JP3594568B2 - 回転角度検出装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、回転体の回転角度を検出する回転角度検出装置に関し、特には、回転角度区間を明確に区分した信号を得ることができる回転角度検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、電気自動車やハイブリッド自動車等においては、その駆動源となるモータを制御する上で、モータの回転角度を検出することが必要であり、そのため、従来より、回転角度検出装置が設けられている。
【0003】
従来のこの種の回転角度検出装置としては、たとえば図13に示すように、角度センサとしてレゾルバを用いた構成のものがある。ここで、符号2はレゾルバ、3は励磁回路、4はR/D変換IC(レゾルバ・ディジタル変換半導体集積回路)である。レゾルバ2は、検出対象となるモータ等の回転体の軸に一体に固定されたロータ6に対して、一つの励磁コイル5と互いに直交配置された一対の二次コイル7,8とが設けられている。
【0004】
この構成の回転角度検出装置において、回転体の回転角度を検出するには、まず、励磁回路3から励磁コイル5に対して周期関数である励磁信号(以下、I1I2信号という)を入力して励起し、ロータ6の回転に伴って各二次コイル7,8に誘導される電圧を出力信号として得る。このとき、ロータ6の外径は各二次コイル7,8との間のギャップパーミアンスが正弦波状に変化する形状に予め形成されているため、ロータ6の回転角度θに関して、一方の二次コイル7から出力される二次信号(以下、O1O3信号という)は余弦関数状変調信号として、また、他方の二次コイル8から出力される二次信号(以下、O2O4信号という)は正弦関数状変調信号としてそれぞれ出力される。
【0005】
これらのI1I2信号、O1O3信号、O2O4信号は、それぞれR/D変換IC4に入力されるので、R/D変換IC4は、これらの信号に基づいて回転角度を逐次復元(デコード)して数値データとして出力する。
【0006】
また、その他の回転角度検出装置としては、図14に示すように、角度センサとしてホール素子を用いたものが広く知られている。ここで、9は検出対象となる回転体に一体的に固定された回転磁性体、10aはU相ホール素子を備えたホールIC、10bはV相ホール素子を備えたホールIC、10cはW相ホール素子を備えたホールICであり、これらの各ホールIC10a,10b,10cは、互いに電気角度的に120度ずつ位相差をもって配置されている。
【0007】
この構成の回転角度検出装置は、回転磁性体9による磁束変化を三相(U,V,W)それぞれのホールIC10a〜10cにより検出し、各磁束の変化から回転角度を検出する。すなわち、回転磁性体9の回転に伴って、各ホールIC10a〜10cからは、図15(a)に示すように、三相(U,V,W)それぞれが電気角度一周期につき1パルスで、かつ、相互に120度ずつの位相差をもった信号が出力される。そして、図15(b)に示すように、三相各相の信号の論理(’H’、’L’)を組み合わせることにより、電気角度の一周(360度)を60度ごとに分解した各角度区間を個別に検出することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、図13に示したような従来のレゾルバを使用した回転角度検出装置は、レゾルバ2の部分が鉄心のロータ6とコイル5,7,8のみで構成されているので、熱や振動等の影響に対して耐性が高い利点があるものの、R/D変換IC4は回転角度を逐次復元して数値データを出力するものであるので、電気角度一周(360度)を60度ごとに分解して各区間を区分するためには、この数値データを頻繁に読み込んで区間の切り替わりを認識する必要があり、R/D変換IC4の動作周波数が高くなってしまう。
【0009】
これを補うために、従来、上記ホール素子を利用した回転角度検出装置の三相(U,V,W)の信号出力を模擬した信号が得られる機能を付加したR/D変換IC4も提供されているが、このようなR/D変換IC4は、ホール素子を利用した回転角度検出装置に比較して相対的に高価であるという問題点がある。
【0010】
他方、図14に示したような従来のホール素子を角度センサとして利用した回転角度検出装置は、廉価であるものの、特に自動車の内燃機関に近接して配置されるような用途の場合には、周辺温度の上昇に対して耐性が低いという問題点がある。
【0011】
なお、上記のレゾルバやホール素子を用いた回転角度検出装置以外にも、たとえば、ロータリエンコーダを角度センサとして利用したものもあるが、このようなロータリエンコーダを用いた回転角度検出装置は、振動に対する耐性が低く、そのため、特に自動車等の車両向けに用いる場合には検出精度が悪くなる。
【0012】
本発明は、上記の問題を解決するためになされたもので、角度センサとして熱や振動に対する耐性の高いレゾルバを使用しつつ、従来のような高価なR/D変換ICを適用しなくても回転角度の区間を区分した信号が得られる廉価な回転角度検出装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、請求項1記載の発明は、回転体に取り付けられるレゾルバに周期関数の励磁信号を入力し、これに応じて前記レゾルバから出力される励磁信号で変調された余弦関数状変調信号と正弦関数状変調信号とに基づいて前記回転体の回転角度を検出する回転角度検出装置であって、前記励磁信号、余弦関数状変調信号、および正弦関数状変調信号を共に入力してこれらの信号の正負および大小関係による判別条件に基づいて回転角度を所望の区間に区分した信号を出力する角度区間識別手段を備えており、この角度区間識別手段は、余弦関数状変調信号の絶対値と正弦関数状変調信号の絶対値との間を前記回転角度の区間区分に適合する所定の係数比に設定した上で、前記励磁信号の位相に応じて余弦関数状変調信号と正弦関数状変調信号の正負、および余弦関数状変調信号の絶対値と正弦関数状変調信号の絶対値の大小関係による判別条件を切り替えるものであることを特徴としている。これにより、従来のような高価複雑なR/D変換ICを用いずに廉価で比較的簡単な構成でもって励磁信号の位相の如何にかかわらず回転角度を所望の区間に区分した信号を出力することができる。しかも、角度センサとして基本的にレゾルバを使用するため、熱や振動に対して高い耐性を備えている。
【0014】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の構成において、前記回転角度の区間区分を行うための前記余弦関数状変調信号の絶対値と正弦関数状変調信号の絶対値との間の前記係数比は、1.0対tan30度であることを特徴としている。これにより、回転角度区間を60度ごとに区分して設定できるので、ホール素子を角度センサとして利用した回転角度検出装置で得られる回転角度区間識別信号を模擬した信号を、廉価かつ比較的簡単な構成でもって出力することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1における回転角度検出装置の全体構成を示すブロック図であり、図13に示した従来のレゾルバを利用した回転角度検出装置と対応する部分には同一の符号を付す。
【0018】
図1において、符号1は回転角度検出装置の全体を示し、2はレゾルバ、3は励磁回路、5は励磁コイル、6はロータ、7,8はそれぞれ二次コイル、15は角度区間識別手段である。
【0019】
この実施の形態1の回転角度検出装置1は、角度区間識別手段15を備える点を除けば、その他の構成は図13に示した従来のレゾルバを使用した回転角度検出装置と同一構成であるので、角度区間識別手段15を除いた部分の構成に関しては、ここでは詳細な説明を省略する。
【0020】
次に、上記の角度区間識別手段15の構成について説明を加える前に、この角度区間識別手段15において回転体の回転角度区間を識別する上での基本的な考え方について述べる。
【0021】
従来の場合と同様に、励磁回路3から励磁コイル5に周期的な励磁信号であるI1I2信号を入力して励起することで、これに応じて一方の二次コイル7からは余弦関数状変調信号であるO1O3信号が、また、他方の二次コイル8からは正弦関数状変調信号であるO2O4信号がそれぞれ出力される。そして、これらのI1I2信号、O1O3信号、O2O4信号は、いずれも角度区間識別手段15に入力されることになる。
【0022】
ここで、I1I2信号、O1O3信号、およびO2O4信号は、回転角度の変化に伴って模式的に図2に示されるように変化する。すなわち、図2(a)は回転角度θであり、ここでは一定の回転速度で回転角度が単調に増加していく場合を示している。また、図2(b)は励磁信号(I1I2信号)の波形であり、ここでは、次の数式(1)で示されるように、周波数fref[Hz]、振幅E[V]の矩形波の場合を示している。ただし、励磁信号の波形はこのような矩形波に限られるものでなく、正弦波やその他の周期関数であってもよい。
【数1】
【0023】
図2(c)は励磁信号(I1I2信号)によって一方の二次コイル7に誘起される余弦関数状変調信号であるO1O3信号の波形図である。この信号波形は、次の(2)式で表される。ただし、Kは励磁信号に対する変圧比である。
O1O3信号=K・E・f(2πfref・t)・cosθ (2)
【0024】
図2(d)は励磁信号(I1I2信号)によって他方の二次コイル8に誘起される正弦関数状変調信号であるO2O4信号の波形図である。この信号波形は次の(3)式で表される。ただし、Kは励磁信号に対する変圧比である。
O2O4信号=K・E・f(2πfref・t)・sinθ (3)
【0025】
ここで、二次信号(O1O3信号およびO2O4信号)から搬送波である励磁信号成分を取り除く検波の過程において、励磁信号(I1I2信号)が正の状態で二次信号を捉える場合を励磁信号位相が0〜180度における検波、励磁信号が負の状態で二次信号を捉える場合を励磁信号位相が180〜360度における検波としてそれぞれ定義し、両者を分離して考える。
【0026】
いま、上記二つの二次信号(O1O3信号およびO2O4信号)から回転角度情報を復元するに際して、励磁信号(I1I2信号)が正負それぞれの状態で二次信号を捉えると、図3および図4に示されるように信号波形は異なった形となる。
【0027】
すなわち、O1O3信号に関しては、励磁信号が正(つまり、励磁信号位相が0〜180度)の場合には、図3(a)で示されるように、K・E・cosθの波形となり、励磁信号が負(つまり、励磁信号位相が180〜360度)の場合には、図3(b)で示されるように、−K・E・cosθの波形となる。
【0028】
一方、O2O4信号に関しては、励磁信号が正(つまり、励磁信号位相が0〜180度)の場合には、図4(a)で示されるように、K・E・sinθの波形となり、励磁信号が負である場合(励磁信号位相が180〜360度)には、図4(b)で示されるように、−K・E・sinθの波形となる。
【0029】
このように、励磁信号の正負に対してO1O3信号、O2O4信号は、いずれも(励磁信号が正での変調信号)=(−1)×(励磁信号が負での変調信号)の関係がある。
【0030】
ここで、回転角度の区間に対する二次信号の正負に着目すると、O1O3信号に関しては、図3(a),(b)のいずれの場合にも、90度と270度において符号が切り替わる。すなわち、励磁信号が正(励磁信号位相が0〜180度)の場合には、検波後のO1O3信号は0〜90度、および270〜360度の範囲で正、90〜270度の範囲で負となる。また、励磁信号が負(励磁信号位相が180〜360度)の場合にはO1O3信号の符号はこの逆となる。
【0031】
一方、O2O4信号に関しては、図4(a),(b)のいずれの場合にも、0度と180度において符号が切り替わる。すなわち、励磁信号が正(励磁信号位相が0〜180度)の場合には、O2O4信号は0〜180度の範囲で正、180〜360度の範囲で負となる。励磁信号が負(励磁信号位相が180〜360度)の場合にはO2O4信号の符号はこの逆となる。
【0032】
以上のことを整理すると、図5に示されるように、2つの二次信号(O1O3信号およびO2O4信号)の正負の関係を組み合わせることによって回転角度区間を0〜90度、90〜180度、180〜270度、270〜360度と90度分解で区分することができる。つまり、励磁信号(I1I2信号)が正の場合には、図5(a)で示される条件により、また、励磁信号(I1I2信号)が負の場合には、図5(b)で示す条件によって、回転角度を90度毎に分解して識別することでできる。
【0033】
次に、O1O3信号(=K・E・cosθ)と、O2O4信号に所定係数Aを掛けた信号(=A・K・E・sinθ)の各々の絶対値をとって両信号の大小を比較し、これらの大小関係から回転角度を区分することを考える。
【0034】
図6に示すように、O1O3信号(=K・E・cosθ)の絶対値の波形は、図中実線で示すように変化する。すなわち、角度θが−90〜90度ではK・E・cosθ、90〜270度では−K・E・cosθ、270〜450度ではK・E・cosθという値をとる。
【0035】
また、O2O4信号をA倍した信号(=A・K・E・sinθ)の絶対値の波形は、図中破線で示すように変化する。すなわち、角度θが−180〜0度では−A・K・E・sinθ、0〜180度ではA・K・E・sinθ、180〜360度では−A・K・E・sinθという値をとる。
【0036】
次に、O1O3信号の絶対値|K・E・cosθ|の波形と、O2O4信号をA倍した信号の絶対値|A・K・E・sinθ|の波形との交点を考える。
0〜90度、180〜270度、360〜450度、…の各角度区間での交点を求める場合には、次の関係式が成立する。
K・E・cosθ=A・K・E・sinθ
よって、
A=cotθ=tan{90×(2n+1)−θ} (4)
したがって、上記(4)式を満たす角度θが交点となる。特に、A=1のときには、θ=45,225,405,…となる。
【0037】
また、−90〜0度、90〜180度、270〜360度、…の各角度区間での交点を求める場合には、次の関係式が成立する。
K・E・cosθ=−A・K・E・sinθ
よって、
A=−cotθ=tan{90×(2n+1)+θ) (5)
したがって、上記(5)式を満たす角度θが交点となる。特に、A=1のときには、θ=−45,135,315,…となる。
【0038】
そして、0〜90度の角度区間において両信号が交差する交点の回転角度θ=αとすると、図6から分かるように、次の関係が得られる。すなわち、
(1) 回転角度区間が−α〜α度、または(180−α)〜(180+α)度のとき
|O2O4信号×A|<|O1O3信号|
(2) 回転角度区間がα〜(180−α)度、または(180+α)〜(360−α)度のとき
|O2O4信号×A|≧|O1O3信号|
ここに、
A=tan(90−α)
である。
【0039】
したがって、|K・E・cosθ|と、|A・K・E・sinθ|との大小を比較することにより、励磁信号の正負にかかわらず、図7に示すように回転角度区間を区分して識別することができる。
【0040】
特に、いま、α=60度と定める場合には、A=tan(90−60)=tan30=0.577350であり、このときの回転角度区間の識別は、図8に示されるものとなる。すなわち、
(1) 回転角度区間が−60〜60度、または120〜240度のとき
|O2O4信号×A|<|O1O3信号|
(2) 回転角度区間が60〜120度、または240〜300度のとき
|O2O4信号×A|≧|O1O3信号|
【0041】
以上のように、二次信号の正負の条件(図5参照)、および大小関係(図8参照)に基づく回転角度区間の識別を組み合わせることにより、回転角度を0、60、120、180、240、300度というように60度毎に区分して識別することが可能となる。つまり、励磁信号(I1I2信号)が正の場合には、図5(a)に示す条件と図8に示す条件とを組み合わせることにより、また、励磁信号(I1I2信号)が負の場合には、図5(b)に示す条件と図8に示す条件とを組み合わせることにより、それぞれ60度単位で角度区間を識別することができる。
【0042】
すなわち、具体的には、
(1) 回転角度区間θ1=0〜60度の識別
図5(a)または(b)に示す0〜90度の区分条件と、図8に示す−60〜60度の区分条件の組み合わせ
(2) 回転角度区間θ2=60〜120度の識別
図5(a)または(b)に示す0〜90度、および90〜180度の区分条件と、図8に示す60〜120度の区分条件の組み合わせ
(3) 回転角度区間θ3=120〜180度の識別
図5(a)または(b)に示す90〜180度の区分条件と、図8に示す120〜240度の区分条件の組み合わせ
(4) 回転角度区間θ4=180〜240度の識別
図5(a)または(b)に示す180〜270度の区分条件と、図8に示す120〜240度の区分条件の組み合わせ
(5) 回転角度区間θ5=240〜300度の識別
図5(a)または(b)に示す180〜270度、および270〜360度の区分条件と、図8に示す240〜300度の区分条件の組み合わせ
(6) 回転角度区間θ6=300〜360度の識別
図5(a)または(b)に示す270〜360度の区分条件と、図8に示す−60〜60度の区分条件の組み合わせ
以上の(1)〜(6)の各条件を整理すると、図9に示されるような関係となる。
【0043】
図10は、この実施の形態1における角度区間識別手段15の具体的な構成を示すブロック図である。
この実施の形態1における角度区間識別手段15は、図9に示される条件を全て満たすように論理回路を構成したものであって、この角度区間識別手段15からは回転角度を60度分解で区分した角度区分信号が出力されるようになっている。
【0044】
図10において、符号16は入力I/F回路、17は励磁信号正負判別回路、18はO1O3信号絶対値演算回路、19はO2O4信号絶対値演算回路、20はO1O3信号正負判別回路、21はO2O4信号正負判別回路、22は信号大小比較回路、23は正負判定ロジック、24は第1区間識別回路、25は第2区間識別回路、26は出力信号生成回路、27a〜27dはINV(論理反転)素子、28a〜28dはAND素子である。
【0045】
そして、励磁回路3からの励磁信号線I1、I2は、レゾルバ2の励磁コイル5に接続されるとともに、入力I/F回路16にも接続されている。また、レゾルバ2の一方の二次コイル7の二次信号線O1,O3、および他方の二次コイル8の二次信号線O2,O4は、いずれも入力I/F回路16に接続されている。
【0046】
ここで、入力I/F回路16は、励磁信号線I1、I2からの入力の内、一方の励磁信号線I2を基準電位として他方の励磁信号線I1との間の電位差をI1I2信号として出力する。また、二次信号線O1,O3からの入力の内、一方の二次信号線O3を基準電位として他方の二次信号線との間の電位差をO1O3信号として出力する。さらに、二次信号線O2,O4からの入力の内、一方の二次信号線O4を基準電位として他方の二次信号線O2との間の電位差をO2O4信号として出力する。
【0047】
励磁信号正負判別回路17は、I1I2信号(励磁信号)を入力して、I1I2信号≧0ならば論理’H’、I1I2信号<0ならば論理’L’の条件REFの信号を出力する。また、INV(論理反転)素子27aは、励磁信号正負判別回路17の出力である条件REFの信号の論理を反転して条件/REFの信号として出力する。
【0048】
O1O3信号絶対値演算回路18は、O1O3信号(余弦関数状変調信号)を入力してその絶対値信号(|O1O3信号|)を出力する。また、O2O4信号絶対値演算回路19は、O2O4信号(正弦関数状変調信号)を入力して、このO2O4信号をA倍した後、その絶対値信号(|O2O4信号×A|)を出力する。ここでA=tan30=0.577350である。
【0049】
信号大小比較回路22は、これら二つの絶対値信号(|O1O3信号|,|O2O4信号×A|)を共に入力して両信号の大小関係を比較し、|O2O4信号×A|≧|O1O3信号|ならば論理’H’、|O2O4信号×A|<|O1O3信号|ならば論理’L’の条件ABSの信号を出力する。つまり、信号大小比較回路22は、図8に示した条件を判定していることになる。続いて、INV(論理反転)素子27bは、条件ABSの信号の論理を反転して条件/ABSの信号として出力する。
【0050】
O1O3信号正負判別回路20は、O1O3信号を入力して、O1O3信号≧0ならば論理’H’を、O1O3信号<0ならば論理’L’を出力する。また、INV(論理反転)素子27cは、O1O3信号正負判別回路20の出力の論理を反転して出力する。同様に、O2O4信号正負判別回路21は、O2O4信号を入力して、O2O4信号≧0ならば論理’H’を、O2O4信号<0ならば論理’L’を出力する。また、INV(論理反転)素子27dは、O2O4信号正負判別回路21の出力の論理を反転して出力する。
【0051】
正負判定ロジック23は、O1O3信号正負判別回路20、INV(論理反転)素子27c、O2O4信号正負判別回路21、INV(論理反転)素子27dのそれぞれの出力を入力し、各AND素子28a〜28dによって各入力論理間のANDをとって次の条件▲1▼〜▲4▼を満たすときに、それぞれ論理’H’の信号を、条件▲1▼〜▲4▼を満たさないときには論理’L’を出力する。
【0052】
すなわち、
条件▲1▼:O1O3信号≧0、かつ、O2O4信号≧0のときに論理’H’を出力
条件▲2▼:O1O3信号<0、かつ、O2O4信号<0のときに論理’H’を出力
条件▲3▼:O1O3信号<0、かつ、O2O4信号≧0のときに論理’H’を出力
条件▲4▼:O1O3信号≧0、かつ、O2O4信号<0のときに論理’H’を出力
つまり、正負判定ロジック23は、図5(a)または同図(b)に示した条件を判定していることになる。
【0053】
図11は第1区間識別回路24の詳細な構成を示す図である。第1区間識別回路24は、回転角度を60度分解で区分した場合の区間θ1(0〜60度)、区間θ2(60〜120度)、区間θ3(120〜180度)を識別して当該区間内であるか否かの信号を出力するもので、第1区間識別部30、第2区間識別部35、および第3区間識別部40から構成されている。
【0054】
そして、これら第1区間識別部30、第2区間識別部35、および第3区間識別部40は、図9に示される区間θ1〜θ3の識別条件を論理回路にて構成したもので、回転角度が当該区間内であれば論理’H’を、区間外であれば論理’L’を出力する。
【0055】
すなわち、第1区間識別部30は、AND素子31a〜31cおよびOR素子32により構成され、{(条件▲1▼、かつ、条件REF)または(条件▲2▼、かつ、条件/REF)}、かつ、条件/ABSを論理演算して、その結果をAND素子31cから出力する。
【0056】
また、第2区間識別部35は、AND素子36a〜36dおよびOR素子37a,37bより構成され、{(条件▲3▼、かつ、条件REF)または(条件▲4▼、かつ、条件/REF)}、かつ、条件ABSを論理演算して、その結果をAND素子36cより出力する。また、第2区間識別部35は、OR素子32の出力と条件ABSとから、{(条件▲1▼、かつ、条件REF)、または、(条件▲2▼、かつ、条件/REF)}、かつ、条件ABSを論理演算して結果をAND素子36dより出力する。続いて、第2区間識別部35は、両AND素子36c,36dの出力のORをとり、その結果をOR素子37bより出力する。
【0057】
また、第3区間識別部40は、AND素子41で構成され、このAND素子41は、OR素子37aの出力と条件/ABSの信号とのANDをとり、{(条件▲3▼、かつ、条件REF)、または、(条件▲4▼、かつ、条件/REF)}、かつ、条件/ABSを論理演算して結果を出力する。
【0058】
図12は第2区間識別回路25の詳細な構成を示す図である。
第2区間識別回路25は、回転角度を60度分解で区分した場合の角度区間θ4(180〜240度)、角度区間θ5(240〜300度)、角度区間θ6(300〜360度)を識別して当該区間内であるか否かの信号を出力するもので、第4区間識別部45、第5区間識別部50、および第6区間識別部55から構成されている。
【0059】
そして、第4区間識別部45、第5区間識別部50、および第6区間識別部55は、図9に示される区間θ4〜θ6の識別条件を論理回路にて構成されたもので、回転角度が当該区間内であれば論理’H’を、区間外であれば論理’L’を出力する。
【0060】
すなわち、第4区間識別部45は、AND素子46a〜46cおよびOR素子47より構成され、{(条件▲2▼、かつ、条件REF)、または、(条件▲1▼、かつ、条件/REF)}、かつ、条件/ABSを論理演算して、その結果をAND素子46cより出力する。
【0061】
また、第5区間識別部50は、AND素子51a〜51dおよびOR素子52a,52bより構成され、{(条件▲4▼、かつ、条件REF)、または、(条件▲3▼、かつ、条件/REF)}、かつ、条件ABSを論理演算して、その結果をAND素子51cより出力する。また、第5区間識別部50は、OR素子47の出力と条件ABSとから、{(条件▲2▼、かつ、条件REF)、または、(条件▲1▼、かつ、条件/REF)}、かつ、条件ABSを論理演算して結果をAND素子51dより出力する。続いて、第5区間識別部50は、両AND素子51c,51dの出力のORをとり、その結果をOR素子52bより出力する。
【0062】
また、第6区間識別部55は、AND素子56で構成され、このAND素子56は、OR素子52aの出力と条件/ABSのANDをとり、{(条件▲4▼、かつ、条件REF)、または、(条件▲3▼、かつ、条件/REF)}、かつ、条件/ABSを論理演算して結果を出力する。
【0063】
続いて、出力信号生成回路26は、第1区間識別回路24および第2区間識別回路25からの角度区間θ1〜θ6それぞれの範囲内に回転角度が入っているか否かの論理信号を入力して、従来例のホール素子/ホールICを用いた回転角度検出装置を模擬した信号を出力する。
【0064】
すなわち、出力信号生成回路26の出力信号は、図15(a)に示したような三相(U,V,W)それぞれが電気角度一周期につき1パルスで相互に120度ずつの位相差を持つ三つの信号であり、このような三相信号(U,V,W)は、図15(b)に示す論理によって、第1区間識別回路24および第2区間識別回路25からの角度区間θ1〜θ6を示す信号に基づいて生成される。これにより、電気角度一周期(360度)を60度毎に各区間を区分して検出することができる。
【0065】
このように、この実施の形態1により、レゾルバ2の励磁信号(I1I2信号)、余弦関数状変調信号(O1O3信号)、および正弦関数状変調信号(O2O4信号)をそれぞれ区間識別手段15に入力することにより、励磁信号の位相に関わらず時間的に連続して間断なく回転角度の区間を区分して識別することが可能となる。
【0066】
なお、本発明の主眼は、これら信号の正負および大小関係による判別条件に基づいて回転角度区間を区分して信号を出力することであり、これを実現するための構成は、この実施の形態1で示したような構成に限られるものではない。すなわち、具体的には、論理素子の組み合わせを別の構成によって実現してもよい。さらには、各信号をアナログ−ディジタル(A/D)変換器によってディジタル化し、マイクロプロセッサに入力してソフトウェア的に処理する構成のものであってもよい。
【0067】
【発明の効果】
本発明の回転角度検出装置においては、次の効果が得られる。
【0068】
請求項1記載の発明は、角度区間識別手段によって、励磁信号と余弦関数状変調信号と正弦関数状変調信号とを共に入力してこれらの信号の正負および大小関係による判別条件に基づいて回転角度区間を区分するので、従来のような高価複雑なR/D変換ICを用いずに廉価で比較的簡単な構成でもって回転角度区間を区分して識別することが可能となる。しかも、角度センサとして基本的にはレゾルバを使用しているので、熱や振動に対して高い耐性を備えている。
【0069】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の効果に加えて、回転角度の区間区分に適合させるための余弦関数状変調信号の絶対値と正弦関数状変調信号の絶対値との間の係数比を1.0対tan30度に設定しているので、回転角度区間を60度ごとに区分して、設定することができる。これにより、ホール素子を角度センサとして利用した回転角度検出装置で得られる回転角度区間識別信号を模擬した信号を、廉価かつ比較的簡単な構成でもって出力することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る回転角度検出装置の全体構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の回転角度検出装置において、レゾルバの回転角度、励磁信号、および二次信号の各関係を模式的に示す説明図である。
【図3】本発明の回転角度検出装置において、レゾルバの二次信号(O1O3信号)の検波について模式的に示す説明図である。
【図4】本発明の回転角度検出装置において、レゾルバの二次信号(O2O4信号)の検波について模式的に示す説明図である。
【図5】本発明の回転角度検出装置において、レゾルバの二次信号の正負による角度区間識別条件の一覧を示す説明図である。
【図6】本発明の回転角度検出装置において、レゾルバの二次信号の絶対値の大小関係による角度区間識別の条件を求める場合の説明図である。
【図7】本発明の回転角度検出装置において、レゾルバの二次信号の大小関係による角度区間識別条件の一覧を示す説明図である。
【図8】本発明の回転角度検出装置において、レゾルバの二次信号の大小関係による角度区間識別条件の一覧を示す説明図である。
【図9】本発明の実施の形態に係る回転角度検出装置において、60度分解での角度区間識別条件の一覧を示す説明図である。
【図10】本発明の実施の形態に係る回転角度検出装置における角度区間識別手段の具体的な構成を示すブロック図である。
【図11】図10の角度区間識別手段における第1区間識別回路の詳細な構成を示すブロック図である。
【図12】図10の角度区間識別手段における第2区間識別回路の詳細な構成を示すブロック図である。
【図13】従来のレゾルバを利用した回転角度検出装置の全体構成を示すブロック図である。
【図14】従来のホール素子を利用した回転角度検出装置の全体構成を示すブロック図である。
【図15】従来のホール素子を利用した回転角度検出装置の出力信号に関する説明図である。
【符号の説明】
1 回転角度検出装置、2 レゾルバ、3 励磁回路、5 励磁コイル、6 ロータ、7,8 二次コイル、15 角度区間識別手段、16 入力I/F回路、17 励磁信号正負判別回路、18 O1O3信号絶対値演算回路、19 O2O4信号絶対値演算回路、20 O1O3信号正負判別回路、21 O2O4信号正負判別回路、22 信号大小比較回路、23 正負判定ロジック、24 第1区間識別回路、25 第2区間識別回路、26 出力信号生成回路。
Claims (2)
- 回転体に取り付けられるレゾルバに周期関数の励磁信号を入力し、これに応じて前記レゾルバから出力される励磁信号で変調された余弦関数状変調信号と正弦関数状変調信号とに基づいて前記回転体の回転角度を検出する回転角度検出装置であって、前記励磁信号、余弦関数状変調信号、および正弦関数状変調信号を共に入力してこれらの信号の正負および大小関係による判別条件に基づいて回転角度を所望の区間に区分した信号を出力する角度区間識別手段を備えており、この角度区間識別手段は、余弦関数状変調信号の絶対値と正弦関数状変調信号の絶対値との間を前記回転角度の区間区分に適合する所定の係数比に設定した上で、前記励磁信号の位相に応じて余弦関数状変調信号と正弦関数状変調信号の正負、および余弦関数状変調信号の絶対値と正弦関数状変調信号の絶対値の大小関係による判別条件を切り替えるものであることを特徴とする回転角度検出装置。
- 前記回転角度の区間区分を行うための前記余弦関数状変調信号の絶対値と正弦関数状変調信号の絶対値との間の前記係数比は、1.0対tan30度であることを特徴とする請求項1記載の回転角度検出装置。
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