JP3603273B2 - シリンダブロックアッセンブリとミッションアッセンブリとの組み付け方法 - Google Patents

シリンダブロックアッセンブリとミッションアッセンブリとの組み付け方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、トルクコンバータを介して連結する回転軸体を備えたシリンダブロックアッセンブリとミッションアッセンブリとの組み付け方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
シリンダブロックアッセンブリとミッションアッセンブリとの組み付け、クラッチアッセンブリの組み付け等のように、回転媒体を介して連結する回転軸体を備えた二つのアッセンブリを、相互に組み付ける場合がある。また、この場合の前記回転軸体の一方と前記回転媒体とは、スプライン同士の嵌め合い(以下、スプライン嵌合という)により、組み合わされ、連結している。
【0003】
このような組み付けにおける従来の技術を、シリンダブロックアッセンブリとミッションアッセンブリとの組み付けを例に、図を参照しながら説明する。ちにみに、図は、従来のトルクコンバータ、およびシリンダブロックアッセンブリ、ミッションアッセンブリの要部を拡大した縦断面図である。
【0004】
回転媒体となるトルクコンバータ101は、ドーナツ形のケース101a内に、ステーター101bを挟んで向かい合う二つの羽根車101c,101dをセットし、かつオイルを満たした仕組みであり、流体を使って動力を伝達する装置の一種である。
前記羽根車の一方101c(以下、ポンプインペラーという)とケース101aとは一体に形成されている。したがって、このポンプインペラー101cは、エンジンの駆動により、クランクシャフト104、ドライブプレート105、およびケース101aを介して回転する。するとケース101a内を満たすオイルOILに流れが生じる。この流れは、ステーター101bによってコントロールされながら、前記羽根車の他方101d(以下、タービンライナーという)に伝わり、タービンライナー101dを回転させる。このタービンライナー101dは、さらにミッションアッセンブリ102のメインシャフト102aと連結しており、タービンライナー101dの回転が、そのままメインシャフト102aの回転となる。つまり、エンジンの駆動によって生じるポンプインペラー101cの回転が、オイルOIL等を介してメインシャフト102aに伝わり、メインシャフト102aを回転させる。
【0005】
以上が、トルクコンバータ101の基本的な構造である。このトルクコンバータ101において、ポンプインペラー101c、ステーター101b、タービンライナー101dは、オイルの介在が無ければ独立の回転をするものである。そのため、それぞれの中心には、別個独立のスプライン部106a,106b,106cが形成されている。
【0006】
一方、ミッションアッセンブリ102には、前記各スプライン部106a,106b,106cと嵌り合う第1、第2、第3スプライン部107a,107b,107cが形成されている。ちなみに、第1のスプライン部107aは、軸受け102bを介してポンプインペラー101cとミッションアッセンブリ102とを連結する位置に形成され、第2のスプライン部107bは、メインシャフト102a周りで、ステーター106cとミッションアッセンブリ102とを連結する位置に形成され、第3のスプライン部107cは、メインシャフト102aの先端側で、このメインシャフト102aとタービンライナー101dとを連結する位置に形成されている。なお、メインシャフト102aがミッションアッセンブリ102に備え付けられた回転軸体である。
【0007】
つぎに、ミッションアッセンブリ102とシリンダブロックアッセンブリ103とを組み付けるため、従来採られていた方法について説明する。
シリンダブロックアッセンブリ103は、ジャーナル部(図示せず)でクランクシャフト104を軸支しており、このクランクシャフト104の端部に、ドライブプレート105が取り付けられている。なお、このクランクシャフト104とドライブプレート105がシリンダブロックアッセンブリ103に備え付けられた回転軸体である。
【0008】
まず、このドライブプレート105にトルクコンバータ101が取り付けられるが、通常、この取り付けは、ボルト105a,105aによる締結にて行われていた。つまり、トルクコンバータ101に形成する取り付けブラケット101eと、前記ドライブプレート105との当接対応位置には、それぞれ螺合穴101f,105dが形成されていた。そして、対応する各螺合穴101f,105dに、前記ボルト105aがドライブプレート105側からねじ込まれ、取り付けが行われていた。
【0009】
つぎに、ミッションアッセンブリ102をシリンダブロックアッセンブリ103に組み付ける。なお、この組み付けに際し、ミッションアッセンブリ102に形成する第1、第2、第3スプライン部107a,107b,107cと、トルクコンバータ101に形成する各スプライン部106a,106b,106cとを、位相合わせし、スプライン嵌合によって組み合わせる。この組み合わせが完了すると、ミッションアッセンブリ102の端部周縁に形成する取り付け面102cをシリンダブロックアッセンブリ103の固定面103aに当接させる。この当接により、前記取り付け面102c、固定面103aのそれぞれに設けた螺合穴102d,103bを位置合わせし、この各螺合穴102d,103bにボルト108をねじ込んで組み付ける。なお、図中のボルト108は、一箇所のみであるが、実際は複数の箇所で締結がなされる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来の技術では、二つのアッセンブリ、例えば、シリンダブロックアッセンブリ103とミッションアッセンブリ102との組み付けを自動化することはできず、全て人作業によって行われていた。その理由を、以下に説明する。
【0011】
前記回転媒体(例えば、トルクコンバータ101)は、ボルトによる締め付けにて一方のアッセンブリ(例えば、シリンダブロックアッセンブリ103)に取り付けられ、スプライン嵌合にて他方のアッセンブリ(例えば、ミッションアッセンブリ102)に組み合わせられている。
ここで、前記他方のアッセンブリ(例えば、ミッションアッセンブリ102)と前記回転媒体(例えば、トルクコンバータ101)とのスプライン嵌合による組み合わせは、位相合わせの困難性から、人作業に委ねられている。特に、前記一方のアッセンブリが、ミッションアッセンブリ102の場合には、重量物という理由から、また、前記回転媒体がトルクコンバータ101の場合には、ステーター101bが、センタリングされない等の理由から、非常に困難であるため、自動化は一層難しかった。
【0012】
一方、前記一方のアッセンブリ(例えば、シリンダブロックアッセンブリ103)と前記回転媒体(例えば、トルクコンバータ101)との取り付け方法は、ボルトによる締め付けであったため、前記回転媒体をスプライン嵌合によって前記他方のアッセンブリに組み合わせた後では、行うことができなかった。したがって、前記一方のアッセンブリと前記回転媒体との取り付けを、先に行う必要があった。
つまり、先に取り付けられ固定されている前記回転媒体に、前記他方のアッセンブリをスプライン嵌合によって組み合わせながら、二つのアッセンブリを組み付ける必要があった。
しかし、前記した如く、スプライン嵌合の自動化は困難であるため、結果として、二つのアッセンブリの組み付けを自動化することははできなかった。
【0013】
本発明は、以上の問題点を解決することを課題としており、回転媒体たるトルクコンバータを介して連結する回転軸体を備えたシリンダブロックアッセンブリとミッションアッセンブリとを組み付ける場合、スプライン嵌合による組み合わせのみ人作業で行い、その他の作業を自動化して作業効率を向上させる組み付け方法を提供することを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】
以上の目的を達成するため、本発明は、シリンダブロックアッセンブリとミッションアッセンブリとにそれぞれ備え付けられた各回転軸体が、トルクコンバータを介して連結され、かつ、一方の回転軸体が、スプライン嵌合によって前記トルクコンバータに組み合わされる場合の、シリンダブロックアッセンブリとミッションアッセンブリとの組み付け方法であり、人作業による第1工程と自動化した第2工程からなり、
前記第1工程では、前記一方の回転軸体と前記トルクコンバータとを位相合わせしながらスプライン嵌合により組み合わせ、
前記第2工程では、前記トルクコンバータに設けた複数の先割ノックピンを、他方の回転軸体に形成する嵌合穴に嵌め込み、その後、この先割ノックピンの先端を押し広げて前記他方の回転軸体と前記トルクコンバータとの取り付けを行い、シリンダブロックアッセンブリとミッションアッセンブリとを組み付けることを特徴とするトルクコンバータを介して連結する回転軸体を備えたシリンダブロックアッセンブリとミッションアッセンブリとの組み付け方法とした。
この方法により、前記第2工程の自動化が可能となり、作業効率を向上させることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明に係るシリンダブロックアッセンブリとミッションアッセンブリとの組み付けについて、図面を参照しながら本実施の形態を説明する。ちなみに、図1は、本実施の形態に係り、トルクコンバータ、シリンダブロックアッセンブリ、ミッションアッセンブリの要部を拡大し一部破断した概略側面図、図2は、先割ノックピンの先端を押し広げてトルクコンバータとドライブプレートとの取り付けを行う取り付け装置の側面図、図3は本実施の形態に係り、ミッションアッセンブリを自動的にシリンダブロックアッセンブリに組み付けるための自動組み付け装置の概略図である。また、図4は組み付け方法を模式的に示す概略斜視図である。
【0016】
本実施の形態に係るトルクコンバータ10には、複数の先割ノックピン11,11が形成されている。そこでまず、この先割ノックピン11,11を設けたトルクコンバータ10、および、このトルクコンバータ10とドライブプレート105との取り付けについて図1および図2を参照しながら以下に詳述する。なお、図1および図2において、従来の構造や部材と同一のものに関しては、前記従来例と同一の符号を付して詳細説明を省略する。
【0017】
トルクコンバータ10のケース101aには、取り付けブラケット101eが形成されている。そして、この取り付けブラケット101eには、ケース101aの周縁に沿って均等間隔で先割ノックピン11,11が設けられている。
一方、ドライブプレート105の周縁には、複数の肉厚のプレート105c,105c(以下、マスカラという)が均等間隔で固着され、このマスカラ105c,105cとドライブプレート105には、貫通する穴が形成されている。この穴が、前記先割ノックピン11,11が嵌め込まれる嵌合穴105b,105bとなる。したがって、嵌合穴105b,105bは、トルクコンバータ10に設けられた先割ノックピン11,11の位置に対応している。
【0018】
トルクコンバータ10の取り付けブラケット101eを、ドライブプレート105に重ね合わせると、先割ノックピン11,11は、全てドライブプレート105の嵌合穴105b,105bに差し込まれる(図1の二点鎖線参照)。この差し込まれた状態で、取り付け装置20が作用する。
取り付け装置20には、図2の如く、本体21の上端に係合アーム22が突出形成されており、この係合アーム22の先端に設けられた爪22aが、マスカラ105cに引っかかる。
【0019】
一方、本体21内には、シリンダ室部21aが形成され、このシリンダ室部21a内には、内壁に沿って摺動するピストン部21bが内装されている。ピストン部21bの一面側であるシリンダ室部21a内には、コイルスプリング21dが配設されており、コイルスプリング21d内を、かしめピン21cが遊挿する。このかしめピン21cの基端は、前記ピストン部21bの一面に固着され、先端は、シリンダ室部21aの壁を、前記係合アーム22に沿って摺動自在に貫通する。
【0020】
ピストン部21bを挟んだシリンダ室部21aには、それぞれエアー通路21e,21fが形成されている。ピストン部21bの他面側に設けたエアー通路21eは、空気を注入し、または抜くための通路であり、ピストン部21bの一面側に設けたエアー通路21fは、空気を抜くための通路である。
つまり、エアー通路21eから空気が注入されると、コイルスプリング21dの弾性力に反してピストン部21bは押し込まれる。すると、エアー通路21fから空気が抜け、かしめピン21cが、押し出される。すると、押し出されたかしめピン21cの先端は、先割ノックピン11の割れ溝11aに嵌り込む。
【0021】
本実施の形態において前記割れ溝11aは、先割ノックピン11の先端を、四分割する十字直線状に形成されている。したがって、前記かしめピン21cの嵌り込みにより、先割ノックピン11の先端は、かしめピン21cの先端テーパ21gに沿って四方向に押し広げられる。その結果、トルクコンバータ10はドライブプレート105に取り付けられる。この取り付けにより、ドライブプレート105の回転が、先割ノックピン11,11に生じるせん断応力となり、トルクコンバータ10へ回転力として伝達する。
【0022】
なお、本実施の形態では、嵌合穴105bのドライブプレート105側は、拡開させたテーパ状としており、先割ノックピン11の先端が広がり易い形状としている。また、この嵌合穴105bの形成にあたって、マスカラ105cをドライブプレート105に固着している。したがって、嵌合穴105bの強度を担保でき、さらに、ドライブプレート105の回転遠心効果を促進することができる。
【0023】
つづいて、シリンダブロックアッセンブリ103とミッションアッセンブリ102との組み付け方法について詳述する。
この組み付け方法は、主に、図3に示す自動組み付け装置1を利用して行われる。したがって、この組み付け方法の説明に際し、合わせて自動組み付け装置1の説明も行う。なお、図3(a)は、自動組み付け装置1の平面図であり、同図(b)は、自動組み付け装置1の側面図である。また、自動組み付け装置1の作動は、図示しない制御手段によって適宜行われる。また、図4は、この組み付け方法の各工程を示す概略斜視図である。
【0024】
自動組み付け装置1は、ミッションアッセンブリロケーティングユニット3(以下、Mロケーティングユニットという)、位相合わせユニット4、シリンダブロックアッセンブリロケーティングユニット5(以下、Sロケーティングユニットという)、取り付け装置20(図2参照)、締結手段(図示せず)に大別できる。
【0025】
Mロケーティングユニット3は、ミッションアッセンブリ位置決め手段31と移動手段32とからなる。搬送コンベアー6によって搬送されてきたミッションアッセンブリ102は、まず、搬送ロボット7によってミッションアッセンブリ位置決め手段31まで送られる。そして、このミッションアッセンブリ位置決め手段31で位置決めされたミッションアッセンブリ102に人作業にてトルクコンバータ10が組み合わせられる。
一方、Sロケーティングユニット5は、シリンダブロックアッセンブリ位置決め手段51と搬送手段52とからなり、シリンダブロックアッセンブリ103がシリンダブロックアッセンブリ位置決め手段51によって位置決め待機されている。
【0026】
前記したミッションアッセンブリ102とトルクコンバータ10との組み合わせが請求項1に記載の第1工程に相当する。つまり、本実施の形態では、この第1工程で、トルクコンバータ10における各スプライン部106a,106b,106cと、ミッションアッセンブリ102における各スプライン部107a,107b,107cとの位相合わせも行われる。なお、この組み合わせ工程を、図4(a)で示している。
【0027】
続く第2工程では、シリンダブロックアッセンブリ103とミッションアッセンブリ102との組み付けが、自動的に行われる。つまり、ミッションアッセンブリ102とトルクコンバータ101との組み合わせが終わると、Mロケーティングユニット3の移動手段32が作用し、前記ミッションアッセンブリ102が、トルクコンバータ101と組み合ったまま、略位相合わせ位置まで移動する。この略位相合わせ位置には、位相合わせユニット4が配設されており、この位相合わせユニット4の作用により、トルクコンバータ10と、シリンダブロック103のドライブプレート105との位相合わせが行われる。つまり、ミッションアッセンブリ102等が、略位相合わせ位置まで達すると、位相合わせユニット4が待機位置(図3の点線参照)から、略位相合わせ位置(図3の実線参照)へ移動し、トルクコンバータ10とドライブプレート105との位相合わせ、つまり先割ノックピン11,11と嵌合穴105b,105bとの位相合わせを行う。なお、この位相合わせ工程を、図4(b)で示している。
【0028】
この位相合わせが終了したのち、前記移動手段32が作用して、ミッションアッセンブリ102とシリンダブロックアッセンブリ103とは、近接方向に移動する。すると、図1のごとくドライブプレート105の嵌合穴105b,105bに、先割ノックピン11,11が嵌り込む。先割ノックピン11,11が嵌合穴105b,105bに嵌り込むと、図2で示す取り付け装置20が作動するとともに、ドライブプレート105が適宜回転し、トルクコンバータ10とドライブプレート105との取り付けが行われる。なお、この取り付け途中を、図4(c)で示し、取り付けが完了した状態を図4(d)で示している。
【0029】
また、この取り付けと合わせて、図示しない締結手段により、ミッションアッセンブリ102とシリンダブロックアッセンブリ103とが、図1の如くボルト105によって締結され、組み付けられる。
この組み付けが完了したのち、Sロケーティングユニット5の搬送手段52が作用し、組み付けが終わったシリンダブロックアッセンブリ103とミッションアッセンブリ102とを次工程に移す。
なお、図3中の符号6は、クランク回転ユニットであり、前記位相合わせ等のために、クランクシャフト104を回転させる。
【0030】
以上が、ミッションアッセンブリ102とシリンダブロックアッセンブリ103との組み付け方法である。
【0031】
【発明の効果】
本発明によれば、シリンダブロックアッセンブリとミッションアッセンブリとにそれぞれ備え付けられた各回転軸体が、トルクコンバータを介して連結され、かつ、一方の回転軸体が、スプライン嵌合によって前記トルクコンバータに組み合わされる場合であっても、シリンダブロックアッセンブリとミッションアッセンブリとの組み付け工程の一部を自動化でき、作業効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係り、トルクコンバータ、シリンダブロックアッセンブリ、ミッションアッセンブリの要部を拡大した一部破断概略側面図。
【図2】先割ノックピンの先端を押し広げてトルクコンバータとドライブプレートとの取り付けを行う取り付け装置の側面図。
【図3】本実施の形態に係り、ミッションアッセンブリを自動的にシリンダブロックアッセンブリに組み付けるための自動組み付け装置の概略図であり、(a)は平面図、(b)は側面図である。
【図4】本実施の形態にかかり、トルクコンバータ、シリンダブロックアッセンブリ、ミッションアッセンブリの組み付け方法の各工程を模式的に示す概略斜視図である。
【図5】従来のトルクコンバータ、およびシリンダブロックアッセンブリ、ミッションアッセンブリの要部を拡大した縦断面図である。
【符号の説明】
1:自動組み付け装置
3:ミッションアッセンブリロケーティングユニット
4:位相合わせユニット
5:シリンダブロックアッセンブリロケーティングユニット
10,101:トルクコンバータ
11:先割ノックピン
20:取り付け装置
102:ミッションアッセンブリ
102a:メインシャフト
103:シリンダブロックアッセンブリ
104:クランクシャフト
105:ドライブプレート
105b:嵌合穴
106a,106b,106c:スプライン部(トルクコンバータ)
107a,107b,107c:スプライン部(ミッションアッセンブリ)

Claims (1)

  1. シリンダブロックアッセンブリとミッションアッセンブリとにそれぞれ備え付けられた各回転軸体が、トルクコンバータを介して連結され、かつ、一方の回転軸体が、スプライン嵌合によって前記トルクコンバータに組み合わされる場合の、前記シリンダブロックアッセンブリとミッションアッセンブリとの組み付け方法であり、人作業による第1工程と自動化した第2工程からなり、
    前記第1工程では、前記一方の回転軸体と前記トルクコンバータとを位相合わせしながらスプライン嵌合により組み合わせ、
    前記第2工程では、前記トルクコンバータに設けた複数の先割ノックピンを、他方の回転軸体に形成する嵌合穴に嵌め込み、その後、この先割ノックピンの先端を押し広げて前記他方の回転軸体と前記トルクコンバータとの取り付けを行い、シリンダブロックアッセンブリとミッションアッセンブリとを組み付けることを特徴とするシリンダブロックアッセンブリとミッションアッセンブリとの組み付け方法
JP25207798A 1998-09-07 1998-09-07 シリンダブロックアッセンブリとミッションアッセンブリとの組み付け方法 Expired - Fee Related JP3603273B2 (ja)

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