JP3602382B2 - 光送信器 - Google Patents
光送信器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3602382B2 JP3602382B2 JP30112499A JP30112499A JP3602382B2 JP 3602382 B2 JP3602382 B2 JP 3602382B2 JP 30112499 A JP30112499 A JP 30112499A JP 30112499 A JP30112499 A JP 30112499A JP 3602382 B2 JP3602382 B2 JP 3602382B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- optical
- signal
- semiconductor laser
- optical fiber
- injection current
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Optical Communication System (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、光通信システムに使用される光送信器に関し、特に光ファイバ内のレーリ散乱反射により伝送特性の劣化が起こり得る光ファイバ伝送システムにおいて使用される光送信器に関する。
【0002】
【従来の技術】
光ファイバ伝送システムにおいては、受信信号のレベル揺らぎを引き起こす要因としてレーリ散乱反射による干渉雑音が知られている。
【0003】
レーリ散乱とは、光ファイバの屈折率揺らぎによって発生する光散乱現象である。光ファイバの屈折率が長手方向に揺らいでいると、微小な屈折率差により伝播光の一部が局所局所で散乱され反対方向に反射される。反射された光の一部はさらにレーリ散乱を受けて反射され、元の伝播方向へ伝播する。この結果、図7に示すように、光ファイバの受信端へは、元の主信号光とともに、レーリ散乱により局所局所で多重反射された光が到達することになる。レーリ散乱反射光は主信号光と同一波長であるので、受信端において両者は干渉し合う。その結果、両者の位相差に応じて受信光レベルに揺らぎが生じる。すなわち、干渉雑音が生じ、伝送特性が劣化する。
【0004】
このようなレーリ散乱反射による伝送特性の劣化は、特にファイバ・ラマン増幅を用いた伝送系において顕著に現われる。光ファイバ内に高パワーのポンプ光を入力すると、誘導ラマン散乱という光非線形現象により、ポンプ光から約100nm長波長側の信号光に対して増幅利得が生じることが知られている。この現象を利用して信号光の伝播損失を補償し、長距離伝送を実現しようというのがファイバ・ラマン増幅伝送方式である。誘導ラマン散乱による増幅利得は、信号の伝播方向に依らず、ポンプ光と同一方向および逆方向のいずれに対しても生じる。従って、図7において、レーリ散乱反射光も増幅利得を受けたうえで光受信器に達するので、ラマン増幅されていない系に比べて主信号光に対するパワー比が大きくなり、伝送特性劣化が顕著となる。
【0005】
以上のようなレーリ散乱反射光による伝送特性劣化を抑える方法として、送信信号光に高速の位相変調を加える手法が文献:A.Yariv,H.Blauvelt,and Shu−Wu Wu,”A Reduction of Interferometric Phase−to−Intensity Conversion Noise in Fiber Links by Large Index Phase Modulation of the Optical Beam,”J.Lightwave Technology,vol.10,pp.978−981,1992に提案されている。
【0006】
図8は、上述した文献に記載されている方法でレーリ散乱反射により伝送特性の劣化を抑制する光送信器の構成を示す図である。同図に示す光送信器においては、光源81からの定常光が、送信すべきデータ信号の印加された光強度変調器83により強度変調され、更に周波数fp のRF信号の印加された光位相変調器85により位相変調される。このRF信号の周波数は、データ信号帯域よりも高い周波数とする。そして、受信側では、図8に示す光送信器から送信されてきた信号光を直接強度検波し、これにより強度変調されたデータ信号のみを受信するようになっている。
【0007】
ここで受信器において、図8の光送信器から送出された主信号光とレーリ散乱反射光が重なり合って受信されたとする。干渉の結果、受信光レベルは主信号光とレーリ散乱反射光の位相差に応じて変動するが、信号光は周波数fp で位相変調されているので、受信レベルはfp を中心周波数として変動することになる。
【0008】
通常、受信系においては、余分な雑音成分を除去するために、データ信号帯域のみを透過させる電気フィルタが用いられている。ここで、周波数fp は、データ信号帯域よりも高い周波数としているので、干渉による変動成分は電気フィルタにより平均化される。すなわち、信号揺らぎ成分は除去され、これによりレーリ散乱反射光による信号レベルの揺らぎを抑えることができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上述した図8に示した従来の光送信器の構成では、信号光の位相を変調するための光位相変調器85を備える必要があるとともに、データ信号帯域よりも高いRF周波数fp で位相変調を加えるために高い周波数で動作する駆動回路も必要であり、非経済的であるという問題がある。
【0010】
また、高周波数で位相変調を加えると、変調により光スペクトルが拡がり、この光スペクトルの拡がった信号光が波長分散のある光ファイバを伝播すると、分散により波形が歪むという現象が起こり、これにより伝送特性が劣化するという問題がある。
【0011】
本発明は、上記に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、光位相変調器やデータ信号帯域より高い周波数で動作する駆動回路を必要とすることなく、簡単な構成で経済的にレーリ散乱反射光による伝送特性の劣化を低減し得る光送信器を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1記載の本発明は、光ファイバ内のレーリ散乱反射により伝送特性の劣化が起こり得る光ファイバ伝送システムにおいて使用される光送信器であって、注入電流により光発振周波数が変調される半導体レーザと、前記注入電流による前記半導体レーザの発振周波数偏移量が送信すべきデータの信号帯域よりも大きくなるような単一周波数信号で前記半導体レーザへの前記注入電流を変調する注入電流変調手段と、前記半導体レーザの出力光を前記送信すべきデータで強度変調する光強度変調手段とを有することを要旨とする。
【0013】
請求項1記載の本発明にあっては、注入電流により光発振周波数が変調される半導体レーザにおいて注入電流による半導体レーザの発振周波数偏移量が送信データの信号帯域よりも大きくなるような単一周波数信号で半導体レーザへの注入電流を変調するため、干渉雑音の多くの成分は受信系の電気フィルタにより除去され、これによりレーリ散乱反射により伝送特性の劣化を低減することができる。
【0014】
また、請求項2記載の本発明は、光ファイバ内のレーリ散乱反射による伝送特性の劣化が起こり得る光ファイバ伝送システムにおいて使用される光送信器であって、注入電流により光発振周波数が変調されるとともに、送信すべきデータにより出力光が強度変調される半導体レーザと、前記注入電流による半導体レーザの発振周波数偏移量が前記送信すべきデータの信号帯域よりも大きくなるような単一周波数信号で前記半導体レーザへの前記注入電流を変調する注入電流変調手段とを有することを要旨とする。
【0015】
請求項2記載の本発明にあっては、注入電流により光発振周波数が変調される半導体レーザにおいて注入電流による半導体レーザの発振周波数偏移量が送信データの信号帯域よりも大きくなるような単一周波数信号で半導体レーザへの注入電流を変調するため、干渉雑音の多くの成分は受信系の電気フィルタにより除去され、これによりレーリ散乱反射により伝送特性の劣化を低減することができる。
【0016】
更に、請求項3記載の本発明は、請求項1または2記載の発明において、前記光ファイバ伝送システムが、ファイバ・ラマン増幅方式が使用される光ファイバ伝送システムであることを要旨とする。
【0017】
請求項4記載の本発明は、請求項1または2記載の発明において、前記光ファイバ伝送システムが、1本のファイバ上で同一波長の信号光を双方向伝送する光ファイバ伝送システムであることを要旨とする。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係る光送信器の構成を示す図である。同図に示す光送信器は、バイアス電流と変調信号である単一周波数信号からなる注入電流により光発振周波数が変調される半導体レーザ1を有する。具体的には、バイアス電流はインダクタンスを介して半導体レーザ1に印加され、単一周波数信号はコンデンサを介して半導体レーザ1に印加されている。
【0019】
そして、この半導体レーザ1に対して注入電流の変調信号である周波数fm の単一周波数信号が電流信号として印加され、この半導体レーザ1からの出力光が送信すべきデータ信号の印加された光強度変調器3によって強度変調され、この強度変調された出力光が送出されるようになっている。また、前記単一周波数信号は、注入電流による半導体レーザ1の発振周波数偏移量が送信データ信号の信号帯域よりも大きくなるように制御され、このように制御される単一周波数信号で半導体レーザ1への注入電流を変調するようになっている。すなわち、送信データの信号帯域Fd に対して注入電流による半導体レーザ1の発振周波数偏移量FがF>Fd を満たすような単一周波数信号で半導体レーザ1への注入電流を変調するようになっている。
【0020】
更に詳しくは、半導体レーザ1には印加電流である注入電流に応じて媒質の屈折率が変化し、これにより発振光周波数が変化するという性質がある。従って、図1に示すように単一周波数信号を半導体レーザ1に直接印加すると、半導体レーザ1の発振周波数が周波数fm で変動することになる。これにより光送信器からは光周波数が周波数fm で変調された信号光が送出され、ファイバ伝送路を経た後、光受信器に到達する。
【0021】
ある時刻tに光受信器に到達する主信号光の光周波数Fsig は、
【数1】
Fsig =Fo +(F/2)cos[2πfm t] …(1)
と表わすことができる。ここで、Fo は半導体レーザの発振中心周波数、Fは半導体レーザの単一周波数信号による発振周波数変調の周波数偏移量である。
【0022】
一方、同時刻に光受信器に到達するレーリ散乱反射光は、2重反射の分だけ長い光路を伝播しているので、差分の光路長差に相当する伝播遅延時間τだけ主信号光よりは早い時刻に光送信器から送出された光である。すなわち、同時刻tに光受信器に到達するレーリ散乱反射光の光周波数Fr は、図2に示すように、
【数2】
Fr =Fo +(F/2)cos[2πfm (t−τ)] …(2)
と表わされる。
【0023】
光受信器において、主信号光とレーリ散乱反射光が干渉して信号揺らぎを引き起こす。両者が同一光周波数である場合には、信号揺らぎはDC成分(周波数0成分)を中心に生じるが、異なっている場合には、差周波数成分を中心として揺らぎが生じる。今の場合、差周波数は、
【数3】
となり、信号揺らぎはこの周波数を中心に生じる。
【0024】
差周波数ΔFは、遅延時間τに依存する。図2では、1つのレーリ散乱反射光を例示してあるが、実際には各ポイントで反射する様々なレーリ散乱反射光が光受信器に到達する。各レーリ散乱反射光の遅延時間は各々異なる値であり、それに応じて主信号光との差周波数も異なることになる。従って、信号揺らぎの中心周波数はある範囲に分布することになる。この様子を見るために、式(3)において、2πfm τ=±(1/8)π、±(2/8)π、±(3/8)π、±(4/8)π、±(5/8)π、±(6/8)π、±(7/8)π、±(8/8)πとして各々について差周波数ΔFを計算し、それらを重ね描きしたものを図3に示す。差周波数の分布状況が示されており、レーリ散乱反射光による干渉雑音は、この周波数範囲にわたって生じることになる。
【0025】
ところで、通常、受信系においては、余分な雑音成分を除去するために、データ信号帯域のみを透過させる電気フィルタが用いられている。これにより、フィルタ帯域外の雑音成分は除去される。ここで、光送信器の半導体レーザに加えられている周波数変調の周波数偏移量F(式(1),(2)参照)は、データ信号帯域より大きな値であるとする。すると、干渉雑音の多くの成分は、図3に示すように、受信系の電気フィルタにより除去されることになる。その結果、周波数変調を加えない場合に比べて、レーリ散乱反射光による伝送特性劣化を低減することができる。
【0026】
以上説明した本実施形態においては、半導体レーザ1への直接電流変調により発振周波数を変調しているので、図8の従来技術のように光位相変調器を備える必要がない。また、印加する光周波数変調の変調周波数fm は高周波数である必要はなく、従来技術のように高い周波数で動作する駆動回路も不要である。さらには、印加する光周波数変調が低周波でよいということは、信号光の瞬時の光スペクトルは必要以上に拡がらないということであり、光ファイバの波長分散による伝送劣化が生じにくいという効果につながる。
【0027】
図4は、本発明の第2の実施形態に係る光送信器の構成を示す図である。同図に示す光送信器は、図1の実施形態において半導体レーザ1の出力光を強度変調するのにデータ信号の印加された光強度変調器3を用いていた代わりに、半導体レーザ11に対して直接送信データ信号を印加し、これにより半導体レーザ11の出力光を送信データ信号で強度変調するように構成した点が異なるものであり、その他の構成および作用は図1の実施形態と同じである。
【0028】
図4に示す実施形態のように、送信データ信号により光強度を変調し、単一周波数信号により光周波数を変調することにより、図1の実施形態と同様に光ファイバ内のレーリ散乱反射による伝送特性の劣化を抑制することができる。
【0029】
図5は、図1または図4に示した実施形態の光送信器を適用した光伝送システムの構成を示す図であり、この光伝送システムは、ファイバ・ラマン増幅を用いたものである。すなわち、本発明の光送信器は、ファイバ・ラマン増幅を用いた光ファイバ伝送系に特に有効なものである。
【0030】
図5に示す光伝送システムでは、図1または図4に示した光送信器13から出力される信号光は、光ファイバ15を通って合波器17に至り、ここでポンプ光源19からの高パワーのポンプ光が光ファイバ15に対して主信号光と逆方向に伝播される。また、この合波器17を通過した信号光は光ファイバ21を更に通って別の合波器23に至り、ここで別のポンプ光源25から高パワーのポンプ光が光ファイバ21に対して信号光と逆方向に伝播される。そして、合波器23を通過した信号光が光受信器27で受信されるようになっている。
【0031】
このような光伝送システムの構成により、誘導ラマン散乱という光非線形現象により信号光に対して増幅利得が生じることが知られている。この増幅作用により光ファイバの伝播損失が補償され、長距離にわたって信号光を伝送することが可能となっている。
【0032】
そして、伝送距離が長くなると、それに伴いレーリ散乱光の発生点も多くなる。更に、発生したレーリ散乱光はラマン増幅を受けつつ、光受信器27に達するので、光受信器27におけるレーリ散乱反射光の影響はラマン増幅されていない系に比較して大きくなる。
【0033】
しかしながら、上述したように、ファイバ・ラマン増幅を用いるもレーリ散乱光の発生点が多く、レーリ散乱反射光の影響の大きな光伝送システムに対して、本発明の図1または図4の実施形態の光送信器13を使用することにより、レーリ散乱反射による受信特性の劣化を低減することができるのである。
【0034】
図6は、本発明の光送信器が適用される波長多重光加入者システムの構成を示す図である。上述したように、本発明の光送信器は、図7または図5に示したような一方向伝送系において多重レーリ散乱反射が発生する場合に有効であるが、図6に示すような双方向伝送を行なう波長多重光加入者システムにも有効である。
【0035】
図6に示す波長多重光加入者システムは、交換機が設けられている収容局31と複数の加入者33a,33b,33cとの間を波長多重信号光で接続するシステムであるが、加入者33a,33b,33cの近傍に光分波器35を設置するとともに、各加入者33a,33b,33cにそれぞれ固有の波長λa,λb,λcを割り当てている。そして、収容局31と光分波器35との間は、波長多重された信号光が1本の光ファイバで伝送され、光分波器35と各加入者33a,33b,33cとの間は、光分波器35により各々分波された波長信号光が伝送される。収容局31と各加入者33a,33b,33cとの間は、固有波長の信号光を用いて双方向伝送が行なわれる。なお、このシステムは、収容局31と各加入者33a,33b,33cを1対1で光ファイバ接続する場合に比較して、収容局31から光分波器35までの間を1本の光ファイバで接続しているので、光ファイバのコストを低減することができる。
【0036】
このような波長多重光加入者システムにおいても、レーリ散乱が伝送特性を劣化させる要因となる。すなわち、この波長多重光加入者システムでは、同一波長を用いた双方向伝送により収容局31と各加入者33a,33b,33cとの間の信号伝送を行なっている。従って、例えば収容局31側の光受信器においては、加入者33から収容局31に送信された信号光とともに、図6において点線で示すように、収容局31から加入者33に送信された信号光のレーリ散乱光が受信されることになる。そして、両者は同一波長であり、そのままでは干渉雑音を誘起して受信特性を劣化させることになるが、このようなシステムの光送信器として図1または図4に示したような本発明の光送信器を使用することにより、上述したように受信系の電気フィルタで干渉雑音を除去し、受信特性の劣化を低減することができる。
【0037】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、注入電流により光発振周波数が変調される半導体レーザにおいて注入電流による半導体レーザの発振周波数偏移量が送信データの信号帯域よりも大きくなるような単一周波数信号で半導体レーザへの注入電流を変調するので、干渉雑音の多くの成分は受信系の電気フィルタにより除去され、これにより従来のように光位相変調器や高周波駆動回路を必要とすることなく、簡単な構成で効率的かつ経済的にレーリ散乱反射により伝送特性の劣化を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る光送信器の構成を示す図である。
【図2】図1に示した実施形態の光送信器を使用した光ファイバ伝送系におけるレーリ散乱反射を示す図である。
【図3】光受信器に入力される主信号光とレーリ散乱反射光との差周波数を示す図である。
【図4】本発明の第2の実施形態に係る光送信器の構成を示す図である。
【図5】図1または図4に示した実施形態の光送信器を適用したファイバ・ラマン増幅を用いた光伝送システムの構成を示す図である。
【図6】本発明の光送信器が適用される波長多重光加入者システムの構成を示す図である。
【図7】光ファイバ伝送系におけるレーリ散乱反射を示す図である。
【図8】レーリ散乱反射光による伝送劣化を抑制する従来の光送信器の構成を示す図である。
【符号の説明】
1,11 半導体レーザ
3 光強度変調器
13 光送信器
19,25 ポンプ光源
27 光受信器
Claims (4)
- 光ファイバ内のレーリ散乱反射により伝送特性の劣化が起こり得る光ファイバ伝送システムにおいて使用される光送信器であって、注入電流により光発振周波数が変調される半導体レーザと、前記注入電流による前記半導体レーザの発振周波数偏移量が送信すべきデータの信号帯域よりも大きくなるような単一周波数信号で前記半導体レーザへの前記注入電流を変調する注入電流変調手段と、前記半導体レーザの出力光を前記送信すべきデータで強度変調する光強度変調手段と
を有することを特徴とする光送信器。 - 光ファイバ内のレーリ散乱反射による伝送特性の劣化が起こり得る光ファイバ伝送システムにおいて使用される光送信器であって、注入電流により光発振周波数が変調されるとともに、送信すべきデータにより出力光が強度変調される半導体レーザと、前記注入電流による半導体レーザの発振周波数偏移量が前記送信すべきデータの信号帯域よりも大きくなるような単一周波数信号で前記半導体レーザへの前記注入電流を変調する注入電流変調手段とを有することを特徴とする光送信器。
- 前記光ファイバ伝送システムは、ファイバ・ラマン増幅方式が使用される光ファイバ伝送システムであることを特徴とする請求項1または2記載の光送信器。
- 前記光ファイバ伝送システムは、1本のファイバ上で同一波長の信号光を双方向伝送する光ファイバ伝送システムであることを特徴とする請求項1または2記載の光送信器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30112499A JP3602382B2 (ja) | 1999-10-22 | 1999-10-22 | 光送信器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30112499A JP3602382B2 (ja) | 1999-10-22 | 1999-10-22 | 光送信器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001127710A JP2001127710A (ja) | 2001-05-11 |
JP3602382B2 true JP3602382B2 (ja) | 2004-12-15 |
Family
ID=17893125
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30112499A Expired - Fee Related JP3602382B2 (ja) | 1999-10-22 | 1999-10-22 | 光送信器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3602382B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8306419B2 (en) * | 2009-06-11 | 2012-11-06 | Lg-Ericsson Co., Ltd. | Techniques for controlling a light source in a wavelength division multiplexed passive optical network |
-
1999
- 1999-10-22 JP JP30112499A patent/JP3602382B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2001127710A (ja) | 2001-05-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP1079552B1 (en) | Method, optical device, and system for optical fiber transmission | |
US7349637B1 (en) | Optical transmitter with SBS suppression | |
JP3464867B2 (ja) | 光送信装置およびこれを適用した波長多重光送信装置および光伝送システム | |
US7936997B2 (en) | Method and apparatus for low chirp transmitter for optical fiber communications | |
JP3073540B2 (ja) | 波長分割多重化光通信システム及びその送信装置 | |
JP3606628B2 (ja) | Smf伝送路を用いた光伝送システム | |
US7127182B2 (en) | Efficient optical transmission system | |
JP3808766B2 (ja) | ラマン増幅器および光伝送システム | |
US7061657B1 (en) | Multichannel optical communication system and method utilizing wavelength and coherence division multiplexing | |
JP6531314B2 (ja) | 光送受信装置及び通信システム | |
US8064775B2 (en) | Generation of at least 100 Gbit/s optical transmission | |
JP3602382B2 (ja) | 光送信器 | |
JP2003057691A (ja) | ラマン増幅器 | |
EP1511207A2 (en) | Method and apparatus to reduce second order distortion in optical communications | |
JP4411748B2 (ja) | 光伝送システムおよび光伝送方法 | |
US6870665B2 (en) | Pumping source with a number of pumping lasers for the raman amplification of a WDM signal with minimized four-wave mixing | |
JP4386786B2 (ja) | 光通信システム | |
Kavitha et al. | Mixed fiber optical parametric amplifiers for broadband optical communication systems with reduced nonlinear effects | |
JP4552610B2 (ja) | 波長変換装置 | |
Marra et al. | Optical SSB modulation using fiber Bragg gratings and the impact of grating dispersion on transmission performance | |
JP2000196565A (ja) | 光伝送装置 | |
JPH06261005A (ja) | 光伝送装置 | |
JP2000353852A (ja) | 光送信器 | |
JP2010154103A (ja) | 光通信システム | |
JP2010171763A (ja) | 光送信装置、光通信システムおよび光送信方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040518 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040525 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20040914 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20040922 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081001 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091001 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101001 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111001 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121001 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131001 Year of fee payment: 9 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |