JP3598071B2 - コンクリートブロックの設置方法及び設置器具 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明はコンクリートブロックの設置方法及び設置器具に関し、特にボックスカルバート等のプレキャストコンクリートブロックの据付け及び水平移動に関わるコンクリートブロックの設置方法及び設置器具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図12は特開2000−273938号公報に開示されているコンクリートブロックの設置方法の概略図であり、図13は図12のXIII−XIIIラインの断面図であり、図14は図13の“Y”部分の拡大図である。
【0003】
これらの図を参照して、プレキャストコンクリートブロックの1つである中央が空洞のボックスカルバート61a〜ボックスカルバート61cが順次基礎コンクリート19上に連結された状態に設置されている。ワイヤ18にて係止されて釣上げられたボックスカルバート61dは、上方からボックスカルバート61cの近くに吊り下ろされる。そして水平方向の矢印に示す方向に引寄せられて、ボックスカルバート61a〜ボックスカルバート61cのように連結状態に移動する。
【0004】
この水平移動時における基礎コンクリート19との摩擦抵抗を低減するために、ボックスカルバート61の下部は特殊形状を有している。すなわち、図14に示されているように、ボックスカルバート61の下面には、下方に突出る突起部62が形成され、突起部62の表面には鋼板63が取り付けられている。一方、基礎コンクリート19にはI型鋼よりなるガイドレール65が埋め込まれ、その上方面に複数の鋼球66が配置されている。
【0005】
このようにボックスカルバート61及び基礎コンクリート19を形成した状態で、突起部62がガイドレール65上に位置するようにボックスカルバート61を基礎コンクリート19上に設置する。この状態でボックスカルバート61を水平方向に移動させると、鋼球66のベアリング効果によって、水平方向への移動に対する抵抗が軽減され、スムーズにボックスカルバート61同士を連結させることができる。
【0006】
通常ボックスカルバート61は連結状態に引寄せられた後、これらの相互のシールを確保するために更に相互に引寄せる締め固め作業がなされ、これらは一体化することになる。その後ボックスカルバート61の下部と基礎コンクリート19の上面との間に流動性の生コンクリートを流し込むことによって、ボックスカルバート61を基礎コンクリート19に固定する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来のコンクリートブロックの設置方法であれば、上述のようにボックスカルバート61の下部に突起部62を設けるなどしてボックスカルバート61を特殊形状に仕上げる必要がある。そのため通常のボックスカルバート61に比べてコスト的に不利なものとなる。
【0008】
又、鋼球66を配置するためにガイドレール65を基礎コンクリート19に埋め込む必要があるためその作業に手間が掛かり、結果としてコストも増大する。
【0009】
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、一般形状のコンクリートブロックにも適用でき、スムーズな水平移動を可能とするコンクリートブロックの設置方法及び設置器具を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1記載の発明は、コンクリートブロックの設置方法であって、基礎コンクリートの所定位置に、水平部材と水平部材の両端又はその近傍から垂直方向に立ち上がる第1垂直部材及び第2垂直部材とからなるガイドレールを水平部材が基礎コンクリートに接するように設置する工程と、ガイドレールの水平部材上に複数の硬球をほぼ全面に配置する工程と、硬球の上に平面板状の平板を設置する工程と、平板の上にコンクリートブロックを載置し、ほぼ水平方向に移動させる工程とを備え、第1垂直部材の水平部材の上面からの高さは、硬球の直径より大きく形成され、第2垂直部材の水平部材の上面からの高さは、硬球の直径より小さく形成されたものである。
【0011】
このように構成すると、コンクリートブロックは硬球を介した状態で基礎コンクリート上に載置される。また、第1垂直部材は少なくともコンクリートブロックの下面に位置する平板の移動時のガイドとなる。更に、平板に対する第2垂直部材側への幅方向の大きさの制限が緩和される。
【0012】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の構成に加えて、第1垂直部材の水平部材の上面からの高さは、硬球の直径に平板の厚さを加えた寸法より大きく形成されるものである。
【0013】
このように構成すると、第1垂直部材はコンクリートブロックの移動時のガイドとなる。
【0014】
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明の構成において、コンクリートブロックはプレキャストコンクリートブロックであり、移動されたコンクリートブロックの下部と基礎コンクリートの上面との間にコンクリート又はモルタルを流し込む工程を更に備えたものである。
【0015】
このように構成すると、コンクリートブロックの移動に寄与したガイドレール、平板及び硬球は、流し込まれたコンクリート又はモルタルによって被覆される。
【0016】
請求項4記載の発明は、コンクリートブロックの設置に用いられる設置器具であって、水平部材と水平部材の両端又はその近傍から垂直方向に立ち上がる第1垂直部材及び第2垂直部材とからなるガイドレールと、ガイドレールの水平部上のほぼ全面に配置し得る複数の硬球と、配置されたときの硬球の上に配置され、水平部材と対向するように位置し得る平板とを備え、第1垂直部材の水平部材の上面からの高さは、硬球の直径より大きく設定され、第2垂直部材の水平部材の上面からの高さは、硬球の直径より小さく設定されたものである。
【0017】
このように構成すると、配置された状態でのガイドレール及び平板は各々に対してその面上での移動に対する抵抗が軽減する。また、第1垂直部材は少なくともコンクリートブロックの下面に位置する平板の移動時のガイドとなる。更に、平板に対する第2垂直部材側への幅方向の大きさの制限が緩和される。
【0018】
請求項5記載の発明は、請求項4記載の発明の構成において、ガイドレール及び平板は、鋼鉄製よりなり、硬球は球体又は鋼球よりなるものである。
【0019】
このように構成すると、ガイドレールに対する平板の移動がスムーズになる。
【0020】
請求項6記載の発明は、請求項4記載の発明の構成において、第1垂直部材の水平部材の上面からの高さは、硬球の直径に平板の厚さを加えた寸法より大きく設定されるものである。
【0021】
このように構成すると、第1垂直部材はコンクリートブロックの移動時のガイドとなる。
【0028】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1記載の発明は、コンクリートブロックは硬球を介して基礎コンクリート上に載置されるので、コンクリートブロックは特殊形状を要求されることなく、その水平方向への移動に対する抵抗が軽減する。また、第1垂直部材は少なくともコンクリートブロックの下面に位置する平板の移動時のガイドとなるため、コンクリートブロックの移動が振れることなく安定した状態で可能となるため使い勝手が良い。更に、平板に対する第2垂直部材側への幅方向の大きさの制限が緩和されるため、平板をコンクリートブロック下面形状に合わせて適切に配置することができる。
【0029】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の効果に加えて、ガイドレールの第1垂直部材はコンクリートブロックの移動時のガイドとなるため、安定したコンクリートブロックの移動が実現する。
【0030】
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明の効果に加えて、コンクリートブロックの移動に寄与したガイドレール等が流し込まれたコンクリート等によって被覆されるので、これらを取除く必要がなく安定した状態での設置固定が完了する。
【0031】
請求項4記載の発明は、ガイドレール及び平板の各々に対してその面上での移動に対する抵抗が軽減するので、設置すべきコンクリートブロックと基礎コンクリートとの間にそのまま設置するだけでコンクリートブロックの水平方向への移動が容易となる。また、第1垂直部材は少なくともコンクリートブロックの下面に位置する平板の移動時のガイドとなるため、コンクリートブロックの移動が振れることなく安定した状態で可能となるため使い勝手が良い。更に、平板に対する第2垂直部材側への幅方向の大きさの制限が緩和されるため、平板をコンクリートブロック下面形状に合わせて適切に配置することができる。
【0032】
請求項5記載の発明は、請求項4記載の発明の効果に加えて、ガイドレールに対する平板の移動がスムーズになるので、移動すべきコンクリートブロックの適用範囲が拡大する。
【0033】
請求項6記載の発明は、請求項4記載の発明の効果に加えて、第1垂直部材は、コンクリートブロック自体のガイド機能を発揮するため、コンクリートブロックの移動がより安定した状態で可能となるため使い勝手がよい。
【0037】
【発明の実施の形態】
図1はこの発明の第1の実施の形態によるコンクリートブロックの設置方法を示す概略図であり、図2は図1のII−IIラインの断面図であり、図3は図2の“X”部分の拡大図であり、更に、図4は図3のIV−IVラインの断面図である。
【0038】
これらの図を参照して、基礎コンクリート19の上に一対のガイドレール21a,ガイドレール21bが設置されており、それらの間の上方にプレキャストコンクリートブロックの1つであるボックスカルバート16a〜ボックスカルバート16cが順次据付けられている。尚、ガイドレール21a,ガイドレール21bは基礎コンクリート19内部に埋め込まれ、その水平度が調整されたアンカー25の上に固定されている。従って、ガイドレール21a〜ガイドレール21bの水平度が確保された状態でボックスカルバート16が据付けられる状態となっている。
【0039】
ガイドレール21bは平板状の水平部材27と、水平部材27の両端から垂直方向に各々立ち上がる平板状の第1垂直部材28及び平板状の第2垂直部材30とから構成されている。ガイドレール21bの水平部材27の上面には、例えばベアリングに用いられるような多数の鋼球23(直径1〜40mm程度)が水平部材27の上面全面にランダム又は所定間隔で配置されている。そして鋼球23の上には、ボックスカルバート16の下面に対応して所定数だけ準備された平面板状の平板22が設置されている。ここで平板22の幅は、第1垂直部材28と第2垂直部材30との間に収まるような寸法に設定されている。
【0040】
第1垂直部材28の水平部材27の上面からの高さLは、鋼球23の直径に平板22の厚さを加えた寸法より大きく設定されている。従って、第1垂直部材28の上方部分は、ボックスカルバート16の下面より上方に位置し、ボックスカルバート16の側面に沿うように位置することになる。
【0041】
一方、第2垂直部材30の水平部材27の上面からの高さHは、鋼球23の直径より大きく、且つ鋼球23の直径に平板22の厚さを加えた寸法より小さく設定されている。従って、平板22の上にボックスカルバート16を設置した状態で、ボックスカルバート16の下面は第2垂直部材30の上端に接することはない。
【0042】
このようにガイドレール21a,鋼球23及び平板22により構成される設置器具に対して、ボックスカルバート16は平板22上に吊り下ろされる。このとき第1垂直部材28は、反対側のガイドレール21aの第1垂直部材とともにボックスカルバート16の設置における位置決めの機能を果たしている。このようにして、ボックスカルバート16は鋼球23を介した状態で水平部材27上に設置されることになる。
【0043】
次に、吊り下ろされたボックスカルバート16を図示しないウィンチやワイヤー等を用いて水平方向に移動させる。このとき、図4に示すようにボックスカルバート16は、平板22とともに鋼球23の転がりを介して水平部材27に対して移動するため、移動に対して生じる抵抗が軽減する。これによって、スムーズなボックスカルバート16の移動作業が可能となる。尚、図4の矢印で示す平板22の進行方向に対する下方のコーナー部29は、鋼球23を移動時に押し込まないように丸みが形成されている。
【0044】
又、この移動の際に、ガイドレール21の第1垂直部材28及び第2垂直部材30は上述のようにボックスカルバート16及び平板22のガイドの役目を果たし、ボックスカルバート16の安定した水平移動を可能とする。このようにして、ボックスカルバート16a〜ボックスカルバート16dは順次引寄せられて連結状態となり、さらにこれらの連結部のシールを確保するために締め固めが行われる。この締め固め作業においても鋼球23の作用によってボックスカルバート16はスムーズに移動する。
【0045】
ボックスカルバート16a〜ボックスカルバート16dの締め固めが完了すると、その状態でボックスカルバート16a〜ボックスカルバート16dの下部と基礎コンクリート19の上面との間に流動性を有する生コンクリート又はモルタルが流し込まれ、ボックスカルバート16a〜ボックスカルバート16dが基礎コンクリート19に固定されてその据付け作業が終了する。
【0046】
図5はこの発明の第1の実施の形態によるコンクリートブロックの設置方法に用いる設置器具の使用手順を示した概略図である。
【0047】
図を参照して、図5の(1)に示すように、基礎コンクリート19上の所定位置にガイドレール21が設置される。この場合、ガイドレール21は基礎コンクリート19上に設置しているが、水平部材27の上面を基礎コンクリート19の上面と整列するようにガイドレール21を基礎コンクリート19内に一部埋め込むように設置してもよい。
【0048】
次に図5の(2)に示すように、ガイドレール21の水平部材27の上面の全面に鋼球23を配置する。このとき、水平部材27の両端は第1垂直部材28及び第2垂直部材30によって囲われた状態となっているため、水平部材27上に配置された鋼球23が外部へ転げ出ることはない。
【0049】
次に図5の(3)に示すように、吊り下ろすべきボックスカルバート16の下面位置に対応した位置に所定数の平板22を鋼球23上に設置する。この場合、平板22の幅方向は第1垂直部材28及び第2垂直部材30によって規制されるため、鋼球23上にあっても平板22が容易に幅方向に移動するおそれはない。
【0050】
このような状態から図5の(4)に示すように、ボックスカルバート16を平板22上に吊り下ろす。このときガイドレール21はボックスカルバート16の吊り下ろし時のガイドとなるため、容易にボックスカルバート16の下面を平板22上に載置することが可能となる。そして、ボックスカルバート16の下面は第2垂直部材30の上端に対して接しないような寸法関係となっているため、ボックスカルバート16は紙面を貫通する方向への水平移動に対して平板22とともに鋼球23の上をベアリング効果によってスムーズに移動する。
【0051】
図6はこの発明の第2の実施の形態による設置器具の概略構成を示した断面図である。
【0052】
図を参照して、ガイドレール21は平面板状の水平部材27と、水平部材27の両端から垂直方向に立ち上がる平面板状の第1垂直部材28及び第2垂直部材30とから構成されている。そして水平部材27の上面にはその全面に鋼球23が配置されており、鋼球23の上にはその幅方向が第1垂直部材28及び第2垂直部材30の間に収まるような寸法に規定された平板22が設置される。
【0053】
この実施の形態における設置器具にあっては、第1垂直部材28及び第2垂直部材30の水平部材27の上面からの高さHが鋼球23の直径より大きく、且つ鋼球23の直径が平板22の厚さを加えた寸法より小さく設定されている。従って、平板22上にボックスカルバート16を載置した状態にあっても、ボックスカルバート16の下面が第1垂直部材28及び第2垂直部材30の上端に接するようなおそれはない。従って、この状態でボックスカルバート16は平板22とともに鋼球23のベアリング効果によって水平部材27上をスムーズに移動することが可能となる。
【0054】
そしてこの移動時において平板22は、第1垂直部材28及び第2垂直部材30によって幅方向への移動は規制されるため、これらをガイドとして平板22は水平部材27上を正確に移動することが可能となる。尚、ボックスカルバート16と平板22との摩擦抵抗は大きいため、平板22の幅方向への規制によって、ボックスカルバート16を安定した状態で移動させることが可能となる。
【0055】
図7はこの発明の第3の実施の形態による設置器具の概略構成を示した断面図である。
【0056】
基礎コンクリート19上に設置されるガイドレール21は平面板状の水平部材27と、水平部材27の両端から垂直方向に立ち上がる平面板状の第1垂直部材28及び第2垂直部材30とから構成されている。水平部材27の上面にはその全面に鋼球23が配置されており、鋼球23の上にボックスカルバート16の下面に対応した位置に所定数配置される平面板状の平板22が設置されている。
【0057】
第1垂直部材28の水平部材27の上面からの高さは先の第1の実施の形態によるものと同一であるが、第2垂直部材30の水平部材27の上面からの高さHは、鋼球23の直径より小さく設定されている。尚、平板22の幅方向の内方側部分はこの実施の形態においては第2垂直部材30の上方部に位置している。しかし、第2垂直部材30の高さHは上述のように設定されているため、平板22の下面と第2垂直部材30の上端とが接するおそれはない。
【0058】
従ってこの状態でボックスカルバート16は、平板22とともに鋼球23のベアリング効果によってガイドレール21上をスムーズに移動することが可能となる。平板22の幅方向の内方側の位置は第2垂直部材30によって制約されないため、ボックスカルバート16の下面形状に応じた大きさのものとすることが容易となる。
【0059】
尚、この実施の形態による設置器具にあっては、平板22の幅方向への移動は外方側に対してのみガイドレール21の第1垂直部材28によって規制されている。従って、ボックスカルバート16をより安定した状態で移動させるためには、図示しないボックスカルバート16の下面の反体側部分にも、その設置器具と反体対称の形状の設置器具を設けるようにすれば、安定したボックスカルバート16の移動が確保される。
【0060】
図8はこの発明の第4の実施の形態による設置器具の概略構成を示した断面図である。
【0061】
図を参照して、ガイドレール21は平面板状の水平部材27と、水平部材27の両端から垂直方向に伸びる平面板状の第1垂直部材28及び第2垂直部材30とから構成されている。水平部材27の上面にはその全面に鋼球23が配置されており、鋼球23の上にはボックスカルバート16の下面の位置に対応した平面板状の平板22が設置されている。ここで、第1垂直部材28及び第2垂直部材30の各々の水平部材27の上面からの高さHは、鋼球23の直径より小さく設定されている。そして、平板22の幅方向の両端部分は、第1垂直部材28及び第2垂直部材30の上方に位置するように設定されている。
【0062】
第1垂直部材28及び第2垂直部材30は上述のような高さに設定されているため、鋼球23上に設置した状態で平板22が第1垂直部材28及び第2垂直部材30の上端に接するおそれはない。従って、平板22の上にボックスカルバート16を載置した状態で平板22はガイドレール21上をスムーズに移動することが可能となる。
【0063】
このようにこの実施の形態による設置器具にあっては、ボックスカルバート16の下面より上方に位置する部分が全くないため、ボックスカルバート16の下面であればその両端の角部のみならず、いずれの位置において設置することも可能である。又、平板22は移動の際にガイドレール21の第1垂直部材28及び第2垂直部材30のいずれによっても幅方向への移動が規制されることはない。そのため、ガイドレール21が平面視において直線状のみならず緩やかな曲線状を有してその上をボックスカルバート16を緩やかにカーブさせながら移動させる場合においても何ら支障はない。又、平板22の幅方向の大きさはガイドレール21によって規制されることはないため、ボックスカルバート16の下面の形状に応じた寸法に設定することが容易となり使い勝手が向上する。
【0064】
尚、この実施の形態による設置器具では、上述のように平板22の幅方向への規制はされていない。そこで、この設置器具を用いて平板22の幅方向、すなわちボックスカルバート16の幅方向の規制を行いたい場合には、図における仮想線で示されている形状のガイド50をボックスカルバート16の外側面に取付ボルト51を用いて取付ければ良い。このような構成をボックスカルバート16下面の両側に設けることによって、幅方向にずれることなく安定した移動が可能になる。そして、ボックスカルバート16の移動が完了すると、ガイド50を取付ボルト51と共に取り外せば良い。
【0065】
図9はこの発明の第5の実施の形態による設置器具の概略構成を示した断面図である。
【0066】
図を参照して、ガイドレール21は、平面板状の水平部材27と水平部材27の両側から垂直方向に伸びる平面板状の第1垂直部材28及び第2垂直部材30とからなる、いわゆるC型チャンネル部材によって構成されている。水平部材27の上面にはその全面に鋼球23が配置されており、鋼球23の上にはボックスカルバート16の下面の位置に対応した上方レール52が設置されている。上方レール52は、水平部材53と水平部材53の両側から立ち下がる第1立下り部材54及び第2立下り部材55とからなる、いわゆるC型チャンネル部材によって構成されている。
【0067】
尚、上方レール52は図に示すようにガイドレール21に対して被さるように設置するために、ガイドレール21より一回り大きなサイズのものが使用されている。ここで、ガイドレール21の第1垂直部材28及び第2垂直部材30の各々の水平部材27の上面からの高さHは、鋼球23の直径より小さく設定されている。一方、上方ガイドレール52の第1立下り部材54及び第2立下り部材55の各々の水平部材53の下面からの寸法Lは、鋼球23の直径から高さHを引いた寸法より大きく、且つ鋼球23の直径に水平部材27の厚さを加えた寸法より小さく設定されている。
【0068】
これによって、ガイドレール21の第1垂直部材28及び第2垂直部材30の上端は上方レール42の水平部材53の下面に接することがなく、又上方ガイドレール52の第1立下り部材54及び第2立下り部材55の下端は基礎コンクリート19の上面に接することはない。したがって、上方ガイドレール52の上にボックスカルバート16を載置した状態で、上方レール52はガイドレール21上をスムーズに移動することが可能となる。
【0069】
そして、上方レール52の幅方向への移動は、上方ガイドレール52の第1立下り部材54及び第2立下り部材55とガイドレール21の第1垂直部材28及び第2垂直部材30との規制によって阻止されるため、安定したボックスカルバート16の移動が実現できる。
【0070】
尚、この実施の形態では、上方レール52をガイドレール21より大きなサイズとしているが、これを逆のサイズにして使用することも可能である。
【0071】
図10はこの発明の第6の実施の形態による設置器具の概略構成を示した断面図である。
【0072】
図を参照して、ガイドレール21は、平面板状の水平部材27と水平部材27の外方側から垂直方向に伸びる平面板状の第1垂直部材28とからなる、いわゆるL型部材に、水平部材27の内方側上面に溶接等によって取付けられた第2垂直部材としての丸棒57とから構成されている。水平部材27の上面にはその全面に鋼球23が配置されているが、第1垂直部材28及び丸棒52によって外部へ転げ落ちることはない。そして、鋼球23の上にはボックスカルバート16の下面の位置に対応した平板22が設置されている。
【0073】
尚、ガイドレール21の第1垂直部材28の水平部材27の上面からの高さLは鋼球23の直径に平板22の厚さを加えた寸法より大きく設定されている。一方、丸棒57の直径は鋼球23の直径より小さく設定されている。
【0074】
これによって、ガイドレール21の第1垂直部材28はボックスカルバート16の移動時のガイドとなる。又、丸棒57の直径は鋼球23の直径より小さく設定されているため、丸棒57は平板22の幅方向への移動の際の抵抗とはならない。
【0075】
尚、この実施の形態では、丸棒57の直径を鋼球23の直径より小さく設定しているが、これを鋼球23の直径より大きく設定しても良い。このようにすると、丸棒57によって平板22の横方向への移動が規制されるため、ボックスカルバート16の移動が安定する。
【0076】
図11はこの発明の第7の実施の形態による設置器具の概略構成を示した断面図である。
【0077】
図を参照して、ガイドレール21は、いわゆるC型チャンネルを構成する水平部材27とその両端部近傍に溶接等によって取付けられた第1垂直部材としての第1丸棒59及び第2垂直部材としての第2丸棒60とから構成されている。水平部材27の上面にはその全面に鋼球23が配置されており、鋼球23の上にはボックスカルバート16の下面の位置に対応した平板22が設置されている。
【0078】
尚、ガイドレール21の第1丸棒59の直径は鋼球23の直径より大きく設定されており、第2丸棒の直径は鋼球23の直径より小さく設定されている。
【0079】
これによって、ガイドレール21の第1丸棒59は平板22の移動時のガイドとなる。又、丸棒60の直径は鋼球23の直径より小さく設定されているため、丸棒60は平板22の幅方向への移動の際の抵抗とはならない。
【0080】
尚、この実施の形態では、丸棒60の直径を鋼球23の直径より小さく設定しているが、これを鋼球23の直径より大きく設定しても良い。このようにすると、丸棒60によって平板22の横方向への移動が規制されるため、ボックスカルバート16の移動が安定する。
【0081】
尚、上記の第6の実施の形態及び第7の実施の形態では、垂直部材として丸棒を用いているが、これに代えて鉄筋を用いるようにしても良い。
【0082】
又、上記の各実施の形態では、一般形状のコンクリートブロックを対象としているが、従来例で示したような特殊形状のコンクリートブロックにも同様に適用できることは言うまでもない。
【0083】
更に、上記の各実施の形態では、鋼球よりなる硬球を用いているが、これに限らず、同一形状のセラミックス、プラスチック等の硬い材料よりなる硬球を同様に用いてもよい。
【0084】
更に、上記の各実施の形態では、鋼球をベアリング用の球体を一例として用いているが、これ以外の鋼球や粒状球体であってもよいことは言うまでもない。
【0085】
更に、上記の各実施の形態では、プレキャストコンクリートブロックとしてボックスカルバートに適用しているが、これ以外にアーチカルバートはもとより貯水槽、ガレージ、L型擁壁、水路、側溝、擁壁ブロック等にも同様に適用できることは言うまでもない。
【0086】
更に、上記の各実施の形態では、平板及びガイドレールは鉄板又は鋼材を用いているが、これに代えて他の金属板、強化プラスチック板、強化セメントコンクリート材、ゴム板等を用いてもよい。
【0087】
更に、上記の各実施の形態では、鋼球を平板及びガイドレールで挟んでいるが、設置すべきコンクリートブロックの底面の状況やその重量が軽いものによっては、コンクリートブロックを直接鋼球の上に載置して上方の平板を用いずに使用することも可能である。そして、上方の平板に相当する板をコンクリートブロックの下面に埋め込むようにすれば、上記の各実施の形態と同様の効果を奏する。この場合、コンクリートブロックの下面の外側の角を囲うようにL型鋼を埋め込めば、ガイドレールの第1垂直部材からのコンクリートブロックの保護効果とともにより安定した移動が可能となる。
【0088】
更に、上記の各実施の形態では、ガイドレールとして断面L型又は断面コ型の鋼材を用いているが、これに代えて鉄板と鋼材、又は鉄板同士を溶接してこれらの断面形状となるようにしたものを使用してもよい。
【0089】
更に、上記の各実施の形態では、ガイドレールの第1垂直部材及び第2垂直部材の各々は水平部材の両端部から垂直に立ち上がっているが、これらの水平部材の両端部からいくらか内方に位置する近傍から立ち上がるように構成しても良い。このようにすると、溶接構造としてガイドレールを容易に制作することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態によるコンクリートブロックの設置方法の概略を示した図である。
【図2】図1のII−IIラインの断面図である。
【図3】図2の“X”部分の拡大図である。
【図4】図3のIV−IVラインの断面図である。
【図5】この発明の第1の実施の形態によるコンクリートブロックの設置方法に用いる設置器具の設置工程を示した図である。
【図6】この発明の第2の実施の形態によるコンクリートブロックの設置器具の概略構成を示した断面図である。
【図7】この発明の第3の実施の形態によるコンクリートブロックの設置器具の概略構成を示した断面図である。
【図8】この発明の第4の実施の形態によるコンクリートブロックの設置器具の概略構成を示した断面図である。
【図9】この発明の第5の実施の形態によるコンクリートブロックの設置器具の概略構成を示した断面図である。
【図10】この発明の第6の実施の形態によるコンクリートブロックの設置器具の概略構成を示した断面図である。
【図11】この発明の第7の実施の形態によるコンクリートブロックの設置器具の概略構成を示した断面図である。
【図12】従来のコンクリートブロックの設置方法の概略を示した図である。
【図13】図11のXIII−XIIIラインの断面図である。
【図14】図13の“Y”部分の拡大図である。
【符号の説明】
16…ボックスカルバート
19…基礎コンクリート
21…ガイドレール
22…平板
23…硬球
27…水平部材
28…第1垂直部材
30…第2垂直部材
尚、各図中同一符号は同一又は相当部分を示す。
Claims (6)
- コンクリートブロックの設置方法であって、
基礎コンクリートの所定位置に、水平部材と前記水平部材の両端又はその近傍から垂直方向に立ち上がる第1垂直部材及び第2垂直部材とからなるガイドレールを前記水平部材が前記基礎コンクリートに接するように設置する工程と、
前記ガイドレールの前記水平部材上に複数の硬球をほぼ全面に配置する工程と、
前記硬球の上に平面板状の平板を設置する工程と、
前記平板の上にコンクリートブロックを載置し、ほぼ水平方向に移動させる工程とを備え、
前記第1垂直部材の前記水平部材の上面からの高さは、前記硬球の直径より大きく形成され、
前記第2垂直部材の前記水平部材の上面からの高さは、前記硬球の直径より小さく形成された、コンクリートブロックの設置方法。 - 前記第1垂直部材の前記水平部材の上面からの高さは、前記硬球の直径に前記平板の厚さを加えた寸法より大きく形成される、請求項1記載のコンクリートブロックの設置方法。
- 前記コンクリートブロックはプレキャストコンクリートブロックであり、前記移動されたコンクリートブロックの下部と前記基礎コンクリートの上面との間にコンクリート又はモルタルを流し込む工程を更に備えた、請求項1又は請求項2に記載のコンクリートブロックの設置方法。
- コンクリートブロックの設置に用いられる設置器具であって、
水平部材と前記水平部材の両端又はその近傍から垂直方向に立ち上がる第1垂直部材及び第2垂直部材とからなるガイドレールと、
前記ガイドレールの前記水平部上のほぼ全面に配置し得る複数の硬球と、
前記配置されたときの前記硬球の上に配置され、前記水平部材と対向するように位置し得る平板とを備え、
前記第1垂直部材の前記水平部材の上面からの高さは、前記硬球の直径より大きく設定され、
前記第2垂直部材の前記水平部材の上面からの高さは、前記硬球の直径より小さく設定された、設置器具。 - 前記ガイドレール及び前記平板は鋼鉄製よりなり、前記硬球は球体又は鋼球よりなる、請求項4記載の設置器具。
- 前記第1垂直部材の前記水平部材の上面からの高さは、前記硬球の直径に前記平板の厚さを加えた寸法より大きく設定される、請求項4記載の設置器具。
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