JP3598624B2 - 交流発電機 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両等に採用するに適した交流発電機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、車両用交流発電機においては、そのハウジングを構成するフレームの多くが、E/G組み付け剛性の確保及び磁束の漏洩防止の観点からアルミニウムのダイキャスト製品でもって形成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このような交流発電機では、大がかりなダイキャスト製造設備が必要であり製造工程数も多く、また、製造過程での発熱やアルミ粉発生のため作業環境が悪い。このように、設備費、多工程数、作業環境改善費がフレームの製造コストに多大な悪影響を与えていた。
【0004】
これに対しては、実公昭62−19067号公報にて示されているように、駆動プーリ側に位置する第1フレームを、薄肉鋼板によりプレス成形したフレーム本体とこのフレーム本体を補強するためのリブ状補強体とにより構成することで、上述の悪影響を解消することも考えられる。ここで、リブ状補強体は、フレーム本体に固着されて、反プーリ側の第2フレームと共にハウジングを構成するものである。
【0005】
しかし、このような構成では、第1フレームが、上述のごとく、フレーム本体及びリブ状補強体の二部材からなる。このため、部品点数が多く構成が複雑となり、製造コストが却って上昇するという不具合がある。
また、上記公報の構成では、ロータ部で形成される磁束の第1フレームへの漏洩を防止するため、第1フレームのベアリングボックスとこのベアリングボックス内に収容されるベアリングとの間に非磁性材料からなるベアリングホルダを介装している。このため、より一層部品点数の増加を招いている。
【0006】
そこで、本発明は、以上のようなことに対処するため、金属板のプレス成形形状に工夫を加えることにより、簡単な構成にて高い剛性を有し、かつ、磁束の漏洩を少なくするように形成した第1フレームを採用してなる交流発電機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1乃至5に記載の発明によれば、第1フレームには、複数の放射方向リブが皿状壁から筒状周壁に回り込むように形成されているので、補強部材を特別に設けることなく、第1フレームの剛性が高く維持され、部品点数の軽減が図れる。また、このため、第1フレームを薄肉構造とすることができる。また、プーリが第1フレームのベアリングボックスを外包するように回転軸の第1フレーム側端面に固設されているので、プーリの山中心から取り付けステーまでの軸方向取り付け寸法をコンパクトにできるため、ベルト駆動によりプーリに作用するテンションモーメント力を低減でき、上述した第1フレームの高剛性でもって、十分に吸収し得る。また、第1フレーム側のベアリング中心とプーリ山中心との軸方向寸法も短くできるため、ベルトテンションによりベアリングに加わるモーメント荷重を低減できる。
【0008】
従って、請求項2に記載の発明のように金属板を磁性金属板としても、磁束の漏洩に影響を与える第1フレームの断面積を大幅に小さくすることができ、第1フレームへの磁束の漏洩を有効に防止し得る。その結果、交流発電機としての出力を適正に確保できる。
この場合、第1フレームには、冷却風の吸入口及び吐出口が形成されているので、第1フレームの磁束漏洩に影響を与える断面積をより一層小さくすることができ、その結果、上記磁束の漏洩をより一層減少できる。
【0009】
また、上述のように第1フレームを薄肉構造にし得るので、当該第1フレームへの磁束の漏洩を防止するための非磁性材料からなるベアリングホルダを廃止して、第1フレームのベアリングボックス内にベアリングを直接収容して、上記ベアリングホルダを廃止することができる。その結果、この種交流発電機の部品点数の軽減により一層役立つ。
【0010】
また、請求項3に記載の発明のように複数の放射方向リブが第1フレームの皿状壁からベアリングボックスの周壁に延在して形成されていれば、第1フレームの剛性がより一層高く維持され得る。
また、請求項4に記載の発明のように複数の周方向リブがその近傍の放射方向リブと連結して第1フレームに形成されていれば、回転軸に垂直な方向のストレス(例えば、ベルトテンションストレス)が第1フレームに作用しても、このストレスに対し、第1フレームは、放射方向リブと周方向リブの相乗作用に基づき高剛性を発揮して十分に耐え得る。
【0011】
また、請求項5に記載の発明のように第1フレームの板厚がステータの内径×3×10-2以下の値であれば、第1フレームが十分に薄肉構造となるので、上述した第1フレームへの磁束の漏洩を有効に防止し得る。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を図1乃至図5に基づいて説明する。
図1は、車両用交流発電機に本発明が適用された例を示している。
この交流発電機は、第1フレーム10及び第2フレーム20を同軸的に組み合わせてなるハウジングHと、このハウジングH内に同軸的に組み付けた円筒状ステータ30及びランデル型ロータ40とにより構成されている。
【0014】
第1フレーム10は、図1乃至図3にて示すごとく、ベアリングボックス11と、円筒状周壁12と、ベアリングボックス11から後述するロータ部40bの第1フレーム側端面に沿い円筒状周壁12まで延出する皿状壁13とを有するとともに2つの取り付けステー10aを有し、単一の鉄板をプレス成形することにより形成されている。
【0015】
皿状壁13の半径方向中央部には、4対の冷却風吸入口13a、13bが、図2にて示すごとく、対毎に、等角度間隔にて形成されており、互いに隣り合う各両一対の吸入口13a、13bの間には、4対の吸入口13c、13dが、対毎に、皿状壁13の半径方向内周縁部にて、等角度間隔に形成されている。
皿状壁13の半径方向外周縁部には、4組の冷却風吐出口13e乃至13hが、組毎に、互いに隣り合う各両一対の吸入口13a、13bの間にて、各一対の吸入口13c、13dに対応して、等角度間隔に形成されている。
【0016】
また、皿状壁13には、4組の放射方向リブ13i、13j、13k、13l、13mが、組毎に、図2にて二点鎖線により示すごとく、等角度間隔にて形成されており、放射方向リブ13iは、吸入口13bとこれに隣接する吸入口13c及び吐出口13eとの間を通り、皿状壁13の内周縁部から周壁12に回り込むように形成されている。一方、リブ13iとは他側に位置する放射方向リブ13mは、吸入口13aとこれに隣接する吸入口13d及び吐出口13hとの間を通り、皿状壁13の内周縁部から周壁12に回り込むように形成されている。
【0017】
中央に位置する放射方向リブ13kは、吸入口13c及び吐出口13fと吸入口13d及び吐出口13gとの間を通り、皿状壁13の内周縁部から周壁12に回り込むように形成されている(図1及び図3参照)。
放射方向リブ13jは、吸入口13cの半径方向外周部から両吐出口13e、13fの間を通り周壁12に回り込むように形成されており、一方、放射方向リブ13lは、吸入口13dの外周部から両吐出口13g、13hの間を通り周壁12に回り込むように形成されている。
【0018】
また、皿状壁13には、4個の放射方向リブ13nが、図2にて二点鎖線により示すごとく、それぞれ、皿状壁13の内周部から各一対の吸入口13a、13bの間を通り外周部にかけてY字状に延出し周壁12に回り込むように形成されている。
皿状壁13の半径方向中央部には、4個の周方向リブ13pが、図2にて二点鎖線により示すごとく、それぞれ、両吸入口13c、13dと4個の吐出口13e乃至13hとの間を通り、等角度間隔にて形成されており、これら各周方向リブ13qは、その各周方向端部にて、両放射方向リブ13i、13mの各放射方向中間部位に連結されている。
【0019】
皿状壁13の内周縁部には、4個の周方向リブ13qが、それぞれ、互いに隣り合う各両一対の吸入口13c、13dの間にて形成されており、これら各周方向リブ13qは、その各周方向端部にて、各両放射方向リブ13m、13iの各放射方向内端部にそれぞれ連結されている。
皿状壁13の外周縁部には、4個の周方向リブ13rが、図2にて図示二点鎖線により示すごとく、互いに隣り合う各両組の吐出口13e乃至13hの間にそれぞれ形成されており、これら各周方向リブ13rは、その各周方向端部にて、各両放射方向リブ13m、13iの各放射方向中間部位にそれぞれ連結されている。本実施の形態では、上述した各放射方向リブ及び各周方向リブは、第1フレーム10の外側(プーリ側)に突出するようにプレス成形されている。なお、これら各放射方向リブ及び各周方向リブは、フレーム10の内側(反プーリ側)に突出するようにプレス成形してもよい。また、図2にて、各符号13sはバーリングねじを示す。
【0020】
この交流発電機は、円筒状周壁12より半径方向外側に一体的に延設される各ステー10aを介して、当該車両のエンジンに搭載されている。なお、各ステー10aは、円筒状周壁12とは別体で形成され、周壁12に取り付けられてもよい。
ステータ30は、そのコア31の外周面31aにて、第1フレーム10の円筒状周壁12内に同軸的に嵌合固定されており、ステータ30の外周面31aの図1にて図示右端部には、第2フレーム20が、その開口部にて同軸的に嵌合されている。なお、第1フレーム10の各バーリングねじ13sに対応して形成した第2フレーム20の各貫通穴部(図示しない)よりボルト21を通してそれぞれ挿通し第1フレーム10のバーリングねじ13sへ締着することにより、両フレーム10、20が互いに組み付けられている。
【0021】
ロータ40は、回転軸40aと、ロータ部40bとにより構成されており、回転軸40aは、第2フレーム側端部41にて、第2フレーム側ベアリング50を介し、第2フレーム20のベアリングボックス22内に回転自在に軸支されている。また、この回転軸40aは、その第1フレーム側端部42にて、第1フレーム側ベアリング60を介し、第1フレーム10のベアリングボックス11内に回転自在に軸支されている。なお、第1フレーム側ベアリング60は、ベアリングボックス11内に同軸的に収納されている。また、図4にて、各符号23は第2フレーム20の冷却風吸入口を示す。
【0022】
この回転軸40aの第1フレーム側端部42には、断面略コ字状のプーリ70が、ベアリングボックス11を外周から包み込むように、同軸的に軸支されており、このプーリ70は、その壁部71にて、第1フレーム側端部42の雄ねじ部に締着したナット43により、ベアリング60のインナーレースとの間に挟持されている。また、プーリ70は、当該車両のエンジンの出力軸に高分子材料からなるベルトにより連結されている。
【0023】
ロータ部40bは、そのコア43の軸穴部43aにて、回転軸40aの中間部位に圧入によりローレット嵌合されており、このロータ部40bは、ステータ30内に同軸的に嵌装されている。なお、ロータ部40bのコア43及びコイル44はステータ30と共に磁気回路を形成する。
また、本実施の形態では、コア43→ベアリング60→第1フレーム→コア31という経路の磁束の漏洩を許容限度内に抑制するため、第1フレーム10の板厚tと、漏洩磁束率Rとの関係につき、ステータ30のコア31の内径(以下、内径Dという)を変えて種々検討を加えたところ、図5にて示すような特性曲線Qが得られた。ここで、ロータ部で発生する主磁束に対し、漏洩磁束率Rは、(漏洩磁束/主磁束)×100%により表される。
【0024】
しかして、図5の特性曲線Qにより、板厚tがD×3×10−2のとき漏洩磁束率Rが許容値R0 になることが分かった。ここで、板厚t=D×3×10−2は、第1フレーム10の各放射方向リブ及び各周方向リブとの関係で第1フレーム10を十分に薄くできる値である。本実施の形態では、第1フレーム10の板厚は、例えば、1.6mmとした。なお、許容値R0 は、交流発電機としての適正な出力を維持できる漏洩磁束率Rの上限値に相当する。
【0025】
このように構成した本実施の形態においては、第1フレーム10が、単一の鉄板により構成されているので、構成が簡単となる。従って、交流発電機の製造コスト低減に役立つ。
また、ステータ30のコア31の外周面31aが第1フレーム10の円筒状周壁12内に同軸的に嵌合固定されているので、第1フレーム10の円筒状周壁12の機械的強度がコア31に本来備わっている剛性まで高められる。
【0026】
また、第1フレーム10には、複数の放射方向リブが軸対称的に皿状壁13から周壁12に回り込むように形成されているので、第1フレーム10の剛性が高く維持される。このため、回転軸に平行な振動ストレスが加わっても、この振動ストレスに対し第1フレーム10が十分な機械的強度を発揮できる。
この場合、プーリ70が、第1フレーム10のベアリングボックス11を外方から包み込むように、回転軸40aの第1フレーム側端面に固設されているので、プーリ70の山中心72から取り付けステー10aまでの軸方向取り付け寸法Lをコンパクトにできる。このため、べルト駆動によりプーリ70に作用するテンションモーメント力を低減できる。また、第1フレーム10側ベアリング60の中心61とプーリ山中心72との軸方向寸法lも短くできるため、ベルトテンションよりベアリング60に加わるモーメント荷重を小さくできる。
【0027】
また、第1フレーム10には、周方向リブがその近傍の放射方向リブと連結して軸対称的に形成されている。このため、回転軸40aに垂直な振動ストレスが第1フレーム10に加わったり、ベルトによりプーリ70に加わるテンション力が回転軸40aに対し垂直なストレスとして作用しても、これらのストレスに対し、第1フレーム10が、放射方向リブと周方向リブの相乗作用に基づき十分な剛性を確保できる。
【0028】
また、上述のごとく、第1フレーム10には、複数の放射方向リブが皿状壁13から周壁12に回り込むように形成されているので、第1フレーム10が、単一の鉄板でも、高剛性を確保できる。このため、第1フレーム10を薄肉構造とすることができる。
従って、かかる薄肉構造のため、磁束の漏洩に影響を与える第1フレーム10の断面積を大幅に小さくすることができ、上述した漏洩磁束率Rを許容値R0 以下にし得る。その結果、車両用交流発電機としての出力を適正に確保できる。
【0029】
この場合、第1フレーム10には、複数の冷却風吸入口及び吐出口が形成されているので、第1フレーム10の磁束漏洩に影響する断面積をより一層小さくすることができ、その結果、漏洩磁束率Rをより一層小さくできる。
このため、第1フレーム10への磁束の漏洩を防止するための非磁性材料からなるベアリングホルダを廃止して、第1フレーム10のベアリングボックス11内にベアリング60を直接収容して、上記ベアリングホルダを廃止することができる。その結果、この種交流発電機の部品点数の軽減により一層役立つ。
【0030】
以上述べたように、第1フレームに必要とされる高剛性を有しかつ磁束漏洩の少ない第1フレーム10を、単一の鉄板のプレス成形品でもって簡単な構成にて安価に提供することができる。
なお、上記実施の形態においては、放射方向リブが第1フレーム10の皿状壁13から周壁12にかけて形成されている例について説明したが、これに加えて、複数の放射方向リブを、皿状壁13からベアリングボックス11にかけて回り込むように形成して実施してもよい。
【0031】
また、本発明の実施にあたっては、車両用交流発電機に限ることなく、各種産業用交流発電機に本発明を適用して実施してもよい。また、ランデル型交流発電機に限ることなく、例えば突極型交流発電機に本発明を適用して実施してもよい。
また、上記実施の形態では、第1フレーム10を単一の鉄板によりプレス成形するようにしたが、これに限らず、第1フレーム10を単一の磁性金属板によりプレス成形するようにしてもよく、また、第1フレーム10を単一の金属板によりプレス成形するようにしてもよい。
【0032】
また、上記実施の形態では、第1フレーム10の各吐出口を皿状壁13に形成した例について説明したが、これに代えて、各吐出口を第1フレーム10の筒状周壁12に形成してもよい。
また、本発明の実施にあたっては、上記実施の形態にて述べた放射方向リブや周方向リブの数は適宜変更して実施してもよく、また、放射方向リブや周方向リブは、必要に応じて部分的に廃止して実施してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両用交流発電機の一実施の形態を示す断面図である。
【図2】図1の交流発電機を駆動プーリ側から見た側面図である。
【図3】図1の第1フレームの拡大半断面図である。
【図4】図1の交流発電機を反駆動プーリ側から見た側面図である。
【図5】漏洩磁束/主磁束と第1フレームの板厚との関係をステータの内径Dをパラメータとして表したグラフである。
【符号の説明】
H・・・ハウジング、10・・・第1フレーム、
10a・・・取り付けステー、11・・・ベアリングボックス、
12・・・筒状周壁、13・・・皿状壁、
13a乃至13d・・・冷却風吸入口、13e乃至13h・・・冷却風吐出口、
13i乃至13n・・・放射方向リブ、13p乃至13r・・・周方向リブ、
20・・・第2フレーム、30・・・ステータ、31・・・ステータコア、
31a・・・外周面、40・・・ロータ、40a・・・回転軸、
40b・・・ロータ部、42・・・回転軸第1フレーム側端部、
43・・・ポールコア、44・・・ロータコイル、60・・・ベアリング、
61・・・ベアリング中心、70・・・プーリ、72・・・プーリ山中心。
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両等に採用するに適した交流発電機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、車両用交流発電機においては、そのハウジングを構成するフレームの多くが、E/G組み付け剛性の確保及び磁束の漏洩防止の観点からアルミニウムのダイキャスト製品でもって形成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このような交流発電機では、大がかりなダイキャスト製造設備が必要であり製造工程数も多く、また、製造過程での発熱やアルミ粉発生のため作業環境が悪い。このように、設備費、多工程数、作業環境改善費がフレームの製造コストに多大な悪影響を与えていた。
【0004】
これに対しては、実公昭62−19067号公報にて示されているように、駆動プーリ側に位置する第1フレームを、薄肉鋼板によりプレス成形したフレーム本体とこのフレーム本体を補強するためのリブ状補強体とにより構成することで、上述の悪影響を解消することも考えられる。ここで、リブ状補強体は、フレーム本体に固着されて、反プーリ側の第2フレームと共にハウジングを構成するものである。
【0005】
しかし、このような構成では、第1フレームが、上述のごとく、フレーム本体及びリブ状補強体の二部材からなる。このため、部品点数が多く構成が複雑となり、製造コストが却って上昇するという不具合がある。
また、上記公報の構成では、ロータ部で形成される磁束の第1フレームへの漏洩を防止するため、第1フレームのベアリングボックスとこのベアリングボックス内に収容されるベアリングとの間に非磁性材料からなるベアリングホルダを介装している。このため、より一層部品点数の増加を招いている。
【0006】
そこで、本発明は、以上のようなことに対処するため、金属板のプレス成形形状に工夫を加えることにより、簡単な構成にて高い剛性を有し、かつ、磁束の漏洩を少なくするように形成した第1フレームを採用してなる交流発電機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1乃至5に記載の発明によれば、第1フレームには、複数の放射方向リブが皿状壁から筒状周壁に回り込むように形成されているので、補強部材を特別に設けることなく、第1フレームの剛性が高く維持され、部品点数の軽減が図れる。また、このため、第1フレームを薄肉構造とすることができる。また、プーリが第1フレームのベアリングボックスを外包するように回転軸の第1フレーム側端面に固設されているので、プーリの山中心から取り付けステーまでの軸方向取り付け寸法をコンパクトにできるため、ベルト駆動によりプーリに作用するテンションモーメント力を低減でき、上述した第1フレームの高剛性でもって、十分に吸収し得る。また、第1フレーム側のベアリング中心とプーリ山中心との軸方向寸法も短くできるため、ベルトテンションによりベアリングに加わるモーメント荷重を低減できる。
【0008】
従って、請求項2に記載の発明のように金属板を磁性金属板としても、磁束の漏洩に影響を与える第1フレームの断面積を大幅に小さくすることができ、第1フレームへの磁束の漏洩を有効に防止し得る。その結果、交流発電機としての出力を適正に確保できる。
この場合、第1フレームには、冷却風の吸入口及び吐出口が形成されているので、第1フレームの磁束漏洩に影響を与える断面積をより一層小さくすることができ、その結果、上記磁束の漏洩をより一層減少できる。
【0009】
また、上述のように第1フレームを薄肉構造にし得るので、当該第1フレームへの磁束の漏洩を防止するための非磁性材料からなるベアリングホルダを廃止して、第1フレームのベアリングボックス内にベアリングを直接収容して、上記ベアリングホルダを廃止することができる。その結果、この種交流発電機の部品点数の軽減により一層役立つ。
【0010】
また、請求項3に記載の発明のように複数の放射方向リブが第1フレームの皿状壁からベアリングボックスの周壁に延在して形成されていれば、第1フレームの剛性がより一層高く維持され得る。
また、請求項4に記載の発明のように複数の周方向リブがその近傍の放射方向リブと連結して第1フレームに形成されていれば、回転軸に垂直な方向のストレス(例えば、ベルトテンションストレス)が第1フレームに作用しても、このストレスに対し、第1フレームは、放射方向リブと周方向リブの相乗作用に基づき高剛性を発揮して十分に耐え得る。
【0011】
また、請求項5に記載の発明のように第1フレームの板厚がステータの内径×3×10-2以下の値であれば、第1フレームが十分に薄肉構造となるので、上述した第1フレームへの磁束の漏洩を有効に防止し得る。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を図1乃至図5に基づいて説明する。
図1は、車両用交流発電機に本発明が適用された例を示している。
この交流発電機は、第1フレーム10及び第2フレーム20を同軸的に組み合わせてなるハウジングHと、このハウジングH内に同軸的に組み付けた円筒状ステータ30及びランデル型ロータ40とにより構成されている。
【0014】
第1フレーム10は、図1乃至図3にて示すごとく、ベアリングボックス11と、円筒状周壁12と、ベアリングボックス11から後述するロータ部40bの第1フレーム側端面に沿い円筒状周壁12まで延出する皿状壁13とを有するとともに2つの取り付けステー10aを有し、単一の鉄板をプレス成形することにより形成されている。
【0015】
皿状壁13の半径方向中央部には、4対の冷却風吸入口13a、13bが、図2にて示すごとく、対毎に、等角度間隔にて形成されており、互いに隣り合う各両一対の吸入口13a、13bの間には、4対の吸入口13c、13dが、対毎に、皿状壁13の半径方向内周縁部にて、等角度間隔に形成されている。
皿状壁13の半径方向外周縁部には、4組の冷却風吐出口13e乃至13hが、組毎に、互いに隣り合う各両一対の吸入口13a、13bの間にて、各一対の吸入口13c、13dに対応して、等角度間隔に形成されている。
【0016】
また、皿状壁13には、4組の放射方向リブ13i、13j、13k、13l、13mが、組毎に、図2にて二点鎖線により示すごとく、等角度間隔にて形成されており、放射方向リブ13iは、吸入口13bとこれに隣接する吸入口13c及び吐出口13eとの間を通り、皿状壁13の内周縁部から周壁12に回り込むように形成されている。一方、リブ13iとは他側に位置する放射方向リブ13mは、吸入口13aとこれに隣接する吸入口13d及び吐出口13hとの間を通り、皿状壁13の内周縁部から周壁12に回り込むように形成されている。
【0017】
中央に位置する放射方向リブ13kは、吸入口13c及び吐出口13fと吸入口13d及び吐出口13gとの間を通り、皿状壁13の内周縁部から周壁12に回り込むように形成されている(図1及び図3参照)。
放射方向リブ13jは、吸入口13cの半径方向外周部から両吐出口13e、13fの間を通り周壁12に回り込むように形成されており、一方、放射方向リブ13lは、吸入口13dの外周部から両吐出口13g、13hの間を通り周壁12に回り込むように形成されている。
【0018】
また、皿状壁13には、4個の放射方向リブ13nが、図2にて二点鎖線により示すごとく、それぞれ、皿状壁13の内周部から各一対の吸入口13a、13bの間を通り外周部にかけてY字状に延出し周壁12に回り込むように形成されている。
皿状壁13の半径方向中央部には、4個の周方向リブ13pが、図2にて二点鎖線により示すごとく、それぞれ、両吸入口13c、13dと4個の吐出口13e乃至13hとの間を通り、等角度間隔にて形成されており、これら各周方向リブ13qは、その各周方向端部にて、両放射方向リブ13i、13mの各放射方向中間部位に連結されている。
【0019】
皿状壁13の内周縁部には、4個の周方向リブ13qが、それぞれ、互いに隣り合う各両一対の吸入口13c、13dの間にて形成されており、これら各周方向リブ13qは、その各周方向端部にて、各両放射方向リブ13m、13iの各放射方向内端部にそれぞれ連結されている。
皿状壁13の外周縁部には、4個の周方向リブ13rが、図2にて図示二点鎖線により示すごとく、互いに隣り合う各両組の吐出口13e乃至13hの間にそれぞれ形成されており、これら各周方向リブ13rは、その各周方向端部にて、各両放射方向リブ13m、13iの各放射方向中間部位にそれぞれ連結されている。本実施の形態では、上述した各放射方向リブ及び各周方向リブは、第1フレーム10の外側(プーリ側)に突出するようにプレス成形されている。なお、これら各放射方向リブ及び各周方向リブは、フレーム10の内側(反プーリ側)に突出するようにプレス成形してもよい。また、図2にて、各符号13sはバーリングねじを示す。
【0020】
この交流発電機は、円筒状周壁12より半径方向外側に一体的に延設される各ステー10aを介して、当該車両のエンジンに搭載されている。なお、各ステー10aは、円筒状周壁12とは別体で形成され、周壁12に取り付けられてもよい。
ステータ30は、そのコア31の外周面31aにて、第1フレーム10の円筒状周壁12内に同軸的に嵌合固定されており、ステータ30の外周面31aの図1にて図示右端部には、第2フレーム20が、その開口部にて同軸的に嵌合されている。なお、第1フレーム10の各バーリングねじ13sに対応して形成した第2フレーム20の各貫通穴部(図示しない)よりボルト21を通してそれぞれ挿通し第1フレーム10のバーリングねじ13sへ締着することにより、両フレーム10、20が互いに組み付けられている。
【0021】
ロータ40は、回転軸40aと、ロータ部40bとにより構成されており、回転軸40aは、第2フレーム側端部41にて、第2フレーム側ベアリング50を介し、第2フレーム20のベアリングボックス22内に回転自在に軸支されている。また、この回転軸40aは、その第1フレーム側端部42にて、第1フレーム側ベアリング60を介し、第1フレーム10のベアリングボックス11内に回転自在に軸支されている。なお、第1フレーム側ベアリング60は、ベアリングボックス11内に同軸的に収納されている。また、図4にて、各符号23は第2フレーム20の冷却風吸入口を示す。
【0022】
この回転軸40aの第1フレーム側端部42には、断面略コ字状のプーリ70が、ベアリングボックス11を外周から包み込むように、同軸的に軸支されており、このプーリ70は、その壁部71にて、第1フレーム側端部42の雄ねじ部に締着したナット43により、ベアリング60のインナーレースとの間に挟持されている。また、プーリ70は、当該車両のエンジンの出力軸に高分子材料からなるベルトにより連結されている。
【0023】
ロータ部40bは、そのコア43の軸穴部43aにて、回転軸40aの中間部位に圧入によりローレット嵌合されており、このロータ部40bは、ステータ30内に同軸的に嵌装されている。なお、ロータ部40bのコア43及びコイル44はステータ30と共に磁気回路を形成する。
また、本実施の形態では、コア43→ベアリング60→第1フレーム→コア31という経路の磁束の漏洩を許容限度内に抑制するため、第1フレーム10の板厚tと、漏洩磁束率Rとの関係につき、ステータ30のコア31の内径(以下、内径Dという)を変えて種々検討を加えたところ、図5にて示すような特性曲線Qが得られた。ここで、ロータ部で発生する主磁束に対し、漏洩磁束率Rは、(漏洩磁束/主磁束)×100%により表される。
【0024】
しかして、図5の特性曲線Qにより、板厚tがD×3×10−2のとき漏洩磁束率Rが許容値R0 になることが分かった。ここで、板厚t=D×3×10−2は、第1フレーム10の各放射方向リブ及び各周方向リブとの関係で第1フレーム10を十分に薄くできる値である。本実施の形態では、第1フレーム10の板厚は、例えば、1.6mmとした。なお、許容値R0 は、交流発電機としての適正な出力を維持できる漏洩磁束率Rの上限値に相当する。
【0025】
このように構成した本実施の形態においては、第1フレーム10が、単一の鉄板により構成されているので、構成が簡単となる。従って、交流発電機の製造コスト低減に役立つ。
また、ステータ30のコア31の外周面31aが第1フレーム10の円筒状周壁12内に同軸的に嵌合固定されているので、第1フレーム10の円筒状周壁12の機械的強度がコア31に本来備わっている剛性まで高められる。
【0026】
また、第1フレーム10には、複数の放射方向リブが軸対称的に皿状壁13から周壁12に回り込むように形成されているので、第1フレーム10の剛性が高く維持される。このため、回転軸に平行な振動ストレスが加わっても、この振動ストレスに対し第1フレーム10が十分な機械的強度を発揮できる。
この場合、プーリ70が、第1フレーム10のベアリングボックス11を外方から包み込むように、回転軸40aの第1フレーム側端面に固設されているので、プーリ70の山中心72から取り付けステー10aまでの軸方向取り付け寸法Lをコンパクトにできる。このため、べルト駆動によりプーリ70に作用するテンションモーメント力を低減できる。また、第1フレーム10側ベアリング60の中心61とプーリ山中心72との軸方向寸法lも短くできるため、ベルトテンションよりベアリング60に加わるモーメント荷重を小さくできる。
【0027】
また、第1フレーム10には、周方向リブがその近傍の放射方向リブと連結して軸対称的に形成されている。このため、回転軸40aに垂直な振動ストレスが第1フレーム10に加わったり、ベルトによりプーリ70に加わるテンション力が回転軸40aに対し垂直なストレスとして作用しても、これらのストレスに対し、第1フレーム10が、放射方向リブと周方向リブの相乗作用に基づき十分な剛性を確保できる。
【0028】
また、上述のごとく、第1フレーム10には、複数の放射方向リブが皿状壁13から周壁12に回り込むように形成されているので、第1フレーム10が、単一の鉄板でも、高剛性を確保できる。このため、第1フレーム10を薄肉構造とすることができる。
従って、かかる薄肉構造のため、磁束の漏洩に影響を与える第1フレーム10の断面積を大幅に小さくすることができ、上述した漏洩磁束率Rを許容値R0 以下にし得る。その結果、車両用交流発電機としての出力を適正に確保できる。
【0029】
この場合、第1フレーム10には、複数の冷却風吸入口及び吐出口が形成されているので、第1フレーム10の磁束漏洩に影響する断面積をより一層小さくすることができ、その結果、漏洩磁束率Rをより一層小さくできる。
このため、第1フレーム10への磁束の漏洩を防止するための非磁性材料からなるベアリングホルダを廃止して、第1フレーム10のベアリングボックス11内にベアリング60を直接収容して、上記ベアリングホルダを廃止することができる。その結果、この種交流発電機の部品点数の軽減により一層役立つ。
【0030】
以上述べたように、第1フレームに必要とされる高剛性を有しかつ磁束漏洩の少ない第1フレーム10を、単一の鉄板のプレス成形品でもって簡単な構成にて安価に提供することができる。
なお、上記実施の形態においては、放射方向リブが第1フレーム10の皿状壁13から周壁12にかけて形成されている例について説明したが、これに加えて、複数の放射方向リブを、皿状壁13からベアリングボックス11にかけて回り込むように形成して実施してもよい。
【0031】
また、本発明の実施にあたっては、車両用交流発電機に限ることなく、各種産業用交流発電機に本発明を適用して実施してもよい。また、ランデル型交流発電機に限ることなく、例えば突極型交流発電機に本発明を適用して実施してもよい。
また、上記実施の形態では、第1フレーム10を単一の鉄板によりプレス成形するようにしたが、これに限らず、第1フレーム10を単一の磁性金属板によりプレス成形するようにしてもよく、また、第1フレーム10を単一の金属板によりプレス成形するようにしてもよい。
【0032】
また、上記実施の形態では、第1フレーム10の各吐出口を皿状壁13に形成した例について説明したが、これに代えて、各吐出口を第1フレーム10の筒状周壁12に形成してもよい。
また、本発明の実施にあたっては、上記実施の形態にて述べた放射方向リブや周方向リブの数は適宜変更して実施してもよく、また、放射方向リブや周方向リブは、必要に応じて部分的に廃止して実施してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両用交流発電機の一実施の形態を示す断面図である。
【図2】図1の交流発電機を駆動プーリ側から見た側面図である。
【図3】図1の第1フレームの拡大半断面図である。
【図4】図1の交流発電機を反駆動プーリ側から見た側面図である。
【図5】漏洩磁束/主磁束と第1フレームの板厚との関係をステータの内径Dをパラメータとして表したグラフである。
【符号の説明】
H・・・ハウジング、10・・・第1フレーム、
10a・・・取り付けステー、11・・・ベアリングボックス、
12・・・筒状周壁、13・・・皿状壁、
13a乃至13d・・・冷却風吸入口、13e乃至13h・・・冷却風吐出口、
13i乃至13n・・・放射方向リブ、13p乃至13r・・・周方向リブ、
20・・・第2フレーム、30・・・ステータ、31・・・ステータコア、
31a・・・外周面、40・・・ロータ、40a・・・回転軸、
40b・・・ロータ部、42・・・回転軸第1フレーム側端部、
43・・・ポールコア、44・・・ロータコイル、60・・・ベアリング、
61・・・ベアリング中心、70・・・プーリ、72・・・プーリ山中心。
Claims (5)
- 互いに組み付けられてハウジング(H)を構成する第1のフレーム(10)及び第2のフレーム(20)と、
前記ハウジング内に同軸的に組み付けられたステータ(30)と、
前記両フレームにより回転自在に軸支された回転軸(40a)とこの回転軸と一体に回転するよう固設され、前記ステータ内に嵌装してなるロータ(40)とを備え、
前記第1フレームが、前記ステータの外周部(31a)を収容する筒状周壁(12)と、前記回転軸を軸支するベアリング(60)を収容するベアリングボックス(11)と、このベアリングボックスから前記ロータの第1フレーム側端面に沿うように前記筒状周壁まで延出された皿状壁(13)とを有し、この皿状壁に冷却風吸入口(13a乃至13d)を形成するとともに当該皿状壁及び前記筒状周壁の少なくとも一方に冷却風吐出口(13e乃至13h)を形成してなり、
前記第1フレームがプレス成形された単一の金属板により形成されており、
当該第1フレームには、前記皿状壁から前記筒状周壁に放射状に回り込む形状にて複数の放射方向リブ(13i乃至13n)が形成されている交流発電機であって、
前記第1フレームが、該第1フレームに一体もしくは別体で取り付けられた取り付けステー(10a)を介してエンジンに搭載され、
前記ロータがランデル型ロータであり、
また、前記第1フレームのベアリングボックスを外包するよう、前記回転軸に固設され、前記エンジンの動力をベルトを介し前記回転軸に伝達する断面略コ字状のプーリ(70)を備えてなる交流発電機。 - 前記金属板が磁性金属板であることを特徴とする請求項1に記載の交流発電機。
- 前記複数の放射方向リブが前記皿状壁から前記ベアリングボックスの周壁に延在して形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の交流発電機。
- 前記第1フレームのプレス成形時に、その皿状壁に周方向に沿い形成されて前記複数の放射方向リブのうちの近傍の放射方向リブと少なくとも一箇所にて連結する複数の周方向リブ(13p乃至13r)が前記第1フレームに形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一つに記載の交流発電機。
- 前記第1フレームの板厚が、前記ステータの内径×3×10-2以下の値であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一つに記載の交流発電機。
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