JP3606206B2 - パケット網電話網複合システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は固定電話機あるいは携帯電話機を使用してパケット網と音声網の双方を利用することのできるパケット網電話網複合システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
固定電話機あるいは携帯電話機を使用して、ネットワーク上で各種の問い合わせを行ったり、予め定めた処理を要求するようなサービスが実現されている。たとえば、様々な情報の提供を依頼したり、特定の資料の送付を要求するといったサービスである。このようなサービスを行う場合、ユーザは固定電話機あるいは携帯電話機(以下、特に必要とされない限り、単に電話機という。)を予め定められたサービス用の端末に接続した後、この端末から送られてくる音声メッセージに応じてキーの操作を行い、PB(Push Button)信号を出力するようになっている。PB信号は高群周波数と低群周波数の組み合わせた音声帯域(300〜3.4kHz)あるいは可聴帯域に含まれる信号である。ユーザの選択したキーに対応した数字や“♯”等の符号を表わしたPB信号が端末に送られると、端末からこれに応じて音声メッセージが送り返されてくる。この内容に応じて更にキー操作を行うことで、提供させるサービスが特定される。このような電話機を使用した音声帯域を使用したサービスは、音声信号をそのまま伝送する電話網上で実現されている。
【0003】
図10は、従来のこのような音声応答サービスシステムの概要を表わしたものである。固定電話機あるいは携帯電話機からなるユーザ端末301は電話網302に接続されており、各種のサービス提供装置303〜303も電話網302に接続されている。それぞれのサービス提供装置303〜303はPB信号を解読する図示しない解読器と提供するサービスを音声信号に変換する変換器を備えている。たとえば第1のサービス提供装置303が天気予報をサービスする装置であるとすると、ユーザ端末301が第1のサービス提供装置303に電話して音声ガイダンスに沿ってキー操作を行うことで、天気予報の行われる地域や日時を指定して音声ガイダンスを受けることができる。
【0004】
一方、インターネットの飛躍的な発展によって、各種データをパケット形式のデータ(以下パケットデータという。)として通信することが広く行われるようになってきている。パケットデータはパケット網で利用される。パケット網は電話網と比較すると、インターネットの普及等によって多くのユーザが自由に利用することができるという特徴をもっている。また、パケット網を利用して新たなアプリケーションの開発を行ったり、サービスを開発することが容易である。ところが図10に示したような従来の音声応答サービスシステムでは、既存の電話網302に接続された装置だけがサービスの対象となるという問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、このようなパケット網に存在するサービスやアプリケーションを固定電話機や携帯電話機で利用する試みが行われている。たとえば特開2000−151853号公報では、PB信号をネットワークのトランスポート層の通信プロトコルとしてのUDP(user datagram protocol)から同様の通信プロトコルとしてのTCP(transmission control protocol)に変換してパケット層に送信し、PB信号以外についてはUDPを使用して送信を行うようにしている。
【0006】
すなわち、この技術では共にパケット信号として送信するようにしているので、PB信号を用いてインターネット網等のパケット網にアクセスしているときには電話網を使用した通常の会話を行うことができない。また、反対に電話網を使用して通常の会話を行っている状態ではパケット網にアクセスすることができない。
【0007】
そこで本発明の目的は、固定電話機や携帯電話機からパケット網にPB信号を使用してアクセスできるだけでなく、電話網を使用した通話も併せて行えるようにしたパケット網音声網複合システムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明では、(イ)音声帯域のPB信号を出力可能なユーザ端末と、(ロ)このユーザ端末から特定の幾つかのPB信号のうちのいずれか1つが出力されたときこれを検出してパケット網上のこれに対応するサービスを提供するサービス提供側装置の所在を特定する情報を組み込んだパケット信号に変換してパケット網に送出するPB信号パケット網送出手段と、(ハ)このPB信号パケット網送出手段によって送出されたパケット信号を受信したサービス提供側装置から音声を表わしたパケット信号が送られてきたときこれを音声帯域の音声信号に再生してユーザ端末に送出する音声信号再生手段と、(ニ)前記した特定の幾つかのPB信号以外のPB信号がユーザ端末から出力されたときこれを電話網上に送出する電話網送出手段とをパケット網電話網複合システムに具備させる。
【0009】
すなわち請求項1記載の発明では、ユーザ端末がPB信号を出力すると、PB信号パケット網送出手段が特定の幾つかのPB信号のうちのいずれか1つが出力されたことを検出してパケット網上のこれに対応するサービスを提供するサービス提供側装置の所在を特定する情報を組み込んだパケット信号に変換してパケット網に送出するようにしている。このパケット信号はパケット網上の所在を特定された対応するサービス提供側装置に送られるのでサービスまたはサービス開始のための手順を進めることができる。音声信号再生手段は、PB信号パケット網送出手段によって送出されたパケット信号を受信したサービス提供側装置から音声を表わしたパケット信号が送られてきたときこれを音声帯域の音声信号に再生してユーザ端末に送出するようにしている。したがって、ユーザ端末は所望のサービス提供側装置と応答したり、これから目的のサービスを音声で得ることができる。電話網送出手段は前記した特定の幾つかのPB信号以外のPB信号がユーザ端末から出力されたときこれを電話網上に送出するので、ユーザ端末による通常の通話も可能である。
【0010】
請求項2記載の発明では、(イ)音声帯域のPB信号を出力可能な固定電話機あるいは携帯電話機からなるユーザ端末と、(ロ)パケット網上に配置されそれぞれ所定のサービスを提供すると共にサービスの要求に対しては音声データをパケット信号として送出することのできるサービス提供側装置と、(ハ)ユーザ端末から特定の幾つかのPB信号のうちのいずれか1つが出力されたときこれを検出して予め定められた所定のアドレス情報を組み込んだパケット信号に変換してパケット網に送出する一方、これ以外のPB信号は電話網に送出し、サービス提供側装置からユーザ端末宛てのパケット信号が送られてきたときにはこれを音声帯域の音声信号に再生してユーザ端末に送出する音声信号再生手段とを備えたゲートウェイと、(ニ)パケット網上に配置され、前記した所定のアドレス情報を宛先としてゲートウェイからPB信号を変換したパケット信号が送られてきたときにはこれを受信して解読し、これを基に、このパケット信号に対応するアドレスのサービス提供側装置にユーザ端末から送られてきたサービスの要求内容を送出する信号受信装置とをパケット網電話網複合システムに具備させる。
【0011】
すなわち請求項2記載の発明では、パケット網電話網複合システムをユーザ端末とサービス提供側装置とゲートウェイおよび信号受信装置を有する構成としている。ここでユーザ端末は固定電話機あるいは携帯電話機からなり、パケット網上のサービス提供側装置を利用したいときには特定の幾つかのPB信号のうちのいずれか1つでそのサービス提供側装置に対応するものを出力することになる。ゲートウェイは、ユーザ端末から特定の幾つかのPB信号のうちのいずれか1つが出力されたときこれを検出して予め定められた所定のアドレス情報を組み込んだパケット信号に変換してパケット網に送出する。また、これ以外のPB信号がユーザ端末から出力された場合にはこのPB信号を電話網に送出するようになっている。これにより、両網の切り替えを行う。また、ゲートウェイは、サービス提供側装置からユーザ端末宛てのパケット信号が送られてきたときにはこれを音声帯域の音声信号に再生してユーザ端末に送出する音声信号再生手段を備えている。一方、パケット網上に配置された信号受信装置は、前記した所定のアドレス情報を宛先としてゲートウェイからPB信号を変換したパケット信号が送られてきたときにはこれを受信して解読し、この解読結果を基に、このパケット信号に対応するアドレスのサービス提供側装置にユーザ端末から送られてきたサービスの要求内容を送出することになる。このようにして、ユーザ端末はゲートウェイおよび信号受信装置を介してPB信号をサービス提供側装置に送ることができ、サービス提供側装置から送られるパケット信号から音声信号を再生することで音声によるサービスを受けることができる。
【0012】
請求項3記載の発明では、(イ)パケット網上に配置されそれぞれ所定のサービスを提供するサービス提供側装置と、(ロ)音声帯域のPB信号を出力するPB信号出力手段と、このPB信号出力手段から特定の幾つかのPB信号のうちのいずれか1つが出力されたときこれを検出して予め定められた所定のアドレス情報を組み込んだパケット信号に変換してパケット網に送出する一方、これ以外のPB信号は電話網に送出するPB信号送出手段と、サービス提供側装置からパケット信号が送られてきたときにはこれを音声帯域の音声信号に再生する音声信号再生手段とを備えたユーザ端末と、(ハ)パケット網上に配置され、前記した所定のアドレス情報を宛先としてユーザ端末からPB信号を変換したパケット信号が送られてきたときにはこれを受信して解読し、これを基に、このパケット信号に対応するアドレスのサービス提供側装置にユーザ端末から送られてきたサービスの要求内容を送出する信号受信装置とをパケット網電話網複合システムに具備させる。
【0013】
すなわち請求項3記載の発明では、パケット網電話網複合システムを、サービス提供側装置とユーザ端末および信号受信装置を有する構成としている。そして、ユーザ端末側が音声帯域のPB信号を出力するPB信号出力手段と、このPB信号出力手段から特定の幾つかのPB信号のうちのいずれか1つが出力されたときこれを検出して予め定められた所定のアドレス情報を組み込んだパケット信号に変換してパケット網に送出する一方、これ以外のPB信号は電話網に送出するPB信号送出手段と、サービス提供側装置からパケット信号が送られてきたときにはこれを音声帯域の音声信号に再生してユーザ端末に送出する音声信号再生手段を備えているので、請求項2記載の発明のようなゲートウェイを必要とせずに信号受信装置を経由してパケット信号をサービス提供側装置に送ったり、サービス提供側装置から送られたパケット信号を音声帯域の音声信号に再生することができる。
【0014】
請求項4記載の発明では、請求項1〜請求項3いずれかに記載のパケット網電話網複合システムで、前記した特定の幾つかのPB信号は数字以外の特定の符号を先頭または末尾あるいはこれら双方に含んで構成されていることを特徴としている。
【0015】
すなわち請求項4記載の発明では、電話網に送るPB信号とそれ以外のPB信号を、数字以外の特定の符号を先頭または末尾あるいはこれら双方に含んで構成されている信号であるかどうかで区別するようにしている。特定の符号を先頭と末尾に含んでいる場合はその識別が単純である。PB信号の桁数が予め特定されている場合には数字以外の特定の符号を先頭または末尾に含んでいればその内容を同様に特定することができる。
【0016】
請求項5記載の発明では、(イ)音声帯域のPB信号を出力可能なユーザ端末と、(ロ)このユーザ端末からPB信号が出力されたときそのユーザ端末が電話網に接続されているか否かを検出する電話網接続有無検出手段と、(ハ)この電話網接続有無検出手段がユーザ端末が電話網に接続されていると検出した場合にはこのPB信号をパケット網上のこれに対応するサービスを提供するサービス提供側装置のアドレス情報を組み込んだパケット信号に変換してパケット網に送出するPB信号パケット網送出手段と、(ニ)このPB信号パケット網送出手段によって送出されたパケット信号を受信したサービス提供側装置から音声を表わしたパケット信号が送られてきたときこれを音声帯域の音声信号に再生してユーザ端末に送出する音声信号再生手段と、(ホ)電話網接続有無検出手段がユーザ端末が電話網に接続されていないと検出したときこのPB信号を電話網上に送出するPB信号電話網送出手段とをパケット網電話網複合システムに具備させる。
【0017】
すなわち請求項5記載の発明では、請求項1記載の発明と対応しているがPB信号が予め定められた特定の幾つかのPB信号のいずれかであるという判別は行わない。その代わりに電話網接続有無検出手段によってユーザ端末からPB信号が出力されたときそのユーザ端末が電話網に接続されているか否かを検出するようにしている。そして、ユーザ端末が電話網に接続されていない状態ではダイヤルのためのPB信号であるとしてこれを電話網に送出する一方、これ以外の場合にはこのPB信号をパケット網上のこれに対応するサービスを提供するサービス提供側装置のアドレス情報を組み込んだパケット信号に変換してパケット網に送出するようにしている。これにより、PB信号の構成を自由に設定することができる。
【0018】
請求項6記載の発明では、(イ)音声帯域のPB信号を出力可能な固定電話機あるいは携帯電話機からなるユーザ端末と、(ロ)パケット網上に配置されそれぞれ所定のサービスを提供すると共にサービスの要求に対しては音声データをパケット信号として送出することのできるサービス提供側装置と、(ハ)ユーザ端末からPB信号が出力されたときそのユーザ端末が電話網に接続されているか否かを検出する電話網接続有無検出手段と、この電話網接続有無検出手段がユーザ端末が電話網に接続されていると検出した場合にはこのPB信号をパケット網上のこれに対応するサービスを提供するサービス提供側装置のアドレス情報を組み込んだパケット信号に変換してパケット網に送出するPB信号パケット網送出手段と、電話網接続有無検出手段がユーザ端末が電話網に接続されていないと検出したときこのPB信号を電話網上に送出するPB信号電話網送出手段と、サービス提供側装置からユーザ端末宛てのパケット信号が送られてきたときにはこれを音声帯域の音声信号に再生してユーザ端末に送出する音声信号再生手段とを備えたゲートウェイと、(ニ)パケット網上に配置され、前記した所定のアドレス情報を宛先としてゲートウェイからPB信号を変換したパケット信号が送られてきたときにはこれを受信して解読し、これを基に、このパケット信号に対応するアドレスのサービス提供側装置にユーザ端末から送られてきたサービスの要求内容を送出する信号受信装置とをパケット網電話網複合システムに具備させる。
【0019】
すなわち請求項6記載の発明では、請求項2記載の発明と対応しているがPB信号が予め定められた特定の幾つかのPB信号のいずれかであるという判別は行わない。その代わりに電話網接続有無検出手段によってユーザ端末からPB信号が出力されたときそのユーザ端末が電話網に接続されているか否かを検出するようにしている。そして、ユーザ端末が電話網に接続されていない状態ではダイヤルのためのPB信号であるとしてこれを電話網に送出する一方、これ以外の場合にはこのPB信号をパケット網上のこれに対応するサービスを提供するサービス提供側装置のアドレス情報を組み込んだパケット信号に変換してパケット網に送出するようにしている。これにより、PB信号の構成を自由に設定することができる。
【0020】
請求項7記載の発明では、(イ)音声帯域のPB信号を出力するユーザ端末と、(ロ)送られてきたPB信号が予め定めた特定の信号列で構成されているかどうかを判別する信号列判別手段と、この信号列判別手段が特定の信号列で構成されていると判別したときその信号列に対応するサービスを実行するための処理を開始するサービス処理開始手段とを備え、パケット網上に配置され所定のサービスを提供するサービス提供側装置と、(ハ)ユーザ端末からPB信号が出力されたときこれを電話網に送出すると共にサービス提供側装置のアドレス情報を組み込んだパケット信号に変換してパケット網にも送出するPB信号送出手段と、(ニ)このPB信号送出手段によって送出されたパケット信号を受信したサービス提供側装置から音声を表わしたパケット信号が送られてきたときこれを音声帯域の音声信号に変換してユーザ端末に送出する音声信号変換送出手段とをパケット網電話網複合システムに具備させる。
【0021】
すなわち請求項7記載の発明では、ユーザ端末が音声帯域のPB信号を出力すると、ゲートウェイ等のPB信号送出手段がこれを電話網に送出すると共にサービス提供側装置のアドレス情報を組み込んだパケット信号に変換してパケット網にも送出するようにしている。このようにPB信号が電話網とパケット網の双方に共通して送られるようになっていることに基づき、サービス提供側装置にサービスを要求しているPB信号であるかどうかを区別するために信号列判別手段が特定の信号列で構成されている信号であるかどうかを判別し、そのような特定の信号列で構成されていると判別したときにはその信号列に対応するサービスを実行するための処理をサービス処理開始手段で開始することにしている。また、サービス提供側装置から音声を表わしたパケット信号が送られてきたときには、音声信号変換送出手段はこれを音声帯域の音声信号に変換してユーザ端末に送出しユーザ端末が利用できるようにしている。
【0022】
請求項8記載の発明では、(イ)送られてきたPB信号が予め定めた特定の信号列で構成されているかどうかを判別する信号列判別手段と、この信号列判別手段が特定の信号列で構成されていると判別したときその信号列に対応するサービスを実行するための処理を開始するサービス処理開始手段とを備え、パケット網上に配置され所定のサービスを提供するサービス提供側装置と、(ロ)音声帯域のPB信号が生成されたときこれを電話網に送出すると共にサービス提供側装置のアドレス情報を組み込んだパケット信号に変換してパケット網にも送出する信号送出手段と、サービス提供側装置から音声を表わしたパケット信号が送られてきたときこれを音声帯域の音声信号に変換する信号変換手段とを備えたユーザ端末とをパケット網電話網複合システムに具備させる。
【0023】
すなわち請求項8記載の発明では、請求項7記載の発明におけるユーザ端末が電話網だけでなくパケット網にもPB信号を送出する機能を備えたものである。この請求項8のユーザ端末は更にサービス提供側装置から音声を表わしたパケット信号が送られてきたときこれを音声帯域の音声信号に変換する信号変換手段を備えているので、サービス提供側装置から送られてきたパケット信号を音声帯域の音声信号に変換してサービスを享受することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】
【0027】
【実施例】
以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
【0028】
図1は本発明の一実施例におけるパケット網電話網複合システムの構成を表わしたものである。本実施例のシステムは、固定電話機からなるユーザ端末101と、ゲートウェイ102を介してこのユーザ端末101と接続される電話網103およびパケット網104と、パケット網104に接続された信号受信装置105ならびにサービス提供サーバ106〜106から構成されている。一例としてゲートウェイ102は、図示しない局用加入者交換機内に配置されており、電話網103と接続されるだけでなく、パケット網104と接続される機能を備えたものとなっている。
【0029】
ここでサービス提供サーバ106〜106は、預金の各種データを知らせるサーバや、天気予報を知らせるサーバのようにパケット網104上で機能する各種のサーバである。信号受信装置105は固定電話機から出力されるPB(Push Button)信号を組み込んだパケット信号111をパケット網104から受け取って、これから元の高群周波数と低群周波数を組み合わせた信号を再生して数字や“♯”等の機能ボタンを解読すると共に、その解読結果をパケット信号112としてパケット網104に送出する機能を備えている。パケット信号112は、サービス提供サーバ106〜106に対するURL(Uniform Resource Locator)やサービスの内容を特定するデータを含んでいる。
【0030】
図2は、ゲートウェイの構成を具体的に表わしたものである。ゲートウェイ102は、図1に示したユーザ端末101の送出する送信用信号121の中からPB信号を検出するPB検出部122を備えている。PB検出部122の検出したPB信号123はパケット送出部124に入力され、ここでパケット信号125に組み立てられてパケット網104に送出されるようになっている。パケット受信部126は、パケット網104を伝送される各種のパケット信号の中からこのゲートウェイ102を宛先とするパケット信号127を受信する装置である。パケット受信部126で受信されたパケット信号128は音声パケット再生部129に入力されてディジタル音声データがアナログ音声データに変換される。このようにして再生された音声データ131は音声加算部132に入力されるようになっている。音声加算部132は、電話網103から送られてきた受信用信号134とこの音声データ131を加算して受信用信号としてユーザ端末101に送るようになっている。
【0031】
図3は、信号受信装置の具体的な構成を表わしたものである。信号受信装置105は、パケット網104からパケット信号111を受信するパケット受信部142を備えている。パケット受信部142の受信するパケット信号111は大きく分けると2種類の信号に分けられる。1つは図1に示したゲートウェイ102から送られてくるPB信号であり、もう1つはサービス提供サーバアクセスデータである。これについては後に詳しく説明する。
【0032】
パケット受信部142は受信出力としてのパケット信号143をパケット解析部144に送ってこれらの解析を行わせる。そして、PB信号が受信された場合にはこのPB信号145をPB信号解析部146に送って、数字や“♯”等の機能ボタンの解読を行わせると共に、サービス提供サーバアクセスデータ格納部147をアクセスして、必要なデータ148を読み出し、サーバ送信データ149をパケット送出部151に送出するようになっている。パケット送出部151はこのサーバ送信データ149をパケットとして組み立ててパケット信号112としてパケット網104に送出することになる。
【0033】
一方、パケット解析部144で解析されたサービス提供サーバアクセスデータ152はサービス提供サーバアクセスデータ格納部147に格納される。サービス提供サーバアクセスデータは、図1に示したユーザ端末101が必要なデータを引き出せるように、信号受信装置105が一連のPB信号に対応してサービス提供サーバ106〜106のうちの該当するものに送出する対応表(後述)等のデータから構成されている。
【0034】
たとえば、第1のサービス提供サーバ106が天気予報についての情報を提供するサーバであるとする。このサーバから「東京」の「明日」の「天気予報」を引き出すためには、まず第1のサービス提供サーバ106をアクセスするURLの入力が必要である。そこで、この第1のサービス提供サーバ106のURLに対応する数字情報(たとえば「001♯」)がユーザからPB信号として送られてきたら、信号受信装置105内のPB信号解析部146はこれが第1のサービス提供サーバ106をアクセスすることを要求するデータであることを解読する。そして、第1のサービス提供サーバ106のURLとして、たとえば「http://www.tenkiyohou.com」をサーバ送信データ149としてパケット送出部151に送出することになる。
【0035】
次に、ユーザから「東京」や「明日」に相当するPB信号を受信すると、同様にしてこれらをサーバ送信データ149に変換し、更に「天気予報」に相当するPB信号を受信してサーバ送信データ149に変換する。このようにしてサービスの要求内容を順次特定していくことで、第1のサービス提供サーバ106はユーザ端末101の欲しい情報を絞り込むことができる。この結果、第1のサービス提供サーバ106は「東京」や「明日」といった特定された天気予報に関する情報をパケット網104を介して、図2に示すようにパケット信号127としてゲートウェイ102に送出できる。また、第1のサービス提供サーバ106はこのような最終的な結果をユーザ端末101に送信する前の段階で、それぞれのPB信号に対応するパケット信号112に応答する形で次のPB信号を導くための応答信号をパケット網104を介してユーザ端末101に適宜送信する必要がある。
【0036】
なお、図3に示した信号受信装置105は実際にはパーソナルコンピュータと同様の装置構成となっている。そして、図示しないCPU(中央処理装置)が所定のプログラムを実行していくことで信号受信装置105としての各種制御を行うことになる。
【0037】
次に銀行取引をオンラインで行う場合についてこの制御の様子を具体的に説明する。図1に示したユーザ端末101は、通話中、あるいは通話を行っていない状態であってもよいが、サービス提供サーバ106〜106のいずれかをアクセスしたいときには、これらについて予め割り振られた番号(数字列)を“♯”に挟まれた形でその図示しない操作盤から入力する。たとえばあるインターネット銀行に第2のサービス提供サーバ106が対応しており、その番号が“123”であるとすると、ユーザは“♯123♯”と入力することになる。
【0038】
図4は、このときのゲートウェイの制御の様子を表わしたものである。ゲートウェイ102は、“♯……♯”というような“♯”に挟まれた形式のトーン信号が到来するかどうかをPB検出部122で監視している(ステップS201)。そしてこのような信号が到来した場合には(Y)、“♯”を取り外した形のトーン信号“……”をパケット送出部124として信号受信装置105に送出する(ステップS202)。このときには、信号受信装置105のURLを送出先のアドレスとすることになる。なお、“♯”を付加したままの信号を送出しても構わない。この例では“♯123♯”というトーン信号が送られてきたので、これを“123”として、あるいは“♯123♯”のままで信号受信装置105に送出することになる。
【0039】
図5は信号受信装置の制御の流れを表わしたものである。信号受信装置105のパケット解析部144はゲートウェイ102から特定の桁数の数字列が送られてきたかどうかをチェックする(ステップS221)。この例では“123”のように3桁の数字が送られてきた場合には特定の桁数の数字列が送られてきたとして(Y)、サービス提供サーバアクセスデータ格納部147に格納されているURLと数字列の対応表を基にして該当するURLを引き出す(ステップS222)。“123”が送られてきた場合にはインターネット銀行としての第2のサービス提供サーバ106のURLが引き出されることになる。
【0040】
PB信号解析部146はこのURLにユーザ端末101の識別番号(電話番号等)と信号受信装置105のIDを付加した形でパケット送出部151に送出し、第2のサービス提供サーバ106にアクセスさせることになる(ステップS223)。ただし、信号受信装置105がパケット網104に唯一存在する場合にはIDを特に必要としない。パケット送出部151は所定の時間tが経過する前に第2のサービス提供サーバ106に接続されるかどうかを監視し(ステップS224、S225)、接続が成功した場合には「接続されました」という音声データの格納されたパケット信号をゲートウェイ102に送出する(ステップS226)。これに対して、時間tが経過しても接続が成功しなかった場合には(ステップS225:Y)、接続ができなかったことを示す音声データの格納されたパケット信号をゲートウェイ102に送出して(ステップS227)、接続作業を打ち切る(リターン)。
【0041】
図4に戻って説明を続ける。ゲートウェイ102では“♯……♯”の形式以外の内容のパケット信号が到来したら(ステップS203:Y)、これを音声パケット再生部129でアナログの音声データ131に変換して音声加算部132に入力することでユーザ端末101に送出する(ステップS204)。たとえばユーザが通話を行いながら銀行取引を行う場合には、通話先の音声に加算された形で取引や前記した「(銀行に)接続されました」等の音声が聞こえることになる。
【0042】
この例で第2のサービス提供サーバ106に接続されると、第2のサービス提供サーバ106はユーザ端末101が発信先であるという事情を考慮して取引を行うための音声ガイダンスを流して該当する番号あるいは本人確認のためのIDの入力を促す。このような音声ガイダンスはパケット信号としてパケット網104を介してゲートウェイ102に直接送出される。ゲートウェイ102ではすでに説明したように音声データをディジタルデータからアナログデータに変換してユーザ端末101に送出する(ステップS204)。そこで、ユーザは音声ガイダンスを聞きながら該当する番号を“♯”に挟まれた形式のトーン信号でゲートウェイ102に送出することで必要な応答を行うことができ、残高照会や現金の振込み等の必要な銀行取引を行うことができる。たとえば残高照会を行った場合、第2のサービス提供サーバ106は該当する口座の残高をチェックして、これを音声データのパケット信号としてゲートウェイ102に送出することになる。
【0043】
図6は、信号受信装置における対応表の更新制御の流れを表わしたものである。インターネット等のパケット網に存在するサービス提供サーバ106〜106は時間の経過と共に一般に増加していく。また、これらのサービスのURLあるいはアドレス情報が変更される場合もある。このため、信号受信装置105は既存あるいは新規のサービス提供サーバ106からのURLの変更または追加の要求を受け入れる特別のモードを設けている。URLの変更(削除も含む)または追加の要求があったら(ステップS241:Y)、URLの変更の場合にはサービス提供サーバアクセスデータ格納部147における対応表の内容を変更する(ステップS243)。またURLの追加の場合には(ステップS242:N)、対応表入力装置のURLと対応する数字列を登録することになる(ステップS244)。
【0044】
第1の変形例
【0045】
図7は本発明の第1の変形例における信号受信装置の制御の流れを表わしたものである。図5と同一部分には同一のステップ番号を付しており、これらの説明を適宜省略する。この第1の変形例では図1に示したサービス提供サーバ106〜106がユーザ端末101に返送するパケット信号は必ず信号受信装置105に送信されるようになっている。したがって、信号受信装置105ではステップS221でパケット解析部144がゲートウェイ102から特定の桁数の数字列が送られてこなかったと判別したとき(N)、その桁数の数字データをゲートウェイ102に送信することになる(ステップS228)。
【0046】
この第1の変形例では信号受信装置105がユーザ端末101のサービス提供サーバ106〜106に対するアクセスの完全な窓口となるので、サービス提供サーバ106〜106の処理の一部をこれに移行させることができるという利点が生じる。
【0047】
第2の変形例
【0048】
図8は本発明の第2の変形例におけるパケット網電話網複合システムの構成を表わしたものである。図8で図1と同一部分には同一の符号を付しており、これらの説明を適宜省略する。この変形例のユーザ端末101Aは先の実施例のゲートウェイ102としての機能を備えている。したがって、ユーザ端末101Aは電話網103と接続される部分は従来の構成と同一であるが、パケット網104を介して信号受信装置105あるいはサービス提供サーバ106〜106と接続されるときには図2に示したゲートウェイ102と同様の回路部分を介して接続されることになる。
【0049】
なお、本発明の実施例では“♯123♯”のように特定の符号に挟まれた数字のデータ列をユーザ端末から送信したときにこれをパケット信号に変換したが、単なる数字のみからなるデータ列であっても、それが特定の意味を有しているものであると判別できるものであれば同様にパケット信号に変換できるPB信号として処理することができることは当然である。
【0050】
第3の変形例
【0051】
図9は本発明の第3の変形例におけるパケット網電話網複合システムのゲートウェイの制御の流れを表わしたものである。図1に示したゲートウェイ102はPB信号を受信すると(ステップS261:Y)、そのユーザ端末101が電話網にすでに接続されているかどうかをチェックして(ステップS262)、接続されていれば(Y)、このPB信号をパケット信号に変換して信号受信装置105をアドレス情報として設定しパケット網104に送出する(ステップS263)。これに対してPB信号を受信した時点で電話網に接続されていない場合には(ステップS262:N)、ダイヤルのためのPB信号である可能性があるので、これを電話網103の図示しない交換機に送出することになる。
【0052】
この変形例では、PB信号が特別の信号であるかどうかを判別することなくその宛先を指定することができる利点がある。ただし、電話網263に接続された状態でPB信号を使用して特殊なサービスを行う場合にはこのPB信号がパケット信号となってしまうので、電話網103におけるこの種のサービスを利用することができない。したがって、電話網103でPB信号を利用したサービスを利用するような場合には、PB信号を電話網に常に送出するような設定を事前に行っておく必要がある。
【0053】
なお、実施例および変形例ではユーザ端末が電話網とパケット網にPB信号を振り分けることにしたが、ユーザ端末自体がPB信号を電話網に送出すると共にパケット信号に変換してパケット網にも送出するようにしてもよい。ユーザ端末自体は音声帯域のPB信号を出力するのみで、これをゲートウェイ等の他の装置が電話網とパケット網の双方に出力するようにしてもよいし、ユーザ端末の出力するPB信号を入力してパケット信号に変換する変換装置が存在してもよい。
【0054】
このように2系等のPB信号を出力する場合には、パケット網側のサービス提供側装置が必要なPB信号のパケットのみを選択する機能を備えていることが必要となる。
【0055】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1〜請求項8記載の発明によれば、PB信号を適宜パケット信号に変換してパケット網上の対応するサービス提供側装置に送出するので、パケット網上に存在する各種のサービスを受けることができる。特にパケット網には多様な各種のサービスが存在するので、これらのサービスを広範囲に選択して利用することができる。しかも、電話とパケット信号によるサービスのいずれか1つに限定して選択する必要がないので、ユーザの利用しやすいシステムを構築することができる。
【0056】
更に請求項1〜請求項3記載の発明によれば、特定の幾つかのPB信号をパケット信号に変換するための信号として設定しているので、電話網でダイヤル情報やその他の情報として使用するものとの混同が生じるおそれがない。また、請求項4記載の発明によれば、前記した特定の幾つかのPB信号は数字以外の特定の符号を先頭または末尾あるいはこれら双方に含んで構成されているので、パケット信号として変換してパケット網に送出するPB信号をある程度自由に選択することができる。
【0057】
また、請求項5または請求項6記載の発明によれば、ユーザ端末が電話網に接続されている状態で出力されるPB信号はパケット網に送出するものと擬制するので、サービス提供側装置に対して送出するPB信号の構成の自由度を高めることができる。
【0058】
更に請求項7または請求項8記載の発明によれば、ユーザ端末でPB信号を生成したときこれが電話網とパケット網の双方に送られるので、これらを選択して送信する場合に比べて処理が単純になるだけでなく、両方の網が共通のサービスを提供できるときにはユーザ側がこれら双方のサービスを利用することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるパケット網電話網複合システムの構成を表わしたシステム構成図である。
【図2】本実施例のゲートウェイの構成を具体的に表わしたブロック図である。
【図3】本実施例の信号受信装置の具体的な構成を表わしたブロック図である。
【図4】本実施例でゲートウェイの制御の様子を表わした流れ図である。
【図5】本実施例で信号受信装置の制御の流れを表わした流れ図である。
【図6】本実施例の信号受信装置における対応表の更新制御の流れを表わした流れ図である。
【図7】本発明の第1の変形例における信号受信装置の制御の様子を示す流れ図である。
【図8】本発明の第2の変形例におけるパケット網電話網複合システムの構成を表わしたシステム構成図である。
【図9】本発明の第3の変形例におけるパケット網電話網複合システムのゲートウェイの制御の流れを表わした流れ図である。
【図10】従来の音声応答サービスシステムの概要を表わしたシステム構成図である。
【符号の説明】
101、101A ユーザ端末
102 ゲートウェイ
103 電話網
104 パケット網
105 信号受信装置
106 サービス提供サーバ
122 PB検出部
124 パケット送出部
129 音声パケット再生部
144 パケット解析部
146 PB信号解析部
147 サービス提供サーバアクセスデータ格納部

Claims (8)

  1. 音声帯域のPB信号を出力可能なユーザ端末と、
    このユーザ端末から特定の幾つかのPB信号のうちのいずれか1つが出力されたときこれを検出してパケット網上のこれに対応するサービスを提供するサービス提供側装置の所在を特定する情報を組み込んだパケット信号に変換してパケット網に送出するPB信号パケット網送出手段と、
    このPB信号パケット網送出手段によって送出されたパケット信号を受信したサービス提供側装置から音声を表わしたパケット信号が送られてきたときこれを音声帯域の音声信号に再生して前記ユーザ端末に送出する音声信号再生手段と、
    前記特定の幾つかのPB信号以外のPB信号がユーザ端末から出力されたときこれを電話網上に送出する電話網送出手段
    とを具備することを特徴とするパケット網電話網複合システム。
  2. 音声帯域のPB信号を出力可能な固定電話機あるいは携帯電話機からなるユーザ端末と、
    パケット網上に配置されそれぞれ所定のサービスを提供すると共にサービスの要求に対しては音声データをパケット信号として送出することのできるサービス提供側装置と、
    前記ユーザ端末から特定の幾つかのPB信号のうちのいずれか1つが出力されたときこれを検出して予め定められた所定のアドレス情報を組み込んだパケット信号に変換してパケット網に送出する一方、これ以外のPB信号は電話網に送出し、前記サービス提供側装置からユーザ端末宛てのパケット信号が送られてきたときにはこれを音声帯域の音声信号に再生して前記ユーザ端末に送出する音声信号再生手段とを備えたゲートウェイと、
    パケット網上に配置され、前記所定のアドレス情報を宛先としてゲートウェイからPB信号を変換したパケット信号が送られてきたときにはこれを受信して解読し、これを基に、このパケット信号に対応するアドレスのサービス提供側装置に前記ユーザ端末から送られてきたサービスの要求内容を送出する信号受信装置
    とを具備することを特徴とするパケット網電話網複合システム。
  3. パケット網上に配置されそれぞれ所定のサービスを提供するサービス提供側装置と、
    音声帯域のPB信号を出力するPB信号出力手段と、このPB信号出力手段から特定の幾つかのPB信号のうちのいずれか1つが出力されたときこれを検出して予め定められた所定のアドレス情報を組み込んだパケット信号に変換してパケット網に送出する一方、これ以外のPB信号は電話網に送出するPB信号送出手段と、前記サービス提供側装置からパケット信号が送られてきたときにはこれを音声帯域の音声信号に再生する音声信号再生手段とを備えたユーザ端末と、
    パケット網上に配置され、前記所定のアドレス情報を宛先としてユーザ端末からPB信号を変換したパケット信号が送られてきたときにはこれを受信して解読し、これを基に、このパケット信号に対応するアドレスのサービス提供側装置に前記ユーザ端末から送られてきたサービスの要求内容を送出する信号受信装置
    とを具備することを特徴とするパケット網電話網複合システム。
  4. 前記特定の幾つかのPB信号は数字以外の特定の符号を先頭または末尾あるいはこれら双方に含んで構成されていることを特徴とする請求項1〜請求項3いずれかに記載のパケット網電話網複合システム。
  5. 音声帯域のPB信号を出力可能なユーザ端末と、
    このユーザ端末からPB信号が出力されたときそのユーザ端末が電話網に接続されているか否かを検出する電話網接続有無検出手段と、
    この電話網接続有無検出手段がユーザ端末が電話網に接続されていると検出した場合にはこのPB信号をパケット網上のこれに対応するサービスを提供するサービス提供側装置のアドレス情報を組み込んだパケット信号に変換してパケット網に送出するPB信号パケット網送出手段と、
    このPB信号パケット網送出手段によって送出されたパケット信号を受信したサービス提供側装置から音声を表わしたパケット信号が送られてきたときこれを音声帯域の音声信号に再生して前記ユーザ端末に送出する音声信号再生手段と、
    前記電話網接続有無検出手段がユーザ端末が電話網に接続されていないと検出したときこのPB信号を電話網上に送出するPB信号電話網送出手段
    とを具備することを特徴とするパケット網電話網複合システム。
  6. 音声帯域のPB信号を出力可能な固定電話機あるいは携帯電話機からなるユーザ端末と、
    パケット網上に配置されそれぞれ所定のサービスを提供すると共にサービスの要求に対しては音声データをパケット信号として送出することのできるサービス提供側装置と、
    前記ユーザ端末からPB信号が出力されたときそのユーザ端末が電話網に接続されているか否かを検出する電話網接続有無検出手段と、この電話網接続有無検出手段がユーザ端末が電話網に接続されていると検出した場合にはこのPB信号をパケット網上のこれに対応するサービスを提供するサービス提供側装置のアドレス情報を組み込んだパケット信号に変換してパケット網に送出するPB信号パケット網送出手段と、前記電話網接続有無検出手段がユーザ端末が電話網に接続されていないと検出したときこのPB信号を電話網上に送出するPB信号電話網送出手段と、前記サービス提供側装置からユーザ端末宛てのパケット信号が送られてきたときにはこれを音声帯域の音声信号に再生して前記ユーザ端末に送出する音声信号再生手段とを備えたゲートウェイと、
    パケット網上に配置され、前記所定のアドレス情報を宛先としてゲートウェイからPB信号を変換したパケット信号が送られてきたときにはこれを受信して解読し、これを基に、このパケット信号に対応するアドレスのサービス提供側装置に前記ユーザ端末から送られてきたサービスの要求内容を送出する信号受信装置
    とを具備することを特徴とするパケット網電話網複合システム。
  7. 音声帯域のPB信号を出力するユーザ端末と、
    送られてきたPB信号が予め定めた特定の信号列で構成されているかどうかを判別する信号列判別手段と、この信号列判別手段が特定の信号列で構成されていると判別したときその信号列に対応するサービスを実行するための処理を開始するサービス処理開始手段とを備え、パケット網上に配置され所定のサービスを提供するサービス提供側装置と、
    前記ユーザ端末からPB信号が出力されたときこれを電話網に送出すると共に前記サービス提供側装置のアドレス情報を組み込んだパケット信号に変換してパケット網にも送出するPB信号送出手段と、
    このPB信号送出手段によって送出されたパケット信号を受信した前記サービス提供側装置から音声を表わしたパケット信号が送られてきたときこれを音声帯域の音声信号に変換して前記ユーザ端末に送出する音声信号変換送出手段
    とを具備することを特徴とするパケット網電話網複合システム。
  8. 送られてきたPB信号が予め定めた特定の信号列で構成されているかどうかを判別する信号列判別手段と、この信号列判別手段が特定の信号列で構成されていると判別したときその信号列に対応するサービスを実行するための処理を開始するサービス処理開始手段とを備え、パケット網上に配置され所定のサービスを提供するサービス提供側装置と、
    音声帯域のPB信号が生成されたときこれを電話網に送出すると共に前記サービス提供側装置のアドレス情報を組み込んだパケット信号に変換してパケット網にも送出する信号送出手段と、前記サービス提供側装置から音声を表わしたパケット信号が送られてきたときこれを音声帯域の音声信号に変換する信号変換手段とを備えたユーザ端末
    とを具備することを特徴とするパケット網電話網複合システム。
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