小さくしつつ、高さ寸法が大きくならない。
【0056】
この結果、全体として小型化を図ったチョークコイルを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1におけるチョークコイルの斜視図
【図2】同チョークコイルの分解斜視図
【図3】同チョークコイルの平面断面図
【図4】同チョークコイルの正面断面図
【図5】電流−インダクタンス特性グラフ
【図6】高調波次数−高調波電流特性グラフ
【図7】カシメ部によりブロック化した分割磁芯およびコ字形状磁芯の斜視図
【図8】溶接部によりブロック化した分割磁芯およびコ字形状磁芯の斜視図
【図9】本発明の実施の形態2におけるチョークコイルの斜視図
【図10】同チョークコイルの分解斜視図
【図11】同チョークコイルの平面断面図
【図12】従来のチョークコイルの分解斜視図
【図13】同チョークコイルの平面断面図
【図14】同チョークコイルの正面断面図
【符号の説明】
11 貫通孔
12 コイルボビン
13 巻線
14 分割磁芯
15 中脚
16 外脚
17 連接脚
18 空間部
19 コ字形状磁芯
20 カシメ部
21 溶接部
22 ブロック磁芯
23 ギャップスペーサ
24 棒形状磁芯

Claims (6)

  1. 貫通孔を有したコイルボビンと、前記コイルボビンに巻回した巻線と、前記コイルボビンの貫通孔に挿入するとともに、2つの分割磁芯を組み合わせて形成した閉磁路状磁芯とを備え、2つの前記分割磁芯は積層鉄系磁芯にするとともに、中脚と2つの外脚とを連接脚で連接したE字形状磁芯にしており、2つの前記分割磁芯の前記中脚および前記外脚を互いに対向させるとともに、前記中脚は前記コイルボビンの前記貫通孔に挿入して、互いに密着するように突き合わせ、前記外脚は前記コイルボビンの外方に配置して、互いに非密着するように空間部を介して突き合わせており、2つの前記分割磁芯の前記外脚および前記連接脚と同等形状のコ字形状磁芯を前記外脚上および前記連接脚上に配置して、前記閉磁路状磁芯上に前記空間部を介してロ字形状磁芯を設けたチョークコイル。
  2. コ字形状磁芯および分割磁芯とを接合してブロック化し、ブロック磁芯を形成した請求項1記載のチョークコイル。
  3. ロ字形状磁芯を積層鉄系磁芯とした請求項1記載のチョークコイル。
  4. 貫通孔を有したコイルボビンと、前記コイルボビンに巻回した巻線と、前記コイルボビンの貫通孔に挿入するとともに、2つの分割磁芯を組み合わせて形成した閉磁路状磁芯とを備え、2つの前記分割磁芯は積層鉄系磁芯にするとともに、一方の前記分割磁芯は、中脚と2つの外脚とを連接脚で連接したE字形状磁芯にし、他方の前記分割磁芯は、連接脚のみを有したI字形状磁芯にしており、一方の前記分割磁芯の前記中脚を前記コイルボビンの前記貫通孔に挿入するとともに、前記中脚および前記外脚を他方の前記分割磁芯と互いに非密着するように空間部を介して突き合わせており、一方の前記分割磁芯の前記外脚および前記連接脚と同等形状のコ字形状磁芯および他方の前記分割磁芯の前記連接脚と同等形状の棒形状磁芯を、2つの前記分割磁芯の前記外脚上および前記連接脚上に配置して、前記閉磁路状磁芯上に前記空間部を介してロ字形状磁芯を設けたチョークコイル。
  5. 一方の分割磁芯の外脚および連接脚と同等形状のコ字形状磁芯と一方の前記分割磁芯とを接合してブロック化し、ブロック磁芯を形成するとともに、他方の分割磁芯の連接脚と同等形状の棒形状磁芯と他方の前記分割磁芯とを接合してブロック化し、ブロック磁芯を形成した請求項4記載のチョークコイル。
  6. 一方の分割磁芯の外脚および連接脚と同等形状のコ字形状磁芯および他方の分割磁芯の連接脚と同等形状の棒形状磁芯と他方の前記分割磁芯とを積層鉄系磁芯とした請求項4記載のチョークコイル。
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