JP2003290546A - ゲームシステム、プログラム及び情報記憶媒体 - Google Patents

ゲームシステム、プログラム及び情報記憶媒体

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JP2003290546A
JP2003290546A JP2003133390A JP2003133390A JP2003290546A JP 2003290546 A JP2003290546 A JP 2003290546A JP 2003133390 A JP2003133390 A JP 2003133390A JP 2003133390 A JP2003133390 A JP 2003133390A JP 2003290546 A JP2003290546 A JP 2003290546A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外部から検出した匂いや味を反映させたゲー
ムシステム及びプログラムを提供すること。 【解決手段】 プレーヤに対し匂いセンサーによる判定
対象物の匂いの検出を指示するメッセージを出力する手
段と、前記匂いセンサーによって検出された匂い情報を
受け取る手段と、前記匂いセンサーから検出された匂い
情報にもとづき、匂いの善し悪しの少なくとも一方に関
する匂いの成分情報を求める手段と、求めた前記匂いの
成分情報と、予め設定された匂いの善し悪しに関する所
定の基準を用いて、匂いの善し悪しの少なくとも一方判
定を行う手段と、ゲームキャラクタの表情及び音声の少
なくとも一方を、匂いの善し悪しの少なくとも一方の判
定結果に対応付けて設定されている匂いの善し悪しの少
なくとも一方を表現するための表情及び音声に変化させ
る手段と、前記ゲームキャラクタが表示されたゲーム画
像及び前記ゲームキャラクタの音声の少なくとも一方を
生成するゲーム画像/音声生成手段と含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゲームシステム、
プログラム及び情報記憶媒体に関する。
【0002】
【背景技術】従来より様々な入力インターフェースを使
用したゲームが開発されているが、外部から検出した匂
いや味をゲーム要素として、用いたゲームはなかった。
【0003】
【特許文献1】特開平8−84857
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本願発明者は、外部か
ら検出した匂いや味をゲームに反映させることで、遊び
心に富んだ新しいタイプのゲームシステム、玩具等を提
供することを考案した。
【0005】本発明は、以上のような課題に鑑みてなさ
れたものであり、その目的とするところは、外部から検
出した匂いや味を反映させたゲームシステム、玩具、情
報提供システム及びプログラムを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】(1)本発明は、匂いセ
ンサーから得られた匂い情報をゲーム上のデータとして
使用して生成したゲーム画像及びゲーム音声の少なくと
も一方を出力するゲームシステムであって、プレーヤに
対し匂いセンサーによる判定対象物の匂いの検出を指示
するメッセージを出力する手段と、前記匂いセンサーに
よって検出された匂い情報を受け取る手段と、前記メッ
セージに対応して、前記匂いセンサーから検出された匂
い情報にもとづき、匂いの善し悪しの少なくとも一方に
関する匂いの成分情報を求める手段と、求めた前記匂い
の成分情報と、予め設定された匂いの善し悪しに関する
所定の基準を用いて、匂いの善し悪しの少なくとも一方
判定を行う手段と、ゲームキャラクタの表情及び音声の
少なくとも一方を、匂いの善し悪しの少なくとも一方の
判定結果に対応付けて設定されている匂いの善し悪しの
少なくとも一方を表現するための表情及び音声に変化さ
せる手段と、前記ゲームキャラクタが表示されたゲーム
画像及び前記ゲームキャラクタの音声の少なくとも一方
を生成するゲーム画像/音声生成手段と、を含むことを
特徴とする。 (2)本発明は、匂いセンサーから得られた匂い情報を
ゲーム上のデータとして使用してプレーヤの勝敗を決定
するゲームシステムであって、プレーヤに対し匂いセン
サーによる判定対象物の匂いの検出を指示するメッセー
ジを出力する手段と、前記匂いセンサーによって検出さ
れた複数の匂い情報を受け取る手段と、前記メッセージ
に対応して、前記匂いセンサーから検出された複数の匂
い情報にもとづき、匂いの善し悪しの少なくとも一方に
関する複数の匂いの成分情報を求める手段と、予め設定
された匂いの善し悪しに関する所定の基準を用いて前記
複数の匂いの成分情報について比較し、どちらの匂いが
より臭いか又はどちらの匂いがよりよいかの判定を行う
手段と、判定結果に基づき前記匂いセンサーによって検
出された複数の匂いについての勝敗を決定する手段と、
を含むことを特徴とする。 (3)本発明は、匂いセンサーから得られた匂い情報を
ゲーム上のデータとして使用してゲーム演算を行うゲー
ムシステムであって、プレーヤに対し匂いセンサーによ
る判定対象物の匂いの検出を指示するメッセージを出力
する手段と、前記匂いセンサーによって検出された匂い
情報を受け取る手段と、判定対象物から検出された匂い
情報と予め設定された匂い情報を用いて、同じ匂いであ
るか否かの判定を行う手段と、同じ匂いであると判定さ
れた場合には、プレーヤの持ち点を増加させる処理又は
ゲームをプレーヤにとって有利な方向に展開させる処理
を行う手段と、を含むことを特徴とする。 (4)本発明は、味覚センサーから得られた味情報をゲ
ーム上のデータとして使用して生成したゲーム画像及び
ゲーム音声の少なくとも一方を出力するゲームシステム
であって、プレーヤに対し味覚センサーによる判定対象
物の味の検出を指示するメッセージを出力する手段と、
前記味覚センサーによって検出された味情報を受け取る
手段と、前記メッセージに対応して、前記味センサーか
ら検出された味情報にもとづき、味の善し悪しの少なく
とも一方に関する味の成分情報を求める手段と、求めた
前記味の成分情報と、予め設定された味の善し悪しに関
する所定の基準を用いて、味の善し悪しの少なくとも一
方判定を行う手段と、ゲームキャラクタの表情及び音声
の少なくとも一方を、味の善し悪しの少なくとも一方の
判定結果に対応付けて設定されている味の善し悪しの少
なくとも一方を表現するための表情及び音声に変化させ
る手段と、前記ゲームキャラクタが表示されたゲーム画
像及び前記ゲームキャラクタの音声の少なくとも一方を
生成するゲーム画像/音声生成手段と、を含むことを特
徴とする。 (5)本発明は、味覚センサーから得られた味情報をゲ
ーム上のデータとして使用してプレーヤの勝敗を決定す
るゲームシステムであって、プレーヤに対し味覚センサ
ーによる判定対象物の味の検出を指示するメッセージを
出力する手段と、前記味覚センサーによって検出された
複数の味情報を受け取る手段と、前記メッセージに対応
して、前記味覚センサーから検出された複数の味情報に
もとづき、味の善し悪しに関する複数の味の成分情報を
求める手段と、予め設定された味の善し悪しの少なくと
も一方に関する所定の基準を用いて前記複数の味の成分
情報について比較し、どちらの味がよりよいか又はどち
らの匂いがより悪いかの判定を行う手段と、判定結果に
基づき前記味覚センサーによって検出された複数の味に
ついての勝敗を決定する手段と、を含むことを特徴とす
る。 (6)本発明は、味覚センサーから得られた味覚情報を
ゲーム上のデータとして使用してゲーム演算を行うゲー
ムシステムであって、プレーヤに対し味覚センサーによ
る判定対象物の匂いの検出を指示するメッセージを出力
する手段と、前記味覚センサーによって検出された味情
報を受け取る手段と、判定対象物から検出された味情報
と予め設定された味情報を用いて、同じ味であるか否か
の判定を行う手段と、同じ味であると判定された場合に
は、プレーヤの持ち点を増加させる処理又はゲームをプ
レーヤにとって有利な方向に展開させる処理を行う手段
と、を含むことを特徴とする。 (7)本発明のゲームシステムは、前記匂いセンサーま
たは味覚センサーによって検出された複数の匂い情報ま
たは味情報を所与の基準に基づき比較してランク付けを
行い、ランク付けの結果に基づきランキング表示を行う
ことを特徴とする。 (8)本発明のゲームシステムは、前記匂いセンサーま
たは味覚センサーによって検出された匂い情報または味
情報をその検出日時に関連づけて保持し、匂い情報また
は味情報の時間的な遷移を出力することを特徴とする。 (9)本発明のゲームシステムは、前記匂いセンサーま
たは味覚センサーによって検出された匂い情報または味
情報に応じてゲームキャラクタを生成、変化または変身
させることを特徴とする。 (10)本発明のゲームシステムは、前記匂いセンサー
または味覚センサーによって検出された匂い情報または
味情報に応じてゲームの難易度を設定または変更するこ
とを特徴とする。 (11)本発明のゲームシステムは、ゲームキャラクタ
に対して、所与の匂いまたは味に対する好き嫌い情報を
設定し、当該好き嫌い情報に基づいて、前記匂いセンサ
ーまたは味覚センサーによって検出された検出した匂い
または味の好き嫌い度を演算し、当該好き嫌い度に基づ
いてゲームキャラクタの行動パターンを決定することを
特徴とする。 (12)本発明のゲームシステムは、前記匂いセンサー
または味覚センサーによって検出された所定の匂いまた
は味の検出回数、検出頻度、検出時間の少なくとも一つ
に応じて、当該匂いまたは味に対するキャラクタの感情
または嗜好を設定または変更することを特徴とする。 (13)本発明は、匂いセンサーから得られた匂い情報
をゲーム上のデータとして使用して生成したゲーム画像
及びゲーム音声の少なくとも一方を出力するゲームシス
テムを制御するためのコンピュータが読みとり可能なプ
ログラムであって、プレーヤに対し匂いセンサーによる
判定対象物の匂いの検出を指示するメッセージを出力す
る手段と、前記匂いセンサーによって検出された匂い情
報を受け取る手段と、前記メッセージに対応して、前記
匂いセンサーから検出された匂い情報にもとづき、匂い
の善し悪しの少なくとも一方に関する匂いの成分情報を
求める手段と、求めた前記匂いの成分情報と、予め設定
された匂いの善し悪しに関する所定の基準を用いて、匂
いの善し悪しの少なくとも一方判定を行う手段と、ゲー
ムキャラクタの表情及び音声の少なくとも一方を、匂い
の善し悪しの少なくとも一方の判定結果に対応付けて設
定されている匂いの善し悪しの少なくとも一方を表現す
るための表情及び音声に変化させる手段と、前記ゲーム
キャラクタが表示されたゲーム画像及び前記ゲームキャ
ラクタの音声の少なくとも一方を生成するゲーム画像/
音声生成手段と、してコンピュータを機能させることを
特徴とする。 (14)本発明は、匂いセンサーから得られた匂い情報
をゲーム上のデータとして使用してプレーヤの勝敗を決
定するゲームシステムを制御するためのコンピュータが
読みとり可能なプログラムであって、プレーヤに対し匂
いセンサーによる判定対象物の匂いの検出を指示するメ
ッセージを出力する手段と、前記匂いセンサーによって
検出された複数の匂い情報を受け取る手段と、前記メッ
セージに対応して、前記匂いセンサーから検出された複
数の匂い情報にもとづき、匂いの善し悪しの少なくとも
一方に関する複数の匂いの成分情報を求める手段と、予
め設定された匂いの善し悪しに関する所定の基準を用い
て前記複数の匂いの成分情報について比較し、どちらの
匂いがより臭いか又はどちらの匂いがよりよいかの判定
を行う手段と、判定結果に基づき前記匂いセンサーによ
って検出された複数の匂いについての勝敗を決定する手
段と、してコンピュータを機能させることを特徴とす
る。 (15)本発明は、匂いセンサーから得られた匂い情報
をゲーム上のデータとして使用してゲーム演算を行うゲ
ームシステムを制御するためのコンピュータが読みとり
可能なプログラムであって、プレーヤに対し匂いセンサ
ーによる判定対象物の匂いの検出を指示するメッセージ
を出力する手段と、前記匂いセンサーによって検出され
た匂い情報を受け取る手段と、判定対象物から検出され
た匂い情報と予め設定された匂い情報を用いて、同じ匂
いであるか否かの判定を行う手段と、同じ匂いであると
判定された場合には、プレーヤの持ち点を増加させる処
理又はゲームをプレーヤにとって有利な方向に展開させ
る処理を行う手段と、してコンピュータを機能させるこ
とを特徴とする。 (16)本発明は、味覚センサーから得られた味情報を
ゲーム上のデータとして使用して生成したゲーム画像及
びゲーム音声の少なくとも一方を出力するゲームシステ
ムを制御するためのコンピュータが読みとり可能なプロ
グラムであって、プレーヤに対し味覚センサーによる判
定対象物の味の検出を指示するメッセージを出力する手
段と、前記味覚センサーによって検出された味情報を受
け取る手段と、前記メッセージに対応して、前記味セン
サーから検出された味情報にもとづき、味の善し悪しの
少なくとも一方に関する味の成分情報を求める手段と、
求めた前記味の成分情報と、予め設定された味の善し悪
しに関する所定の基準を用いて、味の善し悪しの少なく
とも一方判定を行う手段と、ゲームキャラクタの表情及
び音声の少なくとも一方を、味の善し悪しの少なくとも
一方の判定結果に対応付けて設定されている味の善し悪
しの少なくとも一方を表現するための表情及び音声に変
化させる手段と、前記ゲームキャラクタが表示されたゲ
ーム画像及び前記ゲームキャラクタの音声の少なくとも
一方を生成するゲーム画像/音声生成手段と、してコン
ピュータを機能させることを特徴とする。 (17)本発明は、味覚センサーから得られた味情報を
ゲーム上のデータとして使用してプレーヤの勝敗を決定
するゲームシステムを制御するためのコンピュータが読
みとり可能なプログラムであって、プレーヤに対し味覚
センサーによる判定対象物の味の検出を指示するメッセ
ージを出力する手段と、前記味覚センサーによって検出
された複数の味情報を受け取る手段と、前記メッセージ
に対応して、前記味覚センサーから検出された複数の味
情報にもとづき、味の善し悪しに関する複数の味の成分
情報を求める手段と、予め設定された味の善し悪しの少
なくとも一方に関する所定の基準を用いて前記複数の味
の成分情報について比較し、どちらの味がよりよいか又
はどちらの匂いがより悪いかの判定を行う手段と、判定
結果に基づき前記味覚センサーによって検出された複数
の味についての勝敗を決定する手段と、してコンピュー
タを機能させることを特徴とする。 (18)本発明は、味覚センサーから得られた味覚情報
をゲーム上のデータとして使用してゲーム演算を行うゲ
ームシステムを制御するためのコンピュータが読みとり
可能なプログラムであって、プレーヤに対し味覚センサ
ーによる判定対象物の匂いの検出を指示するメッセージ
を出力する手段と、前記味覚センサーによって検出され
た味情報を受け取る手段と、判定対象物から検出された
味情報と予め設定された味情報を用いて、同じ味である
か否かの判定を行う手段と、同じ味であると判定された
場合には、プレーヤの持ち点を増加させる処理又はゲー
ムをプレーヤにとって有利な方向に展開させる処理を行
う手段と、してコンピュータを機能させることを特徴と
する。 (19)本発明のプログラムは、前記匂いセンサーまた
は味覚センサーによって検出された複数の匂い情報また
は味情報を所与の基準に基づき比較してランク付けを行
い、ランク付けの結果に基づきランキング表示を行うこ
とを特徴とする。 (20)本発明のプログラムは、前記匂いセンサーまた
は味覚センサーによって検出された匂い情報または味情
報をその検出日時に関連づけて保持し、匂い情報または
味情報の時間的な遷移を出力することを特徴とする。 (21)本発明のプログラムは、前記匂いセンサーまた
は味覚センサーによって検出された匂い情報または味情
報に応じてゲームキャラクタを生成、変化または変身さ
せることを特徴とする。 (22)本発明のプログラムは、前記匂いセンサーまた
は味覚センサーによって検出された匂い情報または味情
報に応じてゲームの難易度を設定または変更することを
特徴とする。 (23)本発明のプログラムは、ゲームキャラクタに対
して、所与の匂いまたは味に対する好き嫌い情報を設定
し、当該好き嫌い情報に基づいて、前記匂いセンサーま
たは味覚センサーによって検出された検出した匂いまた
は味の好き嫌い度を演算し、当該好き嫌い度に基づいて
ゲームキャラクタの行動パターンを決定することを特徴
とする。 (24)本発明のプログラムは、前記匂いセンサーまた
は味覚センサーによって検出された所定の匂いまたは味
の検出回数、検出頻度、検出時間の少なくとも一つに応
じて、当該匂いまたは味に対するキャラクタの感情また
は嗜好を設定または変更することを特徴とする。 (25)本発明は、コンピュータにより読みとり可能な
情報記憶媒体であって、上記のいずれかに記載のプログ
ラムを記憶することを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】(1)本実施の形態は、匂いセン
サーまたは味覚センサーによって検出された匂い情報ま
たは味情報を受け取る手段と、前記匂いセンサーまたは
味覚センサーによって検出された前記匂い情報または味
情報をゲーム上のデータとして使用してゲーム演算を行
う手段と、を含むことを特徴とする。
【0008】また本実施の形態にかかるプログラムは、
コンピュータにより使用可能なプログラム(情報記憶媒
体又は搬送波に具現化されるプログラム)であって、上
記手段をコンピュータに実現させることを特徴とする。
また本実施の形態にかかる情報記憶媒体は、コンピュー
タにより使用可能な情報記憶媒体、上記手段をコンピュ
ータに実現させるためのプログラムを記憶することを特
徴とする。
【0009】ここで匂い情報または味情報は例えば検出
された匂いまたは味を全体として数値化した情報でもよ
いし、匂いまたは味の各要素(成分)毎に数値化したも
のでもよい。
【0010】ゲーム上のデータとして使用されるのは、
匂いまたは味の強弱に関する情報でもよいし、匂いまた
は味の種類に関する情報でもよいし、種類と強弱の両方
に関する情報でもよい。さらに同種の匂いまたは味を検
出した回数や同種の匂いまたは味の継続時間に関する情
報でもよい。
【0011】匂い情報または味情報をゲーム上のデータ
として使用してゲーム演算を行うとは、例えば臭い情報
または味情報に基づいてゲームパラメータを決定した
り、分岐先を決定したりするような場合である。
【0012】本実施の形態によれば、実際に検出された
匂いや味の情報をゲーム展開に影響させることができる
ゲームシステムを提供することができる。
【0013】(2)また本実施の形態に係るゲームシス
テム、プログラム及び情報記憶媒体は、前記匂いセンサ
ーまたは味覚センサーによって検出された匂い情報また
は味情報を用いて、所与の基準に基づき匂いまたは味に
関する判定を行い、判定結果に応じたゲーム演出を施し
たゲーム画像及びゲーム音声の少なくとも一方を生成す
ることを特徴とする。
【0014】匂い情報を用いて匂いに関する判定を行う
場合には、例えば臭さに関する所定の基準を設定し、そ
の基準に基づき判定対象物がどの程度臭いか等の判定を
行うこことができる。この場合、判定対象物から検出さ
れた匂い情報から得られる臭さを感じさせる匂いの成分
(例えばアンモニアや窒素等)の密度等を利用して、臭
さの程度等の判定を行うことができる。
【0015】また味情報を用いて味に関する判定を行う
場合には、例えばある飲食物について、おいしいとされ
ている味情報を保持し、判定対象物から検出された味情
報を用いてこのおいしい味からどれくらい離れているを
示す乖離値や差分値を求め、味の善し悪しの判定を行う
ことができる。
【0016】また例えば判定対象物から検出された味情
報によって得られる糖分や塩分といった成分の濃度の大
小によって味に関する判定を行うようにしてもよい。
【0017】本実施の形態によれば、例えば匂いまたは
味がよいと判定された場合には、よい場合のゲーム画像
(例えばよいことをイメージさせる画像)やゲーム音声
を出力し、悪いと判定された場合には悪い場合のゲーム
画像(例えば悪いことをイメージさせる画像)やゲーム
音声を出力することができる。
【0018】従って匂いや味の判定に遊びの要素が加わ
り、より楽しめるゲームシステムを提供することができ
る。
【0019】(3)また本実施の形態に係るゲームシス
テム、プログラム及び情報記憶媒体は、前記匂いセンサ
ーまたは味覚センサーによって検出された複数のにおい
情報または味情報について優劣の判定を行い、勝敗を決
定することを特徴とする。
【0020】例えば複数の匂い情報の優劣に関する判定
として、どちらがより臭いか等の判定を行うこことがで
きる。この場合、検出された匂い情報からどちらの匂い
が臭さを感じさせる匂いの成分(例えばアンモニアや窒
素等)の密度が高いか等を判定することにより、どちら
がより臭いか等の判定を行うことができる。
【0021】また味情報を用いて味の善し悪しに関する
判定を行う場合には、例えばある飲食物について、おい
しいとされている味情報に基づいて、それぞれの飲食物
がこのおいしい味からどれくらい離れているを示す乖離
値や差分値に基づき、どちらがよりおいしいか等の判定
を行うことができる。
【0022】また例えば複数の飲食物の糖分や塩分の濃
度の大小によって優劣を判定するようにしてもよい。
【0023】本実施の形態によれば、匂いセンサーまた
は味覚センサーによって検出された複数のにおい情報ま
たは味情報について優劣の判定を行い、勝敗を決定する
といういままでにない面白いゲームが可能なゲームシス
テムを提供することができる。
【0024】(4)また本実施の形態に係るゲームシス
テム、プログラム及び情報記憶媒体は、前記匂いセンサ
ーまたは味覚センサーによって検出された複数の匂い情
報または味情報を所与の基準に基づき比較してランク付
けを行い、ランク付けの結果に基づきランキング表示を
行うことを特徴とする。
【0025】本実施の形態によれば前記匂いセンサーま
たは味覚センサーによって検出された複数の匂い情報ま
たは味情報のランキング表示を行うことができるので、
プレーヤは匂いまたは味に関連した過去のプレイ実績と
比較したランキング表示を楽しむことができる。
【0026】(5)また本実施の形態に係るゲームシス
テム、プログラム及び情報記憶媒体は、前記匂いセンサ
ーまたは味覚センサーによって検出された匂い情報また
は味情報をその検出日時に関連づけて保持し、匂い情報
または味情報の時間的な遷移を出力することを特徴とす
る。
【0027】本実施の形態によればプレーヤは匂いや味
の時間的な変化を容易に把握することができるようにな
る。従って日々のエチケットチェックや匂いや味の改善
度または進歩度をチェックすることができる。
【0028】(6)また本実施の形態に係るゲームシス
テム、プログラム及び情報記憶媒体は、前記匂いセンサ
ーまたは味覚センサーによって検出された匂い情報また
は味情報を検出日時に関連づけて保持し、匂い情報また
は味情報の時間的な遷移に関連づけてアドバイス情報を
生成することを特徴とする。
【0029】本実施の形態によれば単発的な匂いや味の
判定だけなく、匂いや味の時間的な変化の状態について
のアドバイス情報を生成することができる。従って匂い
についての日々のエチケットチェックや味の改善度等に
ついて、プレーヤに対し有益なアドバイス情報を提供す
ることができる。
【0030】(7)また本実施の形態に係るゲームシス
テム、プログラム及び情報記憶媒体は、予め複数の占い
情報を用意し、前記匂いセンサーまたは味覚センサーに
よって検出された匂い情報または味情報に基づいて占い
情報を選択して、選択された占い情報に基づき占い結果
を生成することを特徴とする。
【0031】本実施の形態によれば匂い占いや味占いと
いう今までにない新しいタイプの占いを提供することが
できる。
【0032】(8)また本実施の形態に係るゲームシス
テム、プログラム及び情報記憶媒体は、プレーヤに対
し、第1の匂いまたは味についての情報を提示し、プレ
ーヤが第1の匂いまたは味に関連して用意した第2の匂
いまたは味について、前記匂いセンサーまたは味覚セン
サーによって検出された匂い情報または味情報を受け取
り、第2の匂いまたは味が第1の匂いまたは味にどの程
度近いかを判定し、第1の匂いまたは味と同じ若しくは
近い匂いまたは味を探すゲームを行うことを特徴とす
る。
【0033】本実施の形態によれば、匂い探しゲームや
味探しゲームという今までにない新しいタイプのゲーム
を提供することができる (9)また本実施の形態に係るゲームシステム、プログ
ラム及び情報記憶媒体は、主ゲームの進行中に、匂いま
たは味を検出するための指示をプレーヤに与え、指示に
従って前記匂いセンサーまたは味覚センサーによって検
出された匂い情報または味情報に基づき主ゲームのパラ
メータを設定、変更、修正する処理または主ゲームの展
開内容を制御する処理を行うことを特徴とする。
【0034】ここで主ゲームとは匂いや味の判定自体を
主目的としたゲームではないゲームを意味し、その種類
はロールプレイイングゲームでもよいし、対戦ゲームで
もよいし、育成ゲームでもよいし、その他のタイプのゲ
ームでもよい。
【0035】本実施の形態によれば、実際に検出された
匂いや味の情報を主ゲーム展開に影響させることができ
るゲームシステムを提供することができる。
【0036】(10)また本実施の形態に係るゲームシ
ステム、プログラム及び情報記憶媒体は、前記匂いセン
サーまたは味覚センサーによって検出された匂い情報ま
たは味情報に応じてゲームキャラクタを生成、変化また
は変身させることを特徴とする。
【0037】ゲームキャラクタを生成、変化または変身
させるとは例えばゲームキャラクタの種類や外見(キャ
ラクタの絵柄)や属性や性格やゲームキャラクタに対し
て設定されているパラメータ等を設定または変更するこ
とである。
【0038】本実施の形態によれば、実際に検出された
匂いや味の情報によってゲームキャラクタを生成した
り、変化させたり、変身させたりすることができるゲー
ムシステムを提供することができる。
【0039】(11)また本実施の形態に係るゲームシ
ステム、プログラム及び情報記憶媒体は、前記匂いセン
サーまたは味覚センサーによって検出された匂い情報ま
たは味情報に応じてゲームの難易度を設定または変更す
ることを特徴とする。
【0040】例えばいい匂いまたは味が検出されたら難
易度が下がり、臭い匂いまたはまずい味が検出されたら
難易度が上がるようにしてもよいし、その逆でもよい。
【0041】また難易度の内容は各ゲームに応じて決定
されるものであり、例えば敵の強さでもよいし、敵の出
現回数でもよいし、自己の発見されやすさでもよいし、
その他の難易度設定でもよい。
【0042】(12)また本実施の形態に係るゲームシ
ステム、プログラム及び情報記憶媒体は、主ゲームのゲ
ーム画像及びゲーム音声の少なくとも一方について、前
記匂いセンサーまたは味覚センサーによって検出された
匂い情報または味情報に応じたゲーム演出を施すことを
特徴とする。
【0043】例えば検出された匂い情報または味情報に
応じて主ゲームの背景画像が変化する場合でもよい、ゲ
ーム音楽が変化する場合でもよい。
【0044】(13)また本実施の形態に係るゲームシ
ステム、プログラム及び情報記憶媒体は、ゲームキャラ
クタに対して、所与の匂いまたは味に対する好き嫌い情
報を設定し、当該好き嫌い情報に基づいて、前記匂いセ
ンサーまたは味覚センサーによって検出された検出した
匂いまたは味の好き嫌い度を演算し、当該好き嫌い度に
基づいてゲームキャラクタの行動パターンを決定するこ
とを特徴とする。
【0045】所与の匂いまたは味に対する好き嫌い情報
は予め設定されている場合でもよいし、プレーヤによっ
て設定可能である場合でもよい。また検出される同種の
匂いや味の臭いの頻度によって変化する場合でもよい。
例えば学習機能を持たせて嗅ぐ回数の多いにおいに対し
て好感度がアップするように設定してもよい。
【0046】このようにするとゲームキャラクタが外部
の匂いや味の好き嫌いに関連して行動させることができ
る。
【0047】従って例えば本実施の形態のゲームキャラ
クタを用いて仮想空間で仮想ペットを飼育するゲーム等
を構成すると、外界の匂いや味に好き嫌いを示して行動
する仮想ペットの育成ゲーム等も提供することができ
る。
【0048】(14)また本実施の形態に係るゲームシ
ステム、プログラム及び情報記憶媒体は、前記匂いセン
サーまたは味覚センサーによって検出された所定の匂い
または味の検出回数、検出頻度、検出時間の少なくとも
一つに応じて、当該匂いまたは味に対するキャラクタの
感情または嗜好を設定または変更することを特徴とす
る。
【0049】このようにするとゲームキャラクタが外部
の匂いや味に反応して行動させることができる。
【0050】従って例えば本実施の形態のゲームキャラ
クタを用いて仮想空間で仮想ペットを飼育するゲーム等
を構成すると、外界の匂いや味に反応する仮想ペットの
育成ゲーム等も提供することができる。
【0051】(15)また本実施の形態は、匂いセンサ
ーまたは味覚センサーを備えた玩具であって、前記匂い
センサーまたは味覚センサーによって検出された匂い情
報または味情報に基づいて玩具の動作を制御する手段
と、を含むことを特徴とする。
【0052】また本実施の形態にかかるプログラムは、
匂いセンサーまたは味覚センサーを備えた玩具を制御す
るコンピュータが使用可能なプログラム(情報記憶媒体
又は搬送波に具現化されるプログラム)であって、上記
手段をコンピュータに実現させることを特徴とする。ま
た本実施の形態にかかる情報記憶媒体は、コンピュータ
により使用可能な情報記憶媒体、上記手段をコンピュー
タに実現させるためのプログラムを記憶することを特徴
とする。
【0053】ここで玩具とは例えばペットロボットのよ
うな物でもよいし、ボールやぬいぐるみのようなもので
もよいし、何らかの動作が可能なその他の形状の玩具で
もよい。
【0054】本実施の形態によれば外部の匂いや味に反
応して動作する玩具を提供することができる。ここで動
作とは、例えば位置の変化(移動)や、関節動作等を含
む。
【0055】例えば匂いセンサーまたは味覚センサーが
臭い匂いやまずい味を検出した場合には、玩具がこのま
ずい味の物や臭い匂いのものから遠ざかるように移動す
る場合でもよいし、嫌々を表すように首を振る場合でも
よいし、表情を変化させる場合でもよい。
【0056】また例えば匂いセンサーまたは味覚センサ
ーがいい匂いやおいしい味を検出した場合には、玩具が
喜びを表す動作をしたり、表情を変化させる場合でもよ
い。
【0057】本実施の形態によれば外界の匂いや味に反
応する面白い玩具を提供することができる。
【0058】(16)また本実施の形態は、匂いセンサ
ーまたは味覚センサーを有する携帯情報機器に対して情
報を提供する情報提供システムであって、携帯情報機器
の現在位置を検出する手段と、検出された携帯情報機器
の現在位置に関連づけて、携帯情報機器が有する匂いセ
ンサーまたは味覚センサーによって検出された匂い情報
または味情報に関連した場所情報を抽出する手段と、抽
出された場所情報を対応する携帯情報機器に提供する手
段とを、含むことを特徴とする。
【0059】また本実施の形態は、匂いセンサーまたは
味覚センサーを有する携帯情報機器に対して情報を提供
する情報提供方法であって、携帯情報機器の現在位置を
検出するステップと、検出された携帯情報機器の現在位
置に関連づけて、携帯情報機器が有する匂いセンサーま
たは味覚センサーによって検出された匂い情報または味
情報に関連した場所情報を抽出するステップと、抽出さ
れた場所情報を対応する携帯情報機器に提供するステッ
プとを、含むことを特徴とする。
【0060】ここにおいて携帯情報機器とは、例えば携
帯電話やPDAやカーナビ等の通信手段を有した情報通
信端末である。
【0061】またここにおいて匂い情報または味情報に
関連した場所情報とは、例えば商店やレストランの位置
情報でもよいし、その場所に関連する他の情報でもよ
い。
【0062】検出された現在位置に関連づけて、携帯情
報機器が有する匂いセンサーまたは味覚センサーによっ
て検出された匂い情報または味情報に関連した場所情報
を抽出するとは、例えば当該携帯情報機器から最も近い
位置にある場所情報を抽出する場合でもよいし、当該携
帯情報機器から所定範囲内にある場所情報を抽出する場
合でもよいし、当該携帯情報機器の進行経路上にある場
所情報を抽出する場合でもよい。
【0063】本実施の形態によれば、携帯情報機器の現
在位置に関連づけて、携帯情報機器が有する匂いセンサ
ーまたは味覚センサーによって検出された匂い情報また
は味情報に関連した場所情報を提供することができる。
【0064】本実施の形態によれば例えば匂いセンサー
によって口臭やアルコール臭が検出された場合にはアル
コール臭や口臭を消すための薬品やガム等を購入できる
コンビニやドラッグストアの場所情報を検出し携帯情報
機器に提供することができる。
【0065】(17)また本実施の形態に係る情報提供
システム、情報提供方法は、前記携帯情報機器として携
帯電話を用いることを特徴とする。
【0066】携帯電話は通信がとぎれることがあるので
メモり上に匂い情報を保持しておくようにしてもよい。
【0067】(18)また本実施の形態は、匂いセンサ
ーまたは味覚センサーを有する情報機器に対して情報を
提供する情報提供システムであって、匂いセンサーまた
は味覚センサーによって検出された匂い情報または味情
報に関連した広告情報を抽出する手段と、抽出された広
告情報を対応する携帯情報機器に出力する手段とを、含
むことを特徴とする。
【0068】また本実施の形態は、匂いセンサーまたは
味覚センサーを有する情報機器に対して情報を提供する
情報提供方法であって、匂いセンサーまたは味覚センサ
ーによって検出された匂い情報または味情報に関連した
広告情報を抽出するステップと、抽出された広告情報を
対応する携帯情報機器に出力するステップとを、含むこ
とを特徴とする。
【0069】本実施の形態は例えば情報機器の匂いセン
サーまたは味覚センサーによって検出された匂い情報ま
たは味情報をネットワークを介して情報提供システムの
サーバ装置に送信し、情報提供システムのサーバ装置が
匂い情報または味情報に関連した広告情報を抽出し、抽
出された広告情報を対応する携帯情報機器に提供する形
式で実現される場合でもよいし、匂いセンサーまたは味
覚センサーを有する情報機器がスタンドアロンで情報提
供システムを実現する場合でもよい。
【0070】本実施の形態によれば、例えば味覚センサ
ーによって許容量を越える塩分が検出されたら減塩グッ
ズの広告を提供したり、匂いセンサーによって足の匂い
を検出したら防臭グッズの広告を提供することができ
る。また広告関連グッズについての懸賞やクーポン券等
を電子的に提供するようにしてもよい。
【0071】以下、本実施形態について図面を用いて説
明する。
【0072】なお、以下に説明する本実施形態は、特許
請求の範囲に記載された本発明の内容を何ら限定するも
のではない。また本実施形態で説明される構成の全てが
本発明の解決手段として必須であるとは限らない。
【0073】図1に、本実施形態のゲームシステムブロ
ック図の一例を示す。なお同図において本実施形態は、
少なくとも処理部100を含めばよく、それ以外のブロ
ックについては、任意の構成要素とすることができる。
【0074】ここで処理部100は、システム全体の制
御、システム内の各ブロックへの命令の指示、ゲーム処
理、画像処理、音処理などの各種の処理を行うものであ
り、その機能は、各種プロセッサ(CPU、DSP
等)、或いはASIC(ゲートアレイ等)などのハード
ウェアや、所与のプログラム(ゲームプログラム)によ
り実現できる。
【0075】操作部160は、プレーヤが操作データを
入力するためのものであり、その機能は、レバー、ボタ
ン、筺体などのハードウェアにより実現できる。
【0076】匂い(味)検出部168は、匂いセンサー
や味覚センサーを含み、外部の匂いや味を検出する。
【0077】記憶部170は、処理部100や通信部1
96などのワーク領域となるもので、メインメモリ、フ
レームバッファとして機能し、RAMなどのハードウェ
アにより実現できる。
【0078】情報記憶媒体(コンピュータにより使用可
能な記憶媒体)180は、プログラムやデータなどの情
報を格納するものであり、その機能は、光ディスク(C
D、DVD)、光磁気ディスク(MO)、磁気ディス
ク、ハードディスク、磁気テープ、或いはメモリ(RO
M)などのハードウェアにより実現できる。処理部10
0は、この情報記憶媒体180に格納される情報に基づ
いて本発明(本実施形態)の種々の処理を行う。即ち情
報記憶媒体180には、本発明(本実施形態)の手段
(特に処理部100に含まれるブロック)を実行するた
めの情報(プログラム或いはデータ)が格納される。
【0079】なお、情報記憶媒体180に格納される情
報の一部又は全部は、システムへの電源投入時等に記憶
部170に転送されることになる。また情報記憶媒体1
80に記憶される情報は、本発明の処理を行うためのプ
ログラムコード、画像データ、音データ、表示物の形状
データ、テーブルデータ、リストデータ、本発明の処理
を指示するための情報、その指示に従って処理を行うた
めの情報等の少なくとも1つを含むものである。
【0080】表示部190は、本実施形態により生成さ
れた画像を出力するものであり、その機能は、CRT、
LCD、或いはHMD(ヘッドマウントディスプレイ)
などのハードウェアにより実現できる。
【0081】音出力部192は、本実施形態により生成
された音を出力するものであり、その機能は、スピーカ
などのハードウェアにより実現できる。
【0082】セーブ用情報記憶装置194は、プレーヤ
の個人データ(セーブデータ)などが記憶されるもので
あり、このセーブ用情報記憶装置194としては、メモ
リカードや携帯型ゲーム装置などを考えることができ
る。
【0083】通信部196は、外部(例えばホスト装置
や他のゲームシステム)との間で通信を行うための各種
の制御を行うものであり、その機能は、各種プロセッ
サ、或いは通信用ASICなどのハードウェアや、プロ
グラムなどにより実現できる。
【0084】なお本発明(本実施形態)の手段を実行す
るためのプログラム或いはデータは、ホスト装置(サー
バー)が有する情報記憶媒体からネットワーク及び通信
部196を介して情報記憶媒体180に配信するように
してもよい。このようなホスト装置(サーバー)の情報
記憶媒体の使用も本発明の範囲内に含まれる。
【0085】処理部100は、ゲーム処理部110、画
像生成部130、音生成部150を含む。
【0086】ここでゲーム処理部110は、コイン(代
価)の受け付け処理、各種モードの設定処理、ゲームの
進行処理、選択画面の設定処理、オブジェクト(1又は
複数のプリミティブ面)の位置や回転角度(X、Y又は
Z軸回り回転角度)を求める処理、オブジェクトを動作
させる処理(モーション処理)、視点の位置(仮想カメ
ラの位置)や視線角度(仮想カメラの回転角度)を求め
る処理、マップオブジェクトなどのオブジェクトをオブ
ジェクト空間へ配置するための処理、ヒットチェック処
理、ゲーム結果(成果、成績)を演算する処理、複数の
プレーヤが共通のゲーム空間でプレイするための処理、
或いはゲームオーバー処理などの種々のゲーム処理を、
操作部160からの操作データや、セーブ用情報記憶装
置194からの個人データや、ゲームプログラムなどに
基づいて行う。
【0087】画像生成部130は、ゲーム処理部110
からの指示等にしたがって各種の画像処理を行い、例え
ばオブジェクト空間内で仮想カメラ(視点)から見える
画像を生成して、表示部190に出力する。また、音生
成部150は、ゲーム処理部110からの指示等にした
がって各種の音処理を行い、BGM、効果音、音声など
の音を生成し、音出力部192に出力する。
【0088】なお、ゲーム処理部110、画像生成部1
30、音生成部150の機能は、その全てをハードウェ
アにより実現してもよいし、その全てをプログラムによ
り実現してもよい。或いは、ハードウェアとプログラム
の両方により実現してもよい。
【0089】ゲーム処理部110は、匂い(味)情報処
理部112を含む。
【0090】匂い(味)情報処理部112は、前記匂い
(味)検出部168によって検出された前記匂い情報ま
たは味情報をゲーム上のデータとして使用してゲーム演
算を行う。
【0091】また前記匂い(味)検出部168によって
検出された匂い情報または味情報を用いて、所与の基準
に基づき匂いまたは味に関する判定を行い、判定結果に
応じたゲーム演出を施したゲーム画像及びゲーム音声の
少なくとも一方を生成させる処理を行うようにしてもよ
い。
【0092】前記匂いセンサーまたは味覚センサーによ
って検出された複数のにおい情報または味情報について
優劣の判定を行い、勝敗を決定する処理を行うようにし
てもよい。
【0093】前記匂い(味)検出部168によって検出
された複数の匂い情報または味情報を所与の基準に基づ
き比較してランク付けを行い、ランク付けの結果に基づ
きランキング表示させるための処理を行うようにしても
よい。
【0094】前記匂い(味)検出部168によって検出
された匂い情報または味情報をその検出日時に関連づけ
て保持し、匂い情報または味情報の時間的な遷移を出力
させるための処理を行うようにしてもよい。
【0095】前記匂い(味)検出部168によって検出
された匂い情報または味情報を検出日時に関連づけて保
持し、匂い情報または味情報の時間的な遷移に関連づけ
てアドバイス情報を生成する処理を行うようにしてもよ
い。
【0096】予め複数の占い情報を用意し、前記匂い
(味)検出部168によって検出された匂い情報または
味情報に基づいて占い情報を選択して、選択された占い
情報に基づき占い結果を生成する処理を行うようにして
もよい。
【0097】プレーヤに対し、第1の匂いまたは味につ
いての情報を提示し、プレーヤが第1の匂いまたは味に
関連して用意した第2の匂いまたは味について、前記匂
い(味)検出部168によって検出された匂い情報また
は味情報を受け取り、第2の匂いまたは味が第1の匂い
または味にどの程度近いかを判定し、第1の匂いまたは
味と同じ若しくは近い匂いまたは味を探すゲームを行う
処理を行うようにしてもよい。
【0098】主ゲームの進行中に、匂いまたは味を検出
するための指示をプレーヤに与え、指示に従って前記匂
い(味)検出部168によって検出された匂い情報また
は味情報に基づき主ゲームのパラメータを設定、変更、
修正する処理または主ゲームの展開内容を制御する処理
を行うようにしてもよい。
【0099】前記匂い(味)検出部168によって検出
された匂い情報または味情報に応じてゲームキャラクタ
を生成、変化または変身させる処理を行うようにしても
よい。
【0100】前記匂い(味)検出部168によって検出
された匂い情報または味情報に応じてゲームの難易度を
設定または変更する処理を行うようにしてもよい。
【0101】主ゲームのゲーム画像及びゲーム音声の少
なくとも一方について、前記匂い(味)検出部168に
よって検出された匂い情報または味情報に応じたゲーム
演出を施す処理を行うようにしてもよい。
【0102】ゲームキャラクタに対して、所与の匂いま
たは味に対する好き嫌い情報を設定し、当該好き嫌い情
報に基づいて、前記匂い(味)検出部168によって検
出された検出した匂いまたは味の好き嫌い度を演算し、
当該好き嫌い度に基づいてゲームキャラクタの行動パタ
ーンを決定する処理を行うようにしてもよい。
【0103】前記匂い(味)検出部168前記匂いセン
サーまたは味覚センサーによって検出された所定の匂い
または味の検出回数、検出頻度、検出時間の少なくとも
一つに応じて、当該匂いまたは味に対するキャラクタの
感情または嗜好を設定または変更する処理を行うように
してもよい。
【0104】画像生成部130は、座標変換、クリッピ
ング処理、透視変換、或いは光源計算などの種々のジオ
メトリ処理(3次元演算)や、ジオメトリ処理後のオブ
ジェクト(モデル)を、フレームバッファに描画する描
画処理を行う。
【0105】なお、本実施形態のゲームシステムは、1
人のプレーヤのみがプレイできるシングルプレーヤモー
ド専用のシステムにしてもよいし、このようなシングル
プレーヤモードのみならず、複数のプレーヤがプレイで
きるマルチプレーヤモードも備えるシステムにしてもよ
い。
【0106】また複数のプレーヤがプレイする場合に、
これらの複数のプレーヤに提供するゲーム画像やゲーム
音を、1つの端末を用いて生成してもよいし、ネットワ
ーク(伝送ライン、通信回線)などで接続された複数の
端末を用いて生成してもよい。
【0107】本実施の形態の特徴を図面を用いて説明す
る。
【0108】図2は、本実施の形態のゲームシステムの
構成の一例について説明するための図である。
【0109】本実施の形態のゲームシステムは、例えば
家庭用ゲーム装置等のゲーム装置本体210,匂いを検
出する臭気インターフェース220、ディスプレイ23
0によって実現される。
【0110】ゲーム装置本体210は、臭気インターフ
ェース220によって検出された匂い情報を受け取り、
受け取った匂い情報をゲーム上のデータとして使用して
ゲーム演算を行い、生成したゲーム画像をディスプレイ
230に出力する。
【0111】このようにすることにより、外部から検出
した匂いをゲームに反映させたゲームシステムを提供す
ることができる。
【0112】なお図2で臭気インターフェースの代わり
に味情報が検出可能な味覚インターフェースを使用する
ようにすると、ゲーム装置本体210が、味覚インター
フェース220によって検出された味情報を受け取り、
受け取った味情報をゲーム上のデータとして使用してゲ
ーム演算を行い、生成したゲーム画像をディスプレイ2
30に出力するように構成することができる。
【0113】このようにすることにより、外部から検出
した味をゲームに反映させたゲームシステムを提供する
ことができる。
【0114】図3は臭気インターフェースの構成につい
て説明するための断面図である。
【0115】臭気インターフェース220は、匂いセン
サー222を含み、吸入ファン224によって流入した
空気の匂いを匂いセンサー222で検出する。臭気イン
ターフェース220はゲーム装置本体のUSB端子等に
接続され、匂いセンサー222によって検出された匂い
情報は、前記USB端子等を介してゲーム装置本体に入
力される。
【0116】図4は、「匂い判定」自体を主目的とする
ゲームの一例について説明するための図である。
【0117】本実施の形態のゲームでは、画面上に判定
員250−1や、判定員の指示260が表示されるの
で、プレーヤは判定員の指示に従って、臭気インターフ
ェース(匂いセンサー)を用いて身体等の匂いを検出す
る。臭気インターフェース(匂いセンサー)によって検
出されたデータは数値(以下、「匂い値」という)とし
て表示される(270参照)。ここでは表示される匂い
値は、無臭の場合を0とし、臭気(アンモニアや窒素等
の悪臭の原因になる匂い要素)が強くなるほど負方向に
絶対値が増大するように構成されている。すなわち絶対
値が大きくなるほど「臭い」ことになる。
【0118】そして本実施の形態のゲームでは、検出さ
れた匂い情報を用いて、所与の基準に基づき匂いの判定
を行い、判定結果に応じたゲーム演出を施したゲーム画
像及びゲーム音声の少なくとも一方を生成する。
【0119】例えば検出された匂いが非常に臭い場合
(例えば匂い値の絶対値が所定基準以上である場合)、
判定員の画像が「非常に臭い時の表情」250−2に変
化するようにしてもよい。また判定員が例えば「オェ
ッ」等の臭さに耐えかねて発する声を出力するようにし
てもよい。
【0120】また例えば検出された匂いが臭い場合(例
えば匂い値の絶対値が所定範囲にある場合)、判定員の
画像が「臭い時の表情」250−3に変化するようにし
てもよい。また判定員が例えば「クッ」等の臭さにびっ
くりして発する声を出力するようにしてもよい。
【0121】また例えばほとんど匂いが検出されない場
合(例えば匂い値の絶対値が所定値以下である場合)、
判定員の画像が「いい匂いの時の表情」250−4に変
化するようにしてもよい。
【0122】また例えば検出された複数の匂い情報を用
いて優劣の判定を行い、勝敗を決定するようにしてもよ
い。例えば二人のプレーヤの足の匂いを検出し、より臭
い方を「勝ち」と判定するようにしてもよい。
【0123】なお、臭気インターフェース(匂いセンサ
ー)を用いて検出した匂いの代わりに味覚インターフェ
ース(味センサー)を用いて検出した味についての「味
判定」自体を主目的とするゲームを構成する場合でもよ
い。
【0124】例えば、ある料理の味についての味覚イン
ターフェース(味センサー)を用いて味情報を検出し、
「おいしい」とか「まずい」とかを判定するゲームを提
供することができる。
【0125】この場合、例えば判定対象となる料理につ
いてのおいしい味についての情報を予め記憶させてお
き、この記憶させている味情報と味覚インターフェース
(味センサー)を用いて検出した味情報とを比較して、
おいしい味とどれくらい乖離しているかに基づいて「味
判定」を行い、判定結果に応じたゲーム演出を施したゲ
ーム画像及びゲーム音声の少なくとも一方を生成する。
【0126】例えば検出された味が非常にまずい場合、
判定員の画像が「非常にまずい時の表情」に変化するよ
うにしてもよい。また判定員が例えば「オェッ」等のま
ずさに耐えかねて発する声を出力するようにしてもよ
い。
【0127】また例えば検出された味がまずい場合、判
定員の画像が「まずい時の表情」に変化するようにして
もよい。また判定員が例えば「マズッ」等のマズさにび
っくりして発する声を出力するようにしてもよい。
【0128】また例えば検出した味がおいしい味に非常
に近い場合、判定員の画像が「おいしい時の表情」に変
化するようにしてもよい。
【0129】また例えば検出された複数の味情報を用い
て優劣の判定を行い、勝敗を決定するようにしてもよ
い。例えば二人のプレーヤの作った料理の味を検出し、
よりおいしい味に近い方を「勝ち」と判定するようにし
てもよい。
【0130】図5は、「臭気判定」のランキング表示の
一例について説明するための図である。
【0131】本ゲームでは、臭気インターフェース(匂
いセンサー)によって検出されたプレーヤの足、頭、脇
の下、口の各においについて「臭気判定」を行い、判定
結果得られた合計点数を過去のプレーヤの合計点数と比
較して図5に示すようなランキング表示を行う。
【0132】なお例えば、各プレーヤが用意した所定の
飲食物について味覚インターフェース(味センサー)に
よって検出された味について「味判定」を行い、判定結
果得られた合計点数を過去のプレーヤの合計点数と比較
してランキング表示を行うようにしてもよい。
【0133】図6は、匂い値の時間的な遷移の出力例に
ついて表した図である。
【0134】例えばプレーヤの口臭を所定期間採取し、
280に示すような口臭の遷移グラフを出力することが
できる。これによりプレーヤは所定期間の間の口臭の変
化を把握することができる。
【0135】また口臭を減らす効果のあるサプリメント
等を服用している場合にはこのグラフ280により、効
き目をチェックすることができる。
【0136】そして匂い値の時間的な遷移に関連づけ
て、例えば290に示すようなアドバイス情報を生成し
て、出力するようにしてもよい。
【0137】なおプレーヤが料理(例えば毎朝作ったみ
そ汁等)の味を所定期間採取し、おいしい味との乖離の
遷移グラフを出力する用にしてもよい。これによりプレ
ーヤは料理の腕前の上達具合を把握することができる。
【0138】この場合には料理の上達具合に関するアド
バイスを出力するようにしてもよい。
【0139】このように匂いや味の時間的な遷移図等を
出力することにより日々のエチケットチェックや匂いや
味の改善度または進歩度をチェックすることができる。
【0140】また例えば「匂い判定」や「味判定」自体
がメインではなく、主ゲームの中でイベント的に使用さ
れ、その検査結果を主ゲームの内容に影響させる場合で
もよい。
【0141】図7は主ゲームにおいて行われる匂いに関
連したゲームイベントの一例について説明するための図
である。
【0142】例えば恋愛シミュレーションゲーム等のイ
ベントの一例として、主ゲームの流れの中で「臭気」を
チェックするようにしてもよい。主ゲームの途中で図7
の300に示すようなメッセージが出力される。プレー
ヤは臭気インターフェース(匂いセンサー)を服にあて
て匂いを検出させなければならない。この場合、匂いセ
ンサーから検出された匂いが所定の匂いであったり、
「いい匂い」であったりした場合にはプレーヤの持ち点
が増加したり、ゲームがプレーヤにとって有利な方向に
展開するようにしてもよい。
【0143】また匂いセンサーから検出された匂いが所
定の匂いであったり、「いやな匂い」であったりした場
合には、プレーヤの持ち点が減少したりゲームがプレー
ヤにとって不利な方向に展開するようにしてもよい。
【0144】同様にして味覚インターフェース(味セン
サー)を用いて、主ゲームにおいて味に関連したゲーム
イベントを提供する用にしてもよい。
【0145】このように主ゲームの進行中に、匂いまた
は味を採取するための指示をプレーヤに与え、指示に従
って前記匂いセンサーまたは味覚センサーによって検出
された匂い情報または味情報に基づき主ゲームのパラメ
ータを設定、変更、修正する処理または主ゲームの展開
内容を制御する処理を行うことで、「匂い判定」や「味
判定」を、主ゲームの中でイベント的に使用することが
できる。
【0146】図8は所定の匂いと同じ若しくは近い匂い
を有するものを探すタイプのゲームイベントの一例につ
いて説明するための図である。
【0147】例えば主ゲームの途中で310に示すよう
なメッセージが出力される。プレーヤは納豆を用意して
匂いセンサーに納豆の匂いを検出させなければならな
い。この場合、匂いセンサーで納豆の匂いが検出された
場合にはプレーヤの持ち点が増加したり、ゲームがプレ
ーヤにとって有利な方向に展開するようにしてもよい。
【0148】また納豆が用意できなかったり、匂いセン
サーで納豆以外の匂いが検出された場合には、プレーヤ
の持ち点が減少したりゲームがプレーヤにとって不利な
方向に展開するようにしてもよい。
【0149】同様にして匂いセンサーを用いて所定の味
と同じ若しくは近い味を有するものを探すタイプのゲー
ムイベントを提供するようにしてもよい。
【0150】また前記匂いセンサーによって検出された
匂い情報に応じてゲームキャラクタを生成、変更または
変身させるタイプのゲームシステムを提供することもで
きる。
【0151】図9は、匂いセンサーによって検出された
匂い情報に基づいて生成されたゲームキャラクタの一例
である。本実施の形態では、匂いセンサーによって検出
された匂い情報に基づいてキャラクタの種類や外見(画
像)や属性や性格やキャラクタに設定されたパラメータ
の値について、設定または変更を行うことができる。
【0152】例えばゲーム開始前に、臭気インターフェ
ース(匂いセンサー)を用いて様々な匂いを検出させ、
検出された匂い情報を用いてゲームに登場するキャラク
タを生成するようにしてもよい。
【0153】またゲーム途中で臭気インターフェース
(匂いセンサー)を用いて様々な匂いを検出させ、検出
された匂い情報を用いてゲームに登場するキャラクタの
外見(画像)や属性や性格やキャラクタに設定されたパ
ラメータの値を変更するようにしてもよい。
【0154】図10は、匂いセンサーによって検出され
た匂い情報に応じてゲームキャラクタを生成、変更また
は変身させる処理の一例について説明するためのフロー
チャート図である。
【0155】まず臭気インターフェースの匂いセンサー
から用意した物の匂いを検出させる(ステップS1
0)。
【0156】次に臭気インターフェースの匂いセンサー
が読みとった匂い情報を基に、所定法則に従って、発生
するキャラクタ(モンスター)の外見やパラメータの値
を決定する(ステップS20)。
【0157】次に決定された外見やパラメータを有する
キャラクタを生成してゲームに登場させる(ステップS
30)。
【0158】次に同様の方法で発生させた別キャラクタ
と対戦させ、優劣判定を行う(ステップS40)。その
際の優劣判定はキャラクタのパラメータ値を反映させ
る。
【0159】そして優劣判定結果に基づき、勝利or敗
北の演出を行う(ステップS50)。 次に本実施の形
態のペットロボットについて説明する。
【0160】図11は本実施の形態のペットロボットの
外観の一例を示した図である。
【0161】ペットロボット400は、匂いセンサーと
コンピュータを内蔵しており、外部の匂いを検出するこ
とができる。またペットロボット400は胴体410に
頭420、腕430,432,足440,442が関節
で接続され、内蔵コンピュータによって各関節の動作を
制御することにより、頭420、腕430,432,足
440,442を動作させることができる。
【0162】なおペットロボット400に、味覚センサ
ーを内蔵させ、外部の味を検出することができるように
してもよい。
【0163】図12(A)(B)(C)は匂いセンサー
によって検出された匂い値、ペットロボットの行動内
容、匂いに対する好き嫌い情報との関係について説明す
るための図である。
【0164】例えば匂いセンサーが検出した匂い値
(X)の値によって、匂いの程度を「非常にいい匂い」
「少しいい匂い」「少し臭い」「非常に臭い」の4段階
に分類する。ここで匂い値(X)が0≦X<a(ここで
a=25)の場合には「非常にいいにおい」に分類し、
a≦X<b(ここでa=25、b=50)の場合には
「少しいい匂い」に分類し、b≦X<c(ここでb=2
5、c=75)の場合には「少し臭い」に分類し、c≦
X≦100(c=75)の場合には「非常に臭い」に分
類する。
【0165】例えば図12(A)に示すような匂いセン
サーが検出した匂い値(X)とペットロボットの行動内
容との関係をアルゴリズム化してペットロボットの内蔵
コンピュータにペットロボットの行動内容を制御させる
ようにしてもよい。
【0166】また例えば図12(B)に示すように匂い
センサーが検出した匂い値(X)とペットロボットの所
与の匂いに対する好き嫌い情報との関係をアルゴリズム
化してもよいし、例えば図12(C)に示すようにペッ
トロボットの所与の匂いに対する好き嫌い情報と匂いセ
ンサーが検出した匂い値(X)とペットロボットの行動
内容とペットロボットの行動内容の関係をアルゴリズム
化して、ペットロボットの内蔵コンピュータにペットロ
ボットの行動内容を制御させるようにしてもよい。
【0167】このようにすることで、前記匂いセンサー
によって検出された匂い情報または味情報に基づいて玩
具の動作を制御することができる。
【0168】また前記匂いセンサーによって検出された
匂い情報に基づいてキャラクタの動作を制御することも
できる例えばキャラクタに対して、例えば図12(B)
に示すように所与の匂いまたは味に対する好き嫌い情報
を設定し、当該好き嫌い情報に基づいて、前記匂いセン
サーまたは味覚センサーによって検出された検出した匂
いまたは味の好き嫌い度を演算し、当該好き嫌い度に基
づいて例えば図12(C)に示すようにキャラクタの行
動パターンを決定するようにしてもよい。
【0169】同様にして、キャラクタやペットロボット
に対して味覚センサーによって検出された味値によって
ペットロボットの行動内容や味に対する好き嫌い情報を
制御するようにしてもよい。
【0170】図13は、匂いセンサーが検出した匂い値
(X)に応じてキャラクタ(ペットロボット)の行動内
容を制御する処理の流れについて説明するためのフロー
チャート図である。
【0171】まず、匂いセンサーによって検出された匂
い情報を匂い値(X)に設定する(ステップS11
0)。
【0172】そして匂いセンサーが検出した匂い値
(X)が0≦X<25の場合にはキャラクタ(ペットロ
ボット)が飛び跳ねてはしゃぐ動作を行うように制御し
(ステップS120,S130)、25≦X<50の場
合にはキャラクタ(ペットロボット)がさらに匂いを嗅
ぐ動作を行うように制御し(ステップS140,S15
0)、50≦X<75の場合にはキャラクタ(ペットロ
ボット)が首を横に振り匂いから離れようとする動作を
行うように制御し(ステップS160,S170)、7
5≦X≦100の場合にはキャラクタ(ペットロボッ
ト)の電源をシャットダウンさせる(ステップS18
0,S190)。
【0173】同様にして、味覚センサーが検出した味値
に応じてキャラクタ(ペットロボット)の行動内容を制
御する処理を行うようにしてもよい。
【0174】図14は、匂いセンサーが検出した匂い値
(X)に応じてキャラクタ(ペットロボット)の感情パ
ラメータを変更する処理の流れについて説明するための
フローチャート図である。
【0175】まず、匂いセンサーによって検出された匂
い情報を匂い値(X)に設定する(ステップS21
0)。
【0176】そして匂いセンサーが検出した匂い値
(X)が0≦X<25の場合にはキャラクタ(ペットロ
ボット)のユーザーに対する感情パラメータ(Y)を大
幅に増加させるように制御し(ステップS220,S2
30)、25≦X<50の場合にはキャラクタ(ペット
ロボット)のユーザーに対する感情パラメータ(Y)を
増加させるように制御し(ステップS240,S25
0)、50≦X<75の場合にはキャラクタ(ペットロ
ボット)のユーザーに対する感情パラメータ(Y)を現
象させるように制御し(ステップS260,S27
0)、75≦X≦100の場合にはキャラクタ(ペット
ロボット)のユーザーに対する感情パラメータ(Y)を
大幅に減少させるように制御する(ステップS280,
S290)。
【0177】なおこの感情パラメータをゲーム上の値と
して様々な処理に用いることで、匂いセンサーが検出し
た匂い値(X)をゲームに反映させることができる。
【0178】同様にして味覚センサーが検出した匂い値
に応じてキャラクタ(ペットロボット)の感情パラメー
タを変更する処理を行うようにしてもよい。
【0179】図15は、匂いセンサーが検出した匂い値
(X)の頻度に応じてキャラクタ(ペットロボット)の
匂いに対する嗜好の変化を制御する処理の流れについて
説明するためのフローチャート図である。
【0180】まず、匂いセンサーによって検出された匂
い情報を匂い値(X)に設定する(ステップS31
0)。
【0181】匂い値(X)が0≦X<aの場合には変数
n1をインクリメントする(ステップS320,S33
0)。ここでn1は匂い値(X)が0≦X<aの場合の
検出件数をカウントする変数である。なおaの値は例え
ば初期値を25とすることができるが、しきい値の変更
によって変動する。
【0182】匂い値(X)がa≦X<bの場合には変数
n2をインクリメントする(ステップS340,S35
0)。ここでn2は匂い値(X)がa≦X<bの場合の
検出件数をカウントする変数である。なおaの値は例え
ば初期値を25、bの値は初期値を50とすることがで
きるが、しきい値の変更によって変動する。
【0183】匂い値(X)がb≦X<cの場合には変数
n3をインクリメントする(ステップS360,S37
0)。ここでn3は匂い値(X)がb≦X<cの場合の
検出件数をカウントする変数である。なおbの値は例え
ば初期値を50、cの値は初期値を75とすることがで
きるが、しきい値の変更によって変動する。
【0184】匂い値(X)がc≦X≦100の場合には
変数n4をインクリメントする(ステップS380,S
390)。ここでn4は匂い値(X)がc≦X≦100
の場合の検出件数をカウントする変数である。なおcの
値は初期値を75とすることができるが、しきい値の変
更によって変動する。
【0185】そしてn1が100以上であればしきい値
変更1を行い、n1=0にする(ステップS400,S
410)。ここでしきい値変更1とは例えばa=a−5
にする等である。このようにすると「非常にいい匂い」
の範囲を狭くすることができるので、いい匂いを嗅ぎす
ぎるとなれてくる様子を実現することができる。
【0186】またn2が100以上であればしきい値変
更2を行い、n2=0にする(ステップS420,S4
30)。ここでしきい値変更2とは例えば、b=b−5
にする等である。このようにすると「いい匂い」の範囲
を狭くすることができるので、いい匂いを嗅ぎすぎると
なれてくる様子を実現することができる。
【0187】またn3が100以上であればしきい値変
更3を行い、n3=0にする(ステップS440,S4
50)。ここでしきい値変更3とは例えば、b=b+5
にする等である。このようにすると「臭い匂い」の範囲
を狭くすることができるので、臭い匂いを嗅ぎすぎると
なれてくる様子を実現することができる。
【0188】またn4が100以上であればしきい値変
更4を行い、n4=0にする(ステップS460,S4
70)。ここでしきい値変更4とは例えば、c=c+5
にする等である。このようにすると「臭い匂い」の範囲
を狭くすることができるので、臭い匂いを嗅ぎすぎると
なれてくる様子を実現することができる。
【0189】このようにすることで匂いセンサーによっ
て検出された所定の匂いの検出回数や検出頻度や検出時
間等に応じてキャラクタ(ペットロボット)の感情また
は嗜好の変化を実現することができる。
【0190】なお上記例では、よく嗅ぐ匂いにはなれ
て、それがいい匂いであればいい匂いと感じなくなり、
臭い匂いであれば臭いと感じなくなるような学習効果を
実現するためのしきい値の変更例について説明したがこ
れに限れない。
【0191】例えばよく嗅ぐにおいに対して好感を抱く
ようになるような学習効果を実現するように好きな匂い
と嫌いな匂いの範囲設定を同じにおいの検出回数や検出
回数によって変化させる場合でもよい。
【0192】同様にして味覚センサーが検出した味値の
頻度に応じてキャラクタ(ペットロボット)の味に対す
る嗜好の変化を制御するようにしてもよい。
【0193】図16は本実施の形態の情報提供システム
について説明するための図である。
【0194】本実施の形態の情報提供システム500
は、匂いセンサー532を有する携帯情報機器530に
対して情報を提供する情報提供システムであり、情報提
供システムのサーバ装置600との携帯情報機器530
を含み、これらがインターネット等のネットワーク51
0を介して接続されている。
【0195】なお同図において少なくとも情報提供シス
テムのサーバ装置600を含めばよく、それ以外につい
ては任意の構成要素とすることができる。
【0196】情報提供システムのサーバ装置600と携
帯情報機器530は、例えばプロバイダと呼ばれる通信
取引業者のネットワークを介してインターネット510
に接続されている。
【0197】なお情報提供システムのサーバ装置600
と各ユーザーの携帯情報機器530間の伝送路は、無線
の伝送路520を含んでいてもよいし、有線の伝送路5
30で接続されていてもよい。
【0198】情報提供システムのサーバ装置600は、
インターネット回線等に接続されてデータの送受信を行
う通信装置610、ワークステーション等のホストコン
ピュータ620、場所情報632等を記憶したデータベ
ース630含む。またWEBサーバ等としての機能も備
えており、インターネット上で携帯電話用のワールド・
ワイド・ウェブ(WWW)に対応したホームページを開
設しているようにしてもよい。
【0199】なお通信装置610は、モデム、ターミナ
ルアダプタ、あるいはルーター等によって構成され、電
話回線、ISDN回線、あるいは専用線等の通信回線を
介して、他のサーバ装置や携帯情報機器530等と間で
データの送受信を行う。
【0200】携帯情報機器530は、例えばユーザーが
所有する携帯電話やPDAやカーナビゲーション等の情
報通信端末である。
【0201】本情報提供システムは、携帯情報機器53
0の現在位置を検出する機能と、携帯情報機器530が
有する匂いセンサー530によって検出された匂い情報
に関連した場所情報を抽出する機能と、検出された現在
位置と抽出された場所情報の位置関係に基づいて、携帯
情報機器に提供するための場所情報を決定する機能と、
決定された場所情報を対応する携帯情報機器530に提
供する機能とを有している。
【0202】例えばデータベース630の場所情報63
2にはコンビニやドラッグストア等の各種商店やレスト
ランに関する場所情報が記憶されている。ここで携帯情
報機器530を用いて口臭チェックを行って、匂いセン
サー532が例えばアルコールや口臭を検出した場合に
はこの情報が情報処理システムのサーバ装置600に送
信される。
【0203】情報処理システムのサーバ装置600は、
送信元の携帯情報機器530の現在位置情報を検出す
る。そしてデータベース630の場所情報632から、
アルコールや口臭を消すための薬品やガム等を購入でき
るコンビニやドラッグストアの場所情報を検出し、検出
された携帯情報機器530の現在位置からもっとも近い
または行きやすい場所にあるコンビニやドラッグストア
を決定し、決定されたコンビニやドラッグストアの場所
情報を携帯情報機器430に提供する処理を行う。
【0204】同様にして、味覚センサーを有する携帯情
報機器530に対して情報を提供する情報提供システム
を構成する用にしてもよい。
【0205】すなわち携帯情報機器530の現在位置を
検出する機能と、携帯情報機器530が有する味覚セン
サー530によって検出された味情報に関連した場所情
報を抽出する機能と、検出された現在位置と抽出された
場所情報の位置関係に基づいて、携帯情報機器に提供す
るための場所情報を決定する機能と、決定された場所情
報を対応する携帯情報機器530に提供するようにして
もよい。
【0206】また匂いセンサーまたは味覚センサーを有
する情報機器に対して広告情報を提供する情報提供シス
テムを構成することもできる。
【0207】この場合例えば図16において携帯情報機
器の代わりに通常の情報機器を用いて、当該情報機器に
広告情報を提供する形態で実現することも可能である。
【0208】例えば情報機器の匂いセンサーまたは味覚
センサーによって検出された匂い情報または味情報をネ
ットワークを介して情報提供システムのサーバ装置に送
信し、情報提供システムのサーバ装置が匂い情報または
味情報に関連した広告情報を抽出し、抽出された広告情
報を対応する携帯情報機器に提供する形式でもよい。
【0209】また匂いセンサーまたは味覚センサーを有
する情報機器がスタンドアロンで情報提供システムを構
成する場合でもよい。
【0210】なお本発明は、上記実施形態で説明したも
のに限らず、種々の変形実施が可能である。
【0211】例えば、本発明のうち従属請求項に係る発
明においては、従属先の請求項の構成要件の一部を省略
する構成とすることもできる。また、本発明の1の独立
請求項に係る発明の要部を、他の独立請求項に従属させ
ることもできる。
【0212】本実施の形態では匂いセンサーまたは味覚
センサーによって検出された匂い情報または味情報に基
づいてアドバイス情報を出力させる場合を例にとり説明
したがこれに限られない。例えば前記匂いセンサーまた
は味覚センサーによって検出された匂い情報または味情
報に基づいて占い情報を生成して出力する場合でもよ
い。
【0213】また本実施の形態では匂いセンサーまたは
味覚センサーによって検出された匂い情報または味情報
に基づいて感情パラメータを変化させる場合を例にとり
説明したがこれに限られない。例えば他のパラメータを
変化させる場合でもよいし、ゲームの難易度を設定また
は変更する場合でもよい。
【0214】また本発明は、業務用ゲームシステム、家
庭用ゲームシステム、多数のプレーヤが参加する大型ア
トラクションシステム、シミュレータ、マルチメディア
端末、ゲーム画像を生成するシステムボード等の種々の
ゲームシステムに適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態のゲームシステムのブロック図の例
である。
【図2】本実施の形態のゲームシステムの構成の一例に
ついて説明するための図である。
【図3】臭気インターフェースの構成について説明する
ための断面図である。
【図4】「匂い判定」自体を主目的とするゲームの一例
について説明するための図である。
【図5】「臭気判定」のランキング表示の一例について
説明するための図である。
【図6】匂い値の時間的な遷移の出力例について表した
図である。
【図7】主ゲームにおいて行われる匂いに関連したゲー
ムイベントの一例について説明するための図である。
【図8】所定の匂いと同じ若しくは近い匂いを有するも
のを探すタイプのゲームイベントの一例について説明す
るための図である。
【図9】匂いセンサーによって検出された匂い情報に基
づいて生成されたゲームキャラクタの一例である。
【図10】匂いセンサーによって検出された匂い情報に
応じてゲームキャラクタを生成、変更または変身させる
処理の一例について説明するためのフローチャート図で
ある。
【図11】本実施の形態のペットロボットの外観の一例
を示した図である。
【図12】図12(A)(B)(C)は匂いセンサーに
よって検出された匂い値、ペットロボットの行動内容、
匂いに対する好き嫌い情報との関係について説明するた
めの図である。
【図13】匂いセンサーが検出した匂い値(X)に応じ
てキャラクタ(ペットロボット)の行動内容を制御する
処理の流れについて説明するためのフローチャート図で
ある。
【図14】匂いセンサーが検出した匂い値(X)に応じ
てキャラクタ(ペットロボット)の感情パラメータを変
更する処理の流れについて説明するためのフローチャー
ト図である。
【図15】匂いセンサーが検出した匂い値(X)の頻度
に応じてキャラクタ(ペットロボット)の匂いに対する
嗜好の変化を制御する処理の流れについて説明するため
のフローチャート図である。
【図16】本実施の形態の情報提供システムについて説
明するための図である。
【符号の説明】
100 処理部 110 ゲーム処理部 112 匂い(味)情報処理部 130 画像生成部 132 ジオメトリ処理部 140 描画部 150 音生成部 160 操作部 168 匂い(味)検出部 170 記憶部 180 情報記憶媒体 190 表示部 192 音出力部 194 セーブ用情報記憶装置 196 通信部

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 匂いセンサーから得られた匂い情報をゲ
    ーム上のデータとして使用して生成したゲーム画像及び
    ゲーム音声の少なくとも一方を出力するゲームシステム
    であって、 プレーヤに対し匂いセンサーによる判定対象物の匂いの
    検出を指示するメッセージを出力する手段と、 前記匂いセンサーによって検出された匂い情報を受け取
    る手段と、 前記メッセージに対応して、前記匂いセンサーから検出
    された匂い情報にもとづき、匂いの善し悪しの少なくと
    も一方に関する匂いの成分情報を求める手段と、 求めた前記匂いの成分情報と、予め設定された匂いの善
    し悪しに関する所定の基準を用いて、匂いの善し悪しの
    少なくとも一方判定を行う手段と、 ゲームキャラクタの表情及び音声の少なくとも一方を、
    匂いの善し悪しの少なくとも一方の判定結果に対応付け
    て設定されている匂いの善し悪しの少なくとも一方を表
    現するための表情及び音声に変化させる手段と、 前記ゲームキャラクタが表示されたゲーム画像及び前記
    ゲームキャラクタの音声の少なくとも一方を生成するゲ
    ーム画像/音声生成手段と、を含むことを特徴とするゲ
    ームシステム。
  2. 【請求項2】 匂いセンサーから得られた匂い情報をゲ
    ーム上のデータとして使用してプレーヤの勝敗を決定す
    るゲームシステムであって、 プレーヤに対し匂いセンサーによる判定対象物の匂いの
    検出を指示するメッセージを出力する手段と、 前記匂いセンサーによって検出された複数の匂い情報を
    受け取る手段と、 前記メッセージに対応して、前記匂いセンサーから検出
    された複数の匂い情報にもとづき、匂いの善し悪しの少
    なくとも一方に関する複数の匂いの成分情報を求める手
    段と、 予め設定された匂いの善し悪しに関する所定の基準を用
    いて前記複数の匂いの成分情報について比較し、どちら
    の匂いがより臭いか又はどちらの匂いがよりよいかの判
    定を行う手段と、 判定結果に基づき前記匂いセンサーによって検出された
    複数の匂いについての勝敗を決定する手段と、を含むこ
    とを特徴とするゲームシステム。
  3. 【請求項3】 匂いセンサーから得られた匂い情報をゲ
    ーム上のデータとして使用してゲーム演算を行うゲーム
    システムであって、 プレーヤに対し匂いセンサーによる判定対象物の匂いの
    検出を指示するメッセージを出力する手段と、 前記匂いセンサーによって検出された匂い情報を受け取
    る手段と、 判定対象物から検出された匂い情報と予め設定された匂
    い情報を用いて、同じ匂いであるか否かの判定を行う手
    段と、 同じ匂いであると判定された場合には、プレーヤの持ち
    点を増加させる処理又はゲームをプレーヤにとって有利
    な方向に展開させる処理を行う手段と、を含むことを特
    徴とするゲームシステム。
  4. 【請求項4】 味覚センサーから得られた味情報をゲー
    ム上のデータとして使用して生成したゲーム画像及びゲ
    ーム音声の少なくとも一方を出力するゲームシステムで
    あって、 プレーヤに対し味覚センサーによる判定対象物の味の検
    出を指示するメッセージを出力する手段と、 前記味覚センサーによって検出された味情報を受け取る
    手段と、 前記メッセージに対応して、前記味センサーから検出さ
    れた味情報にもとづき、味の善し悪しの少なくとも一方
    に関する味の成分情報を求める手段と、 求めた前記味の成分情報と、予め設定された味の善し悪
    しに関する所定の基準を用いて、味の善し悪しの少なく
    とも一方判定を行う手段と、 ゲームキャラクタの表情及び音声の少なくとも一方を、
    味の善し悪しの少なくとも一方の判定結果に対応付けて
    設定されている味の善し悪しの少なくとも一方を表現す
    るための表情及び音声に変化させる手段と、 前記ゲームキャラクタが表示されたゲーム画像及び前記
    ゲームキャラクタの音声の少なくとも一方を生成するゲ
    ーム画像/音声生成手段と、 を含むことを特徴とするゲームシステム。
  5. 【請求項5】 味覚センサーから得られた味情報をゲー
    ム上のデータとして使用してプレーヤの勝敗を決定する
    ゲームシステムであって、 プレーヤに対し味覚センサーによる判定対象物の味の検
    出を指示するメッセージを出力する手段と、 前記味覚センサーによって検出された複数の味情報を受
    け取る手段と、 前記メッセージに対応して、前記味覚センサーから検出
    された複数の味情報にもとづき、味の善し悪しに関する
    複数の味の成分情報を求める手段と、 予め設定された味の善し悪しの少なくとも一方に関する
    所定の基準を用いて前記複数の味の成分情報について比
    較し、どちらの味がよりよいか又はどちらの匂いがより
    悪いかの判定を行う手段と、 判定結果に基づき前記味覚センサーによって検出された
    複数の味についての勝敗を決定する手段と、を含むこと
    を特徴とするゲームシステム。
  6. 【請求項6】 味覚センサーから得られた味覚情報をゲ
    ーム上のデータとして使用してゲーム演算を行うゲーム
    システムであって、 プレーヤに対し味覚センサーによる判定対象物の匂いの
    検出を指示するメッセージを出力する手段と、 前記味覚センサーによって検出された味情報を受け取る
    手段と、 判定対象物から検出された味情報と予め設定された味情
    報を用いて、同じ味であるか否かの判定を行う手段と、 同じ味であると判定された場合には、プレーヤの持ち点
    を増加させる処理又はゲームをプレーヤにとって有利な
    方向に展開させる処理を行う手段と、を含むことを特徴
    とするゲームシステム。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかにおいて、 前記匂いセンサーまたは味覚センサーによって検出され
    た複数の匂い情報または味情報を所与の基準に基づき比
    較してランク付けを行い、ランク付けの結果に基づきラ
    ンキング表示を行うことを特徴とするゲームシステム。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれかにおいて、 前記匂いセンサーまたは味覚センサーによって検出され
    た匂い情報または味情報をその検出日時に関連づけて保
    持し、匂い情報または味情報の時間的な遷移を出力する
    ことを特徴とするゲームシステム。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれかにおいて、 前記匂いセンサーまたは味覚センサーによって検出され
    た匂い情報または味情報に応じてゲームキャラクタを生
    成、変化または変身させることを特徴とするゲームシス
    テム。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9のいずれかにおいて、 前記匂いセンサーまたは味覚センサーによって検出され
    た匂い情報または味情報に応じてゲームの難易度を設定
    または変更することを特徴とするゲームシステム。
  11. 【請求項11】 請求項1〜10のいずれかにおいて、 ゲームキャラクタに対して、所与の匂いまたは味に対す
    る好き嫌い情報を設定し、当該好き嫌い情報に基づい
    て、前記匂いセンサーまたは味覚センサーによって検出
    された検出した匂いまたは味の好き嫌い度を演算し、当
    該好き嫌い度に基づいてゲームキャラクタの行動パター
    ンを決定することを特徴とするゲームシステム。
  12. 【請求項12】 請求項1〜11のいずれかにおいて、 前記匂いセンサーまたは味覚センサーによって検出され
    た所定の匂いまたは味の検出回数、検出頻度、検出時間
    の少なくとも一つに応じて、当該匂いまたは味に対する
    キャラクタの感情または嗜好を設定または変更すること
    を特徴とするゲームシステム。
  13. 【請求項13】 匂いセンサーから得られた匂い情報を
    ゲーム上のデータとして使用して生成したゲーム画像及
    びゲーム音声の少なくとも一方を出力するゲームシステ
    ムを制御するためのコンピュータが読みとり可能なプロ
    グラムであって、 プレーヤに対し匂いセンサーによる判定対象物の匂いの
    検出を指示するメッセージを出力する手段と、 前記匂いセンサーによって検出された匂い情報を受け取
    る手段と、 前記メッセージに対応して、前記匂いセンサーから検出
    された匂い情報にもとづき、匂いの善し悪しの少なくと
    も一方に関する匂いの成分情報を求める手段と、 求めた前記匂いの成分情報と、予め設定された匂いの善
    し悪しに関する所定の基準を用いて、匂いの善し悪しの
    少なくとも一方判定を行う手段と、 ゲームキャラクタの表情及び音声の少なくとも一方を、
    匂いの善し悪しの少なくとも一方の判定結果に対応付け
    て設定されている匂いの善し悪しの少なくとも一方を表
    現するための表情及び音声に変化させる手段と、 前記ゲームキャラクタが表示されたゲーム画像及び前記
    ゲームキャラクタの音声の少なくとも一方を生成するゲ
    ーム画像/音声生成手段と、してコンピュータを機能さ
    せるためのプログラム。
  14. 【請求項14】 匂いセンサーから得られた匂い情報を
    ゲーム上のデータとして使用してプレーヤの勝敗を決定
    するゲームシステムを制御するためのコンピュータが読
    みとり可能なプログラムであって、 プレーヤに対し匂いセンサーによる判定対象物の匂いの
    検出を指示するメッセージを出力する手段と、 前記匂いセンサーによって検出された複数の匂い情報を
    受け取る手段と、 前記メッセージに対応して、前記匂いセンサーから検出
    された複数の匂い情報にもとづき、匂いの善し悪しの少
    なくとも一方に関する複数の匂いの成分情報を求める手
    段と、 予め設定された匂いの善し悪しに関する所定の基準を用
    いて前記複数の匂いの成分情報について比較し、どちら
    の匂いがより臭いか又はどちらの匂いがよりよいかの判
    定を行う手段と、 判定結果に基づき前記匂いセンサーによって検出された
    複数の匂いについての勝敗を決定する手段と、してコン
    ピュータを機能させるためのプログラム。
  15. 【請求項15】 匂いセンサーから得られた匂い情報を
    ゲーム上のデータとして使用してゲーム演算を行うゲー
    ムシステムを制御するためのコンピュータが読みとり可
    能なプログラムであって、 プレーヤに対し匂いセンサーによる判定対象物の匂いの
    検出を指示するメッセージを出力する手段と、 前記匂いセンサーによって検出された匂い情報を受け取
    る手段と、 判定対象物から検出された匂い情報と予め設定された匂
    い情報を用いて、同じ匂いであるか否かの判定を行う手
    段と、 同じ匂いであると判定された場合には、プレーヤの持ち
    点を増加させる処理又はゲームをプレーヤにとって有利
    な方向に展開させる処理を行う手段と、してコンピュー
    タを機能させるためのプログラム。
  16. 【請求項16】 味覚センサーから得られた味情報をゲ
    ーム上のデータとして使用して生成したゲーム画像及び
    ゲーム音声の少なくとも一方を出力するゲームシステム
    を制御するためのコンピュータが読みとり可能なプログ
    ラムであって、 プレーヤに対し味覚センサーによる判定対象物の味の検
    出を指示するメッセージを出力する手段と、 前記味覚センサーによって検出された味情報を受け取る
    手段と、 前記メッセージに対応して、前記味センサーから検出さ
    れた味情報にもとづき、味の善し悪しの少なくとも一方
    に関する味の成分情報を求める手段と、 求めた前記味の成分情報と、予め設定された味の善し悪
    しに関する所定の基準を用いて、味の善し悪しの少なく
    とも一方判定を行う手段と、 ゲームキャラクタの表情及び音声の少なくとも一方を、
    味の善し悪しの少なくとも一方の判定結果に対応付けて
    設定されている味の善し悪しの少なくとも一方を表現す
    るための表情及び音声に変化させる手段と、 前記ゲームキャラクタが表示されたゲーム画像及び前記
    ゲームキャラクタの音声の少なくとも一方を生成するゲ
    ーム画像/音声生成手段と、してコンピュータを機能さ
    せるためのプログラム。
  17. 【請求項17】 味覚センサーから得られた味情報をゲ
    ーム上のデータとして使用してプレーヤの勝敗を決定す
    るゲームシステムを制御するためのコンピュータが読み
    とり可能なプログラムであって、 プレーヤに対し味覚センサーによる判定対象物の味の検
    出を指示するメッセージを出力する手段と、 前記味覚センサーによって検出された複数の味情報を受
    け取る手段と、 前記メッセージに対応して、前記味覚センサーから検出
    された複数の味情報にもとづき、味の善し悪しに関する
    複数の味の成分情報を求める手段と、 予め設定された味の善し悪しの少なくとも一方に関する
    所定の基準を用いて前記複数の味の成分情報について比
    較し、どちらの味がよりよいか又はどちらの匂いがより
    悪いかの判定を行う手段と、 判定結果に基づき前記味覚センサーによって検出された
    複数の味についての勝敗を決定する手段と、 してコンピュータを機能させるためのプログラム。
  18. 【請求項18】 味覚センサーから得られた味覚情報を
    ゲーム上のデータとして使用してゲーム演算を行うゲー
    ムシステムを制御するためのコンピュータが読みとり可
    能なプログラムであって、 プレーヤに対し味覚センサーによる判定対象物の匂いの
    検出を指示するメッセージを出力する手段と、 前記味覚センサーによって検出された味情報を受け取る
    手段と、 判定対象物から検出された味情報と予め設定された味情
    報を用いて、同じ味であるか否かの判定を行う手段と、 同じ味であると判定された場合には、プレーヤの持ち点
    を増加させる処理又はゲームをプレーヤにとって有利な
    方向に展開させる処理を行う手段と、してコンピュータ
    を機能させるためのプログラム。
  19. 【請求項19】 請求項13〜18のいずれかにおい
    て、 前記匂いセンサーまたは味覚センサーによって検出され
    た複数の匂い情報または味情報を所与の基準に基づき比
    較してランク付けを行い、ランク付けの結果に基づきラ
    ンキング表示を行うことを特徴とするプログラム。
  20. 【請求項20】 請求項13〜19のいずれかにおい
    て、 前記匂いセンサーまたは味覚センサーによって検出され
    た匂い情報または味情報をその検出日時に関連づけて保
    持し、匂い情報または味情報の時間的な遷移を出力する
    ことを特徴とするプログラム。
  21. 【請求項21】 請求項13〜20のいずれかにおい
    て、 前記匂いセンサーまたは味覚センサーによって検出され
    た匂い情報または味情報に応じてゲームキャラクタを生
    成、変化または変身させることを特徴とするプログラ
    ム。
  22. 【請求項22】 請求項13〜21のいずれかにおい
    て、 前記匂いセンサーまたは味覚センサーによって検出され
    た匂い情報または味情報に応じてゲームの難易度を設定
    または変更することを特徴とするプログラム。
  23. 【請求項23】 請求項13〜22のいずれかにおい
    て、 ゲームキャラクタに対して、所与の匂いまたは味に対す
    る好き嫌い情報を設定し、当該好き嫌い情報に基づい
    て、前記匂いセンサーまたは味覚センサーによって検出
    された検出した匂いまたは味の好き嫌い度を演算し、当
    該好き嫌い度に基づいてゲームキャラクタの行動パター
    ンを決定することを特徴とするプログラム。
  24. 【請求項24】 請求項13〜23のいずれかにおい
    て、 前記匂いセンサーまたは味覚センサーによって検出され
    た所定の匂いまたは味の検出回数、検出頻度、検出時間
    の少なくとも一つに応じて、当該匂いまたは味に対する
    キャラクタの感情または嗜好を設定または変更すること
    を特徴とするプログラム。
  25. 【請求項25】 コンピュータにより読みとり可能な情
    報記憶媒体であって、請求項13乃至24のいずれかに
    記載のプログラムを記憶することを特徴とする情報記憶
    媒体。
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