JP3600613B2 - ゲームシステム、プログラム及び情報記憶媒体 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ゲームシステム、プログラム及び情報記憶媒体に関する。
【0002】
【背景技術】
従来より様々な入力インターフェースを使用したゲームが開発されているが、外部から検出した匂いや味をゲーム要素として、用いたゲームはなかった。
【0003】
【特許文献1】
特開平8−84857
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本願発明者は、外部から検出した匂いや味をゲームに反映させることで、遊び心に富んだ新しいタイプのゲームシステム、玩具等を提供することを考案した。
【0005】
本発明は、以上のような課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、外部から検出した匂いや味を反映させたゲームシステム、玩具、情報提供システム及びプログラムを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
(1)本発明は、匂いセンサーから得られた匂い情報をゲーム上のデータとして使用して生成したゲーム画像及びゲーム音声の少なくとも一方を出力するゲームシステムであって、
プレーヤに対し匂いセンサーによる判定対象物の匂いの検出を指示するメッセージを出力する手段と、
前記匂いセンサーによって検出された匂い情報を受け取る手段と、
前記メッセージに対応して、前記匂いセンサーから検出された匂い情報にもとづき、匂いの善し悪しの少なくとも一方に関する匂いの成分情報を求める手段と、
求めた前記匂いの成分情報と、予め設定された匂いの善し悪しに関する所定の基準を用いて、匂いの善し悪しの少なくとも一方判定を行う手段と、
ゲームキャラクタの表情及び音声の少なくとも一方を、匂いの善し悪しの少なくとも一方の判定結果に対応付けて設定されている匂いの善し悪しの少なくとも一方を表現するための表情及び音声に変化させる手段と、
前記ゲームキャラクタが表示されたゲーム画像及び前記ゲームキャラクタの音声の少なくとも一方を生成するゲーム画像/音声生成手段と、
を含むことを特徴とする。
(2)本発明は、匂いセンサーから得られた匂い情報をゲーム上のデータとして使用してプレーヤの勝敗を決定するゲームシステムであって、
プレーヤに対し匂いセンサーによる判定対象物の匂いの検出を指示するメッセージを出力する手段と、
前記匂いセンサーによって検出された複数の匂い情報を受け取る手段と、
前記メッセージに対応して、前記匂いセンサーから検出された複数の匂い情報にもとづき、匂いの善し悪しの少なくとも一方に関する複数の匂いの成分情報を求める手段と、
予め設定された匂いの善し悪しに関する所定の基準を用いて前記複数の匂いの成分情報について比較し、どちらの匂いがより臭いか又はどちらの匂いがよりよいかの判定を行う手段と、
判定結果に基づき前記匂いセンサーによって検出された複数の匂いについての勝敗を決定する手段と、
を含むことを特徴とする。
(3)本発明は、匂いセンサーから得られた匂い情報をゲーム上のデータとして使用してゲーム演算を行うゲームシステムであって、
プレーヤに対し匂いセンサーによる判定対象物の匂いの検出を指示するメッセージを出力する手段と、
前記匂いセンサーによって検出された匂い情報を受け取る手段と、
判定対象物から検出された匂い情報と予め設定された匂い情報を用いて、同じ匂いであるか否かの判定を行う手段と、
同じ匂いであると判定された場合には、プレーヤの持ち点を増加させる処理又はゲームをプレーヤにとって有利な方向に展開させる処理を行う手段と、
を含むことを特徴とする。
(4)本発明は、味覚センサーから得られた味情報をゲーム上のデータとして使用して生成したゲーム画像及びゲーム音声の少なくとも一方を出力するゲームシステムであって、
プレーヤに対し味覚センサーによる判定対象物の味の検出を指示するメッセージを出力する手段と、
前記味覚センサーによって検出された味情報を受け取る手段と、
前記メッセージに対応して、前記味センサーから検出された味情報にもとづき、味の善し悪しの少なくとも一方に関する味の成分情報を求める手段と、
求めた前記味の成分情報と、予め設定された味の善し悪しに関する所定の基準を用いて、味の善し悪しの少なくとも一方判定を行う手段と、
ゲームキャラクタの表情及び音声の少なくとも一方を、味の善し悪しの少なくとも一方の判定結果に対応付けて設定されている味の善し悪しの少なくとも一方を表現するための表情及び音声に変化させる手段と、
前記ゲームキャラクタが表示されたゲーム画像及び前記ゲームキャラクタの音声の少なくとも一方を生成するゲーム画像/音声生成手段と、
を含むことを特徴とする。
(5)本発明は、味覚センサーから得られた味情報をゲーム上のデータとして使用してプレーヤの勝敗を決定するゲームシステムであって、
プレーヤに対し味覚センサーによる判定対象物の味の検出を指示するメッセージを出力する手段と、
前記味覚センサーによって検出された複数の味情報を受け取る手段と、
前記メッセージに対応して、前記味覚センサーから検出された複数の味情報にもとづき、味の善し悪しに関する複数の味の成分情報を求める手段と、
予め設定された味の善し悪しの少なくとも一方に関する所定の基準を用いて前記複数の味の成分情報について比較し、どちらの味がよりよいか又はどちらの匂いがより悪いかの判定を行う手段と、
判定結果に基づき前記味覚センサーによって検出された複数の味についての勝敗を決定する手段と、
を含むことを特徴とする。
(6)本発明は、味覚センサーから得られた味覚情報をゲーム上のデータとして使用してゲーム演算を行うゲームシステムであって、
プレーヤに対し味覚センサーによる判定対象物の匂いの検出を指示するメッセージを出力する手段と、
前記味覚センサーによって検出された味情報を受け取る手段と、
判定対象物から検出された味情報と予め設定された味情報を用いて、同じ味であるか否かの判定を行う手段と、
同じ味であると判定された場合には、プレーヤの持ち点を増加させる処理又はゲームをプレーヤにとって有利な方向に展開させる処理を行う手段と、
を含むことを特徴とする。
(7)本発明のゲームシステムは、
前記匂いセンサーまたは味覚センサーによって検出された複数の匂い情報または味情報を所与の基準に基づき比較してランク付けを行い、ランク付けの結果に基づきランキング表示を行うことを特徴とする。
(8)本発明のゲームシステムは、
前記匂いセンサーまたは味覚センサーによって検出された匂い情報または味情報をその検出日時に関連づけて保持し、匂い情報または味情報の時間的な遷移を出力することを特徴とする。
(9)本発明のゲームシステムは、
前記匂いセンサーまたは味覚センサーによって検出された匂い情報または味情報に応じてゲームキャラクタを生成、変化または変身させることを特徴とする。
(10)本発明のゲームシステムは、
前記匂いセンサーまたは味覚センサーによって検出された匂い情報または味情報に応じてゲームの難易度を設定または変更することを特徴とする。
(11)本発明のゲームシステムは、
ゲームキャラクタに対して、所与の匂いまたは味に対する好き嫌い情報を設定し、当該好き嫌い情報に基づいて、前記匂いセンサーまたは味覚センサーによって検出された検出した匂いまたは味の好き嫌い度を演算し、当該好き嫌い度に基づいてゲームキャラクタの行動パターンを決定することを特徴とする。
(12)本発明のゲームシステムは、
前記匂いセンサーまたは味覚センサーによって検出された所定の匂いまたは味の検出回数、検出頻度、検出時間の少なくとも一つに応じて、当該匂いまたは味に対するキャラクタの感情または嗜好を設定または変更することを特徴とする。
(13)本発明は、匂いセンサーから得られた匂い情報をゲーム上のデータとして使用して生成したゲーム画像及びゲーム音声の少なくとも一方を出力するゲームシステムを制御するためのコンピュータが読みとり可能なプログラムであって、
プレーヤに対し匂いセンサーによる判定対象物の匂いの検出を指示するメッセージを出力する手段と、
前記匂いセンサーによって検出された匂い情報を受け取る手段と、
前記メッセージに対応して、前記匂いセンサーから検出された匂い情報にもとづき、匂いの善し悪しの少なくとも一方に関する匂いの成分情報を求める手段と、
求めた前記匂いの成分情報と、予め設定された匂いの善し悪しに関する所定の基準を用いて、匂いの善し悪しの少なくとも一方判定を行う手段と、
ゲームキャラクタの表情及び音声の少なくとも一方を、匂いの善し悪しの少なくとも一方の判定結果に対応付けて設定されている匂いの善し悪しの少なくとも一方を表現するための表情及び音声に変化させる手段と、
前記ゲームキャラクタが表示されたゲーム画像及び前記ゲームキャラクタの音声の少なくとも一方を生成するゲーム画像/音声生成手段と、
してコンピュータを機能させることを特徴とする。
(14)本発明は、匂いセンサーから得られた匂い情報をゲーム上のデータとして使用してプレーヤの勝敗を決定するゲームシステムを制御するためのコンピュータが読みとり可能なプログラムであって、
プレーヤに対し匂いセンサーによる判定対象物の匂いの検出を指示するメッセージを出力する手段と、
前記匂いセンサーによって検出された複数の匂い情報を受け取る手段と、
前記メッセージに対応して、前記匂いセンサーから検出された複数の匂い情報にもとづき、匂いの善し悪しの少なくとも一方に関する複数の匂いの成分情報を求める手段と、
予め設定された匂いの善し悪しに関する所定の基準を用いて前記複数の匂いの成分情報について比較し、どちらの匂いがより臭いか又はどちらの匂いがよりよいかの判定を行う手段と、
判定結果に基づき前記匂いセンサーによって検出された複数の匂いについての勝敗を決定する手段と、
してコンピュータを機能させることを特徴とする。
(15)本発明は、匂いセンサーから得られた匂い情報をゲーム上のデータとして使用してゲーム演算を行うゲームシステムを制御するためのコンピュータが読みとり可能なプログラムであって、
プレーヤに対し匂いセンサーによる判定対象物の匂いの検出を指示するメッセージを出力する手段と、
前記匂いセンサーによって検出された匂い情報を受け取る手段と、
判定対象物から検出された匂い情報と予め設定された匂い情報を用いて、同じ匂いであるか否かの判定を行う手段と、
同じ匂いであると判定された場合には、プレーヤの持ち点を増加させる処理又はゲームをプレーヤにとって有利な方向に展開させる処理を行う手段と、
してコンピュータを機能させることを特徴とする。
(16)本発明は、味覚センサーから得られた味情報をゲーム上のデータとして使用して生成したゲーム画像及びゲーム音声の少なくとも一方を出力するゲームシステムを制御するためのコンピュータが読みとり可能なプログラムであって、プレーヤに対し味覚センサーによる判定対象物の味の検出を指示するメッセージを出力する手段と、
前記味覚センサーによって検出された味情報を受け取る手段と、
前記メッセージに対応して、前記味センサーから検出された味情報にもとづき、味の善し悪しの少なくとも一方に関する味の成分情報を求める手段と、
求めた前記味の成分情報と、予め設定された味の善し悪しに関する所定の基準を用いて、味の善し悪しの少なくとも一方判定を行う手段と、
ゲームキャラクタの表情及び音声の少なくとも一方を、味の善し悪しの少なくとも一方の判定結果に対応付けて設定されている味の善し悪しの少なくとも一方を表現するための表情及び音声に変化させる手段と、
前記ゲームキャラクタが表示されたゲーム画像及び前記ゲームキャラクタの音声の少なくとも一方を生成するゲーム画像/音声生成手段と、
してコンピュータを機能させることを特徴とする。
(17)本発明は、味覚センサーから得られた味情報をゲーム上のデータとして使用してプレーヤの勝敗を決定するゲームシステムを制御するためのコンピュータが読みとり可能なプログラムであって、
プレーヤに対し味覚センサーによる判定対象物の味の検出を指示するメッセージを出力する手段と、
前記味覚センサーによって検出された複数の味情報を受け取る手段と、
前記メッセージに対応して、前記味覚センサーから検出された複数の味情報にもとづき、味の善し悪しに関する複数の味の成分情報を求める手段と、
予め設定された味の善し悪しの少なくとも一方に関する所定の基準を用いて前記複数の味の成分情報について比較し、どちらの味がよりよいか又はどちらの匂いがより悪いかの判定を行う手段と、
判定結果に基づき前記味覚センサーによって検出された複数の味についての勝敗を決定する手段と、
してコンピュータを機能させることを特徴とする。
(18)本発明は、味覚センサーから得られた味覚情報をゲーム上のデータとして使用してゲーム演算を行うゲームシステムを制御するためのコンピュータが読みとり可能なプログラムであって、
プレーヤに対し味覚センサーによる判定対象物の匂いの検出を指示するメッセージを出力する手段と、
前記味覚センサーによって検出された味情報を受け取る手段と、
判定対象物から検出された味情報と予め設定された味情報を用いて、同じ味であるか否かの判定を行う手段と、
同じ味であると判定された場合には、プレーヤの持ち点を増加させる処理又はゲームをプレーヤにとって有利な方向に展開させる処理を行う手段と、
してコンピュータを機能させることを特徴とする。
(19)本発明のプログラムは、
前記匂いセンサーまたは味覚センサーによって検出された複数の匂い情報または味情報を所与の基準に基づき比較してランク付けを行い、ランク付けの結果に基づきランキング表示を行うことを特徴とする。
(20)本発明のプログラムは、
前記匂いセンサーまたは味覚センサーによって検出された匂い情報または味情報をその検出日時に関連づけて保持し、匂い情報または味情報の時間的な遷移を出力することを特徴とする。
(21)本発明のプログラムは、
前記匂いセンサーまたは味覚センサーによって検出された匂い情報または味情報に応じてゲームキャラクタを生成、変化または変身させることを特徴とする。
(22)本発明のプログラムは、
前記匂いセンサーまたは味覚センサーによって検出された匂い情報または味情報に応じてゲームの難易度を設定または変更することを特徴とする。
(23)本発明のプログラムは、
ゲームキャラクタに対して、所与の匂いまたは味に対する好き嫌い情報を設定し、当該好き嫌い情報に基づいて、前記匂いセンサーまたは味覚センサーによって検出された検出した匂いまたは味の好き嫌い度を演算し、当該好き嫌い度に基づいてゲームキャラクタの行動パターンを決定することを特徴とする。
(24)本発明のプログラムは、
前記匂いセンサーまたは味覚センサーによって検出された所定の匂いまたは味の検出回数、検出頻度、検出時間の少なくとも一つに応じて、当該匂いまたは味に対するキャラクタの感情または嗜好を設定または変更することを特徴とする。
(25)本発明は、コンピュータにより読みとり可能な情報記憶媒体であって、上記のいずれかに記載のプログラムを記憶することを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
(1)本実施の形態は、匂いセンサーまたは味覚センサーによって検出された匂い情報または味情報を受け取る手段と、
前記匂いセンサーまたは味覚センサーによって検出された前記匂い情報または味情報をゲーム上のデータとして使用してゲーム演算を行う手段と、
を含むことを特徴とする。
【0008】
また本実施の形態にかかるプログラムは、コンピュータにより使用可能なプログラム(情報記憶媒体又は搬送波に具現化されるプログラム)であって、上記手段をコンピュータに実現させることを特徴とする。また本実施の形態にかかる情報記憶媒体は、コンピュータにより使用可能な情報記憶媒体、上記手段をコンピュータに実現させるためのプログラムを記憶することを特徴とする。
【0009】
ここで匂い情報または味情報は例えば検出された匂いまたは味を全体として数値化した情報でもよいし、匂いまたは味の各要素(成分)毎に数値化したものでもよい。
【0010】
ゲーム上のデータとして使用されるのは、匂いまたは味の強弱に関する情報でもよいし、匂いまたは味の種類に関する情報でもよいし、種類と強弱の両方に関する情報でもよい。さらに同種の匂いまたは味を検出した回数や同種の匂いまたは味の継続時間に関する情報でもよい。
【0011】
匂い情報または味情報をゲーム上のデータとして使用してゲーム演算を行うとは、例えば臭い情報または味情報に基づいてゲームパラメータを決定したり、分岐先を決定したりするような場合である。
【0012】
本実施の形態によれば、実際に検出された匂いや味の情報をゲーム展開に影響させることができるゲームシステムを提供することができる。
【0013】
(2)また本実施の形態に係るゲームシステム、プログラム及び情報記憶媒体は、
前記匂いセンサーまたは味覚センサーによって検出された匂い情報または味情報を用いて、所与の基準に基づき匂いまたは味に関する判定を行い、判定結果に応じたゲーム演出を施したゲーム画像及びゲーム音声の少なくとも一方を生成することを特徴とする。
【0014】
匂い情報を用いて匂いに関する判定を行う場合には、例えば臭さに関する所定の基準を設定し、その基準に基づき判定対象物がどの程度臭いか等の判定を行うこことができる。この場合、判定対象物から検出された匂い情報から得られる臭さを感じさせる匂いの成分(例えばアンモニアや窒素等)の密度等を利用して、臭さの程度等の判定を行うことができる。
【0015】
また味情報を用いて味に関する判定を行う場合には、例えばある飲食物について、おいしいとされている味情報を保持し、判定対象物から検出された味情報を用いてこのおいしい味からどれくらい離れているを示す乖離値や差分値を求め、味の善し悪しの判定を行うことができる。
【0016】
また例えば判定対象物から検出された味情報によって得られる糖分や塩分といった成分の濃度の大小によって味に関する判定を行うようにしてもよい。
【0017】
本実施の形態によれば、例えば匂いまたは味がよいと判定された場合には、よい場合のゲーム画像(例えばよいことをイメージさせる画像)やゲーム音声を出力し、悪いと判定された場合には悪い場合のゲーム画像(例えば悪いことをイメージさせる画像)やゲーム音声を出力することができる。
【0018】
従って匂いや味の判定に遊びの要素が加わり、より楽しめるゲームシステムを提供することができる。
【0019】
(3)また本実施の形態に係るゲームシステム、プログラム及び情報記憶媒体は、
前記匂いセンサーまたは味覚センサーによって検出された複数のにおい情報または味情報について優劣の判定を行い、勝敗を決定することを特徴とする。
【0020】
例えば複数の匂い情報の優劣に関する判定として、どちらがより臭いか等の判定を行うこことができる。この場合、検出された匂い情報からどちらの匂いが臭さを感じさせる匂いの成分(例えばアンモニアや窒素等)の密度が高いか等を判定することにより、どちらがより臭いか等の判定を行うことができる。
【0021】
また味情報を用いて味の善し悪しに関する判定を行う場合には、例えばある飲食物について、おいしいとされている味情報に基づいて、それぞれの飲食物がこのおいしい味からどれくらい離れているを示す乖離値や差分値に基づき、どちらがよりおいしいか等の判定を行うことができる。
【0022】
また例えば複数の飲食物の糖分や塩分の濃度の大小によって優劣を判定するようにしてもよい。
【0023】
本実施の形態によれば、匂いセンサーまたは味覚センサーによって検出された複数のにおい情報または味情報について優劣の判定を行い、勝敗を決定するといういままでにない面白いゲームが可能なゲームシステムを提供することができる。
【0024】
(4)また本実施の形態に係るゲームシステム、プログラム及び情報記憶媒体は、
前記匂いセンサーまたは味覚センサーによって検出された複数の匂い情報または味情報を所与の基準に基づき比較してランク付けを行い、ランク付けの結果に基づきランキング表示を行うことを特徴とする。
【0025】
本実施の形態によれば前記匂いセンサーまたは味覚センサーによって検出された複数の匂い情報または味情報のランキング表示を行うことができるので、プレーヤは匂いまたは味に関連した過去のプレイ実績と比較したランキング表示を楽しむことができる。
【0026】
(5)また本実施の形態に係るゲームシステム、プログラム及び情報記憶媒体は、
前記匂いセンサーまたは味覚センサーによって検出された匂い情報または味情報をその検出日時に関連づけて保持し、匂い情報または味情報の時間的な遷移を出力することを特徴とする。
【0027】
本実施の形態によればプレーヤは匂いや味の時間的な変化を容易に把握することができるようになる。従って日々のエチケットチェックや匂いや味の改善度または進歩度をチェックすることができる。
【0028】
(6)また本実施の形態に係るゲームシステム、プログラム及び情報記憶媒体は、
前記匂いセンサーまたは味覚センサーによって検出された匂い情報または味情報を検出日時に関連づけて保持し、匂い情報または味情報の時間的な遷移に関連づけてアドバイス情報を生成することを特徴とする。
【0029】
本実施の形態によれば単発的な匂いや味の判定だけなく、匂いや味の時間的な変化の状態についてのアドバイス情報を生成することができる。従って匂いについての日々のエチケットチェックや味の改善度等について、プレーヤに対し有益なアドバイス情報を提供することができる。
【0030】
(7)また本実施の形態に係るゲームシステム、プログラム及び情報記憶媒体は、
予め複数の占い情報を用意し、前記匂いセンサーまたは味覚センサーによって検出された匂い情報または味情報に基づいて占い情報を選択して、選択された占い情報に基づき占い結果を生成することを特徴とする。
【0031】
本実施の形態によれば匂い占いや味占いという今までにない新しいタイプの占いを提供することができる。
【0032】
(8)また本実施の形態に係るゲームシステム、プログラム及び情報記憶媒体は、
プレーヤに対し、第1の匂いまたは味についての情報を提示し、
プレーヤが第1の匂いまたは味に関連して用意した第2の匂いまたは味について、前記匂いセンサーまたは味覚センサーによって検出された匂い情報または味情報を受け取り、第2の匂いまたは味が第1の匂いまたは味にどの程度近いかを判定し、
第1の匂いまたは味と同じ若しくは近い匂いまたは味を探すゲームを行うことを特徴とする。
【0033】
本実施の形態によれば、匂い探しゲームや味探しゲームという今までにない新しいタイプのゲームを提供することができる
(9)また本実施の形態に係るゲームシステム、プログラム及び情報記憶媒体は、
主ゲームの進行中に、匂いまたは味を検出するための指示をプレーヤに与え、指示に従って前記匂いセンサーまたは味覚センサーによって検出された匂い情報または味情報に基づき主ゲームのパラメータを設定、変更、修正する処理または主ゲームの展開内容を制御する処理を行うことを特徴とする。
【0034】
ここで主ゲームとは匂いや味の判定自体を主目的としたゲームではないゲームを意味し、その種類はロールプレイイングゲームでもよいし、対戦ゲームでもよいし、育成ゲームでもよいし、その他のタイプのゲームでもよい。
【0035】
本実施の形態によれば、実際に検出された匂いや味の情報を主ゲーム展開に影響させることができるゲームシステムを提供することができる。
【0036】
(10)また本実施の形態に係るゲームシステム、プログラム及び情報記憶媒体は、
前記匂いセンサーまたは味覚センサーによって検出された匂い情報または味情報に応じてゲームキャラクタを生成、変化または変身させることを特徴とする。
【0037】
ゲームキャラクタを生成、変化または変身させるとは例えばゲームキャラクタの種類や外見(キャラクタの絵柄)や属性や性格やゲームキャラクタに対して設定されているパラメータ等を設定または変更することである。
【0038】
本実施の形態によれば、実際に検出された匂いや味の情報によってゲームキャラクタを生成したり、変化させたり、変身させたりすることができるゲームシステムを提供することができる。
【0039】
(11)また本実施の形態に係るゲームシステム、プログラム及び情報記憶媒体は、
前記匂いセンサーまたは味覚センサーによって検出された匂い情報または味情報に応じてゲームの難易度を設定または変更することを特徴とする。
【0040】
例えばいい匂いまたは味が検出されたら難易度が下がり、臭い匂いまたはまずい味が検出されたら難易度が上がるようにしてもよいし、その逆でもよい。
【0041】
また難易度の内容は各ゲームに応じて決定されるものであり、例えば敵の強さでもよいし、敵の出現回数でもよいし、自己の発見されやすさでもよいし、その他の難易度設定でもよい。
【0042】
(12)また本実施の形態に係るゲームシステム、プログラム及び情報記憶媒体は、
主ゲームのゲーム画像及びゲーム音声の少なくとも一方について、前記匂いセンサーまたは味覚センサーによって検出された匂い情報または味情報に応じたゲーム演出を施すことを特徴とする。
【0043】
例えば検出された匂い情報または味情報に応じて主ゲームの背景画像が変化する場合でもよい、ゲーム音楽が変化する場合でもよい。
【0044】
(13)また本実施の形態に係るゲームシステム、プログラム及び情報記憶媒体は、
ゲームキャラクタに対して、所与の匂いまたは味に対する好き嫌い情報を設定し、当該好き嫌い情報に基づいて、前記匂いセンサーまたは味覚センサーによって検出された検出した匂いまたは味の好き嫌い度を演算し、当該好き嫌い度に基づいてゲームキャラクタの行動パターンを決定することを特徴とする。
【0045】
所与の匂いまたは味に対する好き嫌い情報は予め設定されている場合でもよいし、プレーヤによって設定可能である場合でもよい。また検出される同種の匂いや味の臭いの頻度によって変化する場合でもよい。例えば学習機能を持たせて嗅ぐ回数の多いにおいに対して好感度がアップするように設定してもよい。
【0046】
このようにするとゲームキャラクタが外部の匂いや味の好き嫌いに関連して行動させることができる。
【0047】
従って例えば本実施の形態のゲームキャラクタを用いて仮想空間で仮想ペットを飼育するゲーム等を構成すると、外界の匂いや味に好き嫌いを示して行動する仮想ペットの育成ゲーム等も提供することができる。
【0048】
(14)また本実施の形態に係るゲームシステム、プログラム及び情報記憶媒体は、
前記匂いセンサーまたは味覚センサーによって検出された所定の匂いまたは味の検出回数、検出頻度、検出時間の少なくとも一つに応じて、当該匂いまたは味に対するキャラクタの感情または嗜好を設定または変更することを特徴とする。
【0049】
このようにするとゲームキャラクタが外部の匂いや味に反応して行動させることができる。
【0050】
従って例えば本実施の形態のゲームキャラクタを用いて仮想空間で仮想ペットを飼育するゲーム等を構成すると、外界の匂いや味に反応する仮想ペットの育成ゲーム等も提供することができる。
【0051】
(15)また本実施の形態は、匂いセンサーまたは味覚センサーを備えた玩具であって、
前記匂いセンサーまたは味覚センサーによって検出された匂い情報または味情報に基づいて玩具の動作を制御する手段と、
を含むことを特徴とする。
【0052】
また本実施の形態にかかるプログラムは、匂いセンサーまたは味覚センサーを備えた玩具を制御するコンピュータが使用可能なプログラム(情報記憶媒体又は搬送波に具現化されるプログラム)であって、上記手段をコンピュータに実現させることを特徴とする。また本実施の形態にかかる情報記憶媒体は、コンピュータにより使用可能な情報記憶媒体、上記手段をコンピュータに実現させるためのプログラムを記憶することを特徴とする。
【0053】
ここで玩具とは例えばペットロボットのような物でもよいし、ボールやぬいぐるみのようなものでもよいし、何らかの動作が可能なその他の形状の玩具でもよい。
【0054】
本実施の形態によれば外部の匂いや味に反応して動作する玩具を提供することができる。ここで動作とは、例えば位置の変化(移動)や、関節動作等を含む。
【0055】
例えば匂いセンサーまたは味覚センサーが臭い匂いやまずい味を検出した場合には、玩具がこのまずい味の物や臭い匂いのものから遠ざかるように移動する場合でもよいし、嫌々を表すように首を振る場合でもよいし、表情を変化させる場合でもよい。
【0056】
また例えば匂いセンサーまたは味覚センサーがいい匂いやおいしい味を検出した場合には、玩具が喜びを表す動作をしたり、表情を変化させる場合でもよい。
【0057】
本実施の形態によれば外界の匂いや味に反応する面白い玩具を提供することができる。
【0058】
(16)また本実施の形態は、匂いセンサーまたは味覚センサーを有する携帯情報機器に対して情報を提供する情報提供システムであって、
携帯情報機器の現在位置を検出する手段と、
検出された携帯情報機器の現在位置に関連づけて、携帯情報機器が有する匂いセンサーまたは味覚センサーによって検出された匂い情報または味情報に関連した場所情報を抽出する手段と、
抽出された場所情報を対応する携帯情報機器に提供する手段とを、
含むことを特徴とする。
【0059】
また本実施の形態は、匂いセンサーまたは味覚センサーを有する携帯情報機器に対して情報を提供する情報提供方法であって、
携帯情報機器の現在位置を検出するステップと、
検出された携帯情報機器の現在位置に関連づけて、携帯情報機器が有する匂いセンサーまたは味覚センサーによって検出された匂い情報または味情報に関連した場所情報を抽出するステップと、
抽出された場所情報を対応する携帯情報機器に提供するステップとを、
含むことを特徴とする。
【0060】
ここにおいて携帯情報機器とは、例えば携帯電話やPDAやカーナビ等の通信手段を有した情報通信端末である。
【0061】
またここにおいて匂い情報または味情報に関連した場所情報とは、例えば商店やレストランの位置情報でもよいし、その場所に関連する他の情報でもよい。
【0062】
検出された現在位置に関連づけて、携帯情報機器が有する匂いセンサーまたは味覚センサーによって検出された匂い情報または味情報に関連した場所情報を抽出するとは、例えば当該携帯情報機器から最も近い位置にある場所情報を抽出する場合でもよいし、当該携帯情報機器から所定範囲内にある場所情報を抽出する場合でもよいし、当該携帯情報機器の進行経路上にある場所情報を抽出する場合でもよい。
【0063】
本実施の形態によれば、携帯情報機器の現在位置に関連づけて、携帯情報機器が有する匂いセンサーまたは味覚センサーによって検出された匂い情報または味情報に関連した場所情報を提供することができる。
【0064】
本実施の形態によれば例えば匂いセンサーによって口臭やアルコール臭が検出された場合にはアルコール臭や口臭を消すための薬品やガム等を購入できるコンビニやドラッグストアの場所情報を検出し携帯情報機器に提供することができる。
【0065】
(17)また本実施の形態に係る情報提供システム、情報提供方法は、
前記携帯情報機器として携帯電話を用いることを特徴とする。
【0066】
携帯電話は通信がとぎれることがあるのでメモり上に匂い情報を保持しておくようにしてもよい。
【0067】
(18)また本実施の形態は、匂いセンサーまたは味覚センサーを有する情報機器に対して情報を提供する情報提供システムであって、
匂いセンサーまたは味覚センサーによって検出された匂い情報または味情報に関連した広告情報を抽出する手段と、
抽出された広告情報を対応する携帯情報機器に出力する手段とを、
含むことを特徴とする。
【0068】
また本実施の形態は、匂いセンサーまたは味覚センサーを有する情報機器に対して情報を提供する情報提供方法であって、
匂いセンサーまたは味覚センサーによって検出された匂い情報または味情報に関連した広告情報を抽出するステップと、
抽出された広告情報を対応する携帯情報機器に出力するステップとを、
含むことを特徴とする。
【0069】
本実施の形態は例えば情報機器の匂いセンサーまたは味覚センサーによって検出された匂い情報または味情報をネットワークを介して情報提供システムのサーバ装置に送信し、情報提供システムのサーバ装置が匂い情報または味情報に関連した広告情報を抽出し、抽出された広告情報を対応する携帯情報機器に提供する形式で実現される場合でもよいし、匂いセンサーまたは味覚センサーを有する情報機器がスタンドアロンで情報提供システムを実現する場合でもよい。
【0070】
本実施の形態によれば、例えば味覚センサーによって許容量を越える塩分が検出されたら減塩グッズの広告を提供したり、匂いセンサーによって足の匂いを検出したら防臭グッズの広告を提供することができる。また広告関連グッズについての懸賞やクーポン券等を電子的に提供するようにしてもよい。
【0071】
以下、本実施形態について図面を用いて説明する。
【0072】
なお、以下に説明する本実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を何ら限定するものではない。また本実施形態で説明される構成の全てが本発明の解決手段として必須であるとは限らない。
【0073】
図1に、本実施形態のゲームシステムブロック図の一例を示す。なお同図において本実施形態は、少なくとも処理部100を含めばよく、それ以外のブロックについては、任意の構成要素とすることができる。
【0074】
ここで処理部100は、システム全体の制御、システム内の各ブロックへの命令の指示、ゲーム処理、画像処理、音処理などの各種の処理を行うものであり、その機能は、各種プロセッサ(CPU、DSP等)、或いはASIC(ゲートアレイ等)などのハードウェアや、所与のプログラム(ゲームプログラム)により実現できる。
【0075】
操作部160は、プレーヤが操作データを入力するためのものであり、その機能は、レバー、ボタン、筺体などのハードウェアにより実現できる。
【0076】
匂い(味)検出部168は、匂いセンサーや味覚センサーを含み、外部の匂いや味を検出する。
【0077】
記憶部170は、処理部100や通信部196などのワーク領域となるもので、メインメモリ、フレームバッファとして機能し、RAMなどのハードウェアにより実現できる。
【0078】
情報記憶媒体(コンピュータにより使用可能な記憶媒体)180は、プログラムやデータなどの情報を格納するものであり、その機能は、光ディスク(CD、DVD)、光磁気ディスク(MO)、磁気ディスク、ハードディスク、磁気テープ、或いはメモリ(ROM)などのハードウェアにより実現できる。処理部100は、この情報記憶媒体180に格納される情報に基づいて本発明(本実施形態)の種々の処理を行う。即ち情報記憶媒体180には、本発明(本実施形態)の手段(特に処理部100に含まれるブロック)を実行するための情報(プログラム或いはデータ)が格納される。
【0079】
なお、情報記憶媒体180に格納される情報の一部又は全部は、システムへの電源投入時等に記憶部170に転送されることになる。また情報記憶媒体180に記憶される情報は、本発明の処理を行うためのプログラムコード、画像データ、音データ、表示物の形状データ、テーブルデータ、リストデータ、本発明の処理を指示するための情報、その指示に従って処理を行うための情報等の少なくとも1つを含むものである。
【0080】
表示部190は、本実施形態により生成された画像を出力するものであり、その機能は、CRT、LCD、或いはHMD(ヘッドマウントディスプレイ)などのハードウェアにより実現できる。
【0081】
音出力部192は、本実施形態により生成された音を出力するものであり、その機能は、スピーカなどのハードウェアにより実現できる。
【0082】
セーブ用情報記憶装置194は、プレーヤの個人データ(セーブデータ)などが記憶されるものであり、このセーブ用情報記憶装置194としては、メモリカードや携帯型ゲーム装置などを考えることができる。
【0083】
通信部196は、外部(例えばホスト装置や他のゲームシステム)との間で通信を行うための各種の制御を行うものであり、その機能は、各種プロセッサ、或いは通信用ASICなどのハードウェアや、プログラムなどにより実現できる。
【0084】
なお本発明(本実施形態)の手段を実行するためのプログラム或いはデータは、ホスト装置(サーバー)が有する情報記憶媒体からネットワーク及び通信部196を介して情報記憶媒体180に配信するようにしてもよい。このようなホスト装置(サーバー)の情報記憶媒体の使用も本発明の範囲内に含まれる。
【0085】
処理部100は、ゲーム処理部110、画像生成部130、音生成部150を含む。
【0086】
ここでゲーム処理部110は、コイン(代価)の受け付け処理、各種モードの設定処理、ゲームの進行処理、選択画面の設定処理、オブジェクト(1又は複数のプリミティブ面)の位置や回転角度(X、Y又はZ軸回り回転角度)を求める処理、オブジェクトを動作させる処理(モーション処理)、視点の位置(仮想カメラの位置)や視線角度(仮想カメラの回転角度)を求める処理、マップオブジェクトなどのオブジェクトをオブジェクト空間へ配置するための処理、ヒットチェック処理、ゲーム結果(成果、成績)を演算する処理、複数のプレーヤが共通のゲーム空間でプレイするための処理、或いはゲームオーバー処理などの種々のゲーム処理を、操作部160からの操作データや、セーブ用情報記憶装置194からの個人データや、ゲームプログラムなどに基づいて行う。
【0087】
画像生成部130は、ゲーム処理部110からの指示等にしたがって各種の画像処理を行い、例えばオブジェクト空間内で仮想カメラ(視点)から見える画像を生成して、表示部190に出力する。また、音生成部150は、ゲーム処理部110からの指示等にしたがって各種の音処理を行い、BGM、効果音、音声などの音を生成し、音出力部192に出力する。
【0088】
なお、ゲーム処理部110、画像生成部130、音生成部150の機能は、その全てをハードウェアにより実現してもよいし、その全てをプログラムにより実現してもよい。或いは、ハードウェアとプログラムの両方により実現してもよい。
【0089】
ゲーム処理部110は、匂い(味)情報処理部112を含む。
【0090】
匂い(味)情報処理部112は、前記匂い(味)検出部168によって検出された前記匂い情報または味情報をゲーム上のデータとして使用してゲーム演算を行う。
【0091】
また前記匂い(味)検出部168によって検出された匂い情報または味情報を用いて、所与の基準に基づき匂いまたは味に関する判定を行い、判定結果に応じたゲーム演出を施したゲーム画像及びゲーム音声の少なくとも一方を生成させる処理を行うようにしてもよい。
【0092】
前記匂いセンサーまたは味覚センサーによって検出された複数のにおい情報または味情報について優劣の判定を行い、勝敗を決定する処理を行うようにしてもよい。
【0093】
前記匂い(味)検出部168によって検出された複数の匂い情報または味情報を所与の基準に基づき比較してランク付けを行い、ランク付けの結果に基づきランキング表示させるための処理を行うようにしてもよい。
【0094】
前記匂い(味)検出部168によって検出された匂い情報または味情報をその検出日時に関連づけて保持し、匂い情報または味情報の時間的な遷移を出力させるための処理を行うようにしてもよい。
【0095】
前記匂い(味)検出部168によって検出された匂い情報または味情報を検出日時に関連づけて保持し、匂い情報または味情報の時間的な遷移に関連づけてアドバイス情報を生成する処理を行うようにしてもよい。
【0096】
予め複数の占い情報を用意し、前記匂い(味)検出部168によって検出された匂い情報または味情報に基づいて占い情報を選択して、選択された占い情報に基づき占い結果を生成する処理を行うようにしてもよい。
【0097】
プレーヤに対し、第1の匂いまたは味についての情報を提示し、プレーヤが第1の匂いまたは味に関連して用意した第2の匂いまたは味について、前記匂い(味)検出部168によって検出された匂い情報または味情報を受け取り、第2の匂いまたは味が第1の匂いまたは味にどの程度近いかを判定し、第1の匂いまたは味と同じ若しくは近い匂いまたは味を探すゲームを行う処理を行うようにしてもよい。
【0098】
主ゲームの進行中に、匂いまたは味を検出するための指示をプレーヤに与え、指示に従って前記匂い(味)検出部168によって検出された匂い情報または味情報に基づき主ゲームのパラメータを設定、変更、修正する処理または主ゲームの展開内容を制御する処理を行うようにしてもよい。
【0099】
前記匂い(味)検出部168によって検出された匂い情報または味情報に応じてゲームキャラクタを生成、変化または変身させる処理を行うようにしてもよい。
【0100】
前記匂い(味)検出部168によって検出された匂い情報または味情報に応じてゲームの難易度を設定または変更する処理を行うようにしてもよい。
【0101】
主ゲームのゲーム画像及びゲーム音声の少なくとも一方について、前記匂い(味)検出部168によって検出された匂い情報または味情報に応じたゲーム演出を施す処理を行うようにしてもよい。
【0102】
ゲームキャラクタに対して、所与の匂いまたは味に対する好き嫌い情報を設定し、当該好き嫌い情報に基づいて、前記匂い(味)検出部168によって検出された検出した匂いまたは味の好き嫌い度を演算し、当該好き嫌い度に基づいてゲームキャラクタの行動パターンを決定する処理を行うようにしてもよい。
【0103】
前記匂い(味)検出部168前記匂いセンサーまたは味覚センサーによって検出された所定の匂いまたは味の検出回数、検出頻度、検出時間の少なくとも一つに応じて、当該匂いまたは味に対するキャラクタの感情または嗜好を設定または変更する処理を行うようにしてもよい。
【0104】
画像生成部130は、座標変換、クリッピング処理、透視変換、或いは光源計算などの種々のジオメトリ処理(3次元演算)や、ジオメトリ処理後のオブジェクト(モデル)を、フレームバッファに描画する描画処理を行う。
【0105】
なお、本実施形態のゲームシステムは、1人のプレーヤのみがプレイできるシングルプレーヤモード専用のシステムにしてもよいし、このようなシングルプレーヤモードのみならず、複数のプレーヤがプレイできるマルチプレーヤモードも備えるシステムにしてもよい。
【0106】
また複数のプレーヤがプレイする場合に、これらの複数のプレーヤに提供するゲーム画像やゲーム音を、1つの端末を用いて生成してもよいし、ネットワーク(伝送ライン、通信回線)などで接続された複数の端末を用いて生成してもよい。
【0107】
本実施の形態の特徴を図面を用いて説明する。
【0108】
図2は、本実施の形態のゲームシステムの構成の一例について説明するための図である。
【0109】
本実施の形態のゲームシステムは、例えば家庭用ゲーム装置等のゲーム装置本体210,匂いを検出する臭気インターフェース220、ディスプレイ230によって実現される。
【0110】
ゲーム装置本体210は、臭気インターフェース220によって検出された匂い情報を受け取り、受け取った匂い情報をゲーム上のデータとして使用してゲーム演算を行い、生成したゲーム画像をディスプレイ230に出力する。
【0111】
このようにすることにより、外部から検出した匂いをゲームに反映させたゲームシステムを提供することができる。
【0112】
なお図2で臭気インターフェースの代わりに味情報が検出可能な味覚インターフェースを使用するようにすると、ゲーム装置本体210が、味覚インターフェース220によって検出された味情報を受け取り、受け取った味情報をゲーム上のデータとして使用してゲーム演算を行い、生成したゲーム画像をディスプレイ230に出力するように構成することができる。
【0113】
このようにすることにより、外部から検出した味をゲームに反映させたゲームシステムを提供することができる。
【0114】
図3は臭気インターフェースの構成について説明するための断面図である。
【0115】
臭気インターフェース220は、匂いセンサー222を含み、吸入ファン224によって流入した空気の匂いを匂いセンサー222で検出する。臭気インターフェース220はゲーム装置本体のUSB端子等に接続され、匂いセンサー222によって検出された匂い情報は、前記USB端子等を介してゲーム装置本体に入力される。
【0116】
図4は、「匂い判定」自体を主目的とするゲームの一例について説明するための図である。
【0117】
本実施の形態のゲームでは、画面上に判定員250−1や、判定員の指示260が表示されるので、プレーヤは判定員の指示に従って、臭気インターフェース(匂いセンサー)を用いて身体等の匂いを検出する。臭気インターフェース(匂いセンサー)によって検出されたデータは数値(以下、「匂い値」という)として表示される(270参照)。ここでは表示される匂い値は、無臭の場合を0とし、臭気(アンモニアや窒素等の悪臭の原因になる匂い要素)が強くなるほど負方向に絶対値が増大するように構成されている。すなわち絶対値が大きくなるほど「臭い」ことになる。
【0118】
そして本実施の形態のゲームでは、検出された匂い情報を用いて、所与の基準に基づき匂いの判定を行い、判定結果に応じたゲーム演出を施したゲーム画像及びゲーム音声の少なくとも一方を生成する。
【0119】
例えば検出された匂いが非常に臭い場合(例えば匂い値の絶対値が所定基準以上である場合)、判定員の画像が「非常に臭い時の表情」250−2に変化するようにしてもよい。また判定員が例えば「オェッ」等の臭さに耐えかねて発する声を出力するようにしてもよい。
【0120】
また例えば検出された匂いが臭い場合(例えば匂い値の絶対値が所定範囲にある場合)、判定員の画像が「臭い時の表情」250−3に変化するようにしてもよい。また判定員が例えば「クッ」等の臭さにびっくりして発する声を出力するようにしてもよい。
【0121】
また例えばほとんど匂いが検出されない場合(例えば匂い値の絶対値が所定値以下である場合)、判定員の画像が「いい匂いの時の表情」250−4に変化するようにしてもよい。
【0122】
また例えば検出された複数の匂い情報を用いて優劣の判定を行い、勝敗を決定するようにしてもよい。例えば二人のプレーヤの足の匂いを検出し、より臭い方を「勝ち」と判定するようにしてもよい。
【0123】
なお、臭気インターフェース(匂いセンサー)を用いて検出した匂いの代わりに味覚インターフェース(味センサー)を用いて検出した味についての「味判定」自体を主目的とするゲームを構成する場合でもよい。
【0124】
例えば、ある料理の味についての味覚インターフェース(味センサー)を用いて味情報を検出し、「おいしい」とか「まずい」とかを判定するゲームを提供することができる。
【0125】
この場合、例えば判定対象となる料理についてのおいしい味についての情報を予め記憶させておき、この記憶させている味情報と味覚インターフェース(味センサー)を用いて検出した味情報とを比較して、おいしい味とどれくらい乖離しているかに基づいて「味判定」を行い、判定結果に応じたゲーム演出を施したゲーム画像及びゲーム音声の少なくとも一方を生成する。
【0126】
例えば検出された味が非常にまずい場合、判定員の画像が「非常にまずい時の表情」に変化するようにしてもよい。また判定員が例えば「オェッ」等のまずさに耐えかねて発する声を出力するようにしてもよい。
【0127】
また例えば検出された味がまずい場合、判定員の画像が「まずい時の表情」に変化するようにしてもよい。また判定員が例えば「マズッ」等のマズさにびっくりして発する声を出力するようにしてもよい。
【0128】
また例えば検出した味がおいしい味に非常に近い場合、判定員の画像が「おいしい時の表情」に変化するようにしてもよい。
【0129】
また例えば検出された複数の味情報を用いて優劣の判定を行い、勝敗を決定するようにしてもよい。例えば二人のプレーヤの作った料理の味を検出し、よりおいしい味に近い方を「勝ち」と判定するようにしてもよい。
【0130】
図5は、「臭気判定」のランキング表示の一例について説明するための図である。
【0131】
本ゲームでは、臭気インターフェース(匂いセンサー)によって検出されたプレーヤの足、頭、脇の下、口の各においについて「臭気判定」を行い、判定結果得られた合計点数を過去のプレーヤの合計点数と比較して図5に示すようなランキング表示を行う。
【0132】
なお例えば、各プレーヤが用意した所定の飲食物について味覚インターフェース(味センサー)によって検出された味について「味判定」を行い、判定結果得られた合計点数を過去のプレーヤの合計点数と比較してランキング表示を行うようにしてもよい。
【0133】
図6は、匂い値の時間的な遷移の出力例について表した図である。
【0134】
例えばプレーヤの口臭を所定期間採取し、280に示すような口臭の遷移グラフを出力することができる。これによりプレーヤは所定期間の間の口臭の変化を把握することができる。
【0135】
また口臭を減らす効果のあるサプリメント等を服用している場合にはこのグラフ280により、効き目をチェックすることができる。
【0136】
そして匂い値の時間的な遷移に関連づけて、例えば290に示すようなアドバイス情報を生成して、出力するようにしてもよい。
【0137】
なおプレーヤが料理(例えば毎朝作ったみそ汁等)の味を所定期間採取し、おいしい味との乖離の遷移グラフを出力する用にしてもよい。これによりプレーヤは料理の腕前の上達具合を把握することができる。
【0138】
この場合には料理の上達具合に関するアドバイスを出力するようにしてもよい。
【0139】
このように匂いや味の時間的な遷移図等を出力することにより日々のエチケットチェックや匂いや味の改善度または進歩度をチェックすることができる。
【0140】
また例えば「匂い判定」や「味判定」自体がメインではなく、主ゲームの中でイベント的に使用され、その検査結果を主ゲームの内容に影響させる場合でもよい。
【0141】
図7は主ゲームにおいて行われる匂いに関連したゲームイベントの一例について説明するための図である。
【0142】
例えば恋愛シミュレーションゲーム等のイベントの一例として、主ゲームの流れの中で「臭気」をチェックするようにしてもよい。主ゲームの途中で図7の300に示すようなメッセージが出力される。プレーヤは臭気インターフェース(匂いセンサー)を服にあてて匂いを検出させなければならない。この場合、匂いセンサーから検出された匂いが所定の匂いであったり、「いい匂い」であったりした場合にはプレーヤの持ち点が増加したり、ゲームがプレーヤにとって有利な方向に展開するようにしてもよい。
【0143】
また匂いセンサーから検出された匂いが所定の匂いであったり、「いやな匂い」であったりした場合には、プレーヤの持ち点が減少したりゲームがプレーヤにとって不利な方向に展開するようにしてもよい。
【0144】
同様にして味覚インターフェース(味センサー)を用いて、主ゲームにおいて味に関連したゲームイベントを提供する用にしてもよい。
【0145】
このように主ゲームの進行中に、匂いまたは味を採取するための指示をプレーヤに与え、指示に従って前記匂いセンサーまたは味覚センサーによって検出された匂い情報または味情報に基づき主ゲームのパラメータを設定、変更、修正する処理または主ゲームの展開内容を制御する処理を行うことで、「匂い判定」や「味判定」を、主ゲームの中でイベント的に使用することができる。
【0146】
図8は所定の匂いと同じ若しくは近い匂いを有するものを探すタイプのゲームイベントの一例について説明するための図である。
【0147】
例えば主ゲームの途中で310に示すようなメッセージが出力される。プレーヤは納豆を用意して匂いセンサーに納豆の匂いを検出させなければならない。この場合、匂いセンサーで納豆の匂いが検出された場合にはプレーヤの持ち点が増加したり、ゲームがプレーヤにとって有利な方向に展開するようにしてもよい。
【0148】
また納豆が用意できなかったり、匂いセンサーで納豆以外の匂いが検出された場合には、プレーヤの持ち点が減少したりゲームがプレーヤにとって不利な方向に展開するようにしてもよい。
【0149】
同様にして匂いセンサーを用いて所定の味と同じ若しくは近い味を有するものを探すタイプのゲームイベントを提供するようにしてもよい。
【0150】
また前記匂いセンサーによって検出された匂い情報に応じてゲームキャラクタを生成、変更または変身させるタイプのゲームシステムを提供することもできる。
【0151】
図9は、匂いセンサーによって検出された匂い情報に基づいて生成されたゲームキャラクタの一例である。本実施の形態では、匂いセンサーによって検出された匂い情報に基づいてキャラクタの種類や外見(画像)や属性や性格やキャラクタに設定されたパラメータの値について、設定または変更を行うことができる。
【0152】
例えばゲーム開始前に、臭気インターフェース(匂いセンサー)を用いて様々な匂いを検出させ、検出された匂い情報を用いてゲームに登場するキャラクタを生成するようにしてもよい。
【0153】
またゲーム途中で臭気インターフェース(匂いセンサー)を用いて様々な匂いを検出させ、検出された匂い情報を用いてゲームに登場するキャラクタの外見(画像)や属性や性格やキャラクタに設定されたパラメータの値を変更するようにしてもよい。
【0154】
図10は、匂いセンサーによって検出された匂い情報に応じてゲームキャラクタを生成、変更または変身させる処理の一例について説明するためのフローチャート図である。
【0155】
まず臭気インターフェースの匂いセンサーから用意した物の匂いを検出させる(ステップS10)。
【0156】
次に臭気インターフェースの匂いセンサーが読みとった匂い情報を基に、所定法則に従って、発生するキャラクタ(モンスター)の外見やパラメータの値を決定する(ステップS20)。
【0157】
次に決定された外見やパラメータを有するキャラクタを生成してゲームに登場させる(ステップS30)。
【0158】
次に同様の方法で発生させた別キャラクタと対戦させ、優劣判定を行う(ステップS40)。その際の優劣判定はキャラクタのパラメータ値を反映させる。
【0159】
そして優劣判定結果に基づき、勝利or敗北の演出を行う(ステップS50)。 次に本実施の形態のペットロボットについて説明する。
【0160】
図11は本実施の形態のペットロボットの外観の一例を示した図である。
【0161】
ペットロボット400は、匂いセンサーとコンピュータを内蔵しており、外部の匂いを検出することができる。またペットロボット400は胴体410に頭420、腕430,432,足440,442が関節で接続され、内蔵コンピュータによって各関節の動作を制御することにより、頭420、腕430,432,足440,442を動作させることができる。
【0162】
なおペットロボット400に、味覚センサーを内蔵させ、外部の味を検出することができるようにしてもよい。
【0163】
図12(A)(B)(C)は匂いセンサーによって検出された匂い値、ペットロボットの行動内容、匂いに対する好き嫌い情報との関係について説明するための図である。
【0164】
例えば匂いセンサーが検出した匂い値(X)の値によって、匂いの程度を「非常にいい匂い」「少しいい匂い」「少し臭い」「非常に臭い」の4段階に分類する。ここで匂い値(X)が0≦X<a(ここでa=25)の場合には「非常にいいにおい」に分類し、a≦X<b(ここでa=25、b=50)の場合には「少しいい匂い」に分類し、b≦X<c(ここでb=25、c=75)の場合には「少し臭い」に分類し、c≦X≦100(c=75)の場合には「非常に臭い」に分類する。
【0165】
例えば図12(A)に示すような匂いセンサーが検出した匂い値(X)とペットロボットの行動内容との関係をアルゴリズム化してペットロボットの内蔵コンピュータにペットロボットの行動内容を制御させるようにしてもよい。
【0166】
また例えば図12(B)に示すように匂いセンサーが検出した匂い値(X)とペットロボットの所与の匂いに対する好き嫌い情報との関係をアルゴリズム化してもよいし、例えば図12(C)に示すようにペットロボットの所与の匂いに対する好き嫌い情報と匂いセンサーが検出した匂い値(X)とペットロボットの行動内容とペットロボットの行動内容の関係をアルゴリズム化して、ペットロボットの内蔵コンピュータにペットロボットの行動内容を制御させるようにしてもよい。
【0167】
このようにすることで、前記匂いセンサーによって検出された匂い情報または味情報に基づいて玩具の動作を制御することができる。
【0168】
また前記匂いセンサーによって検出された匂い情報に基づいてキャラクタの動作を制御することもできる
例えばキャラクタに対して、例えば図12(B)に示すように所与の匂いまたは味に対する好き嫌い情報を設定し、当該好き嫌い情報に基づいて、前記匂いセンサーまたは味覚センサーによって検出された検出した匂いまたは味の好き嫌い度を演算し、当該好き嫌い度に基づいて例えば図12(C)に示すようにキャラクタの行動パターンを決定するようにしてもよい。
【0169】
同様にして、キャラクタやペットロボットに対して味覚センサーによって検出された味値によってペットロボットの行動内容や味に対する好き嫌い情報を制御するようにしてもよい。
【0170】
図13は、匂いセンサーが検出した匂い値(X)に応じてキャラクタ(ペットロボット)の行動内容を制御する処理の流れについて説明するためのフローチャート図である。
【0171】
まず、匂いセンサーによって検出された匂い情報を匂い値(X)に設定する(ステップS110)。
【0172】
そして匂いセンサーが検出した匂い値(X)が0≦X<25の場合にはキャラクタ(ペットロボット)が飛び跳ねてはしゃぐ動作を行うように制御し(ステップS120,S130)、25≦X<50の場合にはキャラクタ(ペットロボット)がさらに匂いを嗅ぐ動作を行うように制御し(ステップS140,S150)、50≦X<75の場合にはキャラクタ(ペットロボット)が首を横に振り匂いから離れようとする動作を行うように制御し(ステップS160,S170)、75≦X≦100の場合にはキャラクタ(ペットロボット)の電源をシャットダウンさせる(ステップS180,S190)。
【0173】
同様にして、味覚センサーが検出した味値に応じてキャラクタ(ペットロボット)の行動内容を制御する処理を行うようにしてもよい。
【0174】
図14は、匂いセンサーが検出した匂い値(X)に応じてキャラクタ(ペットロボット)の感情パラメータを変更する処理の流れについて説明するためのフローチャート図である。
【0175】
まず、匂いセンサーによって検出された匂い情報を匂い値(X)に設定する(ステップS210)。
【0176】
そして匂いセンサーが検出した匂い値(X)が0≦X<25の場合にはキャラクタ(ペットロボット)のユーザーに対する感情パラメータ(Y)を大幅に増加させるように制御し(ステップS220,S230)、25≦X<50の場合にはキャラクタ(ペットロボット)のユーザーに対する感情パラメータ(Y)を増加させるように制御し(ステップS240,S250)、50≦X<75の場合にはキャラクタ(ペットロボット)のユーザーに対する感情パラメータ(Y)を現象させるように制御し(ステップS260,S270)、75≦X≦100の場合にはキャラクタ(ペットロボット)のユーザーに対する感情パラメータ(Y)を大幅に減少させるように制御する(ステップS280,S290)。
【0177】
なおこの感情パラメータをゲーム上の値として様々な処理に用いることで、匂いセンサーが検出した匂い値(X)をゲームに反映させることができる。
【0178】
同様にして味覚センサーが検出した匂い値に応じてキャラクタ(ペットロボット)の感情パラメータを変更する処理を行うようにしてもよい。
【0179】
図15は、匂いセンサーが検出した匂い値(X)の頻度に応じてキャラクタ(ペットロボット)の匂いに対する嗜好の変化を制御する処理の流れについて説明するためのフローチャート図である。
【0180】
まず、匂いセンサーによって検出された匂い情報を匂い値(X)に設定する(ステップS310)。
【0181】
匂い値(X)が0≦X<aの場合には変数n1をインクリメントする(ステップS320,S330)。ここでn1は匂い値(X)が0≦X<aの場合の検出件数をカウントする変数である。なおaの値は例えば初期値を25とすることができるが、しきい値の変更によって変動する。
【0182】
匂い値(X)がa≦X<bの場合には変数n2をインクリメントする(ステップS340,S350)。ここでn2は匂い値(X)がa≦X<bの場合の検出件数をカウントする変数である。なおaの値は例えば初期値を25、bの値は初期値を50とすることができるが、しきい値の変更によって変動する。
【0183】
匂い値(X)がb≦X<cの場合には変数n3をインクリメントする(ステップS360,S370)。ここでn3は匂い値(X)がb≦X<cの場合の検出件数をカウントする変数である。なおbの値は例えば初期値を50、cの値は初期値を75とすることができるが、しきい値の変更によって変動する。
【0184】
匂い値(X)がc≦X≦100の場合には変数n4をインクリメントする(ステップS380,S390)。ここでn4は匂い値(X)がc≦X≦100の場合の検出件数をカウントする変数である。なおcの値は初期値を75とすることができるが、しきい値の変更によって変動する。
【0185】
そしてn1が100以上であればしきい値変更1を行い、n1=0にする(ステップS400,S410)。ここでしきい値変更1とは例えばa=a−5にする等である。このようにすると「非常にいい匂い」の範囲を狭くすることができるので、いい匂いを嗅ぎすぎるとなれてくる様子を実現することができる。
【0186】
またn2が100以上であればしきい値変更2を行い、n2=0にする(ステップS420,S430)。ここでしきい値変更2とは例えば、b=b−5にする等である。このようにすると「いい匂い」の範囲を狭くすることができるので、いい匂いを嗅ぎすぎるとなれてくる様子を実現することができる。
【0187】
またn3が100以上であればしきい値変更3を行い、n3=0にする(ステップS440,S450)。ここでしきい値変更3とは例えば、b=b+5にする等である。このようにすると「臭い匂い」の範囲を狭くすることができるので、臭い匂いを嗅ぎすぎるとなれてくる様子を実現することができる。
【0188】
またn4が100以上であればしきい値変更4を行い、n4=0にする(ステップS460,S470)。ここでしきい値変更4とは例えば、c=c+5にする等である。このようにすると「臭い匂い」の範囲を狭くすることができるので、臭い匂いを嗅ぎすぎるとなれてくる様子を実現することができる。
【0189】
このようにすることで匂いセンサーによって検出された所定の匂いの検出回数や検出頻度や検出時間等に応じてキャラクタ(ペットロボット)の感情または嗜好の変化を実現することができる。
【0190】
なお上記例では、よく嗅ぐ匂いにはなれて、それがいい匂いであればいい匂いと感じなくなり、臭い匂いであれば臭いと感じなくなるような学習効果を実現するためのしきい値の変更例について説明したがこれに限れない。
【0191】
例えばよく嗅ぐにおいに対して好感を抱くようになるような学習効果を実現するように好きな匂いと嫌いな匂いの範囲設定を同じにおいの検出回数や検出回数によって変化させる場合でもよい。
【0192】
同様にして味覚センサーが検出した味値の頻度に応じてキャラクタ(ペットロボット)の味に対する嗜好の変化を制御するようにしてもよい。
【0193】
図16は本実施の形態の情報提供システムについて説明するための図である。
【0194】
本実施の形態の情報提供システム500は、匂いセンサー532を有する携帯情報機器530に対して情報を提供する情報提供システムであり、情報提供システムのサーバ装置600との携帯情報機器530を含み、これらがインターネット等のネットワーク510を介して接続されている。
【0195】
なお同図において少なくとも情報提供システムのサーバ装置600を含めばよく、それ以外については任意の構成要素とすることができる。
【0196】
情報提供システムのサーバ装置600と携帯情報機器530は、例えばプロバイダと呼ばれる通信取引業者のネットワークを介してインターネット510に接続されている。
【0197】
なお情報提供システムのサーバ装置600と各ユーザーの携帯情報機器530間の伝送路は、無線の伝送路520を含んでいてもよいし、有線の伝送路530で接続されていてもよい。
【0198】
情報提供システムのサーバ装置600は、インターネット回線等に接続されてデータの送受信を行う通信装置610、ワークステーション等のホストコンピュータ620、場所情報632等を記憶したデータベース630含む。またWEBサーバ等としての機能も備えており、インターネット上で携帯電話用のワールド・ワイド・ウェブ(WWW)に対応したホームページを開設しているようにしてもよい。
【0199】
なお通信装置610は、モデム、ターミナルアダプタ、あるいはルーター等によって構成され、電話回線、ISDN回線、あるいは専用線等の通信回線を介して、他のサーバ装置や携帯情報機器530等と間でデータの送受信を行う。
【0200】
携帯情報機器530は、例えばユーザーが所有する携帯電話やPDAやカーナビゲーション等の情報通信端末である。
【0201】
本情報提供システムは、携帯情報機器530の現在位置を検出する機能と、携帯情報機器530が有する匂いセンサー530によって検出された匂い情報に関連した場所情報を抽出する機能と、検出された現在位置と抽出された場所情報の位置関係に基づいて、携帯情報機器に提供するための場所情報を決定する機能と、決定された場所情報を対応する携帯情報機器530に提供する機能とを有している。
【0202】
例えばデータベース630の場所情報632にはコンビニやドラッグストア等の各種商店やレストランに関する場所情報が記憶されている。ここで携帯情報機器530を用いて口臭チェックを行って、匂いセンサー532が例えばアルコールや口臭を検出した場合にはこの情報が情報処理システムのサーバ装置600に送信される。
【0203】
情報処理システムのサーバ装置600は、送信元の携帯情報機器530の現在位置情報を検出する。そしてデータベース630の場所情報632から、アルコールや口臭を消すための薬品やガム等を購入できるコンビニやドラッグストアの場所情報を検出し、検出された携帯情報機器530の現在位置からもっとも近いまたは行きやすい場所にあるコンビニやドラッグストアを決定し、決定されたコンビニやドラッグストアの場所情報を携帯情報機器430に提供する処理を行う。
【0204】
同様にして、味覚センサーを有する携帯情報機器530に対して情報を提供する情報提供システムを構成する用にしてもよい。
【0205】
すなわち携帯情報機器530の現在位置を検出する機能と、携帯情報機器530が有する味覚センサー530によって検出された味情報に関連した場所情報を抽出する機能と、検出された現在位置と抽出された場所情報の位置関係に基づいて、携帯情報機器に提供するための場所情報を決定する機能と、決定された場所情報を対応する携帯情報機器530に提供するようにしてもよい。
【0206】
また匂いセンサーまたは味覚センサーを有する情報機器に対して広告情報を提供する情報提供システムを構成することもできる。
【0207】
この場合例えば図16において携帯情報機器の代わりに通常の情報機器を用いて、当該情報機器に広告情報を提供する形態で実現することも可能である。
【0208】
例えば情報機器の匂いセンサーまたは味覚センサーによって検出された匂い情報または味情報をネットワークを介して情報提供システムのサーバ装置に送信し、情報提供システムのサーバ装置が匂い情報または味情報に関連した広告情報を抽出し、抽出された広告情報を対応する携帯情報機器に提供する形式でもよい。
【0209】
また匂いセンサーまたは味覚センサーを有する情報機器がスタンドアロンで情報提供システムを構成する場合でもよい。
【0210】
なお本発明は、上記実施形態で説明したものに限らず、種々の変形実施が可能である。
【0211】
例えば、本発明のうち従属請求項に係る発明においては、従属先の請求項の構成要件の一部を省略する構成とすることもできる。また、本発明の1の独立請求項に係る発明の要部を、他の独立請求項に従属させることもできる。
【0212】
本実施の形態では匂いセンサーまたは味覚センサーによって検出された匂い情報または味情報に基づいてアドバイス情報を出力させる場合を例にとり説明したがこれに限られない。例えば前記匂いセンサーまたは味覚センサーによって検出された匂い情報または味情報に基づいて占い情報を生成して出力する場合でもよい。
【0213】
また本実施の形態では匂いセンサーまたは味覚センサーによって検出された匂い情報または味情報に基づいて感情パラメータを変化させる場合を例にとり説明したがこれに限られない。例えば他のパラメータを変化させる場合でもよいし、ゲームの難易度を設定または変更する場合でもよい。
【0214】
また本発明は、業務用ゲームシステム、家庭用ゲームシステム、多数のプレーヤが参加する大型アトラクションシステム、シミュレータ、マルチメディア端末、ゲーム画像を生成するシステムボード等の種々のゲームシステムに適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態のゲームシステムのブロック図の例である。
【図2】本実施の形態のゲームシステムの構成の一例について説明するための図である。
【図3】臭気インターフェースの構成について説明するための断面図である。
【図4】「匂い判定」自体を主目的とするゲームの一例について説明するための図である。
【図5】「臭気判定」のランキング表示の一例について説明するための図である。
【図6】匂い値の時間的な遷移の出力例について表した図である。
【図7】主ゲームにおいて行われる匂いに関連したゲームイベントの一例について説明するための図である。
【図8】所定の匂いと同じ若しくは近い匂いを有するものを探すタイプのゲームイベントの一例について説明するための図である。
【図9】匂いセンサーによって検出された匂い情報に基づいて生成されたゲームキャラクタの一例である。
【図10】匂いセンサーによって検出された匂い情報に応じてゲームキャラクタを生成、変更または変身させる処理の一例について説明するためのフローチャート図である。
【図11】本実施の形態のペットロボットの外観の一例を示した図である。
【図12】図12(A)(B)(C)は匂いセンサーによって検出された匂い値、ペットロボットの行動内容、匂いに対する好き嫌い情報との関係について説明するための図である。
【図13】匂いセンサーが検出した匂い値(X)に応じてキャラクタ(ペットロボット)の行動内容を制御する処理の流れについて説明するためのフローチャート図である。
【図14】匂いセンサーが検出した匂い値(X)に応じてキャラクタ(ペットロボット)の感情パラメータを変更する処理の流れについて説明するためのフローチャート図である。
【図15】匂いセンサーが検出した匂い値(X)の頻度に応じてキャラクタ(ペットロボット)の匂いに対する嗜好の変化を制御する処理の流れについて説明するためのフローチャート図である。
【図16】本実施の形態の情報提供システムについて説明するための図である。
【符号の説明】
100 処理部
110 ゲーム処理部
112 匂い(味)情報処理部
130 画像生成部
132 ジオメトリ処理部
140 描画部
150 音生成部
160 操作部
168 匂い(味)検出部
170 記憶部
180 情報記憶媒体
190 表示部
192 音出力部
194 セーブ用情報記憶装置
196 通信部

Claims (25)

  1. 匂いセンサーから得られた匂い情報をゲーム上のデータとして使用して生成したゲーム画像及びゲーム音声の少なくとも一方を出力するゲームシステムであって、
    プレーヤに対し匂いセンサーによる判定対象物の匂いの検出を指示するメッセージを出力する手段と、
    前記匂いセンサーによって検出された匂い情報を受け取る手段と、
    前記メッセージに対応して、前記匂いセンサーから検出された匂い情報にもとづき、匂いの善し悪しの少なくとも一方に関する匂いの成分情報を求める手段と、
    求めた前記匂いの成分情報と、予め設定された匂いの善し悪しに関する所定の基準を用いて、匂いの善し悪しの少なくとも一方判定を行う手段と、
    ゲームキャラクタの表情及び音声の少なくとも一方を、匂いの善し悪しの少なくとも一方の判定結果に対応付けて設定されている匂いの善し悪しの少なくとも一方を表現するための表情及び音声に変化させる手段と、
    前記ゲームキャラクタが表示されたゲーム画像及び前記ゲームキャラクタの音声の少なくとも一方を生成するゲーム画像/音声生成手段と、
    を含むことを特徴とするゲームシステム。
  2. 匂いセンサーから得られた匂い情報をゲーム上のデータとして使用してプレーヤの勝敗を決定するゲームシステムであって、
    プレーヤに対し匂いセンサーによる判定対象物の匂いの検出を指示するメッセージを出力する手段と、
    前記匂いセンサーによって検出された複数の匂い情報を受け取る手段と、
    前記メッセージに対応して、前記匂いセンサーから検出された複数の匂い情報にもとづき、匂いの善し悪しの少なくとも一方に関する複数の匂いの成分情報を求める手段と、
    予め設定された匂いの善し悪しに関する所定の基準を用いて前記複数の匂いの成分情報について比較し、どちらの匂いがより臭いか又はどちらの匂いがよりよいかの判定を行う手段と、
    判定結果に基づき前記匂いセンサーによって検出された複数の匂いについての勝敗を決定する手段と、
    を含むことを特徴とするゲームシステム。
  3. 匂いセンサーから得られた匂い情報をゲーム上のデータとして使用してゲーム演算を行うゲームシステムであって、
    プレーヤに対し匂いセンサーによる判定対象物の匂いの検出を指示するメッセージを出力する手段と、
    前記匂いセンサーによって検出された匂い情報を受け取る手段と、
    判定対象物から検出された匂い情報と予め設定された匂い情報を用いて、同じ匂いであるか否かの判定を行う手段と、
    同じ匂いであると判定された場合には、プレーヤの持ち点を増加させる処理又はゲームをプレーヤにとって有利な方向に展開させる処理を行う手段と、
    を含むことを特徴とするゲームシステム。
  4. 味覚センサーから得られた味情報をゲーム上のデータとして使用して生成したゲーム画像及びゲーム音声の少なくとも一方を出力するゲームシステムであって、
    プレーヤに対し味覚センサーによる判定対象物の味の検出を指示するメッセージを出力する手段と、
    前記味覚センサーによって検出された味情報を受け取る手段と、
    前記メッセージに対応して、前記味センサーから検出された味情報にもとづき、味の善し悪しの少なくとも一方に関する味の成分情報を求める手段と、
    求めた前記味の成分情報と、予め設定された味の善し悪しに関する所定の基準を用いて、味の善し悪しの少なくとも一方判定を行う手段と、
    ゲームキャラクタの表情及び音声の少なくとも一方を、味の善し悪しの少なくとも一方の判定結果に対応付けて設定されている味の善し悪しの少なくとも一方を表現するための表情及び音声に変化させる手段と、
    前記ゲームキャラクタが表示されたゲーム画像及び前記ゲームキャラクタの音声の少なくとも一方を生成するゲーム画像/音声生成手段と、
    を含むことを特徴とするゲームシステム。
  5. 味覚センサーから得られた味情報をゲーム上のデータとして使用してプレーヤの勝敗を決定するゲームシステムであって、
    プレーヤに対し味覚センサーによる判定対象物の味の検出を指示するメッセージを出力する手段と、
    前記味覚センサーによって検出された複数の味情報を受け取る手段と、
    前記メッセージに対応して、前記味覚センサーから検出された複数の味情報にもとづき、味の善し悪しに関する複数の味の成分情報を求める手段と、
    予め設定された味の善し悪しの少なくとも一方に関する所定の基準を用いて前記複数の味の成分情報について比較し、どちらの味がよりよいか又はどちらの匂いがより悪いかの判定を行う手段と、
    判定結果に基づき前記味覚センサーによって検出された複数の味についての勝敗を決定する手段と、
    を含むことを特徴とするゲームシステム。
  6. 味覚センサーから得られた味覚情報をゲーム上のデータとして使用してゲーム演算を行うゲームシステムであって、
    プレーヤに対し味覚センサーによる判定対象物の匂いの検出を指示するメッセージを出力する手段と、
    前記味覚センサーによって検出された味情報を受け取る手段と、
    判定対象物から検出された味情報と予め設定された味情報を用いて、同じ味であるか否かの判定を行う手段と、
    同じ味であると判定された場合には、プレーヤの持ち点を増加させる処理又はゲームをプレーヤにとって有利な方向に展開させる処理を行う手段と、
    を含むことを特徴とするゲームシステム。
  7. 請求項1〜6のいずれかにおいて、
    前記匂いセンサーまたは味覚センサーによって検出された複数の匂い情報または味情報を所与の基準に基づき比較してランク付けを行い、ランク付けの結果に基づきランキング表示を行うことを特徴とするゲームシステム。
  8. 請求項1〜7のいずれかにおいて、
    前記匂いセンサーまたは味覚センサーによって検出された匂い情報または味情報をその検出日時に関連づけて保持し、匂い情報または味情報の時間的な遷移を出力することを特徴とするゲームシステム。
  9. 請求項1〜8のいずれかにおいて、
    前記匂いセンサーまたは味覚センサーによって検出された匂い情報または味情報に応じてゲームキャラクタを生成、変化または変身させることを特徴とするゲームシステム。
  10. 請求項1〜9のいずれかにおいて、
    前記匂いセンサーまたは味覚センサーによって検出された匂い情報または味情報に応じてゲームの難易度を設定または変更することを特徴とするゲームシステム。
  11. 請求項1〜10のいずれかにおいて、
    ゲームキャラクタに対して、所与の匂いまたは味に対する好き嫌い情報を設定し、当該好き嫌い情報に基づいて、前記匂いセンサーまたは味覚センサーによって検出された検出した匂いまたは味の好き嫌い度を演算し、当該好き嫌い度に基づいてゲームキャラクタの行動パターンを決定することを特徴とするゲームシステム。
  12. 請求項1〜11のいずれかにおいて、
    前記匂いセンサーまたは味覚センサーによって検出された所定の匂いまたは味の検出回数、検出頻度、検出時間の少なくとも一つに応じて、当該匂いまたは味に対するキャラクタの感情または嗜好を設定または変更することを特徴とするゲームシステム。
  13. 匂いセンサーから得られた匂い情報をゲーム上のデータとして使用して生成したゲーム画像及びゲーム音声の少なくとも一方を出力するゲームシステムを制御するためのコンピュータが読みとり可能なプログラムであって、
    プレーヤに対し匂いセンサーによる判定対象物の匂いの検出を指示するメッセージを出力する手段と、
    前記匂いセンサーによって検出された匂い情報を受け取る手段と、
    前記メッセージに対応して、前記匂いセンサーから検出された匂い情報にもとづき、匂いの善し悪しの少なくとも一方に関する匂いの成分情報を求める手段と、
    求めた前記匂いの成分情報と、予め設定された匂いの善し悪しに関する所定の基準を用いて、匂いの善し悪しの少なくとも一方判定を行う手段と、
    ゲームキャラクタの表情及び音声の少なくとも一方を、匂いの善し悪しの少なくとも一方の判定結果に対応付けて設定されている匂いの善し悪しの少なくとも一方を表現するための表情及び音声に変化させる手段と、
    前記ゲームキャラクタが表示されたゲーム画像及び前記ゲームキャラクタの音声の少なくとも一方を生成するゲーム画像/音声生成手段と、
    してコンピュータを機能させるためのプログラム。
  14. 匂いセンサーから得られた匂い情報をゲーム上のデータとして使用してプレーヤの勝敗を決定するゲームシステムを制御するためのコンピュータが読みとり可能なプログラムであって、
    プレーヤに対し匂いセンサーによる判定対象物の匂いの検出を指示するメッセージを出力する手段と、
    前記匂いセンサーによって検出された複数の匂い情報を受け取る手段と、
    前記メッセージに対応して、前記匂いセンサーから検出された複数の匂い情報にもとづき、匂いの善し悪しの少なくとも一方に関する複数の匂いの成分情報を求める手段と、
    予め設定された匂いの善し悪しに関する所定の基準を用いて前記複数の匂いの成分情報について比較し、どちらの匂いがより臭いか又はどちらの匂いがよりよいかの判定を行う手段と、
    判定結果に基づき前記匂いセンサーによって検出された複数の匂いについての勝敗を決定する手段と、
    してコンピュータを機能させるためのプログラム。
  15. 匂いセンサーから得られた匂い情報をゲーム上のデータとして使用してゲーム演算を行うゲームシステムを制御するためのコンピュータが読みとり可能なプログラムであって、
    プレーヤに対し匂いセンサーによる判定対象物の匂いの検出を指示するメッセージを出力する手段と、
    前記匂いセンサーによって検出された匂い情報を受け取る手段と、
    判定対象物から検出された匂い情報と予め設定された匂い情報を用いて、同じ匂いであるか否かの判定を行う手段と、
    同じ匂いであると判定された場合には、プレーヤの持ち点を増加させる処理又はゲームをプレーヤにとって有利な方向に展開させる処理を行う手段と、
    してコンピュータを機能させるためのプログラム。
  16. 味覚センサーから得られた味情報をゲーム上のデータとして使用して生成したゲーム画像及びゲーム音声の少なくとも一方を出力するゲームシステムを制御するためのコンピュータが読みとり可能なプログラムであって、
    プレーヤに対し味覚センサーによる判定対象物の味の検出を指示するメッセージを出力する手段と、
    前記味覚センサーによって検出された味情報を受け取る手段と、
    前記メッセージに対応して、前記味センサーから検出された味情報にもとづき、味の善し悪しの少なくとも一方に関する味の成分情報を求める手段と、
    求めた前記味の成分情報と、予め設定された味の善し悪しに関する所定の基準を用いて、味の善し悪しの少なくとも一方判定を行う手段と、
    ゲームキャラクタの表情及び音声の少なくとも一方を、味の善し悪しの少なくとも一方の判定結果に対応付けて設定されている味の善し悪しの少なくとも一方を表現するための表情及び音声に変化させる手段と、
    前記ゲームキャラクタが表示されたゲーム画像及び前記ゲームキャラクタの音声の少なくとも一方を生成するゲーム画像/音声生成手段と、
    してコンピュータを機能させるためのプログラム。
  17. 味覚センサーから得られた味情報をゲーム上のデータとして使用してプレーヤの勝敗を決定するゲームシステムを制御するためのコンピュータが読みとり可能なプログラムであって、
    プレーヤに対し味覚センサーによる判定対象物の味の検出を指示するメッセージを出力する手段と、
    前記味覚センサーによって検出された複数の味情報を受け取る手段と、
    前記メッセージに対応して、前記味覚センサーから検出された複数の味情報にもとづき、味の善し悪しに関する複数の味の成分情報を求める手段と、
    予め設定された味の善し悪しの少なくとも一方に関する所定の基準を用いて前記複数の味の成分情報について比較し、どちらの味がよりよいか又はどちらの匂いがより悪いかの判定を行う手段と、
    判定結果に基づき前記味覚センサーによって検出された複数の味についての勝敗を決定する手段と、
    してコンピュータを機能させるためのプログラム。
  18. 味覚センサーから得られた味覚情報をゲーム上のデータとして使用してゲーム演算を行うゲームシステムを制御するためのコンピュータが読みとり可能なプログラムであって、
    プレーヤに対し味覚センサーによる判定対象物の匂いの検出を指示するメッセージを出力する手段と、
    前記味覚センサーによって検出された味情報を受け取る手段と、
    判定対象物から検出された味情報と予め設定された味情報を用いて、同じ味であるか否かの判定を行う手段と、
    同じ味であると判定された場合には、プレーヤの持ち点を増加させる処理又はゲームをプレーヤにとって有利な方向に展開させる処理を行う手段と、
    してコンピュータを機能させるためのプログラム。
  19. 請求項13〜18のいずれかにおいて、
    前記匂いセンサーまたは味覚センサーによって検出された複数の匂い情報または味情報を所与の基準に基づき比較してランク付けを行い、ランク付けの結果に基づきランキング表示を行うことを特徴とするプログラム。
  20. 請求項13〜19のいずれかにおいて、
    前記匂いセンサーまたは味覚センサーによって検出された匂い情報または味情報をその検出日時に関連づけて保持し、匂い情報または味情報の時間的な遷移を出力することを特徴とするプログラム。
  21. 請求項13〜20のいずれかにおいて、
    前記匂いセンサーまたは味覚センサーによって検出された匂い情報または味情報に応じてゲームキャラクタを生成、変化または変身させることを特徴とするプログラム。
  22. 請求項13〜21のいずれかにおいて、
    前記匂いセンサーまたは味覚センサーによって検出された匂い情報または味情報に応じてゲームの難易度を設定または変更することを特徴とするプログラム。
  23. 請求項13〜22のいずれかにおいて、
    ゲームキャラクタに対して、所与の匂いまたは味に対する好き嫌い情報を設定し、当該好き嫌い情報に基づいて、前記匂いセンサーまたは味覚センサーによって検出された検出した匂いまたは味の好き嫌い度を演算し、当該好き嫌い度に基づいてゲームキャラクタの行動パターンを決定することを特徴とするプログラム。
  24. 請求項13〜23のいずれかにおいて、
    前記匂いセンサーまたは味覚センサーによって検出された所定の匂いまたは味の検出回数、検出頻度、検出時間の少なくとも一つに応じて、当該匂いまたは味に対するキャラクタの感情または嗜好を設定または変更することを特徴とするプログラム。
  25. コンピュータにより読みとり可能な情報記憶媒体であって、請求項13乃至24のいずれかに記載のプログラムを記憶することを特徴とする情報記憶媒体。
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