JP3605807B1 - 切断用ワイヤーの搬送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】一個のガイドローラーの使用回数を増やし、ガイドローラーの溝交換時間を短くすることにより、装置の停止時間を短縮して生産性の向上を図り、併せて作業者の作業負担の軽減と環境改善ができる切断用ワイヤーの搬送装置を提供する。
【解決手段】ワイヤーソーに供給する切断用ワイヤーを巻き取る2つのワイヤーボビンと、前記2つのワイヤーボビンの間を走行する切断用ワイヤーを案内する複数のワイヤー溝を備えたガイドローラーとを有する切断用ワイヤーの搬送装置であって、前記ガイドローラーを回転軸21の方向に移動させる移動機構を設けることにより、前記複数のワイヤー溝のうち、切断用ワイヤーを巻き付けるワイヤー溝を、前記ガイドローラーを取り付けた状態で変更できることを特徴とする切断用ワイヤーの搬送装置。
【選択図】図3

Description

本発明はワイヤーソーに供給する切断用ワイヤーの搬送装置に関する。
特に、走行するワイヤーをインゴットなどの被加工物に押し付けて多数の薄板にスライス加工するワイヤーソーに供給する切断用ワイヤーの搬送装置に関する。
半導体ウエハー、太陽電池用ウエハー、化合物半導体用ウエハー、マスク材、酸化化合物等、一本のインゴットからなる被加工物から複数の薄板をスライス加工するにはワイヤーソーや内周刃によるブレードソーが用いられている。
図1は、ワイヤーソーの装置構成を示す図である。
図1に示すように、ワイヤーソーは、一定のピッチで溝が切られた溝付ローラー4に、切断用ワイヤー7を巻き付け、切断し易くするための切断用スラリー8を供給しながら、切断用ワイヤー7を走行させているところに、インゴット5を下降させて切断することによって、必要な厚さの製品を得ることができる。
切断ワイヤー7は、第1のワイヤーボビン1から供給され、溝付ローラー4の位置でインゴット5を切断し、第2のワイヤーボビン6に巻き取るまで、この切断用ワイヤー7が緩まないで、方向転換し、切断用ワイヤー7に無理が掛からないで供給、巻き取りが行われるように案内するために、多数の小ガイドローラー2およびガイドローラー3が設置されている。
小ガイドローラー2とガイドローラー3は、溝付ローラー4を中心として左右対称に取り付けられている。
ワイヤーソーは、第1のワイヤーボビン1から供給された切断用ワイヤー7を、溝付ローラー4に巻きつけて複数条にしてインゴット5に押し付けることによってインゴット5を切断し、第2のワイヤーボビン6で巻き取る構造となっている。
また、第1のワイヤーボビン1から切断用ワイヤー7が緩まないで方向転換をしながら第2のワイヤーボビン6に巻き取られるようにに案内するため、一台の装置で約20個前後のガイドローラー3が設けられている。
図2は、従来のガイドローラーを示す図である。
図2に示すように、従来は、一個のガイドローラー3には、例えば2本のワイヤー溝10が切られており、その使用方法は、ガイドローラー3を取り付けた後、一方のワイヤー溝にワイヤーを通して使い、このワイヤー溝が磨耗などによって交換の時期になったら、ガイドローラーを取り外し、セットし直しをし、もう一方の溝にワイヤーを通して使用し、寿命が来たら新しいローラーと交換しており、一台の装置で交換するガイドローラー3の数が多いワイヤーソーでは1ヶ月に数百個にもなっていた。
このガイドローラー3は、止めリング12と止めネジ11によって取り外し可能な状態で、ガイドローラー取付台9に固定されている。
ガイドローラー3を取り外す時は、止めネジ11を緩め、止めリング12を取り外してガイドローラー3を取り外す。
また、ガイドローラー3を取り付ける時は、ガイドローラー3をガイドローラー取付台9にセットし、止めリング2を付け、止めネジ4を締め付けて固定する。
そして、最初の溝から次の溝に変える時は、一旦抜き取ったガイドローラー3をひっくり返して位置を変え、ガイドローラー取付台9にセットし、止めリング2を付け、止めネジ4を締め付けて固定する。
なお、ガイドローラー取付台9はガイドローラー3、止めネジ11、止めリング12と一緒に回転する構造になっている。
このように、従来のガイドローラー3は、最初のワイヤー溝10が磨耗等によって新しい溝と交換が必要になった時、止めネジ11および止めリング12を取り外し、次の新しい溝が使える様に、ひっくり返して取付け使用するようになっており、その都度、ガイドローラー3の取り外し、取り付けを行う必要があった。
特に、ガイドローラー3の取り付け場所は図1に示すようにそれぞれ異なっており、その場所毎に取り付け位置の制限があるうえ、狭くて環境の悪い所で取り替える作業は多大な時間と労力が必要であった。
そして、このガイドローラー3の交換頻度が多い事から装置の停止時間が長くなり、生産ロスが起こっていた。
装置の稼働中は、切断用にスラリー8を使うため、そのスラリーが装置内に飛散し、ガイドローラー3等に付着し、ガイドローラー3の取り付け、取り外しがやりにくく、それに工具、作業服、手袋等の汚れ、消耗もひどく、環境面や消耗品の消費でも問題があった。
また、従来の2本溝付のガイドローラー3は、ローラーの一方の面にマークを付ける等の方法によって、磨耗した溝と、新しい溝とを区別していたが、ガイドローラー3取り付け後にはこのマークが見えなくなるため、溝の使用間違いが起こり易く、そのため、ワイヤーの寿命を短くする要因の一つともなっていた。
なお、ワイヤーソーに用いる切断用ワイヤーのガイドローラーに関する従来技術としては、特開平9−248822号公報に、ガイドローラーの磨耗検出方法が提案されている。
しかし、開平9−248822号公報においては、本発明が課題とするガイドローラーの使用回数を増やす方法に関しては全く検討されていなかった。
特開平9−248822号公報
本発明は、前述のような従来技術の問題点を解決し、一個のガイドローラーの使用回数を増やし、ガイドローラーの溝交換時間を短くすることにより、装置の停止時間を短縮して生産性の向上を図り、併せて作業者の作業負担の軽減と環境改善ができる切断用ワイヤーの搬送装置を提供することを課題とする。
本発明は、前述の課題を解決するために鋭意検討の結果なされたものであり、ガイドローラーを回転軸の方向に移動する移動機構を設けることにより、一個のガイドローラーの使用回数を増やし、ガイドローラーの溝交換時間を短くすることにより、装置の停止時間を短縮して生産性の向上を図り、併せて作業者の作業負担の軽減と環境改善ができる切断用ワイヤーの搬送装置を提供するものであり、その要旨とするところは特許請求の範囲に記載した通りの下記内容である。
(1)ワイヤーソーに供給する切断用ワイヤーを巻き取る2つのワイヤーボビンと、前記2つのワイヤーボビンの間を走行する切断用ワイヤーを案内する複数のワイヤー溝を備えたガイドローラーとを有する切断用ワイヤーの搬送装置であって、前記ガイドローラーを前記複数のワイヤー溝の位置に合わせて回転軸の方向に段階的に移動させる移動機構を設けることにより、前記複数のワイヤー溝のうち、切断用ワイヤーを巻き付けるワイヤー溝を、前記ガイドローラーを取り付けた状態で変更できることを特徴とする切断用ワイヤーの搬送装置。
(2)前記ガイドローラーを回転軸の方向に移動させる移動機構がネジ機構であり、握りハンドルを回転させてネジを回すことによって前記ガイドローラーを回転軸の方向に移動できるとともに、前記ガイドローラーを固定するためのストッパーを有することにより前記ガイドローラーを前記複数のワイヤー溝の位置に合わせられることを特徴とする(1)に記載の切断用ワイヤーの搬送装置。
(3)前記ガイドローラーを回転軸の方向に移動させる移動機構が、案内溝とキーからなるクラッチ機構であり、前記案内溝に挿入するキーの位置を変えることにより前記ガイドローラーを前記ガイドローラーを前記複数のワイヤー溝の位置に合わせられることを特徴とする(1)に記載の切断用ワイヤーの搬送装置。
本発明によれば、ガイドローラーを回転軸の方向に移動する移動機構を設けることにより、一個のガイドローラーの使用回数を増やし、ガイドローラーの溝交換時間を短くすることにより、装置の停止時間を短縮して生産性の向上を図り、併せて作業者の作業負担の軽減と環境改善ができる切断用ワイヤーの搬送装置を提供することができ、具体的には、下記のような産業上有用な著しい効果を奏する。
1)ガイドローラーを最初の1回のセットすれば最後まで取り外すことなく、 次ぎの溝と交換でき、ガイドローラーに5つのワイヤー溝を設けた場合に は、一個のガイドローラーの取り替え寿命を従来の2.5倍に伸ばすこと ができる。
2)ガイドローラーの取替え時間が従来の約1/4となり、その分、製品の処 理量を増加させることができる。
3)作業員の負担が軽減することができ、専用工具を使わないで溝の変更が出 来る様になった事で作業環境が大幅に改善できるうえ、工具、軍手、等の 消耗品を低減することができる。
本発明を実施するための最良の形態について、図3乃至図7を用いて詳細に説明する。
<第1の実施形態>
図3および図4は、本発明における切断用ワイヤーの搬送装置の第1の実施形態を示す図である。
図3および図4において、3はガイドローラー、7は切断用ワイヤー、9はガイドローラー取付台、10はワイヤー溝、13はワイヤーガイド、14は握りハンドル、15はストッパー、16はストップレバーを示す。
本発明は、ワイヤーソーに供給する切断用ワイヤー7を巻き取る2つのワイヤーボビンと、前記2つのワイヤーボビンの間を走行する切断用ワイヤー7を案内する複数のワイヤー溝10を備えたガイドローラーとを有する切断用ワイヤーの搬送装置であって、前記ガイドローラー3を回転軸21の方向に移動させる移動機構を設けることにより、前記複数のワイヤー溝10のうち、切断用ワイヤ7ーを巻き付けるワイヤー溝を、前記ガイドローラーを取り付けた状態で変更できることを特徴とする。
このワイヤーソーに取り付けられているガイドローラー3を回転軸21の方向に移動させる移動機構を設けることにより、1個のガイドローラーの使用回数を増やし、ガイドローラーの溝交換時間を短くすることにより、装置の停止時間を短縮し設備の稼働率が上がるため生産性の向上が図れるうえ、作業者の作業環境を改善でき、作業負担を軽減することができる。
ガイドローラー3に複数のワイヤー溝を設けて、磨耗した溝を変える時には、ガイドローラー3をセットしたままで、握りハンドル14を一定回転することによってネジ機構によってガイドローラー3が図3の回転軸21の方向(図3の下段の図の矢印の方向)に移動して、新しい溝が上昇(または下降)するので、ガイドローラー3を取り外さなくても使用するワイヤー溝10を変更することができる。
また、必要な新しい溝が確実に必要な位置に上昇(または下降)し固定されるために、ストッパー15が設置され、また、切断用ワイヤー7が確実に必要な溝に導かれるためにワイヤーガイド13が取り付けられている。
なお、ガイドローラー3は、強度および入手の容易性の観点から、金属または非金属あるいはその複合体で構成された材質のものが好ましい。
本実施形態においては、5本のワイヤー溝10が設けられたガイドローラー3と、それを保持し回転する、握りハンドル14の付いたガイドローラー取付台9、新しい溝に切り替える時に使うストッパー15およびストップレバー16、切断用ワイヤー7が新しい溝に切り替えられた時、確実に新しい溝にセットされるためのワイヤーガイド13が設けられている。
ガイドローラー取付台9には、ガイドローラー3を回転軸21の方向(図3の下段の図の矢印の方向)に移動させるためのネジ機構が設けられており、握りハンドル14を回転させてネジを回すことによって前記ガイドローラー3を回転軸21の方向に移動できる構造になっており、一定回転毎に次の新しい溝が前に使っていた溝の位置に上昇または下降する構造になっている。
その時、このガイドローラー取付台9と一体になったストッパー15が一緒に回転する。
ストッパー15には、ストップレバー16で固定される様に溝等の切り込みが付けられ、また、ストップレバー16はばね等でストッパー5を押さえ付け、固定する構造になっており、ストップレバー16を動かすことによって、ストッパー15が固定されたり、固定がはずされ、握りハンドル14によって回転が可能になるようになっている。
次の新しいワイヤー溝10を定位置に上昇させるためにストッパー15が回転する時は、ストップレバー16を回転させ、一定回転で新しい溝が定位置に来た時に、ストップレバー16を元に戻し、ガイドローラー取付台9を固定する構造になっている。
図4に示すように、ワイヤーガイド13は、ガイドローラー3に切断用ワイヤー7がセットされる場所に取り付けられており、切断用ワイヤー7が通る隙間だけがあり、間違って他の溝には切断用ワイヤー7がガイドローラー3にセットできないように、数本のロッド等で他の溝をガードしている構造になっているので、切断用ワイヤー7をセットする必要のある溝以外の溝には、ワイヤー7がセットされることを防止できる。
以下に、最初に使用する溝を、上から順に下の溝に切り替える場合について操作方法を説明する。
まず最初に新しいガイドローラー3をセットする。次に切断用ワイヤー7をワイヤーガイド4、あるいはストッパー15を使って新しく使用する溝(この図の場合は一番上の溝)に導く。
新しい溝(下の溝)に帰る時は、ストップレバー16を使ってストッパー15から外して、握りハンドル14によってガイドローラー取付台9を一定回転させ、内部に取り付けられたネジ機構によって、下の溝が上昇し、今まで使用していた溝の位置に来る。
ストップレバー16はばね等によって元の位置に戻るようになっており、ストッパー15は固定される。
以下、順次、次の溝(下の溝)が同様に上昇し、一度ガイドローラーを取り付けたら、最後の溝に切り替えて使うまで、ガイドローラーを取り外すことなく、使用が可能となる。
なお、このストッパー15を図3に示す溝使用位置のレベルに設置することによって、ワイヤーガイド13と兼用させることができる。
以上の説明では、最初に使用する溝が一番上で、次に使用する溝は順に上に上がって行く構造の説明をしたが、逆に一番下の溝が最初に使用され、次に使用する溝が順に下がって来る様な状態で使用しなければならない時は、握りハンドル14を回せば下に下がる構造で使用が可能となる、また、ブラケット等で逆側に取り付ける構造でもよい。
なお、握りハンドル14にレバー等を取り付けておけば、操作がやり易く、確実に定位置まで回転させたことを確認する目安にすることができる。
また、ワイヤー溝10を上、下する方法は、握りハンドル14を回して行う以外に、プッシュ・プル方式等も考えられる。
ストッパー5は、ストッパー6で固定される構造になっているが、逆にストッパー6を固定し、ストッパー5を握りハンドル2と連動させ、あるいは単独で動く様にし、例えば、ストッパー5が、次の溝に切り替える時(回転する時)、固定されたストッパー6から外れ、切り替えられた新しい溝が定低位置に来て、ストッパー5も定位置のストッパー6の位置に来た時元に戻って固定される構造も考えられる。
また、ここでは本発明の具体例を述べたが、これらの一連の動きを、全自動にすれば作業環境等は更に大幅な改善を図ることができる。
<第2の実施形態>
図5乃至図7は、本発明における切断用ワイヤーの搬送装置の第2の実施形態を示す図である。
図5乃至図7において、3はガイドローラー、10はワイヤー溝、14および14´は握りハンドル、17は押し上げ用スプリング、18は案内溝、19はキー、20はワイヤー取付位置確認ガイド、21は回転軸を示す。
本実施形態は、ガイドローラー3を回転軸21の方向に移動させる移動機構が、案内溝18とキー19からなるクラッチ機構であり、前記案内溝18に挿入するキー19の位置を変えることによりガイドローラー3を回転軸21の方向に移動できることを特徴とする。
まず、図5に示す本実施形態においては、ガイドローラー3の下側中心部に、ガイドローラー3を押し上げる押し上げ用スプリング17が設けられており、このスプリングの力によってガイドローラー3を回転軸21の方向(図5に示す矢印の方向)に移動することができる。
また、ガイドローラー3の下側に、案内溝18とキー19が設けられており、キー19を案内溝に挿入することによってガイドローラー3の上下方向の位置を固定することができ、前述の第1の実施形態に示したようなストッパー15を設ける必要がない。
図7は、本発明に用いる案内溝とキーからなるクラッチ機構を例示する図である。
図7に示すように、案内溝18には、ガイドローラー3に設けられたワイヤー溝10の数と同数の5つの凹部22からなる設定段階が設けられており、この5つの凹部22のいずれかにキー19を挿入することによってガイドローラー3の上下方向の位置をワイヤー溝10のいずれかの位置に設定することができ、これによって、使用するワイヤー溝10を選択することができる。
例えば、ガイドローラー3を上昇させる場合には、キー19を右方向(図7の矢印の方向)に移動させ、逆に、ガイドローラー3を下降させる場合には、左方向に移動させればよい。
図6に示す実施形態においては、ガイドローラー3の下側外周部に、ガイドローラー3を押し上げる押し上げ用スプリング17が設けられており、このスプリングの力によってガイドローラー3を図6の矢印で示す回転軸21方向に移動することができる。
また、ガイドローラー3の上側に、案内溝18とキー19が設けられており、案内溝には、図7と同様で上下方向が異なる5つの凹部22からなる設定段階が設けられており、この5つ凹部22のいずれかにキー19を挿入することによってガイドローラー3の上下方向の位置をワイヤー溝10のいずれかの位置に設定することができ、これによって、使用するワイヤー溝10を選択することができる。
なお、本実施形態においてはワイヤー溝10の本数を5本としたが、このワイヤー溝の数は複数であればよく、また、この溝を増やすことによって、さらにガイドローラーの使用回数を増加させることができる。
従来使用されている、2本溝が切られたガイドローラーと同じ寸法のガイドローラーに、等ピッチで5本のワイヤー溝を設けて本発明を実施したところ、ガイドローラーを取り付けた状態でワイヤー溝を変更することができ、ガイドローラーの取り付け位置の制限によらず、狭くて環境の悪い所であっても簡単にワイヤー溝を取り替えることができた。
ガイドローラーに5つのワイヤー溝を設けた場合には、一個のガイドローラーの取り替え寿命が2.5倍に伸び、取替え時間が従来の約1/4となり、その分、製品の処理量が増え、また、作業員の負担が軽減された。
また、取替え時間が短くなったことや、専用工具を使わないで溝の変更が出来る様になった事で作業環境が大幅に改善出来、工具、軍手、等の消耗品が減少した。
ワイヤーソーの装置構成を示す図である。 従来の切断用ワイヤーの搬送装置に用いるガイドローラーを例示する図である。 本発明における切断用ワイヤーの搬送装置の第1の実施形態を示す図である。 本発明における切断用ワイヤーの搬送装置の第1の実施形態を示す図である。 本発明における切断用ワイヤーの搬送装置の第2の実施形態を示す図である。 本発明における切断用ワイヤーの搬送装置の第2の実施形態を示す図である。 本発明に用いる案内溝とキーからなるクラッチ機構を例示する図である。
符号の説明
1 第1のワイヤーボビン
2 小ガイドローラー
3 ガイドローラー
4 溝付ローラー
5 インゴット
6 第2のワイヤーボビン
7 切断用ワイヤー
8 切断用スラリー
9 ガイドローラー取付台
10 ワイヤー溝
11 止めネジ
12 止めリング
13 ワイヤーガイド
14,14´ 握りハンドル
15 ストッパー
16 ストップレバー
17 押し上げ用スプリング
18 案内溝
19 キー
20 ワイヤー取付位置確認ガイド
21 回転軸
22 凹部

Claims (3)

  1. ワイヤーソーに供給する切断用ワイヤーを巻き取る2つのワイヤーボビンと、前記2つのワイヤーボビンの間を走行する切断用ワイヤーを案内する複数のワイヤー溝を備えたガイドローラーとを有する切断用ワイヤーの搬送装置であって、前記ガイドローラーを前記複数のワイヤー溝の位置に合わせて回転軸の方向に段階的に移動させる移動機構を設けることにより、前記複数のワイヤー溝のうち、切断用ワイヤーを巻き付けるワイヤー溝を、前記ガイドローラーを取り付けた状態で変更できることを特徴とする切断用ワイヤーの搬送装置。
  2. 前記ガイドローラーを回転軸の方向に移動させる移動機構がネジ機構であり、握りハンドルを回転させてネジを回すことによって前記ガイドローラーを回転軸の方向に移動できるとともに、前記ガイドローラーを固定するためのストッパーを有することにより前記ガイドローラーを前記複数のワイヤー溝の位置に合わせられることを特徴とする請求項1に記載の切断用ワイヤーの搬送装置。
  3. 前記ガイドローラーを回転軸の方向に移動させる移動機構が、案内溝とキーからなるクラッチ機構であり、前記案内溝に挿入するキーの位置を変えることにより前記ガイドローラーを前記ガイドローラーを前記複数のワイヤー溝の位置に合わせられることを特徴とする請求項1に記載の切断用ワイヤーの搬送装置。
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