JP3596588B2 - サッシ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、枠体を横方向、又は縦方向に任意角度で連続するサッシに関するものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
枠体を横方向に任意角度で連続する手段として、例えば図5の如く基枠材5の外周側に第一弧状部R1と第二弧状部R2とを設け、第一弧状部R1に第一連結材J1を、第二弧状部R2に第二連結材J2を固定し、第一連結材J1に第一枠材10を、第二連結材J2に第二枠材20を、角度調整自在に固定しているが、第一連結材と第二連結材とは、予め第一枠材と第二枠材の取付角度に合わせて固定する必要があるため、高度の技術を要する問題点があるし、一度固定した第一連結材と第二連結材とは、後から調整できない問題点もあった。また第一枠材と第二枠材に対するパネルの取付けも困難である問題点があった。
そこでこの発明は、従来技術の備えるこのような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、枠材を任意角度に簡単に連続したサッシを提供することにある。
【0003】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のサッシは、請求項1として、基枠材と、第一枠材と、第二枠材と、第一押縁材と、第二押縁材とを備え、基枠材は、第一角度調整部と、第二角度調整部と、両角度調整部の間に仕切りとを備え、第一角度調整部は第一曲面を備え、第二角度調整部は第二曲面を備え、第一曲面と第二曲面とは仕切りを中心として同心円で凹曲しており、第一枠材は、第一角度調整部への第一摺接部と、仕切りの第一側面部に対して進退する第一ネジとを備え、第一摺接部は第一ネジの進退に応じて第一曲面に沿って移動するものであり、第二枠材は、第二角度調整部への第二摺接部と、仕切りの第二側面部に対して進退する第二ネジとを備え、第二摺接部は第二ネジの進退に応じて第二曲面に沿って移動するものであり、第一枠材は第一ネジにより所定角度に調整した状態で、基枠材に対して取付けてあり、第二枠材は第二ネジにより所定角度に調整した状態で、基枠材に対して取付けてあり、第一押縁材が第一枠材及び仕切りの室外面に対して、且つ第二押縁材が第二枠材及び仕切りの室外面に対して室外側から取付けてあり、第一押縁材と第二押縁材との間で且つ第一押縁材及び第二押縁材の仕切りに対する取付部の室外側にシール部を設けている。
【0004】
ここで基枠材とは、躯体の室外側開口部に位置し、例えば第一枠体の第一縦枠材と第二枠体の第二縦枠材、又は第一枠体の第一横枠材と第二枠体の第二横枠材を取付けるものを言い、以下、第一縦枠材及び第一横枠材を第一枠材とし、第二縦枠材及び第二横枠材を第二枠材とする。
ここで仕切りとは、基枠材の幅方向の略中間部から室外向きに突出していて、第一角度調整部側に第一側面部を、第二角度調整部側に第二側面部を備えるものを言う。
ここで第一角度調整部とは、仕切りから第一枠材の取付側において、第一枠材の角度調整を可能にするものを言い、第二角度調整部とは、仕切りから第二枠材の取付側において、第二枠材の角度調整を可能にするものを言う。
第一角度調整部と第二角度調整部は、同じ範囲に設け、同角度の調整を可能にすることが望ましいが、異なる範囲に設け、異なる角度に調整することも可能である。
【0005】
ここで第一枠材とは、横方向に連続する第一枠体の縦枠材、又は縦方向に連続する第一枠体の横枠材であり、予め仕切りの第一側面部に対して進退する第一ネジを備えておき、第一摺接部を基枠材の第一角度調整部に当接するものを言い、第一ネジを進退した時、第一ネジの進退に応じて、第一摺接部が第一角度調整部に沿って移動するものを言う。
例えば第一枠材を第一ネジで第一側面部から離した時、第一摺接部が第一角度調整部の第一側面部より離れた端部側に位置し、第一枠材の全体を室外側に向けて傾斜し、反対に第一枠材を第一ネジで第一側面部側へ接近した時、第一摺接部が第一角度調整部の第一側面部寄りに位置し、第一枠材の全体を室内側側に向けて傾斜する。
ここで第二枠材とは、横方向に連続する第二枠体の縦枠材、又は縦方向に連続する第二枠体の横枠材であり、予め仕切りの第二側面部に対して進退する第二ネジを備えておき、第二摺接部を基枠材の第二角度調整部に当接するものを言い、第二枠材と同様に、第二ネジを進退した時、第二ネジの進退に応じ、第二摺接部がて第二角度調整部に沿って移動するものを言う。
【0006】
ここで第一押縁材とは、取付角度を調整した第一枠材に対して室外側から取付けるものを言い、第二押縁材とは、第一押縁材と同様に、取付角度を調整した第二枠材に対して室外側から取付けるもの言う。
ここで第一ネジ及び第二ネジとは、ボルトやビス等を含むもので、第一枠材及び第二枠材に螺合して進退するものと、第一枠材及び第二枠材に空転自在に保持され、第一側面部及び第二側面部に螺合するものを言い、且つ第一角度調整部に第一摺接部を当接している第一枠材を、仕切りの第一側面部に接近したり、第一側面部から遠ざけたりするもの、及び第二角度調整部に第二摺接部を当接している第二枠材を、仕切りの第二側面部に接近したり、第二側面部から遠ざけたりするものを言う。
ここでシール部とは、第一押縁材と第二押縁材との間で、且つ第一押縁材及び第二押縁材の取付部から室外側に設けるものを言い、室内側への雨水の浸入を防ぐものを言う。
【0007】
請求項2として、第一枠材及び第二枠材の基枠材への取付部は、相互に噛合うように互い違いに形成してあり、仕切りに対して交互に取付けてある。
ここで基枠材への取付部とは、第一枠材に設ける基枠材への取付部(以下、第一枠材取付部とする)と、第二枠材に設ける基枠材への取付部(以下、第二枠材取付部とする)とを言う。
ここで取付部が相互に噛合うように互い違いに形成してあるとは、第一枠材取付部を、第二枠材取付部の形成範囲を避けて設け、第二枠材取付部を、第一枠材取付部の形成範囲を避けて設けることを言い、そのことにより、第一枠材取付部と第二枠材取付部とが、仕切りに対して重なり合うことなく交互に取付けられ、且つ、第一枠材及び第二枠材の取付角度を調整しても、重なり合うことがないことを言う。
【0008】
請求項3として、第一押縁材の第一枠材への取付部、及び第二押縁材の第二枠材への取付部は、相互に噛合うように互い違いに形成してある。
ここで第一押縁材の取付部(以下、第一押縁材取付部とする)とは、第一枠材取付部への取付けが可能となるものを言い、第二押縁材の取付部(以下、第二押縁材取付部とする)とは、第二枠材取付部への取付けが可能となるものを言う。
ここで取付部が相互に噛合うように互い違いに形成してあるとは、第一押縁材取付部を第二押縁材取付部の形成範囲を避けて設けること、第二押縁材取付部を第一押縁材取付部の形成範囲を避けて設けることを言い、第一枠材取付部及び第二枠材取付部と同様に、第一押縁材取付部と第二押縁材取付部とが重なり合うことなく取付けることができ、且つ、第一枠材及び第二枠材の取付角度を調整しても、重なり合うことがないことを言う。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明によるサッシを実施形態の図1〜3に基づき説明すれば、基枠材5と、第一枠材10と、第二枠材20と、第一押縁材3と、第二押縁材4とを備え、基枠材5は、第一角度調整部6と、第二角度調整部7と、両角度調整部6,7の間に仕切り8とを備え、第一枠材10は、第一角度調整部6に摺接する第一摺接部12と、仕切り8の第一側面部8aに対して進退する第一ネジN1とを備え、第二枠材20は、第二角度調整部7に摺接する第二摺接部22と、仕切り8の第二側面部8bに対して進退する第二ネジN2とを備え、第一枠材10は第一ネジN1により所定角度に調整した状態で、基枠材5に対して取付けてあり、第二枠材20は第二ネジN2により所定角度に調整した状態で、基枠材5に対して取付けてあり、第一押縁材3が第一枠材10に対して、第二押縁材4が第二枠材20に対して室外側から夫々取付けてあり、第一押縁材3及び第二押縁材4の取付部32,42の室外側にシール部Sを設けている。
【0010】
基枠材5は図2(イ)の如く、躯体の構造材A等に取付ける固定部5aと、固定部5aの幅方向の略中間部から室外向きに突出する仕切り8と、仕切り8より第一枠材10側に設けた第一角度調整部6と、仕切り8より第二枠材20側に設けた第二角度調整部7とを備えている。
第一角度調整部6は仕切り8から第一枠材10の取付側において、第一枠材10の角度調整を可能にする第一曲面6aを備え、第二角度調整部7は仕切り8から第二枠材20の取付側において、第二枠材20の角度調整を可能にする第二曲面7aを備え、第一曲面6aと第二曲面7aとは、仕切り8を中心として同心円で凹曲し、且つ仕切り8より離れた端部側に、第一枠材10の第一摺接部12、及び第二枠材20の第二摺接部22に当接するタイト材Tを夫々備え、例えば横方向に連続する第一枠体1と第二枠体2を角度調整して取付ける。
基枠材5の取付手段として、固定部5aを構造材Aにボルトで固定し、或いは溶接により取付けることも可能であるが、固定部5aの室内側に、室内向きに開口する袋溝5bを設け、図1の如く構造材Aに溶接した取付部材C、又は構造材AにボルトBで固定した取付部材Cに、袋溝5bに沿ってスライドするボルトBを備え、構造材Aの長手方向に調整して取付けることが望ましい。
【0011】
第一枠材10は図2(ロ)の如く、第一枠体1を構成する一部材であり、仕切り8の第一側面部8aに対向する第一基部11と、第一角度調整部6の第一曲面6aに当接する第一摺接部12とを備え、第一基部11に、第一側面部8aに対して進退する第一ネジN1を螺入している。
この第一枠材10は、予め第一基部11に第一ネジN1を仕切り8の第一側面部8aに向けて螺入しておき、第一基部11を第一側面部8aに対向し、第一摺接部12を第一曲面6aに当接して、第一ネジN1を進退するもので、第一ネジN1の進退に応じて第一摺接部12が第一曲面6aに沿って移動する。
例えば図4(イ)の如く第一ネジN1を第一側面部8aへ多く突出した時、第一摺接部12が第一曲面6aの第一側面部8aより離れた端部側に位置し、第一枠材10の全体が室外側に向けて傾斜し、反対に図4(ロ)の如く第一ネジN1の第一側面部8aへの突出を少なくした時、第一摺接部12が第一曲面6aの第一側面部8a側に接近し、第一枠材10の全体が室内側側に向けて傾斜する。
【0012】
第二枠材20は図2(ニ)の如く、第二枠体2を構成する一部材であり、仕切り8の第二側面部8bに対向する第二基部21と、第二角度調整部7の第二曲面7aに当接する第二摺接部22とを備え、第二基部21に、第二側面部8bに対して進退する第二ネジN2を螺入している。
この第二枠材20は、第一枠材10と同様に、予め第二基部12に第二ネジN2を仕切り8の第二側面部8bに向けて螺入しておき、第二基部12を第二側面部8bに対向し、第二摺接部22を第二曲面7aに当接して、第二ネジN2を進退するもので、第二ネジN2の進退に応じて第二摺接部22が第二曲面7aに沿って移動する。
【0013】
第一押縁材3は図2(ハ)の如く、第一枠材10の第一基部11の室外側に嵌合する第一嵌合部31を備え、第一枠材10にパネルPを嵌め込んだ後、室外側から取付け、第一枠材10との間にパネル嵌挿部14を形成するものである。
第二押縁材4は図2(ヘ)の如く、第二枠材20の第二基部21の室外側に嵌合する第二嵌合部41を備え、第一押縁材3と同様に、第二枠材20にパネルPを嵌め込んだ後、室外側から取付け、第二枠材20との間にパネル嵌挿部24を形成するものである。
シール部Sは、第一枠材10に取付けた第一押縁材3と、第二枠材20に取付けた第二押縁材4との間で、しかも第一押縁材3と第二押縁材4の取付部32,42の室外側に設けるもので、例えばシール材、パテ、コーキング材等を設け、主に押縁材3,4間から室内側への雨水の浸入を防ぐものである。
【0014】
請求項2として、第一枠材10及び第二枠材20の基枠材5への取付部13,23は、相互に噛合うように互い違いに形成してあり、仕切り8に対して交互に取付けてある。
第一枠材10の取付部13(以下、第一枠材取付部13とする)は、第一基部11に設けてあり、第二枠材20の取付部23(以下、第二枠材取付部23とする)は、第二基部21に設けてあり、且つ第一枠材取付部13と第二枠材取付部23とが、相互に噛合うように互い違いに形成してある。
例えば図3の如く第一枠材取付部13を、第二枠材取付部23の形成範囲を避けて設け、第二枠材取付部23を、第一枠材取付部13の形成範囲を避けて設けるもので、第一枠材取付部13と第二枠材取付部23とを基枠材5の仕切り8に取付けた時、交互に取付けられ、第一枠材10と第二枠材20の取付角度を調整しても、相互に重なり合うことがない。
【0015】
請求項3として、第一押縁材3の第一枠材10への取付部32、及び第二押縁材4の第二枠材20への取付部42は、相互に噛合うように互い違いに形成してある。
第一押縁材3の取付部32(以下、第一押縁材取付部32とする)は、第一枠材取付部13に対向して、第一枠材取付部13の形成範囲内に設けるか、第二押縁材4の取付部42(以下、第二押縁材取付部42とする)の形成範囲を避けて設け、第一枠材取付部13にネジNで取付ける。
第二押縁材取付部42は、第二枠材取付部23に対向して、第二枠材取付部23の形成範囲内に設けるか、第一押縁材取付部32の形成範囲を避けて設け、第二枠材取付部23にネジNで取付ける。
即ち、第一押縁材取付部32と第二押縁材取付部42は図3の如く、相互に噛合うように互い違いに形成してあり、そのことにより、第一枠材取付部13、及び第二枠材取付部23と同様に、第一押縁材取付部32と第二押縁材取付部42とが重なり合うことなく取付けることができ、且つ、第一枠材10及び第二枠材20の取付角度を調整しても、重なり合うことがない。
【0016】
本発明のサッシは上記の通りであるから、例えば図2(イ)の如く躯体の構造材Aに基枠材5を取付け、基枠材5の第一角度調整部6に図2(ロ)の如く第一枠材10を嵌合し、第一枠材取付部13を仕切り8に、第一摺接部6を第一曲面6aに当接し、第一枠材取付部13を仕切り8にネジNで取付けた後、第一ネジN1を進退すれば、第一摺接部6は第一曲面6aに沿って仕切り8から遠ざかるように摺動し、或いは仕切り8側に接近するように摺動するので、第一枠材10の連結角度を調整することができる。
次いで図2(ハ)の如く、第一押縁材3の第一嵌合部31を第一枠材10の第一基部11に嵌合し、第一押縁材取付部32を第一枠材取付部13の室外側に当接し、第一押縁材取付部32を第一枠材取付部13にネジNで取付ける。
第二枠材20と第二押縁材4とは、図2(ホ)(ヘ)の如く、第一枠材10及び第一押縁材3と同様の手段で取付ける。
尚、第二枠材20と、第一押縁材3と、第二押縁材4との取付け工程は任意であり、例えば第一枠材10に図2(ハ)の如く第一押縁材3を取付け、次に図2(ホ)の如く第二枠材20を、図2(ヘ)の如く第二押縁材4を取付けることも可能であるし、図2(ニ)の如く第一枠材10と第二枠材20とを取付け、次に図2(ハ)の如く第一押縁材3を、図2(ヘ)の如く第二押縁材4とを取付けることも可能である。
【0017】
【実施例】
本発明のサッシは、採光部を横方向、或いは周囲に連続する天窓、ショーウインドの壁等にも応用可能で、用途は限定されるものではない。
また、第一枠体1と第二枠体2とを左右に連続する場合、取付部材Cを構造材Aに対して傾斜して取付け、取付部材Cに基枠材5を取付け、傾斜した基枠材5に対して直交するように連続することこも可能であるし、傾斜した基枠材5に左右されることなく、構造材Aに平行して連続することも可能である。
パネル嵌挿部14,24の一方にパネルPを嵌挿し、他方のパネル嵌挿部14に外装材を取付け、或いはパネル嵌挿部14を塞ぐカバーを取付け、パネル嵌挿部14とパネルPの隙間をシールし、パネル嵌挿部24と外装材との隙間をコーキングし、カバーと躯体との間をコーキングすることこも可能である。
第一角度調整部6の第一曲面6aと、第二角度調整部7の第二曲面7aは、室内向きに凹曲するものに限定されるものではなく、室外向きに凸曲することも可能であるし、且つ曲面6a,7aが基枠材5の幅方向に平行して凹凸するもの、基枠材5の幅方向に直交して凹凸するもの、曲面6a,7aに平行して溝を備えるもの、曲面6a,7aに直交して溝を備えるものであってもよい。
【0018】
また、基枠材5の室外側に被取付部9を設け、被取付部9の室外面9aを、例えば仕切り8の基部を中心とた凸面にすると、例え第一枠材10、及び第二枠材20を角度調整しても、第一枠材取付部13、及び第二枠材取付部23は、室外面9aに常に互い違いに当接するので、ネジNによる取付けが安定する。
第一押縁材3と第二押縁材4との取付手段は、実施形態に限定されるものではなく、例えば第一押縁材3を第一枠材10の第一基部11に、第二押縁材4を第二枠材20の第二基部21に取付けることも可能であるし、第一押縁材取付部32を第一枠材取付部13と共に被取付部9にネジNで取付け、第二押縁材取付部42を第二枠材取付部23と共に被取付部9にネジNで取付けることも可能である。
尚、基枠材5と、第一枠材10と、第二枠材20と、第一押縁材3と、第二押縁材4とは、軽金属材、特にアルミニウム合金にて押出し形成することが望ましく、且つ基枠材5の第一角度調整部6と第二角度調整部7とを対称に形成し、第一枠材10と第二枠材20とを対称に形成し、第一押縁材3と第二押縁材4とを対称に形成すれば、第一枠材10と第二枠材20、第一押縁材3と第二押縁材4とを夫々兼用し得るので、安価に提供し得るし、作業性も向上する。
【0019】
【発明の効果】
本発明のサッシは上記の通りであるから、次に記載する効果を奏する。
請求項1に記載のサッシは、第一及び第二枠材に、基枠材の第一及び第二角度調整部の間に設けた仕切りに対して進退する第一及び第二ネジを備えるので、第一及び第二枠材は取付状態において、第一及び第二押縁材の取付け前に、取付角度を簡単に微調整できる。しかも第一及び第二押縁材は、第一、第二枠材に後から取付けるので、パネルの取付けが簡単容易であるし、第一及び第二押縁材の取付部の室外側にシール部を有するので、取付部の水密性も維持できる。
請求項2に記載のサッシは、第一枠材及び第二枠材の取付部が、相互に噛合うように互い違いに形成してあるので、角度調整に容易に対応でき、しかも仕切りに取付けてもかさばらない利点がある。
請求項3に記載のサッシは、第一押縁材及び第二押縁材の取付部も、相互に噛合うように互い違いに形成してあるので、角度調整に容易に対応でき、しかも取付部もかさばらない利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるサッシの連結例を示す要部横断面図である。
【図2】(イ)(ロ)(ハ)(ニ)(ホ)(ヘ)基枠材に対する第一枠体と第二枠体、及び第一押縁材と第二押縁材の取付工程例を示す一部切欠平面図である。
【図3】取付部の関係を示す要部斜視図である。
【図4】(イ)(ロ)角度調整時の横断面図である。
【図5】従来サッシの施工例を示す一部切欠側面図である。
【符号の説明】
1 第一枠体、2 第二枠体
3 第一押縁材、4 第二押縁材
5 基枠材
6 第一角度調整部、7 第二角度調整部
8 仕切り、8a 第一側面部、8b 第二側面部
9 被取付部
10 第一枠材、20 第二枠材
12 第一摺接部、22 第二摺接部
13,23 取付部(13 第一枠材取付部、23 第二枠材取付部)
32,42 取付部(32 第一押縁材取付部、42 第二押縁材取付部)
N ネジ、N1 第一ネジ、N2 第二ネジ
S シール部
A 躯体の構造材、B ボルト、C 取付部材
P パネル

Claims (3)

  1. 基枠材と、第一枠材と、第二枠材と、第一押縁材と、第二押縁材とを備え、基枠材は、第一角度調整部と、第二角度調整部と、両角度調整部の間に仕切りとを備え、第一角度調整部は第一曲面を備え、第二角度調整部は第二曲面を備え、第一曲面と第二曲面とは仕切りを中心として同心円で凹曲しており、第一枠材は、第一角度調整部への第一摺接部と、仕切りの第一側面部に対して進退する第一ネジとを備え、第一摺接部は第一ネジの進退に応じて第一曲面に沿って移動するものであり、第二枠材は、第二角度調整部への第二摺接部と、仕切りの第二側面部に対して進退する第二ネジとを備え、第二摺接部は第二ネジの進退に応じて第二曲面に沿って移動するものであり、第一枠材は第一ネジにより所定角度に調整した状態で、基枠材に対して取付けてあり、第二枠材は第二ネジにより所定角度に調整した状態で、基枠材に対して取付けてあり、第一押縁材が第一枠材及び仕切りの室外面に対して、且つ第二押縁材が第二枠材及び仕切りの室外面に対して室外側から取付けてあり、第一押縁材と第二押縁材との間で且つ第一押縁材及び第二押縁材の仕切りに対する取付部の室外側にシール部を設けていることを特徴とするサッシ。
  2. 第一枠材及び第二枠材の基枠材への取付部は、相互に噛合うように互い違いに形成してあり、仕切りに対して交互に取付けてあることを特徴とする請求項1記載のサッシ。
  3. 第一押縁材の第一枠材への取付部、及び第二押縁材の第二枠材への取付部は、相互に噛合うように互い違いに形成してあることを特徴とする請求項2記載のサッシ。
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