JP3596714B2 - 冷風除湿機の送風構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は冷風除湿機のファンを駆動する送風モータのオーバーヒートを防止する構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
冷風除湿機は一つの枠体内にコンプレッサとコンデンサーとエバポレータとを配管路で連結し、該配管路にキャピラリを取付けて、コンプレッサで圧縮した冷媒を液化し、キャピラリを介して液化した冷媒を気化させて、枠体の前面の冷風吹出口から冷風を吹き出している。そして、コンパクトな冷風除湿機に仕上げる為には、エバポレータを通過して得られた冷風の為の冷風室と、コンデンサから放熱した熱量を排出する為の排風室との間の仕切板に送風モータを取付ける構造が一般的である。
【0003】
送風モータに通電して冷風ファンと排風ファンを回転すると、送風モータ本体から発熱するものであり、送風モータで発生した熱を排出せずにそのままにしておくと、内部で熱がこもって送風モータがオーバーヒートする恐れがある。この為、従来では発熱する送風モータをエバポレータで冷却した空気が流れる冷風室内に取付けて空冷できるようにすると共に、冷風ファンの吸込口を送風ファンに近づけて、積極的に送風モータ付近の温まった空気を吸引することで送風モータの冷却効果を高めている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、送風モータを冷風室に設置しただけでは充分な放熱が得られず、送風モータはオーバーヒート気味に運転を継続する場合があり、送風モータの耐久性の点で問題がある。また、このようなオーバーヒートを避ける為に送風モータを冷風ファンの吸込口に近づけたものでは、送風モータ付近の温まった空気を吸引できるので、オーバーヒートの問題はある程度解消するものの、冷風ファンによって送られる風量が送風モータ本体に邪魔されて少なくなるものであり、必ずしも良い方法ではない。
【0005】
また、冷風室に送風モータを設置することによって、送風モータで発熱した熱量がエバポレータで得られた冷風と一緒に室内に吹き出すものであるから、冷風機としての効率を悪化させており、従来のように送風モータを冷風室に設置することは好ましい構造ではない。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明は上記の問題点を解決するもので、枠体1内を仕切板2によって二室A・Bに分割し、一方の冷風室Aにはエバポレータ3と、枠体1の前面1aの冷風吹出口4に連続する冷風スクロール5と、該冷風スクロール5内に配置する冷風ファン6とを設け、他の排風室Bにはコンデンサ7と、仕切板2と一体に形成した排風スクロール8と、排風スクロール8内に配置する排風ファン9とを設け、かつ、冷風室A側の仕切板2にはファン駆動用の送風モータ10を取付けた冷風除湿機において、送風モータ10は回転軸10a付近の外殻に空気流通口10bを設け、該空気流通口10bの外方の送風モータ10の外殻を仕切板2に密着取付けし、かつ、空気流通口10bと対抗する仕切板2には開口2aを形成して送風モータ10内と排風室Bとを連通すると共に、該仕切板2の開口2aよりも外方に外端が位置する送風フィン11aを排風ファン9のベース板9aに設け、ベース板9aの送風モータ10側に設けた送風フィン11aによって冷却ファン11を形成し、冷風室Aの空気を使って送風モータ10を冷却するものである。
【0007】
また、仕切板2の開口2aの周辺には排風ファン9のベース板9aの投影面内に位置する冷却スクロール11bを設け、該開口2aと冷却スクロール11bとの間の仕切板2にベース板9aから接近する送風フィン11aを同心円状に配置して冷却ファン11を構成しており、冷却スクロール11bによって、送風モータ10を通過した空気の吹き出し方向を特定の方向に定めることができるものである。
【0008】
【作用】
この発明の送風モータ10は冷風室Aの空間に配置されるのではなくて、冷風室Aと排風室Bとを分割する仕切板2の冷風室A側に連接しており、かつ、送風モータ10の空気流通口10bと対抗して仕切板2には開口2aを形成している。また、排風室Bに設けた排風ファン9の排風フィンを立設する為のベース板9aは、排風フィンの反対側に送風フィン11aを設けて冷却ファン11を構成しており、送風モータ10を運転すると、排風ファン9のベース板9aに取付けた冷却ファン11は送風モータ10の内部の空気を吸引する。
【0009】
この為、送風モータ10の内部はエバポレータ3で冷却した冷風室Aの空気が流れるので、送風モータ10は効果的に冷却できるものである。また、冷風室Aの冷風ファン6は送風モータ10の周囲の空気を吸引する必要がないから、冷風ファン6と送風モータ10を離すことができ、冷風ファン6はエバポレータ3で得られた冷風だけを冷風吹出口4から吹き出すことができる。
【0010】
【実施例】
図に示す冷風除湿機の実施例によってこの発明を説明すると、1は冷風除湿機の枠体、4は枠体1の前面1aに形成した冷風吹出口、12は枠体1の背面1bに形成した排風吹出口、2は枠体1内を上下二室に分割する仕切板であり、Aは仕切板2で分割した上部側の冷風室、Bは仕切板2で分割した下部側の排風室である。
【0011】
3は枠体1の冷風室Aの入口側に取付けたエバポレータ、5は冷風室Aの出口を構成する冷風吹出口4に連続する冷風スクロール、6は冷風スクロール5内に配置する冷風ファンである。7は枠体1の排風室Bの入口側に取付けたコンデンサ、8は仕切板2の一部を利用して一体に形成する排風スクロール、9は排風スクロール8内に配置する排風ファンであり、排風スクロール8は排風室Bの出口を構成する排風吹出口12に連続している。
【0012】
13は排風室B内に設置したコンプレッサ、14は空気中の水蒸気がエバポレータ3の表面で結露してできたドレンを回収するドレンタンクであり、コンデンサ7は排風ファン9の入口側に設置してあり、コンプレッサ13やドレンタンク14付近の排風室B内に入ってきた空気は、横置されたコンデンサ7を通過して排風ファン9に吸込まれる。
【0013】
この時、コンプレッサ13によって高圧・高温となった冷媒によってコンデンサ7は高温になっており、高圧高温となった冷媒ガスはコンデンサ7を通過する空気によって冷却されて液化する。また、液化した冷媒はキャピラリを経てエバポレータ3に送られて気化し、エバポレータ3を低温度にする。そして、エバポレータ3を通過する空気と熱交換して液体の冷媒はガスとなり、再びコンプレッサ13に送られて圧縮され、冷凍回路を構成するものである。
【0014】
10はエバポレータ3を配置した冷風室A側の仕切板2に密着取付けした送風モータ、10aは送風ファン10の回転軸であり、実施例では前記冷風ファン6と排風ファン9とが回転軸10aの両端に固着され、一個の送風モータ10で同時に回転して冷風と排風を同時に得ている。10bは送風モータ10の回転軸10a付近の外殻の両方に設けた空気流通口、2aは送風モータ10を密着取付けした仕切板2に形成した開口であり、該開口2aは送風モータ10の回転軸10aが貫通し、かつ、空気流通口10bと対抗しており、空気流通口10bの外方の送風モータ10の外殻が仕切板2に密着取付けしている。
【0015】
9aは排風ファン9を構成する排風フィン9bを立設するベース板であり、該排風ファン9は排風フィン9bをコンデンサ7側に向けて開放しており、ベース板9aは仕切板2側に位置している。11aは仕切板2の開口2aよりも外方に外端が位置するように排風ファン9のベース板9aに設けた送風フィンであり、仕切板2と送風フィン11aとベース板9aによって冷却ファン11を形成している。
【0016】
以上のような構造であるから、送風モータ10を運連すると排風ファンが回転し、室内空気はコンデンサ7を通過しながら高温度になって排風スクロール8によって排風吹出口12から室内に戻される。また、冷風ファン6が回転すると室内空気はエバポレータ3を通過しながら冷却されて、冷風室Aを低温空気で満たす。この低温空気は冷風ファン6に吸込まれ、枠体1の前面1aの冷風吹出口4から吹き出すものである。
【0017】
一方、排風ファン9が回転すればベース板9aに形成した冷却ファン11も回転し、冷風室のAの空気は空気流通口10bから送風モータ10内に入り、仕切板2側の空気流通口10bから開口2aを通って冷却ファン1に吸込まれる。この為、冷風室Aの空気を使って送風モータ10を冷却することができ、従来構造のように送風モータ10を冷却した空気が冷風ファン6によって冷風吹出口4から吹き出すことはない。
【0018】
11bは仕切板から送風フィン11aに向けて取付けた冷却スクロールであり、該冷却スクロール11bは送風フィン11aの外方でベース板9aの投影面内に位置させている。そして、冷却スクロール11bの開放部を任意の方向に向けることによって、送風モータ10を冷却した空気の排出方向が特定でき、実施例ではこの方向を排風ファン9の排出方向に一致させている。この構造では送風モータ10を冷却した空気を速やかに枠体1外に排出できるようにすると共に、冷却ファン11から吹き出す空気流が、排風ファン9に吸い込まれることなく、排風ファン9の送風力に影響を与えないようにできる。
【0019】
【発明の効果】
以上のようにこの発明ではエバポレータ3で得られた冷風だけが冷風吹出口4から吹き出すことができ、送風モータ10を冷却した空気は冷却ファン11によって排風室Bに送られ、コンデンサ7を冷却して高温となった空気と混合して冷風除湿機から排出するものであり、冷風吹出口4からは送風モータ10を冷却して温度を高めた空気が吹き出さないから、冷却効率が向上したものである。
【0020】
また、エバポレータ3で得られた低温空気の流れで送風モータ10を冷却する時には、送風モータ10を冷風室Bの空間に設置したり、冷風ファン6の吸込口に接近して設ける必要があり、冷風ファン6の吸込み障害になっていたが、この発明では送風モータ10を仕切板2に連接し、送風モータ10を冷風ファン6に近づける必要がないから、冷風ファン6に向かう空気は抵抗もなくスムーズに流れ、多量の冷却空気を冷風吹出口4に送ることができるようになった。
【0021】
また、排風ファン9のベース板9aに形成した冷却ファン11によって、エバポレータ3で冷却された空気が送風モータ10内を通過する構成としたから、送風モータ10内には多量の空気を流す必要がなくなり、少量の空気でも確実に送風モータ10を冷却できるから、能力の弱い簡単な構造の冷却ファン11でも充分実用になるものである。
【0022】
更に、冷却ファン11は放射状に冷却フィン11aを並べた簡単なものでもよいが、吹出方向を排風ファン9の排出方向に揃えて、送風モータ10を冷却した空気が速やかに排出させる時には、仕切板2からベース板9aに向けて冷却スクロール11bを設けることによって簡単に排出方向を定めることができ、非常に簡単な構成によって排風ファン9の送風力を変化させず、確実に送風モータ10の冷却空気を枠体1外に排出できるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す冷風除湿機の断面図である。
【図2】この発明の実施例を示す冷風除湿機の拡大要部断面図である。
【符号の説明】
A 冷風室
B 排風室
1 枠体
1a 前面
2 仕切板
2a 開口
3 エバポレータ
4 冷風吹出口
5 冷風スクロール
6 冷風ファン
7 コンデンサ
8 排風スクロール
9 排風ファン
9a ベース板
10 送風モータ
10a 回転軸
10b 空気流通口
11 冷却ファン
11a 送風フィン
11b 冷却スクロール

Claims (2)

  1. 枠体1内を仕切板2によって二室A・Bに分割し、一方の冷風室Aにはエバポレータ3と、枠体1の前面1aの冷風吹出口4に連続する冷風スクロール5と、該冷風スクロール5内に配置する冷風ファン6とを設け、他の排風室Bにはコンデンサ7と、仕切板2と一体に形成した排風スクロール8と、排風スクロール8内に配置する排風ファン9とを設け、かつ、冷風室A側の仕切板2にはファン駆動用の送風モータ10を取付けた冷風除湿機において、
    送風モータ10は回転軸10a付近の外殻に空気流通口10bを設け、該空気流通口10bの外方の送風モータ10の外殻を仕切板2に密着取付けし、かつ、空気流通口10bと対抗する仕切板2には開口2aを形成して送風モータ10内と排風室Bとを連通すると共に、
    該仕切板2の開口2aよりも外方に外端が位置する送風フィン11aを排風ファン9のベース板9aに設け、ベース板9aの送風モータ10側に設けた送風フィン11aによって冷却ファン11を形成し、冷風室Aの空気を使って送風モータ10を冷却することを特徴とする冷風除湿機の送風構造。
  2. 仕切板2の開口2aの周辺には排風ファン9のベース板9aの投影面内に位置する冷却スクロール11bを設け、該開口2aと冷却スクロール11bとの間の仕切板2にベース板9aから接近する送風フィン11aを同心円状に配置して冷却ファン11を構成したことを特徴とする請求項1に記載の冷風除湿機の送風構造。
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