JP3602466B2 - 冷熱衝撃試験装置の被試験物の昇降装置 - Google Patents

冷熱衝撃試験装置の被試験物の昇降装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、互いに直交するx軸とy軸とz軸のうちの上下のz軸方向に配置された低温空間と高温空間とを備えた冷熱衝撃試験装置に設けられ被試験物を乗せる台を前記低温空間にある下位置と前記高温空間にある上位置との間で昇降可能にする昇降装置に関し、特に機構の簡素化と動作精度の向上技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
冷熱衝撃試験装置としては、低温槽と高温槽とを上下方向に配設し、これらの槽の間で試験されるべき試料を乗せる台を昇降移動させるようにした方式の装置がある。そして、この昇降装置としてXリンク機構を使用し、これを電動シリンダで伸縮させるようにしたものが知られている(実公昭58−24202号公報参照)。
【0003】
この冷熱衝撃試験装置では、試料台として二段に試料棚に試料籠を乗せる構造のものを使用し、これに高低温槽間のシール部分を含めて全体が縦長の寸法を持つ形状にしている。そして、このように縦長の試料籠を必要な距離だけ昇降させるために、昇降装置としての前記Xリンク機構を上下方向に二段に組み合わせて構成している。このようにすれば、リンク機構の幅を狭くし、リンク機構部分の移動範囲を小さくすることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このように昇降装置では、Xリンク機構を構成する部材数が多いため、構造が複雑であること、軸受部分が多くなって装置の信頼性が低下すること、製作コストが高くなること、部材間の回転結合部の必要な寸法余裕のために全体としての遊びが大きくなり、特にXリンク機構の伸びた状態で低高温槽間のシールが漏れやすいこと、Xリンク機構が全体として変形しやすいためこれを抑制するようにy方向の両端の一対のXリンク間をシャフトを通して接続するため、シャフトによってXリンク機構の移動範囲が完全に占有され、この範囲のスペースを他の目的に利用できないこと、等の諸問題があった。
【0005】
そこで本発明は、従来技術における上記問題を解決し、構造が簡単でコストが低減され、信頼性が高く、シール性が良く、占有範囲の少ない昇降装置を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するために、請求項1の発明は、互いに直交するx軸とy軸とz軸のうちの上下のz軸方向に配置された低温空間と高温空間とを備えた冷熱衝撃試験装置に設けられ被試験物を乗せる台を前記低温空間にある下位置と前記高温空間にある上位置との間で昇降可能にする昇降装置において、
上端側が前記冷熱衝撃試験装置の本体部分から一定位置で回転可能に支持され下端側が前記台に設けられた下x方向案内部によって前記x軸方向に移動可能に案内される下x方向被案内部を備えた第1クロス部材と下端側が前記台から該台の一定位置で回転可能に支持されていて上端側が前記本体部分に設けられた上x方向案内部によって前記x軸方向に移動可能に案内される上x方向被案内部を備えた第2クロス部材とを組み合わせたXリンクが前記y軸方向に空間を空けて設けられたXリンク機構と、
前記台が前記下位置と前記上位置との間で昇降可能なように前記Xリンク機構を伸縮可能にする伸縮手段と、
前記本体部分に固定され前記z軸方向に延設されたz方向案内部と前記台に設けられ前記z方向案内部で前記z軸方向に移動可能に案内されるz方向被案内部とを備えた台案内構造と、
を有することを特徴とする。
【0007】
請求項2の発明は、上記に加えて、前記伸縮手段は、前記台が前記下位置にあるときに、前記Xリンク機構の前記z軸方向の両端間隔が前記x軸方向の両端間隔より大きくなるように前記Xリンク機構を伸縮させることを特徴とする。
【0008】
請求項3の発明は、請求項1又は2の発明の特徴に加えて、前記上x方向案内部及び前記上x方向被案内部と前記下x方向案内部及び前記下x方向被案内部と前記z方向案内部及びz方向被案内部とはそれぞれ、ガイドレール部分、及び、軸受部とローラ部とが一体の焼結金属でできたローラ体とこれを支持する軸とを備えたたローラ構造部分によって構成されていることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1は本発明を適用した昇降装置の全体形状の一例を示し、図2及び図3はこの昇降装置を装備した冷熱衝撃試験装置の全体構成の一例を示し、図4乃至図6はXリンク機構部分の構成例を示す。他の図を参照しつつ主として図1及び図2によって説明する。
【0010】
昇降装置は、互いに直交するx軸とy軸とz軸のうちの上下のz軸方向に配置された低温空間1と高温空間2とを備えた冷熱衝撃試験装置3に設けられ、被試験物である電気・電子部品等からなるワークWを乗せる台である試料容器5を低温空間1にある下位置と高温空間2にある上位置との間で昇降可能にする装置であり、Xリンク機構6、伸縮手段である駆動装置7、台案内構造8、等を有する。
【0011】
Xリンク機構6は、第1クロス部材である内側アーム61と第2クロス部材である外側アーム62とを組み合わせたXリンクがy軸方向に空間を空けて設けられた構造になっている。即ち、内外アーム61、62を中間支点Pで結合した1組のXリンクを2組形成し、少なくともy軸方向の両端のそれぞれのXリンクの中間支点P、P間を結合することなく、その移動範囲を空間として確保できるように、それぞれのXリンクをy軸方向の両側に設けてXリンク機構6を構成させている。
【0012】
内側アーム61の上端側は、冷熱衝撃試験装置3の本体部分である構造枠31から上端側の一定位置で回転可能に支持されている。本例では、y軸方向に一対になっている内側アーム61、61(図3(a)にも示す)の上端側が断面角型の連結軸9で連結されていて、この連結軸9が構造枠31に回転可能に支持されることにより、内側アーム61が上端側を中心として回転可能なように支持されている。
【0013】
内側アーム61の下端側は、試料容器5の天井部分の構造枠51に設けられた下x方向案内部でありガイドレール部分である下ガイドレール52によってx軸方向に移動可能に案内される下端側の下x方向被案内部でありローラ構造部分であるローラ構造10を備えている。
【0014】
外側アーム62の下端側は、試料容器5の前記構造枠51からその一定位置で回転可能に支持されている。外側アーム62の上端側は、前記構造枠31に設けられた上x方向案内部でありガイドレール部分である上ガイドレール32によってx軸方向に移動可能に案内される上x方向被案内部でありローラ構造部分であるローラ構造11を備えている。
【0015】
駆動装置7は、試料容器5が低温空間1の下位置と高温空間2の上位置(図3(b)及び図6に示す位置)との間で昇降可能なようにXリンク機構6を伸縮可能にする装置であり、本例のものは、リニアドモータ71、これによって直線往復移動される駆動軸72、この軸に傾動可能に結合された中間軸73、この軸と回転可能に結合された駆動リンク74、前記連結軸9、等によって構成されている。なお、駆動装置7としては、例えばシリンダ装置のような他の直線往復機構を使用したり、連結軸9を直接的に回転駆動させる減速機付きモータ等を使用することも可能である。
【0016】
この駆動装置7では、Xリンク機構6が低温空間1内にある下位置のときには、図5に示す如く、z軸方向の両端間隔である高さ間隔aがx軸方向の両端間隔である横幅bより大きくなるように駆動される。
【0017】
台案内構造8は、本体部分である図4にも示す上下の構造枠31、33に固定されz軸方向に延設されたz方向案内部でありガイドレール部分である上下ガイドレール81と試料容器5の構造枠51に設けられ上下ガイドレール81でz方向に移動可能に案内されるz方向被案内部でありローラ構造部分であるローラ構造82とを備えている。
【0018】
冷熱衝撃試験装置3は、二槽式のものの通常の構造部分として、断熱扉34、断熱壁35、断熱仕切36、低温空間1内に配設された冷凍機の蒸発器からなる冷却器38、蓄熱器37、低温側温度調節用の加熱器39、モータ40aで回転駆動される送風機40及び送風ダクト部分41、高温空間2内に配設された加熱器42、モータ43aで回転駆動される送風機43及び送風ダクト部分44、前記駆動装置7やモータ等が配置されている機械電気室45、換気扇46、キャスター47、高さ調整脚48、等で構成されている。符号49は図4にも示すパッキンである。
【0019】
試料容器5は、図5に示す如く、天板53、底板54、これらを結合した支柱55、支柱間を結合する上下の支柱結合板56、支柱間に取り付けられこれらを結合する棚受57、天板及び底板に結合された断熱材58、これらの外装板59、下端側の仕切板60、上端側の仕切板を兼ねる前記構造枠51、前記下ガイドレール52、等で構成されている。又、構造枠51には前述の如くローラ構造10及び82が装着されている。
【0020】
図7(a)乃至(d)はXリンク機構5の接続部分の構造例を示す。
(a)は内側アーム61の上端部分の構造を示す。この部分は、冷熱衝撃試験装置3の本体部分をなす前記構造枠31、これに取り付けられy軸方向の両端にある軸受61a、この中で回転可能な軸61b、この軸が一体的に形成されy軸方向の両端まで伸びた前記連結軸9、この軸に固定されこの軸と共に回転可能にされた前記内側アーム61、等で構成されている。
【0021】
角型の連結軸9には、図1、2にも示す如く駆動リンク74が結合されている。なお、外側アーム62の下端側部分も同様の構造であり、(a)では括弧書きで符号を示している。この下端側部分では、上端側の角形の連結軸9に代えて丸軸9´にしている。なお、この丸軸9´は回転駆動されないなので省略可能である。
【0022】
(b)は、外側アーム62の上端部分及び内側アーム61の下端部分を示す。外側アーム62の上端部分は、構造枠31に取り付けられた前記ガイドレール32及び前記ローラ構造11で構成されている。ローラ構造11は、軸受部111aとローラ部111bとが一体の焼結金属でできたローラ体111とこれを支持する軸112とを備えた構造になっている。内側アーム61の下端部分も同様の構造になっていて、この構造部分については、(b)において一部分を二点鎖線及び括弧書きの符号で示している。
【0023】
(c)は内外アーム61、62のクロス結合部分である中間支点Pの部分を示す。この部分は、内側アーム61に外向きの突出軸61cを取り付け、この軸に対して外側アーム62に取り付けられた軸受62cを嵌め込み、これらを介して内外アームが相互間で回転自在にされた構造になっている。
【0024】
(d)は台案内構造8の部分を示す。この構造部分は、既述の如く、上下ガイドレール81と試料容器5の構造枠51とこれらの間に介装されたローラ構造82とによって構成されている。ローラ構造82は、上記(b)のものと同様に、軸受部821aとローラ部821bとが一体の焼結金属でできたローラ体821とこれを支持する軸822とを備えた構造になっている。なお、(d)はガイドレール81の縦断面を示していて、この構造の横断面は(b)と同様の構造になっている。即ち、xy方向の動きを規制されつつz方向に移動可能に案内されている。
【0025】
以上のような昇降装置及びこれを装備した冷熱衝撃試験装置は次のように運転されその作用効果を発揮する。
低温空間1及び高温空間2では、それぞれ空調機器が運転され、それぞれの空間内が例えば−70℃程度までの最低温度及び200℃程度までの最高温度のうちの目的とする低温試験温度及び高温試験温度に維持される。このように状態で、図1、2、5等に示すようにXリンク機構が伸びて試料容器5が低温空間1内の下位置にあるときには、ワークWは低温循環空気に曝されて目的とする低温試験条件にされる。
【0026】
この低温状態から、ワークWに高温熱衝撃を与えるときには、駆動装置7を作動させる。これにより、モータ71が回転し、駆動軸72が突き出され、中間軸73及び駆動リンク74を介して連結軸9が回転し、その角変位が内側アーム61に伝達されてこれが同じ角度だけ回転し、この内側アーム61の回転と並行して中間支点Pを介して外側アーム62が動き、内外アーム61、62の他端側がガイドレール52、32に沿ってx軸方向に広がって動きつつz軸方向に上昇し、図5等に示すXリンクの伸びた状態から図3(b)及び図6に示す縮んだ状態になり、試料容器5は高温空間2内の位置である上位置に到達する。
【0027】
このような動作において、台案内構造8により、試料容器5の構造枠51に取り付けられたローラ構造82のローラ部821bが冷熱衝撃試験装置の本体部分をなす上下構造枠31、33に取り付けられた上下ガイドレール81によって上下方向に案内されるので、試料容器5は、動作中に揺動したり不規則な動きをせず、上位置に到達したときに傾いたり位置ずれすることがなく、正しい姿勢でxy平面上の目的とする所定位置に位置決めされる。
【0028】
なお従来の装置では、y軸方向の両端の中間支点間や二段Xリンクの段間結合点間を接続しているが、そのようにしても、Xリンク機構がxz方向に動くために結局全体としての剛性が得られず、又リンク接続部の不確実な遊びの存在により、試料容器5に揺動、傾動、位置ずれ等の不規則な動きが発生することになる。これに対して本発明を適用した本例の装置では、図1、図3(a)、図4に示す如く、両側の中間支点P、P間は結合されていないが、本体部分から絶対的位置を固定された上下ガイドレール81によって試料容器5が案内されているため、試料容器5がxy平面上の同じ位置を確実に上昇することになる。
【0029】
その結果、図3(b)に示す如く、試料容器5の下端の仕切板60の上面が断熱仕切36の下面に取り付けられたパッキン49に確実に接触し、高低温空間2、1間を確実にシールすることができる。そして、両空間内の温度を精度良く維持し、試験性能を向上させることができる。
【0030】
高温熱衝撃時間が経過してワークWに低温熱衝撃を与えるときには、再び駆動装置7を作動させ、Xリンク機構6を伸長させて試料容器5を下降させる。このときには、上昇時とは反対方向にモータ71が回転し、駆動軸72が引き付けられ、上昇時とは反対の動きになり、図3(b)及び図6に示すXリンクの縮んだ状態から図5等に示すXリンクの伸びた状態になり、試料容器5は低温空間1内の位置である下位置に到達する。
【0031】
この下降時の動作においても、上昇時と同様に、試料容器5が上下ガイドレール81によって案内され、正しい姿勢でxy平面上の目的とする所定位置に位置決めされる。この場合、本発明の装置では、第1、第2クロス部材である内外アーム61、62を組み合わせた単段のXリンクにしていて不可避的に遊びの生ずる回転結合部分を最小数にしているため、及び、試料容器5を正しく昇降案内しているため、Xリンク機構5が伸びた状態でも遊びによるストロークを最小にすることができる。
【0032】
発明者等が実際の装置の試作して実験をした結果によれば、従来のy方向接続型の二段Xリンク機構を用いた装置では、約15mm生じていたz方向の遊びを、本例の装置では、同程度(実際には10%位大きい)の全体伸長距離の装置において、約5mmという従来の1/3の遊び長さにすることができた。
【0033】
その結果、図2及び図4に示す如く、試料容器5の上端の構造枠51の下面が断熱仕切36の上面に取り付けられたパッキン49に確実に接触し、必要なパッキン圧接力を確保し、高低温空間2、1間を確実にシールし、両空間内の温度を精度良く維持して試験性能を向上させることができる。
【0034】
以上の如く、本例の装置によれば、y軸方向の両側の中間支点P、P間を結合することなくXリンク機構の昇降精度を得ることができる。その結果、図2及び図3、特に図3(a)に示す如く、x軸方向では、y軸方向の両側に設けられたXリンク機構6の回転領域になる部分を、y軸方向では空間として確保し、この部分に加熱器42、送風機43及び送風ダクト44を配置することができた。即ち、単段Xリンク機構であるために同じ伸縮距離を得るためにはアーム長さが長くなり、その回転軌跡範囲が広くなるが、そのy軸方向を空間として利用可能にしたことにより、従来装置よりも機器配置面で改善することができた。
【0035】
即ち、従来の装置では、Xリンク機構のy方向スペースを利用できないため、加熱器及び送風機を配置するためにxy平面上に別個に追加して配置スペースを設けていたが、本例の装置ではこのようにスペースをなくすることができた。従って、従来装置より冷熱衝撃試験装置の平面寸法を小さくすることができる。
【0036】
その結果、電子部品等の製造工程で使用されクリーンルームに設置されことが多い冷熱衝撃試験装置では、平面的配置スペースをできるだけ小さくする要請があるが、そのような要請に応えることができる。なお、低温側では、冷却器及び蓄冷器が広い配置スペースを占めることになるが、冷熱衝撃試験装置は通常高さが低いので、本例の図1に示す如く、これらを下方配置にすることが容易である。従って、低温側の配置のために平面寸法が大きくなることはない。
【0037】
又以上の如く、従来の装置よりもシール性能面及び配置面での改善を図りつつ単段Xリンク機構の採用を可能にしたので、部品点数を大幅な減少させ゛装置構成の簡素化、コスト低減、装置の信頼性の向上等を図ることができた。即ち、本例の装置は、従来の装置に較べて、上下ガイドレール81が追加になるが、その他の主要部品数としては、アーム数が8本から4本に、y軸方向連結軸が8本から2本に、軸受数が18個から10個に、何れも大幅に減少させることができ、、それに基づく簡単な機械装置としての種々の利益を得ることができる。
【0038】
本例の装置では更に、図5に示す如く、下位置のときのアームの高さ距離aが下端間の横幅bより大きくなるようにしているので、内側アーム61と外側アーム62との1段のXリンクであっても、図3(b)に示す必要なリフトhを得ることができる。即ち、例えばaを約25cm、bを約40cmとすれば、長さが約50cmのアームで約29cmのリフトhを得ることができる。これに対して、従来の装置のようにaとbとを同じ40cmにすると、リフトhが約5cm少なくなる。従って、aをbより小さくすることが望ましい。
【0039】
この場合、本例の冷熱衝撃試験装置では、試料容器5のx方向の寸法がほぼaと同じになっている。そのようにすれば、内外アーム61、62の下端側で試料容器5を吊るときに、試料容器5が下位置にあるときでも、その全幅部分を吊ることができ、吊り下げ状態を安定させることができる。即ち、本例のようにaをbより小さくして更に試料容器5の寸法と同程度にすれば、支持状態の安定化、アーム長さの短縮、それによるXリンク機構の回転範囲の縮小、リンク駆動力の低減等の諸効果を得ることができる。
【0040】
本例の装置では更に、アームの移動側端や試料容器の案内構造部分として、図7(b)及び(d)に示す如く、例えば外側アーム62の上端部分において、軸112に嵌め込まれるローラ体111を軸受部111aとローラ部111bとが一体となった焼結金属製にしているので、簡単な構造を維持した上で、案内構造部分の動作を安定させ寿命を長くしその信頼性を上げることができる。
【0041】
即ち、Xリンク機構の水平ガイド程度の使用条件であれば、軸に摺動可能な材料からなるブッシュを入れて、これとガイドレールとを回転又は摺動させつつ案内移動させるのが通常であり、従来の装置もそのようにしていたが、ブッシュの厚みは例えば2mm程度で薄く作られるので、ブッシュが回転しにくく摺動で減耗しその寿命が短いという問題があった。これに対して本例の装置のように、軸受と一体構造の直径の大きいローラ部を形成させることにより、ローラ部がガイドレールとの間で相対移動するときに、ここで発生する摩擦力による回転トルクが大きくなり、軸112に対してローラ体111が回転し、円滑な動作により片減りが防止され、部品の耐久性が大幅に向上し装置の機械的信頼性を上げることができる。
【0042】
この場合、焼結金属は本来摺動部分に使用される材料であるから、仮に回転が円滑に行われずガイドレールとの間で摺動移動が起こったとしても特に問題は発生せず、ローラ部により直径が大きくなっているので、片減りにより寿命が短くなるということはない。そして、このようなローラ構造を採用することにより、Xリンク機構の動作時の抵抗を減らし、単段リンクを使用しその長さが長くなることによる駆動力の増加に対して、モータや動作部分の負担を軽減させることができる。
【0043】
なお以上では、Xリンク機構の伸縮手段として、内側アーム61の上端側部分を回転させる例について説明したが、外側アーム62の上端側部分をx方向に往復移動させるような装置等、他の適当な伸縮手段を用いることができる。又、必要な伸縮距離等によっては、図5のa、b寸法を同程度にしてもよい。更に、実際の装置の使用条件等によっては、焼結金属一体型ローラ構造に代えて、通常の構造のローラや単なるブッシュ構造を採用することも可能である。
【0044】
【発明の効果】
以上の如く本発明によれば、請求項1の発明においては、所定の構成を備えた第1クロス部材と第2クロス部材とを組み合わせたXリンクをy軸方向に空間を空けて設けてXリンク機構を構成させていると共に、被試験物を乗せる台を下位置と上位置との間で昇降可能なようにXリンク機構を伸縮可能にする伸縮手段を設けているので、Xリンク機構を伸縮させ、その第2クロス部材の下端側で台を回転可能に支持しつつXリンクの変形に対応して第1クロス部材の他端側を台によってx軸方向に移動案内させ、Xリンクを変形させつつ台を上位置と下位置との間で昇降させることができる。
【0045】
そして、本体部分にz軸方向に延設されたz方向案内部を固定し、台にこのz方向案内部でz軸方向に移動可能に案内されるz方向被案内部を設けるので、Xリンク機構で台を昇降させるときに、台が揺動したり不規則な動きをせず、上下位置に到達したときに傾いたり位置ずれがなく、正しい姿勢でxy平面上の目的とする所定位置に台を位置決することができる。即ち、従来の装置のようにy軸方向の両側のXリンクを接続させるのでなく、本体部分の固定位置から台をz軸方向に案内するので、上記の如く良好な昇降動作をさせることができる。
【0046】
その結果、低温空間の下位置と高温空間の上位置とで台が移動して両位置に設置されるときに、それらの空間をシールするパッキン等のシール構造物と台とが確実に接触し、高低温空間の間を確実にシールし、両空間内の温度を精度良く維持して試験性能を向上させることができる。
【0047】
又、Xリンク機構を第1、第2クロス部材を組み合わせた単段のXリンクで構成しているので、遊びの生ずる回転結合部分を最小数にすることができる。その結果、台の下位置でXリンク機構が伸びた状態でも、遊び量を十分小さくし、遊びによるストロークロスを最小にすることができる。その結果、リンク機構の不可避的な遊びに対しても、台の移動到達位置や姿勢を良好に維持し、必要なパッキン圧接力を確保し、高低温空間の間を確実にシールすることができる。
【0048】
更に、台の案内手段を設けたことにより、第1、第2クロス部材の結合点をy軸方向に接続させる必要がなくなり、y軸方向の空間が確保されるようにXリンク機構を構成させているので、この部分に冷熱衝撃試験装置の装備機器の一部分を配置することが可能になる。その結果、冷熱衝撃試験装置の平面寸法を縮小することが可能になる。そして、クリーンルーム等の冷熱衝撃試験装置の設置される配置スペースを節約することができる。
【0049】
そして更に、シール性能面及び配置面での改善を図りつつ単段Xリンク機構の採用を可能にしたので、従来の冷熱衝撃試験装置のXリンク機構を用いた昇降装置に較べて部品点数の大幅に減少し、装置構成の簡素化、コスト低減、装置の信頼性の向上等を図ることができる。
【0050】
以上の如く、請求項1の発明によれば、Xリンク機構と台移動案内構造と冷熱衝撃試験装置の特性とを総合的に組み合わせることにより、従来の装置にない種々の作用効果を得ることができる。
【0051】
請求項2の発明においては、伸縮手段は、台が下位置にあるときに、Xリンク機構のz軸方向の両端間隔がx軸方向の両端間隔より大きくなるようにXリンク機構を伸縮させるので、第1、第2クロス部材の組み合わせられた1段のXリンクであっても、伸縮間隔即ち台の上位置と下位置との間隔を大きくすることができる。この場合、冷熱衝撃試験装置の試験内容や大きさ等に対応して定まる台の寸法に合わせてx軸方向の間隔を定め、台の全幅部分を吊るようにすれば、台の吊り下げ状態を安定させることができる。従って、x方向幅をz方向幅より小さくして台の寸法と同程度にすれば、支持状態の安定化、クロス部材の長さの短縮、それによるXリンク機構の回転範囲の縮小、リンク駆動力の低減等の諸効果を得ることができる。
【0052】
請求項3の発明においては、上下のx方向の案内部及び被案内部とz方向の案内部及び被案内部とをそれぞれ、ガイドレール部分、及び、軸受部とローラ部とが一体の焼結金属でできたローラ体とこれを支持する軸とを備えたたローラ構造部分によって構成するので、簡単な構造の下に、案内構造部分の動作を安定させ寿命な長くし信頼性を上げることができる。
【0053】
即ち、ローラ体を焼結金属製にするので、軸受部とローラ部とを一体製作でき、簡単な構造で低コストにしつつローラ機能を持たせ、回転を主体とした案内構造にし、案内部の動きを円滑にすると共に材料の片減りを防止し、案内構造の耐久性及び信頼性を大幅に向上させることができる。
【0054】
又、ローラ体が焼結金属製であるため、本来的に摺動使用に耐えられるので、ローラ状にして厚みを大きくすることにより、回転が円滑に行われずガイドレール部分との間で摺動移動が起こっても、磨耗や片減りにより寿命が低下することがない。更に、このようなローラ構造の採用により、Xリンク機構の動作抵抗を減少させ、単段リンクを使用しその長さが長くなることによる駆動力の増加に対して、その負担を軽減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した冷熱衝撃試験装置の昇降装置の一例を示す斜視図である。
【図2】上記冷熱衝撃試験装置の側断面状態を示す説明図である。
【図3】(a)及び(b)は上記冷熱衝撃試験装置の正面断面状態及び上部側断面状態を示す説明図である。
【図4】試料容器及び昇降装置部分の正面図である。
【図5】試料容器及び昇降装置部分の側面図である。
【図6】試料容器及び昇降装置部分の側面図で試料容器が上位置にある状態を示す
【図7】(a)乃至(d)は各部の構造を示す断面図で、(a)は内側アームの上端部分及び下側アームの下端部分、(b)は外側アームの上端部分及び内側アームの下端部分、(c)は中間支点の部分、そして(d)は試料容器の案内構造部分を示す。
【符号の説明】
1 低温空間
2 高温空間
3 冷熱衝撃試験装置
5 試料容器(台)
6 Xリンク機構
7 駆動装置(伸縮手段)
8 台案内構造
10 ローラ構造(下x方向被案内部、ローラ構造部分)
11 ローラ構造(上x方向被案内部、ローラ構造部分)
31 構造枠(冷熱衝撃試験装置の本体部分)
32 上ガイドレール(上x方向案内部、ガイドレール部分)
52 下ガイドレール(下x方向案内部、ガイドレール部分)
61 内側アーム(第1クロス部材)
62 外側アーム(第2クロス部材)
81 上下ガイドレール(z方向案内部、ガイドレール部分)
82 ローラ構造(z方向被案内部、ローラ構造部分)
101a 軸受部
101b ローラ部
102 軸
111a 軸受部
111b ローラ部
112 軸
821a 軸受部
821b ローラ部
822 軸
a 高さ間隔(z軸方向の両端間隔)
b 横幅(x軸方向の両端間隔)
W ワーク(被試験物)

Claims (3)

  1. 互いに直交するx軸とy軸とz軸のうちの上下のz軸方向に配置された低温空間と高温空間とを備えた冷熱衝撃試験装置に設けられ被試験物を乗せる台を前記低温空間にある下位置と前記高温空間にある上位置との間で昇降可能にする昇降装置において、
    上端側が前記冷熱衝撃試験装置の本体部分から一定位置で回転可能に支持され下端側が前記台に設けられた下x方向案内部によって前記x軸方向に移動可能に案内される下x方向被案内部を備えた第1クロス部材と下端側が前記台から該台の一定位置で回転可能に支持されていて上端側が前記本体部分に設けられた上x方向案内部によって前記x軸方向に移動可能に案内される上x方向被案内部を備えた第2クロス部材とを組み合わせたXリンクが前記y軸方向に空間を空けて設けられたXリンク機構と、
    前記台が前記下位置と前記上位置との間で昇降可能なように前記Xリンク機構を伸縮可能にする伸縮手段と、
    前記本体部分に固定され前記z軸方向に延設されたz方向案内部と前記台に設けられ前記z方向案内部で前記z軸方向に移動可能に案内されるz方向被案内部とを備えた台案内構造と、
    を有することを特徴とする昇降装置。
  2. 前記伸縮手段は、前記台が前記下位置にあるときに、前記Xリンク機構の前記z軸方向の両端間隔が前記x軸方向の両端間隔より大きくなるように前記Xリンク機構を伸縮させることを特徴とする請求項1に記載の昇降装置。
  3. 前記上x方向案内部及び前記上x方向被案内部と前記下x方向案内部及び前記下x方向被案内部と前記z方向案内部及びz方向被案内部とはそれぞれ、ガイドレール部分、及び、軸受部とローラ部とが一体の焼結金属でできたローラ体とこれを支持する軸とを備えたたローラ構造部分によって構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の昇降装置。
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