JP3595326B1 - ストレーナ装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明のストレーナ装置は、通水孔6が形成された集水管2と、集水管2の外周面に設けられた複数の第1スペーサ7と、第1スペーサ7を介して集水管2に巻かれ、第1通路9を形成する第1ストレーナ材8と、第2接合部3aおよび第1接合部2aを介して集水管2の上側に接合されるケーシング管3と、ケーシング管3の外周面に設けられた複数の第2スペーサ17と、第2スペーサ17を介してケーシング管3に巻かれ、第2通路19を形成する第2ストレーナ材18と、第1および第2ストレーナ材8、18とほぼ同じ外径を有し、第1および第2接合部2a、3aに設けられ、第1および第2通路9、19に連通する第3通路29を形成するリング状のジョイント4と、を備えている。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、地盤内に設置され、流入した地下水を強制的に汲み上げることによって地下水位を低下させるのに用いられるストレーナ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種のストレーナ装置として、例えば特許文献1に開示されたものが知られている。このストレーナ装置は、地盤の掘削孔に埋設される集水管と、その上側に連結されるケーシング管と、集水管およびケーシング管の外周面にそれぞれ突出するように設けられた複数のスペースガイドパイプと、これらのスペースガイドパイプを介して、集水管およびケーシング管にこれらを覆うようにそれぞれ取り付けられたストレーナ部材および補助ストレーナ部材と、集水管とケーシング管との連結部の外周面に設けられた複数のスペースガイドパイプと、これらのスペースガイドパイプを介して、ストレーナ部材および補助ストレーナ部材を連結するように取り付けられた被覆部材などを備えている。
【0003】
ストレーナ部材、補助ストレーナ部材および被覆部材は、いずれも通水性を有するメッシュ状のものである。また、これらの部材が、それぞれスペースガイドパイプを介して取り付けられることにより、ストレーナ部材と集水管の間、補助ストレーナ部材とケーシング管の間、ならびに被覆部材と集水管およびケーシング管の連結部との間には、間隙がそれぞれ形成され、これらの間隙は上下方向に互いに連通している。集水管には、その内部に地下水を導入するための複数の通水孔が、貫通するように形成されている。集水管内には、地下水を汲み上げるための水中ポンプおよび排水管などが設けられている。
【0004】
以上の構成により、地下水は、ストレーナ部材、補助ストレーナ部材および被覆部材を介して間隙に流入し、この間隙に沿って流下した後、集水管の通水孔を介して集水管内に導入され、さらに水中ポンプおよび排水管を介して、地上に強制的に汲み上げられ、それにより、地下水位が低下する。
【0005】
以上の構成のストレーナ装置は、次のようにして組み立てられ、地盤の掘削孔内に設置される。まず、集水管に、その上端部の連結部を残して、スペースガイドパイプおよびストレーナ部材を順に取り付け、あらかじめ組み立てておく。同様に、ケーシング管に、下端部の連結部を残して、スペースガイドパイプおよび補助ストレーナ部材を順に取り付け、組み立てる。次いで、現場において、掘削孔に集水管を挿入し、保持した状態で、その連結部にケーシング管の連結部を溶接などによって連結する。次に、連結したこれらの連結部に、複数のスペースガイドパイプを、集水管およびケーシング管にまたがるように、溶接によって取り付ける。次いで、これらのスペースガイドパイプを介して、被覆部材をストレーナ部材および補助ストレーナ部材にまたがった状態で、すなわち両ストレーナ部材にそれぞれ部分的に重なった状態で巻き付ける。そして、ストレーナ部材および補助ストレーナ部材との被覆部材の重なり部分および非重なり部分を、各2つの固定バンドで締め付け、被覆部材を固定することによって、連結作業が完了し、その後、ケーシング管の部分が掘削孔に挿入される。
【0006】
【特許文献1】
特許第3280935号公報(図1)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、この従来のストレーナ装置では、ストレーナ部材と補助ストレーナ部材を連続させるために、被覆部材が両ストレーナ部材に外側から部分的に重なった状態で巻き付けられ、さらにその外側に固定バンドが取り付けられる。このため、被覆部材および固定バンドが、両ストレーナ部材に対して外方に突出していて、掘削孔に引っかかりやすいため、掘削孔へのストレーナ装置の挿入・設置が困難になるおそれがある。また、集水管にケーシング管を連結する際、両者の連結部同士を単純に突き合わせるだけなので、両者の心合わせが行いにくく、その作業に時間がかかり、ずれが生じやすいとともに、溶接が終了するまでの間、心合わせした状態を保たなければならない。さらに、被覆部材を取り付けるために、現場において、集水管とケーシング管との連結部に、複数のスペースガイドパイプを溶接によって取り付ける必要があるなど、現場でのストレーナ装置の設置作業が非常に煩雑である。
【0008】
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、高い集水性能および地下水位低下性能を確保しながら、現場での組立および設置を円滑かつ容易に行うことができるストレーナ装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、本願の請求項1に係る発明は、地盤の掘削孔内に設置され、流入した地下水を強制的に汲み上げることによって地下水位を低下させるのに用いられるストレーナ装置であって、一端部に第1接合部を有し、径方向に貫通する通水孔が形成されるとともに、掘削孔に挿入される集水管と、集水管の外周面に、周方向に互いに間隔を隔てて、長さ方向に延びるように設けられた複数の第1スペーサと、通水性を有し、複数の第1スペーサを介して、集水管の第1接合部以外の部分に巻かれ、集水管との間に第1通路を形成する第1ストレーナ材と、集水管と同じ径を有し、一端部に第2接合部を有するとともに、第2接合部および第1接合部を介して集水管の上側に接合されるケーシング管と、ケーシング管の外周面に、周方向に互いに間隔を隔てて、長さ方向に延びるように設けられた複数の第2スペーサと、通水性を有し、複数の第2スペーサを介して、ケーシング管の第2接合部以外の部分に巻かれ、ケーシング管との間に第2通路を形成する第2ストレーナ材と、第1および第2ストレーナ材とほぼ同じ外径を有し、互いに接合された第1および第2接合部を覆うように設けられ、第1および第2接合部との間に、第1および第2通路に連通する第3通路を形成するリング状のジョイントと、を備えていることを特徴とする。
【0010】
このストレーナ装置によれば、集水管には、その一端部の第1接合部を残し、複数の第1スペーサを介して、透水性を有する第1ストレーナ材が巻かれており、それにより、集水管と第1ストレーナ材の間に第1通路が形成されている。同様に、ケーシング管には、一端部の第2接合部を残し、複数の第2スペーサを介して、透水性を有する第2ストレーナ材が巻かれ、ケーシング管と第2ストレーナ材の間に第2通路が形成されている。以上のような集水管およびケーシング管の組立は、例えば工場においてあらかじめ行うことが可能である。組み立てた集水管は、地盤に掘削した掘削孔に挿入され、その状態で、集水管の上側にケーシング管が、第1および第2接合部を介して、溶接などによって接合される。そして、接合した第1および第2接合部に、これらを覆うようにリング状のジョイントが設けられ、それにより、第1および第2接合部とジョイントの間に、第1および第2通路に連通する第3通路が形成される。その後、ケーシング管の部分が掘削孔に挿入される。
【0011】
以上の構成によれば、地盤内の地下水は、集水管の部分では、第1ストレーナ材を介して第1通路に流入する。また、集水管よりも上側のケーシング管の部分では、地下水は、第2ストレーナ材を介して第2通路に流入した後、ジョイントによって形成された第3通路を通って、第1通路に流下する。第1通路に流入した地下水は、集水管に形成した通水孔を介して集水管内に導入された後、水中ポンプなどによって強制的に汲み上げられ、それにより、地下水位が低下する。以上のように、第1および第2ストレーナ材により、全体として大きな集水面積が確保されるとともに、流入した地下水を第1〜第3通路によって集水管に導くので、高い集水性能を得ることができる。また、集水管のみに形成した通水孔を介して、地下水を集水管内に導入するので、地下水位が低下しても、通水孔よりも上方に位置する限り、集水管内に地下水と一緒に空気が流入することがなく、空気の流入に起因する水中ポンプのポンピングロスを抑制でき、したがって、高い地下水位低下性能を確保することができる。また、ジョイントは、集水管とケーシングとの接合部から砂などが流入するのを防止する役割を果たす。
【0012】
さらに、本発明のストレーナ装置では、集水管とケーシング管を接合する第1および第2接合部に設けられたジョイントが、第1および第2ストレーナ材とほぼ同じ外径を有するので、ジョイントの外周面が、第1および第2ストレーナ材とほぼ面一になる。したがって、ジョイントが掘削孔に引っかかることなく、ストレーナ装置を掘削孔に、円滑かつ確実に挿入・設置することができる。
【0013】
請求項2に係る発明は、請求項1に記載のストレーナ装置において、第1および第2スペーサの一方は、これに対応する集水管およびケーシング管の一方から一端部を越えて長さ方向に突出するように設けられ、集水管にケーシング管を接合する際に、集水管およびケーシング管の他方が嵌合する突出部を有することを特徴とする。
【0014】
この構成によれば、例えば、集水管に設けた第1スペーサが、集水管の第1接合部を越えて突出する突出部を有しており、集水管にケーシング管を接合する際、ケーシング管は、この突出部に嵌合することによって、集水管に対して心合わせされる。このように、第1スペーサを延ばすことによってあらかじめ形成した突出部に、ケーシング管を嵌合させることによって、集水管との心合わせを精度良く容易に行うことができる。また、ケーシング管を集水管に接合している間、両者の心合わせ状態が突出部によって保持されるので、溶接などの接合作業を安定して行うことができる。さらに、この突出部は、ジョイントを所定の位置に位置決めするスペーサとしても機能する。その結果、被覆部材を取り付けるために従来、現場で行っていた、集水管とケーシング管との連結部への複数のスペースガイドパイプの溶接作業を省略できる。以上により、現場でのストレーナ装置の組立および設置をさらに容易に行うことができ、その作業効率を飛躍的に高めることができる。なお、本発明は、ケーシング管に設けた第2スペーサに同様の突出部を設けることを含むものであり、その場合にも上記とまったく同様の効果を得ることができる。
【0015】
請求項3に係る発明は、請求項1または2に記載のストレーナ装置において、ジョイントは、周方向に2分割された一対のジョイント材で構成されていることを特徴とする。
【0016】
この構成によれば、ジョイントを取り付けていない状態で、集水管にケーシング管を例えば溶接によって接合した後、接合した第1および第2接合部に2つ割のジョイントを外側から嵌め、取り付けることが可能になるので、集水管とケーシング管の接合をさらに容易に行うことができる。
【0017】
請求項4に係る発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載のストレーナ装置において、集水管およびケーシング管にそれぞれ設けられ、第1ストレーナ材の下端および第2ストレーナ材の上端をそれぞれ密閉するリング状の第1および第2シール材をさらに備えていることを特徴とする。
【0018】
この構成によれば、第1ストレーナ材の下端および第2ストレーナ材の上端が、第1および第2シール材でそれぞれ密閉されているので、特に第1ストレーナ材の下端からの砂などの流入を防止することができる。また、これらのシール材によって、第1〜第3通路から集水管内に至る空間の密閉性が高められるので、水中ポンプのポンピングロスをさらに低減でき、したがって、地下水位低下性能をさらに向上させることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施形態を、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明を適用したストレーナ装置を示している。このストレーナ装置1は、地下水位を低下させるべき地盤Eに掘削された掘削孔BHに設置されるものであり(図9参照)、掘削孔BHの最深部に設置される集水管2と、その上側に接合されたケーシング管3と、集水管2とケーシング管3との接合部に設けられたジョイント4を備えている。
【0020】
図2に示すように、集水管2は、例えば、長さ6000mm、外径508mmおよび肉厚7.9mmの鋼管で構成されている。集水管2の底は砂溜め用の蓋5で閉鎖されており、この蓋5よりも上側の約2000mmの区間が砂溜め部2bになっている(図2参照)。集水管2の砂溜め部2bよりも上側の約500mmの区間には、地下水を集水管2内に導入するための多数の通水孔6が、貫通するように形成されている。これらの通水孔6は、長さ100mm、幅20mm程度の上下方向に長い矩形のスリット状のものであり、上下方向に4列で、1列あたり周方向に等間隔で例えば8個、千鳥状に配置されている。集水管2の最上部約100mmの区間は、ケーシング管3を接合するための第1接合部2aになっている(図8参照)。
【0021】
また、集水管2の外周面には、複数の第1スペーサ7が設けられている。これらの第1スペーサ7は、外径22mm程度の細長い鋼管で構成されている。図3および図4に示すように、本実施形態では、8本の第1スペーサ7が、周方向に等間隔に配置されるとともに、それぞれが集水管2の長さ方向の全体にわたって延びるように、溶接によって取り付けられている。また、図8に示すように、これらの第1スペーサ7のうちの所定の3本は、集水管2の第1接合部2aを越えて上方に突出しており、これらの突出部7aの突出長さは、第2接合部3aの高さとほぼ同じに設定されている。
【0022】
さらに、集水管2には、第1接合部2aおよび砂溜め部2b以外の部分に、第1スペーサ7を介して、第1ストレーナ材8が巻かれている。この第1ストレーナ材8は、例えば亜鉛メッキを施した鋼線で構成された巻線型のものであり、集水管2に連続的に巻かれていて、図4に示すように、隣接する各2つの巻線8a、8a間に所定の間隔の間隙8bが形成されている。この間隙8bの間隔は、所要の透水性能を確保でき、かつ砂およびゴミなどの異物の侵入を防止できるような所定値に設定されている。
【0023】
以上のように、第1ストレーナ材8が第1スペーサ7を介して集水管2に巻かれることによって、図3に示すように、これらの部材間には、集水管2の長さ方向に沿って延びる第1通路9が形成されている。また、図1に示すように、集水管2には、第1ストレーナ材8の下端を下方から覆うように、鋼製のリング状の第1シール材10が設けられている。この第1シール材10は、第1ストレーナ材8の下端を密閉するためのものであり、第1ストレーナ材8の下端に位置する巻線8aに、その周方向の全体にわたって溶接されている。
【0024】
以上のような集水管2への第1スペーサ7、第1ストレーナ材8および第1シール10の取付は、現場への搬入前に、例えば工場において行われ、集水管組立品2Aとしてあらかじめ組み立てられる。
【0025】
ケーシング管3は、集水管2と同じ外径および肉厚の鋼管で構成されており、最下部約100mmの区間が、集水管2に接合される第2接合部3aに、最上部の約100mmの区間が、地上付近まで延びる連結管32(図9参照)などが接合される上接合部3bになっている。集水管2と異なり、ケーシング管3には通水孔6は形成されていない。また、ケーシング管3の外周面には、集水管2と同様、複数の第2スペーサ17、第2ストレーナ材18および第2シール材20が取り付けられている。第2スペーサ17は、集水管2の第1スペーサ7と同様、例えば8本の細長い鋼管で構成され、ケーシング管3の周方向に等間隔に配置されており、第2接合部3aおよび上接合部3b以外の部分に、長さ方向に延びるように溶接によって取り付けられている(図1および図8参照)。
【0026】
また、第2ストレーナ材18は、集水管2の第1ストレーナ材8と同じ構成の巻線型のものであり、隣接する各2つの巻線18a、18a間に所定の間隔の間隙18bが形成されるように、第2スペーサ17を介してケーシング管3に連続的に巻かれている。その結果、図5に示すように、ケーシング管3、第2スペーサ17および第2ストレーナ材18の間には、ケーシング管3の長さ方向に沿って延びる第2通路19が形成されている。また、第2シール材20は、第1シール材10と同様に構成され、第2ストレーナ材18の上端に位置する巻線18aに、その周方向の全体にわたり、これを密閉するように溶接されている。
【0027】
集水管2の場合と同様、ケーシング管3への第2スペーサ17、第2ストレーナ材18および第2シール材20の取付は、現場への搬入前に行われ、ケーシング管組立品3Aとしてあらかじめ組み立てられる。
【0028】
ジョイント4もまた鋼製のものであり、図6に示すように、周方向に2分割された半円形状の2つのジョイント材4a、4aで構成されている。ジョイント材4aの高さは、第1および第2接合部2a、3aの和とほぼ同じであり、また、両ジョイント材4a、4aを合わせたジョイント4全体としての外径は、集水管2およびケーシング管3に巻かれた第1および第2ストレーナ材8、18の外径とほぼ同じに設定されている。後述するように、ジョイント4は、現場において、集水管2にケーシング管3を第1および第2接合部2a、3aを介して接合した後、第1スペーサ7の突出部7aを介して、第1および第2接合部2a、3aを覆うように取り付けられる。その結果、図7に示すように、第1および第2接合部2a、3a、突出部7aおよびジョイント4の間に、第3通路29が形成され、この第3通路29は、前述した第1および第2通路19に連通している。
【0029】
次に、図8および図9を参照しながら、上述した構成のストレーナ装置1の設置方法について説明する。集水管2およびケーシング管3は、それぞれ前述したようにあらかじめ組み立てられ、集水管組立品2Aおよびケーシング管組立品3Aとして、現場に搬入される。次いで、集水管組立品2Aを、地盤Eに掘削した所定の深さの掘削孔BH(図9参照)に、蓋5側を下向きにして挿入するとともに、第1接合部2aの部分を掘削孔BHから若干上方に突出させた状態で、集水管2を適当なホルダ(図示せず)によって保持する(図8(a))。
【0030】
次に、ケーシング管組立品3Aを降ろし、そのケーシング管3の第2接合部3aを、第1接合部2aから突出した第1スペーサ7の3つの突出部7aに嵌合させながら、第1接合部2aの上に載せる(同図(b))。そして、この状態で、第1および第2接合部2a、3aの間をそれらの境界面に沿って溶接することによって、ケーシング管3を集水管2に接合する。以上のように、ケーシング管3を集水管2に接合する際、第1スペーサ7の突出部7aに嵌合させることによって、集水管2に対するケーシング管3の心合わせを精度良く容易に行うことができる。また、ケーシング管3を集水管2に溶接している間、両者の心合わせ状態が突出部7aによって保持されるので、溶接作業を安定して行うことができる。なお、上述したような突出部を第2スペーサ17側に設けてもよく、その場合にも、上述した効果をまったく同様に得ることができる。
【0031】
次いで、接合した第1および第2接合部2a、3aに、ジョイント4のジョイント材4a、4aを両側から嵌め、互いに溶接する(図8(c))。この場合、各ジョイント材4aは、突出部7aによって、径方向の所定位置に位置決めされる。また、ジョイント4の外径が前述したように設定されていることから、ジョイント4は、その外周面が第1および第2ストレーナ材8、18とほぼ面一の状態で取り付けられる。
【0032】
次に、接合した集水管組立品2Aおよびケーシング管組立品3Aを、掘削孔BH内にさらに挿入し、必要に応じて、ケーシング管3にその上接合部3bを介して連結管32を接合しながら、集水管2を掘削孔BHの孔底まで降ろし(図9参照)、ストレーナ装置1の設置作業を完了する。上述したように、ジョイント4の外周面は第1および第2ストレーナ材8、18とほぼ面一であるので、ストレーナ装置1を挿入する際に、ジョイント4が掘削孔BHに引っかかることがなく、したがって、ストレーナ装置1を掘削孔BHに円滑かつ確実に挿入・設置することができる。また、ジョイント4は、集水管2とケーシング3との接合部から砂などが流入するのを防止する役割を果たす。
【0033】
次に、図9を参照しながら、ストレーナ装置1を含む地下水位低下装置31の構成を説明する。上述した連結管32は、ケーシング管3と同じ外径および肉厚の鋼管で構成されており、連結管32と掘削孔BHの孔壁との間には、砂利Gなどが充填されている。また、集水管2内には水中ポンプ(揚水ポンプ)33が設けられ、この水中ポンプ33に接続された揚水管34は、ケーシング管3および連結管32の内部を通って地上に延びており、その部分に、揚水量を調節するための揚水バルブ35が設けられている。連結管32の上端は真空蓋36によって閉鎖されており、それにより、互いに接合された集水管2、ケーシング管3および連結管32の内部に構成される空間(以下「管内空間」という)Sが密閉される。この管内空間Sには、真空ポンプ37および吸気ホース38を介して、負圧が導入される。また、真空蓋36には、この負圧を検出するための真空計39が取り付けられている。
【0034】
次に、上記構成の地下水位低下装置31の動作を説明する。上述したように、集水管2などで構成される密閉された管内空間Sには、真空ポンプ37によって負圧が導入され、そのバキューム効果によって、地盤E内の地下水が管内空間Sに向かって吸引される。地下水は、集水管2の部分では、第1ストレーナ材8の巻線8a、8a間の隙間8bを介して第1通路9に流入する。同様に、集水管2よりも上側のケーシング管3の部分では、地下水は、第2ストレーナ材18の巻線18a、18a間の隙間18bを介して第2通路19に流入した後、第3通路29を通って第1通路9に流下する。第1通路9に流入した地下水は、集水管2に形成された通水孔6を介して集水管2内に導入された後、水中ポンプ33により揚水管34を介して地上に強制的に汲み上げられ、それにより、地下水位が低下する。
【0035】
図10は、本実施形態の地下水位低下装置31による水位低下のメカニズムを、一般的なバキュームディープウェル工法を用いた地下水位低下装置(以下「VDW装置」という)51によるそれと比較するために、両者を同時に示したものである。同図の左半部に示されるVDW装置51の場合には、地下水を集水するストレーナ部52が、集水管53に直接、形成した通水孔54によって構成され、集水管53と一体であるため、地下水位が、点線で示すようにストレーナ部52の上端位置まで低下すると、地下水と一緒に空気が管内空間Sに吸入されてしまう。その結果、管内空間Sの負圧が十分に上昇せず、バキューム効果が減殺されるため、実質上、地下水位をストレーナ部52の上端付近までしか低下させることができず、十分な地下水位低下性能が得られない。
【0036】
これに対し、本実施形態の地下水位低下装置31によれば、第1および第2ストレーナ材により、全体として大きな集水面積が確保されるとともに、流入した地下水を第1〜第3通路9、19、29によって集水管2に導くので、高い集水性能を得ることができる。また、集水管2のみに形成した通水孔6を介して、地下水を集水管2内に導入するので、地下水位が低下しても、通水孔6よりも上方に位置する限り、集水管2内に地下水と一緒に空気が流入することがなく、十分なバキューム効果が得られることによって、高い地下水位低下性能を確保することができる。また、第1ストレーナ材8の下端および第2ストレーナ材18の上端にそれぞれ設けた第1および第2シール材10、20によって、第1および第2通路9、10が密閉され、この部分を介した負圧の漏れが抑制されるので、より高いバキューム効果が確保されることで、地下水位低下性能をさらに高めることができる。さらに、第1および第2シール材10、20により、第1ストレーナ材8の下端および第2ストレーナ材18の上端からの、特に前者からの砂などの流入を防止することができる。
【0037】
図11は、本発明の第2実施形態を示している。本実施形態は、前述した第1実施形態と比較し、ジョイントの構成のみが異なる。すなわち、第1実施形態のジョイント4が、2分割されたジョイント材4a、4aで構成されるのに対し、本実施形態のジョイント44は、全体として1つのリング状の部材で構成されており、その側面には、横長矩形の溶接用の窓(開口)45が形成されている。また、ジョイント44の高さは、第1および第2接合部2a、3aの高さの和よりも若干小さく設定されている。
【0038】
同図に示すように、集水管2にケーシング管3を接合する際には、集水管組立品2Aを保持した状態で(同図(a))、ジョイント44を、集水管2の第1接合部2aから突出する第1スペーサ7の突出部7aに嵌合させ、次に、ケーシング管組立品3Aを降ろし、ケーシング管3の第2接合部3aを突出部7aに嵌合させる(同図(b))。そして、この状態で、ジョイント44を回しながら、窓45を介して溶接機(図示せず)を挿入し、第1および第2接合部2a、3aの間を溶接する。この溶接の終了後、窓45を適当なシール材、例えば市販のテープで塞ぐ。
【0039】
したがって、本実施形態においても、集水管2とケーシング管3の接合を支障なく行えるとともに、前述した第1実施形態による効果を同様に得ることができる。
【0040】
なお、本発明は、説明した実施形態に限定されることなく、種々の態様で実施することができる。例えば、実施形態は、1本のケーシング管3(1つのケーシング管組立品3A)を用いた例であるが、集水長さを長くしたい場合には、複数のケーシング管3を用いることが可能である。この場合、ケーシング管3、3相互の接合は、下端部の第2接合部3aおよび上端部の上接合部3bとジョイント4を用いることによって、集水管2への接合の場合と同様に行うことができる。
【0041】
また、実施形態では、第1および第2ストレーナ材8、18として、巻線型のものを用いているが、所要の透水性能を有し、かつ砂やゴミなどの侵入を防止できるものであればよく、例えばメッシュ型のものを採用してもよい。さらに、実施形態で述べた集水管2およびケーシング管3などの径、通水孔6の形状、サイズ、数および配置や、第1および第2スペーサ7、17の径および本数などは、あくまでも例示であり、地盤および地下水などの状況に応じて適宜、設定することが可能である。その他、本発明の趣旨の範囲内で、細部の構成を変更することが可能である。
【0042】
【発明の効果】
以上のように、本発明のストレーナ装置は、高い集水性能および地下水位低下性能を確保しながら、現場での組立および設置を円滑かつ容易に行うことができるなどの効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したストレーナ装置の一部を破断した正面図である。
【図2】集水管の正面図である。
【図3】図1の線III−IIIに沿う断面図である。
【図4】図3の線IV−IVに沿う断面図である。
【図5】図1の線V−Vに沿う断面図である。
【図6】ジョイントの斜視図である。
【図7】図1の線VII−VIIに沿う断面図である。
【図8】集水管とケーシング管の接合方法を示す図である。
【図9】ストレーナ装置を含む地下水位低下装置の構成を示す図である。
【図10】図9の地下水位低下装置による水位低下のメカニズムを、一般的な地下水位低下装置のそれと比較して説明するための図である。
【図11】本発明の第2実施形態による集水管とケーシング管の接合方法を示す図である。
【符号の説明】
1 ストレーナ装置
2 集水管
2a 第1接合部
3 ケーシング管
3a 第2接合部
4 ジョイント
4a ジョイント材
6 通水孔
7 第1スペーサ
7a 突出部
8 第1ストレーナ材
9 第1通路
10 第1シール材
17 第2スペーサ
18 第2ストレーナ材
19 第2通路
20 第2シール材
29 第3通路
31 地下水位低下装置
44 ジョイント
E 地盤
BH 掘削孔
Claims (4)
- 地盤の掘削孔内に設置され、流入した地下水を強制的に汲み上げることによって地下水位を低下させるのに用いられるストレーナ装置であって、
一端部に第1接合部を有し、径方向に貫通する通水孔が形成されるとともに、前記掘削孔に挿入される集水管と、
当該集水管の外周面に、周方向に互いに間隔を隔てて、長さ方向に延びるように設けられた複数の第1スペーサと、
通水性を有し、前記複数の第1スペーサを介して、前記集水管の前記第1接合部以外の部分に巻かれ、前記集水管との間に第1通路を形成する第1ストレーナ材と、
前記集水管と同じ径を有し、一端部に第2接合部を有するとともに、当該第2接合部および前記第1接合部を介して前記集水管の上側に接合されるケーシング管と、
当該ケーシング管の外周面に、周方向に互いに間隔を隔てて、長さ方向に延びるように設けられた複数の第2スペーサと、
通水性を有し、前記複数の第2スペーサを介して、前記ケーシング管の前記第2接合部以外の部分に巻かれ、前記ケーシング管との間に第2通路を形成する第2ストレーナ材と、
前記第1および第2ストレーナ材とほぼ同じ外径を有し、互いに接合された前記第1および第2接合部を覆うように設けられ、当該第1および第2接合部との間に、前記第1および第2通路に連通する第3通路を形成するリング状のジョイントと、
を備えていることを特徴とするストレーナ装置。 - 前記第1および第2スペーサの一方は、これに対応する前記集水管および前記ケーシング管の一方から前記一端部を越えて長さ方向に突出するように設けられ、前記集水管に前記ケーシング管を接合する際に、当該集水管および前記ケーシング管の他方が嵌合する突出部を有することを特徴とする、請求項1に記載のストレーナ装置。
- 前記ジョイントは、周方向に2分割された一対のジョイント材で構成されていることを特徴とする、請求項1または2に記載のストレーナ装置。
- 前記集水管および前記ケーシング管にそれぞれ設けられ、前記第1ストレーナ材の下端および前記第2ストレーナ材の上端をそれぞれ密閉するリング状の第1および第2シール材をさらに備えていることを特徴とする、請求項1ないし3のいずれかに記載のストレーナ装置。
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