JP3597081B2 - ドライブプレートの締結構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はドライブプレートの締結構造、すなわちエンジンの出力軸に固定されたドライブプレートとトルクコンバータとをボルトによって締結する構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、エンジン(シリンダブロック)1とトランスミッション2とは、図1に示すようにトランスミッション2のエンジン側端部の一部が開口するように固定されている。そのため、ドライブプレートの締結構造としては、エンジンの出力軸にボルトによってドライブプレートを予め締結しておき、エンジン1とトランスミッション2とを固定した後、トルクコンバータを収容したハウジングの下部開口部2aから工具を挿入し、ドライブプレートをトルクコンバータにボルトで締結している。
【0003】
上記のようなエンジン1とトランスミッション2との固定構造の場合、エンジン1とトランスミッション2との結合剛性が低いので、スチフナなどの補強材を用いて両者を補強する必要がある。これに対し、エンジンとトランスミッションとを補強材を用いずに強固に固定できる構造として、図2のようにオイルパン3をエンジン1の底部に締結するとともに、オイルパン3の一端部をトランスミッション2にも締結したものが知られている(例えば実公平4−10366号公報参照)。この種の固定構造の場合、ハウジングの下部開口部2aはオイルパン3によって閉じられるので、ドライブプレートを締結するための工具挿入穴がなくなってしまう。
【0004】
ところで、トランスミッション2のエンジン側端部の上部にはスタータ取付穴4が形成され、この取付穴4に取り付けられたスタータのピニオンがドライブプレートの外周部に固定されたリングギヤと噛み合うようになっている。このスタータの取付穴4を利用して工具を挿入すれば、ドライブプレートをトルクコンバータに締結することが可能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ボルト締結には作業の効率化のためにインパクトレンチのような自動工具が使用されるが、もしボルトの締結ミスが発生すると、ボルトが弾き飛ばされてトルクコンバータとハウジングの間の空間に落ち込んでしまうことがある。特に、スタータの取付穴4はハウジングの上部に設けられているので、一旦ボルトがトルクコンバータとハウジングの間の空間に落ち込むと、エンジン1とトランスミッション2とを分解しない限り、ボルトを取り出すことができない。その結果、組立作業効率を著しく低下させる恐れがあった。
【0006】
そこで、本発明の目的は、ドライブプレートの締結時におけるボルトの落下を防止し、組立作業効率を向上させたドライブプレートの締結構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、エンジンの出力軸に固定されたドライブプレートとトルクコンバータとをボルトによって締結する構造であって、トルクコンバータを収容したハウジングにスタータ取付用開口を形成し、上記スタータ取付用開口の内径側にドライブプレートとトルクコンバータとのボルト締結位置まで拡張されたボルト締結用の工具挿入部を形成するとともに、上記スタータ取付用開口と対応するハウジングの内面に、トルクコンバータの外周面に近接するボルト受け用リブを形成したことを特徴とするドライブプレートの締結構造を提供する。
【0008】
請求項1に記載の発明の場合、インパクトレンチなどをスタータ取付用開口の工具挿入部より挿入し、ボルトをドライブプレートを介してトルクコンバータに締結する。この時、作業者のミスによってボルトが弾き飛ばされても、スタータ取付用開口と対応するハウジングの内面にトルクコンバータの外周面に近接するボルト受け用リブが形成されているので、このボルト受け用リブでボルトが受け止められ、ボルトがトルクコンバータとハウジングの間の空間に落ち込む恐れがない。そのため、作業者は弾き飛ばされたボルトを容易に取り出すことができ、締結作業を再開することができる。締結作業を終了した後、スタータをエンドプレートの取付穴に取り付けることで、取付穴は閉じられる。
なお、スタータ取付用開口はハウジングの上部に1箇所だけ形成されているので、1本のボルトを締結した後、ドライブプレートを回転させて次の箇所にボルトを締結するという作業を繰り返す必要がある。
【0009】
請求項1に記載の発明は、スタータ取付用開口以外に工具挿入穴を有しない構造、つまりオイルパンをエンジンのシリンダブロックの底部に締結するとともに、オイルパンの一端部をトランスミッションにも締結し、ハウジングの下部開口部がオイルパンで閉じられた構造に適用するのが望ましい。しかし、ハウジングの下部開口部は開放されているが、この下部開口部を工具挿入穴として使用できない場合にも本発明は適用可能である。
【0010】
【発明の実施の形態】
図3〜図6は本発明の第1実施例を示す。
本発明におけるエンジン1とトランスミッション2との固定構造は、図2と同様に、オイルパン3をエンジン1の底部に締結するとともに、オイルパン3の一端部をトランスミッション2にも締結したものであり、ハウジング10の下部開口部2aはオイルパン3によって閉じられている。
【0011】
図4において、トランスミッション2のハウジング10内にはトルクコンバータ11が収容され、ハウジング10のエンジン側開口部はエンドプレート12によって閉じられている。エンドプレート12の斜め上部には、図3に示すように、スタータ取付用開口の一例であるスタータ取付穴13が形成されている。
【0012】
エンジン1の出力軸1aの先端部にはドライブプレート5がボルト6によって締結されている。ドライブプレート5の外周部にはリングギヤ7が固定されており、このリングギヤ7にスタータ20のピニオン21が噛み合うようになっている。この実施例のスタータ20は、ソレノイドの作用によりピニオン21が前後に摺動してリングギヤ7に噛み合う電磁ピニオン摺動式のスタータである。スタータ20のピニオン21はエンドプレート12に形成されたスタータ取付穴13からハウジング10内に挿入されている。スタータ取付穴13の内径部には、図3に示すように、ドライブプレート5とトルクコンバータ11とのボルト締結位置まで拡張されたボルト締結用の工具挿入部13aが連続的に形成されている。スタータ20のハウジング22は、スタータ取付穴13を閉じるようにボルト(図示せず)でトランスミッション2のハウジング10に締結されている。
【0013】
ドライブプレート5とトルクコンバータ11とはボルト14によって締結されている。すなわち、トルクコンバータ11のエンジン側側面にはナット15が溶接固定されており、インパクトレンチなどの工具をドライブプレート5のスタータ取付穴13の工具挿入部13aから挿入し、上記ボルト14をドライブプレート5を介してトルクコンバータ11のナット15に締め込むことができる。1本のボルト14を締結した後、ドライブプレート5を回転させ、次の締結位置にボルト14を締結する作業を繰り返すことで、ドライブプレート5とトルクコンバータ11とは一体に連結される。
【0014】
上記スタータ取付穴13と対応するハウジング10の内面には、トルクコンバータ11の外周面に近接するボルト受け用リブ16が一体に形成されている。この実施例のボルト受け用リブ16は、円周方向に延びる第1リブ16aと、第1リブ16aの両端に形成された半径方向に延びる一対の第2リブ16bとで略箱型に形成されている。第1リブ16aはトルクコンバータ11の外周面に近接してリングギヤ7の近傍まで突出しており、第1リブ16aとトルクコンバータ11との隙間、および第1リブ16aとリングギヤ7との隙間は、ボルト14が引っ掛かってハウジング10内に落ち込まない程度の寸法に設定されている。また、第2リブ16bとリングギヤ7との隙間、および第2リブ16bとエンドプレート12との隙間も、同様にボルト14が引っ掛かってハウジング10内に落ち込まない程度の寸法に設定されている。なお、エンドプレート12とドライブプレート5との隙間も予めボルト14が落ち込まない程度の寸法に設定されている。
【0015】
上記のようにボルト受け用リブ16を設けることで、インパクトレンチなどの工具を用いてボルト14を締結する際、誤ってボルト14を落とし込んでも、ボルト14がリブ16で受け止められ、リブ16で囲まれた空間から外部へ落ち込むことがない。そのため、ボルト14を簡単に拾うことができる。その結果、ボルト締結ミスが発生してもエンジン1とトランスミッション2とを分解する必要がなくなり、組立作業効率が向上する。
【0016】
なお、上記実施例のボルト受け用リブ16の場合、第1リブ16aはリングギヤ7の近傍まで突出した例を示したが、第1リブ16aはトルクコンバータ11の外周面に近接しておればよく、リングギヤ7の近傍まで突出している必要はない。
【0017】
本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
第1実施例の場合、エンドプレート12とドライブプレート5との間にボルト14が落ち込み可能な隙間がある場合には、例えばエンドプレート12のスタータ取付穴13の工具挿入部13aの縁部に、ドライブプレート5側へ突出する落下防止用リブなどを形成し、ボルト14の落ち込みを規制してもよい。
上記実施例では、ハウジング10の一部を構成するエンドプレート12にスタータ取付穴13を形成したが、スタータ取付用開口をハウジング10自体に形成し、この開口をスタータ20のハウジング(フランジ部)22で閉じる構造にも本発明は適用できる。
【0018】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように、請求項1に記載の発明によれば、ハウジングに形成されたスタータ取付用開口にボルト締結用工具の挿入部を形成したので、トランスミッションのハウジングの下部開口部が閉じられた構造においても、スタータ取付用開口を利用してドライブプレートを締結できる。また、スタータ取付用開口と対応するハウジングの内面にトルクコンバータの外周面に近接するボルト受け用リブを形成したので、締結ミスによってボルトが弾き飛ばされても、ボルト受け用リブでボルトが受け止められ、ボルトがトルクコンバータとハウジングの間の空間に落ち込む恐れがない。そのため、締結ミスが発生してもエンジンとトランスミッションとを分解する必要がなくなり、組立作業効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のエンジンとトランスミッションとの固定構造の一例の概略正面図および側面図である。
【図2】従来のエンジンとトランスミッションとの固定構造の他の例の概略正面図および側面図である。
【図3】本発明にかかるトランスミッションのスタータ取付部をエンジン側から見た側面図である。
【図4】図3のA−A線断面図である。
【図5】本発明にかかるトランスミッションのハウジングをエンジン側からみた側面図である。
【図6】図5のB−B線断面図である。
【符号の説明】
1 エンジン
1a 出力軸
2 トランスミッション
5 ドライブプレート
10 ハウジング
11 トルクコンバータ
12 エンドプレート
13 スタータ取付穴(スタータ取付用開口)
13a 工具挿入部
14 ボルト
16 ボルト受け用リブ
20 スタータ

Claims (1)

  1. エンジンの出力軸に固定されたドライブプレートとトルクコンバータとをボルトによって締結する構造であって、
    トルクコンバータを収容したハウジングにスタータ取付用開口を形成し、
    上記スタータ取付用開口の内径側にドライブプレートとトルクコンバータとのボルト締結位置まで拡張されたボルト締結用の工具挿入部を形成するとともに、
    上記スタータ取付用開口と対応するハウジングの内面に、トルクコンバータの外周面に近接するボルト受け用リブを形成したことを特徴とするドライブプレートの締結構造。
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