JP3594271B2 - 内視鏡の管路切り換え装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は内視鏡の送気管路と送水管路の切り換えを行う送気送水切り換え弁を備えた内視鏡の管路切り換え装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、内視鏡における挿入部の先端には観察窓が設けられており、その挿入部を体腔内に導入した際、観察窓は体腔内の汚物等で汚れ、正常な観察が妨げられることがある。そこで、前記観察窓の近傍に、ノズルを設け、このノズルから洗浄水を観察窓に吹き付けて観察窓に付着した汚物等を排除し、その後、ノズルから空気を吹き付けることにより前記観察窓に残った洗浄水を吹き飛ばすようにしている。
【0003】
しかし、前記ノズルは外部に開口しているため、このノズルを通して体液や粘液等が送気管路および送水管路の内部に侵入して管路内を汚すことがある。しかし、送気管路には洗浄水が通らないため、その管路の内部が汚れてもその内部を洗浄することはできなかった。
【0004】
そこで、特公平3−71127号公報に示すように送気送水切り換え弁を、送水の位置からさらに押し込み、送気送水シリンダからみて上流側の送水管路と下流側の送気管路を連通させ、下流側の送気管路へ洗浄水を送液し、下流側の送気管路の洗浄を可能にした方式が提案されている。
【0005】
また、特公平2−35567号公報に示すように、通常の送気送水切り換え弁とは別に、送気管路洗浄用の切り換え弁を用意し、これを使用して、少なくとも送気送水シリンダーに対して下流側の送気管路の洗浄及び、上流側の送水管路、及び上流側の送気管路の水切りを行う方式も提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
(従来技術の欠点)
特公平3−71127号公報に示すような送気送水切り換え弁では下流側の送気管路を洗浄する場合、その送気送水切り換え弁の洗浄ポジションへの操作方向が、通常の送気及び送水を行う場合の操作方向と同じであるため、切り換え弁を通常の送水ポジションに位置させようとするときに誤って洗浄ポジションまで押し込んで送気管路に水を流してしまうことがあった。一旦、送気管路内に水が入り込むと、その後、対物レンズ面を洗浄する場合、対物レンズ面に送水した後、対物レンズ面上に水が残ったとき、送気管路に空気を送り、水切りを行うが、そのときに、誤操作で送気管路に入った水がノズルから出てきてしまい、なかなか対物レンズ面上の水が排除できないという不都合な事態になり、使用上の問題がある。
【0007】
なお、誤操作をしないよう、上流側送気管路の洗浄位置に移動する力量を特に重くする事も考えられるが、操作力量が重くなり、操作性が悪くなる。
また、各管路の水切りを行う場合、送気送水切り換え弁とは別に、管路水切り用の管路切り換え弁を用意しておく方式は管路水切り用の管路切り換え弁を別に用意しておく必要があり、使用上、面倒なものであった。
【0008】
(目的)
本発明は前記課題に着目してなされたもので、その目的とするところは通常の送気送水操作と、送気管路に水を流す場合との切換え操作との誤操作を防止できるとともに、各管路の水切りを特別な管路切り換え弁を用意する事なく簡単に行うことができる内視鏡の管路切り換え装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、内視鏡の送気管路と送水管路の途中に配置された送気送水シリンダと、前記送気送水シリンダに嵌挿され、送気及び送水の切り換えを制御する送気送水切り換え弁とを有し、前記送気送水シリンダに対する送気送水切り換え弁を移動することにより、それぞれ選択される、送気送水待機位置と、上流側の送水管路と下流側の送水管路を連通する送水位置と、上流側の送水管路と下流側の送気管路を連通させる送気管路洗浄位置とを備えた内視鏡の送気送水切り換え装置において、
前記送気送水切り換え弁を前記送気送水位置と前記送気管路洗浄位置とに切り換える切り換え機構を設け、前記切り換え機構は、溝とこの溝に嵌め込まれて案内され前記送気送水切り換え弁の移動を規制する突起部とを有し、前記送気管路洗浄位置を、前記送気送水待機位置に対して、前記送気送水待機位置から送水位置への前記送気送水切り換え弁の移動する方向とは異なる方向側に設けると共に、前記溝は前記送気送水待機位置から前記送水位置への前記送気送水切り換え弁の移動を規制する第1溝部と、前記送気管路洗浄待機位置に前記送気送水切り換え弁を位置させる第2溝部と、前記第1溝部と前記第2溝部とを連通して前記第1溝部と前記第2溝部の間に前記突起部を案内する第3溝部とを含む事を特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
<第1実施形態>
図1〜図5を参照して、本発明の第1実施形態を説明する。
(構成)
図1中、1は内視鏡を示し、この内視鏡1は操作部2と挿入部3を備える。操作部2にはユニバーサルコード4が連結されている。挿入部3の先端には観察窓5が設けられている。観察窓5の内側には対物レンズ6を介して対向する固体撮像素子7が設置されている。対物レンズ6により固体撮像素子7上に結像した内視鏡像は固体撮像素子7により信号化される。この電気信号は内視鏡本体内に配設された信号ケーブル8を通じて、前記ユニバーサルコード4の延出先端に設けたコネクタ9にある電気コネクタ(図示しない)まで伝送される。
【0011】
さらに、固体撮像素子7からの撮像信号は、内視鏡1とは別体の信号処理装置(図示しない)に伝送される。前記信号処理装置は前記電気コネクタに着脱自在に接続される。そして、この電気信号は信号処理装置により映像信号に変換されてTVモニタ(図示しない)に出力され、そのTVモニタに内視鏡観察映像を表示させるようになっている。
【0012】
また、コネクタ9は光源装置(図示しない)に接続され、その光源装置からの照明光はライトガイドファイバ等の光伝達部材10に入射し、その光伝達部材10を通じて挿入部3の先端側まで伝送され、照明窓(図示しない)から体腔内に照射される。
【0013】
前記挿入部3の先端にはそれぞれが観察窓5の外表面に向く一対のノズル、つまり送水ノズル11と送気ノズル12が設けられている。送水ノズル11は送水管路13に連通し、送気ノズル12は送気管路14に連通している。この送水管路13と送気管路14は内視鏡1の挿入部3、操作部2及びユニバーサルコード4に渡って挿入配置されており、それぞれがユニバーサルコード4の延出先端に設けたコネクタ9にあるそれぞれに対応した送水用口金16と送気用口金17に個別的に接続されている。
【0014】
前記送水用口金16には図1で示すように送水タンク18が嵌着により接続される。送水タンク18を接続したとき、送水タンク18の液上げチューブ19が送水管路13に連通する。また、コネクタ9内に設けた送気管路14から分岐して連通する分岐管路21が送水タンク18の送気孔22に連通する。さらに前記送気用口金17はコネクタ9を前記光源装置に接続したとき、その光源装置内の送気ポンプに接続される。
【0015】
一方、前記操作部2には送水管路13と送気管路14との両者にそれぞれの間に介挿される管路切り換え装置23が設けられていて、この管路切り換え装置23により送気送水等の切り換えを行うようになっている。また、この管路切り換え装置23は送水管路13と送気管路14をそれぞれ上流側管路部13a,l4aと下流側管路部13b,14bに分ける。
【0016】
管路切り換え装置23は具体的には図2で示すように構成されている。図2は送気送水待機の位置にある管路切り換え装置23の状態を示している。そして、管路切り換え装置23は有底筒状の送気送水用シリンダ24を備える。このシリンダ24には送気送水切り換え弁としてのピストン部材25がスライド自在に嵌挿されている。前記シリンダ24はその外端部が前記操作部2の本体ケース2aを貫通してその本体ケース2aに取着される。シリンダ24はその外端部に螺合する止め部材26により本体ケース2aに締結されている。
【0017】
シリンダ24の側壁にはその底部側から開口端側にずれて上流側送水管路13a、下流側送水管路13b、下流側送気管路14bおよび上流側送気管路14aがその順序で配置されている。各管路13a,13b,14b,14aの接続端がシリンダ24内に開口するように接続されている。
【0018】
また、前記ピストン部材25は軸部材27を備える。この軸部材27の外端にはその頭部を形成する指当て部材28がねじ止め取着されている。軸部材27の外端部付近の周囲には環状部材からなるステイ29が嵌挿されている。ステイ29には弾性部材からなる環状の取付け部材30が被嵌して取着され、取付け部材30は前記止め部材26に取着されている。なお、ステイ29と取付け部材30は接着等で一体的に固定されている。
【0019】
取付け部材30はその下端内周部分に内方へ突き出す突起部30aを形成している。前記止め部材26の外周には環状溝26aが形成されている。そして、前記止め部材26の環状溝26aに突起部30aを嵌め込ませて係合させることにより、ステイ29の取付け部材30は止め部材26に取り付けられている。また、ステイ29はその取付け部材30を弾性的に変形させることにより止め部材26から取り外せる。つまり、ステイ29は着脱自在な構成になっている。
【0020】
前記ピストン部材25の軸部材27には一端が指当て部材28の孔部28aを通じて外部に開口するリーク用通気孔31がその長手方向軸に沿って設けられている。通気孔31の他端はシリンダ24の内周に形成される後述する連通溝33cに開口している。
【0021】
ピストン部材25の指当て部材28とステイ29との間には弾性部材、例えばコイルばねからなるばね部材32が介在する。このため、ピストン部材25はシリンダ24に対して外方へ向けて弾性的に付勢される。
【0022】
一方、図3で示すように、ステイ29には軸部材27を挿通する孔29aが設けられ、この孔29aの内周面には内方に突き出すステイ突起部29bが設けられている。また、ピストン部材25の軸部材27の外周面にはクランク溝34が設けられている。クランク溝34には前記ステイ突起部29bが嵌まり込んで係合する。図3で示すように、クランク溝34は指当て部材28の方向に向かって縦に伸びる第1縦溝34aと、シリンダ24の底部方向に向かって縦に伸びる第2縦溝34bを周方向にずらして設け、さらに第1縦溝34aの下端と第2縦溝34bの上端が横溝34cでつながって形成されている。
【0023】
また、第1縦溝34aの底部は横溝34cの溝部分に対して下方に若干突き出す凹部34dを形成している。そして、ステイ突起部29bと、これが係合するクランク溝34により管路切り換え装置23の作動切り換え状態の選択を規制する手段(位置決め機構)を構成している。本実施形態ではクランク溝34を1つとしたが、それに限ることはなく複数のクランク溝を設けてもよい。
【0024】
ピストン部材25は前記ばね部材32によってシリンダ24に対して上向きに付勢されているため、図2で示すような送気送水待機位置の状態では第1縦溝34aの底部にある凹部34dにステイ29の突起部29bが係合した状態にあり、停止している。
【0025】
さらに、シリンダ24内には、これに嵌挿されるピストン部材25の軸部材27の外周面部分との間に、その底部から頭部方向側に順次第1連通溝33a、第2連通溝33b、第3連通溝33cが同軸的に形成されている。第1連通溝33a、第2連通溝33b、第3連通溝33cは底部から頭部方向側に順次径を段階的に大きくして形成されている。
【0026】
また、軸部材27の外周には第1連通溝33a、第2連通溝33b、第3連通溝33cと、シリンダ24の内周面とで形成される各空間を気密かつ水密的に独立させるための弾性部材からなるシール部材35a,35b,35c,35dが、その軸部材27の底部側から頭部側に順次所定の間隔をあけて設けられている。第3連通溝33cと第2連通溝33bの間の部分は傾斜部33dになっている。
【0027】
シール部材35a,35b,35dはOリング構造であるが、シール部材35cは体腔内圧によって下流側送気管路14bに汚物が逆流しないように形成したいわゆる逆止弁構造になっている。
【0028】
そして、ピストン部材25の位置に応じて各連通溝33a,33b,33cを切り換えることにより管路の上流側管路と下流側管路を連通させたり遮断させたりするようになっている。
【0029】
一方、図1で示すように、前記コネクタ9内には管路部38が設けられ、これにより送気管路14の上流側送気管路14aと送水管路13の上流側送水管路13aを連通させる。この管路部38の途中には切り換え弁39が設けられていて、その管路部38を閉塞させる状態と開放する状態に切り換えるようになっている。この切り換え弁39はコネクタ9の外部から切り換え操作が可能である。 ここでは切り換え弁39をコネクタ9に設けたが、送水タンク18の送水用口金16の部分付近に切り換え弁39を設けてもよい。
【0030】
(作用)
図2および図3に示すような送気送水待機位置では通気孔31が外部に開放している。このため、上流側送気管路14aを通じて送気ポンプ(図示しない)から送気された空気はシール部材35cの抵抗を受け、第3溝33cを通じて通気孔31へ流れ、大気中へ放出されるのみであり、下流側送気管路14bへは流れ込まない。
【0031】
送気を行う場合には待機状態から術者が指当て部材28の孔部28aに指をあて、その通気孔31を閉塞する。すると、空気の大気中への放出が規制され、大気中への空気の放出が抑制されるため、通気孔31内側の空気圧が高まり、シール部材35cを押し開いて上流側送気管路14aから第3連通溝33c側に空気が流れ込み、その空気はその第3連通溝33cから第2連通溝33bを通って下流側送気管路14bに流れ、送気ノズル12から体腔内への送気が行われる。
【0032】
次に、送水を行う場合には術者が指当て部28の孔部28aに指を当て通気孔31を閉塞する状態で図4に示すようにシール部材35cがシリンダ24内の第3連通溝33cと第2連通溝33bの間の傾斜部33dに当接する位置まで、ピストン部材25を押し込む。このとき、ステイ突起部29bはクランク溝34の第1縦溝34aに凹部34dから離れた上方部位のところに位置する。
【0033】
しかして、上流側送気管路14aはシリンダ24とシール部材35cとシール部材35dおよび指により閉塞される。そうすると、送水タンク18内の液面圧が高くなり、送水タンク18内の水は上流側送水管路13a、第1溝33a、下流側送水管路13bの順に流れ、その水は送水ノズル11から観察窓5の外表面に吹き付けられる。
この後で、前記送気を行って観察窓5の外表面の空気を吹き付ければ、観察窓5に残っている水滴を除去する水切りを行うことができる。
【0034】
次に、内視鏡1の管路を洗浄するに当たっての、特に送気管路14の下流側送気管路14b内を洗浄する場合について説明する。
この送気管路13内の洗浄を行う場合にはピストン部材25の軸部材27を、ステイ突起部29aが横溝34cに位置してそれに係合し得る位置まで引き上げ、ついで、ステイ突起部29bが横溝34cに沿って移動し、そのステイ突起部29bが第2縦溝34bの上端位置にくるまで軸部材27を回転させる。この操作は通常の送気位置及び送水位置への送気送水シリンダに対するピストン部材25を操作する軸方向の向きとは異なる回転方向に移動する操作である。
【0035】
ついで、ステイ突起部29bが第2縦溝34bの底部に当接するまで、軸部材27をシリンダ24に対して脱方向、つまり上側へ引くと、図5で示す洗浄待機状態になり、下流側送水管路13bに通じる第3連通溝33c側を第2シール部材35bで閉塞する。これと同時に第1シール部材35aは第3連通溝33a内に遊嵌することにより、上流側送水管路13aを下流側送水管路13bと下流側送気管路14bに連通させる状態になる。このピストン部材25を引き上げた状態で送気管路14の下流側送気管路14bに送水してそれの洗浄を行う。
【0036】
つまり、上流側送気管路14aはシリンダ24と第2シール部材35b、第4シール部材35d、及び指により閉塞されているため、送水タンク18内の液圧が高くなり、上流側送水管路13aを通じて流れ込んだ水は第1連通溝33aから下流側送水管路13b及び下流側送気管路14bの通路に流れ、その管路内の洗浄を行うことができる。
【0037】
洗浄後においての各管路の水切りは図1に示すように、コネクタ9側または送水タンク18側に設けられた切り換え弁39を送水管路13と送気管路14が連通する位置に切り換える。ついで、ピストン部材25を前記送気及び送水する状態に操作することで、送水管路13と送気管路14の管路内に溜まった水の排出を行うことができる。
【0038】
(効果)
通常の送気送水操作におけるピストン部材25の操作方向と、下流側送気管路14bに送水する送気管路洗浄を行うときのピストン部材25の切換え操作方向とが異なるため、誤りなく切換え操作を行うことができるため、検査時、送気管路に水を流すという誤操作が確実に防止できる。
【0039】
<第2実施形態>
図6〜図7を参照して、本発明の第2実施形態を説明する。
(構成)
第2実施形態は管路切り換え装置23の変形例である。前述した第1実施形態においてはピストン部材25の軸部材27にクランク溝34を設けると共に、ステイ29にはそのクランク溝34に係合するステイ突起部29bを設けることによりその管路切り換え装置23の切り換え状態の選択規制を行う、つまり、送気管路洗浄位置に位置決めさせる位置決め機構を構成した。
【0040】
しかし、この第2実施形態ではそのクランク溝34とステイ突起部29bを設けないで、切り換え状態の位置選択手段を構成するようにしたものである。
この第2実施形態での管路切り換え装置23では操作部2の本体ケース2aにシリンダ24を固定する止め部材26を利用して切り換え状態の位置選択手段を構成する。つまり、この止め部材26の外周にはシリンダ24との相対位置を決めるために第1の嵌合溝41と、この第1の嵌合溝41よりも指当て部28の方向側に位置し前記第1の嵌合溝41と略等しい形状の第2の嵌合溝42を設ける。一方、ピストン部材25の取付け部材30の下端には突起部30aを形成し、この突起部30aを、第1の嵌合溝41または第2の嵌合溝42のいずれかに係合させるようにするものである。
【0041】
つまり、前記送気管路洗浄位置に位置決めさせる位置決め機構が、前記送気送水シリンダ側に位置決めされ、かつ送気送水切り換え弁を送気送水シリンダに対して脱する方向にずらして配列された第1の溝と第2の溝と、送気送水切り換え弁の一部に選択した前記第1の溝と第2の溝に着脱自在に係合する係合部を設けた。このことで、シリンダ24に対してのピストン部材25の位置を選択規制するようにした。その他の構成は第1実施形態と同じである。
【0042】
(作用)
図6で示す状態は第1の嵌合溝41にピストン部材25の突起部30aを嵌合係着させることにより選択された通常の送気送水の待機位置を示す。この待機状態での作用と、位置指当て部28に指を当てリーク用通気孔31を閉塞して行う送気作用と、さらに軸部材27を押し込んで行う送水作用は前述した第1実施形態に同じである。
【0043】
次に、送気管路14の下流側送気管路14bを洗浄する場合には図7で示すように、第2の嵌合溝42にピストン部材25の突起部30aを嵌合係着させることにより図7で示すようにピストン部材25がシリンダ24から一段突き出させる。つまり、下流側送気管路14bに水を流す場合、突起部30aが第2の嵌合溝42と係合する位置まで軸部材27をシリンダ24に対して脱方向に引き上げる。そうすると、第1実施形態に示したシリンダ24と送気管路洗浄位置の軸部材27との相対位置関係になる。そのときの作用は第1実施形態と同じである。
【0044】
(効果)
この第2実施形態によれば、前述した第1実施形態よりも脱方向への操作方法が簡単である。その他の効果は第1実施形態と同じである。
【0045】
なお、前記各実施形態ではシリンダ24に対してピストン部材25を脱方向に引き上げ、送気管路14の洗浄を行う構成を示したが、本発明はそれに限ることはなく、送気、及び送水方向に管路切り換え弁23を操作する方向と、送気管路14の洗浄位置への管路切り換え弁23との切り換え方向が異なっていればよく、管路切り換え弁23を送気送水待機位置から回転させることで、送気管路14の洗浄を可能にしてもよい。
【0046】
<第3実施形態>
図8〜図12を参照して、本発明の第3実施形態を説明する。
(構成)
この第3実施形態は前述した内視鏡1の挿入部3における先端部50の具体例を示すものである。この先端構成部材51には、対物レンズ系(図示しない)が配置される対物レンズ孔52、照明レンズ系(図示しない)が挿嵌される照明レンズ孔53、送気送水用のチューブ(図示しない)が配置される送気送水孔54、処置具チャンネルチューブ接続用パイプ部材56が配置されるパイプ孔57、処置具起上部材操作用ワイヤ59が挿通される孔60、移動部材61を操作するためのワイヤ62が挿通される孔63が設けられている。
【0047】
一方、孔60にはワイヤーガイド64が固定されており、そのワイヤーガイド64の内部には前記ワイヤ59が挿通されている。他方の孔63にはワイヤーガイド65が固定されており、このワイヤーガイド65の内部にはワイヤ62が挿通されている。ワイヤ62の先端部分は硬性パイプ66で被覆されでおり、この硬性パイプ66の先端は前記移動部材61に取着されている。
【0048】
前記処置具チャンネルチューブ55を接続するパイプ部材56は先端構成部材51に接着等で固定されており、パイプ部材56の基端部には処置具チャンネルチューブ55の先端部分が接着等で固定されている。
【0049】
処置具チャンネルチューブ55とパイプ部材56で形成される処置具チャンネル67の先端側には前記処置具起上部材58を収納する収納室68が設けられており、この収納室68は外部に開口している。
【0050】
前記処置具起上部材58は収納室68に収納され、回転軸69で前記先端構成部材51に回動自在に取着されている。処置具起上部材58にはワイヤ59の先端が回動自在な状態で連結されており、ワイヤ59の他端は操作部側のワイヤ進退機構(図示しない)に接続されている。
【0051】
また、先端構成部材51の本体は電気絶縁性を有する樹脂製の先端カバー71で覆われている。先端カバー71の上面一部には、処置具起上部材58を起上させた状態で、その処置具起上部材58に干渉しないように、また観察の妨げとならないように視野範囲Sを確保する開口部72が形成されている。なお、先端カバー71は先端構成部材51の本体に接着等で取着固定されている。
【0052】
一方、移動部材61は前記先端カバー71の外面に挿入部3の長手軸方向に沿って移動自在に挿嵌されている。移動部材61にはこれを先端側に移動するとき、または移動したときに観察の妨げとならないよう、また処置具起上部材58を起上させたときに処置具起上部材58が干渉しないように観察視野側に位置して切欠き部73を有している。移動部材61には前記ワイヤ62および硬性パイプ66の先端が着脱自在に連結されており、洗浄時等は移動部材61を内視鏡1の先端から取り外し、洗浄できるようになっている。
【0053】
一方、ワイヤ62の他端は操作部側に進退機構(図示しない)に接続されている。ワイヤ62の先端側は硬性パイプ66で被覆されでおり、硬性パイプ66の操作部側端部は移動部材61を先端カバー71に対して突出させた状態においても孔63の内部に位置する長さになっている。ワイヤ62および硬性パイプ66は処置具起上部材58に干渉しないように配置されている。
【0054】
移動部材61の、先端カバー71に対する回転を規制するために、先端カバー71の外周面に凸部75を設け、移動部材61の外周壁にはその凸部75が係合する細長い孔76が挿入部3の長手方向に延びて設けられている。移動部材61の先端カバー71に対する突出距離はその孔76の溝長さになる。
【0055】
また、移動部材61の孔76にはその移動部材61が先端側にどのくらい突出しているか分かるように観察視野内に指標として少なくとも1つの突起部77が設けられている。この突起部77は観察の妨げにならないよう、突出したとき内視鏡1の画面の隅に表示されるようになっている。また、移動部材61を引っ込めたときと、移動部材61を突出したときの状態が区別できるように、色が異なる突起部77を複数設けてもよい。
【0056】
今回、示した実施形態では移動部材61の先端カバー71に対する突出距離は10mm程度となっているが、移動部材61の先端カバー71に対する突出距離を延ばすため、湾曲の妨げにならない程度に挿入部3における湾曲管の硬質部分まで移動部材61を延ばしてもよい。このときにはさらに10mm程度の突出距離を増やすことが実現できる。
【0057】
なお、移動部材61が突出した状態で、先端部50の電気絶縁性は先端カバー71によって確保される。
ワイヤ62とそれのワイヤガイド65は内視鏡1の操作部側でその操作部内に対して水密構造となっており、また移動部材61が移動した状態でも水密は確保されている。
【0058】
(作用)
図8はワイヤ62を引くことにより先端カバー71に対して移動部材61を後退させた状態を示し、このとき凸部75は孔76の先端に当接している。図11はワイヤ62を押し込むことにより先端カバー71に対して移動部材61を前進させた状態を示す。このとき、凸部75は孔76の操作部側端に当接している。
【0059】
図12は挿入部3の先端部50を十二指腸乳頭部付近に挿入して使用する際の位置関係を示したものである。図12(a)は先端カバー71に対して移動部材61を後退させた状態である。ここで、ワイヤ62を押すことで、移動部材61を先端カバー71に対して前方に突出させ、図12(b)に示すように突き出した先端カバー71を十二指腸乳頭78の下部に押し付けることで、乳頭までの距離を含め、適切な位置に内視鏡1の先端部50の位置を固定して観察および処置を行うことができる。
【0060】
(効果)
この実施形態によれば、移動部材61を突き出して体腔内の体壁に当接させることで、処置具の挿入方向と、例えば乳頭の位置を一定にできるため、処置具の挿入が容易である。
【0061】
<変形例>
これは前記第3実施形態の変形例であり、これを図13および図14を参照して説明する。
【0062】
図13に示すように、移動部材61の先端壁部分と先端カバー71の先端壁部分との間に弾性を有するバルーン部材81を配設したものである。バルーン部材81は先端カバー71の先端壁に取着されている。バルーン部材78の一部には移動部材61に位置決めするための固定部材82が設けられており、この固定部材82は移動部材61に設けた孔83に嵌合して固定的に取着されている。
【0063】
また、バルーン部材81には先端カバー71と接する部分で接続管84が連通するように接続されている。接続管84の先端は先端カバー71に設けた孔85に嵌挿されており、接続管84の基端には可撓性チューブからなる管路部材86の先端が接続されている。管路部材86の他端は内視鏡1の挿入部3を通じて操作部2側に導かれ、ポンプ(図示しない)に連通するようになっている。
【0064】
(作用)
図14で示す初期の状態で、前記ポンプにより気体または液体を管路部材86に送り、バルーン部材81の内部を加圧すると、そのバルーン部材81が膨脹して変形し、図14で示すように移動部材61が先端カバー71に対して移動する。圧力を抜くと、図13で示すバルーン部材81の形状が初期の状態に戻るため移動部材61が先端カバー71に対する初期の状態に戻る。
【0065】
(効果)
移動部材61を移動させるのにワイヤ62で押し引きする必要がないため、構成の簡略化が図れる。その他、第3実施形態と同じ効果を奏する。
【0066】
<第4実施形態>
図15を参照して、本発明の第4実施形態を説明する。
(構成)
この実施形態は別の側視型内視鏡1の挿入部3における先端部90を示すものである。この先端部90の先端構成部材91には非金属製の先端カバー92が嵌着され、先端カバー92は先端構成部材91に接着等で固定されている。また処置具起上台93は回転軸94によって先端構成部材91に回動自在に接続されている。先端カバー92にはその開口部95の左右縁にそれぞれ位置して弾性部材からなる舌片状の突起部96が一体的に設けられている。左右の突起部材96は処置具起上台93を挟んで両側に配置され、かつ観察窓(図示しない)の観察方向に延びている。突起部96の一部が観察の妨げにならない程度であれば、観察視野内に入り込んで見えるようになっていてもよい。
【0067】
(作用)
このような突起部96を設ける構成により処置具を使用する場合、体壁に弾性部材からなる突起部96を当接させ、体壁と内視鏡1の先端部90の距離を保つようにする。
【0068】
(効果)
内視鏡1の先端部90の位置を定め、その位置に安定させることができるため、例えば処置具の挿入方向と、例えば乳頭の位置を一定にでき、処置具の挿入が容易である。よって、目的部位(例えば十二指腸乳頭)に容易に処置具を到達させることができる。
【0069】
<変形例>
これは第4実施形態の変形例を示すものであり、図16に示すように先端カバー92に対して弾性部材からなる突起部材96を取り外せるように取り付けたものであり、突起部材96を必要としない場合にはその突起部材96を取り外すようにしたものである。
【0070】
すなわち、突起部材96は一体の帯状に連結して構成され、その帯状部材97の中間部分が先端カバー92に先端構成部材91の周方向に沿って設けられた取付け溝98に嵌め込まれて係合し取着固定されている。先端カバー92はその帯状部材97の弾性を利用して広げることにより先端カバー92から取り外せる着脱自在な構成になっている。
【0071】
また、取付け溝98の前後縁部には先端カバー92と先端構成部材91の間に形成される溝状の隙間99が形成され、図16(c)で示すように帯状部材97の前後縁部はその隙間99内に嵌め込んで係合させられている。
【0072】
この構成により処置具を使用する場合には突起部材96を取り付けて使用し、体壁に突起部材96を当接させ、体壁と内視鏡先端の距離を保つ。よって、目的部位(例えば十二指腸乳頭)に容易に処置具を到達できる。
突起部材96を使用する必要がないときにはその突起部材96を取り外して使用する。
【0073】
<第5実施形態>
図17ないし図19を参照して、本発明の第5実施形態を説明する。
(構成)
この実施形態は別の側視型内視鏡1の挿入部3における先端部100を示すものである。
【0074】
この内視鏡1はその先端部100に2つの処置具起上台101,102を設けるものである。各処置具起上台101,102は先端部100の先端構成部材103に形成された収納室104内に並設され、同一の回転軸105に対して同軸的に枢着されている。第1の連結部材106の第1の処置具起上台101からの突出長さは第2の処置具起上台102の処置具挿入方向と垂直な方向の幅とほぼ等しくなっている。
【0075】
各処置具起上台101,102の回動端部には連結部材106,107によって操作用ワイヤ108,109の先端が回動自在に連結されている。ワイヤ108,109の他端はそれぞれ操作部側に導かれてワイヤー進退機構(図示しない)に連結されている。第2の処置具起上台102は処置具に当接する部分の裏面側に切欠部111を設けている。操作用ワイヤ108,109は各処置具起上台101,102に対して同じ側から接続され、同じ側から手元側に導かれている。そして、2つの操作用ワイヤ108,109の挿通部分は第2の鉗子起上台102と先端カバー112に設けられた仕切部113により仕切られている。
【0076】
ここでは各鉗子起上台101,102に1つのチャンネルを通じて導入された複数の処置具が誘導されるが、これに限らず、2つのチャンネルそれぞれを通じて個別的に誘導されるようにしてもよい。各処置具に対応して前記同様に操作可能な処置具起上台101,102を設け、各チャンネルを通じて誘導した処置具を個別に対応する処置具起上台101,102に導入させるようにしてもよい。その他は前記第3実施形態と同様な構成になっている。
【0077】
(作用)
操作部側から操作用ワイヤ108を引くと、第1の処置具起上台101と第2の処置具起上台102が同時に起上し、それぞれの処置具起上台101,102に接する処置具が同時に起上される。さらに操作用ワイヤ109を進退させることで、第1の処置具起上台101に連結された連結部材106と当接する角度まで第1の処置具起上台101と第2の処置具起上台102との相対位置を調節させることができる。
【0078】
また、第2の処置具起上台102を起上させた状態で第1の処置具起上台101に連結された連結部材106が第2の処置具起上台102に当接する角度まで第1の処置具起上台101を相対的に起伏させることができる。
つまり、第1の処置具起上台101と第2の処置具起上台102の相対位置を適宜調節することができる。
それにより図19(a)に示す内視鏡画像のように、まず鉗子115を用いて十二指腸乳頭部116の付近位置に鉗子115を固定し、ついで図19(b)に示すように造影チューブ等の処置具117を十二指腸乳頭部116に挿入できる。
【0079】
(効果)
この実施形態によれば、それぞれ独立した複数の処置具の操作が行え、2つの処置具を独立して所望の方向に向けることができるため、処置時間が短縮することができる。
また、2つの操作用ワイヤ108,109を同じ側に配置し、一方の操作用ワイヤ109の配置側の起上台102の裏面部分の一部を切り欠き、他方の起上台101を操作することで、対物レンズ系と処置具用起上台101,102の距離を離すことがなく、観察視野内における処置具の見えを損なうことがないようにコンパクトに配設することができる。
【0080】
<第6実施形態>
図20ないし図23を参照して、本発明の第6実施形態を説明する。
(構成)
この実施形態は前記送気送水系を組み込む内視鏡において、その送気送水系以外の他の構成の変形例である。図20はその内視鏡の全体的な構成を概略的に示すものである。
【0081】
図20で示すように内視鏡121は操作部122と挿入部123を備えてなり、前記操作部122にはユニバ−ザルコード124が連結されている。挿入部123の先端には観察窓125が設けられており、この観察窓125の内側には対物レンズ126を介して対向する固体撮像素子127が設置されている。対物レンズ126により固体撮像素子127上に結像した像は固体撮像素子127により信号化される。この信号は内視鏡本体内に配設された後述する信号ケーブル128を通じて前記ユニバ−ザルコード124の延出先端に設けたコネクタ129に設けられた電気コネクタ140まで伝送される。
【0082】
さらに固体撮像素子127で撮像した電気信号は前記電気コネクタ140に接続される、内視鏡121とは別体の信号処理装置(図示しない)に伝送される。そして、この電気信号は信号処理装置により映像信号に変換されて、TVモニタ(図示しない)に出力され、そのTVモニタに内視鏡観察映像を表示する。
【0083】
また、コネクタ129には光源装置(図示しない)が接続され、その光源装置からの光はライトガイドファイバ等の光伝達部材130に入射し、その光伝達部材130によって挿入部123の先端側まで伝達され、照明窓(図示しない)から体腔内に照射される。
【0084】
挿入部123にはその先端部131の向きを変えるための湾曲部132が設けられ、この湾曲部132は湾曲操作ワイヤ133を押し引きすることによって湾曲操作されるようになっている。湾曲操作ワイヤ133は挿入部123内を通じて前記操作部122内に導かれ、その操作部122内に設置した湾曲装置134のプーリ135に巻き付けられた牽引ワイヤ136の端にそれぞれ着脱自在に接続されている。
【0085】
一方、前記信号ケーブル128は挿入部123内を通じてその挿入部123の先端側に配置された固体撮像素子127から延びる第1の信号ケーブル141と、ユニバ−ザルコード124内を通じてコネクタ129に設けられた電気コネクタ140まで延びる第2の信号ケーブル142からなり、第1の信号ケーブル141の他端たる基端と第2の信号ケーブル142の先端とは接続用基板143を介して接続される。第1の信号ケーブル141の基端と第2の信号ケーブル142の先端にはそれぞれ接続用基板143が接続されており、その基板143同志を接続することにより第1の信号ケーブル141と第2の信号ケーブル142は接続されるようになっている。
【0086】
各信号ケーブル141,142は複数の信号線144を備えてなり、この内蔵された複数の信号線144は接続端において図21で示すように、柔軟性のある基板143の上に配列されている複数の導電性基板パターン145に対応したものがそれぞれに接続されている。接続用基板143の大きさは内視鏡121を組み立てるときに挿入部123の内部への挿入が可能な大きさとなっている。
【0087】
そして、操作部122の内部で基板143同士を熱及び圧力をかけて電気的に接続し、かつ機械的に接続している。これらの基板143同士の接続は熱を加えることで外すことができ、再び熱及び圧力を加えることで接続できる。また、基板143同士が接続された状態で、それらの基板143の外表面を導電性の金属網等で覆ってシールドしてもよい。
【0088】
また、内視鏡121とは別体の信号処理装置(図示しない)に電気的に接続させるための電気コネクタ140に対しての第2の信号ケーブル142の他端も同様の、柔軟性のある接続用基板を有し、この基板を利用して電気コネクタ140側の基板に接続している。
【0089】
前記光伝達部材130はコネクタ129内からユニバーサルコード124の内部を通り操作部122内に延びて配置される第1の光伝達部材151と操作部122内から挿入部3内を通じて先端側に導かれる第2の光伝達部材152とからなる。そして、第1の光伝達部材151と第2の光伝達部材152とは後述するように操作部122の内部付近で接続されている。光源装置(図示しない)からの光は第1の光伝達部材151から取り込まれ、第1の光伝達部材151と第2の光伝達部材152を通じて伝達し、挿入部3の先端側に導かれ、体腔内に照射される。
【0090】
第1の光伝達部材151と第2の光伝達部材152としては例えばコアー・クラッドからなるガラスファイバ、プラスチックファイバ、ゴムファイバ等の繊維からなる。体腔内に入らない第1の光伝達部材151は第2の光伝達部材152より太くして伝達光量を増やす。また、曲げ耐性も第1の光伝達部材151の方が低くできるので、その第1の光伝達部材151には単ファイバや繊維径の大きいファイバが使用できる。
【0091】
図20に戻り、挿入部123の内部には観察窓125を洗浄するための送気送水管路(図示しない)、体腔の汚物等を吸引するための吸引管路(図示しない)が配設されており、操作部122内の管路切り換え部材(図示しない)に着脱自在に接続されている。また、管路切り換え部材から別の送気送水管路および吸引管路がユニバーサルコード124内部に配設され、コネクタ129に着脱自在に接続されている。さらに各管路はコネクタ129内の分岐管路(図示しない)によりコネクタ129の外部に開口している。
【0092】
次に、第1の光伝達部材151と第2の光伝達部材152の接続構成を図22ないし図23に示す。
光伝達部材151,152の接続端部にはそれそれ口金153,154が設けられ、口金153,154は後述するLG接続部材160により接続されている。口金153,154の内部にはライトガイドファイバ155が接着等で固定されている。さらに口金153,154にはライトガイドファイバ155の略全長をカバーする保護カバー156が接着等で固定されている。口金153,154の露出する外周上にはそれぞれに2つの突起部157が対向するように上下対称位置に設けられている。突起部157は光伝達部材151,152の長手方向に沿って長い突条部からなり、突起部157の突起高さは保護カバー156の厚さとほぼ同じ程度となっている。また突起部157の長手方向の各端部は角落ちさせた傾斜部158が設けられている。いずれの光伝達部材151,152も同様の構成となっているが、第1の光伝達部材151の方が第2の光伝達部材152よりも大きく形成されている。
【0093】
両光伝達部材151,152はその口金153,154にわたって被嵌させるLG接続部材160によって接続されている。LG接続部材160は略円筒形状の部材からなり、第2の光伝達部材152側端部が細径部となっている。LG接続部材160の両端部にはその両端からLG接続部材160の長手方向に沿って長い2つの切欠き部161がそれぞれ設けられており、各端部における2つの切欠き部161はそれぞれ対向するように上下対称位置に設けられている。
【0094】
切欠き部161にはこれに対応する口金153,154の突起部157が嵌め込まれて係合するようになっている。切欠き部161の開口縁部には突縁部162が形成されていて、その突縁部162により切欠き部161に嵌め込まれて係合する突起部157が簡単に外れ出ないようにしている。
【0095】
LG接続部材160の内部には第1の光伝達部材151から伝達される光を効率よく第2の光伝達部材152側に送る込むために集光レンズ163が設けられ、集光レンズ163はLG接続部材160に接着等で固定されている。さらに集光レンズ163の両側には前記口金153,154が嵌挿される穴164,165がそれぞれ設けられている。
【0096】
(作用)
第2の光伝達部材152側を例として連結作用を説明する。口金154をLG接続部材160の穴165に挿入する。突起部157の傾斜部158が切欠き部161の突縁部162に当接し、その傾斜部158の楔作用により、集光レンズ163側に押し付けられて装着され、切欠き部161に突起部157が嵌合係合してLG接続部材60と第2の光伝達部材152の装着が完了する。第1の光伝達部材151側も第2の光伝達部材152側と同様に接続される。
【0097】
ここで、光をできるだけ第2の光伝達部材152に伝達するため、第1の光伝達部材151側の光伝達部材のライトガイドファイバ155の径は第2の光伝達部材152側よりも太くなっている。
また、LG接続部材160から第1の光伝達部材151および第2の光伝達部材152を取り外すことも可能である。
【0098】
この内視鏡121を組み立てる場合、挿入部123側と、ユニバーサルコード124側をそれそれユニット化して組み立てる。そして、最終的に操作部122に挿入部123とユニバーサルコード124を接続し、各内蔵物の接続を操作部122内で行う。
【0099】
体腔内に挿入される挿入部123に損傷が生じた場合等、操作部122、挿入部123を分解し、操作部122内で各内蔵物の接続を外す。そして新しい挿入部を操作部122に接続し、各内蔵物を操作部122内で接続する。
【0100】
(効果)
この実施形態によれば、挿入部123内に内蔵される複数の内蔵物全てを操作部122内で着脱可能とすることで、ユニバーサルコード124側の分解が必要なくなり、修理性が向上する。
組立時においても、挿入部123側とユニバーサルコード124側をそれぞれユニット化できるため、組立時間の短縮が可能である。
【0101】
[付記]
(A群)
1.内視鏡の送気管路と送水管路の途中に配置された送気送水シリンダと、前記送気送水シリンダに嵌挿され、送気および送水の切り換えを制御する送気送水切り換え弁とを有し、前記送気送水シリンダに対しての送気送水切り換え弁の位置によりそれぞれ選択される、上流側の送気管路と下流側の送気管路を連通する送気位置と、上流側の送水管路と下流側の送水管路を連通する送水位置と、上流側の送水管路と下流側の送気管路を連通させる送気管路洗浄位置とを備え、その各位置を選択するようにした内視鏡の送気送水切り換え装置において、送気位置及び送水位置への送気送水シリンダに対する送気送水切り換え弁の操作する向きと、送気管路洗浄位置への送気送水シリンダに対する送気送水切り換え弁の操作する向きが異なり、送気管路洗浄位置を誤って操作することを防止するようにしたことを特徴とする内視鏡の送気送水切り換え装置。
【0102】
2.付記第1項に記載の内視鏡の送気送水切り換え装置において、送気送水切り換え弁を送気送水シリンダに対して脱方向に移動させたとき、前記送気管路洗浄位置に位置決めさせる位置決め機構を設けたことを特徴とする。
【0103】
3.付記第1項に記載の内視鏡の送気送水切り換え装置において、前記送気管路洗浄位置に位置決めさせる位置決め機構が、前記送気送水切り換え弁の一部に設けられたガイド溝と、前記送気送水シリンダ側に位置決めされた、前記ガイド溝に係合する係合部材とを具備することを特徴とする。
【0104】
4.付記第1項に記載の内視鏡の送気送水切り換え装置において、前記送気管路洗浄位置に位置決めさせる位置決め機構が、前記送気送水シリンダ側に位置決めされ、送気送水切り換え弁を送気送水シリンダに対して脱する方向にずらして配列された第1の溝と第2の溝と、送気送水切り換え弁の一部に設けられ、選択した前記第1の溝と第2の溝に着脱自在に係合する係合部と具備することを特徴とする。
【0105】
5.付記第1項に記載の内視鏡の送気送水切り換え装置において、前記送気管路洗浄位置に位置決めさせる位置決め機構が、送気送水シリンダに対して送気送水切り換え弁を回転させることで、前記送気管路洗浄位置に位置決めされることを特徴とする。
【0106】
6.付記第1項に記載の内視鏡の送気送水切り換え装置において、送水タンクもしくはスコープコネクタ部に送水タンクからの送水管路を送気管路に切り替える切り換え弁を設けたことを特徴とする。
【0107】
(B群)
1.処置具を挿通可能な処置具チャンネルを有する細長の挿入部と、前記挿入部の先端部に設けられ、前記処置具チャンネルに連通すると共に、一部が外部に開口する収納室部と、前記収納室部に設けられ前記処置具チャンネルに挿通した処置具を起上する処置具起上部材と、前記処置具起上部材に並設された観察光学系を有した内視鏡において、前記挿入部の先端部に設けられ、前記挿入部の長手方向に移動可能な移動部材と、前記移動部材に連結する移動力伝達部材と、前記移動力伝達部材に移動力を発生させる駆動手段とを設けたことを特徴とする内視鏡。前記移動部材を体壁に押しつけ内視鏡の先端位置を一定に保つことを特徴とする。
【0108】
2.付記第1項に記載の内視鏡において、前記移動部材に連結されたワイヤーと、前記ワイヤーを進退させるワイヤー進退機構からなる移動手段を設けたことを特徴とする。
【0109】
3.付記第1項に記載の内視鏡において、前記移動部材に当接する弾性バルーンと、弾性バルーンに連通した送気または送液するための接続管路と、接続管路に加圧する加圧手段からなる移動手段を設けたことを特徴とする。
【0110】
4.付記第1項に記載の内視鏡において、前記移動部材の観察光学系側に観察光学及び処置具起上部材を含む幅よりも大きな切り欠き部を設けたことを特徴とする。
【0111】
5.付記第4項に記載の内視鏡において、前記移動部材の切り欠き部に観察光学系の視野内に一部突出する突出部を少なくとも1つ設けたことを特徴とする。6.付記第4項に記載の内視鏡において、前記移動部材の突出部が観察視野の隅にあることを特徴とする。
【0112】
[B群に対する従来技術と目的]
一般に、鉗子起上を有する側視の内視鏡において、十二指腸乳頭から胆管、膵管に処置具を挿入する手技が行われている。
前記手技は熟練した操作が必要であり、また症例によっては、十二指腸の形状の違いから処置具の乳頭への挿入が困難な場合があった。
処置具挿入時には乳頭を見上げる位置に内視鏡先端部を位置させる必要があり、熟練を要した。B群の事項によれば、内視鏡先端の位置決めが容易であるため、検査時間を短縮できる。また、観察光学系の観察視野を邪魔することがなく、処置具の突出状態の認識ができる。
【0113】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、検査時においての通常の送気送水操作を誤って送気管路に水を流す場合の切換え操作を行ってしまう誤操作を防止できる。また、各管路の水切りを特別な管路切り換え弁を用意する事なく簡単に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係る内視鏡装置の概略的な構成を示す説明図。
【図2】第1実施形態に係る内視鏡の管路切り換え装置の待機位置の断面図。
【図3】(a)は第1実施形態に係る内視鏡の管路切り換え装置のピストン部材上部付近の側面図、(b)は(a)中A−A線に沿う断面図。
【図4】(a)は第1実施形態に係る内視鏡の管路切り換え装置の送水位置の断面図、(b)はその位置決め機構の状態の説明図。
【図5】(a)は第1実施形態に係る内視鏡の管路切り換え装置の送気管路洗浄位置の断面図、(b)はその位置決め機構の状態の説明図。
【図6】第2実施形態に係る内視鏡の管路切り換え装置の待機位置の断面図。
【図7】第2実施形態に係る内視鏡の管路切り換え装置の送気管路洗浄位置の断面図。
【図8】第3実施形態に係る内視鏡の先端部の縦断面図。
【図9】図8中A−A線に沿う断面図。
【図10】図8中B−B線に沿う断面図。
【図11】第3実施形態に係る内視鏡において移動部材を前進させた状態の先端部の断面図。
【図12】第3実施形態に係る内視鏡の使用状態の説明図。
【図13】第3実施形態の変形例に係る内視鏡の先端部の縦断面図。
【図14】第3実施形態の変形例に係る内視鏡において移動部材を前進させた状態の先端部の断面図。
【図15】(a)は第4実施形態に係る内視鏡の先端部の側面図、(b)はその内視鏡の先端部の横断面図。
【図16】(a)は第4実施形態の変形例に係る内視鏡の先端部の側面図、(b)はその内視鏡の先端部の横断面図、(c)は(b)中Z−Z線に沿う部分の断面図。
【図17】第5実施形態に係る内視鏡の起上機構部の斜視図。
【図18】第5実施形態に係る内視鏡の先端部の横断面図。
【図19】第5実施形態に係る内視鏡の使用状態の説明図。
【図20】第6実施形態に係る内視鏡装置の概略的な構成を示す説明図。
【図21】(a)は第6実施形態に係る内視鏡装置の信号ケーブルの接続基板部の平面図、(b)はその接続基板部の平面図。
【図22】(a)は第6実施形態に係る内視鏡装置の光伝達部材の接続構成を示す縦断面図、(b)はその平面図。
【図23】図22中のA−A線に沿う部分の断面図。
【符号の説明】
1…内視鏡
2…操作部
3…挿入部
11…送水ノズル
12…送気ノズル
13…送水管路
14…送気管路
23…管路切り換え装置
24…送気送水用シリンダ
25…ピストン部材
27…軸部材
30…取付け部材
34…クランク溝
Claims (1)
- 内視鏡の送気管路と送水管路の途中に配置された送気送水シリンダと、前記送気送水シリンダに嵌挿され、送気及び送水の切り換えを制御する送気送水切り換え弁とを有し、前記送気送水シリンダに対する送気送水切り換え弁を移動することにより、それぞれ選択される、送気送水待機位置と、上流側の送水管路と下流側の送水管路を連通する送水位置と、上流側の送水管路と下流側の送気管路を連通させる送気管路洗浄位置とを備えた内視鏡の送気送水切り換え装置において、
前記送気送水切り換え弁を前記送気送水位置と前記送気管路洗浄位置とに切り換える切り換え機構を設け、前記切り換え機構は、溝とこの溝に嵌め込まれて案内され前記送気送水切り換え弁の移動を規制する突起部とを有し、
前記送気管路洗浄位置を、前記送気送水待機位置に対して、前記送気送水待機位置から送水位置への前記送気送水切り換え弁の移動する方向とは異なる方向側に設けると共に、
前記溝は前記送気送水待機位置から前記送水位置への前記送気送水切り換え弁の移動を規制する第1溝部と、前記送気管路洗浄待機位置に前記送気送水切り換え弁を位置させる第2溝部と、前記第1溝部と前記第2溝部とを連通して前記第1溝部と前記第2溝部の間に前記突起部を案内する第3溝部とを含む事を特徴とする内視鏡の管路切り換え装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10971796A JP3594271B2 (ja) | 1996-04-30 | 1996-04-30 | 内視鏡の管路切り換え装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10971796A JP3594271B2 (ja) | 1996-04-30 | 1996-04-30 | 内視鏡の管路切り換え装置 |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09294714A JPH09294714A (ja) | 1997-11-18 |
| JP3594271B2 true JP3594271B2 (ja) | 2004-11-24 |
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ID=14517447
Family Applications (1)
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| JP (1) | JP3594271B2 (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| JP5030391B2 (ja) * | 2005-04-08 | 2012-09-19 | オリンパスメディカルシステムズ株式会社 | 電子内視鏡 |
-
1996
- 1996-04-30 JP JP10971796A patent/JP3594271B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH09294714A (ja) | 1997-11-18 |
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