JP3590275B2 - 記録再生装置、記録再生方法、及び記録再生プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタル放送やアナログ放送の放送信号を受信して、受信した放送信号を記録媒体に記録再生する記録再生装置、記録再生方法、及び記録再生プログラムを記録した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、情報圧縮技術やコンピュータ技術の進展に伴って、映像情報や音声情報を含んだ様々な情報をデジタル化して処理することが一般的である。このようなデジタル技術の発展により、公共放送や民間放送等の放送メディアの分野においても、MPEG(Moving Picture Experts Group)規格に代表される情報圧縮技術を利用したデジタル放送が実施されつつある。
また、VTRを含む記録再生装置では、放送メディアから番組を受信して記録媒体に記録再生するだけでなく、受信した番組のうちコマーシャルメッセージの部分(以下、”CM部分”ともいう)を除いた主番組の映像や音声だけを再生する機能を備えたものが開発、実用化されている。このような記録再生装置では、受信した番組のCM部分を検出して、記録時に検出したCM部分を自動的に除いて記録する、あるいは再生時に検出したCM部分を飛び越して主番組だけを再生する機構が搭載されている。アナログ放送に対応した従来の記録再生装置には、例えば特開平8−289244号公報に開示されているように、NTSC方式やPAL方式等のテレビジョン信号での輝度、色分散、VPS(Video Program System)情報等のアナログ映像信号の特徴を用いることによってCM部分の検出を行うものが知られている。また、特開平8ー317342号公報に開示された従来の記録再生装置では、音声信号の無音声部分を検出してCM部分を検出する方法と、主番組及びCM部分が一般的にそれぞれモノラル方式及びステレオ方式の音声信号で構成されていることを利用しそれらの音声信号の方式の差違を検出することによってCM部分を検出する方法を提案している。
【0003】
ここで、従来の記録再生装置及びその記録再生方法について、図8を参照して具体的に説明する。
図8は、従来の記録再生装置の構成を示すブロック図である。
図8において、従来の記録再生装置は、アナログ方式のテレビジョン放送信号200を受信するチューナ30、前記チューナ30に接続され、チューナ30からの映像信号201を処理する映像信号処理部31、及び前記映像信号処理部31に接続され、映像信号201の変化点を検出する映像変化検出部32を備えている。さらに、従来の記録再生装置は、チューナ30に接続され、チューナ30からの音声信号202を処理する音声信号処理部33、前記音声信号処理部33に接続され、音声信号202の無音声部分を検出する無音声部分検出部34、映像変化検出部32と無音声部分検出部34に接続され、テレビジョン放送信号200に含まれたCM部分を検出するコマーシャルメッセージ部分検出部35、及び前記コマーシャルメッセージ部分検出部35からのCM位置情報207を記憶する記憶部36を有する。また、従来の記録再生装置には、チューナ30からののテレビジョン放送信号200を記録媒体39に記録再生する記録再生部37、及び前記記録再生部37を制御するための制御部38が設けられている。
【0004】
チューナ30は、NTSC方式やPAL方式等の既知のアナログ方式のテレビジョン放送信号200を受信して、記録再生部37に出力する。さらに、チューナ30は、受信したテレビジョン放送信号200を映像信号201と音声信号202に分離して、映像信号処理部31と音声信号処理部33にそれぞれ出力する。
映像信号処理部31は、入力した映像信号201の輝度レベルを抽出して、その抽出した輝度レベルを示す映像信号レベル204を映像変化検出部32に出力する。
映像変化検出部32は、輝度レベル変化検出回路により構成され、映像信号処理部31からの連続した2つの映像信号レベル204を比較することによって輝度レベルが変化する時点を検出する。映像変化検出部32は、検出した時点を映像信号201の変化点として、その変化点の時間情報である映像レベル変化情報206をコマーシャルメッセージ部分検出部35に出力する。
【0005】
音声信号処理部33は、入力した音声信号202の音量(レベル)を示す音声信号レベル203を無音声部分検出部34に出力する。
無音声部分検出部34は、無音声部分検出回路により構成され、音声信号処理部33からの音声信号レベル203に基づいて、音声信号202の無音声部分を検出する。無音声部分検出部34は、検出した無音声部分の開始及び終了時点を示す音声レベル変化情報205をコマーシャルメッセージ部分検出部35に出力する。
コマーシャルメッセージ部分検出部35は、無音声部分検出部34からの音声レベル変化情報205に基づいて、複数の無音声部分間の時間間隔を算出する。さらに、コマーシャルメッセージ部分検出部35は、映像変化検出部32からの映像レベル変化情報206に基づいて、映像信号201の複数の変化点の時間間隔を算出する。これらの算出した時間間隔を用いて、コマーシャルメッセージ部分検出部35は、テレビジョン放送信号200に含まれたCM部分を検出して、そのCM部分の開始及び終了時点を示す時間情報を取得する。また、コマーシャルメッセージ部分検出部35には、映像信号201の記録媒体39上での記録位置を示す記録再生制御情報208が、例えば映像信号201のフレーム単位に制御部38を経て記録再生部37から入力されている。これにより、コマーシャルメッセージ部分検出部35は、取得した時間情報と記録再生制御情報208を用いて、検出したCM部分の記録媒体39上での記録位置を示すCM位置情報207を生成し記憶部36に出力する。
【0006】
記録再生部37は、図示しない磁気ヘッドと当該記録再生装置に装着された磁気テープからなる記録媒体39を駆動するためのモータ(図示せず)を備えている。記録再生部37は、磁気ヘッドを用いてチューナ30からのテレビジョン放送信号200を記録媒体39に記録する。また、このとき、記録再生部37は、上述したように、記録再生制御情報208を制御部38を経てコマーシャルメッセージ部分検出部35に出力する。記録再生部37は、制御部38からの記録再生制御情報208にしたがって、上記磁気ヘッドにより記録媒体39からテレビジョン放送信号200を再生して、モニターやスピーカを含む表示装置(図示せず)に出力する。これにより、上述のテレビジョン放送信号200の番組が再生される。
制御部38は、記憶部36からのCM位置情報207に基づき検出したCM部分をスキップして(飛び越して)、番組の主番組だけを再生するように記録再生部37を制御する。
【0007】
以下、この従来の記録再生装置の動作について説明する。
アナログ方式のテレビジョン放送信号200がチューナ30に入力されると、チューナ30は入力したテレビジョン放送信号200を記録再生部37に出力するとともに、そのテレビジョン放送信号200を映像信号201と音声信号202に分離する。そして、チューナ30は、映像信号201及び音声信号202を映像信号処理部31及び音声信号処理部33にそれぞれ出力する。
記録再生部37は、入力したテレビジョン放送信号200を記録媒体39に記録するとともに、映像信号201のフレーム単位に記録再生制御情報208を生成し制御部38を経てコマーシャルメッセージ部分検出部35に出力する。
【0008】
一方、映像信号処理部31は、入力した映像信号201の輝度レベルに基づいて、映像信号レベル204を抽出し映像変化検出部32に出力する。また、音声信号処理部33は、入力した音声信号202の音量レベルに基づいて、音声信号レベル203を抽出し無音声部分検出部34に出力する。
続いて、映像変化検出部32は、連続して入力した2つの映像信号レベル204を用いて、映像信号201の輝度レベルが変化する時点(変化点)を検出する。そして、映像変化検出部32は、検出した変化点を示す映像レベル変化情報206を生成してコマーシャルメッツセージ部分検出部35に出力する。また、無音声部分検出部34は、入力した音声信号レベル203に基づいて、無音声部分を検出する。そして、無音声部分検出部34は、検出した無音声部分の開始及び終了時点を示す音声レベル変化情報205を生成してコマーシャルメッツセージ部分検出部35に出力する。
【0009】
次に、コマーシャルメッツセージ部分検出部35は、入力した音声レベル変化情報205に基づき複数の無音声部分間の時間間隔を算出し、さらに入力した映像レベル変化情報206に基づき複数の変化点の時間間隔を算出する。そして、コマーシャルメッセージ部分検出部35は、算出した時間間隔を用いて、テレビジョン放送信号200内のCM部分を検出して、そのCM部分の開始及び終了時点を示す時間情報を取得する。その後、コマーシャルメッセージ部分検出部35は、上述の時間情報と制御部38からの記録再生制御情報208に基づいて、検出したCM部分のCM位置情報207を生成し記憶部36に出力する。そして、記憶部36は、入力したCM位置情報207を保持する。以上の動作により、従来の記録再生装置での記録動作が終了する。
【0010】
また、この従来の記録再生装置での再生動作では、CM位置情報207が再生開始とともに記憶部36から制御部38に読み出される。その後、制御部38は、そのCM位置情報207によって指定されるCM部分のテレビジョン放送信号200を除いて記録媒体39からテレビジョン放送信号200を読み出す。これにより、CM部分の映像信号201及び音声信号202はスキップされ、主番組の映像信号201及び音声信号202だけが再生される。
以上のように、従来の記録再生装置及びその記録再生方法では、受信したテレビジョン放送信号200の記録時には、コマ−シャルメッツセ−ジ部分検出部35が映像信号201の輝度レベルが変化する複数の変化点の時間間隔と音声信号202の複数の無音声部分間の時間間隔に基づいて、受信したテレビジョン放送信号200に含まれるCM部分を検出していた。さらに、この従来の記録再生装置及びその記録再生方法では、コマ−シャルメッツセ−ジ部分検出部35が記録再生部37から入力した記録再生制御情報208に基づいて、検出したCM部分の記録媒体39上でのCM位置情報207を生成し記憶部36に記憶していた。これにより、この従来の記録再生装置及びその記録再生方法では、制御部38が記憶部36からのCM位置情報207に基づいて、検出したCM部分をスキップして番組の主番組だけを再生していた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来の記録再生装置、及び記録再生方法では、既存のアナログ放送に対応したものであり、デジタル放送に対応したものではなかった。このため、従来の記録再生装置及びその記録再生方法では、既知のD/A変換器などを接続することにより、デジタル放送のテレビジョン放送信号を受信して記録再生可能に構成したとしても、映像信号の各フレームが高画質であるなどのデジタル放送での優れた特徴を十分に生かすことができなかった。
さらに、従来の記録再生装置及びその記録再生方法では、アナログ映像信号での輝度等のレベル変化の時点を調べて、CM部分を検出するよう構成しただけのものであった。このため、従来の記録再生装置及びその記録再生方法では、記録した映像信号に重複する同一の映像が含まれる番組、つまり放送メディアが最近実施している番組に対応できないという問題点があった。具体的にいえば、放送メディアでは、主番組の再開時において視聴者の記憶を呼び戻すために、CM部分の前に放送した主番組の一部分を前記CM部分の後に続く主番組の冒頭から数秒〜数十秒間にわたって重複して番組を放送することがある。このような番組を受信したとき、従来の記録再生装置及びその記録再生方法では、CM部分の前後で重複した主番組の一部分を検出することができずに、検出したCM部分だけを除いて番組の記録再生を行う。このため、従来の記録再生装置及びその記録再生方法では、同一の主番組の一部分が連続して記録再生されるという問題点を生じた。その結果、従来の記録再生装置及びその記録再生方法では、例えば番組のビデオ編集作業を行うとき、同一の主番組の一部分を検索し判別して除く必要があり、そのビデオ編集作業に時間と手間を要した。また、従来の記録再生装置及びその記録再生方法では、ステレオ放送等の番組を受信したとき、主番組とCM部分を判別できずにCM部分を確実に検出することができないという問題点も生じた。
【0012】
この発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、受信したテレビジョン放送信号のうち同一の重複する映像信号をフレーム単位に検出することができ、記録したテレビジョン放送信号(番組)のビデオ編集作業を容易に行える記録再生装置、記録再生方法、及び記録再生プログラムを記録した記録媒体を提供することを目的とする。
また、この発明は、検出した同一の重複する映像信号に基づいて、番組のCM部分を確実に検出することができる記録再生装置、記録再生方法、及び記録再生プログラムを記録した記録媒体を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明の記録再生装置は、デジタル放送信号を受信して、前記デジタル放送信号及びそのデジタル放送信号に含まれたデジタル映像情報を出力するデジタル放送信号受信部と、
前記デジタル放送信号受信部からの複数のフレーム分のデジタル映像情報を記憶して、記憶デジタル映像情報としてフレーム単位に出力する映像情報記憶部と、
前記デジタル放送信号受信部から入力したデジタル映像情報と前記映像情報記憶部から入力した記憶デジタル映像情報をフレーム単位に比較して、その比較結果に基づいて、同一映像位置情報を生成する映像差分情報検出部と、
前記映像差分情報検出部からの同一映像位置情報を記憶する映像差分情報記憶部と、
前記デジタル放送信号受信部からのデジタル放送信号とともに前記映像差分情報記憶部からの同一映像位置情報を記録媒体に記録する記録再生部を備えている。
このように構成することにより、受信したテレビジョン放送信号のうち同一の重複する映像信号をフレーム単位に検出することができる。さらに、同一映像位置情報をインデックス情報として利用することができ、記録したテレビジョン放送信号(番組)のビデオ編集作業を容易に行える。
【0014】
別の観点による発明の記録再生装置は、デジタル放送信号を受信して、前記デジタル放送信号及びそのデジタル放送信号に含まれたデジタル映像情報を出力するデジタル放送信号受信部と、
前記デジタル放送信号受信部からの複数のフレーム分のデジタル映像情報を記憶して、記憶デジタル映像情報としてフレーム単位に出力する映像情報記憶部と、
前記デジタル放送信号受信部から入力したデジタル映像情報と前記映像情報記憶部から入力した記憶デジタル映像情報をフレーム単位に比較して、その比較結果に基づいて、同一映像位置情報を生成する映像差分情報検出部と、
前記映像差分情報検出部からの同一映像位置情報を記憶する映像差分情報記憶部と、
前記映像差分情報記憶部からの複数の同一映像位置情報を記憶し、記憶している前記複数の同一映像位置情報に基づいて、重複映像区間を示す重複映像区間情報を出力する重複映像区間記憶部と、
前記デジタル放送信号受信部からのデジタル放送信号とともに前記重複映像区間記憶部からの重複映像区間情報を記録媒体に記録する第二記録再生部を備えている。
このように構成することにより、受信したテレビジョン放送信号のうち同一の重複する映像信号をフレーム単位に検出することができる。さらに、重複映像区間を容易に検出することができ、記録したテレビジョン放送信号(番組)のビデオ編集作業を容易に行える。
【0015】
別の観点による発明の記録再生装置は、デジタル放送信号を受信して、前記デジタル放送信号及びそのデジタル放送信号に含まれたデジタル映像情報を出力するデジタル放送信号受信部と、
前記デジタル放送信号受信部からの複数のフレーム分のデジタル映像情報を記憶して、記憶デジタル映像情報としてフレーム単位に出力する映像情報記憶部と、
前記デジタル放送信号受信部から入力したデジタル映像情報と前記映像情報記憶部から入力した記憶デジタル映像情報をフレーム単位に比較して、その比較結果に基づいて、同一映像位置情報を生成する映像差分情報検出部と、
前記映像差分情報検出部からの同一映像位置情報を記憶する映像差分情報記憶部と、
前記映像差分情報記憶部からの複数の同一映像位置情報を記憶し、記憶している前記複数の同一映像位置情報に基づいて、重複映像区間を示す重複映像区間情報を出力する重複映像区間記憶部と、
前記重複映像区間記憶部からの重複映像区間情報に基づいて、CM区間を検出してそのCM区間を示すCM区間情報を出力するCM区間検出部と、
前記デジタル放送信号受信部からのデジタル放送信号とともに前記CM区間検出部からのCM区間情報を記録媒体に記録する第三記録再生部を備えている。
このように構成することにより、受信したテレビジョン放送信号のうち同一の重複する映像信号をフレーム単位に検出することができる。さらに、CM区間を確実に検出することができ、記録したテレビジョン放送信号(番組)のビデオ編集作業を容易に行える。
【0016】
別の観点による発明の記録再生装置は、前記第三記録再生部が、前記デジタル放送信号を記録する記録媒体上のファイルまたは記録したデジタル放送信号の先頭位置のファイルに前記CM区間情報を記録する。
このように構成することにより、記録したテレビジョン放送信号のうちCM部分を容易、かつ確実に検出することができ、記録したテレビジョン放送信号(番組)のビデオ編集作業を容易に行える。
【0017】
別の観点による発明の記録再生装置は、前記デジタル放送信号受信部からのデジタル放送信号を一時的に蓄積するデジタル放送信号記憶部を前記デジタル放送信号受信部と前記第三記録再生部との間に設けて、
前記第三記録再生部が、入力したCM区間情報によりCM区間として指定されるデジタル放送信号の先頭位置に前記CM区間情報を記録する。
このように構成することにより、記録したテレビジョン放送信号のうちCM部分を確実に検出することができ、記録したテレビジョン放送信号(番組)のビデオ編集作業を容易に行える。
【0018】
別の観点による発明の記録再生装置は、デジタル放送信号を受信して、前記デジタル放送信号及びそのデジタル放送信号に含まれたデジタル映像情報を出力するデジタル放送信号受信部と、
前記デジタル放送信号受信部からの複数のフレーム分のデジタル映像情報を記憶して、記憶デジタル映像情報としてフレーム単位に出力する映像情報記憶部と、
前記デジタル放送信号受信部から入力したデジタル映像情報と前記映像情報記憶部から入力した記憶デジタル映像情報をフレーム単位に比較して、その比較結果に基づいて、同一映像位置情報を生成する映像差分情報検出部と、
前記映像差分情報検出部からの同一映像位置情報を記憶する映像差分情報記憶部と、
前記映像差分情報記憶部からの複数の同一映像位置情報を記憶し、記憶している前記複数の同一映像位置情報に基づいて、重複映像区間を示す重複映像区間情報を出力する重複映像区間記憶部と、
前記重複映像区間記憶部からの重複映像区間情報に基づいて、CM区間を検出してそのCM区間を示すCM区間情報を出力するCM区間検出部と、
前記デジタル放送信号受信部からのデジタル放送信号を一時的に蓄積して、前記CM区間検出部からのCM区間情報に基づいて、蓄積しているデジタル放送信号のうちCM部分とそのCM部分の前後で重複している映像区間の一方のデジタル放送信号を除いた記憶デジタル放送信号を出力するデジタル放送信号記憶部と、
前記デジタル放送信号記憶部からの記憶デジタル放送信号を記録媒体に記録する第四記録再生部を備えている。
このように構成することにより、記録したテレビジョン放送信号のうちCM部分を容易、かつ確実に検出することができ、検出したCM部分とそのCM部分の前後で重複している映像区間の一方のデジタル放送信号を自動的に除いて記録媒体に記録することができる。
【0019】
別の観点による発明の記録再生装置は、デジタル放送信号を受信して、前記デジタル放送信号及びそのデジタル放送信号に含まれたデジタル映像情報を出力するデジタル放送信号受信部と、
前記デジタル放送信号受信部からデジタル映像情報をフレーム単位に入力して、そのデジタル映像情報に含まれた動きベクトル情報を抽出して出力する動きベクトル検出部と、
前記動きベクトル検出部からの複数のフレーム分の動きベクトル情報を記憶して、記憶動きベクトル情報としてフレーム単位に出力する動きベクトル情報記憶部と、
前記動きベクトル検出部から入力した動きベクトル情報と前記動きベクトル情報記憶部から入力した記憶動きベクトル情報を比較して、その比較結果に基づいて、同一映像位置情報をフレーム単位に生成する動きベクトル差分情報検出部と、
前記動きベクトル差分情報検出部からの同一映像位置情報を記憶する映像差分情報記憶部と、
前記デジタル放送信号受信部からのデジタル放送信号とともに前記映像差分情報記憶部からの同一映像位置情報を記録媒体に記録する記録再生部を備えている。
このように構成することにより、受信したテレビジョン放送信号のうち同一の重複する映像信号の検出処理を簡略化することができ、処理速度を向上できる。
【0020】
別の観点による発明の記録再生装置は、前記映像情報記憶部が、前記映像差分情報記憶部から同一映像位置情報を入力して、記憶している複数のフレーム分のデジタル映像情報のうち、入力した同一映像位置情報に基づき1つのフレームを選択して記憶デジタル映像情報として出力する。
このように構成することにより、同一映像位置情報を生成する処理を軽減することができる。
【0021】
別の観点による発明の記録再生装置は、前記動きベクトル情報記憶部が、前記映像差分情報記憶部から同一映像位置情報を入力して、記憶している複数のフレーム分の動きベクトル情報のうち、入力した同一映像位置情報に基づき1つのフレームの動きベクトル情報を選択して記憶動きベクトル情報として出力する。
このように構成することにより、同一映像位置情報を生成する処理を軽減することができる。
【0022】
別の観点による発明の記録再生装置は、アナログ方式のテレビジョン放送信号を前記デジタル放送信号に変換するA/D変換部を備えている。
このように構成することにより、アナログ方式のテレビジョン放送信号に含まれる同一の重複する映像信号をフレーム単位に検出することができる。
【0023】
本発明の記録再生方法は、デジタル放送信号を受信して、前記デジタル放送信号及びそのデジタル放送信号に含まれたデジタル映像情報をデジタル放送信号受信部から出力するデジタル放送信号受信ステップ、
複数のフレーム分の前記デジタル映像情報を映像情報記憶部に記憶するデジタル映像情報記憶ステップ、
前記デジタル映像情報記憶ステップで映像情報記憶部に記憶しているデジタル映像情報を記憶デジタル映像情報として入力して、入力した記憶デジタル映像情報と前記デジタル放送信号受信部から今回入力したデジタル映像情報とをフレーム単位に比較し、その比較結果に基づき同一映像位置情報を生成する同一映像位置情報生成ステップ、
前記同一映像位置情報生成ステップで生成した同一映像位置情報を映像差分情報記憶部に記憶する同一映像位置情報記憶ステップ、及び
前記デジタル放送信号受信部からのデジタル放送信号とともに前記映像差分情報記憶部からの同一映像位置情報を記録媒体に記録する記録ステップを備えている。
このように構成することにより、受信したテレビジョン放送信号のうち同一の重複する映像信号をフレーム単位に検出することができる。さらに、同一映像位置情報をインデックス情報として利用することができ、記録したテレビジョン放送信号(番組)のビデオ編集作業を容易に行える。
【0024】
別の観点による発明の記録再生方法は、デジタル放送信号を受信して、前記デジタル放送信号及びそのデジタル放送信号に含まれたデジタル映像情報をデジタル放送信号受信部から出力するデジタル放送信号受信ステップ、
複数のフレーム分の前記デジタル映像情報を映像情報記憶部に記憶するデジタル映像情報記憶ステップ、
前記デジタル映像情報記憶ステップで映像情報記憶部に記憶しているデジタル映像情報を記憶デジタル映像情報として入力して、入力した記憶デジタル映像情報と前記デジタル放送信号受信部から今回入力したデジタル映像情報とをフレーム単位に比較し、その比較結果に基づき同一映像位置情報を生成する同一映像位置情報生成ステップ、
前記同一映像位置情報生成ステップで生成した同一映像位置情報を映像差分情報記憶部に記憶する同一映像位置情報記憶ステップ、
複数の前記同一映像位置情報に基づいて、重複映像区間を示す重複映像区間情報を出力する重複映像区間情報出力ステップ、及び
前記デジタル放送信号受信部からのデジタル放送信号とともに前記重複映像区間情報を記録媒体に記録する記録ステップを備えている。
このように構成することにより、受信したテレビジョン放送信号のうち同一の重複する映像信号をフレーム単位に検出することができる。さらに、重複映像区間を容易に検出することができ、記録したテレビジョン放送信号(番組)のビデオ編集作業を容易に行える。
【0025】
別の観点による発明の記録再生方法は、デジタル放送信号を受信して、前記デジタル放送信号及びそのデジタル放送信号に含まれたデジタル映像情報をデジタル放送信号受信部から出力するデジタル放送信号受信ステップ、
複数のフレーム分の前記デジタル映像情報を映像情報記憶部に記憶するデジタル映像情報記憶ステップ、
前記デジタル映像情報記憶ステップで映像情報記憶部に記憶しているデジタル映像情報を記憶デジタル映像情報として入力して、入力した記憶デジタル映像情報と前記デジタル放送信号受信部から今回入力したデジタル映像情報とをフレーム単位に比較し、その比較結果に基づき同一映像位置情報を生成する同一映像位置情報生成ステップ、
前記同一映像位置情報生成ステップで生成した同一映像位置情報を映像差分情報記憶部に記憶する同一映像位置情報記憶ステップ、
複数の前記同一映像位置情報に基づいて、重複映像区間を示す重複映像区間情報を出力する重複映像区間情報出力ステップ、
前記重複映像区間情報に基づいて、CM区間を検出してそのCM区間を示すCM区間情報を出力するCM区間情報出力ステップ、及び
前記デジタル放送信号受信部からのデジタル放送信号とともに前記CM区間情報を記録媒体に記録する記録ステップを備えている。
このように構成することにより、受信したテレビジョン放送信号のうち同一の重複する映像信号をフレーム単位に検出することができる。さらに、CM区間を確実に検出することができ、記録したテレビジョン放送信号(番組)のビデオ編集作業を容易に行える。
【0026】
別の観点による発明の記録再生方法は、前記記録ステップにおいて、前記デジタル放送信号を記録する記録媒体上のファイルまたは記録したデジタル放送信号の先頭位置のファイルに前記CM区間情報を記録する。
このように構成することにより、記録したテレビジョン放送信号のうちCM部分を容易、かつ確実に検出することができ、記録したテレビジョン放送信号(番組)のビデオ編集作業を容易に行える。
【0027】
別の観点による発明の記録再生方法は、前記記録ステップの前に、前記デジタル放送信号受信部からのデジタル放送信号をデジタル放送信号記憶部に一時的に蓄積するデジタル放送信号蓄積ステップを設けて、
前記記録ステップにおいて、前記CM区間情報によりCM区間として指定されるデジタル放送信号の先頭位置にそのCM区間情報を記録する。
このように構成することにより、記録したテレビジョン放送信号のうちCM部分を確実に検出することができ、記録したテレビジョン放送信号(番組)のビデオ編集作業を容易に行える。
【0028】
別の観点による発明の記録再生方法は、デジタル放送信号を受信して、前記デジタル放送信号及びそのデジタル放送信号に含まれたデジタル映像情報をデジタル放送信号受信部から出力するデジタル放送信号受信ステップ、
複数のフレーム分の前記デジタル映像情報を映像情報記憶部に記憶するデジタル映像情報記憶ステップ、
前記デジタル映像情報記憶ステップで映像情報記憶部に記憶しているデジタル映像情報を記憶デジタル映像情報として入力して、入力した記憶デジタル映像情報と前記デジタル放送信号受信部から今回入力したデジタル映像情報とをフレーム単位に比較し、その比較結果に基づき同一映像位置情報を生成する同一映像位置情報生成ステップ、
前記同一映像位置情報生成ステップで生成した同一映像位置情報を映像差分情報記憶部に記憶する同一映像位置情報記憶ステップ、
複数の前記同一映像位置情報に基づいて、重複映像区間を示す重複映像区間情報を出力する重複映像区間情報出力ステップ、
前記重複映像区間情報に基づいて、CM区間を検出してそのCM区間を示すCM区間情報を出力するCM区間情報出力ステップ、
前記デジタル放送信号受信部からのデジタル放送信号を一時的に蓄積して、前記CM区間情報に基づいて、蓄積しているデジタル放送信号のうちCM部分とそのCM部分の前後で重複している映像区間の一方のデジタル放送信号を除いた記憶デジタル放送信号を出力する記憶デジタル放送信号出力ステップ、及び
前記記憶デジタル放送信号を記録媒体に記録する記録ステップを備えている。このように構成することにより、記録したテレビジョン放送信号のうちCM部分を容易、かつ確実に検出することができ、検出したCM部分とそのCM部分の前後で重複している映像区間の一方のデジタル放送信号を自動的に除いて記録媒体に記録することができる。
【0029】
別の観点による発明の記録再生方法は、デジタル放送信号を受信して、前記デジタル放送信号及びそのデジタル放送信号に含まれたデジタル映像情報をデジタル放送信号受信部から出力するデジタル放送信号受信ステップ、
前記デジタル放送信号受信部からデジタル映像情報をフレーム単位に入力して、そのデジタル映像情報に含まれた動きベクトル情報を動きベクトル検出部から出力する動きベクトル出力ステップ、
複数のフレーム分の前記動きベクトル情報を動きベクトル情報記憶部に記憶する動きベクトル情報記憶ステップ、
前記動きベクトル情報記憶ステップで動きベクトル情報部に記憶している動きベクトル情報を記憶動きベクトル情報として入力して、入力した動きベクトル情報と前記動きベクトル検出部から今回入力した動きベクトル情報とをフレーム単位に比較し、その比較結果に基づき同一映像位置情報を生成する同一映像位置情報生成ステップ、
前記同一映像位置情報生成ステップで生成した同一映像位置情報を映像差分情報記憶部に記憶する同一映像位置情報記憶ステップ、及び
前記デジタル放送信号受信部からのデジタル放送信号とともに前記映像差分情報記憶部からの同一映像位置情報を記録媒体に記録する記録ステップを備えている。
このように構成することにより、受信したテレビジョン放送信号のうち同一の重複する映像信号の検出処理を簡略化することができ、処理速度を向上できる。
【0030】
別の観点による発明の記録再生方法は、前記映像情報記憶部が、前記映像差分情報記憶部から同一映像位置情報を入力して、記憶している複数のフレーム分のデジタル映像情報のうち、入力した同一映像位置情報に基づき1つのフレームを選択して記憶デジタル映像情報として出力する。
このように構成することにより、同一映像位置情報を生成する処理を軽減することができる。
【0031】
別の観点による発明の記録再生方法は、前記動きベクトル情報記憶部が、前記映像差分情報記憶部から同一映像位置情報を入力して、記憶している複数のフレーム分の動きベクトル情報のうち、入力した同一映像位置情報に基づき1つのフレームの動きベクトル情報を選択して記憶動きベクトル情報として出力する。
このように構成することにより、同一映像位置情報を生成する処理を軽減することができる。
【0032】
別の観点による発明の記録再生方法は、前記デジタル放送信号受信ステップの前に、アナログ方式のテレビジョン放送信号を前記デジタル放送信号に変換するA/D変換ステップを設けた。
このように構成することにより、アナログ方式のテレビジョン放送信号に含まれる同一の重複する映像信号をフレーム単位に検出することができる。
【0033】
本発明の記録再生プログラムを記録した記録媒体は、デジタル放送信号を受信して、前記デジタル放送信号及びそのデジタル放送信号に含まれたデジタル映像情報をデジタル放送信号受信部から出力するデジタル放送信号受信ステップ、
複数のフレーム分の前記デジタル映像情報を映像情報記憶部に記憶するデジタル映像情報記憶ステップ、
前記デジタル映像情報記憶ステップで映像情報記憶部に記憶しているデジタル映像情報を記憶デジタル映像情報として入力して、入力した記憶デジタル映像情報と前記デジタル放送信号受信部から今回入力したデジタル映像情報とをフレーム単位に比較し、その比較結果に基づき同一映像位置情報を生成する同一映像位置情報生成ステップ、
前記同一映像位置情報生成ステップで生成した同一映像位置情報を映像差分情報記憶部に記憶する同一映像位置情報記憶ステップ、及び
前記デジタル放送信号受信部からのデジタル放送信号とともに前記映像差分情報記憶部からの同一映像位置情報を記録媒体に記録する記録ステップを備えている。
このように構成することにより、受信したテレビジョン放送信号のうち同一の重複する映像信号をフレーム単位に検出することができる。さらに、同一映像位置情報をインデックス情報として利用することができ、記録したテレビジョン放送信号(番組)のビデオ編集作業を容易に行える。
【0034】
別の観点による発明の記録再生プログラムを記録した記録媒体は、デジタル放送信号を受信して、前記デジタル放送信号及びそのデジタル放送信号に含まれたデジタル映像情報をデジタル放送信号受信部から出力するデジタル放送信号受信ステップ、
複数のフレーム分の前記デジタル映像情報を映像情報記憶部に記憶するデジタル映像情報記憶ステップ、
前記デジタル映像情報記憶ステップで映像情報記憶部に記憶しているデジタル映像情報を記憶デジタル映像情報として入力して、入力した記憶デジタル映像情報と前記デジタル放送信号受信部から今回入力したデジタル映像情報とをフレーム単位に比較し、その比較結果に基づき同一映像位置情報を生成する同一映像位置情報生成ステップ、
前記同一映像位置情報生成ステップで生成した同一映像位置情報を映像差分情報記憶部に記憶する同一映像位置情報記憶ステップ、
複数の前記同一映像位置情報に基づいて、重複映像区間を示す重複映像区間情報を出力する重複映像区間情報出力ステップ、及び
前記デジタル放送信号受信部からのデジタル放送信号とともに前記重複映像区間情報を記録媒体に記録する記録ステップを備えている。
このように構成することにより、受信したテレビジョン放送信号のうち同一の重複する映像信号をフレーム単位に検出することができる。さらに、重複映像区間を容易に検出することができ、記録したテレビジョン放送信号(番組)のビデオ編集作業を容易に行える。
【0035】
別の観点による発明の記録再生プログラムを記録した記録媒体は、デジタル放送信号を受信して、前記デジタル放送信号及びそのデジタル放送信号に含まれたデジタル映像情報をデジタル放送信号受信部から出力するデジタル放送信号受信ステップ、
複数のフレーム分の前記デジタル映像情報を映像情報記憶部に記憶するデジタル映像情報記憶ステップ、
前記デジタル映像情報記憶ステップで映像情報記憶部に記憶しているデジタル映像情報を記憶デジタル映像情報として入力して、入力した記憶デジタル映像情報と前記デジタル放送信号受信部から今回入力したデジタル映像情報とをフレーム単位に比較し、その比較結果に基づき同一映像位置情報を生成する同一映像位置情報生成ステップ、
前記同一映像位置情報生成ステップで生成した同一映像位置情報を映像差分情報記憶部に記憶する同一映像位置情報記憶ステップ、
複数の前記同一映像位置情報に基づいて、重複映像区間を示す重複映像区間情報を出力する重複映像区間情報出力ステップ、
前記重複映像区間情報に基づいて、CM区間を検出してそのCM区間を示すCM区間情報を出力するCM区間情報出力ステップ、及び
前記デジタル放送信号受信部からのデジタル放送信号とともに前記CM区間情報を記録媒体に記録する記録ステップを備えている。
このように構成することにより、受信したテレビジョン放送信号のうち同一の重複する映像信号をフレーム単位に検出することができる。さらに、CM区間を確実に検出することができ、記録したテレビジョン放送信号(番組)のビデオ編集作業を容易に行える。
【0036】
別の観点による発明の記録再生プログラムを記録した記録媒体は、前記記録ステップにおいて、前記デジタル放送信号を記録する記録媒体上のファイルまたは記録したデジタル放送信号の先頭位置のファイルに前記CM区間情報を記録する。
このように構成することにより、記録したテレビジョン放送信号のうちCM部分を容易、かつ確実に検出することができ、記録したテレビジョン放送信号(番組)のビデオ編集作業を容易に行える。
【0037】
別の観点による発明の記録再生プログラムを記録した記録媒体は、前記記録ステップの前に、前記デジタル放送信号受信部からのデジタル放送信号をデジタル放送信号記憶部に一時的に蓄積するデジタル放送信号蓄積ステップを設けて、
前記記録ステップにおいて、前記CM区間情報によりCM区間として指定されるデジタル放送信号の先頭位置にそのCM区間情報を記録する。
このように構成することにより、記録したテレビジョン放送信号のうちCM部分を確実に検出することができ、記録したテレビジョン放送信号(番組)のビデオ編集作業を容易に行える。
【0038】
別の観点による発明の記録再生プログラムを記録した記録媒体は、デジタル放送信号を受信して、前記デジタル放送信号及びそのデジタル放送信号に含まれたデジタル映像情報をデジタル放送信号受信部から出力するデジタル放送信号受信ステップ、
複数のフレーム分の前記デジタル映像情報を映像情報記憶部に記憶するデジタル映像情報記憶ステップ、
前記デジタル映像情報記憶ステップで映像情報記憶部に記憶しているデジタル映像情報を記憶デジタル映像情報として入力して、入力した記憶デジタル映像情報と前記デジタル放送信号受信部から今回入力したデジタル映像情報とをフレーム単位に比較し、その比較結果に基づき同一映像位置情報を生成する同一映像位置情報生成ステップ、
前記同一映像位置情報生成ステップで生成した同一映像位置情報を映像差分情報記憶部に記憶する同一映像位置情報記憶ステップ、
複数の前記同一映像位置情報に基づいて、重複映像区間を示す重複映像区間情報を出力する重複映像区間情報出力ステップ、
前記重複映像区間情報に基づいて、CM区間を検出してそのCM区間を示すCM区間情報を出力するCM区間情報出力ステップ、
前記デジタル放送信号受信部からのデジタル放送信号を一時的に蓄積して、前記CM区間情報に基づいて、蓄積しているデジタル放送信号のうちCM部分とそのCM部分の前後で重複している映像区間の一方のデジタル放送信号を除いた記憶デジタル放送信号を出力する記憶デジタル放送信号出力ステップ、及び
前記記憶デジタル放送信号を記録媒体に記録する記録ステップを備えている。このように構成することにより、記録したテレビジョン放送信号のうちCM部分を容易、かつ確実に検出することができ、検出したCM部分とそのCM部分の前後で重複している映像区間の一方のデジタル放送信号を自動的に除いて記録媒体に記録することができる。
【0039】
別の観点による発明の記録再生プログラムを記録した記録媒体は、デジタル放送信号を受信して、前記デジタル放送信号及びそのデジタル放送信号に含まれたデジタル映像情報をデジタル放送信号受信部から出力するデジタル放送信号受信ステップ、
前記デジタル放送信号受信部からデジタル映像情報をフレーム単位に入力して、そのデジタル映像情報に含まれた動きベクトル情報を動きベクトル検出部から出力する動きベクトル出力ステップ、
複数のフレーム分の前記動きベクトル情報を動きベクトル情報記憶部に記憶する動きベクトル情報記憶ステップ、
前記動きベクトル情報記憶ステップで動きベクトル情報部に記憶している動きベクトル情報を記憶動きベクトル情報として入力して、入力した動きベクトル情報と前記動きベクトル検出部から今回入力した動きベクトル情報とをフレーム単位に比較し、その比較結果に基づき同一映像位置情報を生成する同一映像位置情報生成ステップ、
前記同一映像位置情報生成ステップで生成した同一映像位置情報を映像差分情報記憶部に記憶する同一映像位置情報記憶ステップ、及び
前記デジタル放送信号受信部からのデジタル放送信号とともに前記映像差分情報記憶部からの同一映像位置情報を記録媒体に記録する記録ステップを備えている。
このように構成することにより、受信したテレビジョン放送信号のうち同一の重複する映像信号の検出処理を簡略化することができ、処理速度を向上できる。
【0040】
別の観点による発明の記録再生プログラムを記録した記録媒体は、前記映像情報記憶部が、前記映像差分情報記憶部から同一映像位置情報を入力して、記憶している複数のフレーム分のデジタル映像情報のうち、入力した同一映像位置情報に基づき1つのフレームを選択して記憶デジタル映像情報として出力する。
このように構成することにより、同一映像位置情報を生成する処理を軽減することができる。
【0041】
別の観点による発明の記録再生プログラムを記録した記録媒体は、前記動きベクトル情報記憶部が、前記映像差分情報記憶部から同一映像位置情報を入力して、記憶している複数のフレーム分の動きベクトル情報のうち、入力した同一映像位置情報に基づき1つのフレームの動きベクトル情報を選択して記憶動きベクトル情報として出力する。
このように構成することにより、同一映像位置情報を生成する処理を軽減することができる。
【0042】
別の観点による発明の記録再生プログラムを記録した記録媒体は、前記デジタル放送信号受信ステップの前に、アナログ方式のテレビジョン放送信号を前記デジタル放送信号に変換するA/D変換ステップを設けた。
このように構成することにより、アナログ方式のテレビジョン放送信号に含まれる同一の重複する映像信号をフレーム単位に検出することができる。
【0043】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の記録再生装置、及び記録再生方法を示す好ましい実施例について、図面を参照しながら説明する。尚、下記の第1乃至第5の実施例の説明では、例えばMPEGトランスポートストリーム(Transport Stream)によってビデオデータやオーディオデータのビットストリームが構成されているデジタル方式のテレビジョン放送信号(以下、”デジタル放送信号”という)を受信して、記録再生する場合について説明する。このMPEGトランスポートストリームは、MPEG2規格(ISO/IEC 13818:1996)に基づいて、圧縮符号化されたデータのビットストリームである。また、上記のようなデジタル放送信号を用いたデジタル放送の具体例には、米国の次世代のデジタル放送であるATV(Advanced Television)やヨーロッパの次世代のデジタル放送であるEP−DVB(European Project for Digital Video Broadcasting)を含んだ地上波デジタル放送、及び通信衛星(Communications Satellite)を利用したデジタルCS放送がある。
【0044】
《第1の実施例》
[記録再生装置の構成]
図1は、本発明の第1の実施例である記録再生装置の構成を示すブロック図である。
図1に示すように、本実施例の記録再生装置は、デジタル放送信号100を受信するデジタル放送信号受信部1、受信したデジタル放送信号100内のデジタル映像情報101を記憶して、記憶しているデジタル映像情報101を記憶デジタル映像情報102として出力する映像情報記憶部2、及びデジタル放送信号受信部1からのデジタル映像情報101と映像情報記憶部2からの記憶デジタル映像情報102に基づいて、同一映像位置情報103を生成する映像差分情報検出部3を備えている。さらに、本実施例の記録再生装置では、映像差分情報検出部3からの同一映像位置情報103を記憶する映像差分情報記憶部4、後述の記録再生制御情報106を生成するCPU5、及び前記CPU5からの記録再生制御情報106に基づいて、記録媒体7に記録情報107の記録再生を行う記録再生部6が設けられている。尚、記録媒体7は、DVD(Digital Versatile Disk)−RAMやDVD−R(Recordable)等の光ディスクメディア、MO(Magneto Optical)ディスク、またはハードディスク装置により構成され、当該記録再生装置に内蔵、あるいは脱着可能なものである。
【0045】
デジタル放送信号受信部1は、デジタル放送チューナにより構成され、デジタル放送信号100を受信する。デジタル放送信号受信部1は、受信したデジタル放送信号100を記録再生部6に出力するとともに、そのデジタル放送信号100に含まれたデジタル映像情報101を映像差分情報検出部3に出力する。詳細にいえば、デジタル放送信号受信部1は、上述のMPEG2規格に規定されたエレメンタリービデオストリーム(Elementary Video Stream)をデジタル映像情報101として分離しフレーム単位に映像差分情報検出部3に出力する。
映像情報記憶部2は、例えば半導体メモリーやハードディスク装置を含むデータ記録装置により構成され、映像差分情報検出部3からの複数のフレーム分のデジタル映像情報101を記憶する。この映像情報記憶部2は、例えば最大で5分間のフレーム数に相当する9000フレーム分のデジタル映像情報101を記憶することができるよう構成されている。映像情報記憶部2は、1フレーム分のデジタル映像情報101が入力された場合、記憶しているデジタル映像情報101を記憶デジタル映像情報102として映像差分情報検出部3にフレーム単位に順次出力する。尚、リングバッファ方式、すなわち最終アドレスの次のアドレスを先頭アドレスとして、データを管理、記憶する方式を用いることにより、例えばデジタル映像情報101のビットレートが10Mbpsである場合でも、映像情報記憶部2は3〜4Gビットの容量で上述の9000フレーム分のデジタル映像情報101を記憶することが可能となる。
【0046】
映像差分情報検出部3は、例えば半導体比較器やDSP(Digital Signal Processor)により構成され、デジタル放送信号受信部1からデジタル映像情報101を入力し、映像情報記憶部2から記憶デジタル映像情報102をフレーム単位に順次入力する。映像差分情報検出部3は、今回入力したデジタル映像情報101と順次入力した各記憶デジタル映像情報102とのビット比較を行い、デジタル映像情報101が記憶デジタル映像情報102と同一の映像(フレーム)かどうかについて判断する。詳細にいえば、映像差分情報検出部3は、デジタル映像情報101と各記憶デジタル映像情報102とのビットの差分の和を算出する。算出した差分の和が0である場合、映像差分情報検出部3は、今回入力したデジタル映像情報101及び記憶デジタル映像情報102が同一のフレームであると判断する。さらに、差分の和がしきい値N(Nは、整数)以下である場合もまた、量子化誤差やデジタルのノイズを考慮して、映像差分情報検出部3は同一のフレームであると判断する。映像差分情報検出部3は、同一のフレームであると判断したデジタル映像情報101及び記憶デジタル映像情報102のアドレス情報を用いて、同一映像位置情報103を生成し映像差分情報記憶部4に出力する。一方、全ての記憶デジタル映像情報102とのビット比較に結果において、算出した差分の和がしきい値Nを超えた場合、映像差分情報検出部3は、今回入力したデジタル映像情報101と同一のフレームが存在しないと判断して、デジタル映像情報101のアドレス情報を用いて、同一映像位置情報103を生成し映像差分情報記憶部4に出力する。尚、同一映像位置情報103は、例えば同一のフレームであると判断されたデジタル映像情報101及び記憶デジタル映像情報102の各フレームに一意的に付与されているタイムコード値により構成される。尚、具体的なしきい値Nは、例えば1フレーム全体に対して0.1%となる値である。
【0047】
映像差分情報記憶部4は、例えば半導体メモリーやハードディスク装置を含むデータ記録装置により構成され、映像差分情報検出部3からの同一映像位置情報103を入力して記憶する。さらに、映像差分情報記憶部4は、上述のタイムコード値からなる転送指示情報104をCPU5からフレーム単位に入力する。映像差分情報記憶部4は、記憶している全ての同一映像位置情報103のうち、入力した転送指示情報104と同一のタイムコード値をもつ同一映像位置情報103を検索して、該当する同一映像位置情報103をCPU5に出力する。
CPU5は、コンピュータの汎用CPUや組み込みマイコンを用いて構成され、記録再生部6を制御するための記録再生制御情報106をフレーム単位に生成して記録再生部6に出力する。
【0048】
詳細にいえば、本実施例の記録再生装置が記録動作を行うとき、CPU5は記録再生部6から映像位置情報105をフレーム単位に入力する。この映像位置情報105には、現時点で記録媒体7に記録中あるいは記録を終了したデジタル映像情報101のフレームのタイムコード値が含まれている。それゆえ、CPU5は、入力した映像位置情報105に基づいて、次に記録するフレームのタイムコ ード値を取得し、その取得したタイムコード値を転送指示情報104として映像差分情報記憶部4に出力する。CPU5は、映像差分情報記憶部4から同一映像位置情報103を入力して、その同一映像位置情報103を次に記録されるフレームとともに記録媒体7に記録するよう指示する記録再生制御情報106を生成して記録再生部6に出力する。
また、本実施例の記録再生装置が再生動作を行うとき、CPU5は記録再生部6から映像位置情報105をフレーム単位に入力する。この映像位置情報105には、現時点で記録媒体7に再生中あるいは再生を終了したデジタル映像情報101のフレームのタイムコード値が含まれている。それゆえ、CPU5は、入力した映像位置情報105に基づいて、次に再生すべきフレームのタイムコード値を取得して、そのタイムコード値を含んだ記録再生制御情報106を生成し記録再生部6に出力する。さらに、CPU5は、入力した映像位置情報105に同一のフレームのタイムコード値(同一映像位置情報103)が含まれているとき、例えば再生中あるいは再生を終了したフレームと同一のフレームのタイムコード値を少なくとも表示の制御をするよう指示する記録再生制御情報106を生成して記録再生部6に出力する。
【0049】
記録再生部6は、例えばDVD−RAMレコーダやDVD−Rドライブあるいは磁気光ディスク装置により構成され、モニターやスピーカを含む表示装置(図示せず)に接続されている。記録再生部6は、CPU5からの記録再生制御情報106に基づいて、デジタル放送信号受信部1からのデジタル放送信号100を含んだ記録情報107を記録媒体7に記録再生する。さらに、記録再生部6は、上述したように、タイムコード値を含んだ映像位置情報105をフレーム単位にCPU5に出力する。また、この映像位置情報105には、現時点での動作を示すモード情報が含まれている。
尚、上述の説明では、生成した同一映像位置情報103を重複したフレームとともに記録媒体7に記録する構成について説明したが、記録動作の終了時に映像差分情報記憶部4に記憶している全ての同一映像位置情報103を記録媒体7内の所定の記録領域の1つのファイルにまとめて記録するよう構成してもよい。特に、再生動作時に最初に読み出される記録媒体7上のファイルまたは記録したデジタル放送信号100の先頭位置のファイルに記録することが好ましい。
このように構成することにより、CPU5はフレーム単位に転送指示情報104を出力して処理する処理動作を省略することができ、CPU5での処理負荷を軽減できる。また、再生動作時では、CPU5が同一映像位置情報103のファイルを読み出すことにより、同一の重複するフレームを予め確認することができ、重複するフレームの一方のフレームをスキップして再生することも容易に行うことが可能となる。
【0050】
[記録再生装置の動作]
以下、本実施例の記録再生装置の動作について、図1及び図2を参照して説明する。尚、以下の説明では、現時点で記録または再生を終了したフレームのタイムコード値を含んだ映像位置情報105が記録再生部6からCPU5に出力される場合について説明する。また、1秒間のフレーム数が30フレームである場合について説明する。
まず、本実施例の記録再生装置での記録動作について説明する。
図2は、図1に示した記録再生装置に用いられる情報の具体例を示す説明図である。
図1及び図2において、デジタル放送信号受信部1がデジタル放送信号100を入力すると、デジタル放送信号受信部1は受信したデジタル放送信号100を記録再生部6に出力する。同時に、デジタル放送信号受信部1は、そのデジタル放送信号100からデジタル映像情報101を分離して、フレーム単位に映像差分情報検出部3に出力する。
【0051】
続いて、映像差分情報検出部3は入力したデジタル映像情報101を映像情報記憶部2に出力するとともに、入力したデジタル映像情報101を保持して映像情報記憶部2からの記憶デジタル映像情報102とのビット比較をフレーム単位で行い、各ビットの差分の和を算出する。映像差分情報検出部3は、算出した差分の和が0あるいはしきい値N以下である場合、デジタル映像情報101と記憶デジタル映像情報102が同一のフレームであると判断する。そして、同一のフレームであると判断した場合、映像差分情報検出部3はそれらのデジタル映像情報101及び記憶デジタル映像情報102にそれぞれ付与されているタイムコード値、例えば(01:03:15:00)及び(01:02:15:00)を抽出し、同一映像位置情報103として(01:02:15:00、01:03:15:00)を映像差分情報記憶部4に出力する。
一方、全ての記憶デジタル映像情報とのビット比較に結果において、算出した差分の和がしきい値Nを超えた場合、映像差分情報検出部3は、今回入力したデジタル映像情報101と同一のフレームが存在しないと判断する。その後、映像差分情報検出部3は、デジタル映像情報101のアドレス情報を用いて、同一映像位置情報103として、例えば(未定義、01:03:15:01)を生成し映像差分情報記憶部4に出力する。尚、この未定義の箇所には、特定の数値、例えば”0”が挿入されている。また、上記タイムコード値は、上述のエレメンタリービデオストリームでの各フレームの再生すべき時間とその時間でのフレーム単位での順番を示すデジタル映像情報101のアドレス情報である。具体的には、例えばタイムコード値(01:02:15:02)は、エレメンタリービデオストリームの先頭のフレームから1時間2分15秒後で3番目に再生されるフレームであることを示している。
【0052】
また、映像情報記憶部2では、映像差分情報検出部3から1フレーム分のデジタル映像情報101を入力すると、その時点で記憶している全てのデジタル映像情報101を1フレームずつ記憶デジタル映像情報102として映像差分情報検出部3に順次出力する。具体的にいえば、映像情報記憶部2は、先頭ポインタで示されるアドレスのデジタル映像情報101から最終ポインタで示されるアドレスのデジタル映像情報101まで記憶デジタル映像情報102として映像差分情報検出部3に順次出力する。その後、映像情報記憶部2は、今回入力したデジタル映像情報101を最終ポインタのアドレスで指定される記憶領域に格納する。また、映像情報記憶部2内の記憶領域が上述の9000フレーム分のデジタル映像情報101を保持している場合、一番最初に記憶したデジタル映像情報101に代えて今回入力したデジタル映像情報101を記憶する。
【0053】
続いて、映像差分情報記憶部4は、映像差分情報検出部3から入力した同一映像位置情報103を記憶する。その後、映像差分情報記憶部4は、CPU5から転送指示情報104を入力したとき、記憶している全ての同一映像位置情報103を検索して、その転送指示情報104と同一のタイムコード値をもつ同一映像位置情報103が存在すれば、その同一映像位置情報103をCPU5に出力する。具体的にいえば、映像差分情報記憶部4は、CPU5から転送指示情報104として(01:03:15:00)を入力したとき、記憶している全ての同一映像位置103を検索して、入力した転送指示情報104と同一のタイムコード値を有する同一映像位置情報103(01:02:15:00、01:03:15:00)をCPU5に出力する。
【0054】
一方、記録再生部6では、CPU5からの記録再生制御情報106に基づいて、デジタル放送信号受信部1からのデジタル放送信号100を記録媒体7に記録する。このとき、記録再生部6は、現時点で記録を終了したデジタル映像情報101のフレームのタイムコード値、前記フレームと同一のフレームのタイムコード値、及びモード情報からなる映像位置情報105、例えば (01:03:14:29、未定義、記録完)をCPU5に出力する。
次に、CPU5では、入力した映像位置情報105から次に記録するフレームのタイムコード値、例えば(01:03:15:00)を取得し転送指示情報104として映像差分情報記憶部4に出力する。そして、映像差分情報記憶部4が、上述したように、同一映像位置情報103をCPU5に出力した後、CPU5は入力した同一映像位置情報103を用いて、次に記録するフレームと同一のフレームのタイムコード値、次に記録するフレームのタイムコード値、及びモード情報からなる記録再生制御情報106、例えば(01:02:15:00、01:03:15:00、記録)を記録再生部6に出力する。
続いて、記録再生部6では、CPU5からの記録再生制御情報106に基づいて、デジタル放送信号100のデータ、記録するフレームのタイムコード値、及び記録するフレームと同一のフレームのタイムコード値を含んだ記録情報107、例えば(デジタル映像情報、01:02:15:00、01:03:15:00)を記録媒体7に記録する。
【0055】
次に、本実施例の記録再生装置での再生動作について説明する。
記録再生部6は、記録媒体7を再生して、デジタル放送信号100のデータ、再生したフレームのタイムコード値、及び再生したフレームと同一のフレームのタイムコード値を含んだ記録情報107、例えば(デジタル映像情報、01:02:15:01、未定義)を取得する。そして、記録再生部6は、その記録情報107に含まれたデジタル放送信号100のデータを外部の表示装置等に出力する。同時に、記録再生部6は、現時点で再生を終了したフレームと同一のフレームのタイムコード値、現時点で再生を終了したフレームのタイムコード値、及びモード情報からなる映像位置情報105、例えば (未定義、01:02:15:01、再生完)をCPU5に出力する。
次に、CPU5では、入力した映像位置情報105から次に再生すべきフレームのタイムコード値、例えば(01:02:15:02)を取得して、次に再生すべきフレームと同一のフレームのタイムコード値、次に再生すべきフレームのタイムコード値、及びモード情報からなる記録再生制御情報106、例えば(未定義、01:02:15:02、再生)を記録再生部6に出力する。
続いて、記録再生部6では、CPU5からの記録再生制御情報106に基づいて、その次に再生すべきフレームのタイムコード値をもつ記録情報107を再生する。
【0056】
以上のように、本実施例の記録再生装置、及び記録再生方法では、映像差分情報検出部3がデジタル放送信号受信部1からのデジタル映像情報101と、そのデジタル映像情報101より前に受信され、映像情報記憶部2に記憶されている(記憶)デジタル映像情報101(102)とを比較する。映像差分情報検出部3は、上記の比較結果に基づいて、同一の重複したフレームが存在するかどうかについて検出、判別する。さらに、映像差分情報検出部3は、それらのフレームのアドレス情報から同一映像位置情報103を生成して、映像差分情報記憶部4に保持する。また、記録再生部6は、デジタル放送信号受信部1からのデジタル放送信号100とともに映像差分情報記憶部4からの同一映像位置情報103を記録媒体7に記録している。これにより、本実施例の記録再生装置、及び記録再生方法では、例えばビデオ編集作業を行うとき、同一映像位置情報103をインデックス情報として利用することができ、そのビデオ編集作業を容易に行うことができる。
尚、上述の説明では、デジタル映像情報101のアドレス情報として、フレーム単位に付与されているタイムコード値を利用する場合について説明したが、タイムコード値の代わりに、受信したデジタル放送信号100での先頭からのオフセットアドレス情報(バイト値)または記録媒体7の絶対アドレス情報等を用いる構成でもよい。
【0057】
《第2の実施例》
[記録再生装置の構成]
図3は、本発明の第2の実施例である記録再生装置の構成を示すブロック図である。この実施例では、記録再生装置の構成において、複数の同一映像位置情報に基づいて、重複映像区間を示す重複映像区間情報を生成し、受信したデジタル放送信号とともに記録媒体に記録するよう構成した。それ以外の各部は、第1の実施例のものと同様であるのでそれらの重複した説明は省略する。
図3に示すように、本実施例の記録再生装置では、映像情報記憶部20は映像差分情報検出部3からデジタル映像情報101と映像差分情報記憶部4から同一映像位置情報103を入力するよう構成されている。さらに、本実施例の記録再生装置では、重複映像区間記憶部8とデジタル放送信号記憶部9がCPU21と第二記録情報113を記録媒体7に記録再生する第二記録再生部22との間に設けられている。
映像情報記憶部20は、例えば半導体メモリーやハードディスク装置を含むデータ記録装置により構成され、映像差分情報検出部3からの複数のフレーム分のデジタル映像情報101を記憶する。また、映像情報記憶部20は、映像差分情報記憶部4から入力した同一映像位置情報103に基づいて、記憶しているデジタル映像情報101のうち、まず適切な1つのフレームを選択して記憶デジタル映像情報102として映像差分情報検出部3に出力することが可能である。これにより、映像差分情報検出部3での比較処理動作を軽減することができる(詳細は後述)。尚、図1に示した映像情報記憶部4に代えて、本実施例の映像情報記憶部20を用いることにより、第1の実施例の記録再生装置においても上述の比較処理動作を軽減できる効果を得ることは可能である。
【0058】
CPU21は、第1の実施例のものと同様に、コンピュータの汎用CPUや組み込みマイコンを用いて構成され、第二記録再生部22を制御するための記録再生制御情報106をフレーム単位に生成して第二記録再生部22に出力する。また、CPU21が転送指示情報104を映像差分情報記憶部4に出力することにより、次に記録するフレームの同一映像位置情報103が映像差分情報記憶部4から映像情報記憶部20にフレーム単位に出力される。CPU21は、入力した同一映像位置情報103を用いて記録再生制御情報106を生成するだけでなく、その同一映像位置情報103を重複映像区間記憶部8に出力する。さらに、CPU21は、2つのタイムコード値をもつ同一映像位置情報103、すなわち同一の重複したフレームが存在することを検出したとき、デジタル放送信号記憶部9にデジタル放送信号100を蓄積して第二記録再生部22への出力を停止する蓄積指示情報112を出力する。また、第二記録再生部22に対してもその記録動作を停止するよう指示する記録再生制御情報106を生成して出力する。
【0059】
重複映像区間記憶部8は、例えば半導体メモリーやハードディスク装置を含むデータ記録装置により構成され、CPU21から同一映像位置情報103を入力して、重複映像区間情報111として第二記録再生部22に出力する。詳細にいえば、重複映像区間記憶部8は、重複したフレームが存在することを示す同一映像位置情報103を入力したとき、重複したフレームが存在しないことを示す同一映像位置情報103を入力するまでの全ての同一映像位置情報103を保持する。重複映像区間記憶部8は、保持していた同一映像位置情報103をまとめて重複映像区間情報111として出力する。これにより、複数の重複したフレームからなる重複映像区間での開始及び終了フレームのアドレス情報が第二記録再生部22に出力される。
【0060】
デジタル放送信号記憶部9は、バッファメモリを含んだデータ記録装置により構成され、デジタル放送信号受信部1からのデジタル放送信号100を一時的に記憶する。さらに、デジタル放送信号記憶部9は、CPU21からの蓄積指示情報112に基づいて、蓄積しているデジタル放送信号100を第二記録再生部22に出力する。これにより、後段の第二記録再生部22は、入力した重複映像区間情報111により重複した映像区間として指定されるデジタル放送信号100の先頭位置に当該重複映像区間情報111を容易に記録することができる。
第二記録再生部22は、例えばDVD−RAMレコーダやDVD−Rドライブあるいは磁気光ディスク装置により構成され、モニターやスピーカを含む表示装置(図示せず)に接続されている。第二記録再生部22は、CPU21からの記録再生制御情報106と重複映像区間記憶部8からの重複映像区間情報111に基づいて、デジタル放送信号記憶部9からのデジタル放送信号100を含んだ第二記録情報113を記録媒体7に記録する。第二記録再生部22は、CPU21からの記録再生制御情報106に基づいて、第二記録情報113を記録媒体7から再生する。
【0061】
[記録再生装置の動作]
以下、本実施例の記録再生装置の動作について、図3を用いて説明する。尚、以下の説明では、第1の実施例と異なる動作について主に説明する。
まず、本実施例の記録再生装置での記録動作について説明する。
映像情報記憶部20には、例えばタイムコード値(01:03:15:01)をもつ1フレーム分のデジタル映像情報101が映像差分情報検出部3から入力される。同時に、映像差分情報記憶部4からは1フレーム前のタイムコード値を有する同一映像位置情報103が映像情報記憶部20に入力される。具体的にいえば、映像情報記憶部20は、同一映像位置情報103として、重複したフレームが存在することを示す(01:02:15:00、01:03:15:00)、または重複したフレームが存在しないことを示す(未定義、01:03:15:00)を入力する。
【0062】
映像情報記憶部20が同一映像位置情報103(01:02:15:00、01:03:15:00)を入力した場合、映像情報記憶部20は映像差分情報検出部3から今回入力したフレームと同一となる可能性が大きいフレーム、すなわちタイムコード値(01:02:15:01)をもつデジタル映像情報101を最初に記憶デジタル映像情報102として映像差分情報検出部3に出力する。
次に、映像差分情報検出部3は、タイムコード値(01:03:15:01)をもつデジタル映像情報101とタイムコード値(01:02:15:01)をもつ記憶デジタル映像情報102との上述のビット比較を行い、同一のフレームかどうかについて判断する。
続いて、映像差分情報検出部3が同一のフレームであると判断した場合、映像差分情報検出部3は、第1の実施例と同様に、上記2つのタイムコード値を組み合わせて、同一映像位置情報103(01:02:15:01、01:03:15:01)を生成し映像差分情報記憶部4に出力する。
【0063】
一方、映像差分情報検出部3が同一のフレームでないと判断した場合、映像差分情報検出部3は映像情報記憶部20から残り全てのデジタル映像情報101を記憶デジタル映像情報102としてフレーム単位に順次入力する。そして、映像差分情報検出部3は、第1の実施例と同様に、同一のフレームが存在するかどうかについて判断して、同一映像位置情報103を生成する。
また、映像情報記憶部20が同一映像位置情報103(未定義、01:03:15:00)を入力した場合、映像情報記憶部20は記憶している全てのデジタル映像情報101を記憶デジタル映像情報102としてフレーム単位に映像差分情報検出部3に順次出力する。その後、映像差分情報検出部3では、第1の実施例と同様に、今回入力したデジタル映像情報101と同一のフレームが存在するかどうかについて判断して、同一映像位置情報103を生成する。
【0064】
以上のように、本実施例の記録再生装置では、映像情報記憶部20は重複したフレームが存在することを示す同一映像位置情報103を入力した場合、映像情報記憶部20は映像差分情報検出部3から今回入力したフレームと同一となる可能性が大きい1つのフレームを最初に選択して、記憶デジタル映像情報102として映像差分情報検出部3に出力している。そして、映像差分情報検出部3での比較処理の結果、最初に入力した記憶デジタル映像情報102が同一のフレームであると判断された場合、映像差分情報検出部3は映像情報記憶部20に記憶されている残りのデジタル映像情報101との比較処理を行わずに、同一映像位置情報103を生成する。従って、映像差分情報検出部3での比較処理動作を軽減することができる。
【0065】
一方、CPU21では、第二記録再生部22から映像位置情報105、例えば(01:03:14:29、未定義、記録完)を入力して、次に記録するフレームのタイムコード値(01:03:15:00)を取得し転送指示情報104として映像差分情報記憶部4に出力する。その後、CPU21は、次に記録するフレームの同一映像位置情報103(01:02:15:00、01:03:15:00)を映像差分情報記憶部4から入力する。
その後、CPU21は、入力した同一映像位置情報103に基づいて、下記の(1)または(2)に示す処理を行う。
【0066】
(1) 重複したフレームが存在することを示す同一映像位置情報103を入力した場合、CPU21はデジタル放送信号100を蓄積するよう指示する蓄積指示情報112をデジタル放送信号記憶部9に出力する。同時に、CPU21は、記録動作を中断(ポーズ)を指示する記録再生制御情報106、例えば(01:02:15:00、01:03:15:00、記録ポーズ)を第二記録再生部22に出力して、次のフレームのタイムコード値(01:03:15:00、未定義、未記録)をもつ映像位置情報105を第二記録再生部22から出力させる。結果として、第二記録再生部22は、デジタル放送信号100の次のフレームの入力を待ち状態となる。さらに、CPU21は入力した同一映像位置情報103を重複映像区間記憶部8に出力する。
CPU21は、上記(1)に示す動作を重複したフレームが存在しないことを示す同一映像位置情報103を入力するまで繰り返して行う。そして、CPU21は、重複したフレームが存在しないことを示す同一映像位置情報103を入力した時点で、デジタル放送信号記憶部9に蓄積してきたデジタル放送信号100を順次出力するよう指示する。さらに、第二記録再生部22に対しては記録動作のポーズを解除して、デジタル放送信号記憶部9からのデジタル放送信号100を含んだ第二記録情報113の記録動作を、現時点での映像位置情報105に含まれるタイムコード値まで順次再開させる記録再生制御情報106を出力する。(2) 重複したフレームが存在しないことを示す同一映像位置情報103を入力した場合、CPU21は、その同一映像位置情報103を重複映像区間記憶部8に出力するとともに、第1の実施例のものと同様に、その同一映像位置情報103と第二記録再生部22からの映像位置情報105に基づいて、記録再生制御情報106を生成して第二記録再生部22に出力する。
【0067】
次に、重複映像区間記憶部8では、重複したフレームが存在しないことを示す同一映像位置情報103をCPU21から入力するまで、重複したフレームが存在することを示す同一映像位置情報103を記憶する。そして、重複映像区間記憶部8は、重複したフレームが存在しないことを示す同一映像位置情報103を入力したとき、記憶している同一映像位置情報103をまとめて重複映像区間情報111として第二記録再生部22に出力する。具体的にいえば、重複映像区間記憶部8がCPU21から同一映像位置情報103(01:02:15:00、01:03:15:00)〜(01:02:45:00、01:03:45:00)を連続して30秒間入力した場合、重複映像区間記憶部8はそれらの同一映像位置情報103をまとめて、例えば(01:02:15:00−01:02:45:00、01:03:15:00−01:03:45:00)という重複映像区間情報111を第二記録再生部22に出力する。
【0068】
一方、デジタル放送信号記憶部9では、デジタル放送信号100をデジタル放送信号受信部1から入力するとともに、上述の蓄積指示情報112をCPU21から入力した場合、そのデジタル放送信号100を蓄積していく。また、デジタル放送信号記憶部9は、CPU21から書き込みを指示する蓄積指示情報112を入力した場合、蓄積してきたデジタル放送信号100を第二記録再生部22に順次出力する。
続いて、第二記録再生部22では、CPU21からの記録再生制御情報106に基づいて、デジタル放送信号記憶部9からのデジタル放送信号100を含んだ第二記録情報113を記録媒体7に記録する。また、第二記録再生部22は、上記のように第二記録情報113の記録動作を再開したとき、入力した重複映像区間情報111を第二記録情報113に含めて、記録媒体7に記録する。このとき、第二記録再生部22は、重複映像区間情報111を再生動作時に最初に読み出される記録媒体7上のファイルまたは記録したデジタル放送信号100の先頭位置のファイルに記録することが好ましい。このように構成することにより、CPU21は、第1の実施例のものと同様に、フレーム単位に転送指示情報104を出力して処理する処理動作を省略することができ、CPU21での処理負荷を軽減できる。また、再生動作時では、CPU21が重複映像区間情報111のファイルを読み出すことにより、重複映像区間を予め確認することができ、その重複映像区間の一方の重複映像をスキップして再生することも容易に行うことが可能となる。
【0069】
次に、本実施例の記録再生装置での再生動作について説明する。
第二記録再生部22は、記録媒体7を再生して、デジタル放送信号100のデータ、再生したフレームのタイムコード値、及び再生したフレームと同一のフレームのタイムコード値を含んだ第二記録情報113、例えば(デジタル映像情報、01:02:15:01、未定義)を取得する。そして、第二記録再生部22は、その第二記録情報113に含まれたデジタル放送信号100のデータを外部の表示装置等に出力する。同時に、第二記録再生部22は、現時点で再生を終了したフレームと同一のフレームのタイムコード値、現時点で再生を終了したフレームのタイムコード値、及びモード情報からなる映像位置情報105、例えば (未定義、01:02:15:01、再生完)をCPU21に出力する。
次に、CPU21では、入力した映像位置情報105から次に再生すべきフレームのタイムコード値、例えば(01:02:15:02)を取得して、次に再生すべきフレームと同一のフレームのタイムコード値、次に再生すべきフレームのタイムコード値、及びモード情報からなる記録再生制御情報106、例えば(未定義、01:02:15:02、再生)を第二記録再生部22に出力する。
また、第二記録再生部22が再生した第二記録情報113に重複映像区間情報111が含まれている場合、CPU21はその重複映像区間の一方の映像区間を早送り再生をするよう指示する記録再生制御情報106を生成して、第二記録再生部22に出力する。その結果、第二記録再生部22により、重複映像区間の一方の映像区間の早送り再生が行われる。
尚、上述の説明では、記録媒体7に記録した重複映像区間情報111を早送り再生に利用する場合について説明したが、外部の表示装置に対する表示やスキップ再生に利用することも可能である。
【0070】
以上のように、本実施例の記録再生装置、及び記録再生方法では、重複映像区間記憶部8が、複数の同一映像位置情報103に基づいて、重複映像区間情報111を生成している。さらに、第二記録再生部22が、その重複映像区間情報111を記録媒体7に記録している。これにより、本実施例の記録再生装置、及び記録再生方法では、例えばビデオ編集作業を行うとき、重複映像区間情報111をインデックス情報として利用することができ、そのビデオ編集作業を容易に行うことができる。
【0071】
《第3の実施例》
[記録再生装置の構成]
図4は、本発明の第3の実施例である記録再生装置の構成を示すブロック図である。この実施例では、記録再生装置の構成において、重複映像区間情報に基づいて、CM区間を推定し検出するよう構成した。それ以外の各部は、第2の実施例のものと同様であるのでそれらの重複した説明は省略する。
図4に示すように、本実施例の記録再生装置では、CM区間検出部10が重複映像区間記憶部8と記録媒体7に第三記録情報115を記録する第三記録再生部23との間に設けられている。
CM区間検出部10は、重複映像区間記憶部8からの重複映像区間情報111に基づいて、CM区間を推定し検出する。具体的にいえば、CM区間検出部10は、重複映像区間情報111から重複している2つの映像区間の時間間隔を算出する。さらに、算出した時間間隔が所定のM秒(Mは正数)の倍数の値である場合、CM区間検出部10は重複している2つの映像区間の間の映像がCM部分の映像であると判断して、CM区間を示す情報を重複映像区間情報111に加えてCM区間情報114として第三記録再生部23に出力する。
第三記録再生部23は、例えばDVD−RAMレコーダやDVD−Rドライブあるいは磁気光ディスク装置により構成され、モニターやスピーカを含む表示装置(図示せず)に接続されている。第三記録再生部23は、CPU21からの記録再生制御情報106とCM区間検出部10からのCM区間情報114に基づいて、デジタル放送信号記憶部9からのデジタル放送信号100を含んだ第三記録情報115を記録媒体7に記録する。第三記録再生部23は、CPU21からの記録再生制御情報106に基づいて、第三記録情報115を記録媒体7から再生する。デジタル放送信号記憶部9がデジタル放送信号受信部1からのデジタル放送信号100を一時的に蓄積するので、第三記録再生部23は入力したCM区間情報114によりCM区間として指定されるデジタル放送信号100の先頭位置に当該CM区間情報114を容易に記録することができる。
【0072】
[記録再生装置の動作]
以下、本実施例の記録再生装置の動作について、図4を用いて説明する。尚、以下の説明では、上述の第1、第2の実施例と異なる動作について主に説明する。
まず、本実施例の記録再生装置での記録動作について説明する。
CM区間検出部10が重複映像区間記憶部8から重複映像区間情報111、例えば(01:02:15:00−01:02:45:00、01:03:15:00−01:03:45:00)を入力したとき、CM区間検出部10は重複映像区間情報111から重複している2つの映像区間の時間間隔を算出する。すなわち、CM区間検出部10は、タイムコード値(01:03:15:00)とタイムコード値(01:02:45:00)との差を算出して、重複している2つの映像区間の時間間隔を30秒であると求める。そして、CM区間検出部10は、その算出した30秒が予め設定されたCM部分の1スポットの時間、つまり上述のM秒の倍数かどうかについて判断する。例えばM秒として15秒が設定されているときは、算出した30秒がスポットの倍数、すなわち15秒の倍数であるため、CM区間検出部10は上述の映像区間の間の映像がCM部分の映像であると判断する。その後、CM区間検出部10は、例えば(01:02:15:00−01:02:45:00、CM区間、01:03:15:00−01:03:45:00)というCM区間情報114を生成して第三記録再生部23に出力する。
また、算出した時間間隔が上記スポットの倍数でない場合、CM区間検出部10はCM区間を示す情報を重複映像区間情報111に加えることなく、例えば(01:05:15:00−01:05:45:00、未定義、01:07:15:00−01:07:45:00)というCM区間情報114を生成して第三記録再生部23に出力する。
【0073】
第三記録再生部23では、CPU21からの記録再生制御情報106に基づいて、デジタル放送信号記憶部9からのデジタル放送信号100を含んだ第三記録情報115を記録媒体7に記録する。また、第三記録再生部23は、第2の実施例のものと同様に、第三記録情報115の記録動作を再開したとき、入力したCM区間情報114を第三記録情報115に含めて、記録媒体7に記録する。このとき、第三記録再生部23は、CM区間情報114を再生動作時に最初に読み出される記録媒体7上のファイルまたは記録したデジタル放送信号100の先頭位置のファイルに記録することが好ましい。このように構成することにより、CPU21は、第1、第2の実施例のものと同様に、フレーム単位に転送指示情報104を出力して処理する処理動作を省略することができ、CPU21での処理負荷を軽減できる。また、再生動作時では、CPU21がCM区間情報114のファイルを読み出すことにより、重複映像区間やCM区間を予め確認することができ、その重複映像区間の一方の重複映像やCM部分をスキップして再生することも容易に行うことが可能となる。
【0074】
次に、本実施例の記録再生装置での再生動作について説明する。
第三記録再生部23は、記録媒体7を再生して、デジタル放送信号100のデータ、再生したフレームのタイムコード値、及び再生したフレームと同一のフレームのタイムコード値を含んだ第三記録情報115、例えば(デジタル映像情報、01:02:15:01、未定義)を取得する。そして、第三記録再生部23は、その第三記録情報115に含まれたデジタル放送信号100のデータを外部の表示装置等に出力する。同時に、第三記録再生部23、現時点で再生を終了したフレームと同一のフレームのタイムコード値、現時点で再生を終了したフレームのタイムコード値、及びモード情報からなる映像位置情報105、例えば (未定義、01:02:15:01、再生完)をCPU21に出力する。
【0075】
次に、CPU21では、入力した映像位置情報105から次に再生すべきフレームのタイムコード値、例えば(01:02:15:02)を取得して、次に再生すべきフレームと同一のフレームのタイムコード値、次に再生すべきフレームのタイムコード値、及びモード情報からなる記録再生制御情報106、例えば(未定義、01:02:15:02、再生)を第三記録再生部23に出力する。
また、第三記録再生部23が再生した第三記録情報115にCM区間情報111が含まれている場合、CPU21はその重複映像区間の一方の映像区間及びCM区間は早送り再生をするよう指示する記録再生制御情報106を生成して、第三記録再生部23に出力する。その結果、第三記録再生部23により、重複映像区間の一方の映像区間及びCM区間の早送り再生が行われる。
尚、上記説明では、CM区間の判定に重複している2つの映像区間(CM区間)の時間間隔のみを用いる場合について説明した。しかし、CM区間検出部10内において、CM区間でのシーンチェンジを検出することにより複数のCM部分を検出し、其々のCM部分の時間間隔を判定に併用することによってCM区間の判定の精度を向上することができる。
【0076】
以上のように、本実施例の記録再生装置、及び記録再生方法では、CM区間検出部10が重複映像区間記憶部8からの重複映像区間情報111に基づいて、CM区間を検出しCM区間情報114を生成している。さらに、第三記録再生部23が、そのCM区間情報114を記録媒体7に記録している。これにより、本実施例の記録再生装置、及び記録再生方法では、CM部分を容易に検出することができる。さらに、本実施例の記録再生装置、及び記録再生方法では、例えばビデオ編集作業を行うとき、CM区間情報114をインデックス情報として利用することができ、そのビデオ編集作業を容易に行うことができる。
【0077】
尚、上述の第2、第3の実施例では、生成した重複映像区間情報111またはCM区間情報114を重複している2つの映像区間のうち、後の映像区間に含まれるデジタル放送信号100とともに記録媒体7に記録するために、デジタル放送信号受信部1と第二記録再生部22または第三記録再生部23との間にデジタル放送信号記憶部9を設けた構成について説明した。しかしながら、第二記録再生部22及び第三記録再生部23が、上述したように、それぞれ重複映像区間情報111及びCM区間情報114を再生動作時に最初に読み出される記録媒体7上の先頭位置のファイルまたは記録したデジタル放送信号100の先頭位置のファイルに記録するよう構成することも可能であり、このように構成した場合ではデジタル放送信号記憶部9を省略することも可能である。
【0078】
《第4の実施例》
[記録再生装置の構成]
図5は、本発明の第4の実施例である記録再生装置の構成を示すブロック図である。この実施例では、記録再生装置の構成において、CM区間情報に基づいて、CM部分とそのCM部分の前後で重複している映像区間の一方の映像を自動的に除いて記録媒体に記録するよう構成した。それ以外の各部は、第3の実施例のものと同様であるのでそれらの重複した説明は省略する。
図5に示すように、本実施例の記録再生装置では、CM区間情報114がCM区間検出部10からデジタル放送信号記憶部25に出力されている。このデジタル放送信号記憶部25は、CPU21からの蓄積指示情報112に基づいて、デジタル放送信号受信部1から入力したデジタル放送信号100を記憶している。デジタル放送信号記憶部25は、入力したCM区間情報114に基づいて、記憶しているデジタル放送信号100からCM部分とそのCM部分の前後で重複している映像区間の一方の映像を除いた記憶デジタル放送信号117を第四記録再生部24に出力する。
第四記録再生部24は、例えばDVD−RAMレコーダやDVD−Rドライブあるいは磁気光ディスク装置により構成され、モニターやスピーカを含む表示装置(図示せず)に接続されている。第四記録再生部24は、CPU21からの記録再生制御情報106に基づいて、デジタル放送信号記憶部25からの記憶デジタル放送信号117を含んだ第四記録情報118を記録媒体7に記録する。第四記録再生部24は、CPU21からの記録再生制御情報106に基づいて、第四記録情報118を記録媒体7から再生する。
【0079】
[記録再生装置の動作]
以下、本実施例の記録再生装置の動作について、図5を用いて説明する。尚、以下の説明では、上述の第1乃至第3の実施例と異なる動作について主に説明する。
まず、本実施例の記録再生装置での記録動作について説明する。
デジタル放送信号記憶部25が、CPU21から蓄積指示情報112として、例えば(01:02:15:01、01:03:15:01、記録ポーズ)から(01:02:45:00、01:03:45:00、記録ポーズ)まで連続して入力すると、デジタル放送信号記憶部25はタイムコード値(01:02:15:01)〜(01:03:45:00)までのデジタル放送信号100を記憶しておく。その後、デジタル放送信号記憶部25は、(01:02:45:01、01:03:45:01、記録)という書き込みを指示する指示情報をCPU21から入力したとき、同時に、デジタル放送信号記憶部25にはCM区間検出部10からCM区間情報114(01:02:15:00−01:02:45:00、CM区間、01:03:15:00−01:03:45:00)を入力する。
【0080】
続いて、デジタル放送信号記憶部25は、入力したCM区間情報114(01:02:15:00−01:02:45:00、CM区間、01:03:15:00−01:03:45:00)に基づいて、記憶しているデジタル放送信号100のうち、CM区間と判断されたタイムコード値(01:02:45:01)〜(01:03:14:29)までのCM部分の映像を削除する。さらに、デジタル放送信号記憶部25は、重複している2つの映像区間のうち、例えばCM区間に続いている、タイムコード値(01:03:15:00)〜(01:03:45:00)までの映像を削除する。そして、デジタル放送信号記憶部25は、タイムコード値(01:02:15:00)〜(01:02:45:00)までの映像を含む記憶デジタル放送信号117を第四記録再生部24にフレーム単位に順次出力する。
【0081】
次に、第四記録再生部24は、CPU21からの記録再生制御情報106に基づいて、デジタル放送信号記憶部25から順次入力した記憶デジタル放送信号117を含んだ第四記録情報118を記録媒体7に記録する。これにより、CM部分とそのCM部分の後で重複している映像区間の映像が自動的に除かれ、記録される。
一方、本実施例の記録再生装置が再生動作を行う場合、記録媒体7を再生して例えばタイムコード値(01:03:15:00)のデジタル放送信号100と映像位置情報105により構成される第四記録情報118を取得し、再生を終了したフレームのタイムコード値(01:03:15:01)を含む映像位置情報105をCPU21に出力する。
【0082】
以上のように、本実施例の記録再生装置、及び記録再生方法では、デジタル放送信号記憶部25がCPU21からの蓄積指示情報112に基づきデジタル放送信号受信部1から入力したデジタル放送信号100を記憶している。さらに、デジタル放送信号記憶部25は、CM区間検出部10から入力したCM区間情報114に基づいて、記憶しているデジタル放送信号100からCM部分とそのCM部分の前後で重複している映像区間の一方の映像を除いた記憶デジタル放送信号117を第四記録再生部24に出力している。これにより、本実施例の記録再生装置、及び記録再生方法では、検出したCM部分とそのCM部分の前後で重複している映像区間の一方の映像を自動的に除いて記録することができる。
【0083】
《第5の実施例》
[記録再生装置の構成]
図6は、本発明の第5の実施例である記録再生装置の構成を示すブロック図である。この実施例では、記録再生装置の構成において、デジタル映像情報に含まれる動きベクトル情報をフレーム単位に検出して、検出した動きベクトル情報に基づいて、同一のフレームかどうかに判断するよう構成した。それ以外の各部は、第1の実施例のものと同様であるのでそれらの重複した説明は省略する。
図6に示すように、本実施例の記録再生装置は、デジタル放送信号受信部1に順次接続された動きベクトル検出部12、動きベクトル差分情報検出部14、及び動きベクトル情報記憶部13を備えている。
動きベクトル検出部12は、デジタル放送信号受信部1からデジタル映像情報101をフレーム単位に入力して、動きベクトル情報120を出力する。この動きベクトル情報120は、例えばMPEG2規格に示されているように、入力したフレームと1つ前のフレームあるいは参照フレームにおいて、同じ絵柄の部分の移動量をマクロブロック単位でX座標(水平成分)とY座標(垂直成分)によって表したものである。
動きベクトル情報記憶部13は、動きベクトル差分情報検出部14を経て入力した動きベクトル情報120を複数のフレーム分記憶し、記憶している動きベクトル情報120を記憶動きベクトル情報121としてフレーム単位に動きベクトル差分情報検出部14に順次出力する。
【0084】
動きベクトル差分情報検出部14は、動きベクトル検出部12から動きベクトル情報120を入力し、動きベクトル情報記憶部13から記憶動きベクトル情報121をフレーム単位に順次入力する。動きベクトル差分情報検出部14は、今回入力した動きベクトル情報120と順次入力した各記憶動きベクトル情報121とのビット比較を行い、動きベクトル情報120が記憶動きベクトル情報121と同一の映像(フレーム)かどうかについて判断する。詳細にいえば、動きベクトル差分情報検出部14は、動きベクトル情報120と各記憶動きベクトル情報121とのビットの差分の和を算出する。算出した差分の和が0あるいはしきい値N’(N’は整数、例えば”1”)以下である場合、動きベクトル差分情報検出部14は、今回入力した動きベクトル情報120及び記憶動きベクトル情報121のフレームが同一であると判断して、それらのフレームのアドレス情報を用いて同一映像位置情報103を生成し映像差分情報記憶部4に出力する。
一方、全ての動きベクトル情報121とのビット比較に結果において、算出した差分の和がしきい値N’を超えた場合、動きベクトル差分情報検出部14は、今回入力した動きベクトル情報120のフレームと同一のフレームが存在しないと判断して、動きベクトル情報120のフレームのアドレス情報を用いて、同一映像位置情報103を生成し映像差分情報記憶部4に出力する。
【0085】
[記録再生装置の動作]
以下、本実施例の記録再生装置の動作について、図6を用いて説明する。尚、以下の説明では、上述の第1の実施例と異なる動作について主に説明する。また、本実施例の記録再生装置での再生動作は、第1の実施例と同一であるのでその重複した説明は省略する。
まず、動きベクトル検出部12が、例えばタイムコード値(01:03:15:00)をもつフレームのデジタル映像情報101を入力すると、動きベクトル検出部12は、例えば(X、Y)=(10、4)で示された動きベクトル情報120をマクロブロック単位で検出して、動きベクトル差分情報検出部14に出力する。
次に、動きベクトル差分情報検出部14は入力した動きベクトル情報120を動きベクトル情報記憶部13に出力するとともに、入力した動きベクトル情報120を保持する。その後、動きベクトル情報記憶部13は、例えばタイムコード値(01:03:15:00)をもつフレームの入力した動きベクトル情報120(10、4)を記憶する。同時に、動きベクトル情報記憶部13は、現時点で記憶している、例えばタイムコード値(01:02:15:00)〜(01:03:14:29)をもつ各フレームの動きベクトル情報120(10、4)〜(2、3)を順次記憶動きベクトル情報121として動きベクトル差分情報検出部14に出力する。
【0086】
続いて、動きベクトル差分情報検出部14は、記憶している動きベクトル情報120(10、4)と、動きベクトル情報記憶部13から順次入力する記憶動きベクトル情報121(10、4)〜(2、3)とのビット比較を行う。詳細にいえば、例えばタイムコード値(01:03:15:00)をもつフレームの動きベクトル情報120(10、4)とタイムコード値(01:02:15:00)をもつフレームの記憶動きベクトル情報121(10、4)とのビット比較の差分の和は0となる。従って、動きベクトル差分情報検出部14は、これらの2つのフレームは同一のフレームであると判断して、2つのタイムコード値をもつ同一映像位置情報103(01:02:15:00、01:03:15:00)を生成し映像差分情報記憶部4に出力する。
また、異なるフレームであると判断した場合、動きベクトル差分情報検出部14は、第1の実施例のものと同様に、今回入力した動きベクトル情報120を有するフレームのタイムコード値だけを含んだ同一映像位置情報103、例えば(未定義、01:03:15:01)を生成し映像差分情報記憶部4に出力する。
【0087】
以上のように、本実施例の記録再生装置、及び記録再生方法では、動きベクトル検出部12が受信したデジタル映像情報101から動きベクトル情報120を検出している。さらに、動きベクトル差分情報検出部14が、検出した動きベクトル情報120を用いて、同一の重複したフレームが以前に受信し記憶している複数のフレーム中に存在するかどうかを判別するための差分算出処理(比較処理)を実施している。これにより、本実施例の記録再生装置、及び記録再生方法では、第1の実施例のものに比べて、上述の比較処理を簡略化することができ、処理速度を容易に向上することが可能となる。
【0088】
尚、動きベクトル情報記憶部13が、例えば図3に示した映像情報記憶部20と同様に、前記映像差分情報記憶部4から同一映像位置情報103を入力して、入力した同一映像位置情報103に基づいて、1つのフレームの動きベクトル情報120を選択して記憶動きベクトル情報121として出力するよう構成してもよい。これにより、動きベクトル情報記憶部13は、記憶している複数のフレーム分の動きベクトル情報120のうち、同一のフレームとなる可能性の高い1つのフレームのものを選択して記憶動きベクトル情報121として動きベクトル差分情報検出部14に出力することが可能となり、動きベクトル差分情報検出部14での比較処理動作を軽減することができる。
【0089】
《第6の実施例》
図7は、本発明の第6の実施例である記録再生装置の構成を示すブロック図である。この実施例では、記録再生装置の構成において、アナログ方式のテレビジョン放送信号を受信してデジタル放送信号に変換するA/D変換部を設けた。それ以外の各部は、第1の実施例のものと同様であるのでそれらの重複した説明は省略する。
図7に示すように、本実施例の記録再生装置では、A/D変換部16がデジタル放送信号受信部1に接続されている。このA/D変換部16は、アナログ方式のテレビション放送信号130を受信するチューナ、前記チューナに接続され、受信したテレビション放送信号130をデジタル信号に変換するA/Dコンバータ、及びMPEG2規格に基づいて、A/Dコンバータからのデジタル信号を圧縮符号化しデジタル放送信号100として出力するMPEGエンコーダを備えている。詳細にいえば、A/D変換部16では、A/Dコンバータがチューナによって受信したNTSC方式やPAL方式等の既知のアナログ方式のテレビジョン放送信号130をデジタル信号に変換した後、MPEGエンコーダがそのデジタル信号からMPEG2規格に規定されているビデオストリームなどのビットストリームを生成しデジタル放送信号100としてデジタル放送信号受信部1に出力する。また、既知のアナログ方式のテレビジョン放送信号130には、上述の第1の実施例に示したタイムコード値等のアドレス情報(時間情報)と同等のフレーム単位の情報を含んでいないが、MPEGエンコーダがビットストリームを生成するとき、そのフレーム単位の情報もまた生成され各フレームに付与される。それゆえ、本実施例の記録再生装置、及び記録再生方法では、第1の実施例のものと同様の作用・効果を得ることができる。
尚、上記説明では、図1に示した第1の実施例の記録再生装置にA/D変換部16を接続した例について説明したが、図3乃至図6に示した他の実施例の記録再生装置にA/D変換部16を接続する構成でもよい。
【0090】
尚、上述の第1乃至第6の実施例における記録再生装置の記録再生処理は、いずれもコンピュータ・プログラム化することができるので、コンピュータにより実行可能な記録媒体にて本願の記録再生方法を提供することも可能である。ここでいうところの記録媒体とは、フロッピーディスク(登録商標)、CD−ROM、DVD、光磁気ディスク、及びリムーバブル・ハードディスク等である。
また、第1乃至第5の実施例では、地上波デジタル放送やデジタル衛星放送のデジタル放送信号を受信して記録再生する構成について説明したが、デジタルケーブルテレビ(D−CATV)を含む有線方式のデジタル放送のデジタル放送信号を受信して記録再生する構成でもよい。さらに、デジタル放送信号がMPEG2規格に基づいて圧縮符号化されたデータにより構成されている場合について説明したが、これに限定されるものではなく、記録再生対象のデジタル放送信号は他の高能率圧縮符号化技術によって圧縮符号化されたデータであってもよい。
【0091】
【発明の効果】
本発明の記録再生装置、及び記録再生方法では、映像差分情報検出部がデジタル放送信号受信部からのデジタル映像情報と、そのデジタル映像情報より前に受信され、映像情報記憶部に記憶されている(記憶)デジタル映像情報とを比較する。映像差分情報検出部は、上記の比較結果に基づいて、同一の重複したフレームが存在するかどうかについて検出、判別する。さらに、映像差分情報検出部は、比較結果に基づき同一映像位置情報を生成して、映像差分情報記憶部に保持する。また、記録再生部は、デジタル放送信号受信部からのデジタル放送信号とともに映像差分情報記憶部からの同一映像位置情報を記録媒体に記録している。これにより、本発明の記録再生装置、及び記録再生方法では、例えばビデオ編集作業を行うとき、同一映像位置情報をインデックス情報として利用することができ、そのビデオ編集作業を容易に行うことができる。
【0092】
また、別の観点による発明の記録再生装置、及び記録再生方法では、重複映像区間記憶部が複数の同一映像位置情報に基づき重複映像区間を示す重複映像区間情報を生成して、第二記録再生部が受信したデジタル放送信号とともに重複映像区間情報を記録媒体に記録している。これにより、この発明の記録再生装置、及び記録再生方法では、重複映像区間を容易に検出することができ、記録したテレビジョン放送信号(番組)のビデオ編集作業を容易に行える。
また、別の観点による発明の記録再生装置、及び記録再生方法では、CM区間検出部が重複映像区間情報に基づきCM区間情報を生成して、第三記録再生部が受信したデジタル放送信号とともにCM区間情報を記録媒体に記録している。これにより、この発明の記録再生装置、及び記録再生方法では、CM区間を確実に検出することができ、記録したテレビジョン放送信号(番組)のビデオ編集作業を容易に行える。
【0093】
また、別の観点による発明の記録再生装置、及び記録再生方法では、第三記録再生部がデジタル放送信号を記録する記録媒体上のファイルまたは記録したデジタル放送信号のファイルにCM区間情報を記録している。これにより、この発明の記録再生装置、及び記録再生方法では、記録したテレビジョン放送信号のうちCM部分を容易、かつ確実に検出することができ、記録したテレビジョン放送信号(番組)のビデオ編集作業を容易に行える。
また、別の観点による発明の記録再生装置、及び記録再生方法では、デジタル放送信号受信部からのデジタル放送信号を一時的に蓄積するデジタル放送信号記憶部をデジタル放送信号受信部と第三記録再生部との間に設けている。さらに、この発明の記録再生装置、及び記録再生方法では、第三記録再生部が入力したCM区間情報によりCM区間として指定されるデジタル放送信号の先頭位置に前記CM区間情報を記録している。これにより、この発明の記録再生装置、及び記録再生方法では、記録したテレビジョン放送信号のうちCM部分を確実に検出することができ、記録したテレビジョン放送信号(番組)のビデオ編集作業を容易に行える。
【0094】
また、別の観点による発明の記録再生装置、及び記録再生方法では、デジタル放送信号記憶部がデジタル放送信号受信部からのデジタル放送信号を一時的に蓄積している。さらに、デジタル放送信号記憶部は、CM区間検出部からのCM区間情報に基づいて、蓄積しているデジタル放送信号のうちCM部分とそのCM部分の前後で重複している映像区間の一方のデジタル放送信号を除いた記憶デジタル放送信号を出力している。第四記録再生部が、デジタル放送信号記憶部からの記憶デジタル放送信号を記録媒体に記録している。これにより、この発明の記録再生装置、及び記録再生方法では、記録したテレビジョン放送信号のうちCM部分を容易、かつ確実に検出することができ、検出したCM部分とそのCM部分の前後で重複している映像区間の一方のデジタル放送信号を自動的に除いて記録媒体に記録することができる。
【0095】
また、別の観点による発明の記録再生装置、及び記録再生方法では、動きベクトル差分情報検出部が動きベクトル検出部からの動くベクトル情報と、その動きベクトル情報より前に受信され、動きベクトル情報記憶部に記憶されている(記憶)動きベクトル情報とを比較する。動きベクトル差分情報検出部は、上記の比較結果に基づいて、同一の重複したフレームが存在するかどうかについて検出、判別する。さらに、動きベクトル差分情報検出部は、比較結果に基づき同一映像位置情報を生成して、映像差分情報記憶部に保持する。また、記録再生部は、デジタル放送信号受信部からのデジタル放送信号とともに映像差分情報記憶部からの同一映像位置情報を記録媒体に記録している。これにより、この発明の記録再生装置、及び記録再生方法では、例えばビデオ編集作業を行うとき、同一映像位置情報をインデックス情報として利用することができ、そのビデオ編集作業を容易に行うことができる。さらに、受信したテレビジョン放送信号のうち同一の重複する映像信号の検出処理を簡略化することができ、処理速度を向上できる。
【0096】
また、別の観点による発明の記録再生装置、及び記録再生方法では、映像情報記憶部が、映像差分情報記憶部から同一映像位置情報を入力して、記憶している複数のフレーム分のデジタル映像情報のうち、入力した同一映像位置情報に基づき1つのフレームを選択して記憶デジタル映像情報として出力している。これにより、この発明の記録再生装置、及び記録再生方法では、同一映像位置情報を生成する処理を軽減することができる。
また、別の観点による発明の記録再生装置、及び記録再生方法では、動きベクトル情報記憶部が、前記映像差分情報記憶部から同一映像位置情報を入力して、記憶している複数のフレーム分の動きベクトル情報のうち、入力した同一映像位置情報に基づき1つのフレームの動きベクトル情報を選択して記憶動きベクトル情報として出力している。これにより、この発明の記録再生装置、及び記録再生方法では、同一映像位置情報を生成する処理を軽減することができる。
【0097】
また、別の観点による発明の記録再生装置、及び記録再生方法では、アナログ方式のテレビジョン放送信号を前記デジタル放送信号に変換するA/D変換部を備えている。これにより、この発明の記録再生装置、及び記録再生方法では、アナログ方式のテレビジョン放送信号に含まれる同一の重複する映像信号をフレーム単位に検出することができる。
また、本発明の記録再生方法は、コンピュータ・プログラム化することができるので、上述の第1乃至第6の各実施例に示した記録再生方法をコンピュータにより実行可能な記録媒体に記録して実施することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例である記録再生装置の構成を示すブロック図
【図2】図1に示した記録再生装置に用いられる情報の具体例を示す説明図
【図3】本発明の第2の実施例である記録再生装置の構成を示すブロック図
【図4】本発明の第3の実施例である記録再生装置の構成を示すブロック図
【図5】本発明の第4の実施例である記録再生装置の構成を示すブロック図
【図6】本発明の第5の実施例である記録再生装置の構成を示すブロック図
【図7】本発明の第6の実施例である記録再生装置の構成を示すブロック図
【図8】従来の記録再生装置の構成を示すブロック図
【符号の説明】
1 デジタル放送信号受信部
2,20 映像情報記憶部
3 映像差分情報検出部
4 映像差分情報記憶部
6 記録再生部
7 記録媒体
8 重複映像区間記憶部
9,25 デジタル放送信号記憶部
10 CM区間検出部
12 動きベクトル検出部
13 動きベクトル情報記憶部
14 動きベクトル差分情報検出部
16 A/D変換部
22 第二記録再生部
23 第三記録再生部
24 第四記録再生部
Claims (36)
- デジタル放送信号を受信して、前記デジタル放送信号及びそのデジタル放送信号に含まれたデジタル映像情報を出力するデジタル放送信号受信部と、
前記デジタル放送信号受信部からの複数のフレーム分のデジタル映像情報を記憶して、記憶デジタル映像情報としてフレーム単位に出力する映像情報記憶部と、
前記デジタル放送信号受信部から入力したデジタル映像情報と前記映像情報記憶部から入力した記憶デジタル映像情報をフレーム単位に比較して、その比較結果に基づいて、同一映像位置情報を生成する映像差分情報検出部と、
前記映像差分情報検出部からの同一映像位置情報を記憶する映像差分情報記憶部と、
前記デジタル放送信号受信部からのデジタル放送信号とともに前記映像差分情報記憶部からの同一映像位置情報を記録媒体に記録する記録再生部、
を備えたことを特徴とする記録再生装置。 - デジタル放送信号を受信して、前記デジタル放送信号及びそのデジタル放送信号に含まれたデジタル映像情報を出力するデジタル放送信号受信部と、
前記デジタル放送信号受信部からの複数のフレーム分のデジタル映像情報を記憶して、記憶デジタル映像情報としてフレーム単位に出力する映像情報記憶部と、
前記デジタル放送信号受信部から入力したデジタル映像情報と前記映像情報記憶部から入力した記憶デジタル映像情報をフレーム単位に比較して、その比較結果に基づいて、同一映像位置情報を生成する映像差分情報検出部と、
前記映像差分情報検出部からの同一映像位置情報を記憶する映像差分情報記憶部と、
前記映像差分情報記憶部からの複数の同一映像位置情報を記憶し、記憶している前記複数の同一映像位置情報に基づいて、重複映像区間を示す重複映像区間情報を出力する重複映像区間記憶部と、
前記デジタル放送信号受信部からのデジタル放送信号とともに前記重複映像区間記憶部からの重複映像区間情報を記録媒体に記録する第二記録再生部、
を備えたことを特徴とする記録再生装置。 - デジタル放送信号を受信して、前記デジタル放送信号及びそのデジタル放送信号に含まれたデジタル映像情報を出力するデジタル放送信号受信部と、
前記デジタル放送信号受信部からの複数のフレーム分のデジタル映像情報を記憶して、記憶デジタル映像情報としてフレーム単位に出力する映像情報記憶部と、
前記デジタル放送信号受信部から入力したデジタル映像情報と前記映像情報記憶部から入力した記憶デジタル映像情報をフレーム単位に比較して、その比較結果に基づいて、同一映像位置情報を生成する映像差分情報検出部と、
前記映像差分情報検出部からの同一映像位置情報を記憶する映像差分情報記憶部と、
前記映像差分情報記憶部からの複数の同一映像位置情報を記憶し、記憶している前記複数の同一映像位置情報に基づいて、重複映像区間を示す重複映像区間情報を出力する重複映像区間記憶部と、
前記重複映像区間記憶部からの重複映像区間情報に基づいて、CM区間を検出してそのCM区間を示すCM区間情報を出力するCM区間検出部と、
前記デジタル放送信号受信部からのデジタル放送信号とともに前記CM区間検出部からのCM区間情報を記録媒体に記録する第三記録再生部、
を備えたことを特徴とする記録再生装置。 - 前記第三記録再生部が、前記デジタル放送信号を記録する記録媒体上のファイルまたは記録したデジタル放送信号の先頭位置のファイルに前記CM区間情報を記録するよう構成したことを特徴とする請求項3に記載の記録再生装置。
- 前記デジタル放送信号受信部からのデジタル放送信号を一時的に蓄積するデジタル放送信号記憶部を前記デジタル放送信号受信部と前記第三記録再生部との間に設けて、
前記第三記録再生部が、入力したCM区間情報によりCM区間として指定されるデジタル放送信号の先頭位置に前記CM区間情報を記録するよう構成したことを特徴とする請求項3に記載の記録再生装置。 - デジタル放送信号を受信して、前記デジタル放送信号及びそのデジタル放送信号に含まれたデジタル映像情報を出力するデジタル放送信号受信部と、
前記デジタル放送信号受信部からの複数のフレーム分のデジタル映像情報を記憶して、記憶デジタル映像情報としてフレーム単位に出力する映像情報記憶部と、
前記デジタル放送信号受信部から入力したデジタル映像情報と前記映像情報記憶部から入力した記憶デジタル映像情報をフレーム単位に比較して、その比較結果に基づいて、同一映像位置情報を生成する映像差分情報検出部と、
前記映像差分情報検出部からの同一映像位置情報を記憶する映像差分情報記憶部と、
前記映像差分情報記憶部からの複数の同一映像位置情報を記憶し、記憶している前記複数の同一映像位置情報に基づいて、重複映像区間を示す重複映像区間情報を出力する重複映像区間記憶部と、
前記重複映像区間記憶部からの重複映像区間情報に基づいて、CM区間を検出してそのCM区間を示すCM区間情報を出力するCM区間検出部と、
前記デジタル放送信号受信部からのデジタル放送信号を一時的に蓄積して、前記CM区間検出部からのCM区間情報に基づいて、蓄積しているデジタル放送信号のうちCM部分とそのCM部分の前後で重複している映像区間の一方のデジタル放送信号を除いた記憶デジタル放送信号を出力するデジタル放送信号記憶部と、
前記デジタル放送信号記憶部からの記憶デジタル放送信号を記録媒体に記録する第四記録再生部、
を備えたことを特徴とする記録再生装置。 - デジタル放送信号を受信して、前記デジタル放送信号及びそのデジタル放送信号に含まれたデジタル映像情報を出力するデジタル放送信号受信部と、
前記デジタル放送信号受信部からデジタル映像情報をフレーム単位に入力して、そのデジタル映像情報に含まれた動きベクトル情報を抽出して出力する動きベクトル検出部と、
前記動きベクトル検出部からの複数のフレーム分の動きベクトル情報を記憶して、記憶動きベクトル情報としてフレーム単位に出力する動きベクトル情報記憶部と、
前記動きベクトル検出部から入力した動きベクトル情報と前記動きベクトル情報記憶部から入力した記憶動きベクトル情報を比較して、その比較結果に基づいて、同一映像位置情報をフレーム単位に生成する動きベクトル差分情報検出部と、
前記動きベクトル差分情報検出部からの同一映像位置情報を記憶する映像差分情報記憶部と、
前記デジタル放送信号受信部からのデジタル放送信号とともに前記映像差分情報記憶部からの同一映像位置情報を記録媒体に記録する記録再生部、
を備えたことを特徴とする記録再生装置。 - 前記映像情報記憶部が、前記映像差分情報記憶部から同一映像位置情報を入力して、記憶している複数のフレーム分のデジタル映像情報のうち、入力した同一映像位置情報に基づき1つのフレームを選択して記憶デジタル映像情報として出力するよう構成したことを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の記録再生装置。
- 前記動きベクトル情報記憶部が、前記映像差分情報記憶部から同一映像位置情報を入力して、記憶している複数のフレーム分の動きベクトル情報のうち、入力した同一映像位置情報に基づき1つのフレームの動きベクトル情報を選択して記憶動きベクトル情報として出力するよう構成したことを特徴とする請求項7に記載の記録再生装置。
- アナログ方式のテレビジョン放送信号を前記デジタル放送信号に変換するA/D変換部を備えたことを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載の記録再生装置。
- 前記デジタル放送信号がデジタル圧縮技術により符号化されていることを特徴とする請求項1から10のいずれかに記載の記録再生装置。
- 前記デジタル放送信号がMPEG方式により符号化されていることを特徴とする請求項1から10のいずれかに記載の記録再生装置。
- デジタル放送信号を受信して、前記デジタル放送信号及びそのデジタル放送信号に含まれたデジタル映像情報をデジタル放送信号受信部から出力するデジタル放送信号受信ステップ、
複数のフレーム分の前記デジタル映像情報を映像情報記憶部に記憶するデジタル映像情報記憶ステップ、
前記デジタル映像情報記憶ステップで映像情報記憶部に記憶しているデジタル映像情報を記憶デジタル映像情報として入力して、入力した記憶デジタル映像情報と前記デジタル放送信号受信部から今回入力したデジタル映像情報とをフレーム単位に比較し、その比較結果に基づき同一映像位置情報を生成する同一映像位置情報生成ステップ、
前記同一映像位置情報生成ステップで生成した同一映像位置情報を映像差分情報記憶部に記憶する同一映像位置情報記憶ステップ、及び
前記デジタル放送信号受信部からのデジタル放送信号とともに前記映像差分情報記憶部からの同一映像位置情報を記録媒体に記録する記録ステップ
を備えたことを特徴とする記録再生方法。 - デジタル放送信号を受信して、前記デジタル放送信号及びそのデジタル放送信号に含まれたデジタル映像情報をデジタル放送信号受信部から出力するデジタル放送信号受信ステップ、
複数のフレーム分の前記デジタル映像情報を映像情報記憶部に記憶するデジタル映像情報記憶ステップ、
前記デジタル映像情報記憶ステップで映像情報記憶部に記憶しているデジタル映像情報を記憶デジタル映像情報として入力して、入力した記憶デジタル映像情報と前記デジタル放送信号受信部から今回入力したデジタル映像情報とをフレーム単位に比較し、その比較結果に基づき同一映像位置情報を生成する同一映像位置情報生成ステップ、
前記同一映像位置情報生成ステップで生成した同一映像位置情報を映像差分情報記憶部に記憶する同一映像位置情報記憶ステップ、
複数の前記同一映像位置情報に基づいて、重複映像区間を示す重複映像区間情報を出力する重複映像区間情報出力ステップ、及び
前記デジタル放送信号受信部からのデジタル放送信号とともに前記重複映像区間情報を記録媒体に記録する記録ステップ
を備えたことを特徴とする記録再生方法。 - デジタル放送信号を受信して、前記デジタル放送信号及びそのデジタル放送信号に含まれたデジタル映像情報をデジタル放送信号受信部から出力するデジタル放送信号受信ステップ、
複数のフレーム分の前記デジタル映像情報を映像情報記憶部に記憶するデジタル映像情報記憶ステップ、
前記デジタル映像情報記憶ステップで映像情報記憶部に記憶しているデジタル映像情報を記憶デジタル映像情報として入力して、入力した記憶デジタル映像情報と前記デジタル放送信号受信部から今回入力したデジタル映像情報とをフレーム単位に比較し、その比較結果に基づき同一映像位置情報を生成する同一映像位置情報生成ステップ、
前記同一映像位置情報生成ステップで生成した同一映像位置情報を映像差分情報記憶部に記憶する同一映像位置情報記憶ステップ、
複数の前記同一映像位置情報に基づいて、重複映像区間を示す重複映像区間情報を出力する重複映像区間情報出力ステップ、
前記重複映像区間情報に基づいて、CM区間を検出してそのCM区間を示すCM区間情報を出力するCM区間情報出力ステップ、及び
前記デジタル放送信号受信部からのデジタル放送信号とともに前記CM区間情報を記録媒体に記録する記録ステップ
を備えたことを特徴とする記録再生方法。 - 前記記録ステップにおいて、前記デジタル放送信号を記録する記録媒体上のファイルまたは記録したデジタル放送信号の先頭位置のファイルに前記CM区間情報を記録することを特徴とする請求項15に記載の記録再生方法。
- 前記記録ステップの前に、前記デジタル放送信号受信部からのデジタル放送信号をデジタル放送信号記憶部に一時的に蓄積するデジタル放送信号蓄積ステップを設けて、
前記記録ステップにおいて、前記CM区間情報によりCM区間として指定されるデジタル放送信号の先頭位置にそのCM区間情報を記録することを特徴とする請求項15に記載の記録再生方法。 - デジタル放送信号を受信して、前記デジタル放送信号及びそのデジタル放送信号に含まれたデジタル映像情報をデジタル放送信号受信部から出力するデジタル放送信号受信ステップ、
複数のフレーム分の前記デジタル映像情報を映像情報記憶部に記憶するデジタル映像情報記憶ステップ、
前記デジタル映像情報記憶ステップで映像情報記憶部に記憶しているデジタル映像情報を記憶デジタル映像情報として入力して、入力した記憶デジタル映像情報と前記デジタル放送信号受信部から今回入力したデジタル映像情報とをフレーム単位に比較し、その比較結果に基づき同一映像位置情報を生成する同一映像位置情報生成ステップ、
前記同一映像位置情報生成ステップで生成した同一映像位置情報を映像差分情報記憶部に記憶する同一映像位置情報記憶ステップ、
複数の前記同一映像位置情報に基づいて、重複映像区間を示す重複映像区間情報を出力する重複映像区間情報出力ステップ、
前記重複映像区間情報に基づいて、CM区間を検出してそのCM区間を示すCM区間情報を出力するCM区間情報出力ステップ、
前記デジタル放送信号受信部からのデジタル放送信号を一時的に蓄積して、前記CM区間情報に基づいて、蓄積しているデジタル放送信号のうちCM部分とそのCM部分の前後で重複している映像区間の一方のデジタル放送信号を除いた記憶デジタル放送信号を出力する記憶デジタル放送信号出力ステップ、及び
前記記憶デジタル放送信号を記録媒体に記録する記録ステップ
を備えたことを特徴とする記録再生方法。 - デジタル放送信号を受信して、前記デジタル放送信号及びそのデジタル放送信号に含まれたデジタル映像情報をデジタル放送信号受信部から出力するデジタル放送信号受信ステップ、
前記デジタル放送信号受信部からデジタル映像情報をフレーム単位に入力して、そのデジタル映像情報に含まれた動きベクトル情報を動きベクトル検出部から出力する動きベクトル出力ステップ、
複数のフレーム分の前記動きベクトル情報を動きベクトル情報記憶部に記憶する動きベクトル情報記憶ステップ、
前記動きベクトル情報記憶ステップで動きベクトル情報部に記憶している動きベクトル情報を記憶動きベクトル情報として入力して、入力した動きベクトル情報と前記動きベクトル検出部から今回入力した動きベクトル情報とをフレーム単位に比較し、その比較結果に基づき同一映像位置情報を生成する同一映像位置情報生成ステップ、
前記同一映像位置情報生成ステップで生成した同一映像位置情報を映像差分情報記憶部に記憶する同一映像位置情報記憶ステップ、及び
前記デジタル放送信号受信部からのデジタル放送信号とともに前記映像差分情報記憶部からの同一映像位置情報を記録媒体に記録する記録ステップ
を備えたことを特徴とする記録再生方法。 - 前記映像情報記憶部が、前記映像差分情報記憶部から同一映像位置情報を入力して、記憶している複数のフレーム分のデジタル映像情報のうち、入力した同一映像位置情報に基づき1つのフレームを選択して記憶デジタル映像情報として出力することを特徴とする請求項13から18のいずれかに記載の記録再生方法。
- 前記動きベクトル情報記憶部が、前記映像差分情報記憶部から同一映像位置情報を入力して、記憶している複数のフレーム分の動きベクトル情報のうち、入力した同一映像位置情報に基づき1つのフレームの動きベクトル情報を選択して記憶動きベクトル情報として出力することを特徴とする請求項19に記載の記録再生装置。
- 前記デジタル放送信号受信ステップの前に、アナログ方式のテレビジョン放送信号を前記デジタル放送信号に変換するA/D変換ステップを設けたことを特徴とする請求項13から21のいずれかに記載の記録再生方法。
- 前記デジタル放送信号がデジタル圧縮技術により符号化されていることを特徴とする請求項13から22のいずれかに記載の記録再生方法。
- 前記デジタル放送信号がMPEG方式により符号化されていることを特徴とする請求項13から22のいずれかに記載の記録再生方法。
- デジタル放送信号を受信して、前記デジタル放送信号及びそのデジタル放送信号に含まれたデジタル映像情報をデジタル放送信号受信部から出力するデジタル放送信号受信ステップ、
複数のフレーム分の前記デジタル映像情報を映像情報記憶部に記憶するデジタル映像情報記憶ステップ、
前記デジタル映像情報記憶ステップで映像情報記憶部に記憶しているデジタル映像情報を記憶デジタル映像情報として入力して、入力した記憶デジタル映像情報と前記デジタル放送信号受信部から今回入力したデジタル映像情報とをフレーム単位に比較し、その比較結果に基づき同一映像位置情報を生成する同一映像位置情報生成ステップ、
前記同一映像位置情報生成ステップで生成した同一映像位置情報を映像差分情報記憶部に記憶する同一映像位置情報記憶ステップ、及び
前記デジタル放送信号受信部からのデジタル放送信号とともに前記映像差分情報記憶部からの同一映像位置情報を記録媒体に記録する記録ステップ
を備えたことを特徴とする記録再生方法。 - デジタル放送信号を受信して、前記デジタル放送信号及びそのデジタル放送信号に含まれたデジタル映像情報をデジタル放送信号受信部から出力するデジタル放送信号受信ステップ、
複数のフレーム分の前記デジタル映像情報を映像情報記憶部に記憶するデジタル映像情報記憶ステップ、
前記デジタル映像情報記憶ステップで映像情報記憶部に記憶しているデジタル映像情報を記憶デジタル映像情報として入力して、入力した記憶デジタル映像情報と前記デジタル放送信号受信部から今回入力したデジタル映像情報とをフレーム単位に比較し、その比較結果に基づき同一映像位置情報を生成する同一映像位置情報生成ステップ、
前記同一映像位置情報生成ステップで生成した同一映像位置情報を映像差分情報記憶部に記憶する同一映像位置情報記憶ステップ、
複数の前記同一映像位置情報に基づいて、重複映像区間を示す重複映像区間情報を出力する重複映像区間情報出力ステップ、及び
前記デジタル放送信号受信部からのデジタル放送信号とともに前記重複映像区間情報を記録媒体に記録する記録ステップ
を備えた記録再生プログラムを記録した記録媒体。 - デジタル放送信号を受信して、前記デジタル放送信号及びそのデジタル放送信号に含まれたデジタル映像情報をデジタル放送信号受信部から出力するデジタル放送信号受信ステップ、
複数のフレーム分の前記デジタル映像情報を映像情報記憶部に記憶するデジタル映像情報記憶ステップ、
前記デジタル映像情報記憶ステップで映像情報記憶部に記憶しているデジタル映像情報を記憶デジタル映像情報として入力して、入力した記憶デジタル映像情報と前記デジタル放送信号受信部から今回入力したデジタル映像情報とをフレーム単位に比較し、その比較結果に基づき同一映像位置情報を生成する同一映像位置情報生成ステップ、
前記同一映像位置情報生成ステップで生成した同一映像位置情報を映像差分情報記憶部に記憶する同一映像位置情報記憶ステップ、
複数の前記同一映像位置情報に基づいて、重複映像区間を示す重複映像区間情報を出力する重複映像区間情報出力ステップ、
前記重複映像区間情報に基づいて、CM区間を検出してそのCM区間を示すCM区間情報を出力するCM区間情報出力ステップ、及び
前記デジタル放送信号受信部からのデジタル放送信号とともに前記CM区間情報を記録媒体に記録する記録ステップ
を備えた記録再生プログラムを記録した記録媒体。 - 前記記録ステップにおいて、前記デジタル放送信号を記録する記録媒体上のファイルまたは記録したデジタル放送信号の先頭位置のファイルに前記CM区間情報を記録することを特徴とする請求項27に記載の記録媒体。
- 前記記録ステップの前に、前記デジタル放送信号受信部からのデジタル放送信号をデジタル放送信号記憶部に一時的に蓄積するデジタル放送信号蓄積ステップを設けて、
前記記録ステップにおいて、前記CM区間情報によりCM区間として指定されるデジタル放送信号の先頭位置にそのCM区間情報を記録することを特徴とする請求項27に記載の記録媒体。 - デジタル放送信号を受信して、前記デジタル放送信号及びそのデジタル放送信号に含まれたデジタル映像情報をデジタル放送信号受信部から出力するデジタル放送信号受信ステップ、
複数のフレーム分の前記デジタル映像情報を映像情報記憶部に記憶するデジタル映像情報記憶ステップ、
前記デジタル映像情報記憶ステップで映像情報記憶部に記憶しているデジタル映像情報を記憶デジタル映像情報として入力して、入力した記憶デジタル映像情報と前記デジタル放送信号受信部から今回入力したデジタル映像情報とをフレーム単位に比較し、その比較結果に基づき同一映像位置情報を生成する同一映像位置情報生成ステップ、
前記同一映像位置情報生成ステップで生成した同一映像位置情報を映像差分情報記憶部に記憶する同一映像位置情報記憶ステップ、
複数の前記同一映像位置情報に基づいて、重複映像区間を示す重複映像区間情報を出力する重複映像区間情報出力ステップ、
前記重複映像区間情報に基づいて、CM区間を検出してそのCM区間を示すCM区間情報を出力するCM区間情報出力ステップ、
前記デジタル放送信号受信部からのデジタル放送信号を一時的に蓄積して、前記CM区間情報に基づいて、蓄積しているデジタル放送信号のうちCM部分とそのCM部分の前後で重複している映像区間の一方のデジタル放送信号を除いた記憶デジタル放送信号を出力する記憶デジタル放送信号出力ステップ、及び
前記記憶デジタル放送信号を記録媒体に記録する記録ステップ
を備えた記録再生プログラムを記録した記録媒体。 - デジタル放送信号を受信して、前記デジタル放送信号及びそのデジタル放送信号に含まれたデジタル映像情報をデジタル放送信号受信部から出力するデジタル放送信号受信ステップ、
前記デジタル放送信号受信部からデジタル映像情報をフレーム単位に入力して、そのデジタル映像情報に含まれた動きベクトル情報を動きベクトル検出部から出力する動きベクトル出力ステップ、
複数のフレーム分の前記動きベクトル情報を動きベクトル情報記憶部に記憶する動きベクトル情報記憶ステップ、
前記動きベクトル情報記憶ステップで動きベクトル情報部に記憶している動きベクトル情報を記憶動きベクトル情報として入力して、入力した動きベクトル情報と前記動きベクトル検出部から今回入力した動きベクトル情報とをフレーム単位に比較し、その比較結果に基づき同一映像位置情報を生成する同一映像位置情報生成ステップ、
前記同一映像位置情報生成ステップで生成した同一映像位置情報を映像差分情報記憶部に記憶する同一映像位置情報記憶ステップ、及び
前記デジタル放送信号受信部からのデジタル放送信号とともに前記映像差分情報記憶部からの同一映像位置情報を記録媒体に記録する記録ステップ
を備えた記録再生プログラムを記録した記録媒体。 - 前記映像情報記憶部が、前記映像差分情報記憶部から同一映像位置情報を入力して、記憶している複数のフレーム分のデジタル映像情報のうち、入力した同一映像位置情報に基づき1つのフレームを選択して記憶デジタル映像情報として出力することを特徴とする請求項25から30のいずれかに記載の記録媒体。
- 前記動きベクトル情報記憶部が、前記映像差分情報記憶部から同一映像位置情報を入力して、記憶している複数のフレーム分の動きベクトル情報のうち、入力した同一映像位置情報に基づき1つのフレームの動きベクトル情報を選択して記憶動きベクトル情報として出力することを特徴とする請求項31に記載の記録媒体。
- 前記デジタル放送信号受信ステップの前に、アナログ方式のテレビジョン放送信号を前記デジタル放送信号に変換するA/D変換ステップを設けたことを特徴とする請求項25から33のいずれかに記載の記録媒体。
- 前記デジタル放送信号がデジタル圧縮技術により符号化されていることを特徴とする請求項25から34のいずれかに記載の記録再生方法。
- 前記デジタル放送信号がMPEG方式により符号化されていることを特徴とする請求項25から34のいずれかに記載の記録媒体。
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