JP3604440B2 - ガレージジャッキ - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は車輌の整備・点検ないしタイヤ交換の際に使用されるガレージジャッキに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のガレージジャッキは、例えば実公平1ー24074号公報に記載されているように、前後に車輪を有するフレーム体と、このフレーム体の両側壁の内側に設けられ、かつ、整備車輌を持ち上げる昇降機構と、前記フレーム体の後方部に下端部が適宜に枢着された操作杆とから成り、前記フレーム体、操作杆等には、操作杆を直立状態に保持することができる倒れ防止手段が設けられていた。
【0003】
しかしながら、上記構成のガレージジッヤキを使用し、例えば車輌のオイル交換、内側を中心とする足回りの点検、排気系統の整備等主として車輌の床下に入り込んで整備・点検をする場合に、作業ベイに設けられた天井からの照明が車輌の床下を十分に照らさないため、効率良く整備ないし点検作業をすることができないという欠点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は以上のような従来の欠点に鑑み、作業員が車輌の床下に入り込んで整備・点検をする時、整備工場内の照明が十分に車輌の床下に届かない場合であっても、整備作業を容易に行うことができ、また照明具の投射光の効果を十分に発揮させることができ、さらに、整備・点検作業の内容に対応して車輌の床下の所望する箇所に照明具の光を容易に当てることができるガレージジャッキを得ることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明のガレージジャッキは、前後に車輪を有するフレームと、このフレームの両側壁の内側に設けられ、かつ、整備車輌を持ち上げる昇降機構と、前記フレームの後方部に下端部が適宜に枢着された操作杆と、前記昇降機構の少なくとも昇降アーム13の上壁13aに角度調整可能に設けられた照明具20と、同じく昇降アーム13の上壁13aに角度調整可能に設けられ、前記照明具から投射されかつ車両の床下に当たった後の光を整備車輌の床下に対して所望の方向に反射させるための反射板21と、操作杆、フレーム等の適宜箇所に設けられた照明具用スイッチと、操作杆、フレーム等に設けられた電源と、前記スイッチ、電源、照明具をそれぞれ電気的に接続した配線とを備えることを特徴とする。
【0006】
上記構成に於いては、少なくとも昇降アームにも反射板や照明具が角度調整可能に設けられている。
【0007】
また上記構成に於いては、必ずしも電源を設けないで、いわゆる電源コードにするか、又は電源コード用ソケットをフレームなどに設けても良い。
【0008】
【作用】
車輌のオイル交換、内側を中心とする足回りの点検、排気系統の整備等主として車輌の床下に入り込んで整備・点検をする場合、作業員はまず操作杆のスイッチを「ON」にする。そうすると、照明具が車輌の床面に向かってその光を投射する。この時照明具の角度を作業内容に対応して手で適当に調節する。
【0009】
しかして、照明具から投射された光は車輌の床下に当たった後反射板に反射する。そこで作業員は、この反射光を十分に利用できるように手で反射板の角度方向を調節する。
【0010】
なお、作業員は車輌の床下に入り込んで整備・点検をしない場合、例えばガレージジャッキの受け板を車輌の支持点に合わせる時も上記のような方法で照明具を利用しても良い。
【0011】
【実施例】
以下、図面に示す実施例により本発明を詳細に説明する。
【0012】
図1ないし図4に示す第1実施例に於いて、1は車輌の整備に使用されるガレージジャッキである。このガレージジャッキ1は、車輌のオイル交換、内側を中心とする足回りの点検、排気系統の整備等主として車輌の床下に入り込んで整備・点検をする場合に使用すると便利である。
【0013】
2はガレージジャッキ1のフレームである。このフレーム2は長板状の左右の側壁3、3と、この両側壁3、3を連結するように後方側の上部に横架された上壁4とから成る。側壁3の上辺は、一般的には直線状ないし山形状であるが、本実施例では緩やかな山形状を採用している。したがって、前記上壁4は多少傾斜状になっている。上壁4の長さは、側壁3のそれよりも短い。
【0014】
5はフレーム2の両側壁3、3の前方側に架設された横軸6の突出端部にそれぞれ軸支された左右一対の前輪である。一方、7はフレーム2の両側壁3、3の後方側(中央部寄りの部位も含む。)に支板8を介してそれぞれ回転自在に設けられた後輪としてのキャスターである。
【0015】
9はフレーム2の両側壁3、3に直接又は間接的に枢着されたバー状の操作杆である。この操作杆9はパイプ状で、本実施例では下端部に二股状部材9a、9aが設けられ、これらの二股状部材9a、9aの下端部が両側壁3、3の後方内側にそれぞれ枢着されている。この操作杆9を操作(前後方向に往復動)すると、昇降機構10のシリンダー11内にオイル等を加圧し、その作動杆12を伸長させる。
【0016】
しかして、前記昇降機構10は、図2で示すように後端部(下端部)がフレーム2の両側壁3、3の中央部寄りの内側に枢着された第1の枠状昇降アーム13と、この枠状昇降アーム13の幅広の後端部に後端部(下端部)が枢着された第2のバー状昇降アーム14と、図4で示すようにこれらの昇降アーム13、14の先端部(上端部)に適宜に枢着され、かつ、車輌Vの床下を支持する皿状の受け板15と、フレーム2内に横設され、その作動杆9を前記枠状昇降アーム13の後端部に枢着したシリンダー11とから成る。
【0017】
なお、図1に於いて、16は昇降アームを降下させるための降下ハンドル、17は足踏みペタルである。これらの部材16、17は操作杆9用の図示しない倒れ防止手段と共に公知事項なので、ここでは詳細な説明を省略する。
【0018】
次に20は昇降アーム13及びフレーム2の上壁4の適宜箇所に設けられた白熱電球、蛍光灯などの照明具である。この照明具20は、フレーム2の上壁4、昇降アーム13の上壁13aのいずれか又は両方に単数ないし複数設けても良いが、最も車輌Vの床下に近いという理由から、昇降アーム13の上壁13aに設けられている。そして、照明具20の光を所望する箇所に当てることができるように、照明具20はそれぞれ角度調整可能に設けられている。
【0019】
21は照明具20から投射された光を所望の方向に反射させるための反射板である。この反射板21の一例は鏡である。反射板21は適当な連結具を介し、角度調整可能にフレーム2の上壁4や昇降アーム13の上壁13aにそれぞれ設けられている。
【0020】
22はフレーム2の適宜箇所、本実施例ではフレーム2の一方の側壁3に設けた電源である。この電源22は、フレーム、昇降アーム、操作杆のいずれに設けても良い。また23は操作杆9、フレーム2、昇降アーム13等の適宜箇所に設けられた照明具20用スイッチである。このスイッチ23、電源22、照明具20は配線24を介して電気的に接続している。
【0021】
【異なる実施例】
次に図5乃至図7に示す異なる実施例につき説明する。なお、これらの実施例の説明にあたって、前記本発明の実施例と同一の部分には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
【0022】
まず図5及び図6に示す第2実施例に於いて、前記第1実施例と主に異なる点は、照明具20Aの設けた位置である。すなわち、このガレージジャッキ1Aに於いては、照明具20Aは、バー状の蛍光灯を採用し、フレーム2Aの左右の側壁3A、3Aにそれぞれ水平状態に設けられている。そして、これらの照明具20Aは一端部側がヒンジ30を介して側壁3Aに開閉可能に枢着されている。したがって、照明具20Aは水平方向に角度調節可能である。なお、この照明具20Aは、左右の側壁3A、3Aのいずれか一方に設けても良い。
【0023】
次に図7に示す第3実施例に於いて、前記第1実施例と主に異なる点は、ガレージジャッキ1Bに電源を設けず、一般の商業用電源を利用することができるように配線24Bと電気的に接続する電気コード31を一体的に設けたことである。もちろん分離可能な電気コードが使用可能なようにフレーム2A等ソケットを設けても良い。
【0024】
なお、この電気コード31は特に図示しないが、フレームの側壁に照明具を設けた第2実施例にも設けても良い。
【0025】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明にあっては次に列挙するような効果がある。
(1)作業員が車輌の床下に入り込んで整備・点検をする時、整備工場内の照明が十分に車輌の床下に届かない場合であっても、整備作業を容易に行うことができる。
(2)反射板を有しているので、照明具の投射光の効果を十分に発揮させることができる。
(3)角度調整が可能なので、整備・点検作業の内容に対応して車輌の床下の所望する箇所に照明具の光を容易に当てることができる。
(4)電源を有する実施例の場合は、必要に応じて直ちに使用することができると共に、使用できる場所が限定されない。
【図面の簡単な説明】
図1ないし図4は本発明の第1実施例の各説明図。図5乃至図7は本発明の異なる実施例の各説明図。
【図1】第1実施例の正面図。
【図2】第1実施例の平面図
【図3】平面から見た昇降機構の概略説明図。
【図4】使用状態の一例を示す説明図。
【図5】第2実施例の正面図。
【図6】第2実施例の平面図。
【図7】第3実施例の説明図。
【符号の説明】
1、1A、1B…ガレージジャッキ、2…フレーム、3…側壁、4…上壁、5…前輪、7…後輪、9…操作杆、10…昇降機構、11…シリンダー、12…作動杆、13、14…昇降アーム、15…受け板、20、20A…照明具、21…反射板、22…電源、23…スイッチ、24、24B…配線、31…電気コード。
Claims (3)
- 前後に車輪を有するフレームと、このフレームの両側壁の内側に設けられ、かつ、整備車輌を持ち上げる昇降機構と、前記フレームの後方部に下端部が適宜に枢着された操作杆と、前記昇降機構の少なくとも昇降アームの上壁に角度調整可能に設けられた照明具と、同じく昇降アームの上壁に角度調整可能に設けられ、前記照明具から投射されかつ車両の床下に当たった後の光を整備車輌の床下に対して所望の方向に反射させるための反射板と、操作杆、フレーム等の適宜箇所に設けられた照明具用スイッチと、操作杆、フレーム等に設けられた電源と、前記スイッチ、電源、照明具をそれぞれ電気的に接続した配線とを備えるガレージジャッキ。
- 請求項1に於いて、フレームにも反射板や照明具が角度調整可能に設けられていることを特徴とするガレージジャッキ。
- 前後に車輪を有するフレームと、このフレームの両側壁の内側に設けられ、かつ、整備車輌を持ち上げる昇降機構と、前記フレームの後方部に下端部が適宜に枢着された操作杆と、前記昇降機構の少なくとも昇降アームの上壁に角度調整可能に設けられた照明具と、同じく昇降アームの上壁に角度調整可能に設けられ、前記照明具から投射されかつ車両の床下に当たった後の光を整備車輌の床下に対して所望の方向に反射させるための反射板と、操作杆、フレーム等の適宜箇所に設けられた照明具用スイッチと、前記スイッチ、照明具をそれぞれ電気的に接続した配線と、この配線と電気的に接続する電気コードとを備えるガレージジャッキ。
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JP02606395A JP3604440B2 (ja) | 1995-01-20 | 1995-01-20 | ガレージジャッキ |
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JP02606395A JP3604440B2 (ja) | 1995-01-20 | 1995-01-20 | ガレージジャッキ |
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JP02606395A Expired - Fee Related JP3604440B2 (ja) | 1995-01-20 | 1995-01-20 | ガレージジャッキ |
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1995
- 1995-01-20 JP JP02606395A patent/JP3604440B2/ja not_active Expired - Fee Related
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