JP3595371B2 - 血液補助循環装置 - Google Patents

血液補助循環装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3595371B2
JP3595371B2 JP8269195A JP8269195A JP3595371B2 JP 3595371 B2 JP3595371 B2 JP 3595371B2 JP 8269195 A JP8269195 A JP 8269195A JP 8269195 A JP8269195 A JP 8269195A JP 3595371 B2 JP3595371 B2 JP 3595371B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blood
circuit
tube
assisting
inflow
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP8269195A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08276007A (ja
Inventor
進 鈴木
仁 小柳
広明 押山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Terumo Corp
Original Assignee
Terumo Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Terumo Corp filed Critical Terumo Corp
Priority to JP8269195A priority Critical patent/JP3595371B2/ja
Publication of JPH08276007A publication Critical patent/JPH08276007A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3595371B2 publication Critical patent/JP3595371B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、心肺機能を補助するために用いられる血液補助循環装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、血液の補助循環法としては、動静脈バイパスを用いる方法、補助人工心臓を用いる方法、大動脈内バルーンポンピング法(IABP法)等がある。
【0003】
そして、補助人工心臓を用いる方法が、最も血液補助循環効果が高いが、開胸の必要があるので患者に与える負担が大きく、更に操作が煩雑である。また、IABP法は、操作が容易であるが、大動脈内に挿入されたバルーンの膨張と収縮による血液の送血であるため、送血できる量が少なく、補助循環効果が低いものであった。
【0004】
一方、動静脈バイパス法は、補助人工心臓を用いる方法に比べて、補助循環効果は低いが、開胸の必要がないので患者に与える負担が小さく、更に、IABP法よりも高い補助循環効果を有している。
【0005】
そして、動静脈バイパス法に用いられる血液補助静脈装置は、大腿静脈より挿入して留置される脱血用カテーテルが設けられた脱血側血液回路、血液ポンプ、人工肺及び返血側血液回路を少なくとも備えている。さらに、血液ポンプとしては、定圧ポンプ(例えば、遠心ポンプ)又はローラーポンプが用いられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の血液補助循環装置に用いられるローラーポンプは、血液回路を構成する血液チューブをしごいて送血するものであるので、脱血量が不足した際には空気を送ってしまう恐れがあるため、ポンプの手前に一定量の血液を確保するための貯血槽が設けられていた。この貯血槽は、脱血側血液回路に血液流入回路及び血液流出回路が接続されており、クランプの開閉により血液が脱血側血液回路に流入するものである。このため、患者からの脱血を落差により行わなければならなず、落差による脱血量では高い流量を得ることができないため、高流量にて補助循環を行うことができなかった。
【0007】
一方、定圧ポンプである遠心ポンプを用いる血液補助循環装置では、血液の送血はポンプの遠心力により行うものであるので、貯血槽を設ける必要がなく、落差による脱血を行う必要もなく、さらには補助循環回路を閉鎖回路とすることもできる。このため、高流量にて且つ安全に血液の補助循環を行うことができる。
【0008】
しかしながら、定圧ポンプを用いた血液補助循環装置は、貯血槽を備えていない閉鎖血液回路であるので、患者が臓器内出血を起こしている場合などの緊急処置、即ち、血液量を補うための輸血や、血圧を低下させるための薬液投与などを行う際には、脱血側回路に血液バッグを血液チューブを介して接続して輸血を行ったり、点滴により薬液を投与する必要が生じる。ところが、脱血側回路に血液バッグを接続しての輸血は、準備に時間がかかるうえに、血液バッグの接続時に空気が回路内に入り込み、定圧ポンプを用いても空気を送ってしまう恐れが生じる。また、点滴による薬液投与は、落差により行われるので、短時間に多量の薬液投与がでない。
【0009】
血液補助循環の必要となる患者は、その使用目的からもわかるように心臓機能が不十分な状態となっているので、一刻も早く多量の輸血や薬液投与が必要となる。このため、血液量を簡単に制御することが可能であり、薬液の投与が容易な血液の補助循環が好ましいと本発明者らは考えた。
【0010】
そこで、本発明の目的は、動静脈バイパス法を用いた血液補助循環装置であって、血液量の制御や薬液の投与を容易に行うことが可能な血液補助循環装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明の血液補助循環装置は、脱血側血液回路と、返血側血液回路と、該脱血側血液回路と該返血側血液回路との間に設けられた定圧ポンプと人工肺とを有する血液補助循環回路と、該返血側血液回路に接続された血液流入回路と、該脱血側血液回路に接続された血液流出回路と、該血液流入回路と該血液流出回路との間に設けられた貯血槽とを有する貯血回路とを備えることを特徴とする。
【0012】
また、該貯血回路に設けられた貯血槽が、液体導入口と、脱気口とを備えることが好ましい。さらに、該返血側血液回路と該血液流入回路との接続部及び該脱血側血液回路と該血液流出回路との接続部に開閉機構が設けられていることが好ましい。また、前記開閉機構が、三方活栓、二方活栓及びクレンメであることが好ましい。さらに、該脱血側血液回路に液体流入口が設けられていることが好ましい。また、該血液補助循環回路の脱血側血液回路には脱血用カテーテルが、該血液補助循環回路の返血側血液回路には返血用カテーテルが各々設けられていることが好ましい。
【0013】
【作用】
以上の構成において、本発明の血液補助循環装置は、貯血回路の貯血槽に血液や薬液を流入して一時的に貯血及び/又は貯液することが可能であり、そして、この血液や薬液を血液流出回路から脱血側血液回路間に定圧ポンプの遠心力で送り、さらに、脱血側血液回路から返血側血液回路に送ることが可能である。
【0014】
また、本発明の血液補助循環装置は、患者から脱血した血液を返血側血液回路から血液流入回路に流入して貯血槽内に一時的に貯血することが可能であり、そして、患者の血液が不足したときには、この血液を定圧ポンプの遠心力により血液流出回路から脱血側血液回路に送り、さらに脱血側血液回路から返血側血液回路に送ることが可能である。
【0015】
【実施例】
本発明の血液補助循環装置を添付図面に示す好適な実施例を用いて詳細に説明する。
【0016】
図1は、本発明の実施例に係る血液補助循環装置の概略図であり、図2は、本発明の実施例に係る血液補助循環装置を構成する貯血槽の概略図である。図1において、本発明の血液補助循環装置1は、血液補助循環回路10と貯血回路20とを備える。そして、血液補助循環回路10は、脱血側血液回路12と、返血側血液回路13と、脱血側血液回路12と返血側血液回路13との間に設けられた定圧ポンプ14と人工肺15とを有する。また、貯血回路20は、返血側血液回路13に接続された血液流入回路22と、脱血側血液回路12に接続された血液流出回路23と、血液流入回路22と血液流出回路23との間に設けられた貯血槽24とを有する。
【0017】
そして、本発明の血液補助循環装置1の血液補助循環回路10を構成する定圧ポンプ14は、一定の圧力で血液を送液するものであり、例えば、遠心ポンプ、タービンポンプ、スクリューポンプなどが使用できるが、特に、遠心ポンプが好適に使用できる。
【0018】
また、人工肺15としては、どのようなタイプの人工肺でもよいが、膜型人工肺が好ましく、特に、中空糸膜型人工肺が好ましい。
【0019】
中空糸膜型人工肺としては、ハウジングと、ハウジング内に挿入された血液処理用部材であるガス交換中空糸膜と、中空糸膜束の両端部をハウジングの両端部に液密に固定する隔壁と、ハウジングの両端部付近にそれぞれ設けられ、血液処理用部材である中空糸膜の外面とハウジングの内壁と隔壁とにより形成される空間(血液室)に連通する血液流入口及び流出口と、ハウジングの両端部にそれぞれ取り付けられ、血液処理用流体であるガスの流入口を有するガス流入ポート及びガスの流出口を有するガス流出ポートを有するが好適に使用できる。
【0020】
そして、筒状体のハウジング内に収納されている中空糸束としては、ガス交換用中空糸膜が1万〜6万本程度を束ねたものが使用されており、ガス交換用中空糸膜としては、多孔質膜であり、貫通する多数の微細孔を有している。このガス交換用中空糸膜としては、内径100〜1000μm、好ましくは100〜300μm、肉厚5〜80μm、好ましくは10〜60μm、空孔率20〜80%、好ましくは30〜60、また微細孔の孔径は0.01〜5μm、好ましくは0.01〜1μm程度のものが好適に使用される。また、中空糸膜に限らず平膜状のものであってもよい。ガス交換用中空糸膜の材質としては、ポリプロピレン、ポリエチレンなどのポリオレフィン、ポリテトラフルオロエチレン、ポリスルホン、ポリアクリロニトリル、セルロースアセテートなどの高分子材料が使用でき、好ましくは、疎水性高分子であり、特に好ましくは、ポリオレフィン系樹脂であり、より好ましくは、ポリプロピレンであり、延伸法又は相分離法などにより微細孔を形成させたポリプロピレンが望ましい。
【0021】
脱血側血液回路12、即ち脱血側血液チューブ12は、先端側に脱血用カテーテル121を備えており、他端には定圧ポンプである遠心ポンプ14に接続されている。また、返血側血液回路13、即ち返血側血液チューブ13は、先端に人工肺15に接続されており、基端側には返血用カテーテルが備えられている。そして、遠心ポンプ14と人工肺15とは、送血用チューブ16により接続させている。
【0022】
そして、脱血側チューブ12、返血側チューブ13及び送血用チューブ16としては、内径4.0〜12mm、好ましくは8.0〜10mm、肉厚0.5〜4.0mm、好ましくは1.0〜3.0mmであり、例えば、ポリ塩化ビニル樹脂、シリコーンゴムなどの透明性を有する可撓性合成樹脂製管が好適に使用できる。
【0023】
さらに、脱血側血液チューブ12或いは返血側血液チューブ13中に流量計(図示せず)を設けても良い。これは、定圧ポンプ、特に、遠心ポンプを用いた場合、ポンプの回転数から流量を確認することが困難であり、流量確認のために設けることが好ましい。流量計としては、血液に直接接触することなく、チューブ内を流れる血液の流量を測定できるものが好ましく、例えば、超音波流量計が好適に使用される。
【0024】
また、血液補助循環回路10の所定の箇所、好ましくは脱血側血液チューブ12に液体流入口123が設けられていることが好ましく、プライミング時には、脱血側血液チューブ12と返血側血液チューブ13或いは、脱血用カテーテル121と返血用カテーテル131をコネクタなどで接続して、この液体流入口123から例えば、重炭酸ナトリウム水溶液等のプライミング溶液を流入し、プライミング操作を行う。また、この液体流入口123から乳酸化ゲル等の代用血漿、ヘパリン等の抗凝固剤、利尿剤、等を流入することができる。
【0025】
また、血液補助循環回路10の返血側血液チューブ13には、血液採取口(図示せず)を設けることが好ましく、この血液採取口からサンプリング血液を採取して、人工肺15により血液の酸素富化が正常に行われているかを確認できる。また、血液採取口は、返血側血液チューブ13に三方活栓をもうけた開閉自在であるものが好適に使用できる。
【0026】
一方、本発明の血液補助循環装置1の貯血回路20を構成する貯血槽24は、例えば、ポリ塩化ビニル樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリカーボネート、などの合成樹脂製の容器体であり、特に合成樹脂製シートを接着して形成されたものが好ましく、より好ましくは、軟質ポリ塩化ビニル樹脂製シートを高周波等によりシールして、内部に貯血空間241を限定するようにしたものが好適に使用される。この貯血空間241の容量は、500〜2000ml、好もしくは1000ml程度が好適に使用できる。
【0027】
そして、この貯血槽24の底部側(図において下側)には、返血側血液チューブ13に接続されてなる血液流入回路242、即ち血液流入チューブ242と、脱血側血液チューブ12に接続されてなる血液流出回路、即ち血液流出チューブ243がそれぞれ設けられている。血液流入チューブ242は、貯血空間241内に突出して設けられており、上端において封止され、この封止部に下方に血液を流出させる開口を多数有する。この開口は、血液を貯血空間241内に略水平方向の緩やかな流れとして流出させる。なお、血液流入チューブ242から貯血槽24に流入する血液は、血液補助循環回路10内の血液であるため、血液に気泡が混入している恐れがないので、血液流入チューブ242を貯血空間241の底部から突出して設けなくてもよいが、プライミング時にプライミング溶液に混入した気泡が除去されずに血液流出チューブ243から流出した場合に血液補助循環回路10中に気泡が残留する恐れがあるため、血液流入チューブ242を貯血空間241の底部から所定長突出して設け、さらに開口の形成位置も所定の高さの位置には設けた。また、血液流出チューブ243の先端部は、貯血空間241の底面付近に設けた。血液流出チューブ243の先端部が、貯血空間241の底部から突出して設けられていると、貯血空間241内の血液を全て流出することができないので、あまり突出して設けない方がよい。
【0028】
また、貯血槽24に設けられた血液流入チューブ242及び血液流出チューブ243に対向する位置(図において上側)には、輸血のための血液、血圧低下剤や上昇剤などの薬液、等の液体を貯血空間241内に導入するための液体導入口244と、この貯血空間241に導入した血液、薬液等から除泡された空気を排出するための脱気口245(ベントラインチューブ245)が設けられている。
【0029】
貯血空間241を限定する傾斜部246は、液体導入口244から導入された血液、薬液などに混入した気泡をベントラインチューブ245に向けて排出させるためのものである。
【0030】
血液補助循環回路10と貯血回路20の接続部、即ち血液補助循環回路10の返血側血液チューブ13と貯血回路20の血液流入チューブ22の接続部、及び血液補助循環回路10の脱血側血液チューブ12と貯血回路20の血液流出チューブ23との接続部には、それぞれ三方活栓132,122が設けられていることが好ましい。この返血側血液チューブ13に設けられた三方活栓132の操作により、返血側血液チューブ13内を流れる血液を血液流入貯血槽22を介して貯血槽24内に流入することができる。また、脱血側血液チューブ12に設けられた三方活栓122の操作により、貯血槽24内の血液、薬液等を血液流出チューブ23を介して脱血側血液チューブ12に流出することも可能である。また、上述の血液採取口を設けなくとも、返血側血液チューブ13を流れる血液を血液流入チューブ22を介して貯血槽24内に流入し、液体導入口244からサンプリング血液を得ることも可能である。
【0031】
そして、液体流入チューブ242及び液体流出チューブ243としては、内径2.0〜12mm、好ましくは4.0〜10mm、肉厚0.5〜4.0mm、好ましくは1.0〜3.0mmであり、例えば、ポリ塩化ビニル樹脂、シリコーンゴムなどの透明性を有する可撓性合成樹脂製管が好適に使用できる。
【0032】
また、本発明の血液補助循環装置1は、抗凝固剤を用いることなく血液循環できることが好ましい。このために、血液補助循環回路10及び貯血回路20中の血液接触面に抗血栓性材料を固定することが好ましい。抗血栓性材料としては、ヘパリン、ポリアルキルスルホン、エチルセルロース、アクリル酸エステル系重合体、メタアクリル酸エステル系重合体(例えば、HEMA重合体[ポリヒドロキシエチルメタクリレート])、疎水性セグメントと親水性セグメントの両者を有するブロック又はグラフト共重合体(例えば、HEMA−MMA[ポリヒドロキシエチルメタクリレート−メチルメタクリレート]のブロック共重合体、HEMA−スチレン−HEMAのブロック共重合体、HEMA−MMA/AA[アクリル酸]のブロック共重合体、さらにこのブロック共重合体にアミノ基を有するポリマーを混合したブレンドポリマー、等)及び含フッ素樹脂などが使用できる。そして、上記のヘパリンを除く親水性樹脂を血液接触面に被覆した後、さらにその上にヘパリンを固定することが好ましい。この場合、ヘパリンをこの親水性樹脂の表面に固定するためには、親水性樹脂は、水酸基、アミノ基、カルボキシル基、ヘポキシ基、アルデヒド基、イソシアネート基、チオシアネート基及び炭素−炭素二重結合のいずれかを有するか、若しくは容易にこれらの官能基に変換可能な官能基を有していることが好ましい。特に、上記親水性樹脂にアミノ基を有するポリマーを混合したブレンドポリマーを用いることが好ましい。アミノ基を有するポリマーとしては、PA[ポリアミン]、PEI[ポリエチレンイミン]等が好ましい。
【0033】
ヘパリンの固定は、血液補助循環回路及び貯血回路の血液接触面に上記の親水性樹脂を被覆したのち、その表面にヘパリンの水溶液を接触させ、その後にグルタールアルデヒド、テレフタルアルデヒド、ホルムアルデヒドなどのアルデヒド類、ジフェニルメタジイソシアネート、2,4−トリレンジイソシアネート、カルボジイミド変性ジフェニルイソシアネート、1,4−ブタンジオールジグリシジルエーテル、ポリエチレングルタールジグリシジルエーテルなどの固定化剤、好ましくは、グルタールアルデヒドをカップリング剤として接触させることにより、上記の親水性樹脂を共有結合させることにより行うことができる。
【0034】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る血液補助循環装置は、脱血側血液回路と、返血側血液回路と、該脱血側血液回路と該返血側血液回路との間に設けられた定圧ポンプと人工肺とを有する血液補助循環回路と、該返血側血液回路に接続された血液流入回路と、該脱血側血液回路に接続された血液流出回路と、該血液流入回路と該血液流出回路との間に設けられた貯血槽とを有する貯血回路とを備えることにより、患者に返還する血液量を容易に調節することができる。
【0035】
また、本発明の血液補助循環装置は、該貯血回路に設けられた貯血槽が、液体導入口と、脱気口とを備えることにより、患者に輸血や薬液の投与を短時間で容易に行うことができる。
【0036】
さらに、該返血側血液回路と該血液流入回路との接続部及び該脱血側血液回路と該血液流出回路との接続部に開閉機構が設けられていることにより、血液の血液補助循環回路から貯血回路への移送、血液の血液回路から血液補助循環回路への移送を容易に行うことができる。
【0037】
また、該脱血側血液回路に液体流入口が設けられているので、プライミング操作を容易に行うころができる。
【0038】
さらに、該血液補助循環回路の脱血側血液回路には脱血用カテーテルが、該血液補助循環回路の返血側血液回路には返血用カテーテルが各々設けられていることにより、患者からの脱血及び返血を素早く行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る血液補助循環装置の概略図である。
【図2】本発明の実施例に係る血液補助循環装置を構成する貯血槽の概略図である。
【符号の説明】
1 血液補助循環装置
10 血液補助循環回路
12 脱血側血液チューブ
121 脱血用カテーテル
122 三方活栓
123 液体流入口
13 返血側血液チューブ
131 返血用カテーテル
132 三方活栓
14 遠心ポンプ
15 中空糸膜型人工肺
16 送血チューブ
20 貯血回路
22 血液流入チューブ
23 血液流出チューブ
24 貯血槽
241 貯血空間
242 液体流入チューブ
243 液体流出チューブ
244 液体導入口
245 脱気口

Claims (5)

  1. 脱血側血液回路と、返血側血液回路と、該脱血側血液回路と該返血側血液回路との間に設けられた定圧ポンプと人工肺とを有する血液補助循環回路と、
    該返血側血液回路に接続された血液流入回路と、該脱血側血液回路に接続された血液流出回路と、該血液流入回路と該血液流出回路との間に設けられた貯血槽とを有する貯血回路とを備えることを特徴とする血液補助循環装置。
  2. 該貯血回路に設けられた貯血槽が、液体導入口と、脱気口とを備えることを特徴とする請求項1に記載の血液補助循環装置。
  3. 該返血側血液回路と該血液流入回路との接続部及び該脱血側血液回路と該血液流出回路との接続部に開閉機構が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の血液補助循環装置。
  4. 該脱血側血液回路に液体流入口が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の血液補助循環装置。
  5. 該血液補助循環回路の脱血側血液回路には脱血用カテーテルが、該血液補助循環回路の返血側血液回路には返血用カテーテルが各々設けられていることを特徴とする請求項1に記載の血液補助循環装置。
JP8269195A 1995-04-07 1995-04-07 血液補助循環装置 Expired - Fee Related JP3595371B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8269195A JP3595371B2 (ja) 1995-04-07 1995-04-07 血液補助循環装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8269195A JP3595371B2 (ja) 1995-04-07 1995-04-07 血液補助循環装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08276007A JPH08276007A (ja) 1996-10-22
JP3595371B2 true JP3595371B2 (ja) 2004-12-02

Family

ID=13781447

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8269195A Expired - Fee Related JP3595371B2 (ja) 1995-04-07 1995-04-07 血液補助循環装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3595371B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006280395A (ja) * 2005-03-31 2006-10-19 Senko Medical Instr Mfg Co Ltd 体外循環血液回路

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08276007A (ja) 1996-10-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4559034A (en) Line for use in body fluid treatment
JP2610042B2 (ja) 体外循環用医療用器具の製造方法
US10543052B2 (en) Portable dialysis cabinet
US6337049B1 (en) Soft shell venous reservoir
ES2247053T5 (es) Procedimiento para vaciar un circuito de sangre de un dispositivo para el tratamiento extracorporal de sangre
US6770049B2 (en) Method of filling a tube system with a rinsing liquid and a tube system for use with this method
JPS6085757A (ja) 血漿搬出に有用な設備
JPS60150758A (ja) 腹膜透析装置
JPH09122228A (ja) 遠心ポンプ駆動制御装置および体外循環血液回路用送血装置
US11406747B2 (en) Extracorporeal circulation apparatus and method of discharging bubbles therefrom
JP2888609B2 (ja) 血液補助循環装置
US11554202B2 (en) Blood purification apparatus and method of discharging bubbles therefrom
JP3595371B2 (ja) 血液補助循環装置
WO2004006992A1 (ja) 腹膜透析装置及び腹膜透析方法
JP2851640B2 (ja) 一体型血液処理装置
JPS63226364A (ja) 血液成分採取セット
CN211024414U (zh) 一种ecmo密闭式预充装置
AU629926B2 (en) Intravenous system for delivering a beneficial agent
JP2003507149A (ja) 循環流体を生物学的に処理するための神経膠星状細胞装置
CN218356829U (zh) 一种血液透析用体外循环连接管
JP4084869B2 (ja) 体内留置型浄化装置
JP3360995B2 (ja) 人工心肺装置および貯血槽付人工肺
JPH08289930A (ja) 液体回路脱気用プラグ
JPS6176164A (ja) 血液の体外循環装置
JPS6241666A (ja) 体外循環肺補助用装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040723

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040810

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040903

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070910

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080910

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080910

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090910

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090910

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100910

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110910

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110910

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120910

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130910

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees