JP3601104B2 - 光ファイバ型回折格子 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、光ファイバのコア部の屈折率を光軸に沿って周期的に変化させた回折格子を有する光ファイバ型回折格子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、光ファイバ通信技術の進展に伴い、ネットワークの複雑化や信号波長の多重化などが進行し、システム構成は高度化しつつある。このような光通信システムでは、光回路素子の重要性が増大している。
【0003】
光回路素子における一般的構成の一つとしてファイバ型素子は、小型で挿入損失が小さいことや、光ファイバとの接続が容易であること等の利点を有している。そして、このようなファイバ型素子として、ファイバ型フィルターが知られている。
【0004】
最近では、コア部に酸化ゲルマニウムをドープした石英系光ファイバについて、紫外光照射によってコア部の屈折率が変化するという知見が周知であり、このような光誘起屈折率変化を利用したファイバ型フィルターとして、光ファイバ型回折格子が研究開発されている。この光ファイバ型回折格子は、光ファイバ内を進行する光のうち特定波長の光成分を反射するものであり、一般に、紫外光の照射によって光ファイバのコア部に屈折率が光軸に沿って周期的に変化した領域を形成することにより作製されている。
【0005】
このような回折格子は、例えば二つのコヒーレントな紫外光を光ファイバの軸方向に対する角度θ,θ(=180°−θ)で入射して干渉させることで形成される。そして、光ファイバの径方向に対するコヒーレントな紫外光の入射角度θ(=90°−θ)と紫外光の波長λとを用いると、干渉空間における干渉縞の間隔Λは、
Λ=λ/(2sinθ) (2)
となる。したがって、コア部の露光領域には、異なる屈折率を有する領域が干渉縞の間隔Λを周期として光ファイバの軸方向に配列され、これが複数の格子を成すことになる。
【0006】
周知なブラッグの回折条件に基づいてコア部の屈折率nと格子の周期Λとを用い、このファイバ型回折格子の反射波長λは、
Figure 0003601104
となる。また、格子の長さLと屈折率差Δnとを用い、このファイバ型回折格子の反射率Rは、
R=tanh(LπΔn/λ) (4)
となる。したがって、光ファイバ10のコア部12では、格子13が10−4〜10−3程度の大きい屈折率変化で形成されているので、反射波長λの反射率が100%近い値に達する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような光ファイバ型回折格子では、光ファイバ(ガラスファイバ)が軸方向に伸縮すると格子の間隔も変化するので、反射波長が変動するという不都合があった。特に、光ファイバ型回折格子が使用される環境温度が変化すると、熱膨張によって光ファイバが伸び、あるいは縮むことになり、格子間隔の変化に応じて反射波長が変化してしまう。
【0008】
そこで本発明は、環境の変化によって反射特性が変化することのないようにした光ファイバ型回折格子を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る光ファイバ型回折格子は、軸方向の所定長さにわたって樹脂の被覆層が除去されることによりガラスファイバが露出され、この露出部分のコアに回折格子が形成された光ファイバ心線と、露出部分の両端部の外側の被覆層で支持され、露出部分のガラスファイバを一定の空隙をあけて包囲する長尺の固定部材とを備え、固定部材とガラスファイバは露出部分の両端部で接着剤により固着され、固定部材はガラスファイバの熱膨張係数よりも小さい熱膨張係数を有する材料からなり固定部材に固定された光ファイバ心線に形成されている回折格子の反射波長の温度係数の絶対値が、固定部材に固定される前の光ファイバ心線に形成されている回折格子の反射波長の温度係数の絶対値よりも小さいことを特徴とする。
【0010】
ここで、ガラスファイバのコアは酸化ゲルマニウムを含んで構成され、回折格子は紫外線照射により形成されていることが望ましい。
【0011】
【作用】
温度上昇によってガラスファイバが熱膨張し、あるいは温度降下によってガラスファイバが熱収縮すると、ガラスファイバは軸方向に伸び、あるいは縮もうとするが、本発明では、回折格子形成部すなわちガラスファイバの露出部分の両側が接着剤により固定部材に固着されている。そして、この固定部材はガラスファイバよりも熱膨張係数の小さい材料で形成されているため、ガラスファイバの伸縮は抑制され、したがって、回折格子の格子間隔の変動は抑制される。
【0012】
さらに、光ファイバ型回折格子して重要な格子形成部分(ガラスファイバの露出部分)は、固定部材に空隙をあけて包囲されているので、接触することによって傷つけられたりすることがなく、また外界の影響により特性が劣化することもない。したがって、例えばコアに酸化ゲルマニウムを含んで紫外線照射により格子が形成された光ファイバ型回折格子を、好適に保護することが可能になる。
【0013】
なお固定部材の構成材料がガラスファイバの構成材料よりも小さい熱膨張係数を有するとは、次のような場合も含む。すなわち、ガラスファイバは温度上昇に対して正の熱膨脹係数を有しており、したがって固定部材の熱膨張係数がゼロである場合はもちろん、温度上昇に対して固定部材の熱膨張係数が負であるときも、同様に固定部材の構成材料がガラスファイバの構成材料よりも小さい熱膨張係数を有することになる。
【0014】
【実施例】
以下、添付図面により本発明の実施例を説明する。
【0015】
図1は第1実施例に係る光ファイバ型回折格子を組み立てる前の分解斜視図、図2は組み立てた後の斜視図(一部を断面で示す)である。図示の通り光ファイバ心線10は石英系ガラスファイバ11に樹脂の被覆層12をコーティングして形成され、所定長さ(例えば20〜25mm)にわたって被覆層12が除去されている。そして、被覆層12が除去されたガラスファイバ11の露出部分の略中央には、複数の格子を所定間隔で配列した回折格子が形成されている。
【0016】
固定部材としてのケース20は上側半体21と下側半体22により構成され、これらはガラスファイバ11よりも熱膨張係数の小さい材料、例えばガラスセラミックスにより成型されている。上側半体21と下側半体22は同一形状をなし、ガラスファイバ11の露出部分の長さよりも長尺(例えば25〜30mm)であり、長手方向に断面半円形状の溝23が形成されている。この溝23は上側半体21,下側半体22の両端では狭くて浅い浅溝部23aをなし、中央部では広くて深い深溝部23bをなしている。
【0017】
光ファイバ心線10は、ガラスファイバ11の露出部分の両端部の外側部分の被覆層12が上側半体21および下側半体22の浅溝部23aに嵌まり込み、挟持される。そして、接着剤30により光ファイバ心線10の被覆層12は上側半体21および下側半体22に固定されるが、露出部分の両端部のガラスファイバ11についても接着剤30により上側半体21および下側半体22に強固に固定される。さらに、上側半体21と下側半体22の接合面の全面も接着剤30で固着され、ガラスファイバ11の露出部分はケース20の内部に空間的に保持されて気密に封止されている。
【0018】
図1および図2に示す実施例によれば、ケース20はガラスファイバ11よりも熱膨張係数の小さいガラスセラミックスで成型され、このケース20にガラスファイバ11の露出部分の両端部が接着剤30で固定されているので、温度上昇によってガラスファイバ11が伸びようとするときには、伸びの少ないケース20によってガラスファイバ11の伸びが抑制される。逆に、温度降下によりガラスファイバ11が縮もうとするときには、縮みの少ないケース20によってガラスファイバ11の縮みが抑制される。したがって、環境温度が変化した場合でも回折格子部分の格子間隔の変動が抑制され、回折格子の反射波長が長波長側あるいは短波長側にシフトするのを防止できる。
【0019】
また、ガラスファイバ11の露出部分はケース20の内部に空間的に、つまりケース20の内面との間に空隙をあけて保持されるので、ガラスファイバ11の露出部分がケース20の内面に接することはない。特に、ガラスファイバ11が熱膨張係数により伸びて僅かに屈曲したときでも、ケース20の内面に接することが少ないので、光学的特性の劣化を生じない。
【0020】
また、ガラスファイバ11の露出部分はケース20の内部に気密に封止されるので、ガラスファイバ11に不純物が侵入して特性が劣化してしまうこともない。特に、アルゴン、窒素などの不活性ガス等を封入したときには、水蒸気や有機物の汚染防止の効果は大きく、ガラスファイバ11の露出部分を樹脂で再被覆する場合に比べても顕著である。
【0021】
さらに、ガラスファイバ11の露出部分の両外側の被覆層12において、光ファイバ心線10はケース20に挟持され、しかも接着剤30で固定されているので、機械的な強度も高い。すなわち、ガラスファイバ11の露出部分は被覆層12が除去されているため、他の部分に比べて機械的に弱いが、被覆層12に支持されかつ接着されたケース20によって補強される。
【0022】
第1実施例については、次のような変形が可能である。
【0023】
図3は、図1および図2の実施例の縦断面図であり、図4および図5は、この変形例の縦断面図である。いずれの例も、回折格子としての屈折率変化領域を含むガラスファイバ11の露出部分が、上側半体21および下側半体22からなるケース20に気密封止されている。そして、接着剤30によりガラスファイバ11の露出部分の端部はケース20に固定されている。
【0024】
異なる点は、図3では上側半体21および下側半体22の両端の浅溝部23aが光ファイバ心線10の被覆層12と一致している(深溝部23bの長さがガラスファイバ11の露出部分の長さと一致している)のに対し、図4では浅溝部23aが内側にせり出し、図5では溝23に浅、深の区分が無いことである。図4の構成によれば、浅溝部23aと深溝部23bの段差によって接着剤30が注入時に中央部分へ流れ出していくのを防止でき、図5の構成によれば上側半体21および下側半体22の成型が容易である。このような形状の変形は、要求される仕様等に応じて適宜に設定される。
【0025】
次に、第2実施例を説明する。この実施例では、図6に示されるように、ケース20はパイプ状の部材により構成されている。このパイプ状ケース20の長さは、光ファイバ心線10のガラスファイバの露出部分よりも長く、かつ、両端には軸方向に切り欠き24が形成されている。ケース20とガラスファイバ11の露出部分の両端部とを固定するための接着剤は、この切り欠き24から注入される。
【0026】
なお、この実施例においても、パイプ状ケース20はガラスファイバ11よりも熱膨張係数の小さい材料で成型される。すなわち、ガラスファイバ11の主体分である石英ガラスの熱膨張係数は5.5×10−7/℃であるから、これ未満の正の熱膨張係数の材料、熱膨張係数がゼロ及び負の材料である。好適なものとしては、β−石英固溶体系のゼロ膨張ガラスセラミックスがあり、具体的にはSiO、AlO、LiO、TiOなどを主成分とする日本電気硝子(株)製のネオセラム(Neoceram)N−Oがある。また、TiOを含む低膨張ガラスも好ましい。
【0027】
次に、第1実施例の光ファイバ型回折格子の製造プロセスを説明する。
【0028】
まず、光ファイバ心線を用意し、一部の被覆を20〜30mmにわたって除去し、水素雰囲気で加圧して還元処理する。具体的には、炉心管内に光ファイバを設置し、水素(H)ガスを流入することにより、炉心管内を高圧で加圧する。
【0029】
光ファイバは、コア部にゲルマニウム (Ge)を含む通常の石英系光ファイバであり、二次被覆までされた光ファイバ心線である。上記のような工程によれば、ガラスファイバに添加された水素によりコア部にドープされている酸化ゲルマニウムが還元され易くなり、GeやSiと結合している酸素が一部取り除かれる結果、コア部において通常わずかしか存在しない酸素欠損型の欠陥が増大する。
【0030】
次に、通常のホログラフィック法に基づき、光ファイバ内のコア部に二つの紫外光を干渉させつつ照射し、屈折率が所定周期で変化した領域を形成する。具体的には、SHG(高調波発生器)アルゴンレーザやKrFエキシマレーザ等からの、所定波長を有するコヒーレントな紫外光を光ファイバの軸方向に対して所定角度θ,θでそれぞれ入射し、共面ビームとして相互に干渉させる。このような工程によれば、光ファイバに所定波長の紫外光を照射するので、酸化ゲルマニウムをドープしたコア部における露光領域の屈折率が変化する。
【0031】
現在、このような紫外光照射による屈折率変化のメカニズムを説明するものとして、クラマース・クローニッヒ機構、双極子モデル及び圧縮モデルなどが一般に提案されている。
【0032】
これによると、光ファイバ10内のコア部12には、Geに関連した酸素欠損型の欠陥が通常わずかに存在している。ここで、欠陥をGe−Siの中性酸素モノ空孔で代表すると、その欠陥は紫外光照射によって
Ge−Si → Ge・+Si+e (1)
で示すように転化する。この反応で放出された電子は転化した欠陥の周辺に位置するGeにトラップされるので、コア部12の光吸収特性が変化する。このような欠陥における吸収スペクトルによると、紫外光照射前には波長240〜250nm付近にピークが現れるが、紫外線照射後には波長210nm付近及び280nm付近にピークが遷移することが確認されている。この遷移によりコア部の屈折率が変化すると考えられている。
【0033】
上記のように還元処理された光ファイバのコア部では通常わずかしか存在しない酸素欠損型の欠陥が増大しているので、紫外光の露光領域における屈折率変化が大きくなる。これに加えて、紫外光がコア部に照射されると、酸素が取り除かれたGeやSi、あるいは通常のGe−O−Siのような結合と、光導波路に添加された水素とが反応して、Ge−H,Ge−OH,Si−H,Si−OHという結合が形成される。したがって、酸素欠損型欠陥の増大による効果と添加水素の反応により生成された新たな結合(Ge−H等)による効果とが相舞って、紫外光の露光領域における屈折率変化が10−4〜10−3程度に大きくなる。
【0034】
次に、図1に示すガラスセラミックスからなる上側半体21、下側半体22を用意し、これに上記の処理を終えた光ファイバをセットし、接着剤で固着する。なお、接着剤としては紫外線硬化型のものが好ましいが、熱硬化型等のものでもよい。これにより、実施例に係る光ファイバ型回折格子が完成する。
【0035】
次に、本発明者による具体的な実施例を説明する。
【0036】
実施例
グレーティング(回折格子)が形成された石英系光ファイバを、日本電気硝子(株)製のガラスセラミックス「ネオセラムN−O」からなるケース(長さ30mm)に固定し、60℃に加熱した。その結果、グレーティングの特性の変化は、
反射率変化:△R=0.1〜0.5%
反射波長変化:△λ=0.2nm
となり、良好であった。
【0037】
比較例
グレーティング(回折格子)が形成された石英系光ファイバを、石英ガラス製のケース(長さ30mm)に固定し、60℃に加熱した。その結果、グレーティングの特性の変化は、
反射率変化:△R=0.1〜0.5%
反射波長変化:△λ=0.6nm
となり、反射特性に変動が生じた。
【0038】
【発明の効果】
以下の通り、温度変化によってガラスファイバが熱膨張し、あるいは熱収縮すると、ガラスファイバは軸方向に伸び、あるいは縮もうとするが、本発明では、回折格子形成部の両側が接着剤により固定部材に固着されている。そして、この固定部材はガラスファイバよりも熱膨張係数の小さい材料で形成されているため、ガラスファイバの伸縮は抑制され、したがって、回折格子の格子間隔の変動は抑制され、結果として反射波長の変動を抑制することができる。
【0039】
さらに、光ファイバ型回折格子として重要な格子形成部分(ガラスファイバの露出部分)は、固定部材に空隙をあけて包囲されているので、接触することによって傷つけられたりすることがなく、また外界の影響により特性が劣化することもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るファイバ型回折格子の組立前の分解斜視図である。
【図2】本発明の第1実施例に係るファイバ型回折格子の組立後の斜視図である。
【図3】本発明の第1実施例に係るファイバ型回折格子の一例を示す断面図である。
【図4】本発明の第1実施例に係るファイバ型回折格子の別の例を示す断面図である。
【図5】本発明の第1実施例に係るファイバ型回折格子の別の例を示す断面図である。
【図6】本発明の第2実施例に係る光ファイバ型回折格子の組立前の斜視図である。
【符号の説明】
10…光ファイバ心線、11…ガラスファイバ、12…被覆層、20…ケース、21…上側半体、22…下側半体、30…接着材。

Claims (2)

  1. 軸方向の所定長さにわたって樹脂の被覆層が除去されることによりガラスファイバが露出され、この露出部分のコアに回折格子が形成された光ファイバ心線と、
    前記露出部分の両端部の外側の前記被覆層で支持され、前記露出部分のガラスファイバを一定の空隙をあけて包囲する長尺の固定部材とを備え、
    前記固定部材と前記ガラスファイバは前記露出部分の両端部で接着剤により固着され、
    前記固定部材は前記ガラスファイバの熱膨張係数よりも小さい熱膨張係数を有する材料からなり
    前記固定部材に固定された前記光ファイバ心線に形成されている前記回折格子の反射波長の温度係数の絶対値が、前記固定部材に固定される前の前記光ファイバ心線に形成されている前記回折格子の反射波長の温度係数の絶対値よりも小さいことを特徴とする光ファイバ型回折格子。
  2. 前記ガラスファイバのコアは酸化ゲルマニウムを含んで構成され、前記回折格子は紫外線照射により形成されている請求項1に記載の光ファイバ型回折格子。
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